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ロイヤルバレエ大阪公演「ロイヤル・ガラ」のチケットを購入しました。S席2万2千円という破格のお値段ですが、やっぱり買ってしまいました・・流石に2日分は買えなくて、初日の分だけ購入し、2日目の分は後で考えることにしました。本当は、初日の公演を観て、それから二日目をどうするか、考えたいところなんですけど、それまでチケット残っているんだろうか?バレエ公演でソールドアウトなんて滅多に無いし、お値段もお値段なので多分大丈夫だろう、とは思うのですけどね(しかしあの「美女と野獣」大津公演は全席完売、当日券はありません、と当日会場に注意書きがしてあった、一体何だってそんなに人気があったのかわかりませんが・・と言いつつ私も観に行ってた観客の一人ですが)。今回の「ロイヤル・ガラ」、読売テレビさんのytvバレエシリーズのサイトで結構詳しく紹介されています。スタッフさんのコラムによると、当初大阪での公演は予定されていなかったとか。今年のロイヤル日本公演は、アジアツアーの中の一環だそうで、日本だけじゃなく近隣諸国でも公演があるそうで(これは前回もそうでしたよね)、日程的にも余裕がなく、大阪でも公演をするのは大変困難な状況だったようです。しかしながら様々な方面からのご協力があり、大阪での公演が実現する運びとなったそうです。いやはや、本当に有難い話です。こんな経緯で実現する運びとなった公演なら、是が非でも観に行かねばなりません!たとえチケット代がお高くとも(大阪で東京と同じお値段というのはかなり珍しいことなのです、大抵少しはお安くなるんですよね)それだけの価値はある!(はず・・)と信じたいところです。プログラムもなかなか魅力的ですし、特に「オマージュ・トゥ・ザ・クィーン」はそれこそロイヤルでしか観られない、しかもイギリス本国でも滅多に上演されない作品のようですので?これは楽しみですね。現女王の即位を記念して1953年アシュトンによって創られた作品とのことで、その後若干振付などに手が加えられているとのことですが、なにしろ「ロイヤル」バレエ団が女王陛下の為に踊る作品、といってもいいくらいの演目なのでしょうから、相当期待してしまいます。チラシにはコジョカル、バッセルらを先頭に(それぞれの隣の男性ダンサーが誰なのかわからない・・)ダンサーがずらりと勢ぞろいした写真が載っていますが、これが「オマージュ・トゥ・ザ・クィーン」なんでしょうかね?あと、パ・ド・ドゥ集では「春の声」が、凄く観てみたいです。前回バレエフェスでコジョカル&コボーが踊って好評でしたよね。ダンスマガジンで写真だけ見ましたが、コジョカルが本当に可愛かった!「ロミジュリ」も勿論!楽しみですが、「マノン」が予定されてないのだけが残念です・・まぁ、パ・ド・ドゥ集に関しては当日変更になる可能性も大きいので、あくまで目安の一つくらいに考えておいた方がいいとは思いますが。しかしど~でもいいことではありますが、パ・ド・ドゥ集を「ディヴェルティスマン」として紹介するのはど~なんだろう?何か違うような気がするんだけど・・勿論間違ってるわけでもないとは思いますが(っていうか、正しい言い方なのか?)。
2008年02月29日
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「エスメラルダ」「ドン・キ」を踊ったサレンコ、事前の期待が大き過ぎたせいもあるかとは思うのですが、私にはいまいちでした。なにしろ彼女の踊る演目は、全てテクニックの炸裂が要求される作品ばかり(「ゼンツァーノ~」は別として)、こんな演目ばかり選ぶくらいだから、相当自信があるんだろうな~、じゃなきゃ絶対こんな演目ばかり選ばないだろ、しかもアレクサンドローワやドヴォロヴェンコやセミオノワを向こうに回して、なんて思っていたので、いやが上にも期待は高まっていました(自分自身の意思で選んでるのかどうか知りませんが・・)。ので、観る前からダンサーへの要求水準が高くなっていた、というこちら側の勝手な事情もあったのですが・・う~ん、なんというか、こういう場で、古典のパ・ド・ドゥ(それも思いっきりテクニック満載の)を踊るというのがいかに難しいことか、改めて思い知らされた感じです。先ずとにかく古典は「ごまかし」が効かないんですよね。残酷なまでにダンサーが今現在持っているものを見られてしまう。それは単にテクニックに関してのみの事ではなく、ダンサーとしての輝きとか美しさとか、このパ・ド・ドゥを踊るに相応しい「器量」を持っているかとか、とにかく「全て」が露わになってしまうんですよね。サレンコ自身、相当緊張もしていたでしょうし、プレッシャーとかもあったことでしょう。彼女が頑張っていたことははっきりわかりました。精一杯自分をアピールしようと、今現在持てる力の殆ど全てを出し切って、観客、そして彼女をこの公演のメンバーに抜擢したマラーホフ芸術監督の期待に応えようと、必死に頑張っていたことはよく分かります。そして実際彼女は、本当にかなりのテクニシャンであることもよく分かりました。けど、あまりに彼女の「頑張ってます」感が強すぎて、彼女の必死さが伝わり過ぎてきてしまって、上手だけれどちっとも「余裕」を感じられないのです。この手のパ・ド・ドゥというのはダンサーが難しいテクニックをいとも簡単に決めてこそ、勿論どんな名ダンサーにとっても「簡単」などということはあり得ないのでしょうが、観客には「そのように見える」、それが大事なのであり、常に「余裕を持って」踊れてこそ、はじめて観客はバレエの世界に浸ることが出来る、それが先ず大前提にあってこそ、だと思うのですよね。勿論それは至難の事なのでしょうが、それであってこそはじめて「プロ」だ、と言えるのではないでしょうか?こちらの要求水準が高過ぎる、それも事実だと思います。現に私自身、観ている最中には「あ~、私ってもうこの程度のレベルのダンサーでは満足出来なくなってしまったんだな・・」としみじみ思ってしまったものです。バレエ観始めたばかりの頃は、どんなパフォーマンスを観ても感動出来たのに、満足出来たのに、いつの間にかそれが「当たり前」になってしまっていたんだな、って。「良くて当たり前」、そんなとてつもなく傲慢で贅沢極まりない心境になってしまっていたんだな、って。日本のバレエファンというのは本当に恵まれていて、世界最高レベルのダンサーを観ることが「日常」であり、極々普通のことになってしまっている。そういう状態にいつの間にか慣れてしまっているから、普通に考えれば観られるだけでも有難いことの筈なのに、何とも思わない、良くて当たり前だから、みたいな心境になってしまってるんだと思う。「贅沢にはすぐに慣れる」まさにその典型的パターンに陥ってしまっているんだと思います、少なくとも私はそうです。そうであったということを、サレンコを観たことによって痛切に感じさせられました。そんな、観ている私の方にも大きな問題があった、それは事実です。だから、サレンコが良くないわけでは決してない。けどそういう諸々の事情によって、私には彼女が良いとは思えなかった。このパ・ド・ドゥをこのような場で踊るのって、上手なだけじゃあダメなんだよね、それを超える「何か」を持っていてくれなければ、それを観客に「感じさせて」くれなければ。アレクサンドローワやドヴォロヴェンコと比較すること自体、ナンセンスだと思うのですが、彼女たちの踊りにはまさしくそういう「何か」があった、と思うのです。「上手なだけ」を超える「何か」が。まぁそういう「何か」は、経験を積むことによって身に付けていく部分も大きいのでしょうから、これからに期待、と思えばよいことなのですよね。っていうか、そんなこと思ってるのは私だけで、他の人はサレンコ凄く良かった!と思ってらっしゃるかも知れないのですが。サレンコはかなり小柄でなかなか可愛らしく、足の甲のラインは美しかったです。一生懸命頑張っているのだけど、もう少し「余裕」を持って、自分に自信を持って踊ってもよいのではないかな?「余裕」が出てくるようになれば、もっと「バレエらしく」、美しく優雅に、踊れるようになるのではないか?と思います。まぁど素人の戯言ではありますけど。長いバランスは、かなりぐらついていた部分もあったけれど、見事ではあったし、「ドン・キ」のグラン・フェッテは、かなり緩めのテンポで一度に4回転くらい(断定は出来ませんが、最低でも3回転はしていたように見えた)を何度か見せるなど、テクニシャンらしきところを見せてくれましたが、やっぱりそれだけでは私は魅了されませんでした。テクニックが優れていることなんて、プロのダンサーである以上当たり前、それを超える「何か」が必要なんだよね。今回は残念ながら、振付(テクニック)をこなすだけで精一杯、という風にしか私には感じられず、非常に煮え切らないというか、なんとももどかしい思いに駆られてしまいました。ドムラチョワちゃんの、輝かしい生命の迸りに魅了されたばかり(といってももう2ヶ月経っていますが)の私には、今回のサレンコの踊りは全く魅力的には映らず、観ている私の方にも原因があることはわかっているのですが、非常に残念でした(期待が大きかっただけに)。
2008年02月22日
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水曜日、「マラーホフの贈り物」大阪公演を観て来ました。この公演で印象に残った演目&ダンサーは、先ず何と言っても「くるみ」を踊ったドヴォロヴェンコ、そして「シンデレラ」「黒鳥のパ・ド・ドゥ」を踊ったアレクサンドローワ、「白鳥」を踊ったセミオノワでした。ドヴォロヴェンコがとにかく素晴らしかった!クラシックバレエの粋とも言える「くるみ」グラン・パ・ド・ドゥをあんなにも「美しく」そして「輝かしく」踊れるなんて!何と言うか、観ていてもの凄く心地よかったです。正確無比なテクニック、そして何よりポジションがきちっと入っている、と言うんでしょうね。その2組前に「エスメラルダ」を踊ったヤーナ・サレンコとはちょっと格が違い過ぎる、という感じでした。美しく典雅、それでいてちょっとダイナミックかつシャープな踊りに見惚れることが出来ました。正直この「くるみ」を観られただけでも、この公演を観に来た甲斐はあったと思いました。本当に素晴らしかった~。そしてアレクサンドローワ。前回ボリショイ来日公演で彼女のガムザッティを観た時には、テクニックの素晴らしさには驚嘆したものの、正直それだけ、という感じだったのですが(プロポーション的にも私にはちょっと辛いものがあった)、今回は魅了されました。「シンデレラ」、正直彼女にシンデレラってど~なんだろう、全然イメージじゃないな、なんて思っていたのですが、素晴らしいパフォーマンスの前にはイメージだのなんだの、そんなことはど~だってよくなるものなんですよね。とにもかくにも彼女の身体の雄弁さに圧倒されました。身体が語る、という感じ。前回マリインスキー来日時にヴィシニョーワのシンデレラを観た時にも思ったことですが、「力」のあるダンサーが踊ると同じ振付を踊っていても、全然違う印象を与えられるものなんですよね。振付に生命が吹き込まれる、と言うか。今回アレクサンドローワのシンデレラを観て、あの時ヴィシニョーワに対して感じたことと同じようなことを感じさせられました。本当に素敵でした。もう一演目の「黒鳥のパ・ド・ドゥ」は、これは彼女に合うだろうな~、と思ってはいましたが、予想どおりでしたね。しかし予想「以上」だったのは私が彼女の踊りに対し「うっとり」出来たということです。これは自分でも驚きでした。けど、彼女の長~い腕、強靭なテクニック、そして何より「オディール」としての存在感の強さ。私は以前、クラシックバレエのヒロイン(=姫)というものは舞台にあっては「王」でなければならない、と書いたことがありますが、まさに彼女は「王」であったと思います。強烈な光を放つ「王」そのものでした。彼女の存在感、限られた人しか持つことの出来ない「華」というもの、アレクサンドローワには見事に備わっていますよね。感服しました。流石ボリショイのプリマです。思うに前回私が彼女を受け付けなかった理由って、ザハロワと一緒の舞台で観たからだろう、と思います。ザハロワのあの美しさ、問答無用の「絶対美」を前にしてはアレクサンドローワの分が悪くなるのは当然と言えば当然で、しかしあの後、ルンキナ@アスピシアを観たお陰で私はアレクサンドローワの良さに気が付くというちょっと皮肉な結果になった訳ですけれど、あの時より更に良くなっていたんじゃないかな~?アレクサンドローワは。押しも押されもせぬボリショイのプリマ、という感じでした。本当に良かったです。そしてセミオノワのオデットを初めて観ることが出来ました。湖畔の場面をほぼフルバージョンで上演という、何とも贅沢な内容でしたが。う~ん、セミオノワが大変に優れたダンサーであるということは改めてよ~く分かりました。まだ23歳?の若さですが既に完成されちゃってる、という感じ。どちらかというとドラマティック路線(って何だ、って感じですが)のオデットでしょうか。席が遠かったので顔の表情などは分かりませんでしたが、彼女が創り上げるオデットというのはこんな感じなのか、彼女が見せたいオデットというのはこんな感じなのね~、ってことはよく伝わってきたと思います。強靭なテクニックの元、オデットとしての繊細な表現や、丁寧な感情描写など、表現面でも見事だったかと。客観的に観れば、実に見事だったと思うのですが・・え~、正直私はあまり引き込まれませんでした。別な言い方をすれば「心」に響いては来なかった。実に見事なオデットだったと思うのですが、なんだかもの凄く突き放して観てしまっている自分がいて・・これは多分、ドムラチョワのせいだと思います(笑)。つい2ヶ月ほど前にドムラチョワちゃんのオデット/オディールに感動しまくった後だったので、初めからセミオノワには分が悪かったんだと思う。事実当初は「パキータ」の予定だったのが「白鳥」に変更になって、正直イヤな予感がしていたんだよね。まだドムラチョワちゃんの印象が鮮烈に頭に残っている状態で、彼女と全く違うタイプのオデットならともかく、どちらかというと似たような感じで、どうしてもドムラチョワちゃんが頭の中を過ぎっていってしまって。セミオノワに申し訳ないし、本当に失礼な話なんだけど、観るタイミングというのも重要なんだなぁ、ということを改めて感じさせられました。今回はやっぱ「パキータ」で観たかったです。とは言え、東京バレエ団の「白鳥」が観られたのは良かった!コール・ドの振付やフォーメーションが、見慣れている版とは大分違って、新鮮でした。東京バレエ団のこの場面における振付って、なんか批判の声を耳にすることが多いような気がするんだけど、私的には結構気に入りました。単純に踊りが多いし、振付も結構難しくなっていて?「踊り」的には見ごたえあって良いな~、と。私は踊りまくりの極致とも言うべきヌレエフ版の「白鳥」のコール・ドの振付も結構好きなので、十分楽しめました。東京バレエ団の皆さんも、本当にお上手ですね~。このコール・ドを観られたのは大きな収穫でした。実は初めてではないんだけどね、東京バレエ団の「白鳥」観るのは。けど、本当に初心者の頃に一度観ただけだったから、全然覚えていなかったの。この点に限っては「パキータ」よりも「白鳥」観られて良かったかな。セミオノワが最後、王子に心を残しながら、朝が来た途端完全に白鳥に戻って袖に引っ込んで行ったのが(滑るようなパ・ド・ヴーレで)印象に残りました。え~、残りの感想はまた次回に。
2008年02月15日
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今年の夏は「ロイヤル・ガラ」だけにしようと思っていたのですが、ABT大阪公演「海賊」、なんとニーナが出演予定だそうで、これはやっぱり観に行きたいなぁと思うのですが、予定が狂ってしまって嬉しいやら悲しい(ってことはないけど)やら。大阪での「海賊」キャストは東京での「海賊」初日と同一キャストです、今現在の予定では。これは魅力的ですよね~。ニーナ@メドーラは勿論、コレーラ@アリ、も凄く楽しみだし。ABTの「海賊」は02年の来日時に観た、私にとって2度目の全幕バレエでした。とっても楽しかったし、あの時のコレーラ@アリは凄かった~。否凄まじかった、としか言い様がない。ケント@メドーラは美しかったし、スティーフェル@コンラッドはかっこ良かったけどやっぱりあのバレエの主役ってアリとメドーラだしね。あれから早や6年が経とうとしているなんて・・あ~、もう信じられない!ニーナのメドーラはそのびわ湖での「海賊」の数日前に浜松での「オールスター・ガラ」で観ているのですが、とにかく幕が開いた時点でもうそこはニーナの世界。太陽のように輝いて、彼女の放つ陽性のオーラにとにかく圧倒された。最近私はザハロワ、ザハロワとうるさいけれど(笑)ニーナってザハロワとは全然違う(って言うか真逆?)キャラだけど、ザハロワとは放つオーラの質が違うだけで、実は結構似てるかも、って思うことある。彼女もまた、バレエを踊るために生まれてきた人だよね。ザハロワは「白いバレエ」を、ニーナは「色のあるバレエ」(ってこんな言い方あるのか?って感じですが・笑)を踊るために。なので全幕で彼女のメドーラが観られるなんて、嬉しくてなりません。しかしABTの関西公演、「海賊」と「オールスター・ガラ」ですが会場を交換した方がよいのではないかな?舞台が広くて全幕向きのびわ湖で「海賊」、舞台の狭いフェスティバルで「ガラ」をした方がよいように思うのだけど?それにしても「ロイヤル・ガラ」と「海賊」は同日発売なんですよね~。「ロイヤル・ガラ」絶対観に行く予定でいますけど、チケット代お高いです・・・
2008年02月11日
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先日ジャパン・アーツさんからABTとボリショイ来日公演についてのチラシが、メール便で送られてきました。ボリショイのチラシは、白鳥姿のザハロワの美しいこと!めまいがしそうなくらい美しいです。彼女の美しさについては今更もう言う必要もないことではありますが、まさに「神によって選ばれた人」としか思えませんね。はぁ~、もうため息しか出ては来ません・・今回のボリショイ来日、東京までは行かなくてもいいかなぁ、なんて書いていたばかりですが、こんなチラシを見せられると、思わず心が揺らいでしまいます。やっぱりボリショイでのザハロワを観たいなぁ、って。私、グリゴローヴィチ版「白鳥」って映像も含め観たことないのですが、写真見てるだけでも素敵そうで、いやが上にも期待が高まる感じです。「眠り」「スパルタクス」「バヤデルカ」と、この振付家の作品を観て、ハズレだと感じたことは一度もない、どころか踊りに次ぐ踊りの連続で、しかもその踊りは非常に美しい!振付自体が元々優れているところへ世界一と言っても過言でないダンサー達が踊ってくれるのですから、素晴らしいに決まっていますよね。前回来日公演での「バヤデルカ」(特に影の王国)、前々回の「スパルタクス」の素晴らしさは、いまだに忘れることが出来ません。私の中では今のところ、ボリショイバレエが世界一のバレエ団という認識です。バレエ観るようになってから、いろいろなバレエ団の来日公演に足を運んで来ましたが、やはり私はロシア系のバレエが一番好みです。特に純クラシックでその思いは一層強くなります。「バレエを踊るために神によって造形された」としか言い様がない素晴らしいプロポーション。こればかりは努力によってどうすることも出来ない領域で、この世の中ってほんっと不公平だな~、などという思いを強くさせられるのですが、とにかくあの恐ろしく長い腕は、ロシア系の人しか持ち合わせない、最大の武器(という言い方もなんですが)だと思います。テクニック的なことで言えば、日本の新国のダンサーだってお世辞でも身びいきでも何でもなく、世界トップレベルにある、と思うのですが、如何せんプロポーションがね・・バレエというのは(中でも特にクラシック・バレエというのは)やっぱり先ず、最初にプロポーションありき、の芸術なのだと私は思うんです。私は特にバレエには「異次元の美」を求めてしまう観客なので、余計にそんな風に思うのかも知れません。バレエに「物語」、「ドラマ」を求める観客では基本的にないのですよね。勿論「愛」なんかも求めてはいません。そんな要素はバレエでなくても得られるものじゃないですか。別にバレエに拘らずとも。バレエじゃなきゃ得られないもの、バレエにしか提供不可能なもの、それが「異次元の美」であり、私はそれを得たいが為に劇場に行っている、バレエを観に行ってるんですよね。いろんな方のサイトを拝見して、いつも引っかかっていたのが実は上に書いたようなこと。多くの方があまりにも「踊り以外」の要素(主役二人の愛だとかドラマ性だとかその他云々)を重要視なさっておいでなのが私には驚きでした。正直その殆どが、私にとっては「ど~でもいい」ことに他ならなかったからです。そんなものを求めるなら、バレエじゃなくてもいいじゃないですか、他のものを観に行けば、みたいなことを言いたくなってしまう。まぁ勿論皆さん「踊り」あってこそ、その他の要素も重視されているのだとは思いますし、それでこそ「総合芸術」と言い得るものなのでしょうが、そして勿論私だって全く完全に100%「踊り」、「見た目の美しさ」だけを求めている訳ではないのですが、それでも他の多くの方程には「踊り以外の要素」をバレエに求めてはいないんですよね。で、それだからこそ、ザハロワが好きだったりするのでしょう。ただひたすら、「異次元の美」で魅了してくれるザハロワが。あ~、なんかこんなことを書いてしまうと多くの方から反発を買いそうですね。でも、あくまでこれは「私個人のバレエの観方」に過ぎないのであり、他の方のバレエの観方にケチを付けるつもりなど毛頭ありません。様々な観方があり、それでこそバレエは芸術だと言えるのでしょう。あくまでも「私がバレエに求めるもの」を勝手気ままに書かせて頂いたまでのことですので。私自身、相当変わってる人間だと思うし(ずっとこのブログをお読み頂いてる方には既に充分バレてるとはおもいますが・笑)ほんとに何でこんな変な人間なんだろう、って思うこともよくあります。あと、私は女らしくない、ですね(笑)。私のことをよく知ってる一握りの人にはそう言われることよくあります。物すごく冷めてるところがあるんですね。世の中を冷笑的に見てるところが。その一方で人一倍「熱い」ところもあったりするんですが。もの凄く残酷な部分があるかと思えば些細なことに感動して涙を流したり。本当に変な人間。こんな変な人間の言うことなので、あまりお気になさらないで下さいませ(って、誰も気にしたりなんかしないよ・笑)。
2008年02月05日
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昨日はロイヤルバレエ東京公演のチケット一般発売日だったんですね。今回は演目が発表になった時点で興味を失っていたので忘れてました。前回は「マノン」が観られる!ということで気合入りまくりだったんですが(笑)。あれからもう3年が経ってしまったんですね。本当に早いものです。ロイヤル東京公演には興味があまりないのですが、大阪での「ロイヤル・ガラ」は観に行くつもりで楽しみにしています。まさか大阪でこんな素敵な企画があろうとは思ってもみませんでした。予想していなかっただけに嬉しさもひとしおです。読売テレビさんには足を向けては寝られません。「ロイヤル・ガラ」だけじゃなくって、ABTの「海賊」も、シュツットガルトの「オネーギン」「眠り」、ボリショイの「白鳥」「ドン・キ」も、皆大阪でも観られるなんて!びわ湖ホールでのABT「オールスター・ガラ」、ボリショイ「明るい小川」と併せれば、東京まで行かなくても関西だけで主要な公演はほぼ全部観られることになるんですよね。う、嬉しいよ~(嬉し涙)。毎回毎回交通費(場合によっては宿泊費も)の痛手に苦しめられてきた身にとって、こんな嬉しいことはありません。チケット代だけでもお高いのに、更にその上万単位でお金が飛んで行ってしまうのですから。あ~、読売テレビ様、本当にありがとうございます~!しかし、関西でもボリショイの全演目が観られるとなれば、わざわざ東京まで行かなくてもいいかなぁ、みたいな気になってきています。名古屋でも「白鳥」観られますしね。勿論キャストはわからないし、ザハロワは多分地方には来てくれないだろうから(来てくれたら一番嬉しいんですけどね)ザハロワ観たいんだったら東京公演のチケット購入した方がよいのでしょうが、う~ん、今回はまぁ見送ってもいいかなぁ・・というか、ボリショイ東京公演の2ヶ月後には新国で「ライモンダ」観られるんだよね。こっちの方が私的には観たいんですよね。牧版「ライモンダ」はライモンダ殆ど出ずっぱりの踊りまくりだったように記憶しているし、初演から5年、今や世界の頂点に君臨するといっても過言ではないザハロワのライモンダ、すごく観てみたいです。初演時には素晴らしいことは素晴らしいけれど、何と言うか、「そこまで」感銘を受ける程心に響いた訳ではなかったんですよね。ファンの眼から観ても。前にも書いたことだけど、ザハロワって言葉では言い尽くせない程美しいのだけど、その美しさって、なんか俗界を超越してしまってるような類の美しさで、従って私は、所謂世俗の世界のお姫様(オーロラとかライモンダとか)よりも、ニキヤやオデットなどの、神々しさとか神聖さとか、そういうものが要求される役を踊るザハロワの方が遥かに好きなのね。ザハロワについて、「美しいけれど氷のように冷たい」とか評価する向きもあるようだけど、私に言わせればそれって最大級の褒め言葉、賛辞だと思うよ。だからこそいいんじゃない!って私は思うんだけど。これってもしかしたらロパートキナなんかに対しても言えることかも知れないけど、観客に感情移入することを決して許さない、はねつけるような厳かさ、まさに「神聖にして犯すべからず」みたいなところこそ、彼女たちの最大の長所であり、だからこそ、私は好きなのに。ザハロワの持つ「氷のように冷たい美しさ」「氷のように透明な美しさ」が、私は大好きでなりません。なので、陽光の中で輝くようなお姫様よりも、神々しさとか神聖さ、彼女にしか出せない「オーラ」を放つニキヤやオデットの方が私は好きなんですよね。なので5月の新国でのニキヤは本当に楽しみです。ザハロワの最大の当たり役って、やっぱりニキヤなんじゃないのかなぁ、って私は思うんですけど。ただしニキヤに感情移入したい、ニキヤの恋を自分の恋のように感じたい!って思うタイプの方には受けないでしょうね(少なくとも今のところは)。けど、昨年の「椿姫」ではそんなザハロワ@マルグリットの「恋」に私までがちょっと切なくさせられてしまったのですから驚きでした。田舎でのアルマンとのつかの間の幸福、あの場面が私としては一番良かったです。1幕1場のパーティーでの輝かしいばかりに輝くザハロワも良かったですけど(特筆すべきは、あれだけ輝きまくっているのに彼女の持つ透明感は少しも失われてはいなかったこと!)、恋する女性の顔をしたザハロワというのは正直初めて観たような気がして。あの牧版「椿姫」の世界に見事に溶け込んでいましたよね。淡い水彩画のような「椿姫」の世界に。どちらかのサイトさんでお見かけしたのですが、ほんと、ザハロワの為に創られたような「椿姫」でした。まぁあの「椿姫」にはいろいろ改善してもらいたい点もあったのですが(特に2幕)、素晴らしい、というのとはちょっと違うと思いますが、とにかく美しい「マルグリット」が観られた、今まで知らなかったザハロワの顔が観られた、という点で観に行けて本当に良かったと思いました。で、「ライモンダ」もぜひ観たい!初演から5年経って、ザハロワのライモンダがどんな風に進化しているのか、興味深深です(進化していなければしていないで、別にかまわないのですが)。3回目の牧版「ライモンダ」ですしね。「椿姫」を観た限りではマトヴィエンコとの相性もよいように思われたので、マトヴィエンコのジャンというのも楽しみです。「椿姫」は、ザハロワとマトヴィエンコとの身長差がそれ程なかったのも、もしかしたら踊りをやや平板に見せてしまった原因なのかも知れません。リフトとか結構ある振付で、マルグリット役がもっと小柄なダンサーだったら、或いはアルマン役がもっと大柄で背の高いダンサーだったら、もしかしたらもっと見ごたえのあるパ・ド・ドゥになっていたのかも。普通のクラシック・バレエでは問題ないと思いますが、あの手のパ・ド・ドゥ踊るには二人の身長差が大きい方が、観ている側には見ごたえあって良さそうな感じです。例えばマルグリット役がコジョカルだったら、多分全然違って観えたんじゃないかな~?ちょっと極端な例えかも知れませんが。
2008年02月03日
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