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昨日66ドル弱だった原油価格は、その後低下を続け、一時はバレル当り63.20ドル程度まで下落したようだ。週明けの10月27日程度にまで下がったわけだ。嬉しい。ただ、その後、またまた上がり加減だが・・・ 目下、5ドル超えた値上がり分は霧散したことになる。OPECは気が気ではないだろうが、消費国の世論は、経済がこんな時に減産などとはもってのほかというものだ。政府はOPECに対し毅然たる態度を示すべきだろう。 原油価格は高い方が環境政策上も良いのではなどと嘯いていた政府は、今度は、石油製品の価格低下により、一世帯あたり、年間2万円に相当する家計負担が軽減になると試算されるなどと言い始めた。一体どっちなのだ。 原油価格が異常に高かった時に民主党主導の米議会では、投機の行き過ぎを抑制する法案が真剣に議論された。日本政府では一部の慧眼がそのように指摘しただけで、財務省を初めとしてだんまりを決め込んだのではなかったか? まさか、日本も投機の片棒を担いだということはないと思うが・・・ポジションを定めて真に国民のことを思い、明確な主張をして欲しいものだ。
2008年10月31日
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2008年10月31日
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30日のNYMEX/WTIは、再び石油需要低迷に焦点が戻り1.54ドル安のバレル当り65.96ドルとなった。一時は70ドルを超える一幕もあったようだ。一昨日、昨日と異常振りが戻った感があったが、結局、元の木阿弥となった。 この70ドルから66ドル弱への4ドルの大幅下落は、投機筋の利ざや稼ぎがあったとされている。一昨日の5ドルを超える急騰は、米連邦制度理事会(FRB)の利下げが主因ではあったが、ドルの大幅安に対する不安も効いた。 まあ、石油先物は金融商品の一環となったわけだから、その影響を受けるのは当然ではあるが、そろそろ需給のファンダメンタルズに基づく理解しやすい相場展開となる必要がある。 仮にそうなるとして、結局、2004年以降にファンダメンタルズを超えて値付けされた部分、即ち、プレミアム分をどうみなすかが大きな問題となる。それが解明されないうちに需給のファンダメンタルズに戻ったなどと簡単に言って欲しくないと思う。 需給のファンダメンタルズから言えば、今は需要期にあり強気要因の最中にある。だからと言って、現状の異常な高さを是認してそれを反映させては、何時まで経ってもプレミアム解消とはならない。 需給のファンダメンタルズを操作して価格を引き上げようとする行為などはもってのほかだ。OPECはそれに留意すべきだろう。適正かつ公正、世界経済、世界福祉を考えた価格水準をまず考えるべきだ。 いつまでも花見に浮かれていてはいけないのだと思う。
2008年10月31日
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池波慎太郎がアル・ファイサリア・ホテルの自分の部屋から望んだ風景だ。真正面にキングダムタワーが屹立しているのが見える。窓外にはこのような光景も見える。こちらは慎太郎お気に入りのファイサルファンデーション・コンプレックスの一部だ。近代的なモスクの屋根と月を擁する尖塔が見える。今にも礼拝の呼び掛けが聞こえてくるようだ。これがファンデーション本部ビルの全景だ。丁度、本を広げたような形となっていることが判る。後方には窓外から見たモスクが顔を覗かせている。
2008年10月30日
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本日もようやく6枚を上梓出来た。やはり、ワード→PDF→JPEG、それに縮小の工程は大変だ。ソフトは4種類使用する。まあ、それでもメリットは途中見直す時間が出来るということだ。推敲で良くなることもチョッピリある。時間はかかるが・・・この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008 Kazuo KAWAHARA All rights reserved
2008年10月30日
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29日のNYMEX/WTIは、主に米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ、証券市場の騰勢を主因として4.77ドル上昇し、バレル当り67.50ドルとなった。そろそろ投機家筋の暗躍が始まったか? 市場が閉じた後も上昇し、68ドル台、今は、終に69ドル台へと突入した。 昨日発表された米エネルギー省エネルギー情報局の石油週報では、米石油需要の減退は加速され、原油在庫、軽油在庫も増加していることからすれば、ファンダメンタルズには係わり無い動きが続いていると言ってよい。 米議会の投機の行き過ぎに関する議論、立法の加速化が望まれるところだ。原油価格が最高値の約半分になったからと言って、その手を緩めるようなことがあれば、また、夏場の異常事態が再来しないとも限らない。 サミットで決定されたエネルギー関係国際会議は中止となったが、喉元過ぎればと言ったことになってはいけない。その点、米国はどこかの国の政府とは異なると考えたいし、やはり肝心要めは米国だ。しっかりして欲しいと思う。
2008年10月30日
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ちょっと価格情報を覗いてみた。「ふ~ん」という感じだ。何と、ニューヨークの原油価格は、今度は66ドルを超えていた。上昇の背景はFRBの利下げ期待だそうだ。 まあ、本当に経済が回復し、石油需要が回復するということであれば、ファンダメンタルズにも係わってくるのだが・・・ そうではないから困ったものだ。石油需要については、もうじき米エネルギー省エネルギー情報局(DOE/EIA)が週報を出すから、それを待てばよい。ガソリン需要については、既にマスターカードがいち早くその動向を報じた。 24日に終了する週までの過去4週間平均のガソリン販売量は前年同期比8%減で同社調査が2005年8月に始まって以来最大の減少幅だったという。過去の実績からすれば、これがそのままEIAの週報に反映されることになる。 ところで、米ガソリン価格は既に史上最高値からガロン当り1.5ドル程度下落した。2007年の米ガソリン需要量は一日当り3.9億ガロンだったから一日当り約5.9億ドル(約590億円)の経済効果があったことになる。 米の人口は約3億人だから毎日一人当り2ドルの払い戻しだ。4人家族なら約8ドルとなる。1ヶ月続けば234ドル、2万3400円か・・・結構なものだ。車社会の米国には願ってもないプレゼントになる。これで経済が上向くか? その方が世界経済にも良いのではないか。
2008年10月29日
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本日も欲が出てしまった。昨日を上回る7枚のアップとなった。リヤドの説明などを詳しくと思っている内に多くなってしまった。またまた明日が心配になった(笑い)。この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008 Kazuo KAWAHARA All rights reserved
2008年10月29日
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28日のNYMEX/WTIは、米の石油在庫積み増し予想などにより49セント続落し、バレル当り62.73ドルとなった。嬉しいことだが、「あれっ」というところもあった。 昨日の予想と異なり米株式市場が急騰していたからだ。ここのところは、おかしなことだが、特に原油価格は株式市場と連動していたので上昇してもおかしくなかった。一層軟化要因となった需給のファンダメンタルズとは何のかかわりもない筈だ。 それで、つい今しがた、最新の価格情報を覗いてみたら、既にアジアが主導しているのだと思うが、何と65ドルを超えていた。「ふ~ん、そうかもね」と納得した。 それは、再三ここで述べてきたことでもあるが、大なり小なり、2004年以降の特徴でもあった。困ったことだ。 しかし、不条理、不当、不公正も極まったと言った感もある。一体、どうなっているんだ。懲りない方々だと思う。 経済回復と原油安とは両立できる筈のものではないか?誠におかしい。やはり、まず、米議会における徹底した投機抑制策を期待せざるを得ない。 その議会は、大統領選もあり、来年までは動きそうもない。これも困ったことだ。
2008年10月29日
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一日原稿用紙3枚程度のアップと思って始めたが、つい欲が出てしまった。気が付けば6枚と倍になった。明日が心配だ。この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008 Kazuo KAWAHARA All rights reserved
2008年10月28日
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27日のNYMEX/WTIは、先行き需要の減退観測を主因として93セント安のバレル当り63.22ドルになった。大変結構・・・と書いたところで、今日はようやくPCを立ち上げ、既にアジア、欧米と相場が動いていたので、結構でもないことを知ってしまった。あ~嫌だ。 なんと、28日は64ドルを超えさらに上昇と相当の上げムードになってきていたのだ。その背景はアジア、欧州の株式市場の上げムードだった。確かに日経平均株価も相当に戻した。しかし、欧州は駄目かと思ったら意外に良かったのだ。それで原油もつられたというわけだ。 その上げムードにはOPECの再度の臨時総会開催、更なる減産も効いているということだが、この減産の噂さは既に昨日出ていたが、それにも係わらず下げていたので、どの程度効いているかは本当は不明だ。 しかし、今回暫しPCをいじれなかったので、ようやくいじれた時には、嬉しかった。特にこうしてようやくブログに記事を掛けたことが凄く嬉しかった。これから、昨日書いたように小説「月の欠片」にとりかかることにする。疲れているがスゴク楽しい。
2008年10月28日
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今朝はアジアが元気だからと書いたが、東京株式市場は大変なことになってしまった。ついさきほどは、Nikkei平均は、バブル経済崩壊後の最安値を更新し、1982年10月7日以来26年ぶりの安値7200割れとなった。 朝は急上昇し7900円近くまで行ったが、その日のうちにこうか、分からないものだ。関係がないようでWTIも嫌気をさした。一時強含みとなったが、今は朝より安い。 そんな展開で欧州、米国と気になるところだが、本日から明日にかけてはPCとはご無沙汰となる。明日の夜まで小休止だ。ご免なさい。 明日戻ったら、小説の更新を手がけたい。週1回で一挙に掲載しようと思ったが、修正のことなどを考え、少しずつ掲載して行くように方針転換した。1回原稿用紙3枚程度かなと今のところ思っている。 それでは、それまでお元気で。チャオ!
2008年10月27日
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ニューヨークは、まだ昨日の午後8時半だ。それでも、既にNYMEXの電子取引は始まっている。キリスト教信者が多いのだろうから普通は安息日でトレードなどはしない筈だ。恐らく、アジアが中心なのだろう。これからの時間は特にそうだ。まあ、グローバルな時代だ。 それはさておき、NYMEX/WTIは先週末の終値64.15ドルよりは若干高値で始まったものの、10分程前には早速息切れをしてバレル当り63.78ドルとなった。欧米よりは元気な筈のアジアだから活動が活発化するこれから少しは戻すかもしれない。 しかし、欧米に活動が移行した場合にはその勢いが衰えるだろう。ユーロ高で相当に強いと思われた欧州経済もここのところ痛手はかなり深い。むしろ米よりひどくなるのだろうか?といったところだ。 減産で相場を上げようとしているOPECも辛いところだ。美味しい需要期に減産即減収になるからだ。しかも、相当の減産幅を要することになるだろう。 一般的に貧乏人が分けもなく儲けて楽をみさせてもらって、また元の木阿弥というのは辛いものだ。貧乏な中にあってまともに着実に向上を図った方がどんなに良かったことかと思うことだろう。全く罪作りなことだ。
2008年10月27日
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先ほど、小説「月の欠片第一章アブダラーの思い出」を読み直していて、ふとタイプミスを発見した。その2に掲載した中で、「慎太郎」を「新太郎」と書いてしまっていたのだ。これはいけないと他を見直したのがいけなかった。 慎太郎とアブダラーの神問答の下りを、もう少し読みやすくしたいとの衝動に駆られ、思い切って書き直してみた。そして、この方が良いと安堵したのは良いが、その後に、ワードからPDF、更にJPEGしかもそれを縮小、差し替えするという、一大工程を考えうんざりとしてしまった。 しかし、もう書き直したのだから、やろうと決心した。 それで思った。こんなことは切がないことだと・・・次からは、諦めようと・・・ 人間諦めが肝心だ。 そんなことで、今回だけはもう少ししたら差し替えをするつもりだ。深謝m(_ _)m (中略:懸命の作業) 良かった、良かった。つい、今しがた、ようやく無事修正分をアップ出来た。 慣れていないせいもあるのか、はたまた、寄る年波か?いずれにしても大分手間暇がかかった。 あ~あ、嫌だ、嫌だ。本当に疲れた。金輪際こんなことは避けたいと肝に銘じたが、充実感はある。 やはり、誤りを正すには如かずか。 懲りが無さそう。困ったもんだ。
2008年10月26日
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昨晩は、小説の掲載で苦吟していた。価格情報を覗く余裕も無かった。結構大変だ。それでも有り難いことに多くの方に見て頂いたので、元気が出た。原油価格暴騰の軌跡の記録、イスラム理解に向けて今後も頑張って行きたい。 今朝、その掲載が落ち着いたところで価格情報を覗いてみた。いつもなら、石油市場は先週末の終値をカバーしたので、そのフォローはまあ良いか、という感じなのだが、OPEC(石油輸出国機構)総会後なのでどうも気になって仕方がなかった。 終値後、原油価格(NYMEX米標準油種期近先物)は63ドル台まで落ち込んだが、結局、64ドル台に戻し、しかも終値を若干ながら上回ったようだ。やはり、低下傾向に歯止めを掛けられないものの、急激な低下には歯止めを掛けられた節は見られる。 まあ、予想通りだ。 今度は12月中旬に予定されている第151回OPEC総会が焦点になる。世界に広がろうとしている米国発の金融危機がどうなるか、そして世界経済は?、それも総会の決議に影響を与えることになる。 イラン、ベネズエラなどの強硬派は、そんなことはおかまいなしで、100ドル以上の原油価格を標榜しているので論外だが、50ドル~60ドルでも可と見られているサウジのスタンスが影響を受ける。 ただし、石油生産量ではゴミのような存在であるカタールも、世界最高水準の一人当り国民所得があるにも係わらず、高価格を標榜し、穏健派だったインドネシアがOPECを去って、サウジは孤独だ。クウェート、UAEはサウジを支えていると思うが、強硬派の剣幕にたじたじだ。 ナイジェリアは民族抗争、労働争議に苦しみ、アンゴラは基本的には青天井を望み、強硬派のアルジェリアなどがやはり青天井を望んでいるのが、奇妙なことにサウジの支えになっている。結局、皆、サウジに頼っているのだ。 米国は勿論サウジの動向を注視しているものと思うが、消費国全体としても注視すべきだろうと思う。
2008年10月26日
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2008年10月25日
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書いた原稿をPDFにして、更にそれをJPEGに変換して掲載するというのは、結構な手間だ。しかし、お陰さまで、見直して書き直すことが出来るというメリットもある。時には改悪になるかもしれないが(笑い)・・ 本日は、プロローグに続いて、第1章「アブダラーの思い出」をアップしたい。 うっかりしていたが、これはフィクションだから、フィクションとしてはお決まりの断り書きを次の通り添えさせて貰おう。 「この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。」 それから、HPと同様に一応著作権も保持させて貰おう。 Copyright(C) 2008 Kazuo KAWAHARA All rights reserved 出来れば、少なくとも週に1回のペースで掲載して行きたいものだが・・・掲載方法は暫くは試行錯誤で読みやすさを追求してみたい。今回は試しに7ページ分を一緒にしてみた。しばし、ご不便ご容赦m(_ _)m
2008年10月25日
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24日のNYMEX/WTIは、OPECの150万b/d減産決議にも係わらず、3.69ドル安のバレル当り64.15ドルとなった。 この減産規模は、穏健派と強硬派の要求する水準の丁度中間点の妥協の産物だったので、もともと下落に歯止めをかけることが難しかった。しかし、下落の加速にも歯止めをかけることが出来なかった。 それだけ、金融破綻の影響が大きいということだが、それだけではない。二つほど考えた方が良い要因がある。一つは、円高で気がつかないだろうが、ドルがユーロに対してかなり強くなっているということだ。 もう一つは、OPECの減産遵守率に対する疑問だ。過去の事例からするとOPECの減産遵守率は7割程度で、150万減産と言っても、実際は100万程度に落ち着いてしまうと分析するアナリストがいる。 それはあながち見当違いとは言えない。むしろ、間違いなく過去はそうだった。それに、減産を強く主張する強硬派自体、自分達は全く減産する気がないというところに問題がある。 まあ、減産をすれば、価格が同一であれば、減収となるから、気持ちは判る。しかし、そんなもんではないだろう。真剣なら、サウジの増産を責める前に自粛すべきだ。 それに、彼等の窮状は判るが、もともとは90年代原油価格は20ドルだったということを肝に銘じるべきだ。それで、世界は持っていたのだ。 産油国の窮状が米国の同時多発テロの一因となったという主張を考えれば、それで良い訳はないが、だからと言って、投機家、大投資銀行に踊らされたのも悪い。せいぜい、その倍の40ドル程度で収めるべきだったろうと思う。 そう考えれば、60ドルだってまだ高いのだ。150ドルを目指して上昇した時に、何もしようとしなかったのは、明確な哲学、自制心がどこかに行ってしまったからだ。ただ、人は弱いものだ。貪欲さもあるだろう。 ただ、あなたの給料が急に7倍になって、それで良いのだろうか?良いという人が多いかもしれない(笑い)が、それが続けば良いが、そんなことが続くわけがない。 そんな時に、少しは省察すべきだったのだろう。しかも、原油価格暴騰は、投機家、大投資銀行の不当、不公正な煽動によるものだった。その不当、不公正に気が付き、行動を起こしたのは民主党主導の米議会とサウジだけだ。 サウジがその立場を表明したのが今年6月末にジェッダで開催されたエネルギー会合だったのだろうと思っている。 サウジはイスラムの宗主国だ。「イスラムでは先物取引を厳禁している」ことも、それを解く鍵になるのかもしれない。 原油価格暴騰により、原油生産コストも上がってしまった。今は、原油価格急落により、開発投資の減少などが懸念されている。しかし、ここでも、もう一度20ドル台だった時のことを思い起こしてみよう。 徹底して効率を高め、10ドル台でも可能としたのではなかったか?それなのに、何故、現在の60ドル水準で開発投資が減少すると言い出すのか?私には分からない。 まだまだ原油価格は高い。まだまだ「原油価格暴騰」の看板は降ろせない。
2008年10月25日
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寝る前にちょっと相場を覗いて見たら、原油価格(NYMEX/WTI)はバレル当り64.62ドルになっていた。昨日の終値が67.84ドルだったから3.22ドル安だ。大変結構な展開だ。 ただ、チャートではOPEC総会後63ドルを割り込んだ形跡があったので、じりじりとその後値を上げてきている。ニューヨークの終値がどうなるか若干心配だ。 大投資銀行が軒並み、OPEC減産の影響は大きいだとか、更なる減産が考えられるなどと煽ったせいもあるのかもしれない。まあ、困った方達だ。 それでは、また、明日。 いや、12時を回ってしまったから、正確には、それでは、また、今日の朝。
2008年10月24日
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ついさっきOPECは、150万b/d(日量150万バレル)の減産を決議した。まあ、まあ、予想通りというか、若干少なめの減産決議だった。 その意味あいは、イラン、ベネズエラと言った強硬派と穏健派サウジの間の溝が深いということだ。強硬派は200万b/dの減産を主張していたのだし、需要期における在庫取崩しを促すためには必要な量だった。 ただ、12月総会における更なる減産の含みもあり、安心は出来ない。 取り敢えずは、世界経済の窮状を勘案した結果とも言える。100万b/dだったら、価格下落が加速されただろうが、50万追加されたために、それほどの下落にはならないだろうと思われる。 でも、まあ、低下傾向は続くに違いない。
2008年10月24日
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ようやくプロローグまで掲載できた。正直言って疲れた。最初はこんなものか。 イスラムの基本はお祈りであり、それを知ってもらうために、最初にそのお祈りに人を集める呼びかけを紹介してみた。お祈りはモスレムのモスレムたる所以である六信五行の中に明示されている。 六信とは、アラー、預言者、天使、コーラン、来世、定命を信じることであり、五行とは、このお祈り、それに信仰告白、断食、喜捨、巡礼、を実践することである。これらをないがしろにするものはモスレムではない。サウジ人たりえない。 お祈りは一日に5回行なわれる。この呼びかけもその回数だけ行なわれ、それがイスラムの都市の特徴でもある。 私は、読み返してみると、あの一種独特な緊張感を鮮明に思い出すが、その気持ちを上手く表現出来ただろうか? リヤドではこのようなプールは一般的ではない。サウジ人で野外プールで泳ぐものなどいない。一流ホテルには室内プールが用意されているが、そこでもほんの一握りのサウジ人しか見かけない。 ここでは、それを敢えてイスラムに対するアンチテーゼとして使ってみた。サウジ人ほど信仰心が厚くないイブラヒムを最初に登場させたのも、そのためだ。イスラムの宗主国、厳格なイスラムの国でこれからイブラヒムがどのように生活して行くのか? これから主人公の一人である日本人が登場する。彼の目からみたイスラムとこのイブラヒムとの間にはギャップがあるのだろうか? イブラヒムはイスラムでは厳禁の先物トレーダーでもある。やがて、この二つ目の大きなテーマが絡み合って行くことになる。乞うご期待!
2008年10月24日
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2008年10月24日
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23日のNYMEX/WTIは、本日ウィーンで開催される臨時総会での大幅減産を織り込み1.09ドル高のバレル当り67.84ドルとなった。 イラン、ベネズエラなどOPEC強硬派の200万b/d減産発言を受けたものだが、サウジは言及を控えている。まあ、ここでも書いた通り、即実効を挙げるためには、この程度の減産は下限となる。 石油需要期は在庫取崩しが常態であることを考えれば、300万b/d程度の減産を要するが、そうは行かない。1割近い減産となるからだ。それに、冬場でのそのような大規模な減産は消費国から非難の的になる。 なんとも、困難な局面だ。通常、OPEC総会の前には経済委員会など専門家も入った会合が開かれ、慎重に需給を精査した上で、増減産の判断をするが、今回は臨時総会で昨日そのような会合が持たれた節はない。 世界の需給を迅速かつ正確に把握することは至難の業というか不可能に近いとこれまでも書いてきたが、それを承知の上で議論を重ねてきた。今回もそれを望みたいが、金曜日の市場に影響を与えようとすれば、それこそ迅速な決議が必要となる。 時間がない。イラン、ベネズエラの言うように、無闇やたらに減産して良いわけはないと思うがどうなることか。穏健派の冷静な対応を望みたい。 10月20日に発表されたOPECの月次石油市場報告によれば、今年の第2四半期(4月~6月)は石油需要8540万b/dに対し石油供給が8640万b/dで100万b/dの積上げがあったものと推定されている。これが減産を考慮する場合の最大要因となる。 第3四半期(7月~9月)は、石油需要8570万b/dに対し石油供給が8610万b/dで40万b/dの積上げと推定されているが、今年第1四半期が50万b/dの在庫取崩しだったから、この部分は相殺されると考えられるからだ。 従って、第4四半期、そして来年第1四半期の需給を考える際には、需要期の200万b/d程度の増加分と上記第2四半期の100万b/dの積上げ分が考慮すべき対象となる。OPECの生産だけを考えれば減産をしなくとも100万b/dの取崩しとなる筈だ。 しかも、既にOPECは9月の総会で実質50万b/d程度の減産を決定し、現在は実施段階に入っている筈だから、第3四半期の余剰分は取り除いている。 非OPECが増産をしなければ、以上の通りなのだが、そこが心配なところで、既にOPECは非OPECの協調減産を呼びかけている。市場報告では、非OPECが第4四半期に200万b/d増産、来年第1四半期には250万b/dの増産と見ている。 つまり、今のまま行けば、冬場に需要が増えても、需給が均衡して第2四半期の積上げ分はそのまま残ることになるのだ。そこで、この100万b/dの積上げを掃き出させるためには100万b/dの減産が必要ということになる。 長々と書いてしまったが、それが100万b/d減産の一つの根拠だと思う。まあ、穏当な減産幅と言って良い。 とはいえ、石油収入は、輸出価格と輸出量の掛け算だから1割減産したら1割の価格上昇が必要だ。減産して価格が上がらなければ目もあてられない。それが、今回の大幅減産を主張する背景だ。誠に困った方々だ。消費者不在も甚だしい。
2008年10月24日
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私のHPで、「目下、サウジアラビアを舞台にした、イスラム、原油価格暴騰がテーマの小説も執筆中。」と紹介させてもらっていたが、その素案をブログに掲載してみることにした。 取り敢えず、アサブロ「石油徒然草」にアップしてみたが、ここにも試しにアップしてみることにした。http://kappakawataro.asablo.jp/blog/?offset=5縦書きのスタイルを維持するために、JPEGのファイルを採用したので、見難くなるのではないかなど不安が多い。 内容より、そのようなファイル形式の選択などに時間がとられてしまったのは残念だ(笑い)。読みやすさを第一に、続けて行ってみたい。
2008年10月23日
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この原油価格暴騰を糾弾するために始めたブログもお蔭様で1万人を越える方にお越し頂いた。大変有り難い。深謝。 幸い、原油価格は150ドル近い水準から60ドル台にまで低下した。世界経済にとっては大変結構なことだと思う。環境経済学者、国際経済学者の中には、150ドル、あるいは200ドルでも可だし、その方向にあると言ったものがいた。 その根拠は、世界経済は強力でそのような価格に耐え得る、価格効果で需要が減退して好ましいというものだった。 私は、これらの方には、「それは違う。日常生活、産業の端々まで係わっている石油の価格が上昇するというのはやがて経済に影響を与える。それに高い価格を支払える消費国や人々はまだ良いが、貧しい国々、貧しい人々はそうはいかない」と言った。 重ねて、環境対策上、高価格が良いというなら、原油輸出価格を引き上げるのではなく、消費国が国民の合意を得て、原油輸入価格に消費国共通の税金を課すなどして末端価格を高めるべきではないかと言った。 要は、それがサステーナブルな社会を目指すことを目的としているならば、国際的合意が必要なのではないかと言うことだ。一部の人間、投機家、大投資銀行などにあぶく銭を短期、大量に齎す結果になるのはいかがなものかと思う。 不当、不正な異常世界は排除すべきだと思う。 今回は、その大投資銀行を含むもの達の金融破綻という偶発的な事象で、価格暴落が起きたわけだが、その主因を解明して、米議会のようにその根を絶つことを目標にするのが肝要だと思う。 そうでなければ、また、不当、不正がはびこることになる。 OPECの減産問題はそれとは全く別個の世界で、こちらは、消費国、産油国間での意思の疎通が必要な世界だ。産油国は貪欲さを捨てて謙虚に対話して欲しいものだ。 原油価格が妥当な水準となり、サステーナブルとなるまでは、「原油価格暴騰」について書き続けるつもりでいる。 皆さん、今後も是非お立ち寄り下さい。 本当に有難うm(_ _)m
2008年10月23日
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22日のNYMEX/WTIは、米石油在庫の増加、株式市場の大幅安を主因として5.43ドル安のバレル当り66.75ドルとなった。このまま低下を続ければ、やがて異常世界が終わりを告げることになる。 この5.43ドル安は久々の5ドル台の大幅低下で、従来の常識では暴落と言って良い下落だ。なお、この下落幅は、昨日の「12月渡し」からの下げで、昨日終了した11月渡しとの対比ではない。 これは昨年6月13日の66.26ドル以来の安値だ。OPECの2005年における計170万b/dの減産が効果を出し始めた時の価格でもある。因みに、この減産決議時の価格は概ね60ドルで、価格軟化傾向にあり翌年1月18日には50.48ドルまで低下した。 今回の6月末に開催されたジェッダエネルギー会合のサウジ増産効果が出始めるにも時間を要したが、この減産の時は途中に石油の不需要期(第2四半期)もあったため、効果を表すには半年以上時間を要した。 世界経済が順調だった時で170万b/dの減産がそんな状況だったことを考えれば、今回、減産が即実効をあげるためには相当の規模が必要だ。 さらに、石油専門家ならば、需要期には在庫取崩しを少なくとも100万b/d行なうことを知っているから、その程度の減産は需給上は現状維持にもならない。特に即効性を狙えば、300万b/d規模の減産決議を必要とするのではないか。 しかし、それは、不可能なことだ。幸い、最近は、真の需給ファンダメンタルズに裏付けられた分析、発言をする石油専門家がいなくなったので、石油専門家集団を抱えるOPECは気楽なことだろう。 それに、OPEC内でも強硬派と穏健派では価格目標も異なるので、減産幅についても大きく見解が異なる。明日のOPEC臨時総会は難しい決議となる。 ただ、昨日の原油価格の急落は、50ドル台を視野に入れたものであり、穏健派としても、サウジを除き気が気ではない状態になってきた。 その意味では、OPECとして、結構、大幅な減産を決める環境が整ってきた。 昨日の暴落前には、12月にOPEC総会が予定されており、今回は穏当な減産幅としておき、様子を見てさらに減産するという二段階の決議が予想されたが、その余裕はなくなってきた。いきなり、200万b/d減産ということも有り得る。 その意味では、今回総会ではサウジを含めたOPEC全体の価格目標が明らかにされる可能性がある。ますますサウジの重要性が高まった。 石油需要期における200万b/dの減産決議が行なわれるようなことがあれば、米国のこれまでのスタンスでもあるが、消費国としてどうどうと石油カルテル、減産決議を糾弾するべきだろう。 今こそ、「原油価格の決定は自由市場に委ねられるべきだ」と大声で主張すべきだ。
2008年10月23日
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21日のNYMEX/WTIは、需要の先行き不安が再注目されたことを主因として3.36ドル安のバレル当り70.89ドルとなった。これで11月渡しは終了となる。やはり、先月の限月代わりの時のような異常な高騰はなかった。良かった。良かった。 明日からは12月渡しの価格となるので、比較する時には本日終了した11月渡しと比較するのではなく、12月渡しと比較する方が妥当だ。因みに、21日の12月渡しは72.18ドルで、前日比2.21ドル安となっている。 11月渡しと12月渡しの差は1.29ドルと大きいので、特に気を付けなければいけない。ここでも紹介したが20日には僅か14セントだった。11月渡しの方がより大きく落ち込んだということだが、寒さの厳しくなる12月の方が高いというのは季節商品として当然のことでもある。 それは、コンタンゴ(順さや)以前の話だ。 焦点は、ますます24日のOPEC臨時総会に移ってきた。ウィーンとの時差は7時間だから、日本が結果を知るのは、早くて夜となる。 金曜日の先物市場に影響を与えるためには早めに決議を行なう必要があるが、どうなるか?またまたOPECマジックはあるのか?もうすぐだ。
2008年10月22日
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時計の針は午後10時を回ってから10分以上経過した。ロンドンでは昼飯から帰り、ニューヨークはさあこれから活動開始というところだ。 価格情報によれば、ロンドンは完全に息切れとなった。WTIは、終に72ドルを割り71.74ドルとなった。ニューヨークがこれをどう受け止めるか。 なにか大きなジオポリティックス要因の発生でもなければ、市場は勢いを無くしているので投機家達は苦しい局面にある。 金曜日のOPEC臨時総会が刻一刻と近づいてきているが、明日発表される米石油週報がそれを占う試金石となることだろう。速報ベースではあるが、石油需要量、石油在庫量ともに市場に与える影響は大であるが、特に今回は、OPECが政策判断上のキーにしていることだろう。 日本時間ではそれを明後日の朝にフォローすることになる。ただし、ガソリンについてはマスターカードが米週報より一日早く需要量(SSでの販売量)を発表することになるので、注目だ。 これを書いている内に、午後10時30分を過ぎた。 それでは、チャオ!
2008年10月21日
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さっき、価格情報を覗いて見たら、73ドル台になっていた。結構なことだ。しかし、まあ、一日の間の値動きが激しいから安心は出来ない。今日も75ドル近くまで上昇したこともあったようだ。 そのようにアジア市場が頑張ったが終いには落ち込み、それをロンドンで多少持ち上げにかかったとゆうことか。持ち上げる力には勢いが無いから、これからニューヨークでがっくりとなれば最高だが。 実は、明日から期近ものが12月渡しに変わる。冬場だし、ここのところ僅かだがコンタンゴ(順さや)状態なので、その変化を考慮に入れれば、下落幅はより大きいことになる。 昨日のWTIは、11月渡しがバレル当り74.25ドル、12月渡しが74.39ドルだったから、その差は僅か14セントだが、下落となれば、その心理的効果は甚大だ。 昨日は、それもあって、上昇したのかもしれない。しかし、先月の限月代わりの際には16.37ドルも上昇し120.92ドルとなってしまったのだから、それに比べれば落ち着いたものだ。明日も、きっとたいしたことはないだろう。 今から思えば、先月の限月代わりが投機家の最後のあがきだったのか。
2008年10月21日
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20日のNYMEX/WTIは、株式市場の反発、OPECに対する減産期待?を主因として2.46ドル上昇し、バレル当り74.25ドルとなった。株式市場の反発というか、400ドルを超える上昇は、やはり効いた。昨晩、気になると言った通りだ。 ここのところ、そんなことが強く影響するのだから仕方がない。まあ、しかし、この数年間の価格動向を見ているとすべて屁理屈に見えて仕方がない。またまた、投機家のいかがわしい理論展開が復活しそうだ。 以前は、株式市場が低迷すれば、その資金が石油などの商品市場に流れ込み価格を引き上げ、その逆の場合には資金が流出し、石油価格が下がるなどと言われたものだ。 OPEC減産については、もっとおかしい。通常は、売れないから減産する。当然のことだ。それは下降の歯止めにはなっても、上昇要因ではない。また、人の悪いアナリストになると、どっちみち彼等は減産決議など守らないと嘯(うそぶ)く。 そうは言っても、そのアナウンス効果はある。それが彼等の狙いでもある。 また、冬場に向かう現在大幅減産を決定すれば、その効果は甚大だろう。 結局、これまでもそうだし、これからもそうだが、他のメンバーとは異なり言ったことには責任をとってきたサウジの動静が大きい。サウジがどのような姿勢で臨時総会に臨むのか、注目だ。 それに、彼等が約束している供給保証、世界経済に対する配慮を考えれば、この時期の大幅減産などはおかしいことだ。そこのところ、よ~く考えて欲しい。
2008年10月21日
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おばんです さっき、価格情報を覗いたら、「やっぱりね」と言ったところだった。アジアからロンドンにかけてWTI価格は74ドル程度まで上昇した。そして、今はそれより約1ドル下落したが、未だ昨日の終値よりは高い。あ~、嫌だ、嫌だ。 これからロンドン、ニューヨークにかけてどうなるか。再度上がって、また、下がるのか、そうなら良いが、株式市場がどうなるか興味あるところだ。 では、それまでチャオ あっ、そうだ。実は、私の自慢のチャートの注がおかしくなっていたので、さっき、修正させてもらった。どうしてそうなってしまったのか分からなかったが、どうやら直すことは出来た。分からないことが沢山ある。http://www.ne.jp/asahi/kappa/kawataro/info.html 今度は本当にチャオ!
2008年10月20日
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グッドモーニング!ツゥユー と一気に書かせてもらったが、私のパソコンのフォントで見ると「ツゥユー」が「シュユー」のように見えてしまう。そういう方が居れば謝りたい。申し訳ない。 さて、今朝、遅ればせながら価格情報を覗いてみたら、50セントばかり上昇していた。嫌な感じだ。何度も言って恐縮だが、昔なら強気支配と言って良い上昇幅だ。 それなのに、今は「あっ、そう。ちょっと上昇したのね」と言ったところだ。慣れと言うのは恐ろしい。神経が正常に戻るのはいつのことか。 ところで、一日の価格の動きを思い出すと、これまでは、ちょっと上がって始まり、下がって、そして大幅上昇し、結局、前日より僅か低下ということが多かった。どうなるか。注目だ。 勿論、ニューヨーク株式市場がどうなるかも大きい。 夕方には欧州が動き始める。その頃は大幅に上昇しているのだろうか?
2008年10月20日
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こんばんわ。 つい、さっき帰宅し、パソコンの電源を入れてみた。幾つかのメールに返信を出し、価格情報を覗いてみたが、早すぎた。 NYMEXはna、ICEは71.83ドルと17日のままだ。 そう、そう、NYMEXは日曜日の午後6時開始だから、日本時間では明日の朝午前7時に始まるのだったと思い直した。まだまだ間がある。 今週の金曜日、24日にはOPEC臨時総会が開催される。今週の相場は当然のことながら、総会決議に大きな影響を及ぼすことになるので、注意深く見守る必要があろう。 減産幅が日量100万バレルまで大きくならなければ実効はないとする人もいる。他方、いずれにしても全く実効はないとするひともいる。 そうかもしれない。石油需要期に入ったとは言え、世界経済の沈滞ムードは思ったより重い。ヘッジファンドも市場から相当に資金を引き揚げたようだ。 まずは、明日の朝が注目される。
2008年10月19日
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皆さん、こんにちわ。いつもお越し頂き有難う。 原油価格は終に70ドル程度にまで下がってきたが、90年代からすれば、まだまだ高い。したがって、Jaspersさんが言ってくれた「異常な世界の番人」として今後も「原油価格暴騰」を書き続けたい。是非、またお越し願いたい。 実は、さっきICEのHPに不具合が発生していた。随分前のチャートがのっかり、現在の市況欄は空白だった。それでも、さすがに大したものだ。もう復旧していた。 それによると、ICE/WTIの最新価格は、71.83ドルとなっている。OGJ誌の72.05ドルとほぼ同じだ。まあ、そんなところでしょ。MEES誌は、GMT22時25分で72.86ドルとなっている。米東部標準時とGMTは4時間の時差だからニューヨークでは18時25分時点のことだ。 それぞれ、それなりに良くカバーしている。MEES誌には時に理由不明の遅延あるいは更新忘れなどがあるが、それは大目にみよう(笑い)。 そんなこともあり、明日の夜まではこのページの価格情報の更新はない。私も本を持って外出し、夜まではパソコンから離れざるを得ない。 それでは、皆さん、それまで、さようなら。楽しいウィークエンドを!
2008年10月18日
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17日のNYMEX/WTIは、株価上昇、OPECの減産観測から2ドル高のバレル当り71.85ドルとなった。高値は74.30ドル、安値は69.84ドルとなっている。 OGJ誌のHPを見ると、72.05ドルと若干高めになっている。これは、同社が東部標準時よりは一時間遅れの中部標準時に属するので、終値以降をカバーしたものと見られるものの、まあ、定かではない。 しかし、いずれにしても、終了間際、あるいは以降上昇傾向にあったことは間違いがない。 株価上昇が要因というのも嫌~な感じだ。現在の落ち込みが景気の冷え込みだとう言うのだから当然かもしれないが、需給のファンダメンタルズからは完全に理解出来るものではない。 それなのに、あ~、それなのに、OPECは臨時総会を開催して減産を決める? まあ、全体としてどうかしているのだから、そうは言っても仕方がない(笑い)。 そもそも、2004年以降は需給のファンダメンタルズを超えた部分、これを通常プレミアムと言っているが、それが大きすぎたし、その認識が欠如していたか、敢えて欠如させたかは分からないが、それが現在の乱高下の主因の筈だ。 結局、まるでその日暮らしのように、あるいは欲に目が眩んで動いているうちには、完全な解決はない。 明快な哲学、世界福祉、世界経済を考えた政策の不在が全ての体たらく、崩壊の根源にある。そのことを認識しないで、税金の注入で何とか凌ごうとしている。それで凌げたら終わりか?それでは、根本的解決にならない。 少なくともアナリストたるものは、そのような世相に迎合するような分析をして、事態を悪化させたりしてはいけない。清貧、廉恥心を持った真実に世の中に役立つアナリストの登場を待ちたいものだ。一体、末法の世に救世主は登場するのだろうか?
2008年10月18日
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ハロー!マイフレンド 寝る前に、価格情報を覗いて見たら、WTI価格は70ドル台に戻り、ちょっと高めとなったけど、まあまあと言ったところでホッとした。 実は、一時、73ドル台へと上昇し、やれやれと思っていたので、これで少しは安心して眠れそうだ。 昨日の大変動で思わず、各国語の挨拶まで飛び出してしまったが、これでなんとか元に戻れそうだ。良かった。良かった。 グッドナイト! エブリバディ
2008年10月17日
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16日のNYMEX/WTIは、米石油需要減退を受け、4.69ドル安のバレル当り69.85ドルとなった。ここで再三書いてきた通り、この低下幅は従来の感覚からすれば大暴落と言って良い。 やはり、OPECは11月18日に予定されていた臨時総会を10月24日開催へと前倒しすることを決定した。これを伝えた最初の報道は日本時間だと殆ど日が変わる寸前だった。ウィーンだと午後7時頃だから、事務所が閉まった後だ。私がPCの電源を落とした直後だ(笑い)。 その緊急振りがわかる。 そうだろうなと思う。昨日朝、ここで予想した通りの展開だ(詳しくは15日の終値74.54を報じた2008年10月16日午前10時18分の本ブログを見て下さい)。 それにも係わらず、その後、上記の通り70ドル割れが起こっているので、OPECとしては相当に厳しい対応が迫られることになる。冬場需要期に差し掛かると言うのに減産を決めなければならない。 世界への供給保証はどうなるのか?それは口先だけだったのか?やはり背に腹は変えられないのか?世界はOPECの本性を見定める良いチャンスだ。 気の毒な気もするが、ここで、また消費国は「原油価格は市場が決めるものだ」と言うのだろうか?それは、原油価格が急騰した時にOPECが増産を要請した消費国に言った捨て台詞だった。 彼等にすれば、原油価格ば86年に大暴落し、90年代を通じて苦しい時代に消費国がそう言ったからそう言い返したまでだった。また、それを繰り返すことになるのか?それでは全く進歩がない。 血迷ったイランは既に二つのことを言ってある意味脅迫に出た。一つは、原油価格が低下すれば石油開発投資が減少することになるということだ。もう一つは、非OPECの協調減産を要請したことだ。 前者は短期的な影響力はないことも百も承知の上での発言だ。原油価格が高騰した際の対策としては長期的投資の確保しかないと産油国側は言った。その通りに重要だが、短期的な効力はないことは百も承知の上での発言だった。 非OPECの協調減産、これはOPEC総会に主要非OPECも参加しているので当然の主張だが、アンゴラが加盟国となった現在その協調減産に実効があるのはロシアくらいだろう。 ロシアの協力?まあ、懐疑的にならざるを得ない。オマーン、メキシコなどは、あまり効果的ではない。意外にノルウェー当りが実効的かもしれない。ホワイトOPECの本領発揮か?積極的協力ではなくてもちょっとストライキなどすれば、消費国の反感を買わずに減産出来る。 実効ある減産は幸いこれからは冬場だからそれほど大きくはなくて良い筈だが、古典的セオリー不在、また、現在の雰囲気の中で市場へのインパクトを考えれば最低150万b/dは必要だろう。 もっとも、その後、株式市場の反発を受け、WTI価格は73ドル弱へと戻している。一時は73ドルを超えた。それには臨時総会前倒しのニュースも効いたことだろう。またまた目が離せない展開となった。
2008年10月17日
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覗かなければ良かったと思っても後の祭りだ。困ったことにWTI価格が73ドル程度まで戻していた。ロンドンでじわじわと戻し一時は74ドルも超えたようだった。 これでは気持ち良く眠れない。 そんなことでがっかりして、夕方は英語で挨拶をしたので、英語で「ハローハワユー」と行きたかったがその元気が無くなってしまった(笑い)。 それに、後で良く考えてみたら、この英語の挨拶も一日中使える挨拶なので、アラビア語の挨拶にそれほど感心して「強い連帯」までは言うことはなかったのかもしれない・・・などと八つ当たりをし始めた。 その精神性を覗けば・・・と言いつつ、強い精神性では「アロハ」もそうかなどと考え出す始末だった。こちらもいつでも使えるし、こちらは高い精神性もありそうだ。な~んだということになりかねない(笑い)。 それにスワヒリ語のジャンボも確かいつでも使えたような気がしてきた・・・ しかし、いずれにしても、挨拶シリーズはこの辺で締めくくろう。 重い気持ちで眠ることになる。 それでは、皆さん、おやすみなさい。やはり締めは日本語が宜しいようで・・・
2008年10月16日
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アッサラーム アレイコム!と言うと、モスレムなら、アレイコム サラームと応えてくれる。さっき、マアサラーマ サディーキとアラビア語で言ったので、今度はアラビア語で挨拶してみた。 私は仏教徒だから・・・、ムムッ、とはいえ、彼等がモスレムと自慢気に言うのに比べれば、形式的にも内容的にも一向に彼等にはかなわないが、彼等が挨拶する時の実感には遠く及ばないのだろう。 我が家(実家)は真言宗で親父の実家は神主だったから信仰という点では一層頼りない。 ただ、あくまで平均的日本人で特定の宗教を信仰しているわけではないが、実家の実家が氷川様の神主であったためか、神道、仏教、イスラム教と多少勉強はした。 それは、いろいろな意味で勉強になった。それが、この世界を理解する上でも役立ったし、サウジでの生活を満足させることになったのだと思ってもいる。 そんなことで、その片鱗をいずれ披露させてもらうことになると思う。 さて、最初のモスレムの挨拶だが、この挨拶は一日中、世界どこでも通用するから恐れ入る。インドネシアでも、そうだ。これは凄い。これからも彼等の強い連帯感の一端が窺い知れるというものだ。 おっと、なんだか、朝一で書く時に比べると、話が横道にそれることが多い。ご勘弁、ご勘弁。 肝心のWTIだが、さっき覗いて驚いた。30分前(午後5時頃)バレル当り71.80ドルへと下落していたのだ。「ゲエッ!」という感じだった。これでは、もうすぐ70ドル割れではないかと喜んだら、今回も上のようなことを書いているうちに、72.36ドルへと戻していた。 やはり、いかん。世の中甘くないなと思った。 と思ったら、今は71.79ドルだ。神様有難うございます。 ただし、金融破綻、金融危機には困ったものだ。世界経済の低迷、後退などもってのほかだ。なんとかそれを回避して欲しいと思う。その上で、今回破綻の一因でもあった異常な原油価格高騰を是正して欲しいと基本的には思っている。 いや~、書きすぎたことには反省しきりだ。 シーユー マイフレンド! 今度こそ、コスモポリタンらしく英語で行かせてもらおう。 反省したそばからこれか。反省、反省。
2008年10月16日
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ブエナス・タルデス、アミーゴ! 昨日、原油価格が低下したので気分がハイになり、思わず、就寝前にスペイン語で「アディオス、アミーゴ」などと挨拶をしてしまったので、また、スペイン語で挨拶をさせてもらった。 どうしてスペイン語が出てしまったのだろうかと考えてみたが、判然としない。そんなことを後から考えても意味がないのだろうが、思わず考えてしまった(笑い)。 その結論は、昔、ラテン音楽に凝っていたせいではないかということだった。大学では第二外国語はフランス語をとったので、結局、趣味が学問を超えたということか。まあ、好い加減な私だから学問はものにならず、趣味が勝った。それに違いない。 それに、メキシコを含めたスペイン語圏の世界も大好きだ。それに、それに最近住んでみたアラブ世界も一脈通じるところがある。そう言えば、「心に残る海外の風景」でもスペイン語圏、アラブ世界に話が及ぶと愛着ぶりがつい出てしまう。 話をWTIの話に戻せば、最新時点ではバレル当り73.35ドルになっていた。1.19ドル安とある。ただ、ついさっきこれを書き始めた時には73.25ドルだった。スペイン語のことを書いているうちに10セント上昇か、恐ろしい。 因みに、今朝は73.11ドルだった。急激に下げた後、じりじりと上がっていると言ったところだ。以上はNYMEXのHPに掲載された動きであるが、ICEも同様の動きをしている。というか、NYMEXの動きをフォローしている感がある。 ただ、両者とも、まだまだロンドン、ニューヨークが本格的に入るには時間がある。本格的に参加した後の展開を待ちたい。 マアサラーマ、サディーキ! 今度はアラビア語か。失礼しました。
2008年10月16日
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15日のNYMEX/WTIは、経済成長、石油需要の低迷もしくは減退に対する不安を主因として4.09ドル安の74.54ドルとなった。 ここでは再三書いてきたが、90年代にWTI価格が20ドル代で推移していた時には一日の値動きは数セントであり、ドル単位で動けば値動きが大きいとされた。従って、その時、というか正常時の基準で考えれば4ドルは暴落となる。 OPECは臨時総会を11月18日開催と決めていたが、強硬派各国はもっと早く開催し緊急総会とすべきだと主張するかもしれない価格水準となってきた。このまま、70ドル、60ドルと低下するようなことがあれば、穏健派諸国も気が気ではなくなるかもしれない。 そうなれば、高値になす術もないと言って放置していた報いがやってくることになる。 これも再三言ってきたことだが、これからは本格的な石油需要期であり、通常、在庫取崩しとなる。専門家には在庫が減少しても当然ととられやすい。まあ、最近はそんな見方をしないから在庫が減少すればインパクトがあるのかもしれないが。 要は、石油価格、需給の専門家集団であるOPECにとって難しい判断を強いられる時期なのだ。世界に対する十分な石油供給を保証し、世界経済の安定、世界福祉を標榜しているという哲学との兼ね合いも難しい。 特に、人々の福祉を基礎にするイスラム世界の盟主サウジアラビアの判断をより困難にすることなる。
2008年10月16日
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よせば良かったが、さっきも私のHPの価格情報リンクをサーフィンしてしまった。まあ、ここのところ気になって仕方がないのも仕方がないことだが(なんだか舌がもつれたみたいだ。笑い)・・・ ここのところ、今頃(JST=日本時間午後5時:USET=米東部標準時午前6時)、即ち活動の主体が欧州に移行しつつある頃、WTI価格が急騰していたからだ。 案の上、バレル当り78ドルだったのが、一時間ほど前(ロンドンでは午前8時)には79ドル程度まで上昇していたようだ。 ロンドンにはICEがある。元のIPE(国際石油取引所)だ。今は、立会いがなくなり、電子取引だから早起きの人達は完全に取引を開始している。 電子取引だから、未明から夜間まで関係なく活動しているとは言え、取引をしているのは人間だ。通常は寝なければならない。だから、一応、アジア、欧州、米国と主体が移動すると考えたい。 昔から、石油価格はロンドンで決まると言われている。NYMEXが出来て隆盛となってからはそれが幾分変わったとはいえ、これは重要な認識だ。 ロンドンには堅実?狡猾なスーパーメジャーであるBP、シェルがある。大西洋を挟んで英米が市場に高い影響力を持ってきたのが歴史であり、主体が投機家も含め拡大したとは言え、そのOBも含めれば、そこはかとない影響力を持っていると言える。 社会流動性の高い社会では、これらOBが容易に大投資銀行に入り、戦略を練ることは可能だし、実際そうだった。これらエリート達が80年代の経営効率化、合理化の際の連携も相互利益となることから活発だったし、それが成功に繋がった。 両者の間の、資金的、人的繋がりは無視できない。 また、日本と異なり、スーパーメジャー、大投資銀行、そしてお役所間の移動も活発だ。米国では政府高官、国際機関経験者が、金融と密接な関係を持ったり、それらの間を移動するのはよくあることだ。 それは、天下りなどと言うものではない。天上がり(笑い)?官民癒着などと言う表現は鼻にも掛けない。それが石油だけではなく、時には世界の政治経済をも動かした。日本ではなかなか想像出来ない事態だ。 おっと、また、横道にそれてしまった。 とこう書いている内に、先ほどからは4セントほどWTI価格が下がった。目下、昨日より8セント安というところだ。これから、ロンドン、ニューヨークと動き出す。 明日の朝、終値を追った時にどうなっているのか楽しみだ。 それでは、また。 アディオス、アミーゴ!
2008年10月15日
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14日のNYMEX/WTIは、株価低迷、石油需要減退に対する懸念を主因として2.56ドル安のバレル当り78.63ドルとなった。 結局、昨日の最高値は84.83ドルで最安値は78.31ドルと6ドル以上の激しい値動きだった。金融救済策に対するアジア、欧州の高評価、米国の疑念が株価に影響して、それがそのまま原油価格に影響を与えたと見て良さそうだ。 それで、昨日は二度も驚かされた。おかしな、異常な世界だ。幻を見ているような気もする。 石油需要低迷、減退にOPECがどう挑むのかという図式になってきた。11月18日の臨時総会に世界の目が釘付けになりそうだ。 高値の悪弊は石油産業の端々にも影響を与えた。石油開発費用が、原油価格上昇とともにこれまた高騰となってしまったとのことだ。フランスのトタールは60ドルを下回るようなことがあれば開発投資が冷え込むとのコメントを出した。 困ったことだ。ただ、これを見ているとその昔LNG船の建造費、LNGチェーン、LNGプロジェクト周りが馬鹿高かったのがいつの間にか安値になっていたのに驚かされたことがあったことも思い出す。 そんなものかもしれない。石油開発の場合も原油価格が安くなれば、仕方が無いので頭を冷やして対応することになるのではないか。また、そうでなければいけないと思うが・・・
2008年10月15日
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今日は寝際に価格情報をサーフィンして驚いた。WTI価格が昨日より低い80ドル台そこそこになっていたのだ。昨日(14日)の夜は、アジア、欧州勢が活発な時には急騰して84ドルを超える水準になっていたのに・・・ 急騰の際には、そんなに金融救済策の影響は強いのかと思ったり、やっぱり株式市場の急回復の影響は大きいのかななどと思ったりしていた。 石油需給関係では、この間から言っているように、これから需要期に入るし、OPEC強硬派が減産の意向を表明したりしているので、現在が異常な高値であることを除けば、まあ、そんなこともあるのかなと思ったりしていた。 と思ったら、ニューヨークが動き出したら、こうなった。 明日の朝はどうなっているのだろうか? さすがにそろそろ寝て、明日の楽しみにしたい。 皆さん、それではおやすみなさい。 あ~、驚いた。驚いた。米国はシビアだ・・・というか、金融救済策をそのように見始めているのか?
2008年10月14日
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ちょっとお茶でも飲んで休憩しようとしたのだが、ちょっとOGJ誌を覗いてみたのが悪かった。いや、より正確にはOGJ誌を見て、ついでにMEES誌を見たのが悪かった。 そうそう、OGJ誌を見ている時には、同誌のHPで81.35ドルとなっていて、「あっ、そうかNYMEXの終値から少し安くなったのか。その後に、相当あがったわけね」などと呑気で良かったが、MEES誌を見て驚いた。 13日の午後8時50分と時間は変わっているのに、WTIは80.55ドルと12日の午後11時50分のままだ。価格を更新する人が月曜日もお休みだったのかあるいは出張だったのか、はたまたそのどっちでもなかったのか、いずれにしても困ったものだ。 まあ、中東を相手にする時は細かなことに拘ってはいけない。日本のように即対応などと考えていると頭がおかしくなってしまう。 のんびりといずれ変わるさと考えなくてはいけなかったのだ。 大分思い出してきたぞ。 しかし、いくら言っても動かず呆れていると、あっと言う間に進んで驚かされることもあった。だから、難しい。
2008年10月14日
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13日のNYMEXWTIは、先進各国の金融危機対策を評価して、3.92ドル上昇しバレル当り81.62ドルとなった。嫌な感じだ。 今日は、ちょっとした寄稿で午前中かかってしまった。HPの原油価格、天然ガス価格の推移だけ更新して、こちらは後回しになってしまった。ご免なさい。 実は、昨日、あれから嫌な予感はしていた。というよりも、ニューヨークが始まる前から上昇に転じていたのだ。アジア、欧州と津波のようにその勢いが付いていた。 日本時間の昨日午後10時30分には、ICEで82.01ドル、NYMEXで81.93ドルの値がついていたのだ。まあ、起きてからフォローとその後は別の仕事をしてしまった。 その勢いがそのまま残っていたことになる。 つい今しがた、見てみたら、更に83ドル台へと上昇していた。10日には、50ドル、60ドルと言っていたのに、もうこれだ。 だから、ますます「原油価格暴騰」の看板は降ろせない。
2008年10月14日
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暫く異常気象が続いて爽やかな秋晴れがなかったので、今日のような天気には救われる。お日様の日差しは有り難い。風は幾分冷たいが、「ぬくぬく」という言葉が自然に出てきた。 芭蕉は、「あかあかと日はつれなくも秋の風」と詠った。これは初秋の歌だが、今頃そんな実感が出てきた。有り難いことだ。 さて、昼食前に、また価格情報をチェックしてみた。「あんたも好きね」と言った感があるがお許し願いたい。 NYMEX/WTIがバレル当り80.34ドル、ICE/WTIが80.56ドルと今朝よりは軟化していた。そして、ちょっと他を覗いて帰ってみると、あっという間にそれぞれ、さらに80.30ドル、80.53ドルへと下がっていた。 ニューヨークの方々は真夜中で、床に着いた人も多いことだろう。投機家達は、嫌な予感をしながら、布団をかけたに違いない。さて、明日の朝起きてどうなっているか? 遅ればせながらの秋日和に誘われて、昼食をとったら散歩にでも行ってみよう。 皆さんも楽しい祭日を楽しんで下さい!
2008年10月13日
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今日はお休みなのでさっきゆっくりと私のHPの価格情報リンクをサーフィンしてみた。日本時間では13日(月)になったが、まだ米国は12日(日)の夜だ。しかし、昨日も書いたようにNYMEXの電子取引は既に始まっている。 NYMEX/WTIは最初がバレル当り80.77ドル、そしてさっきが80.78ドルだった。ICE/WTIはバレル当り80.83ドル、そしてさっきが80.85ドルだった。ICEのチャートを見ると、これまでの動きが一目瞭然になる。80ドル台で始まり上記辺りで僅かながら上がり下がりをしている。 先週末が77.70ドルだったから、3ドル以上上昇したことになる。これは昔なら暴騰だが、ここのところの乱高下に慣れてしまっているから、「あっ、そう」と言った感じだ。価格の動きに煩(うるさ)い私でもそんな感じだから困ってしまう。 さて、日本はお休みだが、これからロンドン、ニューヨークが目を覚まし活動を開始する。今日の午後10時からはNYMEXの立会いも始まる。株式市場の首脳各国の経済対策への反応とともに注視したい。 ところで、昨日、MEES誌の更新状況を皮肉ったが、今日は迅速にカバーしている。ラマダン明けの休暇ボケからは完全に立ち直ったようだ。GMT12日午後11時50分現在(日本時間13日午前8時50分)で、80.55ドルと掲載している。良かった、良かった。昨日はご免なさい。 MEES誌さん、頑張ってね! 米国のOGJ誌は当然ながら金曜日のままだ。月曜日の朝、PCのスイッチを入れて全てが始まるのだろう。それで良いし、仕方がない。
2008年10月13日
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NYMEXの立会いは月曜日から金曜日まで、毎日午前9時から午後2時30分まで行なわれる。従って、日本時間では昨日の午前3時30分には終了していて、明日の午後10時まではお休みだ。 電子取引も金曜日の午後5時15分には終了している。即ち、日本時間だと昨日の午前6時15分にはすべてお休みに入っている。従って、NYMEXのHPに行ってもna(入手不能)のマークが並んでいる。 電子取引は日曜日の午後6時には始まる。日本時間だと明日の午前7時だ。それからは一気にHPには数値が並ぶことになる。まあ、それまではゆっくり出来る。 そこでいつもの通り私のHPにある価格情報リンクを巡ってみた。 http://www.ne.jp/asahi/kappa/kawataro/oilprice.html ICEでは2.50ドル高のバレル当り80.20ドルとなっている。ICEは全て電子取引だから、これが最新情報となる。OGJ誌では80.69ドルとなっている。従って、これは同社がカバーした最終値ということで、ICEより前の情報だろう。 これらから終了間際に若干軟化したことがわかる。しかし、それでもNYMEXの終値77.70ドルからは大きく戻している。ハリケーンの後遺症、OPECの臨時総会開催の発表などが影響を与え始めたということか。 MEES誌では、GMT10日23時25分(米東部標準時同日午後7時25分)で84.55ドルとなっている。これは頂けない。10日にはそのような水準であったことはない筈だ。同誌は時に新しいところをカバーしてそれを評価出来る時もあったが、まあ、気紛れだ。 中東ベースだからその辺りは大目にみたい。OPEC産油量も古いし、OPECバスケット価格も未だに9月時点のものを紹介したままだ。それに営業時間も中東ベースとすれば、木、金がお休みだから金のカバーが出来ない可能性もある。 その代わり、土、日はお休みではない筈だから、その時点で更新することが考えられるがこれも気紛れと考えた方が良さそうだ。ラマダン(断食)明けの休暇も終わってから結構時間が経っている。休み明けのボケではないと思うが・・・ 話が横道にそれてしまった。原油価格に戻れば、まあ、本格的な需要期に突入したわけだからおかしくはない動きではあるが、世界経済、世界福祉のためには一挙に下げて欲しかったと思う。
2008年10月12日
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10日のNYMEX/WTIは、悪化する金融不安、OECD諸国の石油需要減退を受け、8.89ドルの大幅安バレル当り77.70ドルとなった。数字はトリプル7となったが、経済は最悪の状況となった。 2007年9月以来の低水準となったが、未だに2006年の最高価格である77.03ドルを上回っている。2004年6月の35.66ドルからすれば、気の遠くなるような高い水準だ。 ところで、欧米では、大投資銀行などに対する庶民の非難が湧き上がった。紙切れ同然となった投資信託などを勧められた人々の怒号は大きかった。罪作りなものだ。 しかし、多かれ少なかれそのようなことはこれまでもあった。本人の罪ではないこともあるのだろうが、そのような投資を勧めたものは、心の痛手を相当に負ったことだろう。中には、損することを承知で勧めざるを得なかったものもいたかもしれない。 そんなことがないようにしなければ、一向に本質的解決にはならない。その問題を放置して厚顔無恥に公的資金の投入などと簡単に言うな。庶民が貧しい中に支払った税金だろう。日本の経験を世界に教えてやろうなどと言う政治家、官僚の発言には呆れてものも言えない。 おっと、石油の話に戻ろう。いや、それも今回の暴騰には係わっているのだから、言わせて貰ってよかったのだろう。 実は、ここでも再三言っているように、原油価格は90年代を通じて20ドル台だった。それが2004年以降急騰した。その背景にはジオポリティックス(地政学的)要因も大きく効いたが、原油価格を急速に引き上げて暴利を貪ろうとしていた大投資銀行がいた。 そういうと賢明過ぎるエコノミストは、それを検証出来ない、需給のファンダメンタルズが効いたのだなどという。何を言っているのだ。そんなことだからいけないのだ。もっと矛盾に鋭い目を向けなければいけないだろう。 そして、結局は、適正な原油価格に対する哲学、議論の不在が効いたことになる。人間は以上に書いたように弱いものだ。不正、不公正をなくし適正な石油市場にして、真剣に哲学を議論すべきだったのだとつくづく思う。 そうそう、原油価格暴騰の看板を降ろしたらと言う人が一段と増えたことと思うが、私はそうは思わない。世界経済、世界福祉を考えれば適正価格はせいぜい40ドルだとの信念があるし、実際、90年代の20ドル台からすればまだまだ暴騰したと言って良いからだ。 OPECは血迷っている。OPECが高価格を標榜するのはよくわかる。しかし、その主張はせいぜい60ドル程度にすべきだろう。百歩譲って80ドルだ。そして、産油国と消費国でその是非を議論すべきだろう。 まだまだ「原油価格暴騰」の看板を降ろせない。
2008年10月11日
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