全57件 (57件中 1-50件目)
31日の原油価格は、アジア、ヨーロッパの株高、ドル安を受け、大幅に上げた。それでも、上げ切れないで、急上昇の後、下げた。今また再度、上げ基調になったが、さて、今後アメリカ市場が開いてどうなるか? WTIは、一時バレル当り100.89ドルまで上げたが、その後100ドルを割り、今また、1.22ドル高の100ドルまで戻した。もうじき、アメリカ市場が開く、その動向が注目だ。 投機のブレントも上げた。112.06ドルまで上げた。ひどい高さだ。本来、WTIより安くても良いのに、11.17ドルも高い。お陰で、アジア向けのオマーンも110ドルを超えている。中東原油はブレントにほぼ連動しているから困りものだ。 金も上げた。7.8ドル高のオンス当り1742.2ドルになっている。原油に、金にと投機資金が大量に流入している。金はともかく、経済、生活の動脈である原油がこんなことで良いのだろうか? どうして、もっと、他のことで正当に儲けてくれないのだろうか?このままでは、今更ながら原油の先物上場が良かったのかどうか、じっくりと再検討する必要が出て来てしまうのではないか?
2012年01月31日
コメント(0)
週初30日の原油価格(終値)は、アジア、ヨーロッパ、アメリカの株安、ドル高にも係わらず、ほぼ横ばいだった。昨晩寝際に下げ幅を拡大したが、アメリカ株の戻しもあったのだろう、結局、大した下げ幅にはならなかった。 WTIの終値は、昨晩寝際には90セント安のバレル当り98.66ドルだったが、78セント安の98.78ドルまで僅かながら戻した。31日午前10時過ぎには49セント高の99.27ドルまで上げている。 日経平均が上げているからだろう。ヨーロッパ株式市場は低迷だったが、アメリカ株が引き際に大分戻した。日経平均は、基本的には様子見気分の中だったが、ヨーロッパ、アメリカの動きの割りには上げ基調だ。 投機のブレントも下げた。71セント安の110.75ドルだった。それにしても高い。WTIも株、為替の動きの割りには高止まりだ。100ドル程度から大幅に下げたらパニックになるからか。そうとすれば、困ったことだ。 金も僅か下げた。昨晩寝際には7.5ドル安のオンス当り1727.9ドルまで下げていたが、1ドル安の1734.4ドルまで戻した。こちらも下値抵抗感は強い。ただ、最高値は1742.8ドルのままだった。
2012年01月31日
コメント(0)
週初30日の原油価格は、アジア、ヨーロッパの株安、ドル高にも係わらず、ほぼ終日50セント程度の下げに止まっていたが、ついにさっき下げ幅を広げた。とは言え、終値は、これからのアメリカ市場の動向次第だ。 WTIは、寝際には90セント安のバレル当り98.66ドルになっている。午後3時前には58セント安の98.98ドルだった。朝方から、ほぼこの程度の水準で推移していた。 投機のブレントは、111.10ドルだった。午後3時前も同じだった。株安、ドル高には反応していない。株高、ドル安の時に比べて、動きが少ない。従って、逆値差は拡大した。 金も下げた。7.5ドル安のオンス当り1727.9ドルになった。ただ、最高値は1742.8ドルまで上げている。因みに、金のメイン取引は既に4月渡しへと変わっている。
2012年01月30日
コメント(0)
この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved. 「ヤシン様、ただ今、ベイルートで、ヤシン様の再デビューについて鋭意折衝中です」 ターハはベイルートからアルバハのターハに電話を入れてみた。「有難う。是非宜しく」 ヤシンは、スルタンに再デビューの話はしていなかった。相談すれば、反対されるに決まっている。いつものことだが、ツケが回ったところで、怒られることになる。もう、慣れっこだ。ヤシンは、大ヒットにでもなれば、あっと言う間に、借りを返すことが出来る、などと考えていた。「それで、エイブル・レコードの販売担当・ムハンマドは乗り気なんですが、プロデューサーのハキムがいまいちなんですよ。一流の人間を動かすのは難しいものです。でも、今回は何とか彼に動いて貰いたいと思っているんですよ。確か、母上の義兄・サード・ハリーリー様がハキムと親しかったんですよね」 ターハは、ヤシンの母・ラミアを使って、ハキムを今回の再デビュー・プロジェクトに取り込みたいと考えていた。「母に頼んで、伯父上に協力して貰ってくれとでも言いたいの」「そうなんですよ。ヤシン様は話が早い」「母に話すと、シェイクに相談したのか、と言われそうだ」「ヤシン様。そこは率直に、相談すると反対されると思ってとか何とか仰られたらどうでしょう」 ターハは、無神経な男だ。至って、気楽だ。しかし、ハキムを取り込むためには、それしか無いかもしれない、とヤシンも思い始めた。「ついでに、ラミア様に金策を頼まれたらいかがでしょう」 ヤシンもそれが出来れば、言うことは無いと思っていた。しかし、仮に、シェイク・スルタンがその話を聞けば、ラミアに資金提供をさせるようなことは無いだろう、と思われた。あの故シェイク・イスマイルがそうだった。シェイク家は、誇りある家系だ。金があろうが、なかろうが、シェイク家の者にはシェイク家が金を出す、そんなところがあった。 イスマイルは、カシム、カラムの場合にもそうだった。膨れ上がった二人の借金を全て払った。そうかと言って、二人の曲が世界的大ヒットになっても、ラミアからお金を貰おうとはしなかった。ラミアが申し出ても、一切受け取らなかった。アブドルアジズに養蜂業の利権を召し上げられて、台所が火の車だったが、それでも、受け取らなかった。それがイスマイル、いや、シバの女王の時代から連綿と続く、長い伝統を持つシェイク家の矜持だった。「それは辞めとこう。ただ、ハキムのことを伯父上に頼む件は考えさせてくれ」 ハキムは、決してお金では動かない。ヤシンの才能を認めない限り動くことはない。たとえ、親友のサード・ハリーリーが働き掛けても、動くかどうか、分からない。 ヤシンは、自分の新しい曲に自信があったが、ハキムがそれを認めてくれるかどうかは分からない。ターハはデモテープを持参している筈だから、それを聴いて貰えば良かったのだが、聴いて貰った後では、全て終わってしまう。「それで、デモテープは、誰まで聴いて貰っているの」 ヤシンは恐る恐る聞いてみた。「それが、まだ、ムハンマドに聴いて貰っただけなんです」
2012年01月29日
コメント(0)

この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved.
2012年01月29日
コメント(0)
週末27日の原油価格(終値)は、上げ下げまちまちだった。結局、ヨーロッパ、アメリカと株価は下げたが、ドルが対ユーロで弱くなった。二大金融要因が強弱入り乱れていたのだ。 イラン問題は、投機筋が強気要因にしたがっているが、イランが平和裏に核開発を進めることを国際社会に証明すればそれで足りることだ。ヨーロッパとの角逐もそれが根本にあれば、自ずと解決する。 さて、WTIは、14セント安のバレル当り99.56ドルとなった。昨晩寝際には100ドルを突破していたが、結局、100ドルを割った。終値後の最終取引も15セント高の99.71ドルに止まった。 アメリカの第4四半期のGDPが思ったより低かったことが、投機筋の意欲を削いだらしい。しかし、それでドル安になり、その分だけ下げ止まったというところだ。何のことはない。 しかし、あの投機のブレントは67セント高の111.46ドルになった。逆値差は、またまた拡大し12ドル弱になった。困ったものだ。アジア原油はこのブレントの影響を受けるから、なお、困る。 金は上げた。こちらは、ドル安により敏感に反応したようだ。また、安全資産としての金が本領発揮というところだ。5.5ドル安のオンス当り1732.2ドルになった。最高値は1736.7ドルまで上げた。
2012年01月28日
コメント(0)
27日夜の原油価格は、更に上昇している。正確には、ヨーロッパの株高を受け、急上昇して、そこからは下げている。今は、また上昇し始めている。相変わらず株高、ドル安の二大金融要因で動いている。 WTIは、さっき価格情報を覗いた時には35セント高のバレル当り100.05ドルだった。しかし、今はジリジリと上げている。ヨーロッパの株価が低調になったのにおかしな動きだ。ドルは対ユーロで安いままだ。 投機のブレントは111.24ドルまで上げた。逆値差は、またまた拡大し11ドル台になった。金はついに下げた。3.6ドル安のオンス当り1726.7ドルになった。最高値は1725.9ドルまで下げた。
2012年01月27日
コメント(0)
26日の原油価格(終値)は、昨日寝際以降、アメリカの株価が低下したことから、勢いが無くなった。ドルもそれほど弱い分けでは無い。それに、イラン大統領もホルムズ海峡の封鎖には言及しなかった。不安緩和だ。 WTIは、結局、30セント高のバレル当り99.70ドルと寝際より6セントほど低下した。しかし、100ドル一歩手前まで行ったことは間違いないし、アジアの参加者中心の現在だが、既に100ドル台へと上げた。 投機筋は大喜びだろう。おかしなことだが、この数年こんなことばかりだ。WTIのホームグランドである、アメリカの石油需給からすればとても考えられない。 投機のブレントは98セント上げて、110.79ドルとなった。ヨーロッパの株価が上げたし、何よりも投機のブレントだ。110ドル台を超えさらに上げている。これもおかしな話だ。異様な状況は続く。 金は大幅に上げた。26.6ドル高のオンス当り1726.7ドルになった。最高値は1731.5ドルまで上げた。アメリカゼロ金利政策の長期化の発表により、伸びた。ゼロ金利は本当に経済成長を確保出来るのだろうか?預貯金金利と貸し出し金利の関係を再検討する必要はないか?
2012年01月27日
コメント(0)
この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved. -ヤシンの歌にはアラー(神)が宿っているとでもいうのか ヤシン達を見ながらスルタンは自問していた。スルタンにはどうして皆がヤシンの歌にあれほど心を動かされたのか理解が出来なかった。しかし、それは現実だ。辛い篭城を耐えるのにヤシンの歌は励みになった。スルタンにはコーランしかなかった。サウジではそれが普通だ。イスラム共同体はコーランのもとに結びついている。音楽はコーランより下位になる。なにも音楽だけではない。美術、いや芸術全般もそうではないか。 一体どうしたことだ。スルタンは、そう思っていた。 彼等を支えていたのはイスラムの筈だ。聞こえて来るヤシンの歌はスルタンのそんな気持ちを揺るがせていた。 ヤシンには人々の心を動かす力がある。ヤシンはそれほど経験なモスレムでは無かった。スルタンは、これまでヤシンのことを、シェイク家の中で、全く、関心を示すことなどなかった。今回のことでヤシンのことを見直し始めていた。ヤシンは学校の成績も大したことは無かった。優秀と評価されたことなどない。そんな目に付かない存在だった。 むしろ、イスマイルからは、不肖の息子と嘆かれていた。イスマイルは、ヤシンがカシム、カラムのような放蕩息子になるのではないかと心配したまま死んでいった。 何事においても優等生だったスルタンには、劣等生が全く理解出来なかった。決して馬鹿にするようなことはなかったが、心の隅でどこか蔑んでいた。それがどうだ。そんなヤシンの歌が皆の心を動かした。 スルタンは歌っている人々を、もう一度じっくりと眺めた。 彼等の顔は皆生き生きとして、何よりも楽しそうだった。 スルタンは不思議そうに、それをいつまでも眺めていた。 ターハはベイルートにいた。ヤシンの再デビューを実現するためだ。ヤシンを食い物にして来たが、何もしない詐欺師ではなかった。音楽業界にそれなりの人脈もちゃんと持っている。ただ、メジャーデビューをさせることは出来たし、これまでも何人も売り出して来たが、成功した者が皆無だった。一人ぐらい成功させないと、先細りだとの危機感はあったが、こればかりはどうにもならない。 「沙漠のたそがれ」を世界的ヒットに導いたエイブルレコードのムハンマドもターハの人脈の一人で、その伝手もあって前回のデビューに漕ぎ着けることが出来たのだった。勿論、レバノンの名家出身でシェイク家の第三夫人・ヤシンの母ラミアが潤沢な資金を提供したこともデビューが出来た一因だった。 ただ、「沙漠のたそがれ」の大ヒットを生んだ名プロデューサー・ハキムは、ヤシンの才能に限界を感じて担当しなかった。大ヒットとならなかったのは、必ずしも、そのせいでは無かったのだろうが、いざ失敗してみると、ターハにはそれが悔やまれた。 今回は、出来れば、ハキムの力を借りたいと思っていた。しかし、まずいことに、ハキムはターハの会社からは、ブレイクした歌手が出ていないことを承知していた。ハキムも人脈の一人だったが、そんなこともあり、組んで仕事をしたことはなかった。ターハは、ラミアの兄サード・ハリーリーがハキムとは極く親しい友人で、「沙漠のたそがれ」の大ヒットには、そのサードの力が大きかったことも知っていた。
2012年01月27日
コメント(0)

この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved.
2012年01月27日
コメント(0)
26日夕の原油価格は更に上昇している。ついさっきヨーロッパ株式市場が開いて、急騰した。投機筋はこれをバネにして来ることだろう。ドル高にでもならなければ、この勢いを止めるのは難しいだろう。 WTIは、36セント高のバレル当り99.76ドルだ。100ドル一歩手前まで来て、投機筋は大喜びだ。勢いに乗っている。おかしなことだ。アメリカの石油需給からすればとても考えられない。 イラン問題についても、国連事務総長が毅然たる立場を表明した。イランが国連決議に背いて核開発を進めるのは大問題だし、ホルムズ海峡封鎖など国際社会が許す訳が無い。 投機のブレントも上げて、110.53ドルとなった。瞬く間に110ドル台に復帰した。おかしな話だ。WTIとの逆値差も10.74ドルとなった。異様な状況は続く。 金も上げた。5.8ドル高のオンス当り1705.9ドルになった。最高値は1714.9ドルへと上昇した。ジリジリと上げてはいるが、一時の勢いは無い。2000ドルは夢のまた夢だ。
2012年01月26日
コメント(0)
今日は今のところ暖かな陽射しがある。空にあまり雲も無い。今日は、このまま言って欲しいものだ。原油市場はと言えば、既に曇り勝ちだ。ニューヨークの株高、対ユーロドル安を受けて、価格が上昇した。 何度も言うが、現下の原油需給は冬場需要期にも係わらず安定している。誠におかしな展開だ。この数年間、ずっと株、為替の二大金融要因で動いて来ているのだから言っても始まらないが、残念なことだ。 25日のWTI(終値)は、45セント高のバレル当り99.40ドルとなった。良くぞここで止まったと言いたいが、需給からすればそれでもまだまだ高い。アメリカ政府の石油週報を見てもそうだ。 この取り崩し時期に原油在庫は増えている。市場では予想より増加幅は小さかったとしている。そんな馬鹿なとだけ言っておこう。溜出油(軽油)在庫が大幅に減少したとしているが、暖房油需要用の積み増しはそろそろ控えた方が良い頃だろう。原油価格を引き上げるほどのことではない。 しかし、石油に素人の投機筋はそうは見ない。困ったことだ。他方、投機のブレントは僅か22セントだが下げた。109.81ドルと110ドルを割った。とは言え、まだまだ異様に高いままだ。WTIとの逆値差は未だ10ドル台に止まっている。 金は大幅に上げた。35.6ドル高のオンス当り1700.1ドルと終に1700ドル台へと乗っけた。最高値は1713.2ドルになった。ドル安要因もあるが、アメリカの低金利政策長期継続の発表を受けて、安全資産としての価値が一段と高まったようだ。
2012年01月26日
コメント(0)
この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved. イエイツはいつもイブラヒムの気に食わない、嫌な言い回しをする。それでも、イブラヒムは、ぐっと堪えた。何しろ、相手は、世界最大の旧投資大銀行の会長だ。シルバーマン・サックスは、リーマンが消え、相対的に地位がより確かなものとなった。天下に恐いものなしだ。「会長。分かりました。それではそう言ってみましょう」「おう、有難う。頼むぞ。念のためだが、それで、お前の言うそう言うとは」 自分で頼んだことだから、十分に分かっている筈だが、確かめたかったのだろう。「とにかく、大儲けになる。出来るだけ早く協力して貰えれば、より大きな儲けが転げ込む、でしょう」 イブラヒムはイエイツの言ったことを繰り返した。「ああ、そうだ。ただ、言い方は気をつけてな」「会長。子供じゃないんですから、それくらいは分かっていますよ」「いや~、済まん。済まん」 イエイツがぼりぼりと髪の毛を掻いている姿が、イブラヒムにははっきりと頭に描けた。バツの悪い時には、そんなしぐさと照れ笑いで、この男はこれまでずっとやって来た。「それじゃ、会長。朗報を待っていてください」「おう、待っているぞ」 イブラヒムは受話器をおいた。 アルバハのスルタンは、相変わらず着々と財政再建を進めている。イスラム暦での新年も一一月一六日に無事始まった。イスラムでは、新年よりもハッジ(大巡礼)を締めくくるイード・アル・アドハー(犠牲祭)の方がより重要で盛大なパーティが行われる。大変な出費を伴ったがなんとか終えることが出来た。この大祭は、既に年末の一一月六日(イスラム暦の一二月一〇日)から四日間に亘って行われた。スルタンは、台所は火の車だったが、そんなところは微塵も見せなかった。大祭には、シェイク家らしく大盤振る舞いをしたのだ。大祭の間は、誰彼かまわず、集まって、明け方まで大宴会を続ける。その代わり、皆、昼間の内に寝て、これに備えている。そうでなければ、とても体が持たない。 街中完全に夜と昼が逆転する。 とにかく、賑やかだ。今年は特に養蜂業者のグループが賑やかだった。彼等は、断崖の城に閉籠もって、リヤドのサウジ家の重鎮アブドルアジズを楯に、ロイヤルファミリーを譲歩させた。スルタンの後ろ盾には、サード国王がいるとは言え、以前ならば考えられないことだった。 アブドルアジズから利権を取り戻したことも、シェイク家の財政再建に寄与した。彼等は、城で、ヤシンの作曲した歌を唄っていた。「沙漠のたそがれ」も唄いたかったのだが、発禁となっているので、さすがに唄わなかった。 彼等の作った輪の中にはヤシンの姿があった。ヤシンも一緒に唄っていた。ヤシンの顔は生き生きとしていた。 スルタンは、そんなヤシンの姿を見て微笑んでいた。 そして、苦しい篭城を成功させたのは、あるいはヤシンかも知れないなどと考えていた。敬虔なモスレムで、コーラン一辺倒のスルタンは、音楽が好きでは無かったし、到底理解は出来なかったが、目の前の光景を見て、ヤシンの歌の影響力の強さに改めて驚かされていた。
2012年01月25日
コメント(0)

この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved.
2012年01月25日
コメント(0)
天気は気まぐれで、良い陽射しだと思っていると、翳ったり、翳ると急に寒くなる。冬なのだから、仕方が無いが、足元を掬われる。くれぐれもご用心を!原油も晴れたり、曇ったりと忙しい。 原油需給は冬場需要期にも係わらず安定しているのにおかしな話だ。ヨーロッパの信用不安が経済を停滞させるのではないかと出ると一斉に下げ、その不安が解消されると言われると上げる。 そんな話が株価を変動させ、為替の動きを変える。そして、それが原油価格に大きな影響を与える。実際にそんなにころころと影響が変化するのかなどと考えても仕方の無いことだ。 そんな時代にしてしまったのだ。原油の金融商品化とはそんなことなのだ。一体誰がこんな仕掛けを考えたのだ。リスクヘッジなどときれい事を言って、そのリスクヘッジさえ達成出来ないとすればそれは何なのだ。 世界中でじっくりと考えてみる時ではないか?市場の健全化を早く達成しないと全てのシステムが崩壊しかねないのではないか?ヨーロッパ信用不安の根本原因解明とともに早く健全化を達成すべきだ。 さて、WTIは昨晩寝際には1.19ドル安のバレル当り98.39ドルにまで下げたものの、結局は、63セント安のバレル当り98.95ドルで収まった。ここのところの乱高下の典型のようなものだ。 しかも、現下の原油需給に大きな変化があった分けではない。一昨日の1.12ドル上げに暴騰と言う表現をとったが、何でその程度で暴騰なのと思った人もいることだろう。 それは、現下の原油需給に大きな変化がなかったのに、という気持ちからで出たものだ。それに原油価格が20ドル台の時だったならば、それで、十分に暴騰だ。いつもの動きはせいぜい数10セントだったのだから。 この世界は詭弁が罷り通る。投機は、別に原油価格が高くなくても良い。日々の価格に変化があればそれで儲けになるからだ、と言う。本当にそうか?価格が高くなれば、乱高下の幅も大きくなる。高い方が良いに決まっている。 さて、投機のブレントは55セント安の110.03ドルまで上げた。あっと言う間に110ドル台まで戻した。誠におかしなことだ。まあ、言いたくないけど、株価の戻しと、ドル安が主因と言っておこう。何だそりゃと言いたい人もいるだろうがそんな市場になってしまったのだから仕方が無い。 金も13.8ドル安のオンス当り1664.5ドルまで戻した。最高値は1680ドルだった。こちらもドルに揺れたようだ。まあ、その他、ここのところの利益確定、調整売りもあったということのようだ。 金も原油も、ジオポリ要因、それに困ったことだが、株、為替の二大金融要因に揺れるようになった。嫌な世の中になったものだ。実体経済が芳しく無いと、思わぬところでがむしゃらに儲けなければいけない。 気持ちは分かるが、金融経済は実体経済から乖離しては行けない。株、為替も、実体経済を正確に反映させるべきだろう。そうでなければ、根本的な市場の健全化は達成し得ないのではないかと思う。 実体経済の建て直しがキーだ。そうでなければ、どこかで必ず破綻が生じる。それに、ハイリスク、ハイリターンの世界に年金ファンドや政府資金は入るべきではない。それがアイルランドのような国を生むことに繋がる。
2012年01月25日
コメント(0)
寝際に価格情報を覗いたら、原油価格が大幅に低下していた。イラン問題が再評価されたのなら良いが、株安、ドル高が背景にあるのだろう。アジア市場は堅調だったが、ヨーロッパ市場が低調で始まった。 WTIは1.19ドル安のバレル当り98.39ドルになった。投機のブレントもは72セント高の109.80ドルまで下げた。昨日の上昇分を全て吐き出した発行だ。金も15.7ドル安のオンス当り1662.6ドルになった。 金も原油も、イランによる供給不安が解消して下げたとでも言うのだろうか?まあ、ともにジオポリ要因には敏感だ。二大金融要因も弱気だったからその判断は先送りだ。原油はそれにしても高い。
2012年01月24日
コメント(0)
今日は雪が残ってはいるが、久し振りに日が射した。日の光を見るとホッとする。そんな中だが、石油市場ではホッとしているのは投機筋くらいだろう。上昇した原油価格に先行き不安を抱かざるを得ない。 しかも、原油価格高騰の主因は、イランのホルムズ封鎖宣言だと言う。全く呆れる。何で国際社会はこのようなイランの暴言を放っておくのか?むしろ、勝手に核開発を進めるイランに警告を発し圧力をかけるべきだろう。 さて、そんなことでWTIは1.12ドル高のバレル当り99.58ドルになった。勿論、昨晩書いたように株高、ドル安の二大金融要因もあった。しかしドル安とは言っても未だに対ユーロでは従来より高い水準にある。 投機のブレントは72セント高の110.58ドルだ。未だに110ドル台のままだ。ブレントが高いから、ドバイ、オマーンと言った中東原油も高いままだ。要はアジア向けの原油が超高いということだ。 金も上げた。72セント高のオンス当り1678.3ドルになっている。最高値は1681.8ドルだった。一時ほどではないが、それなりに上げている。ドル安、それにイラン問題と言った社会不安を主因にしたものだろう。 しかし、イラン問題を主因にしている馬鹿馬鹿しさには、おかしいと言うよりもただ呆れるばかりだ。EUがイラン石油の禁輸を決めたのは、それなりに対応出来ると判断したからだ。供給不安などある筈は無い。 大体、おかしいのは先物市場だ。この先物市場では実需の三倍以上の取引が成立しているのだから、皆が、取引で裏付けられている筈の現物を受け取ればそれで終わりの筈だ。 皆が取り付けたら供給出来ないというのであれば、そんな市場は閉鎖してしまえば良い。売り手は、現金で決済しても良いし、フォースモジュール的に回避出来るようにはなっているのだろうが、それでは、何のためのリスクヘッジか分からない。 現実の安定供給を担保出来ず、単に投機筋だけを保証するのであれば、原油上場の意味が無いのではないか?いずれにしても、イランがホルムズを封鎖しても供給が保障出来るのかどうか、この際、先物市場のリスクヘッジ機能を検証してみてはどうか?
2012年01月24日
コメント(0)
寝際に価格情報を覗いたら、原油価格が低下に転じていた。一時は、ヨーロッパの株高を受け、大きく値を伸ばしていたが、今は、その株が低下に転じたからだろう。ただし、ドルは対ユーロで弱いままだ。 WTIは58セント高のバレル当り98.91ドルになっていた。投機のブレントは110.54ドルへと下げたが、未だに110ドル台のままだ。金も下げた。9.1ドル高のオンス当り1673.1ドルになっている。 しかし、念のために、今また価格情報を覗いたら、何と、またまた上昇していた。WTIは1.14ドル高の99.47ドル、ブレントは110.98ドル、そして、金は1674.2ドルまで戻した。 しかし、しぶとい。ニューヨークが開いて、株高だったことも利いたのだろう。はたまたイラン問題も利いたのか?さて、明日の朝にはどうなっていることやら。それにしても、急に1ドルを超える値上がりとは困ったものだ。
2012年01月23日
コメント(0)
寒い一日だった。予報通り雪もちらついた。こんな天気が暫く続くらしい。暖かな日差しだけでも戻って欲しいものだ。さて、ヨーロッパ市場が開いて株価が吹き上げた。ドルも対ユーロで軟化した。 そうなれば、この数年間続いている株、為替の二大金融要因が大きな影響力を持っている市場では、原油価格は上昇となる。週初は低下で始まったものの、その後ずっと上げて来ている。 週初23日午後8時半過ぎのWTIは63セント高のバレル当り98.96ドルになった。しかし、その後も上げている。今は99ドル台だ。またまた100ドルに近付こうとしている。ヨーロッパのイラン制裁決議も盛り込まれたのだろう。 投機のブレントは11セント高の110.68ドルになった。昼過ぎには110ドル台に向かっていると書いたが、あっさりとそれを超えた。ブレントはWTIよりジオポリ要因に影響され易いから、そうなのだろう。 金は更に上げている。12.8ドル高のオンス当り1676.8ドルになった。最高値は1677.8ドルだ。こちらも上昇気流に乗った感がある。株高、ドル安、そしてイラン問題と強気要因には事欠かない。行け行けどんどんになるのか?もう直、ニューヨークに相場が動く。注目だ。
2012年01月23日
コメント(0)
今日も寒い。夜からは雪になるかもしれないと言うことだ。首都圏は雪に弱いから交通機関などへの影響が懸念される。こんな天気が暫く続くらしい。くれぐれもご注意を! さて、週初のWTI価格は週末の動きを踏襲して低下して始まった。しかし、その後、僅かだが、上げ始めている。先週末のアメリカ株式市場の切り返しを受けて、アジア株が高いせいだろう。ドルも対ユーロで低調なままだ。 週初23日午後1時半過ぎのWTIは28セント安のバレル当り98.05ドルだった。しかし、ほんの僅か後、1セント上昇した。100ドルを大幅に割ったままだが、ヨーロッパは、イラン制裁を実施するようだから、また、イランカードが注目ポイントになる。 投機のブレントは11セント高の109.97ドルになっていた。今は僅か2セントだが、更に上げた。110ドルに向かってジリジリと上げている。しかし、本格的動きは夕方からだ。 他方、金は上げ続けている。4ドル高のオンス当り1668ドルになった。このままジリジリと上げるのか。それとも、WTIのような動きになるのか、これも夕方待ちだ。
2012年01月23日
コメント(0)
この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved. イブラヒムは、自分はアブドルアジズから全て任されているとは決して言わない。それは、ブラウン前会長の時もそうだった。とは言え、時折、アブドルアジズ邸に報告に行くし、新たな資金を大量に必要とする時はお伺いを立てる。 何よりも、アブドルアジズからお呼びが掛かってしまう。イブラヒムはアブドルアジズのお気に入りだった。 泳ぎの好きなアブドルアジズは、大学で競泳部に所属していたイブラヒムの泳ぎに惚れ込んでいたのだ。時には、競争させられる。アブドルアジズが敵う筈は無かったが、それでも何度でも挑む。イブラヒムは決して手を抜くことは無かった。そんなところが、却ってアブドルアジズの気を引いた。アブドルアジズも、スポーツマンだったから、それほど後れを取る分けではない。「殿下にはくれぐれもよろしくな。決して損はさせないと言ってくれ。ただ、さっきも言ったが、早ければ早いほど儲けが大きいことを忘れずに、な、な」 大量の資金がクリスマス休暇の直前に市場に流れ込めばその効果は甚大だ。イエイツは、総動員で仕掛けるつもりでいたが、その上にアブドルアジズの資金が乗れば、その相乗効果は相当なものになる筈だ。原油需給状況などは、全く関係無い。これまでも、それで押し切って来た。第一、今は冬場だ。在庫取り崩しが当たり前だ。「実はな。言おうか言うまいか考えていたが、今度は、イランカードもある。お前も知っているかもしれないが、あのイラン高官に働き掛ければ一発だ。湾岸諸国の出荷施設を攻撃するなどと言えば、直ぐに一五〇ドル、二〇〇ドルだ。いや、実際に攻撃しなくても良い。ただ、脅せば良いのだ。口先三寸だ」 イエイツはドスの利いた太い声で呟く様に言った。「止してくださいよ。冗談がきついですね。そんなことを言えば、湾岸諸国の反発を買うし、イラン自身が輸出出来ないのですから、イランにとっては元も子もありませんよ」 ブラウンはこんなことは言ったことがない。"あのイラン高官"など知らない。聞いたこともなかった。「だから言ったろう。口先だけで良いんだ。ちょっと混乱させればそれで済む。ペルシャはしたたかだぞ。本当に攻撃するつもりなどなくとも脅すさ」 イエイツはイブラヒムの疑問など一蹴だ。「ホルムズ閉鎖だってそうだ。イランが輸出出来なくなるようなら、それを見込んだ戦略を立てるさ。原油価格が上昇すれば、全ての産油国が恩恵を蒙る。昔と違って今はチープオイルなどと言う国は無い。ずっとやりやすい。例えばだ。他の産油国に肩代わりしてもらうなんてことも考えれば問題は回避出来る。まあ、そのためには、産油国の協力が必要だがな。その辺りはしたたかだ。OPECには生産上限がある。その上限を超えた分で肩代わりして貰えば良い」 イエイツは饒舌になった。アブドルアジズの協力を得て、大儲け出来れば、イランなどはどうでも良かったのだが、より大儲けになるとなれば別だった。「恐ろしいですね。そんなことは殿下には言えませんね」「おっと、そうだな。これは言って貰わない方が良いだろう。とにかく、大儲けになると言ってくれ。くどいようだが、それも出来るだけ早く協力して貰えれば、より大きな儲けが転げ込むとな」
2012年01月21日
コメント(0)

この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved.
2012年01月21日
コメント(0)
今日も寒い。冬なのだから当り前かも知れないが、例年より暖かな天気から一気に気温が下がると辛い。原油価格が下がるなら世界経済、世界の消費者に幸いだが、気温だけでは洒落にもならない。 さて、その原油価格は週末の20日(終値)は大幅に低下した。19日寝際の低下をそのまま受け継いだ。アメリカの株価は高く、ドルも対ユーロで安い中での低下だ。もっとも、少し長いスパンで見れば、ドルは対ユーロで未だに高水準のままだが。 これが、現下の原油需給を反映したものなら大変結構なことだが、来週の動きをじっくりと見てから判断することにしよう。因みに、先物の限月は既にブレントが17日から、そしてWTIは来週から3月渡しとなる。 もうじき春ですねとなる。先物では一足先に不需要期物と言うことだが、まあ、本格的な春渡しになるまでは後一月と言ったところか。新たなジオポリ要因でも出なければ、弱気要因が多くなる。 週末20日のWTI(終値)は1.93ドル安のバレル当り98.46ドルとなった。100ドルを大幅に割った分けなのだが、未だに異様に高い水準にあることを忘れてはならない。 投機のブレントは109.86ドルまで下げた。WTIもようやく、先安になった。従って、3月どうしの逆値差は11.53ドルまで拡大した。まだまだ異様な状況が続いている。 他方、金は上げた。9.5ドル高のオンス当り1664ドルになった。ただし、最高値は1666.8ドルへと僅か下げた。急反発とはとても言えない状況だ。それでも、こちらはアメリカの株高、最近の対ユーロドル安傾向を反映したものだ。
2012年01月21日
コメント(0)
今日は寒かった。それでも、結局、雪にはならなかった。久し振りのおしめりもあって良かった。深々と寒くなって来ているから、明日の朝起きてみたら雪なんてこともあるのかも知れない。 さて、19日寝際の原油価格は低下した。ヨーロッパの株式市場が低調なせいだろう。アジアはそこそこ持ったが、ヨーロッパでだれた。それでも、今は上げ基調になって来た。ただし、ドルも対ユーロで上げ基調になって来た。せめぎあいか? WTIは1.32ドル安のバレル当り99.07ドルとなった。終に100ドルを割った。100ドルを巡る攻防が続く。ほんの僅かな時間の内に下げたのだから、僅かな時間で上げるかも知れない。株価次第と言ったところだ。相変わらずの困った状況だ。 投機のブレントは110.87ドルまで下げた。ただし、WTIは2月渡し、ブレントは3月渡しだ。WTIももうじき3月渡しになる。因みに、WTIは先高だから3月渡しは99.18ドルだ。 金もジリジリと下げている。3.2ドル安のオンス当り1651.3ドルになっている。今また株、為替をチェックしたら、ヨーロッパ株が更に上げ、ドルは対ユーロで下げていた。さて、明日朝にはどうなっていることやら。
2012年01月20日
コメント(0)
今日は東京で初雪とのこと、郊外も空気が張り詰めている。冷たい小雨が今にでも雪に変わりそうだ。久し振りのおしめりで、風邪っぴきにも恩恵だ。 さて、19日の原油価格(終値)も、株高、ドル安の中だったが、ほぼ横ばいだった。投機のブレントは90セント弱上げたが、WTIは僅か下げた。株は高かったが、ドルは対ユーロで安くなったとは言え、未だに強い方だ。 WTIは20セント安のバレル当り100.39ドルとなった。未だに100ドル台と異様に高いままだ。アメリカの天然ガス価格は、低下を続け、19日には終に原油換算でバレル当り14ドルを割った。実に七分の一強以下だ。 ともに2月渡しだから、これでは、全く、勝負にならない。ロンドンのブレントは89セント上昇して111.55ドルになった。逆値差は11.01ドルへと拡大した。異様さは嵩じた。 今更だが、簡単に説明すれば、逆値差とは、本来ならばWTIより安くて良い筈のブレントがWTIより高くなっていることからその逆転現象を表すために私が考え出した言葉だ。 ところで、冒頭に株高、ドル安に係わらずと書いたが、加えて大幅な原油在庫減だった。投機筋もこれには困ったことだろう。もっとも、ガソリン在庫が予想をかなり大幅に超えて減少している。 まあ、強弱入り乱れということだった。これは価格が株、為替の二大金融要因で動いてしまっている現在言っても始まらないが、アメリカの石油需要は前年同期比7.2%減、ガソリンは6.1%減だった。 本当にそうだとは思ってはいないが、昨日の先物市場がこのような需給要因に大きく影響されたと言うのであれば、大変結構なことだ。さて、今後の展開でどうなるのか注目したい。 金も下げた。5.4ドル安のオンス当り1654.5ドルになった。こちらもインドでの需要増、ドル安と言った強気要因がある中での下げだった。アメリカのインフレ懸念解消、それに利食い売りが出たからだとのことだ。 ここのところの、あの程度の上昇で利食い売りでは、投機筋にすれば先が思いやられると言ったところか。2000ドルを目指していた昨年の動きは今は昔だ。
2012年01月20日
コメント(0)
今日は、今頃PCに向かっている。正確にはPCの調整に時間が取られた。いろんなことがある。そんなことで、株、為替とまずチェックしたが、またまた株高、ドル安だった。案の定、原油価格は更に高騰だ。 今更だが、18日の原油価格(終値)は僅かだが下げていた。19日夜は、それを遥かに超える上昇だ。いかに株高、ドル安とは言えひどいもんだ。終値も僅か12セント安のバレル当り100.59ドルと高かった。 19日夜は、何と1.01ドル高の101.6ドルになっている。イギリスでは失業者数が増えているし、IMFが乗り出したからと言って欧州を覆う信用不安の雲が消えた分けではない。 こんな対症療法では無く、信用不安の真因を究明し根本治療をするべきだろう。勇み足で不安を招いた真犯人に責任を取らせるできだ。あるいは、サルコジではないが、金融税でも導入したらどうか? 投機のブレントは、17日の終値が折角87セント安の110.66ドルまで下げたのに、18日夜は111.40ドルまで上昇してしまった。金は17日の終値も4.3ドル上げた。18日夜は更に4.2ドル上げてオンス当り1664.1ドルになった。 これから、ヨーロッパの動きが本格化し、アメリカへと進む。さて、どうなることやら。アメリカでは、一日遅れで、石油週報が発表になる。ただし、これまでもそうだったが、今の状況からすれば、投機筋としては、強気なら採用、弱気なら無視と言ったところだろう。
2012年01月19日
コメント(0)
17日の原油価格は更に上昇した。昨日、アメリカ市場がお休みだったので、急騰振りは分からなかったが、その分を反映して急騰した。ヨーロッパ株式市場の急騰を受け、アジア株式市場は18日も高い。 おまけにドルが対ユーロで安くなったのだから、株高、ドルの二大金融要因が強気だった。2008年の金融危機の時には、庶民の預金が人質になった。金融商品となった原油も今や投機筋の人質になっている。 一攫千金、高利を意図した庶民は可愛いものだが、巨大資金の各国の年金基金の一部がやはり高利を意識して参入したことが大きな障害となっている。世界の年金が人質になっている構図まで出来てしまった。 万が一の責任は一体誰がとるのだろうか?結局、参入した責任者は逃げ、庶民の税金が投入されることになるのだろう。一攫千金、高利を意図した庶民は守られないが、年金基金はそうは行くまいと政治家は考えることだろう。困ったことだ。 WTIは、2.01ドル高の100.71ドルになったが、その大部分は昨日の上げだ。投機のブレントは19セント高の111.53ドルになった。一見低下したように見えるが、これは限月が3月渡しになったせいだ。ブレントは先安なのだ。WTIも昨日の分はそれ以下の上げだったことだろう。 金も上げた。24.8ドル高のオンス当り1655.6ドルになった。最高値も1688ドルまで上げた。これは終値ベースだが、昨日の相場からは低下している。 因みに、アジアの株式市場が上げた今日は原油価格が更に上昇している。WTIは101ドル台へと突入した。ブレントも112ドル弱まで上げているが、金は息切れしてほぼ横ばいだ。
2012年01月18日
コメント(0)
週初16日はアメリカ市場がキング牧師誕生日のためお休みだったので、WTIの終値は無い。ただ、ヨーロッパ市場は開いており、株が先週に引き続き上昇し、ドルも対ユーロで安くなったために、原油価格は大幅に上昇した。 電子取引は行われていたので、WTIの動きは分かる。それによれば、昨日も上昇し、更にアジア、ヨーロッパの株高、ドル安を受け、大幅に上昇した。WTIは100ドルに復帰している。相変わらずの二大金融要因による上昇だ。困ったことだ。こうして、経済の足を引っ張る。 WTIは、1.89ドル高の100.59ドル、投機のブレントは112.24ドルまで上げた。ロンドンの抜け穴は、ニューヨークが休みの時に吹き上げた。もっともWTIも引き上げたから逆値差は11ドル台へと狭まった。 金も上げた。31ドル高のオンス当り1681.8ドルになっている。最高値も1688ドルまで上げた。まだまだゴールドラッシュからはほど遠いが、投機筋がそれなりに沸いたことはここからも分かる。 一部の者が儲け、大部分の消費者にその付けが回る。しかも、それが不当、不公正であれば、そんなことが罷り通って良い分けが無い。アメリカは大統領選で大変だろうが、そんなところに注目するのが政治家の役割だろう。 シティ、ウオールストリートの闇が世界を覆ってはまずい。先物を含めた金融界全般は健全化に勤めるべきだろう。そうでなければ、2008年の轍を踏むことになる。 今また広がりつつある、世界に波及した金融の闇を徹底的に解明すべきだろう。経済の動脈、石油がそんなことで高騰するようなことがあってはならない。
2012年01月17日
コメント(0)
週初16日朝方のWTIは僅か上げている。とは言え、先週既に最終取引は終値よりバレル当り33セント上げていたのが、12セント高になっている訳だから、正確には先週より下げて始まったのだ。 より具に見れば、週初は一旦100ドル近辺まで上げたのを98ドル半ばまで下げ、そこからはまた上げて下げている格好だ。ヨーロッパ、アメリカの株式市場の低調を受けアジアも冴えない。ドルも対ユーロで強い。 この数年間、原油価格決定に強い影響を及ぼした、株、為替の二大金融要因には、引っ張る力が無い。ジオポリ要因が出るか、アメリカの石油在庫が減少するかが考えられ得る強気要因か? 尤も、在庫については減少の場合だけ効いて、増加の場合には無視されるというのが概ねの動きだったが。因みに先週は大幅に増加したから、今週は需要期でもあり、減少する可能性が高い。 それでも、全く問題無い筈だが、これまで何度もここで書いて来た通り、強気要因として採用されたことが多かった。さて、どうなることやら。まずは夕方からのヨーロッパの株価動向が注目だ。 WTIは、98.82ドル、投機のブレントは111.04ドルと異様に高いままだ。ロンドンの抜け穴は、ヨーロッパの信用不安でも何でも閉じることは無い。逆値差も12ドルを保っている。異様な大きさが続く。 金も上げた。4.4ドル高のオンス当り1635.2ドルになっている。最高値も1640ドルと一段と冴えない。ゴールドラッシュからはほど遠くなって来ている。昨年一部投機筋が目指していた2000ドルは更に遠のいた。
2012年01月16日
コメント(0)
この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved. イブラヒムは直ぐにでも飛び付きたかったが、そこをじっと堪えた。特に、イエイツのような人の足元を見るのが上手い人物には、そんなところを見せる分けには行かない。「そうですか。それでは、そろそろ殿下のアポを取っておきましょうかね。殿下は、もう大分落ち着かれていることでしょう。相続にもそれほど煩わされることもないでしょう。嫡男じゃありませんからね」 電話の向こうのイエイツがイライラし始めていることがイブラヒムには良く分かった。いつもの通り、受話器を耳に押し当てて、机に身を乗り出し、片手でデスクを小刻みに叩いてでもいるのだろう。コツコツと小さな音が聞こえる。「殿下も大変なところだろうが、そこを上手く取り入って、早急に投資をして貰うようにしてくれるか。早ければ早いほど儲けが大きくなる。我々が本気で仕掛ければ、上昇スピードは相当に速いぞ。お前も知っての通り、もう直にクリスマス休暇に入る。品薄の時には仕掛けが良く利くぞ」 確かにそうかも知れない、とイブラヒムも思ってはいたが、おやすくする分けには行かない。それに、もともと、イエイツに積極的に協力する気などなかった。イブラヒムは、巨大銀行の大会長を焦らす快感に酔っていた。「分かりました。まあ、しかし、殿下のご協力を得るというのはそんな簡単なことではありません。特に今は、いろいろと時間が掛かります」「イブラヒム。お前の言うことは良く分かるが、そこのところを何とか、つついてくれ」「それでは、取り敢えず、私の資金と私に任されている分だけででもご協力させて貰いましょう」「そうか、そうか。それは有難い。少しでも助かる。取り敢えずそれで頼む」 イエイツは納得せざるを得ない。 イブラヒムに任されている分などは大したことも無いのだろうとたかをくくっていたから、素っ気なくそう言った。イブラヒムはそれを敏感に感じていた。「取り敢えず、一〇〇〇枚ほど買いに出ましょう」 イブラヒムはさらっと言った。 イエイツは、せいぜい一〇枚程度と思っていたから、声を詰まらせた。「・・・・・」 イブラヒム個人の分と任されている分、それもその一部で一〇〇〇枚とは、一〇〇〇枚と言えば、一〇〇万バレル、一バレル一〇〇ドルとして、一億ドルだ、それでは、アブドルアジズが本格的に協力すると言ったら、一体幾らになるのか、その規模はイエイツの想像を超えた。 イブラヒムは、イエイツの当惑している姿が手に取るように頭に描けた。イブラヒムの口元が緩んだ。ちょっと脅かしすぎたかなと思っていた。「それは有難う。でっ、できるだけ早く殿下のご協力を得てくれ」 イエイツは少しどもりながら、やっとのことでそう言った。実は、ブラウン前会長から詳しく聞いてはいなかったので、これまではそれなりの規模を想定してとにかく協力を要請して来たが、これでは、ますます、是が非でもアブドルアジズの協力が必要だとイエイツは肝に銘じていた。「分かりました。それでは、出来るだけ早くそうしましょう」
2012年01月15日
コメント(0)

この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved.
2012年01月15日
コメント(0)
この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved. イブラヒムは、素直にイエイツのアドバイスに従った。アブドルアジズの分も含めて大量に売りに出たのだ。その直後から原油価格は急速に低下した。 七日も既にアメリカの石油在庫が増加したこともあり、僅かながら低下はしていたが、イブラヒム達が手を引き出した八日には、二・一五ドルと大幅に低下した。しかも、七営業日振りに一〇〇ドルを割ってしまった。 九日はアメリカの経済指標の好転もあり原油価格は九九ドル台半ばまで上げたが一〇〇ドル台に戻すことは無かった。その後はヨーロッパの債務問題の深刻化を主な理由とするユーロ安もあり、ジリジリと下げ続け、一六日には一時九二・五二ドルまで下げた。 イブラヒムは、この間、次のイエイツのアドバイスをじっと待っていた。"ただ、上げたり、下げたりしながらだがな" イブラヒムの耳には、イエイツの言葉がこびり付いていた。 "一体、いつから買いに出るんだ。もっとも、このまま下がって行けば、よりお得な買物になるが" イブラヒムは、九二ドル台になった時に、僅かな量だったが、原油先物を購入した。イエイツからアドバイスを受けない内はアブドルアジズの大量の資金を動かす分けには行かないが、自分の資金なら何の問題も無い。例え、このまま下がって九〇ドルを割ってしまっても、アブドルアジズに損をさせることはない。 イブラヒムは相変わらずリヤドのインターコンチネンタル・ホテルに滞在していた。そろそろ、ファイサリアに戻りたいと思っていた。長期滞在には、ホテルよりレジデンスの方が良い。それに、モールが近いことも魅力だった。 レジデンスは長期契約だから、ホテルのように気楽に予約は出来ないが、アブドルアジズと親しいイブラヒムは例外だった。ホテルの幹部は、常に、そんな部屋の一つや二つは抱えていた。ファイサリア・タワー爆破事件も落ち着いた頃だろうし、復旧が進んだという知らせは聞いていた。「そうか。もう少しすると、インターコムを引き払うのか。それで、今度はどこに移るんだ」 タイミング良くイエイツが電話を掛けて来た。「前に滞在していたファイサリア・レジデンスにしようかと思っています」「そうか、そうか。あそこは良いな。でもこの間爆破されたんじゃなかったか」 イエイツもリヤドの情報には詳しいようだ。しかし、良し悪しが分かるほどリヤドを訪れていたとは思えない。何度も来ているような口振りはイエイツらしい。「そうです。その通りです。それでもタワーも大分復旧が進んだようです。それに、レジデンスはそのままですし、ホテルもオープンしていますよ」「それは良かった。移ったら教えてくれ」 イエイツは一呼吸置いて本題に入った。「ところで、イブラヒム。そろそろ、また攻勢を掛けようかと思っている。今は石油需要期の冬場だから、それほど相場が崩れる筈もないが、このままではジリ貧の可能性もある。ここらで一仕掛けと思っている」
2012年01月14日
コメント(0)

この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved.
2012年01月14日
コメント(0)
週末13日の原油価格(終値)は、結局、僅かに下げた。ヨーロッパの株式市場が低調だったからだ。それに、ドルも対ユーロで僅か強かった。アメリカ株も冴えなかった。最後の最後で上昇に転じたが及ばなかった。 WTIは、40セント安のバレル当り98.70ドルへと低下した。とは言え、未だに100ドル弱という異様な高さだ。投機のブレントは82セント下げて110.44ドルまで下げた。逆値差も12ドルを割ったが、11.74ドルという異様なお大きさのままだ。 来週にはブレントが早々と3月渡しへと変わる。原油先物はもう直ぐに不需要期物へと変わるのだ。追い討ちを掛けるように、ヨーロッパ経済は信用不安問題を抱え低迷している。イランが騒がなければ弱気だらけだ。 金も下げた。16.9ドル安のオンス当り1630.8ドルになった。最高値も1650.7ドルと冴えない。上昇気流が吹いたと思ったら、いきなり減速となった。こちらは利食い売り、手じまい売りと投機的な要素も多かったようだ。
2012年01月14日
コメント(0)
13日夜の原油価格は夕方から僅かな間に低下傾向になった。ヨーロッパの株式市場が冴えなかったからだろう。それに、ドルも対ユーロで僅か強くなった。しかし、今はヨーロッパの株価が上昇を始めた。ムードが変わらなければ良いのだが。 WTIは、下げたが、未だに昨日の終値よりは41セント高のバレル当り99.51ドルと高い。投機のブレントは111.33ドルと再び111ドル台へと後退した。金は更に下げ、5.2ドル安の1642.5ドルになった。 これからアメリカ市場も開く、ヨーロッパの株価動向同様、気にせざるを得ない。為替はユーロがドルに対しどこまで戻すのか?おっと、変なことを言ってしまった。 自分としては、本来、原油需給動向をもっと注視すべきなのだが。まあ、相変わらず、株、為替の影響が強いから仕方が無いか(笑い)。
2012年01月13日
コメント(0)
今日は良い天気だった。寒さも昨日ほどではなかった。大げさだが、さわやかな秋の日と言った感があった。しかし、原油価格はといえば、折角、12日の終値で大幅に低下したのに、早々とその分を取り戻しそうな動きで、とても、さわやかとは言えない。実に困ったことだ。 WTIは、12日寝際に大幅に上昇していたため、懸念しながら寝たが、12日の終値は、結局、1.77ドル安のバレル当り99.10ドルとなり、昨年末以来、初めての90ドル台を記録した。 その主因はヨーロッパがイラン原油の禁輸を半年程度引き伸ばしたことだという。そうだとすれば、このように、イラン問題で揺れ動くのは大問題だ。早急な改善が求められる。 ただし、ヨーロッパの株価が大きく崩れ、その時点ではドルも強かったことも大幅低下に影響を与えたのだろう。しかし、その後、アメリカ株が上げた。こうして今日にかけてムードが変わってしまった。 12日は投機のブレントも98セントながら下げた。しかし、111.26ドルという異様な高さに止まった。その結果、WTIとの逆値差は12.16ドルへと更に広がった。 金は逆に上げている。僅か8.1ドルだったが、上げオンス当り1647.7ドルになったのだ。最高値は1662.9ドルだった。ジリジリと上げて来たが、その上げの勢いは徐々に弱くなっている。 13日夕方の原油価格は上昇していた。アメリカ株の上昇を受け、アジア株も上げた。更にドルが対ユーロで弱くなった。株、為替の二大金融要因が強気になったのが上昇の主因だろう。 WTIは、87セント高の99.97ドルとなり、ほぼ100ドル水準だ。異様に高かった水準に容易に復帰した。投機のブレントは112.13ドルまで上昇している。金は逆に下げ、1.9ドル安の1645.8ドルになった。
2012年01月13日
コメント(0)
12日寝際の原油価格は、大幅に上昇していた。ヨーロッパ株の急伸を受けたものだ。ドルも対ユーロで弱くなった。相変わらずの株、為替の二大金融要因での上昇だ。勿論イラン問題への懸念もある。 WTIは、1.08ドル高のバレル当り101.95ドルまで上げた。現下の需給からすれば考えられない高水準であることには変わりが無い。世界経済の動脈を高くして良い分けが無い。言っても始まらないが。 投機のブレントは113.51ドルまで上昇した。113ドル台半ばと言う異様さだ。WTIとの逆値差は11.56まで広がった。こちらも異様な大きさのままだ。アジア原油に影響が大きいから本当に困る。 金は更に上げた。15.2ドル高のオンス当り1654.8ドルとなった。最高値は1659ドルまで上げた。更にジリジリと上げてはいるが、2000ドルを目指していた昨年の一時期とは大きく異なる。
2012年01月12日
コメント(0)
11日の原油価格(終値)は、ヨーロッパ株の低下、アメリカ株の上昇の狭間の中で大幅に低下した。ドルが相変わらず対ユーロで強いこと、アメリカの原油在庫が大幅に増加したことも効いたようだが、それにしては高いままだ。100ドル割れでもおかしくは無かった。 下げ止まったのは、イラン問題がジオポリ(地政学的)要因として残っていることも効いているのだろう。そのイランは大統領があのベネズエラのチャべス大統領を訪問して協力を要請したとのことだ。 孤立感を深めたイラン大統領は、必死なのだろうが、核開発問題は圧倒的にイランが悪い。その打開策をこんな形で解決しようとするのは誤りだ。OPEC内強硬派、似た者同士が何を言っても誰も耳を傾けない。 消費国政府は毅然たる態度で、イランに接するべきだ。核兵器をこれ以上世界に拡散させることは許せない。イランが核兵器製造を黙認されれば、次から次へと核兵器製造が広がって行くことだろう。 広島、長崎を経験し、更に今回は未曾有の原発事故まで経験した日本は、核開発については特に毅然たる態度をとるべきだし、それをどの国も理解してくれるだろう。 さて、11日のWTI(終値)は、1.37ドル安のバレル当り100.87ドルになった。100ドル割れには相当に距離を残した。100ドル割れを死守していた投機筋はホッとしていることだろう。 しかも、その後、上昇しているのだから、尚更だ。100ドル割れしなかった意義は大きい。ホルムズ閉鎖で150ドル、200ドルと期待しているのに、100ドル割れとなり発射台が下がったのでは100ドル台乗せで終わっています可能性も出てしまう。 投機筋は懸命だ。投機のブレントも下げたが、その下げ幅はWTIより小さかった。1.04ドル安の112.24ドルに止まった。112ドル台とは異様な高さだ。WTIとの逆値差は11.37ドルと広がった。 金は僅かながら更に上げた。8.1ドル高のオンス当り1639.6ドルとなった。最高値は1648ドルだ。こちらも僅かな上げだった。ジリジリと上げてはいるが、2000ドルを目指していた昨年の一時期ほどの勢いは無い。 12日正午過ぎ現在では、WTIが47セント高の101.34ドル、ブレントが103.01ドルとなっている。因みに金は4.5ドル高の1644.1ドルへと上昇している。
2012年01月12日
コメント(0)
10日の原油価格は、ヨーロッパ株の急上昇、アメリカ株の上昇を主因として上昇した。ドルもそれほどではないが、対ユーロで弱くなった。要は、株、為替の二大金融要因で動いた。 株、為替の二大金融要因はそれぞれ意味合いが異なるが、投機筋との関連が強いことでは同じだ。ちょっと分かり難かったが、為替は純粋に原油の価値に係わってくるが、株はそうではないことだ。 とは言え、それぞれそれでどの程度リンクして良いものかどうかについては疑問が残る。通常、減価と言った場合に使用されるのは物価指数だが、株価にはそのような明確な根拠は無い。より曖昧なものだ。 それにも係わらず、株価が上がれば、経済成長が暗示され、そしてインフレが嵩じるという繋がりなのだろうか?先進国においてはインフレは死語に近い。だから、論理性はともかく株価を引き合いに出しているのだろう。 その議論はともかく、昨日のWTI(終値)は、93セント高のバレル当り102.24ドルになった。ヨーロッパの株価急上昇からすれば、件のイラン問題もあったのだから良くぞここで止まったと言うところだ。 投機のブレントも上げたが、その上げ幅はWTIより小さかった。83セント高の113.28ドルになった。WTIとの逆値差はその幅を僅か狭めたが、11.04ドルと異様に大きい状態が続いている。 金も上げた。23.4ドル高のオンス当り1631.5ドルとなった。最高値は1641.2ドルまで伸ばした。金と原油が一緒に上げた。株価が上がり、金と原油が上がるという妙な関係には首を傾げざるを得ない。 両者ともに、ジオポリティックス(地政学的)要因に左右され易いし、ドルでの取引だからドル安、ドル高に強く影響される。原油、ドル市場にとってイラン問題は格好な材料だ。 消費国政府は本当に目覚めて頑張って欲しいが、フランス、ドイツで取り上げている金融取引税の導入でさえ、障害が大きいことを考えると、厳しい状況だ。 因みに、11日の市場の本格的動きは、まだまだこれからだが、ヨーロッパ、アメリカの株価上昇を受け、アジア株式市場で株価が上昇したにも係わらず、正午時点では原油価格は僅かながら下げている。但し、金は相変わらず上げてはいるが。
2012年01月11日
コメント(0)
9日の原油価格(終値)は僅か低下した。これで三日間連続の下げだが、その下げ幅はいかにも小さい。上げる時には大幅だが、同じ理由の弱気要因の筈がどうして小さいのか?答えは簡単だ。それが狙いだからだ。 WTIは、僅か25セント安のバレル当り101.31ドルになった。ヨーロッパの株安を受け、下げていた分の一部をアメリカ株の上昇で取り戻した格好だ。ドルは対ユーロで相変わらず強い。 投機のブレントもさすがに下げた。61セント安の112.45ドルになった。WTIとの逆値差はその幅を僅か狭めたが、未だに11ドル台と異様な状態が続いている。 金も下げた。8.7ドル安のオンス当り1608.1ドルとなった。最高値は1624.6ドル、最安値も1605.7ドルと変化は無かった。それにしても、金と原油の価格動向は似通うことが多い。 両者ともに、ジオポリティックス(地政学的)要因に左右され易いし、ドルでの取引だからドル安、ドル高に強く影響される。それに何よりも投機筋の影響を受け易い。 困ったことだが、金は世界経済に影響を与える分けではないからどうでも良いと言っても良いが、原油はそうはいかない。そこのところを消費国政府の重鎮は意識すべきだろう。 既に10日は、アメリカ株式市場の上昇を受け、アジア株式市場が軒並み上げていることから、原油、金ともに上げ基調に変わっている。しかも上げ幅は大きい。ひどいもんだ。
2012年01月10日
コメント(0)
午後7時半過ぎに価格情報を覗いたら、原油価格が午前に比べて僅か上げていた。とは言え、ヨーロッパ市場が開いて直ぐに急上昇して、その後、急速に下げた。 WTIは、今朝42セント安だったが、それから12セント上げて30セント安のバレル当り101.26ドルになっている。投機のブレントは113.14ドルまで上げている。WTIとの逆値差は12ドル弱まで広がった。 金も上げた。1.2ドル高のオンス当り1618ドルとなっている。最高値は1624.6ドルまで上げた。しかし、最安値も1605.7ドルまで下げた。取引レンジは若干広くなった。
2012年01月09日
コメント(0)
連休の今日も良い天気だ。いつの間にか、成人の日が15日から1月の第二月曜日に変わった。あまり、ピンとこなくなったが、テレビなどで成人式の模様が伝えられると、ああそうかと思う。 とにかく、今日はお休みで、日本の株式市場も閉じている。しかし、中国、オーストラリアと開いている。それによれば、上海だけが上げているが他は下げている。ドルは対ユーロで相変わらず高い。 原油価格はそんな中、僅か下げた。それからすれば、相変わらずの株、為替の二大金融要因が支配していると言えそうだ。イラン発言はどうなているのか?ホルムズを本当に閉鎖する気があるのか? 風化させずにしつこく、追求するべきだろう。消費国政府は、人騒がせなことは慎むように牽制すべきだろう。イラン依存度の高い国々は、嫌な気がするのだろうが、そこは国際機関が頑張って不安を解消すべきだろう。 そんなことも、出来ないようでは、不当、不正、暴言には対処することは出来ない。イランの勝手な核開発を許してはいけない。国際的な監視のもと、イランも正々堂々と平和的な核開発を進めれば良い。 週明け9日午前のWTIは、僅か42セントだが下げて、バレル当り101.14ドルになった。それにしても高い。100ドル以下でもおかしくなかったのに、未だに101ドル台だ。 投機のブレントも僅か11セントだが下げ、112.95ドルとなっている。それにしてもひどいもんだ。WTIとの逆値差は11ドル台まで広がったままだ。中東原油もブレントの影響を受けるから異様に高い。 金も下げた。6ドル安のオンス当り1610.8ドルまで低下した。最高値は1617.9ドルまで下がった。しかし、最安値も1609.1ドルと狭いレンジの動きになっている。まあ、1500ドルを超えているのだから、未だに高い。
2012年01月09日
コメント(0)
この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved. 原油価格高騰 イブラヒムは、イエイツの言っていたことを心の中で反芻していた。リヤドの冬は寒い。時には気温が零度を下回ることもある。一一月末の今は、まだそこまでは寒いということはないが、灼熱の国の火照りが残っているだけ、気温の急激な変化について行くことが出来ない。"これから、一〇〇ドル、一五〇ドルと引き上げて行くつもりだ。ただ、上げたり、下げたりしながらだがな" イブラヒムは、思わぬ寒さに襲われた。イブラヒムはブルッと体を震わせた。 原油価格は、なかなか一〇〇ドルを超えることはなかった。しかし、八〇ドル台に戻すこともなかった。「ただ、上げたり、下げたりしながらだがな、か。イエイツの思惑通りに事が進むかどうかは分からないが、大量の資金の裏づけがあることが強みだ。気に食わない奴だが、それと儲けを確保するための協力とは別物だ。殿下のメリットになるならば、嫌な奴とでも一緒に取引を進めるさ」 イブラヒムは呟いていた。一一月下旬は、二三日に、ヨーロッパの信用不安の高まり世界経済の先行き不安を主因として、九六・一七ドルまで下げたが、その後、ジリジリと上げた。そして、一一月三〇日に一〇〇・三六ドルとようやく一〇〇ドルを超えた。 日銀、米連邦準備制度理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、イングランド銀行、スイス国立銀行、カナダ銀行の六つの主要中央銀行が、ヨーロッパの経済不安を背景とした国際金融市場での流動性低下に備え、通貨供給を強化する協調策を発表したからだ。 イブラヒムの部屋の電話が鳴った。イブラヒムはそろそろイエイツから電話が掛かって来る頃だと思っていた。「イブラヒム。どうだ。一〇〇ドルになったろう」 まるで自分が一〇〇ドルにしたような口振りだった。「殿下もきっとご満悦だろう」 アブドルアジズは父トルキを亡くして滅入っていた。そんなことはお構い無しだ。イエイツの無神経さには、腹がたったが、言わせるだけ言わせることにしていた。「仰る通りですね。でも、何でこんなにヨーロッパの信用不安が解消されたり、高まったりとまるで猫の目のようにクルクルと動くんでしょうね」 イエイツは、多少ぎくっとしたようだったが、勝てば官軍負ければ賊軍の心境だった。「まあ、そんなもんだ。何でも良い。今の内に儲けておけよ。いずれまた下降局面が来る。そして、その後はまた上げる。まあ、そんなもんだ」 イエイツは得意な時には、まあ、そんなもんだを連発する。 イブラヒムは、確かにイエイツの言う通りだったから、イエイツの路線に乗っかることにした。「会長。それでは、それまで儲けさせて貰いましょう」 イブラヒムは、アブドルアジズの資金も大量に市場に投入した。イエイツは、嵩に来て、この時とばかりに大量の資金を投入して原油を買いに出た。 一〇〇ドル超えは一二月七日まで六営業日続いた。 イエイツはますますご満悦だった。「イブラヒム。これで良いだろう。そろそろ引こうか」
2012年01月08日
コメント(0)

この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved.
2012年01月08日
コメント(0)
今日も実に良い天気だ。しかし、原油相場は高止まりだ。天気晴朗なれども波風高しと言ったところか。アメリカの石油週報をつぶさに見ていると信じられないような高さだ。 アメリカの昨年最終週の石油需要量は日量約1800万バレル、昨年同期が1900万バレルだった。過去四週間の移動平均では約1860万バレルに対し2000万バレル、即ち、7.2%減だ! 主力製品のガソリンの需要は、約880万バレルに対し約920万バレル、即ち4.9%減だ。それに、燃料エタノールの供給量は約96.2万バレルに対し91.2万バレル、即ち4.4%増だ。どこからどうみても弱気要因だ。 6日のWTI(終値)は、僅か25セント安のバレル当り101.56ドルとなった。需給からすれば、100ドル以下になってもおかしくはなかった筈なのに実におかしい。この数年間はこんなことばかりだった。 投機のブレントに至っては32セント上げて113.06ドルとなった。ひどいもんだ。WTIとの逆値差は11ドル台まで広がった。中東原油はこのブレントの影響を受けるからアジアは堪ったものではない。 金も下げた。3.3ドル安のオンス当り1616.8ドルまで低下した。最高値は1632.3ドルまで上げた。週を通じると原油と同じような動きだ。 今週を総括すれば、原油価格も、金価格も、結局、ジオポリ要因で上げたということだ。結局、投機に踊らされ、ご祝儀相場になってしまった。
2012年01月07日
コメント(0)
6日寝際の原油価格は僅か上昇した。株価はアジアが不調だったが、ヨーロッパが上げた。ただ、ドルは未だに対ユーロで圧倒的に強いから、その上昇気流を押さえ込んでいる形だ。 相変わらず、株、為替の二大金融要因が主因だ。困ったものだ。昨日のアメリカ政府の石油週報は、圧倒的な弱気要因だった。特に、石油需要が大幅に減少していることに注目しなければならない。 しかも、アメリカでは、バイオ燃料も相当に増えているから、石油需要は見た目より減っていると言って良い。経済指標が好調であっても、需要とはリンクしていない。そこにもっと注目すべきだろう。 6日寝際のWTIは、56セント高のバレル当り102.37ドルまで上げている。本来なら、100ドル以下になってもおかしくはなかった筈なのに実におかしい。イランの威嚇に踊らされてはいけない。 投機のブレントは112.67ドルとほぼ昨日の終値と同じだ。異様に上げているのだから、この辺で一休みだ。とにかく、異様に高いままだ。WTIとの逆値差は10ドル台のままだ。誠にひどいもんだ。 他方、金は上げ続けている。3.3ドル高のオンス当り1623.4ドルになっている。最高値は1629.3ドルとそれほど高くは無い。ジオポリ要因が影を落としているに違いない。
2012年01月06日
コメント(0)
5日の原油価格(終値)は低下した。株価はヨーロッパが下げ、アメリカが僅か上昇と異なっていたが、ドルは対ユーロで圧倒的に強い。そんなことが影響したのだろう。 アメリカ政府の石油週報では、結局、在庫統計は全て圧倒的な弱気要因だった。普通なら、原油価格は急落の筈だ。それを救ったのが、またまたイラン問題だ。 何ともひどいもんだ。ご祝儀相場からの流れが一向に止まらない。おかしなことだ。原油価格対策も含めて、消費国政府は理不尽なイランに対し毅然たる態度を示すべきだろう。 5日のWTI(終値)は、1.41ドル安のバレル当り101.81ドルまで下げた。本来なら、100ドル以下になってもおかしくはなかった筈だ。6日午後3時前の現在も続落はしているが、25セント安の101.56ドルと高い。 投機のブレントは5日の終値が112.74ドルまで下げ、今は、112.49ドルだ。これまた異様に高いままだ。WTIとの逆値差は昨日終値で10.93ドルまで広がった。誠にひどいもんだ。 他方、金は上げ続けている。昨日の終値が、7.4ドル高のオンス当り1620.1ドル、そして現在が6.6ドル高の1626.7ドルとジリジリと上げている。ジオポリ要因が影を落とすことの多い金らしい動きだ。
2012年01月06日
コメント(0)
この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved. 「GCC(主要湾岸産油国で構成されている協議会)諸国を揺るがすような"アラブの春"が起きれば、原油価格は一気に二〇〇ドル、いやそれ以上になるだろう。生唾ものだが、生憎、そんな可能性は少ない、と思っている。お前のいるサウジなんか、カティーフで小さなデモがあったくらいだろう。シーアもサウジではマイナーだ」 イブラヒムは、ますますイエイツの物言いが気に食わなかった。儲けのことしか考えない。民主化なんか関係ない。とにかく儲けに繋がらなければいけない。儲けに繋がる限り、アラブの春にも期待する。イブラヒムも儲けを追ってはいるが、民主化そのものにも関心があった。「仰る通りでしょう。サウジの安定性は抜群ですよ」「そうだな。サウジはGCCの要だし、加盟諸国の政治的安定性にも相当に貢献している。それだけではない。サウジ内への投資は勿論、アラブの春で揺れた、チュニジア、エジプトなどにも資金的協力をしている。たいしたものだ」 イエイツは本当に饒舌だった。「国内の公務員給与を引き上げたりしたようだな。あれじゃ、文句など出る分けも無い。しかし、それは、勿論、諸刃の刃だ。金をバラ撒くためには原油価格を上げなければいけないが、そうすれば、世界経済が疲弊するだろうし、需要が減少するかも知れん。サウジはイランとは違うからそう考える。そのバランスが難しい。あんまり民衆に迎合してガソリン価格を安く据え置いても内需が増えるし、財政面では悪い」 止まることの無い、イエイツの言葉には辟易としていた。しかも、イブラヒムの知っていることばかりだ。「会長は良くご存知で。私からのアドバイスなど必要ありませんね」 思わず、イブラヒムの語気が強くなった。確かに、イエイツは良く知ってはいたので、イエイツが、その変化に気付かないかと思っていた。しかし、イエイツはそんなことには長けている。「いやいや、お前から生の情報を得ることは貴重だ。これからも宜しく頼む。それから、何よりも殿下との連絡はお前しかとれない。お前に頼るしかない」 イエイツは急に下手に出て来た。「宜しく頼むよ。お前の言う通りサウジの安定性は抜群だと思うよ。今度も、殿下の父・トルキ皇太子が亡くなっても、何の問題も無かった」 この情報はイブラヒムを驚かせた。「えっ、トルキ皇太子が」 イブラヒムはトルキ皇太子の死亡は知らなかった。それで、アブドルアジズと長い間コンタクトがとれなかったのかと全て合点が行った。「なんだ。お前は知らなかったのか。尤も我々もまだその情報を極秘で入手したばかりだがな」 イブラヒムは言葉が詰まった。それにしても、シルバーマンの情報収集力は凄いと、改めて驚いていた。その内、サウジ国内では大騒ぎになるだろう。しかし、イエイツの言う通り、それが政治的安定性を損なうことにはならないだろう。そうイブラヒムも考えていた。
2012年01月05日
コメント(0)

この作品はフィクションであり実在の人物団体等とは一切関係ありません。Copyright(C) 2008-2011 Kazuo KAWAHARA All rights reserved.
2012年01月05日
コメント(0)
5日夜の原油価格は低下した。開場当初、急上昇したヨーロッパの株が急降下し始めたからだろう。しかも、ドルが対ユーロでまた高くなった。相変わらず、株、為替の二大金融要因が効いている。 WTIは、午後8時過ぎには、64セント安のバレル当り102.58ドルと、終に103ドルを割った。投機のブレントは113.40ドルまで低下したが、未だ113ドル台に止まっている。WTIとの逆値差も10ドル台のままだ。 金も下げた。しかし、未だ昨日の終値より僅か1ドル高い、オンス当り1613.7ドルに止まっている。最高値は1626.8ドルだ。一時期よりは下げてはいるが、それでも1500ドルを超えている分けだから、高いことは高い。 これから、アメリカ市場が開く、石油週報も出る。在庫動向がどうなっているか?この数年間は株、為替の二大金融要因が主導していて需給要因はほぼ都合の良い時だけ投機筋に利用されるだけだったがさて今年はどうなるか?
2012年01月05日
コメント(0)
全57件 (57件中 1-50件目)
![]()

