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細かい移動の多い一日が始まった。朝、愛知県から品川へ。資料を届けて六本木へ。そこで、運営計画の打合せを2hくらい行う。終了後、チームメンバーとRさんと遅いランチミーティング。上海の出張が多いので、中華は避けて日本食を選ぶ(笑)。それから西武線で埼玉県の日高市へ。面接採用の打合せに少し立寄る。終了後、レストランで絶対に食べたかった<豚しゃぶ>を堪能する。22:00頃、帰路へと向かう。途中、香取くんから連絡が入る。今日は「テーマパークが私の学校」のOFF会があったらしく、2次会中とのこと。ゲストはあの町丸さんで、2人での対談形式のOFF会だったらしい。スケジュールで参加できなかったが、相当悔しいシチュエーションだった。さっそく、帰路を変更し亀戸駅に向かう。終電近い時間にも関わらず、10名くらいの方々が談笑中だった。OFF会でよく見る、知る人ぞ知るメルマガの作者から、あの加賀谷くんもいた。しばしの談笑後、2次会は無事終了。一応解散したものの、町丸さん、香取くん、katsumiくんとで会うのは1年ぶりくらい香取くんの会社設立の祝杯も兼ねてそのまま4人で3次会へ。悔しいのでそれとなく対談の内容をうかがう。ちょっとだけ<プチ町丸塾>を聞くことができた。著名なコンサルタントと違って、あくまでも現役バリバリの中間管理職である彼の言動は僕らの業界では常に大注目である。今日も「なるほど!」が20個くらいあった。こうして香取くんやkatsumiくんとのやり取りを見ていると、「誰よりも厳しいけど、一番喜んでくれる人」という言葉にウソはないのがよくわかる。今日も名古屋の出張からダッシュで駆けつけてくれたらしい。一方、部下側の立場に立てば、「尊敬している人の指導ならなんでも受け入れる」というのが見えてくる。部下が言うことを聞かない。指導者研修をして欲しい…と言われることがあるが、小手先の指導要領よりも、尊敬されるくらいちゃんと仕事をやりましょう…という見本がそこにいた。尊敬されていない人が<ハーバード・ビジネス・レビュー>を定期購読しても空しい限りだ。「なぜ、尊敬されるのか?」の問に対して、部下の皆さんの答えは、「一番一生懸命に仕事しているから」「それを楽しんでいるから」というのが返事だった。かれこれ15年間も喧喧諤諤やりながらそれぞれ好きなことをしてすぐに集まる…。羨ましい限りだ。帰りは香取くんが車で送ってくれた。色々話しながら、町丸さんから紹介されてからの約9年間を走馬灯のように思い出した。一人のヤンキー青年の成長の過程を真近で見れたことが僕の現在の仕事に大変役立っているどころか、財産である、と再確認できた。
2004/03/31
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この3月から5月は、かつてないほどの出張ラッシュになった。そのほどんどが研修関係である。この時期はオンシーズンなんでしょうね。ちなみに4月は自宅で寝れる日は4日くらいだろう…。そうなると、一度に大量の資料を運ぶことになるから堪らない。それで、外付けのハードディスクを買うことにした。とても小さくて軽く、60GBも入る。ついでにカード型のTVチューナーも買った。これで見たい番組をハードディスクに録画しておいて、移動中に見よう、と。大変便利な品物で、大いに気に入っている。その勢いで、CDやDVDのコーナーに足を運ぶと、なななんと、高中正義のライブCDがあった。僕が高校生の頃、パイオニアのCMで大ブレイク?して、ギターやベースを始めるきっかけになったギタリストである。懐かしさで2枚買ってしまった。もう20数年前の曲が満載なのがうれしかった。さっそく移動の新幹線の中でDVDでライブを楽しむ。ファン心に感動したのは、日比谷野外音楽堂のライブで、23年前とほぼ同じシチュエーションで同じ曲を演奏していたことである。当時、高校生だった僕はその客席にいた。だから、なんとも<胸キュン>な気持ちになる。その頃の感覚に戻れたのは大変なリフレッシュだった。DVDを見ながら、やりたいことを素直になんでもやっていた時にのことを思い出していた。「好きなことをやってお金がもらえたら幸せだろうなぁ…」と、ステージを見上げていた。それから23年して、それなりに好きなことをしてお金をもらっているのだから、今も幸せなんだなぁと、実感できた。4月5月の出張工程表を見た時に、「いくらなんでも…」と、少しむっとしたり気分がすぐれなかったが、DVDを見終わった後は、「売れっ子のミュージシャンがツアーで巡業している気分」に置き換えることにした。ギターやベースの夢がノートパソコンに代わってしまったが、お気に入りの愛機<VAIOーTR3>と共に移動を楽しみながら過ごしたいと思います。
2004/03/28
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どんなジャンルであれ、全国大会を目指したり…あるいは世界一を目指したり…の経験がある人は、仕事の中で<凄い人><うまい人>を紹介するとすぐにわかる。心にヒットする。あるいは「フックする」ようだ。社会人になってもピアノのレッスンを続けている友人は、物事の「奥行き」を嫌と言うほど理解している。「一見ちょっと」だけど、実は膨大な差」をすぐに理解する力がある。すぐに見抜く。「この人は違う!」と。反対の場合もある。「私はプロです」という顔をしていても、「???」という少し怪しい?人たちもいる。そういう人たちには、できるだけそういう人(本当のプロ)を紹介したり、場合によってはお願いして一緒に働いてもらったりする。それでどういう反応があるのか?をみれば、その社員さんたちのレベルが嫌でもわかる。これは年齢は関係ない。キャリアを積んでも何も極めていない人もいるし、若くして、頂点めがけて努力しまくる人もいるから。コンサルをやっていて恵まれていると思うことは、こうしたプロと知り合いになれることだ。時に立ち直れないほど落ち込むほどの違いを体験するこもある。今でも。サービス業でプロまいていても、うまい人はツベコベ言わずにきちんと売ってみせる。やれマネジメントだ、マインドだの言う前に、何しろ結果を出す。仕事でプロに出会った時、あれこれ理由をあげて、見てみぬ振りをしたり、逃げたり、排除するパターンの人もいれば、しつこくくらいついていく人もいるから、反応は人それぞれである。能書きはさておき、そういううまい人たちと、真剣に何かで競ってみることも大事だと痛感している。そうしないと、一生「奥行き」や「紙一重」がわからないままになってしまう。これはいくつになっても変わらないと思う。それは…●20歳の成人式は「中野サンプラザ」だった。ゲストは、あの天才ギタリストの渡辺香津美氏だった。当時、ちょうど10歳年上で、生演奏を通して、「大人は凄いなぁ」と感心した。途中のトークはなぜか、今も耳を離れない。「僕が20歳になった時、10年後の目標を考えた。このくらいうまくなって、こういうレコードを作ろう…とか。そして、10年経って、実際に30歳になってみると、追いかけていた目標は手に入っていました。ところが、全然満足していないんです。なぜか?と言いますと、もっとうまい人たち、もっと素晴らしい演奏をたくさん体験してしまったからです。自分の技術が進歩すると、もっとうまい紙一重に気がつくようになるんです。下手なうちにはわからない。そういうことを10年間繰り返すと、次の10年の目標はもっと大きくなってしまいました…(笑)」当時、曲がりなりにもバンドなんかをやっていて喜んでいた僕は、その時の演奏とお話を聞いて…「ミュージシャンになってもいいかなぁ…」なんていうライトな夢は、あっという間に忘れました(笑)。彼ほどの努力ができるほど好きじゃないことに気がついたのです。これも、もし少しでもバンドをやっていたからその「うまさのレベルの圧倒的な違い」「次元の違い」に気がついたんでしょうね。ラッキーでした。そうして比較的若い時に、現在の仕事の道を意外あっさり決めることができたのだから、あの成人式には感謝しています。
2004/03/26
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企業のお手伝いをしていて実感するのは、顧客満足だマーケティングだサービスの向上だ…と、与えられた仕事そのものの課題より、一番難しいのは、その会社の社内事情である、ことが多い。これがクリアな企業は実に気持ちよく仕事ができるし、大きく羽ばたくんだなぁということも痛感している。特に研修やトレーニングの仕事を受けていると、「遠慮なく、ガツーン!!とやっちゃって下さい!」などと依頼を受けることがある。ようは部長の言うことを聞かない課長や係長がいたりするから、この際に厳しくしてくれ…ということだ。その対象は、主任だったり、アルバイトだったり…。ところが、普段接していない講師の僕がいきなり行って「ガツーン!!」なんてできるはずもない。本来であれば、「ガツーンとできない自分を教育してください」というなら話の道筋が通っていると思うが、なかなかそうはならない。そんなことを考えながら世の中を見渡せば、部長世代のお父さんたちは自分の子供にもガツーン!!とできていない人が多いのかもしれない。その年代を見渡せばそう感じてしまうことがある。先日、上海で買ったキムタク主演のドラマ「グッドラック」の、上司の香田キャプテン(堤真一)を見ていて、そんなことを考えた。大変、厳しい上司だ。冷静さもスキルも半端ではない。まぁドラマだから少し行き過ぎに見えるシーンもあるが、なんとなく、香取くんの「社会人として大切なことをみんなディズニーランドで教わった」にでてくる町丸さんを思い出した。よく打合せでムッとしたまま腕を組んだり、大変失礼な態度の社員さんが混ざっていたりする。けれど、クライアント側の誰も注意しない、できない時がある。自分の部下なのに…である。こういう時、町丸さんは黙っちゃいない。絶対に許さない。誠心誠意正す。すぐにやる。どんなことがあっても正す。当然、言われる方は身が凍るほど恐いに違いない。けれど、こうしてひとつずつ正して、必ず一人前にしてくれる。一人前にして堂々と給与をもらえるようにしようと思うからこそ手は抜かない。(手を抜けば社内不良債権と化すから)本人にその気があれば、できるようになるまで何ヶ月でも付き合ってくれる。そして、それを乗り越えた人々は皆、業界で大活躍している。今年に入ってからも、町丸塾の卒業生が2人も独立した。社長誕生である。別に起業塾みたいな所に通ったわけでもなく、鍛え上げられた結果、様々な人々に認められるようになっただけ。こう言い方は、元町丸さんの部下たちには失礼かもしれないが、今の世の中で本当に貴重なのは町丸さんみたいな人だと思う。香取くんをはじめ、多くの人材を真剣に指導して、世に送り出せる人…。本当に貴重なんでしょうね。だから、「社内が一番難しい」会社がたくさんあるのかな?と思う。そろそろ本当に「町丸塾」やってくれないかなぁ…。
2004/03/23
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社会人生活も20年を超えると、やたらな著名人より、本当にお世話になっている人、影響を受けている人、尊敬している人…など、心の中の「プチ師匠」が何名かいる。気がつけば、上海での仕事と生活においてはma-meitさんに「おんぶにだっこに肩車状態?」である。「上海フードコーディネーター」という触込みであるが、僕から言わせれば、「上海ビジネスコーディネーター」である。僕の今回の仕事は飲食関連ではない。けれど、業界以前の問題として、上海で仕事を実践するのに色々とお手伝い頂いている。楽天日記を書いたり、メルマガの発行のサポートなんかをしていると、○○セミナーやOFF会のお誘いなどがあったりするが、そんな中、最も楽天をやっていて良かったを思える出会いだった。マンスリーマンションの手配から、インターネットカード、国際電話カードなどの購入、…といった、ジビネスに必要な現実的な準備から、通訳さんとの仲立ちをしてもらい、「今の訳はおかしい。もっと丁寧に訳して」とか、「その単語じゃない。こうやくしてくれないと…」などなど、日本語の微妙なニュアンスをきちんと伝えるためのコーディネーターとしても活躍して頂いている。これは本当に大事で、僕自身は、一体どのように訳されているのかどうなのか?全くわからないから、手を抜かれてしまうこともある。そこをしっかり監視して頂く。通訳のコーチである。また「レジェ研@所長さん。そこは曖昧だから、もっとちゃんと話してください」など。また、「財布をすられた」「パスポートをなくした」…という深刻な事態まで、一体、なんの業務をお願いしているのか?頼んでいるこちらがわからなくなってしまうほど、色々とサポート頂いている。だから、ビジネスコーディネーター…という位置づけになる。そうは言っても、やはり本当に「良かった!」と実感するのはやはり「夕食時」である。「今日は何食べたいですか?」「○○はどうですか?おいしいですよ!」…と一日の疲れを癒す食事は、実は大変大事な要素である。そこは本職@フードコーディネーター。職業柄とご本人の好奇心とで、まぁ色々なお店をご存知である。それはとても楽しみであり、まさに食はエンターテイメントなんだなぁ…と実感する瞬間である。そこそこ高給な料理から、一食10元のお店まで多種多様な選択肢があるからうれしい。僕よりもかなり年下ではあるが、学んだことがある。それは、語学とか知識量だけではなく、それを活かすだけの気づかいとフットワークがあるか、ないか?である。おそらくこの広い上海では、もっと語学力のある人や知識の豊かの人はいるかもしれないが、「気づかい」と「フットワーク」までセットになると、なかなかいないのかもしれない。ビジネススキルというと、語学とか知識系に偏りがちだが、こうして現地でお世話になってみると、その差は、気づかいとかフットワークのことである…ということがよくわかってくる。プロジェクト業務は様々な難題があるが、こうして信頼できる「年下の師匠」のような人物に出会えると、大変心強いものだ。「仕事は年齢じゃない」を噛み締める瞬間である。
2004/03/21
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上海では、どちらかと言えばバリバリの欧米企業型のワーキングスタイルが多いようだ。大卒、学院卒、留学組み…。皆、少しでも良い条件の企業を探してバンバン転職をするらしい。凄い(ひどい?)人は、一年間に6回も転職する…など。ただ、個人的にはあまり手放しで賛同できない部分もある。それは以前にも書いたが、本当にキャリア的な都合とか条件だけならまだいいが、嫌になったら辞める…も混ざっていると思うからだ。そこで、思い切って日本流の「石の上にも3年」みたない話をしてみた。ようは、多少は継続するから得られるノウハウやスキル、それに信用もあるんですよ、ということ。反面、ちょっとビビリながら…。反応は…これは以外にも、「そういう考えもあるな」となった。また、そういうことをビシッと教えてくれる人がいなかった、と。少なくとも、彼ら彼女達の選択肢を広げられたのかな?と思う。休憩時間の雑談で聞いた話によると、現実には、しょっちゅう転職するのは大変疲れる、とのこと。退職手続き→求職活動→引越し→入社手続き…これを毎年繰り返していると、現実にはあまり大したことができない、とのこと。それはそうだろうな、と思う。一般的に、欧米企業の方が高給だが、それにはそれなりの理由がある。移り変わりの激しい上海だが、腰を落ち着けてスキルを身につけたいという若者もいる、ということがわかって、なんだか少しホッとした。マスコミの情報を眺めていると、皆、バリバリチャキチャキの人ばかりに思えていたので、正直言って、少しやりづらさを感じていた。やはり、どんな所でも色んな考え方の人がいるもんだ。皆、同じなわけがないんですね。
2004/03/20
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今回のトレーニングで特に痛感したことがある。それはマネージャークラスのエリート意識である。これが僕の知りうる限り、日本とかなり違うように感じた。こうした経験者は中途採用で入社することになる。学歴が優秀なのはもちろん、キャリアもしっかりしている。ただし、それだけではない。「使命感を持っている」ことが最大の違いだ。途中で入社してきて「僕には僕の考えがある…」などと中途半端な経験者ではなく、相手を理解するキャパシティがある。パソコンで言えば「メモリーが大きい」ということ。どんなに経験があってメモリーが小さい人はすぐに「フリーズ」する。自分ひとりで固まっている。他を受け入れる素養が無い。実はプライドも小さい。メモリーの大きさとプライドの大きさは比例する。真のエリートは、環境を受け入れながら自己実現していこうと努力する。それはトレーニングでもよくわかった。なぜなら表情が違う。トレーニングでも仕事でも会議でも表情でわかる。これはお互い様のこと。講師をしながらも、彼ら彼女たちと同年代だった頃の自分を思い出した。あんなイキイキした表情をしていただろうか?と。自分と照らし合わせると尚更悔しいと思った。家族のため、両親のため、恩師のため、会社のため、未来のため、国ため…。僕らでは言葉にするのも照れてしまうような単語だし、実際に口にしない。あるいは思っていない…かもしれない。この意識の持ち方がそのままトレーニングに、仕事に臨む姿勢の違いとなって現れる。「自己実現」とは、使いようによっては便利な言葉だと思った。ちょっと的がズレれば、自分勝手である。単なる自己満足とも言える。逃げにも使える。最近乱用が多発しているのではないだろうか?「それはそれでいいじゃない!」…という声が聞こえてきそうだが、僕は、「使命感を持った人たちがいてもいいじゃないか!」と言いたい。もちろん、全ての中国人がそうではないだろうけれど、少なくとも僕が出会ったスタッフはそうだから、これも事実の一部である。感心してばかりでは悔しいので、帰国したら日本の作ったエリートたちの本を読んでみたいと思う。
2004/03/19
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▼上海OJT見聞録通訳さんを挟んでのトレーニングは通常の2倍以上の時間を要する。とても優秀なスタッフたちなので、理解力は抜群だが、いかんせん、通訳さんは大変だ。業界用語、商品用語、それにサービスに関する用語…と、日本語がよほど熟練していてもなかなか訳すのは難しいはず。なので、こうした教育は優秀な通訳さんを雇えるか?が大きなポイントだ。ここにお金を使わなければならない。今回お願いしている通訳さんもそれなりに優秀だが、毎日、わからない用語と格闘しているのも事実。そうした通訳の間があると、トレーニングがなんとなくダレてくる。だからできるだけ、ビデオ教材などが有効的だと実感。そうは言っても、今回はそうした教材の準備は十分ではない。昨夜そんなことを部屋の中で考えていると…DVDが目に入った。一週間くらい前に食事の後、露天でDVDを買ったものだ。(半分売りつけられたようなものだが…)よくわからずに、8枚くらい買った。(海賊版なので激安である)マンションに戻ってよく見ると、なぜかキムタクが主演のTBSのドラマの「GOOD LUCK」全巻がまぎれていた。(ANA=全日空が舞台のドラマ)「ちゃんと見れるのかな?」とVAIOで試してみると、これまたちゃんと映った。それで色々とドラマを見てみると、随所にキャビンアテンダント(旧スチュワーデス)の登場するシーンがある。しかも、トレーニングのシーンも…。いくつのシーンを覚えておいて今日のトレーニングでちょっと上映してみた。上海でもキムタクは大変有名のようで、女の子たちはキムタクばかりに目が釘付けになってしまう…などの予想外のこともあったが、同じシーンを繰り返し見ることで、言葉はわからなくても、丁寧で物腰の柔らかいサービスは理解できたようだ。教育会社が作成した教育ビデオも悪くは無いが、日本にはこういったドラマが多数あるので助かる。ちなみに、男の子の方が冷静にサービスを見ていたけれど、女の子は…目を見開いて興奮気味(笑)でした。キムタクに感謝である(笑)。明日はどのシーンで行こうか?検討中…。
2004/03/17
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スタッフの皆さんは、毎日、予習と復習をしている。自宅でじっくりやってくる人もいる。こういうのは日本と比べるとちょっとビックリである。問題は、こちらの予習、復習である。日本ならなんていうことはない、研修でも、上海で行うには、色んな準備が必要になる。改めて内容を読み返して、「日本独特の部分」を確認する。上海でも共通してるだろう…ところはどこか?…など。それと、単語もあまり難しい?日本独特の言葉や言い回しなどがないように頭に叩き込む。そうしないと、通訳さんが堪らない…らしい。通訳さんを挟んでの研修で学んだことは、いかに適当な日本語、言葉遣いになっているか、大変自覚できたことだ。だらだらと長い話。カタカナだらけの言葉。そして、文法がメチャメチャ。…で、通訳さんは本当に大変だ。約2週間で、多少矯正されたかもしれない。いちいち「私は○○と思います」と、「私」という主語をきちんと置くようになった。カタカナ英語も、通訳さんに「それを日本語で言ってください」と言われると「???」と、よく考えたらカタカナでしか理解していない言葉があることにも気がついた。(こりゃあまずいなぁ、と)語学留学もいけど、副産物として日本語矯正留学というのもあるかもしれない…と、まじめに考えてしまった。中国語に興味がない時は、なんとなく「チュン、チュン、チャンチャン」大きな声でうるさいなぁ…くらいにしか思っていなかった。ところが、中国語に興味を持ち出して、何しろ真剣に聞くようになってくると、とても美しいメロディのように聞こえてくるようになるから不思議だ。通訳さんがいても、こちらの目を見て必死に思いを伝えようとする姿と声には、心を打たれることがある。「発音命」の中国語だから当然と言えば当然だが…。世界的に優秀な音楽家を多数輩出しているのは、この発音にあると思った。少なくとも、日本人よりは音感が発達しているのではないだろうか?そうでないと、話せない。同じ言葉でも発音で使い分ける…というのは、とても動物的な能力で、今ではスッカリ羨ましい言葉に思えてきた。聞く姿勢が変わると聞こえてくるものが違ってくる…の典型的な例かもしれない。サービスマインド研修をしに行って、実はこちらのマインドが変わってきていることに気がついた。言葉がわからないのは一刻も早く勉強しなくてはいけないと自覚しているが、全部わかるようになると、あの美しいメロディがメロディに聞こえなくなるのかと思うと、なんとも複雑な想いがする。
2004/03/16
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日本と中国の違う点を色々と考える。今の仕事を通してまずわかったことは、日本と違って、多くの学生さんは質素である。少なくとも外見は。女性も限りなくスッピンに近い人が多い。けれども「素肌美人」だから羨ましい。なぜ、そう感じるか?というと、就職すると、美容院に行ったり、化粧品を揃えだしたり…色々と女性らしさが加速するからだ。おまけに若いときから肌をいじめてないから、化粧をすると大変肌が活きてくる。元気な感じがいい。今日も週明けで研修会場に行くと、早くもバシッと素敵に変化しているスタッフが数名いた。自分できちんとお金を稼げるようになると、皆、それなりに日本人の女性のように変化してくる。けれど、収入が無いときには、きちんと質素だから、これまた素晴らしいと思った。いくら上海の都会化が加速している…とはいっても、女子中高生の化粧全開娘はまだまだ稀のようだ。その年齢にしかできないことをしっかりやっておく…そうするとなんだかとても地に足が着いている感じがする。そういう親の教育はいつの時代でも大切なんだなぁと。ということで、化粧のうまさは日本。素肌美人は上海…というのが僕のジャッジです(笑)。
2004/03/15
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現在住んでいる上海のマンションの1Fにカフェがオープンした。教えてくれたのは、もちろんma-meitさん。食のコンサルだから敏感である。さっそく行ってみることに。感想は…非常好!で、日本のサービスがどうの中国はどうの…のレベルでなく、大変気持ちいい、素晴らしいサービスだった。愛国心全開モードで考えれば、「これはまずい。追いつかれた?」みたいな気持ちにもなる。「カフェでこのよりいい所を10店舗あげよ」と出題されても、すぐには思い浮かばない…ほどである。ただ、ひとりのお客としては、「絶対にまた来ます!」とファンになってしまった。(毎日行きたいくらいです)よく「笑顔が大事なんです」という話を聞くし、自分でもそう話すこともあるが、これほどの笑顔は…と、ため息が出た。自分にもこんな笑顔の時期はあったのだろうか?と。なんというか、「サービスの笑顔」ではなく「うれしそうな笑顔」だった。「ようこそ…」と口で言うのは簡単だが、彼女たちの笑顔には、そう書いてあった。(ような気がする)あとで冷静に考えれば、「それなりに美味しい珈琲」だったはずだが、店内にいる時は、「いやー、うまい!」である。10倍くらい美味しく感じていたのではないだろうか?現在、トレーニングをしている身ではあるが、できることなら、トレーニングで働かして頂きたい…というのが正直な気持ちである。明日から、ちょこちょこ顔を出して勉強させて頂こうと思っている。もちろん日本に持ち帰るためです。教えに行ったつもりが、ちゃっかり逆輸入です(笑)。
2004/03/14
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朝、久しぶりに「恐怖の二度寝」をしてしまった。ビックリして飛び起きて、ダッシュ…である。幸いタクシーがすぐに捕まったので、間に合ったが…。●よくメモを取る卒業して間もない人は大変よくメモを取る。そのせいか、前日の内容なんかを質問しても、バシッと答えてくる。メモを見ながら答えている…というよりは、書いたから覚えている…という方が正しいようだ。最近、PCばかりに頼って、メモを取らなくなってしまったことに気がつく。●よく寝る?「毎日、何時間くらい寝ますか?」という質問に対して、10h、8hが多かった。大変よく寝るらしい。「好きなことは?」の質問にも「寝ること」という答えもあるくらいである。日本では好きなことで睡眠はなかなか出ない。ただ、色々聞いてみると、「夜自宅ですることがないから…」ということもある。夕食の後、シャワーを浴びたら…寝る、とシンプルである。そう言えば街中には日本で言うところの「居酒屋さん」が見当たらない。会社帰りに一杯!の習慣は低いようだ。外資系は別だが…。そのせいもあってか、化粧が薄い、あるいはスッピンでもお肌が大変きれいな人が多い。素肌美人である。(これはきっと日本女性なら羨ましいに違いない)よく寝ているからか?●ケチになってきた…?上海に通いだした頃は「おお、安い!」といちいちビックリしていた。お昼も、ビルの中にあるレストランに行く。浦東にあるから、と心中の都心である。それでも、大きなワンタンが10個も入って7元である。これ一杯でおなか一杯で、しかも大変美味しい。ところが、この所、段々と値段をよく見るようになって来た。さっきもma-meitさんと文房具を探しに買い物に行った際に、「これにしようか?」「ちょっとまって、こっちは22元だよ」と経済感覚が現地化してくる。お昼も、38元のバイキングを食べたりして優越感?に浸っていたが、今ではスタッフの皆さんと一緒に「6元(80円くらい)のお弁当」を頼むようになった。(駐在員はお金が貯まる…は「なるほど!」である)
2004/03/12
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毎日の研修で「言葉の壁」を痛感している。一応、通訳さんは2人いるのだが…。それでも内容がサービスマインド研修だけに微妙なニュアンスが難しいらしく、考えたりの「間」が空いてしまう。そんな時はコーディネーターのma-meitさんが別の言葉に置き換えて訳してくれる…。…と、3人がかりで行っているのが実態である。ところが、実習になると様相は少し変わってきた。僕自身がやりなれている実習である、というのもあるが、スタッフの皆さんがこちらの雰囲気や考え方を理解しだしたせいで、呼吸が合ってくるのがわかる。不思議な感じがする。そして、そういう瞬間はちょっと鳥肌が立つ。スタッフの発表を聞いていて、なんとなく話している内容が少しわかってくる気がする。思わずうなづいて聞いている自分に驚いてみたり…。休憩時間に通訳さんがいない所で、何か話しかけようとしてくれることもある。モジモジしながら…。片言の英語と覚えたての日本語と中国語のミックスで…。それにこたえるこちらも同様。そんなレベルだから、会話の内容は他愛もない内容である。「先生は中国はどう?好き?」「日本では休日に何をしているの?」「先生、お弁当注文した?注文の仕方わかる?」などなど。それでも何とか通じ合うと、はしゃいでいたりする。早く言葉を練習して、通訳さんなしでも話せるようになりたい…という気持ちは変わらない。けれど、この歯痒さの中でしか味わえないこともあって、お互いに何とか伝えよう…としている気持ちも忘れたくない、と思った。
2004/03/11
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●記憶力が凄い?初日に「名前を覚えるゲーム」を実施した。新入社員教育などではよくあるやつだ。ところが、日本での研修と比べて半分以下の時間でさっかか終わってしまう。「凄いなぁ…、恐るべし中国」などと勝手に思っていた。ところが、冷静になってみると、「王微さん」「沈果さん」と、名前が短い。極端な話、半分である…ことに気がついた。日本なら「鈴木一郎」「今井美樹」と4文字が多いから、半分の時間で出来ても納得である。●マナーが悪い?正直、中国のマナーに対してはあまり良いイメージはない。これは日本人の共通的な見解だと思う。接してみての感想は、確かに「ちょっと荒い」と感じる。欧米のように椅子文化であることも手伝ってか、ただし「教わっていないだけ」とも言えるような気がしてる。というのも、休憩時間終了後に、全員席に着く。すると、必ず開けっ放しになっているドアを閉めに行く人もいるのだ。(よく気がつく女の子である)授業終了後も、話せるはずのない日本語を勉強してきて、「お疲れ様でした」と片言であいさつをしてくるスタッフもいる。他の言葉は話せないが、それだけは家で勉強してきたみたいだ。こういった心遣いには感謝である。ちなみに、いったん指導したマナーはきちんとやってのけるからさすがだ。●言葉のジレンマ「3ヶ月自由な時間があったら何をしたいですか?」と聞いてみた。最も多かったのが、旅行である。この辺は日本と同じような気がする。上海っ子も、都会っ子のせいか、「きれいな田舎にいきたい」という声が多かった。そんな中、「日本語を勉強したい」という答えも多かった。「なぜ?」と聞くと、「日本語がわからなくて直接先生の話を聞けないのは悔しい」と。たった2~3日でこれである。通訳さんと通してのじれったさは、スタッフの皆さんの方が感じていたんだなぁと。「今度こそ!」と心に誓ったものの、あいにく、ペラペラになっているはずもなく、こちらの方が大変申し訳ない気持ちになった。なので、中国語の勉強のスピードをあげなければ…。
2004/03/10
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いよいよトレーニングが始まった。初日は企業のオリエンテーションなので、ほとんど出番が無い。お陰でじっくりと新人スタッフの皆さんの表情を拝見できた。第一印象は、「面接で会った時よりも無表情!」である。当たり前と言えばそれまでだが、面接の時は、かたいながらも皆さん最高(もしくはそれに限りなく近い)表情でやってくる。入社時になると80%くらい。これが3ヶ月もすれば…は、日本でも同じである。だからできるだけ面接に立ち会うようにしている。「最高の状態」を知っておくためだ。これを把握しているから、トレーニング中にダレてきているのかどうか?がわかる。そうでないと、生まれつきなのかなんなのか?よくわからない。身だしなみも同様で、面接の時にはそれなりにビシッと決めてくることが多い。けれど、3ヶ月もたてばオフィスにジーンズ姿で登場したり…と、段々とゆるくなる。面接からトレーニングまでを担当することのメリットは、、「やればできるじゃん!」のレベルを知っているとどこまで成長したのか?頑張ったのか?はたまた、手を抜いているのか?…などよりよく理解できることにある。反対に、こちらも採用に立ち会ったからには真剣にやりますよ…という意思表示でもある。上海をはじめ、中国の各地から集まったスタッフの皆さんがこれからどのように成長していくのか?楽しみはつきない…なんてのんきなことを言っている場合じゃない。今も、名前を覚えている最中だったが、なかなか難しくて、つい楽天をのぞいてしまった…(笑)。なにしろ準備に3倍の時間がかかる。配布物はあまり配れないから(中文の資料が難しくて…)、できるだけ実習を多く取り入れるように準備している。今日は見学だけだったのに、一人気合が入り過ぎてしまって、帰宅したらグッタリだった。なんだかんだ言っても、本番前夜は色々と考えてしまう。(スポーツの試合前の記憶がそうさせるのだろうか?)企画段階や打合せで言ったことをきちんと実際にできるのかどうか?「口だけ番長」なのか?人は見ているし、もう一人の自分も見ているような気がする。ただ、個人的には、今まで味わった、成功と失敗の教訓をきちんと活かしたい…、というのが本音かもしれない。(自分にできることとして)言葉がと文化が壁になるのか?乗り越えられるのか?もうこうなったら、ワクワクドキドキの毎日を満喫したいと思います!
2004/03/08
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我々外国人の上海での移動の手段は、なんと言ってもタクシーである。バスもあるが、山手線や小田急線を凌ぐギューギューに腰が引けてしまってなかなか乗ることができない。それと少し地下鉄や鉄道がある。人口が1600万人の都市であることを考えると、なんとも足腰の弱い印象を受ける。上海には人がたくさんいる…と、よく聞くし、マスコミの報道にも多いが、冷静に見渡してみると、こうした交通機関の影響が大きい。東京都大して変わらない人口なのに、2倍くらいに感じる。その正体の一部は、こうした交通機関にある。(僕はそう考えた)日本では、特に東京の場合、完全に把握している人が少ない…と言われるほどの地下鉄やJR,私鉄などの鉄道網があり、バス路線も充実している。移動がスムーズな分、上海よりも混んでいる印象が少ない。また、自動車も東京の方が多いはずだが、自動車に乗っている、つまり稼動している時間が上海の方が長い。駐車場の問題などもあり、路上に出ている台数自体が多い。なので大変渋滞する。これも、道路上の延べの稼動時間数の違いが混み具合を左右している。(原因の一部として)そんな上海の中を歩いていると、交通ひとつとっても日本と中国と米国のそれぞれの考え方や取り組みの違い、それと弱みに気がつく。米国は、なにしろ自動車王国である。(ここでは特にカリフォルニア州)それにはしっかりとした戦略があって、1900年代半ばに鉄道会社が「そろそろ電車にしよう」と動き出した時、「いや、電気の供給が大変だからディーゼルにしたら…」と自動車メーカーが働きかけた。おまけに、「なんならディーゼル車両はタタであげるよ」と。鉄道会社はコレに飛びついた。これで自動車会社はシメシメで、勝負はあった。鉄道をディーゼルにしておくうちに、大量生産のコストダウンで大急ぎで自動車を普及させた。それにあわせて高速道路もバンバンできた。気がつけば、速度の遅い電車は段々とお客さんが遠のいて行った。赤字が増えていく。とは言っても、今さら新幹線を走らせるのは無理。インフラを作っていなかったからお話にならない。ますます自動車王国をひた走ることになる。ところが、ここにきて、広い米国も都市部はそろそろ限界で、「どうしよう?」と試行錯誤が続いている。大渋滞の時代がやってきた。電車にしておけばよかった…と、ひそかに昔の怠慢の擦り合いが各地で起きている。上海は、中国が世界に誇る国際都市造りまっしぐらで、何しろビルをバンバン建てた(現在進行形)。見た目の大変化を大切にしている。これには色々理由があるが、発展が誰の目にもわかりやすいことが重要。度々世界各国に報道させていれば、世界中から投資が集まりやすくなる。(この効果は絶大だった)そして、その通りになった。優先したのはそっちの方だから、交通機関、つまり足腰が弱くなってきた。ビルは投資が集まりやすいが、鉄道はどこも国家事業である。そこで、また目立つことからで、リニアモーターカーがその典型である。未だわずか8分の乗車しかない路線が、庶民の足代わりになるはずもない。観光名所としての役割は十分に果たしているが…。そして、、地下鉄の本格的な整備が始まった。その間に、自動車が急激に増えているので、とりあえずは、都市部の車の乗り入れ規制で凌いでいる状態である。(大雑把な僕の見解として)しかし、電車は簡単ではない。造るのは簡単だが、電力を喰う。ただでさえ短期間に増え続けたビルのお陰で電力が不足気味なところに、電車を東京並みに走らせるには、ダムや原子力など、とにかく電力を!が今の上海である。(それと水も)これまた大変な事業である。日本は、戦前も戦後も鉄道に心血を注いだ。日本全国に鉄道網を完成させた。(世界唯一)新幹線もある。国内の移動は、飛行機も新幹線も高速道路も…と、「お好きなものをどうぞ!」という、夢のような移動手段を得てしまった。ただし、夢の裏側は税金のタレ流し状態で、国鉄の赤字は本当はどうなっのか?高速道路は、あんなに高くてなぜ赤字なの?(経済学部卒はたくさん働いているはずなのに…)世界最大のGDPを誇る都市東京へのアクセスが都心から50km以上はなれた成田空港のままでいいんですか?関空ができたのに、伊丹空港は閉鎖しないんですか?…などなど、これまた完成の裏側には気の遠くなるような問題の山済みと借金地獄が待っていた。ということで、どこも皆、それなりに足腰がこっている。痛いところはそれぞれだけど、共通しているのは足腰が痛いこと。(弱いこと)教訓としては、図体が大きくなるのに合わせて足腰は鍛えなければならない。けれど、足腰ばかり鍛えすぎても上半身が貧弱もダメ。何事もバランスが一番で、それが健康体ということ。僕は明日は「足の裏マッサージ」に行けばいいんですが、国レベルのマッサージも誰か発明してくれませんかね?スキッとするやつを…。
2004/03/07
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上海に行く直前に、迷いに迷っていたサイバーショットを買った。まさに滑り込みセーフであった。迷っていたのは、個人的にデジカメは2つ持っているので、さらに買うのは…と。「U-50」という機種だから、画素数は200万画素で光学ズームもない。いたってシンプルな軽い機種だ。けれど、いつも首から提げているスタイルに憧れた。何しろちょっとでもいいなと思ったら、すぐに「パシャッ!」が良い。構えて撮るようなものではなく、まさしくメモ代わりである。実際には…というと、かなり良い。やはりストラップで首に吊るしていると、本当に「気になったらパシャッ!」といける。いちいち鞄から取り出して…というデジカメとは一日に撮影できる枚数が圧倒的に違う。仕事柄、デジカメなどのメモは大変大事だ。また、個人としても良い思い出になる。実際に買う時には25000円くらいだから、「もったいない」の心がよぎるが、2日目にして、よかったと思えたからラッキーだった。1日に30枚くらいは撮影するとして、10日で300枚である。30日いれば900枚。これだけの記録や思い出を手にするのに、25000円は安いと思った。変わった使い方としては、研修や講義で自分が書いたホワイトボードの文字や絵も撮影しておく。後日、それをプリントして生徒さんに渡すだけでも時には喜ばれるのだからデジカメの力は偉大だ。それと、中国人の生徒さんたちの名前を書いてもらったメモも撮影することにしている。日本語のワープロでは変換できない単語があるので、jpegで保存して名前を覚えたりする。それと、日本語、中国語、英語が飛び交う打合せの最中に書かれた色んなメモを撮影する。僕のチームメンバーのNくんは、僕がデジタル家電を買うことにいちいち慎重に検討したり、躊躇していると、「1枚10円として、2500枚撮影するれば元が取れるんだから、バンバン撮ることを考えた方がいいですよ」と背中を押してくれる。ようするに「使い倒せ」ということだろう。明日からの活動でもバンバン撮影しておこうと思います!
2004/03/06
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中国の仕事をする際に、話題になるのがサービスのことである。日本人側の視点に立てば、ほぼ99%くらいの人たちが日本人のサービスの方が素晴らしい、と考えているようだ。僕もそのように思っていた。ところが、中国人からするとそうでもないらしい。中国人のDさんが日本に旅行に来た際に感じたのは、ズバリ「日本人は冷たい」だった、と。それはやはり彼が中国人だったから。日本人同士やアメリカ人へのサービスと中国人へのサービスは明らかに違うと。普段のサービスが素晴らしいだけに、手と抜かれた時にはすぐにわかる、とのこと。そういう点を指摘されると、なんとなく思い当たるシーンは見かけることがある。「中国人はうるさい」「ずうずうしい」などなど。まぁ、逆も言われているんでしょうね。「日本人はスケベ」とか「ブランド馬鹿」とか…。いずれにしろ、「見下し感覚」がまだまだ残っているのかもしれない。それが手抜きとなって表現されるのだろう。サービスの良し悪しって、「手抜き」のことなのかもしれませんね。反対に、一生懸命なものは万国共通…ということですね。
2004/03/05
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19:10発のJALで、久しぶりの上海へ。浦東空港でma-meitさんと合流の予定。上海コーディネーターの彼女のお手伝いで、今回の長期出張を乗り切ろうと思っています。明日から、サービスマインド研修の日々。どんな出会いがあるのか?今からワクワクドキドキです。
2004/03/04
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先日、大先輩にプロジェクトのコストダウンの相談をした。コストダウンというと聞こえはいいが、ようは「赤字にならないようにするにはどうしたらいいですか?」ということである。こういうのは、いろんな人に相談してみることにしている。大先輩の場合、とてもシンプルかつ的確だった。「お互いの担当者が決裁権を持って、1:1でやること。それより人数が多くなってくると、その分、経費がかかる。やり直し、修正に途方もないお金が飛ぶようになる」と。「お互いに…」というところがミソである。(クライアントの立場と業者の立場)逆に、お金に余裕があって、他のメンバーも鍛えたい、勉強させたい…の場合は「教育費」くらいのつもりで多めに用意することになるらしい。最悪なのは、お互いに係長がやりとりしながらまとめた企画を、、「課長がうんと言わないから、もう一回、企画して」「こちらもこれ以上の仕事は課長がうんと言わないと…」などのように「伝書鳩」みたいな仕事は大変のコストがかかる。課長の次には、これまたお互いに部長が待っている…(笑)。多くのプロジェクトは、これで赤字になったとも言えるらしい。ひとつの大きなプロジェクトでは、こうした大小の打合せが数千回行われるのだから、想像は容易だ。もっとも、マスコミ報道では赤字の直接的な原因は、いろいろとあげているが、こうした視点で検証すれば「なるほど」である。コストダウンというと、出張経費などに目が行きがちになるし、そうしたアドバイスも多いが、担当者間の「中間マージンのカット」も大変大きいことがよくわかった。人の会社のことをとやかく言っても仕方ないの、まずは自分の会社でさっそく実践しなければ…。
2004/03/02
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