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先日、ある研修で、20代の若いスタッフの皆さんに、「最近、よろしかったでしょうか?という言葉遣いについての話題をよく聞くと思いますが、現場で実際に働いている人の視点ではどう感じますか?」…と聞いてみた。すると、確かに正しい日本語が薄れつつあること、知らずに使っていたこと、…など、正直反省している様子だった。しかし、「意見があります!」と。「なんですか?」と聞くと、「そういうマナーや常識のご指摘は、お客さまだけでなく、マスコミ通じてどんどん降ってきます。それはそれで受け止めて直して行かなければならないと思います。けれど、そう指摘する中高年の人たちのマナーにたしても言いたいことはあります。満員電車で肩肘張って新聞読んだり、痰をぐずぐずやったり…、お客さんとしても、若い人より横柄で怖かったり…、…と。そして、肝心の言葉遣いですけど、そんなにうまい大人っているんですか?あまり接する機会がないんですよ。そういうのは言いたいけど我慢しているんです。思うに、マスコミはある程度の年齢の<中年前後>の人たちが多いから、若者に対しての話になりがちなんではないでしょうか?偏っているような気がするんです」…とのご意見を頂いた。これは貴重だなと。本音でしょうね。同時に結構ドキッとしたりして…(笑)。ことマナーに関しては、こちらも見ているけど、若い人たちもしっかり見ているし、嫌だな…と思っているわけで、まさに「お互いさま現象」かな、と。確かに、新人などに色々口うるさく言う人はいても、実際に出来てる大人は…?勇気を持って、冷静になって自分の周囲を見渡してみると…「そうかもしれない」と思ったりして。外国語(中国語)の勉強もいいけど、日本語(言葉遣い)の勉強も…たまには…と、身を引き締めたわけです(笑)。
2004/07/31
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夏のこのシーズン、当然、どこの施設でも大変賑わっています。ほとんどの施設がこのシーズンにかかっている…と言っても、過言ではありません。社員は、一年間で一番実力を発揮しなかればならない季節で、「ここでやらないでいつやるの?」と。ある施設を運営する社長Uさんにお話を伺ったところ、このシーズンが評価の季節で、来年度の組織や体制を決めるのだそうです。なんだか、プロスポーツの様子にしています。それほど真剣なんです。そのくらいピークに向けての準備が大事なんですね。賑わうのは当然として、それが「忙しい」になり、眉間にシワばかり寄せている人。すぐに体調を崩す人。ピリピリして、ロクにほうれんそうをしない人…、実は接客の苦手な人…、指示ができない人、そういうのが一度に全部確認できるのもこの季節の特徴です。ヘタすると、何気にどさくさに紛れて自分だけ「土日休み」にしている人がいたり…、(けれどしっかりバレている)何しろ、そういうのがすぐに浮き彫りになる、と。それ以外の季節で企画書と会議室でどんなに大口叩いても、実際にできないスキルは役に立たないので、「できる人は誰なのか?」を見極めるのだそうです。では、レジャ研@所長は?…と言いますと、これまた同じようなもので、色んなところを見て「良い人探し」と、「その手があったか!」探しの日々が続きます(笑)。
2004/07/30
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サッカーのアジアカップやバレーボールなど、アテネオリンピックに向けてスポーツ番組が賑やかである。仕事柄、大変勉強になるシーズン到来である。サービス業においてのマネージャー役割は…よく聞かれるし考える課題である。様ざま著書に記されているし、セミナーもあるので専門用語はそちらに任せるとして…、自分なりの考えとしては、サッカーやバレーボールで言えば「監督」みたいなものだろう思う。コートに入ってプレーすることはないにしろ、試合会場にいて、ベンチから試合の流れを見ながら指示をだしたり、メンバーチェンジをしたりしながら、試合を戦う。「現場の試合の総責任者」である。けれど、現場で多くのマネージャーはバックに引っ込んでしまって試合を見ていない。だから的確な指示を出せるはずもない。今日この試合の権限を持っていることになる。控え室でメール対応や電話に追われるくらいなら、別にちゃんとしたマネージャーを用意しなければならない。そういないと、監督不在のまま試合は流れていく。試合を見ていない監督は試合の結果のデータだけみて選手を判断するようになる。けれど、試合を見ていないのだから、もっと強化するべきポイントは何か?どんなシーンで強いのか?などわかるはずもない。データだけで評価するなら、PCがあればよい。お店なら店長に置き換えてもいいし、SVでもいい。ようするに「その日の運営やサービスについての総責任者」は誰か?が肝心なのである。それと、「選手交代」も素晴らしいシステムだ。サービス業も本当は、その日その日の売上げの積上げだから控えのスタッフがいてもいいのでは?と。ダレている、あるいは疲れ果てたスタッフがいたら「タイム!選手交代!」と元気なスタッフを繰込んで現場を活性化する…など。…そんなことを考えたり…で、とても参考になる。ある時、スポーツの話をしていたら、かつての大先輩に、「そろそろ選手じゃなく、監督を見るようにしなさい」と言われた。最初はあまりピンと来なかったが、段々と理解できるようになるから楽しい。何より、監督になるくらいの人たちは、見てみぬ振りをしない。バンバン指示を出す。結果として指示ミスもあるが、それは仕方ない。よく戦略ばかりに気がとられがちになるが、選手をよく見て、指示を出す…というシンプルな構図が見えてくる。(世の中、理論的な戦略好きな人は多い)ある企業は、店長強化月間にするらしい…。その週に行われたスポーツの試合を題材に勉強会を行っている。(時に、自分たちの仕事に置き換えながら…)素晴らしい教材だと思う。全国の店長、支配人、マネージャーの絶好の勉強シーズンの到来である!
2004/07/28
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上海でスタッフの皆さんに再会する度に前回に一緒に撮った現像した写真を頂く。「所長!見てみて、コレ!」「うわーいい写真だね」「そうでしょう!コレあげるから…」と。街中に写真館が多数あって、観光客もよく利用するらしい。2~3の衣装を着て、たくさん撮影してアルバムにしてくれる。もちろんメイクも。文字通り、記念写真である。感覚ですけど、かなり写真が好きななんだろうなと思う。マンションでもレストランでも僕が首から吊るしている<CyberShot U50>を見て「それ新しい携帯?」とか人によってはすぐに「いくら?どこで買った?」と何しろ注目度が高い。個人的には、あまり写真を撮る方ではなかったので、(視察の写真ばかりだった)上海に通うようになってからは、一緒に撮るようになった。照れもあったけど、皆うれしそうに撮るから段々と抵抗がなくなってきた。なので、上海の写真ばかり溜まってくる。すると不思議なもので、写真を眺める度に「また行きたいな~」とか「早く会いたいな~」というモードになってくる。よく食事を一緒にするとより親しくなる…と言われるが、写真も似たようなところがある。上海では、食事と同じくらい写真が大事なような気がした。交流の大事な要素なのかもしれない。それにしても、デジカメ市場は凄いんでしょうね。これだけ写真好きがたくさんいるのだから…。それに合わせてプリンター市場も相当凄い気が…。また、パソコンなんかも、写真を加工したり保存するためのツール…みたいな位置づけに考える人もいるらしい。それがきっかけでパソコンユーザーになっていく…と。そうなると、入り口は「写真=デジカメ」となる。売っているものは日本と一緒でも入り方が違いますね。実は、レジャ研的には、写真好き市場というは大変大きな意味を持つことになるんです。なので、こちらもデジカメを持っている人、写真を撮っている人を観察する癖が…。…と日記を書いている途中でまたメールで写真が届いてきた。さっそく、昨日撮影した写真が…。この年になって、写真がうれしいと思うようになってしまいました!チャンチャン!
2004/07/27
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改めて上海でキョロキョロしてみると、世界中の大手企業が我先に…とスピードと合理化と効率とを全開に、バトルの様相を感じる事ができる。そのお陰で各社の競争によってサービスが向上するから、庶民にも恩恵がしっかりあるのだろう。ただ、なんと言うか、大手は大変だなぁ…と考えた。やはり拡大経済、拡大経営が前提だから、アメリカの次は中国…と必死の形相が伝わってくるような気がする。けれど、働く人は、スピードと合理化…に何年も人間が耐えられるのだろうか?…と。そういう意味では、凄い人たちタフな人たちが大勢いるということだろうか。また、恩恵を受けるにしても、目まぐるしくて追いつけない人もいるんでしょうね。そういう進化とうまく付き合わないと、なんだか踊らされてかき回されているだけ…みたいになりかねないし。僕は、自分の好きな仕事をMy best pace で生きられるようになりたいなぁと考えた。とは言いつつ、今は十分に時間に追われているが、ある意味で自業自得なので、納得済みである(泣)。それはそれで簡単ではないし、まだまだきつこいともあるけど、どうせ頑張るなら…その方が踏ん張れるような気がする。でも、色々な生き方が選べることじたい、日本って幸せなんでしょうね、きっと。ビール飲みながらこんなこと考えてるんだから、おじさんど真ん中…ですね(笑)。
2004/07/25
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昨晩は、結局朝の6:00まで、N美ちゃんと資料作りでした。7:00頃、幸せなほどの眠気があってバタンキュー!今日はこれまた時間が押してしまい、結局、フォーサイト250で成田空港でダッシュ!いつもながらに素晴らしいライディング…と自画自賛です(笑)。さっそく、<精算の教訓>を込めて予約した格安航空券の飛行機に搭乗。飛行機の中では爆睡…のはずが、横にいるN美ちゃんが本を読んでいるので、結局起きてました。なぜならば、今回の仕事に関する本だったので、その気迫に負けてはならぬ…と。負けじと読書してみたものの、すぐに眠気が…。このままでは上司としての面子が…とくだならいことを考えなから、VAIOで記録VTRを見て学習している振りして、結局は、DVDで<グリーンディスティニー>を観てしまった(笑)。(一体、何回観れば気が済むのでしょう?)しかし、このDVDのお陰で頭は完全に中国モードに切り替わります。マンションに到着すると、中国の携帯のバッテリーが残り少ないことに気がつきました。それで、慌てて充電器をバックの中から出そうと、探し始めると…ない!ない!ない!なななんと、今後は充電器を日本に忘れて来てしまったのか!いや、そんなに毎月<携帯バカ>なはずはない、先月は(愛用のH”をなくしました:泣)と自分に言い聞かせて、今度は部屋中を探します。すると…あったのです!何があったか?というと、H”でした(泣)。ベッドの下から出てきたのです。なんとも言えない脱力感が襲った事は言うまでもありません。しかし、肝心の充電器は…やっぱり「ない!」のです。日本に忘れて来てしまったらしいのです。充電の切れた携帯を見つめつつ、少し冷静になろうと、上海の夜景を見つめながら…もう一人の自分が必死に言い聞かせます。「いや、だけどH”は出てきたじゃないか。忘れた物と出てきた物。これで5分と5分。視点を変えてポジティブに行こうぜ!」「そうだよ。それに、この一ヶ月間、毎日のように日本と中国の携帯電話のことを考えていたじゃないか。かなり詳しくなったみたいだし…。元気出そうぜ!」…と、何度か自分塾にトライしましたが、そんな強引な心の声に騙されるほうな自分ではなかったようです。だから、十分に落ち込みました。特に目が覚めるような良いことはなくてもいいから、普通に暮らしたいなぁ…と、シミジミ考えた上海の夜でした(笑)。
2004/07/24
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昨年からの上海のプロジェクトがひと段落したので、改めて全ての経費を精算の作業の日々でした。一般的に、「中国=安い」というイメージがあるせいか、精算してみてビックリ仰天!で、日本との差が大変小さいことに気がつきました。…と言いますか、正確には「あてが外れた」というのが本音でしょうか。(読みが甘かったと言えます)これは初めてということもあり、仕方ないことですが、教訓としては、日本と変わらず引き締めて行かねば利益は…。その一部として、意外だったのが交通費です。上海のタクシーは初乗り10元ですから、一回20-30元くらいのレシートがみるみる溜まっていきます。一回当たりは日本に比べて安いから、油断しているとそうなります。東京だと、山手線内を色々と移動している感じなので。東京のように鉄道や地下鉄が未発達な都市ですから、タクシーやバスを使うしかありません。それを6ヶ月くらいでまとめると…結論は「日本と同じ」あるいは「日本の方がちょっと安い」となります。なぜか?日本なら山手線内の移動はほとんど電車と地下鉄で行きます。タクシーなんか使いません。すると、いくら上海のタクシーが安いといっても、地下鉄にはかなうわけもなく、そういうのが塵も積もると…アウトですね。食事も外食ですから、安いと思ってついタクシーで出かけてしまいます。(ほとんど毎晩)日本のように、駅前に潤沢に遅くまでやっているお店が少ないので。その他、ホテルなども日本と変わりません。ハッキリ言って。だから長期出張でホテル住まいをする際には、地下鉄の駅に近いところなら何かと便利でしょう。(多少でもタクシー地獄から抜け出せます)メリットがあるはずと思っていたところになかったりすると、収支計画はどんどん乱れます。日本では「10日」と読んでいた仕事が20日かかったり…。これらは一部で、その他、細かくは色々とあります。自宅でも自分の事務所でもないので、あれやこれやと色んな出費のオンパレードになります。ただ、こうした精算をすることで色んな教訓が姿を現しますから、それはそれで得るものがありました。大枠としては、上海だからと言って気を抜かないで、日本と変わらないペースでしっかやること、です。…ということで、知らず知らずのうちに、結構贅沢モードだったんだなぁーと。なので、それらの教訓を元に、今後中国で行う仕事については、体制やらサービス内容など、大きくリニュアルの真っ最中です。そして、また明日から上海!今度は、リベンジだ!
2004/07/23
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今日もチームメンバーは、中国でのプレゼン資料の作成真っ最中です。この資料作り…にもルールがあります。必ず3人で作ること。あるいは考えること、です。別に一人でいいじゃない…という人もいますが、それでは何のために会社で仕事をしているのか?わからなくなってしまいます。クライアント側に立てば、会社に発注するからには「複数の」だったり、「ノウハウの蓄積」をイメージしているはずです。少なくとも3人くらいの頭で喧々諤々やったものならそれなりに精度は高くなりますから。それと、もう一つは、こういった分野の仕事の経験者って結構いるので、話し上手な人や知識のある人はいますが、では、きちんとまとめて説明立ててお願いします!…というと、できないことが多いのです。素人にもわかるように説明してください。では、どうぞ!…と言われると、何だかよくわからない説明の場合があります。経験や自分話はいくらでもできても、結局は、まとまってないんですね。だから、聞いている方も何となくわかるものの、でも、やっぱり<フワフワ状態のまま>になってしまいます。自分の経験でも、改めて考えて、再度まとめてみることで、「この部分は、本当かな?」と、自分の考えを客観的に眺めてみたりしているうちに、整理整頓されて単なる経験談から知識としてのまとまりが確立されてくるんでしょうね。自分との自問自答の時間が続きます。ある意味で「自分塾」みたいなものかもしれません。いいたいことを100%表現できて、100%正確に相手に伝えられて、100%思い通りに仕事ができたらこんなに幸せな事はありません。だから道のりは「急流くだり」みたい…です(笑)。チーム内では、こういうことがないように、相談の時でもなんでも、メモでもA4で一枚でもいいから、意見なり考えをまとめてから話し合うことをルールにしています。冷たいようですが、手ぶらの場合はミーティングしないようにしています。その効用は、大変大きく、話の食い違いがとても小さくなるわけです。ちょっと話がズレても、軌道修正が容易です。なので、あまり<ピリピリモード>にはなりづらい…というメリットがあります。いずれにしろ、まとめるには大変な労力がいりますね。実施のプレゼンや説明自体はせいぜい30分くらいなのに、作るのには1-2週間費やしますから。そして、厚ければ良いわけではなく、50ページにしたものを20ページに圧縮してみたり…。それでもまた段々と厚くなっていく…の繰り返しです。なんだか<刀職人>みたいな感じです。叩いて熱くして、冷やしてまた叩く…。そして、プレゼンがうまくいったり、没になったり…をいくつも経験していくことになります。けれどまとめた本人は、その分野についてマイスターに一歩近づくわけです。こういうのを何十回も経験しているうちに話す言葉にも自信が出てきて、聞いている人にとっては、重みや厚み、奥行きを感じる事ができるようになるのでしょうね。一見、不効率に見えることもありますが、年がら年中、効率ばかり追い求めていると「中身スカスカ」「パクリの王様」で終わってしまうので、2ヶ月に一回くらいは…と思っています。チームメンバーは大変ですけど…(笑)。ということで、もう、タクシーがないので、バイクで帰ります!(よかったスクーターがあって)
2004/07/22
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7月22日(木)にNHK衛星第二20:00~あの名作「初恋の来た道」がオンエアされます。おまけに、この映画の前後の時間に、監督の張芸謀氏のインタビューまであります。(前後足して1時間も)そして、さらに23日は「あの子を探して」も…。もう好きにしてください!という心境です(笑)。あの<英雄(HERO)>の監督ですから、何しろ彩りが美しい。それと台詞が少ない…のです。また、音楽もシンプルで、どのシーンにもアップテンポの曲がない。トンガリ過ぎたり、ギスギス全開の時にはちょっとクールダウンさせてくれる、癒し系の名作だと思います。せっかく買ったDVDを誰かに貸して行方不明状態だったので、しっかりビデオ録画したいと思います。しっかり観て、週末から上海に行ってきます!
2004/07/21
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約1年ぶりに中国人のAさんにお会いした。留学中に知り合い、中国の文化や風習など、色々アドバイス頂いたことがある。また、彼女の就職について、こちらも色々とアドバイスしたり…。それでめでたく、現在は日系の航空会社でバリバリ働いている。毎週のように中国各地と日本を行ったり来たり…の日々の様子。増え続ける需要に応えるべく、新たな増便を目指して、各航空会社や空港と交渉と契約の日々。そんな彼女に将来のビジョンを聞いてみた。するとちょっと意外な答えだった。簡単にまとめると、通訳ができるとか、日本に留学経験がある…などはもう何も珍しくない。逆もしかり。また、航空業界に詳しい…人も世界中にたくさんいる。キャリア10-20年はたくさんいる。だから、特に○○のスペシャリストになりたい…ということは考えてない。けれど、社会人になって3年目になってわかったことは、やはり3年目の壁がある、ということ。実際に、何度か退職を検討したことがあった、と。そして、もう一つは、<仕事のやり方>が人によって物凄く差があるということ。スケジュールの取り方。メールと電話の活用方法。クライアントとの付き合い方。上司や部下、他部署との使い方。交渉の仕方。手順。契約の結び方とそのタイミング。撤退、辞退の仕方。関係業者さんとの付き合い方…など。やはり、うまい人は本当にうまい。どれ一つとっても、本当に奥が深いと思う。心から尊敬する。こういう人がいないと、何も始まらない…と実感した。3年目の壁の向こう側にはこういう奥行きがあったんですね…と。こういうスキルの凄さに目覚めてから俄然やる気が出てたところなんです…ということだった。とても正直な方である。だから、あえて言うなら、そういう仕事のスペシャリストになりたい…と。こういうノウハウをあと3年くらい徹底的に身につけたい。その後、どんなことをしたいのか?考えようと思っているらしい。だから今は、<仕事塾>の真っ最中なんです…とのこと。考えてみれば、学校でも学問は教わるものの、仕事そのものの進め方を教えてもらうわけではない。そして、就職してもどちらかと言えば専門性を高める方におもむきが置かれがちである。そんな中、仕事の仕方を磨きたい…とは恐れ入った。そう言われてみて改めて考えてみると、いわゆる専門家は結構いるし、インターネットのお陰で本当に探しやすくなった。しかし、信頼できるパートナーとかメンバーとか業者さんと探すのはやはり労力がかかる。そうそういるものではない。仕事塾は永遠ですね、きっと。再確認させてもらいました。
2004/07/19
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最近は、中国で仕事をされている方々との交流が増えてきた。少し意外に感じたのが、デザイン会社や設計会社のでは、近年、ほとんど台湾か香港、上海辺りの仕事ばかりしている方々がいる。なんでも、もう国内の仕事はしていない、と。別にもらえないからではなく、アジアシフトに専念しているとのこと。しかし、オフィスは東京である。コスト面からも、なぜ現地に行かないのか?と疑問がわく。最近は皆さん上海に進出しているのに…。ましてや、そんなに仕事があるならなぜ?と。正確には、現地に優秀な中国人が1~2名いて、彼女たちが営業したりプレゼンしたり…で結構うまく行っているどころか、バンバン受注されて忙しくて手が回らないらしい。それで十分です、とのこと。でも、現地のことがよくわからないのにデザインしたり、ましてや設計などは大丈夫なのかな?と質問してみると、中国にいなければできないことと、日本にいなければできないことがある、と。その業界でどのようなポジションで活動するのか?が大変重要ですよ、と教えて頂いた。デザインや設計については、日本にいた方がはるかにいらしい。(設計で日本より厳しいところはないので)東京のウォーターフロントにオフィスを構えて、その周辺の水辺を眺めならが考えるデザインに特化している。なので、台湾でも上海でも水辺の物件の受注が多い。中国的デザインを希望するクライアントは、元々発注してこない。日本流が欲しいから発注してくるのに、現地に行ってしまってはステータスが暴落してしまうらしい。その証拠に、上海の巨大なその高級マンションのパンフレットには、見開きで、日本人デザイナーの紹介が掲載されている。これが価格に大きく影響している。東京にいるから珍しいのであって、駐在してしまったら、何にも珍しくないので、価値が下がる。なぜそういうことに気がついたのか?というと、かつての同僚が独立して上海にオフィスを構えたが、始めはいいものの、結局「外国指向」は外国に発注してしまう…という教訓があったらしい。つまり、高級物件は回ってこなくなったらしい。職業によって関わり方、その中でのポジションのとり方など、色々と違いがあるんだなぁと。それにしても…、マスコミには取上げられないが、上海近郊の有名どころの建築物にはほとんど日本人が大なり小なり関わっていることにはビックリした。多少は聴いていたが、専門家によるとその数は大変なものだ。最近は、ポジショニングなんて、PRIDEを観ている時くらいしかあまり気にしていなかったが、ビジネスでも大事ですね。
2004/07/17
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「わが県は観光で…」とか近年では、「観光立国!」など、産業の行き詰まりから、観光を中心としたレジャー産業に注目が集まるようになってきているのはいいのだけれど…。10年以上前から「リゾート法」なんていう法律もできたりして、各都道府県、市町村が躍起になって何かしら?を造ったりしていた。当然、僕もそういった仕事のお手伝いに参加していた時期があるということ。しかし、日本では上記のスローガンのようにいきなり大きく成長しないと思っている。少しずつ…である。これが正直な感想。理由は…<パチンコ>である。パチンコはある意味で娯楽産業だから、レジャーの一部として考えればとてつもない巨大な産業で、ダントツである。これほど日本中が「失われた10年」とかなんとか言っていても、パチンコだけは別格である。平成13年でも、売上はなんと約27兆円!パチンコに参加する、つまりユーザーは約2000万人(以上)。年平均で約27回以上参加するらしい。(2週間に一回以上となる)一回当たり約51500円の出費があるそうな。…とまぁ、ビックリするほどの巨大なブラックホールなのである。それから比べれば他のレジャー分野は…(泣)。簡単に言えば、ここにお金が落ちている構図が変わらない限り、他の分野の成長は基本的には難しい…というのが実感。27兆円も使われたら、娯楽に使える残りは…たかが知れている。どんなに税金を突っ込んで第三セクターだなんだとやっても、肝心の地元の県民たちの本当に好きな娯楽がパチンコでは、他の出費は当然抑えられてしまう。考えようによっては、娯楽はパチンコでもう十分に満たされている。実は、僕らの業界で余裕で食べていくには、パチンコ産業周辺の仕事が一番美味しい。何しろ27兆円の売上げを誇るのだから。軍需産業よりも大きい。国民の収入が極端に増える事は考えにくい以上、地方都市が観光で潤う、あるいは国全体が観光立国するには、パチンコ問題は避けて通れない。あるいは開き直って「パチンコ立国」と言う展開もあるにはあるが、なんとも寂しい限りである。カジノのような世界中のお金持ち(小金持ちを含む)が集まってくるようなものなら、その周辺産業に十分なチャンスがあるのだが、パチンコは…。ちなみに、アメリカのスポーツビジネスは約23兆円規模で大変大きい。(日本は約5兆円規模)そうなると…、近鉄問題から始まって色々あるが、野球界も新たなステージにたって大いに盛り上がって頂きたい。日本にはPRIDEもKー1もあるし…(笑)。(F1もあるぞーっ!)ということで、パチンコに肉薄するにはやはり「感動」がキーワードか。スポーツが盛り上がると、家電が伸びるし、いいことがたくさんある。この夏は、オリンピックもあるし…。…といことで、最近はスポーツに注目の日々…(笑)。(ハードディスクレコーダーが欲しい…)
2004/07/15
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先日のF1イギリスGPで、フェラーリのMシューマッハが今シーズンなんと10勝目。自信、通算80勝目をあげた。年間で約16戦のレースがある。MシューマッハはF1参戦今年で12年目だから、凄まじい勝率である。あのアイルトンセナが41勝だから、どのくらい凄いかよくわかるというもの。もちろん、F1史上歴代1位の記録を更新中で、どこまで伸びるのか?期待が寄せられている。そのテレビ中継の際に、解説の鈴木亜久理氏の言葉が印象的だった。実況「いやーそれにしてもMシューマッハは本当に強いですね」鈴木「それと、毎回本当にうれしそうだよね!毎回初優勝みたいな喜び方をするでしょう、彼は。これが強さの秘訣かもしれないね」…のようなコメントをしていた。そう言われて改めて表彰式を見てみると、満面の笑顔で飛び上がって喜んでいる。チームメンバーや監督たちと何度も抱き合ったり…シャンパンファイトも無邪気にさえ見えてしまう。当然、他の追従を許さないほどのトレーニングを怠らないで掴む勝利だから、<うれしさ爆発!>なのだろうが、ただストイックなだけでないのがこれまた憎い。彼が強い理由がよくわかった気がした。なので、今度仕事で何かうまくいったことがあったら、表彰台のごとく喜んでみよう(笑)(シャンパンファイトは?…もったいないかぁ:泣)
2004/07/14
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今までの僕のチームのメンバーの採用は、どちらかと言うと人の推薦や紹介でメンバーを採用してきた。このメリットは、一緒に働いてた仲間からの評価がバックボーンにあるから安心できることが多い。働いてみて、実は…ということはよくあることで、人の紹介の場合は、「こういうところがズバ抜けています。けれど、こういう業務の経験はありません。勉強させてください」と、単に「良いやつなんです!」というアバウトなことが少ないので助かる。また「こういうメンバーとの波長はいいですが、こういう人とは…難しいかも?」などなど。そして、「この仕事を通じて、本当の一人前にしてやってください!」と紹介者の愛情まで伝わってくる。ところが、プロジェクトにおける人の紹介や業者の紹介はこれほど純粋ではないことが多いので要注意である。極端な話、プロフィールや紹介の内容を聞いている限り、皆「何でもできるスーパーマン」なのである。講演会の二次会やOFF会などで数度知り合ったくらいで紹介をもらう場合もたいてうまくいかない。やはり実務を供にしていないから…。ところが、実際にプロジェクトがスタートすると化けの皮はすぐに剥がれてくる。そして、一緒に働く場合、こちらにも多大な被害が降ってくることがある。本業が一本筋が通っている人は多少安心できるが、マルチ過ぎる場合は後で泣くことになる。例えば講師を探している時に注意しているのは、社員の経験があるのか?アルバイトでの経験なのか?それで部下やチームを持ったことがあるのか?現場のサービスで一番長くやったものは何か?店長の経験はあるのか?一番成果を上げた仕事は何か?…と注意深くヒアリングするようにしている。そうでないのに、、部下を持ったことがない人が「リーダー研修やります」とか、アルバイトしかやった事のない人が「新入社員研修任せて下さい」もないし、同様に、「店長研修は任せて下さい」と言われても、実際の業績に説得力がなさ過ぎるのでは、ボッタクリになってしまう。さらに大きくなると、デザイナーなのか?建築設計屋さんなのか?現場の運営経験者なのか?マーケティングの専門家なのか?…などなど。ところが、たいていの場合、何かしらのプロジェクトを一つ参加すると、皆、「実はうちの会社はデザインもやります!」と言い出したり、デザイナーが「実は運営もわかります」になったりするから恐ろしい。それで本当に仕事を取ってしまう。そして結果論から言えば…(泣)。これが結構いい加減な業界だから見抜くプロが必要だ。日本のテーマパークの失敗の原因の一部はこれである。なので、小さな会社から大きなプロジェクトに至るまで、人の採用や業者の選定は本当に大事だなぁと実感している。なので一緒に働いた人が真剣に紹介してくれることは本当にありがたいし、そういう人に仕事を紹介してもらえる人物になりたいと思う。
2004/07/13
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昨晩は名古屋の仕事を終えて、そのまま宿泊るすことに。今朝は、レジャ研の仕事をしたいという名古屋の方の面接からスタート。のぞみに乗って帰社してから講演の準備や小冊子の打合せ。Nくんの小冊子、なかなかの出来栄えである。夏のプールを満喫するには他では売っていない代物で、今から楽しみである。夕方、N美さんと電車で茨城県の古河市に向かう。うたた寝しているうちに到着。駅前に、講演に呼んでくれたIくんが迎えに来ていてくれた。ハッキリいって大変カッコいい。芸能人みたいだ。N美さんもご機嫌?の様子。そのままクルマで講演会の会場へ。最初は「25名くらいで」と言っていたIくん。頑張りにがんばって、なんと70名もの人々が集まってくれた。感謝である。約2時間の講演の後、一路、焼肉屋さんで遅い食事をご馳走になる。大変に盛り上がりつつ、そのまま駅前の居酒屋へ。一人の20代半ばの男の子の熱意のお陰で、明け方まで楽しいお話をすることができた。自分の会社をもっと良くしたい…という願望で、社長をはじめ、多くの人々を巻き込んで、足掛け8ヶ月もの間、根回しをしてくれた。改めて一人の力って本当に大きいんだな、と実感。真っ直ぐな目線に心が動いた。自分が同じ年の頃を考えると、本当に頭が下がる思いがした。2時間の講演でこの恩が返せるとは思わない。これからじっくりつき合わせてもらって、喜びを分かち合いたいなぁと。これでまた年下の親友が一人増えた。外見はかっこいいくせに、ハートはあくまでも等身大の魅力全開なのだから、同級生でなくて、本当によかった(笑)。(とてもかなわないし…)
2004/07/12
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近年、韓国をはじめ、中国も目覚しい躍進と遂げていて、アジアが大いに盛り上がっている。しかし、時に「日本は追いつかれた」とか「すぐに抜いてやる!」などなど、いろんな議論が展開される。追いつくとか抜くとかの視点にも色々あるが、こと技術力の面では、何か特定のジャンルに絞って冷静に見渡せば「日本はもうダメだ」なんてことが大間違いであることがよくわかる。仮に追いつくことはできるかもしれないが、そこから先は前人未到のエリアだから、どこの国でも試行錯誤するはずだ。そんな時、自分の好きなジャンルで話すようにしている。ことF1の世界の視点で日本の経済力とか技術力を見ていけば文字通り世界最強!である。チームとしては、ホンダ、トヨタの2チームであるが、(それだけでも凄い)マシンのパーツ(部品)で見ていけば、<全日本自動車部品選手権大会>と言えるほど、全チームが日本製の部品を使用しているし、そうでないと予選すら通れない状況にある。あまりにも強い王者、フェラーリのMシューマッハのマシンもエンジンをバラバラにバラせば、日本製の部品にフェラーリのエンジンカバーがついている…と言われることもあるほど。もちろん、タイヤやヘルメットといったものまでがその対象になるから、日本企業の実力は本当に凄い。この分野については、他のアジア諸国は簡単には参入できない。あれほど早く自動車でも家電でも猛追するのだから一気にF1くらいまで…と思うが、こればかりそうはいかない。市販品でないから、購入してバラして研究やコピーができないからだ。市販品はそれが容易いからいくらでも真似して追い上げることはできる。しかし、売っていないものは…なかなか難しい。実は、この売っていない分野にこそ、技術力がよく見渡せる場所になる。そんなF1に日本が参戦したのは1960年代である。これまた凄い。かれこれ40年前にアジアで唯一である。1980年代には、16戦中15勝(マクラーレン・ホンダ)というこれまたブッチギリの技術力を遺憾なく発揮して世界をねじ伏せた。ことホンダで言えば、2輪の世界GPもチャンピオンであり、4輪もF1でチャンピオン…。これは世界中でも唯一のメーカーである。(正確には、トヨタもヤマハが2輪でチャンピオンで、インディでもチャンピオン)2輪と4輪の両方を制覇したのは日本だけ。(しかも現在進行形)いっけん当たり前になってしまったこうした物事ひとつとっても、世界的に見れば、実は大変なことで、そうした視点を忘れなければ、「日本はもうダメだ」とはならない。それどころか、今でも全開で頑張っている。これらの企業は、その気になれば高度な技術力を持って、ロボットでもジェット機でもハイブリットでも造ってしまう。言い方を変えれば、F1のテクノロジーはそれほど高度である、ということ。エンジン工学から空力、ブレーキ、サスペンション、ゴム、通信技術…。…ということで、F1的視点で見渡せば、ビクビクしている場合じゃないことがわかる。そんな暇があったら、ホンダとトヨタと佐藤琢磨を応援しよう!今日はイギリスGP!
2004/07/11
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来年度入社の方々の面接のお手伝いの時期である。近年は就職戦線が厳しい。たった10-20名の採用枠に、数百名、数千名の応募がある。当然、不採用の人たちが大多数。つまり、「落ちる」わけだ。けれど、落ちる経験をしている人たちはきっと強くなる可能性がとても高いと思っている。そういう意味では、30-40代は結構弱いのかな?(比較してしまうと…)何気にいくらでも就職できたし、転職も自在だったし、それなりにキャリアが積めたから起業もできる…。それに比べると、現在の就職活動は、大学受験よりも大きな難関かもしれない。お隣中国も大変厳しい難関を潜って大学や企業に入るわけで、それが現在の中国経済の強さの一部になっている。その流れで日本をみると、「もっと頑張れ日本!」となるが、実際に採用現場に関わると、こちらも負けてないほどの難関で、皆、真剣で気迫がる。この世代が社会の中心で活躍する頃の日本は意外に強いかもしれない。大人たちが作り出した不景気は、好景気を作り出す社会人を生むことになるとはなんとも皮肉だ。正面からぶつかっていって、落ちたり受かったり…を体験しているは必ずや実務で大きく花開くはずである。すぐにキレる人ばかりがクローズアップされるが、こうして夏の遊びたい時期にリクルートスーツを着て、企業面接を巡っている人たちがいることは大変大事なことだと思う。スタミナ、持久力のある社会人が帰ってくる。ということは、強い日本が帰ってくる…のかもしれない。面接をしていてそう実感できた。頑張れ!就職活動!
2004/07/10
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自分の日記の一番の読者は結局は自分自身で、たまに過去の業務日誌やらを眺めて考える事がある。また、思い出すこと…。昨年の日記(楽天でない)で、最近思い出すのは…、●権限と責任:支配人の仕事某有名レストランの研修を終えて、講師一同、市ヶ谷の駅前の<カフェ・ド・クリエ>に入ってコーヒーを飲みながら振り返りをした。話題は自ずとサービス談義になる。ファミリーレストラン、ホテルレストラン、空港、航空会社、テーマパーク、シネコン、百貨店…どこも課題は似ているようで違うし、逆もしかりな感じもしてくる。「こんな素晴らしい人がいた」「こんな感動があった」という話は聞いていてとても参考になる。反対に、シネコンでのクレームは、聞いている方が緊張してしまい手に汗握った。仮に、上映中の映画タイタニックがラスト10分で終わるような超ウルトラスーパークライマックスなシーンで映写機が故障したら…。「????????」考えたくも無い…と思った。それは一体どうやって謝罪するのだろうか?いや謝罪しきれるものではないはず…など、自分なりに「もし支配人だったら…」と頭を駆け巡った。実際にはケースバイケースらしいが、最も大事なことを教わった。どこの現場でも、色んな上司や上層部と言われる人たちがいて、現場に色々と直接的にも間接的にも指示をしてくる。それらを支配人できちんと受け止めると。しかし、実際に現場のスタッフに直接指示を出すのは支配人たちである。それが原則。偉いからといっても、直接的な指示は出させないようにする。つまり段飛びワークの防御が働いている。「なぜか?」と言うと、それ以上の人々(本部のお偉いさんなど)は何かあった際にクレームを直接受けないからである、と。指示を出すものの責任として、最終的にクレームは全て受ける…ことが大前提であり、それができない人は直接指示を出してはいけない…らしい。たまにブラっとやって来て、スタッフと脱談しならが気まぐれに指示だけ出して、いざクレームの時には、「お前らで対処しろ」では、確かに虫が良過ぎる。そういうことがまかり通っている施設は働いていて気持ちよくないし、雰囲気も良くない。激怒したお客様に「私が責任者です」と逃げずに出向いて、ボロクソに怒られながら謝罪するシーン(時に数時間に及ぶ)は圧倒的だ。それがあるからスタッフも指示通りに動こうとする。お客様に対する全責任は私が負う…と。権限もしっかり主張しながら、同時に責任もセットで請け負う…。<権限と責任>を日々実践して来た人たちの自信は揺ぎ無い。
2004/07/09
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メルマガデビューを果たしたN美さんと企画書の打合せで午前様に…。せっかく作成してもらった企画書も、こうして面を合わせて話し合うと、赤入れ全開…となる。「…ということで、あとはメールでやり取りして、わからないことは携帯に連絡ちょうだい」…が、一連のフレーズになりつつある自分を反省する。(業界的にも多過ぎ)振られた方はたまったものではない…(はず)。結局は、会って話すのには勝てない…と思うが、これまた、人によってで、会っても人の話を聞かない聞いてない人もいるから、その場合はメールのキャッチボールの方が証拠が残るから安全かな?後で「言った、言わない」「聞いた、聞いてない」の議論に巻き困るし。こういう個人能力はできればプロジェクトが始まる前に確認しておいた方がいい。契約を結ぶ手前のプレゼン作業中くらいにわかるといい。あまりヘタな相手なら相当苦労するので、見積は高く設定しておく(笑)。(後で膨大な手間が待っているから)ビシッとコミュニケーションが取れる人ならそれなりに…(笑)。このように、コミュニケーション能力が実は立派にコストの一部になっている。原料や仕入れ値のコストダウンも大事だが、同時に、能力によるコストダウンもこれまた大きい。…と、自分の反省をネタに日記を書いて懺悔してみました(笑)。(何もムダにしない姿勢がコスト意識の高さを示します:泣)
2004/07/08
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仕事柄、毎年プール(ウォーターパーク)で仕事ができるんです。これは周囲から羨ましがられます。当然ですね。「そうは言っても結構大変なんですよ…」とは言うものの、「でも、やっぱり気持ちいい!」という本音は隠せません(笑)。10-20代と違って段々とプールから遠のく人たちがいますが、僕から言わせれば「もったいない!」と。なぜか?と言えば、日本のレジャープールって、実は世界でも最高に清潔&衛生的なんです。(トータル的に)改めて海外のプールに足を運んで調べてみると…「ギョエーッ!」ということが多々あります。(以前、約6年間ウォーターパークを調べていました)まぁ保健所の指導が厳しい…というのもありますし、何と言っても使用する人たちのモラルが高い。最近は特に派手な遊び?はしません。浮き輪の大きいやつを借りて、真ん中の穴に腰を落として、ただただ…漂っているだけです(笑)。これが気持ちいい!それで周囲の景色を眺めると、プルの水の「青」とビーチの「白」、近くにある山々の「緑」、そして空の「青」…が目に飛び込んできますから、そりゃあ感無量です!今年も生きてて良かった!!!と。(また、がんばろうっと!)あとは水からあがってデッキチェアでビールでも飲もうものなら、「あとは好きにして下さい」という気分になります。それに加えて最近は、マッサージやネイルアートなんかもありますから、日本の夏は、実は楽園だらけなんです。ということで、プール大国と言えますね。自動車だけじゃないんです(笑)。ということで、意外に「癒し」だなぁと実感しています。…ということで、皆さんもただただ漂ってみて下さい!できれば、今日行きたかったですね(泣)。
2004/07/07
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人様の企業や施設のトレーニングをするからには、もちろん自分たちの社内も…が基本ですね。僕は自分のチームのOJTとして活用しているのはズバリ、ホームページとメルマガです。僕の場合は現在はこの楽天で、チームメンバーにもしっかり見られています(笑)。今シーズン、僕のチームに来た2人の女性スタッフにも、さっそくデビューしてもらいました。社内には有名アーティストのWebサイトを作成している部署もありますが、ここはひとつ自力が基本です。何から何まで自分で調べたり人に聞いたり…で展開していきます。この2つには大変大きなメリットがあると思っています。一つは、やはり試行錯誤で文章力がつく…ということです。正しいビジネス文章が書けるようになるかどうかは疑問ですが、自分の考えを文章にまとめるには大変役に立ちます。そして、読者の方々からのレスポンスに対してのやり取りがまた楽しいし勉強になります。また、実務面でも、「ああ、君が作者なの。へぇー」っと、初対面のクライアント先に訪問しても、ちょっと知っている状態からコミュニケーションできるので、打ち解けやすいようです。特に、若手の場合、実務デビューする際の武器にもなります。そして、その先には仕事の依頼が来たり、取材が来たり、読者の方々とのOFF会があったり…と、活動の範囲が広がります。実際に、過去のメンバーはこれで出版して10万部を超える大ヒットを飛ばしましたし、全国のレジャー施設の視察を繰り返してHPとメルマガにして、視察マイスターとして中国でも老師として歓迎されたり…。さて、まだ若い女の子2人にはどんな展開が待っているのか?楽しみがまた増えました。
2004/07/06
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あの感動が再び!日本のテーマパーク史上最高のショーの呼び名が高い東京ディズニーランドの<ワンマンズ・ドリーム>が帰ってきた。その名も<ワンマンズ・ドリーム2 ザ・マジック・リブズ・オン>最終公演から約9年。エレクトリカルバレードと言い、復活が続いている。やはり「良いものは良い」ということだろうか。エレクトリカルパレードに続く、キラーコンテンツである。多分、このショー見たさに、北海道や九州からも大挙リピーターがやってくるだろう。ちなみにこの10年。日本の各地のテーマパークで行われているショーは多かれ少なかれ、ほとんどがこのワンマンズ・ドリームの影響を受けているといっても過言でない。(演出、振付、音響、プロップス…)改めてこのショーを見ると、「ああ、あのパークあのショーはこの部分を真似したのか…」の連発の嵐…である。逆にそれほど完成度が高かった。文字通り「他の追従を許さない」クオリティを誇る。例えるなら…MシューマッハがドライブするフェラーリF1…かな、と。(決して大げさではありません)いちファンとしては大変にうれしい。待ちに待っていた甲斐があった。しかし、業界的視点で言えば…、これが封印されていたからこそ、他の施設で似たようなことをしても若い人にはわからない…という利点があったと思うが、これからはショー製作者は大変に厳しい状況に置かれるのは間違いない。何しろ、パクったらすぐにばれるし、すぐに比べられてしまう。これによって、来年にかけて全国のテーマパークではショーやイベントの見直しに迫られることは必須である。フェラーリF1にしろ、TDLにしろ、王者は手抜きをしない。負けるな、ライバルたち!
2004/07/04
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今日は久しぶりにグループインタビューを行う機会を得た。テーマは<USJとTDL>で、両者の魅力の解剖と、USJがTDL級の人気を博すには何が必要か?といった内容。20歳前後の女性たちばかり、朝から晩まで約60名に色んなお話を伺う事ができた。印象的だったのは、特にUSJに関してのコメントでは…、●男の子の乗り物が多い…というイメージがある●宣伝不足ではないか?(あれほどCMしているのに…ちゃんと見ていないんですね)●ライドもいいけど、やはりUSJなりの雰囲気をもっと重視して欲しい。これは大変多かった。逆に、TDLについては雰囲気が満点だった。●行ったことがある人も、USJのキャラクターの名前が出てこない。「あの鳥みたいなやつ…」となってしまう。●UFJ(銀行)があとから出てきて、間違えて呼んでしまう。これは笑い話ではないらしい…。●火薬事件やお水事件…などの不祥事がイメージダウンに。アトラクションも実は安全でないかも?と。などなど、シビアな意見もしっかりと聞けた。とは言いながらも、関心は高い。ただ、再来場するほどのきっかけが見つからない…というのが多かった。やはり広告宣伝はユーザーに「届いてなければ意味がない」と再確認。「スパイダーマンのライドのCM」について教えると、皆さん見ているし知っている。ところが、「あれは映画の宣伝なのかDVDなのか…?」で、「USJの宣伝である」という認識が薄かったのにもビックリした。この辺は、コンテンツが大きくマルチ(映画、DVD、アトラクションなど)で有名だけに一歩間違えると…気をつけたい結果である。いずれにしろ、バッドニュースはある程度きちんと伝わり、純粋に情報がきちんと伝わっていない…これが現状である。これは何もUSJに限ったことではないようだ。全国で同じようなことがきっとあるはず。もちろん、全国の職場でも…(汗)。
2004/07/03
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久しぶりにMyヒットが出た。上海に出張していると、早朝と深夜にマンションの部屋でしかメールチェックができない。上海の中では携帯のショートメールが使えるので、それでなんとかなるが、日本とのやりとりにはいささか不便だった。「至急!」というメールが昼頃届いていたり…。それで、タイミング良く?PHSをなくしたのだからボーダフォンかauを買って、(グローバルフォン機)それで携帯メールを…などとのん気なことを考えていた。ところが…、通話どころか、メールも高い!一通100円以上かかる。送信するにせよ、受信するにせよ。国内にいる際に携帯のメルマガなどを登録しようものなら、海外にいる時にもジャンジャン届いてしまって、請求書を見てビックリ!ということがあるらしい。…ということで、携帯メールは非常用ということにして、他に何かいい方法は?と探していたら…ありました。<エクスプロア中国>というHPにショートメールの送信サービスが。*中国EXPLORE中国にいる友人知人の携帯にショートメッセージが送信できる。一通18円で送信できる。もちろん受信も。返信する側も3角くらい、と大変良心的な値段である。英語でも中国語でも日本語崩し?でも…。さっそく、ma-meitさんと、のむてつさんに送信してみる。mameitさんはすぐにPCメールがあって「ビックリした!」と。のむてつさんは天津から。相当楽しそうな感じである。これをチームメンバーに伝えて、次回の中国出張の際にはよりタイムリーなコミュニケーションが取れそうである。…とかなんとか言って、本当は、こういうのを探してちょっと使ってみるのが好きなんです(笑)。
2004/07/02
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今日は、とある中小企業の経営者の方々の団体のセミナーの講師をさせて頂いた。ホテルで2時間弱講義した後、東京ディズニーランドに入場して、色々乗って見て食べてお話しする…という大変、楽しい企画だった。(その後、ホテルにて一次会、二次会まで…:笑)今回、大きく気がついたことは3つ。1つは、誰にでも<子供心>があるんだなぁということ。なんだかんだ言いながらもご自身の部下や家族がいない所では皆さんそれなりに…というか十分に童心に帰ったりしていて、「そこ本当に買うんですか?」というようなモノまで買ったり…。楽しんでました。2つ目は、リゾートラインのスタッフのサービスで、ようするにディズニーリゾートの周辺を回るモノレールの運営スタッフの皆さんの接客はなんともディズニーランド的なのだが、これは東京モノレールの人たちやJRの人たちはどう思っているんだろう?かと。「交通機関もやればこのくらいはできるんだ!」という事例を作ってしまった…とも言える。これを見てしまうと、帰りの電車はちょっと辛くなる。「あそこはディズニーランドだから…」のうちはよかったが、こうして他業種に進出してくると、サボっていた余白がバレていくことになる。または、気がつかなかったもっとやれる…という可能性の部分。あるいは、見てみぬ振りをしていた領域…などなど。3つ目は、<浴衣>の女性の多いこと。七夕に向けてのイベントの一環もあるのだが、これほど若い女性たちが浴衣で遊ぶ姿はみたことがなかった。改めて日本の浴衣を見てみると、これがまた良い!なぜかディズニーランドにも会うこと…。20年がかりで、ついに、浴衣まで取り込んでしまうのだから恐れ入る。それも決して不自然ではなく…。このところ、チャイナ服にばかり関心が行っていたが、どっこい浴衣も負けてない、と。この夏はひとつ、浴衣の似合う男…になれたらいいなぁ…と書きながら、少し気が遠くなる今日この頃(笑)。
2004/07/01
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