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いきなり夏の陽気に、慌ててシャツ類を出す。Tシャツやポロシャツがばかりだが、僕の場合、今までに訪れたリゾートやらお手伝いさせて頂いた施設のオリジナルのものが多い。…というか、ほぼそれしか持っていない。(夏物は)仕事でもバカンスでも訪れたところで買うことが多いので、結構たまった。(本当にたくさんある)そのどれもがなんとも懐かしい。楽しい想い出もあればちょっと辛かったものまで多種多様である。同僚からは「年甲斐にもなく」と言われる事もあるが、これは僕なりのこだわりで、ロゴの入ったTシャツなんかを着ているとやはり少しは宣伝になるかな?と思っている。(さすがにあまり派手なものは買わないようにしている:笑)それで、実際にシャツのお陰で会話が弾んだり、知り合いになったり…があるからこれまた楽しい。または、それで遊びに行ってくれた人もいる。そう考えると、コミュニケーションツールにもなったりする。ほんのちょっとかもしれないが、大小様々な恩もあるので、着ているだけで少し役に立てるのだからまぁ僕にとって夏は恩返しの季節とも言える。
2004/05/30
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先日、銀座での打合せの帰り道に久しぶりに百貨店を数件巡ってみた。改めて思うことは、1Fは化粧品やらジュエリーやらが多く、当然、女性客が多数である。そして圧巻は、以前に先輩のMDコンサルの方に教わった通り、40-50代の女性店員さんが多い事である。(特にジュエリー)その方がいいらしい。ズバリ売上げがUPするとのことだった。色々見て回るとその理由が確認できた。僕がショーケースを覗いている横で、お客さん「えーっ、でもこれってちょっと派手じゃないですか?」店員さん「なにをおっしゃいますか。まだ全然お若いじゃないですか。とてもお似合いですよ!」…となる。そのお客さんも多分40歳前後の方だと思うが、店員の女性から見れば確かにまだ若い…となる。大変高価なものだったから尚更自分よりも年上の方の方が安心かもあるのかもしれない。(50万円くらいのモノだった)結局、お買い上げ…であった。その後も少し雑談しておられた。一連のサービスも自然で素晴らしい上に、年齢による風格が大変マッチしていたように見えた。その後もしばらく接客を拝見した。大変勉強になった。なので、その店員の方に「勉強になりました」と正直に話しかけてみた。「そんな…」と照れていたが、その後、色々なアドバイスを頂いた。印象的だったのが、「この道30年」ということ。そして、28年間続いているお得意さんもいる、と。自分の年齢とともに売れようになったらしい。(年間の売上高を聞いて腰を抜かしそうになった)また「年齢が必要な商売もある」ということ。これは大変納得した。(現在の僕の仕事も多少当てはまる所があるので…)その他、新聞は毎日通勤時に目を通している。毎週一回は他の百貨店(都内)を見て回って研究している。<モノマガジン>は定期購読してる。身だしなみは、シンプルに清潔に…美容院は2週間に一回。(その通りで、シンプルで小奇麗な印象だった)ユニークだったのは、ディズニーランドで売っているジュエリー類もほとんど持っている。2ヶ月に一回遊びにいく。ほとんどスターライト入場で食事とショッピングとエレクトリカルパレードが目的、とのこと。何しろ、プロと呼ばれる人の奥行きを知ることができてとても楽しい<寄り道>となった。(OJTのようでした:笑)
2004/05/28
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今回の上海のプロジェクトで特にお世話になったのがma-meitさんである。上海ど素人の僕たちに対して、多種多様なサービスを提供して頂いた。(ハッキリいって、おんぶに抱っこに肩車状態だった)●ある時は通訳。現地の通訳さんが正確な通訳をしているかどうかのチェック。これが大変重要で、適当に省略されていたり…が多々あるから、「それは違います。○○です」と横槍をバンバン入れて頂いた。●そして研修内容の相談相手何と言っても留学経験もあり、ビジネス経験もあるので、「こういう内容を伝えるんだけど大丈夫かな?」「この質問は失礼にならない?」など、毎日相談に乗って頂いた。そうでないと、上海人の気分を害したりしてしまうので。この辺は大変貴重なやりとりです。●またある時は通勤の送迎?ようするに、ロクに言葉がわからない僕たちはタクシーで行き先を伝えられない。(なにせ発音が全然ダメだった)それで毎日、行き帰り一緒でした(笑)。●またある時は不動産屋さん?ホテル住まいでスタートしたが、外国人の僕たちがそこそこ快適に過ごそうとすると、一泊約9000円と、日本と同じくらいになってしまう。スタッフの皆さんの月給が2~3万円くらいなのに心が痛過ぎるわけで。それと、毎月2回の往復の荷物も辛い…。そこで、ma-meitさんお住まいのマンションの空き部屋を借りて頂いた。今度は月に4万円くらいと断然お得だった。1Fには巨大なスーパーマーケットがあり、AM2:00まで営業しているレストランもあり、3Fにはマッサージ、コンビニ、美容院、クリーニング屋、CDショップ…と、マンション内で全てことが足りるほどの快適さだった。●そしてある時は夕食コンサルタント長期の出張では食事は大変大事である。これで元気になったらへばったりする。美味しいもの、その時の気分で食べたいもの、そろそろうどんが食べたい…などなど、際限ない贅沢に見事に応えて頂いた。そこは本業フードコンサルタントである。巨大都市上海のレストランを縦横無尽に案内してくれる。●たまには給食の小姐そうはいっても外食は飽きる。そこで、ma-meitさんのご自宅で和食パーティが開催されることがある。特にうれしかったのはハンバーグ。これがなかなか食べられなかったから。それと豚汁。食材メーカーの工場やら流通業者さんまで顔が利くがら、日本と変わらない調味料やらをたくさんお持ちである。●ある時はカメラマン日中の研修時には、ビデオカメラを回したりPCで記録をメモしてもらったり…、何しろガンガン記録して頂いた。●ある時はイレギュラー対応僕の友人が研修を見に来てくれた…はいいが、その日のうちにパスポートやら財布やら全部なくした。そして大使館、警察、などなどの手続きや交渉、それに知人を通じての折衝など、一手に引き受けて頂き、無事に帰国する事ができた。たくまし過ぎる(笑)。●ある時は友人知人の紹介楽天でおなじみの方々からドイツ人から香港人、日本人…と、国際色豊かに様々な人を紹介頂いた。そういう紹介のお陰で、大変楽しい食事ができたし、多種多様な価値観の勉強にもなった。そうしたお陰で僕は本業に専念できた。これが一番大事なこと。まだ若いのに凄いなぁ…と。僕なりに彼女を通して改めて学んだ事をあげると、何だかんだいっても、自分の将来を10代後半で決めたところが凄い。「上海+フード!」っといさぎよい。そして、それをすぐに行動に移して、淡々とわが道を行く。よく「知り合いがいるから…」のように留学したり、外国に渡る人は多いが、彼女の行動は「自分ひとり」である。だから自然と迫力がある。情報も本物である。(体験情報が多いから)それと、これが一番大事なことだが、「タフ」である。精神的にも肉体的にも。そのお陰で、こちらがいちいち気を使わなくても済む。これはコーディネーターの最も大事な能力かもしれない。同時に「あっさり」している。ネチネチしない。これだけの才能がギッシリ詰まったコーディネーターはそうざらにはいないだろう…と思う。…ということで、僕たちの上海プロジェクトのオンステージと言わずバックステージと言わず、何しろを目一杯支えて頂いた。本当に感謝である。合わせて、楽天にも非常感謝!
2004/05/26
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5☆サービスへの道いよいよ明日は帰国。お世話になった方々やスタッフの皆さんにちょっとだけ挨拶をしようと顔を出した。皆さん、すっかりコスチュームが凛々しい顔立ちになっていた。「また会おうね!」「F1上海GP見に来るんでしょう?」「今度は中国語のカラオケ練習しておいてね」…と、挨拶を交わす。すると、一人の女性スタッフが大変なニコニコ顔で、「所長さん、これ見て!」と一冊のノートのページを開いてくれた。よくみると、ご来場したお客様がサービスに感動したらしく英語で「いかにここのサービスが素晴らしいか」と書いて下さっていた。印象的だったのは、「もし、ここがホテルなら間違いなく5星ホテルですよ」と。さらに、「上海でベスト」である、と。あまりのうれしさでノートをじっくり見惚れていると、彼女は得意げにニヤッと可愛らしく笑って「どう?」と言わんばかりだった。スタッフの皆さんは講師の僕と約束をしていた。「上海でNO1のサービスを目指す」と。笑顔の裏側には、弁護士を目指しながらも、やるとなったら徹底的にやる彼女の気迫が透けて見えた。「君は何をやっても頑張るね」と声をかけると、「私は自分の夢と未来に挑戦しているんです」とのこと。自分の夢と未来への挑戦と家族への恩返しと街全体の活気とが合わさって今、上海はサービス業(接客の分野)でも大躍進が始まっている。
2004/05/24
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ひょんなことから重慶に行く事になった。朝方までカラオケしてたから嫌がる体に鞭打って、頑張っておきる。さっさと荷造りをしてタクシーでいざ空港へ…と、改めて財布をのぞくと、なななんと、200元くらいしかない。おまけに慌てて出国してきたから日本円もあと10000円くらいかない。「まいったなぁ」と。こうなったら中国銀行しかないと思い、タクシーで向かう。まさか僕の銀行のカードで降ろせるわけもないので、頼みの綱は、クレジットカードで人民元を引き出せるか?どうか?である。片言の中国語と英語で銀行のカウンターで悪戦苦闘およそ30分。最初は「できるわけないじゃない」とあしらわれていたものの、人民元を引き出したい…が正確に伝わると、なんのことはない、「そこにあるATMで24時間引き出せるよ」とのこと。とは言っても、ATMのい画面が今一よくわからないので、これまた悪戦苦闘約20分。しかし、きちんと引き出せることがわかったのは大変大きな収穫である。急いで上海虹橋空港に向かう(羽田みたいなもの)。約2時間のフライトで重慶に到着。秘書兼通訳のWさんが迎えに来ていてくれた。重慶に到着してまず目に付くのは、黄色いタクシーで、全てスズキのカルタスセダンである。(1300か1500ccくらい)上海のサンタナよりも一回り小さいが、これが快適で、さすが日本車。サスペンションもしっかりしていて、エンジンもよく回る。ギアチェンジもスムーズで、少し熱海に似た地形の重慶にピッタリである。初乗りはなんと<5元>で、上海の半額。全体的に(飲食、ホテルなど)上海の半分くらいの物価感覚があった。とはいってもそこは人口3000万人都市で、大変な人の多さには本当に驚いた。地元の人曰く「上海の約6年遅れ」とのこと。そこには目ざとい人たちが上海から重慶に移行し始めているらしく、賢い人たちは、一点集中型のビジネスから分散型に展開している。今まさに建設ラッシュ真っ盛りで、表通りは最新のビル郡。その裏通りでは…上半身裸でマージャンを打つ…光景が目に飛び込む。大都市化と70年代の中国の街並みが織り交ざった、エネルギッシュな街が興味をそそった。上海と同じところは女性たちで、皆、日本の女性たちのファッションを本当によく研究しているなぁと。見方によっては、中国も韓国も日本もみな似てくる…のかなぁ?まぁ日本の女性誌(COSMOPOLITANとか…)があれだけたくさん売っていればそうなる。街づくりとして目をひくのは、東京でいうところの銀座の一等地は、巨大なデパートやホテルを中心に各種店舗が立ち並ぶのは同じとして、その一帯は全て<歩行者天国>になっていることだ。道路を一時封鎖して…という日本式と違って、歩行者天国が大前提のように道路が延びている。(タクシーは例外だが)なので大変な人数が押し寄せて物凄い活気のある街並みになっている。これだけ広域だと、なんとなくテーマパークの中にいるような錯覚を覚える。というのも、東京ディズニーランド並みに清掃係りの<スイーパー>がいて、街中は大変きれいだから、なおさらそう感じるのかもしれない。もちろんゴミ箱もきれい。あちこちの街角では<音楽祭>や<ケータイの販促イベント>などなど、盛りだくさんで、どこも黒山の人だかりである。いっけん当たり前のように思える歩行者天国だが、実際にこれほど徹底的に実施している地域は日本にはないのではないだろうか?しかも通年である。街づくりや繁華街の運営にはもう一度、真剣に考えてみる必要があるなと大変参考になった。
2004/05/22
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最終日の夜は、カラオケパーティだった。お店に行くと一番大きな部屋が会場だった。「会場」というのにふさわしく、ちょっとしたライブハウスくらいの規模で、2階席まである豪華さである。(全席ソファー)当然、ステージへのスポットライトはたくさん吊るしてあるし…、あまりの規模にビックリした。2つ目のビックリは、「あさ5:00まで借りてあるからたくさん唄おうね」である。「いくらなんでも…」と心でつぶやく。3つ目のビックリは、「皆さん唄がうまい!」のである。これは音感なのか?練習なのか?わからないが、何しろうまい。テンポの良い曲では、全員がステージ前で踊る踊る踊る…。(一緒に頑張りました:笑)25:00くらいまでは、若いスタッフになんとか付いていくも、その後は2階のソファにダウン。うたた寝していまう。(ビールの見放題が効いた)…となんとも心地良い感触が…。スタッフの一人が、「所長さん、本当にお疲れ様でした」とマッサージをしてくれていました。(うつぶせに寝ていたもので好都合でした)この場はお言葉に甘えてマッサージを受けてまたうたた寝…。しばらくすると今度は女性のスタッフが「次は私が…」と、これまた「本当にお世話になりました」と、マッサージをして頂いた。さすがにこの辺で目は覚めてしまい、至福のときを満喫しつつも、ジーンときてしまい、「謝謝」を繰り返すのが精一杯だった。やがて朝方になり、会は解散。部分的には「うるるん状態」だったけど、全体的には楽しく終えることができたのでよかったなぁと。教えに来たつもりが教わる事が多くて、結果として皆さんと<ギブ&テイク>がたくさん出来た。うまくいった理由はコレに尽きると思う。(特にチーム造り)僕の場合、上海の全体のことは大して知らない。ほとんどスタッフを通じて理解しているだけである。けれど、彼ら彼女たちのお陰でよい上海の印象は大変素晴らしいものになった。考えてみれば、会社の印象も、街の印象も、国の印象も人が造って行くんだと再確認した。
2004/05/20
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上海最後の朝礼準備段階からお手伝いしていた上海の仕事が一区切りの日が来た。いつもと変わらぬ朝で、施設に向かう。最後の日だけ長めの朝礼の時間を頂いた。スタッフの中で一番最初に入社した3人のアシスタントマネージャーに対してこの数ヶ月間で素晴らしいと思ったことを伝えようと思ったからだ。なぜならば、近年稀に見るほどに本当に素晴らしいと実感しているからだ。…というか、正直、これほどのメンバーにであったことがない、というのが本当のところ。お見せできないのが残念で仕方ないが、「接しているだけで幸せな気分になる」「人間がもっと好きになる」「気持ちいいマナーってこういうことなんだ」「笑顔は、内面から滲んでくるものなんだなぁ」「辛い事も多いけど、明日も頑張ろう!」などという気持ちにさせて頂けるのだから感謝しかない。出会えて本当によかった。スタッフ全員の前に出てもらって一人ずつフィードバックした。最後の一人のリーダー格の女性は僕のフィードバックを聞いて泣き出した。理由は、「所長がそこまで私を見ていてくれていたことにビックリした…」と。ほんの一瞬教室がシーンと静まり返る。スタッフ全員で彼女を見守っていた。彼女の真横に立っている僕は涙を堪えていた。横で泣かれたら…結構辛い。そして、もうそろそろ限界…というその時、スタッフの誰かが「はい、これ」と、ティッシュペーパーを彼女に手渡した。しかし、よくみると、トイレットペーパーだった。それで教室が爆笑に包まれた。彼女も大いに笑い泣きになった。「今日も一日頑張りましょう!」で、最後の朝礼を終えた。とても幸せな朝でした。(本当に久しぶりに)(目は真っ赤でしたけど…:笑)
2004/05/19
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仕事を取る時はいくら欲しい…と要望や目標金額がある。一方で、クライアント側からすれば、これだけ出すんだから、これだけのことはやってよね、というオーダーがある。これがお互いに釣り合えばハッピーだがズレると大変なことになる。特に上海では、月給3万円くらいで優秀な人がいるから、こちらの緊張感は半端じゃない。「今日はいくら分の仕事ができたのか?」と毎日考えてしまう。もちろん教育の仕事は、半分くらいは近未来への投資の部分が大きいから、明日、すぐに成果が出るわけではない。しかし、どんな視点で現場を見て、何をフィードバックして、あるいは、グッとこらえてしないで貯めて…。もちろん業務日誌で報告もしなければならない。コンサルタントとして勉強になるのは、常に、払う方の立場、もらう方の立場の両方にさらされていることだ。両眼で仕事をする。このバランスが成長の源になっているのだと思う。なので、室内での研修がなくなり、実際の接客現場に入ると、もう、能書きは…苦しくなる。そうなると、ここからは見本こそが教科書になる。昔、何やっていた…は関係ない。現在が全てのリングのようなもの。3歳児くらいの中国語会話で、中国人のお客様の中に飛び込んでいくのは、スカイダイビングのような心境である。「マインドは言葉の壁を突破できるのか?」「笑顔とアイコンタクトは本当に効果があるのか?」「一歩前に出るサービスは喜ばれるのか?」…などなど。毎日、上海の大勢のスタッフの前で試されています。
2004/05/18
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今日は集合教育の最後の日。とは言っても、オープンを控えての忙しい中、何か特別な事を…ではなく、やるべきことをやって、淡々と終えた。昨年末から採用活動→面接(一次二次…)→導入教育→サービスマインド教育→運営教育…などなど、約半年間、多岐に渡り担当させて頂いた。上海ということもあり、うまく伝えられない物事との格闘の日々が蘇った。うまくいったこともあればそうでないこともあった。振り返ればよい思い出だが、少し冷静にスコアで考えれば「10:9」くらいで、ギリギリの勝ち越し…みたいなものかもしれない。(しかし、勝ちは勝ち…と小さなガッツポーズは忘れない:笑)終えてみての心境は、「あとは頼むぞ!」とバトンを渡したような心境だった。(開発→立上げの仕事ですから)バトンは確かに渡せた…と信じている。「任せて下さい!」という目をしていたような気がしている。それが一番うれしかった。この仕事をしていてよかったと噛締めることのできる瞬間である。終了後にスタッフの皆さんから<同学録:Classmate Collection>というアルバムを頂いた。全て手書きで、スタッフひとりひとりのプロフィールや写真、それに感謝文みたいなものが書いてある。僕からは特に何も用意していなかったので、こちらが卒業証書を頂いたような心境だった(笑)。これから辞書をひきながらじっくり読ませてもらおうと思う。
2004/05/16
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エマージェンシーの研修中、数名のスタッフさんがコックリ…ときていた。連日のトレーニングと開業準備業務で夜も遅いから、「仕方ないなぁ…」と思ったが、約束は約束だからはじめて授業を中断した。そして僕は、「また、受講する準備が整ったら呼んでください」と言って、退室した。もちろん、この3ヶ月でこのような対応は初めてなので、皆さん少しキョトンとしていた。しかし、大事な授業なので集中力を取り戻しておいた方がいいな、と判断した。状況を知って、顔色を変えてマネージャーたちが「すみませんでした。気をつけるように指導します」と、入れ替わり立ち代りやってくる。別に怒っているわけではないことを伝え、「集中力を取り戻して再度きちんとやりましょう」と伝える。しばらくして、マネージャーたちが「もうすぐ準備できます」「今度こそ、大丈夫です」「再開をお願いします」と言いに来てくれた。色々な議論をしあったのかな?とか、居眠りしたスタッフが責められたのかな?…と頭の中で推測してみた。また、「いきなり、どうもすみませんでした」「二度としません」とかの展開もあまり気持ちよくないなぁ…とも思ったりした。そうなると教室の空気が暗く湿ってくるし、反省と称してビクビクしながら必死に授業を受けている姿も望ましくない。そんなことを考えながら教室に戻ると…「・・・・・・・・・!?」ドアを開けて中に入ると、意外にも大変明るかった。なななんと…大きな声で全員で歌をうたっていた!皆さん真剣に楽しそうにうたっていた。「うた???なんで???」というのが正直な感想だった。(まぁ、別にいいけど)うたい終わってマネージャーに話を聞くと、「眠くならないようにするには元気になること。それで、皆で歌おう!となったのです」と。なんとも素敵な発想である。もちろん多少の反省はあったにせよ、そこで終わらないで「皆でうた!」だから恐れ入る。職場のメンバーとカラオケでもない、単なる会議室で伴奏なしで歌った記憶は僕にはなかったので、なおさら驚いた。そして、前に立って再開しようとすると<拍手>である。その表情は、本当に明るく元気だった。思わず大笑いしそうになったが、僕なりには少し<プチ切れ>的な退出だったから、笑わないように、結局引きつった顔をしていた。(のかもしれない)…ということで、<所長VS上海スタッフチーム>は<15分35秒:裏アキレス腱固め:所長ギブアップ>で勝負あり!でした。大らかで元気な人たちにはかなわない…ですね(笑)。小細工は通用しませんでした。本当に勉強させてもらっています。*注:<ブチギレ>ではなく、<プチ切れ>なのです。
2004/05/14
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レストランに入ると<シニョン>の小姐が目にとまる。上海では、そこそこの値段のレストランに入ると、これが結構、身だしなみがビシッとしているのに驚く。(マンションの1Fの一食20元くらいのお店)特に女性(小姐)はJALのスチュワーデスさながらに髪を後ろできちんと結んでいる。「田舎娘だから…」みたいな話は聞くが、どこの人であろうと、お客さんにとってどうか?だけで、みていて清々しいならそれは素晴らしい事だと思う。そして、身なりは行動にも大きく影響していることに気がつく。ホテルマンはホテルマンらしくなるし、そう見えてくるし…。翻って、この数年は、なかなか身だしなみに手を焼いてる施設が多い。(本当に多い)そして大抵は「茶髪解禁!」となる。理由は様々で、「時代遅れである」「人が集まらない」「すぐに辞めてしまう」「優秀な子を採用できなくなる」…等々である。それで、では解禁になると何かいいことがあったのか?というと、実際のところはなかなか怪しい。採用しやすくなった…はあるのかもしれないし、ないのかもしれない。そもそも、少し前まであった「茶髪厳禁」時代というのは、本当の理由は「勤勉と協力、一致団結、衛生管理…」などなど、それが職場の規律だったし習慣となっていた。そして、「カジュアルウェアで通勤OK」とか「髪の色は自由」などは、そうした古い規律を「さらなる創造性の発揮と未来への挑戦のため」に変えてこう…という話だったはず。あるいは「のびのびイキイキで笑顔の接客をしよう」「もっと美しく、かっこよく…」など。その方が有意義で、利益に結びつきやすいからである。ところが、解禁だけしても社内がギクシャクしてしまうらしい。笑顔も廃れていたりする。それに、解禁は喜ぶ人ばかりではなかった。ちょっと派手で、ヤンキーがかった人もくるから、付き合い方に戸惑ったり…。また、反動もあって、スッピンで髪の毛ボサボサギャルも登場してくる。(ジーパンとタンクトップのまま出社して…)お客さんの方が皆きちんとしている…という笑い話にもならないような状態になっていく。そもそも解禁理由が管理職の怠慢だからこうなる。ようするに「注意する」「指導する」のが怖いのである。だから徹底できない。本当は「解禁しましょう」という意見を上げるのではなく、「僕には指導できません。どうしたらいいのか教えて下さい」であったもいいはずだった。自由な風土というと、なんだか規制がない職場みたいなイメージがあるが、本当は「目標を達成するために色んなことに取り組んでいいですよ」が本心で、堕落していくためのモノではない。それと「自由」というのは、自分たちばかりの自由ではなく、上司の自由や幹部の自由もある。だから以前より提案のバルトは数倍にも膨れることも覚悟しなければならない。すると、いつまでも社内バトルは疲れるし、コストも凄いぞ、と誰が気がつく。であれば、仕事内容と収益に相応しい自由度に設定をし直そう…とまた戻っていく。これを繰り返すのにまたコストがかかる。規則とは不思議なもので、徹底できてしまうと空気みたいになってくる。別に嫌ではなくなるし、嫌な人はとっくに去っている。逆に、残っているメンバー同士の意識は高まる。どんなレベルであれ、どんな規律であれ、達成できない限り、永遠に<ジレンマ沼>から抜けれらない。脱出するには、初心に帰ればよいと思う。初心に帰れるうちは望みがある。ありがたいことに、僕にとって上海はなんだか初心に帰りやすい場所である。
2004/05/13
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上海に来る度に見惚れてしまうことは<商人魂>だ。これは別に経営者のことではなく、ごく普通の街並みにいる販売員の人々のこと。「しつこい」「うるさい」という見方もあれば、「あれほど真剣にモノを売ろうとする姿勢が凄い!」という意見もある。(当然、そうでない人々もいるが…)僕は後者で、やってみるとなかなか難しいもので、体力も気力もいる。値切りの駆け引きもあるし…。こういうのは戦後しばらくの日本にはあったらしいが、段々とシステム化されたら少なくなっていったようだ。マーケティングだのディスプレイ技術だの、そういった方面は確かに進化したが、果たして<販売力>はどうなんだろう?と考えてしまう。マクドナルドの「ご一緒にポテトはいかがですか?」くらいで喧々諤々の議論が交わされるようになるくらいである。一円でも多く売り上げようと思えば、ポテトくらい当たり前の話だが、理論好きになると、話がややこしくなってくる。冗談抜きで、大手メーカーばかりではなく。そのうちに販売員まで中国人を採用しに人事担当者が通うようになるかも…と実感している。すでに日本国内の飲食店では中国人の採用が当たり前になってきている。そして、素晴らしいサービスをする人もたくさん出てきた。これからは大型のホテルチェーンやショッピングセンター、テーマパークでも十分にあり得る。あるコーナーを丸ごと、あるいはある部署を全員、中国人にしてきちんとトレーニングしてみたら…などと考えてしまう。多分、来年くらいからは真剣に議論されて、もっとたくさんの人が採用されるのではないか?と思う。個人的には、この半年間の中ですでに日本に連れて行きたいスタッフやリーダーやマネージャーに10数名出会っている。そういう話をすると、日本国内までも外国人に…と反論される事が多いが、まずは事業を成功させる事が最優先で、事業軌道に乗ったら、少しずつやりたいようにやればよい…と思う。最初から自分たち流でうまく行けばいいが、そんな天才商人はまずいない。だから、必要な優秀な人材は内部外部、国内国外にこだわらず集めてみることも大事なはずである。(これがテーマパークの失敗の教訓である)と言うのも、最近感じる事は、日本でサービス業の教育にお手伝いをしていると、結局のところ、リーダーやマネージャーが販売が苦手だったり、あまり好きじゃない…ことが多い。本人は黙っていても、透けて見えてしまう。だから、販売以外の議論が好きになってしまう。それで、どんどん現場が弱くなっていく。そうなると、イベントやマーケで何とかしようとそちらにお金を注ぎ込むようになる。けれど、どんな商売であれ、営業や販売が貧弱では成り立たない。そして、現実は営業と販売以外の仕事を希望する人が入社してくるから教育訓練の需要が大きくなるわけだ。本社の商品企画を超一流にするか?。現場の販売を超一流にするのか?本当は両方が一流なら理想だがそう欲張らないでまずはどちらかを強化する…。(両方強いところはすでに成功している)いずれにしろ、どちらも中途半端なところは淘汰させるのだろう…、そんなことを考えさせられる街である。
2004/05/12
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<湯上りの美人とは…>内輪の用語です。正確には<湯上りのような…>ですが。本来は文字通り「お風呂上りの浴衣が似合う女性」みたいな意味合いが強いかと思います。どちらかと言えば、日中はいかにきれいに若々しく魅力的にみせるか?がミッションとばかりにお化粧に励むのが多くの女性だと思います。しかし、見方によっては、その状態って、とても気負っているようにも映るわけです。ところが、風呂上りの一番無防備に近い状態に意外にも男性はコロリといってしまうのですから、魅力というのは大変奥が深い…ということになりますね(笑)。それで実際に<浴衣でうなじ>とくれば、「今まで色んなことがあったけど、生きててよかった」とか、「何はともあれ明日も頑張ろう!」となったりします。(きっと僕だけではないでしょう:笑)そんなこんなで、あまり気負っていない、無防備でオープンな感じの人たちのことを「湯上り美人系」と言ったり言わなかったり…(笑)。まるで風呂上りのように朗らかで清々しい…と。回りの雰囲気もなんとなく和んでしまう…。これってメイクよりも難しいのかもしれませんね。社会人になると、ビジネススキルと称して、色々な<防御スキル>を混ぜこぜに身につけてしまう傾向があります。(俗に言う「壁」とか「なめられないように」とか)はじめは仕事に役立つとか、世の中に貢献するため…と大きな志で身につけたせっかくの知識も、武器に見えたり壁に見えたりするから不思議です。何事も使い方次第…だと思います。だからたまには脱ぐ方のスキルも大事だなと思います。(言い方がよくないですかね?:笑)仕事の場面でも、無理に賢そうに振舞うよりも、知らない事は「知りません、教えて下さい」とか、「へぇー、そういう視点もあるんですね」とか言えた方がスムーズに運んでいくことが多々あります。(本当に多いと痛感しています)さて、そういったオープンマインドで周囲の空気を和ませてくれるような人をどうやって採用するのか?については、これからの課題ですね。履歴書と経歴書には表記できないけど、とても大事なものなので…。******************************************************○札幌では<スープ・カレー>が美味しかった。はじめて食べた。カレースープの中に「これでもか!」というほど、肉と野菜がギッシリで、個人的にはスーパーヒットである。○研修は、いつもならに大変積極的でマナーが素晴らしい人々だったので、心が洗われる気がした。新しいこと、別の考えを受け入れるスペースがある人というのは、<湯上りのような顔>をしている…と気がつく。そういう人がいるだけで、部屋の空気がイオン清浄機のごとく爽やかになるのだから、貴重な存在だ。○研修を終えて、帰路につくと、羽田の上空が混んでいるらしく、出発が20分遅れだった。悔しいので<ウニ丼と生ビール>で睡眠の準備に入る。加えて、羽田上空でも<待機>状態が約20分。結構遅くなり、22:00頃到着。しかし、ほとんど寝れたので、作戦成功!○そのままオフィスに戻り、Nくんと打合せ。今後のチーム体制についてを話し合う。新しいスタッフが2名加わるかもしれない。本当にやりたい事と実際の仕事に多少のズレがあるので、それをどのように一致させて行くか?が年内のテーマとなる。○帰宅後、上海出張の準備。結局、2hだけ寝て成田空港へ。しかし、若干遅刻気味だったので、またまたフォーサイト250で高速に乗ることに。約35分で到着。はやい!…ということで、搭乗前に恒例の<肉うどん>を食べながらVAIOに向かっている。○気がつけば、かなり体がこわばっている。とてもベストコンディションにはほど遠い。今夜は絶対にマッサージに行ってやる!と、強く心に誓うのであった。(だって安くてうまいんだもん!)
2004/05/11
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特に「旅行が好き!」というほどではないが、もちろん嫌いでもない。仕事柄、出張や視察が多いから結果として旅行みたいな生活をしていることになる。そんなこともあり、空港で時間があるときはトラベルグッズを見て回る習慣がある。どこかしら行くたびに「こんな○○があればなぁ」と色々と思うところがあるから。(多少の不便があるから…)見るたびに思うことは、トラベルグッズこそ、まさに日本のお家芸のような気がする。何しろ小さくなくてはならない。しかも折り畳めたり、収納できたり…で、その半分は<アイデア商品>のようで、見ているだけで「なるほどなぁ」と楽しい。本当に良くできているし、その進化も目ざましい。「よくもまぁ、こんなモノまで考えるなぁ」とか。以前、北京に通っていた時にも、現地のスタッフからお土産に日本のトラベルグッズを頼まれたことがある。それほど、よく出来ているらしい。ちなみに、僕の友人に<筋金入りのトラベラー?モバイラー?>みたいな人がいて、基本的にトラベルグッズで生活している。もちろんそのまま旅行に持っていくし…。利点は、何と言っても家の中が大変シンプルで広く使えることだ。もちろん、大変フットワークの良い人で、週末に時間があればすぐに旅行に行ってしまう…。だから、大変レジャーに詳しい。そういう人は、何もトラベルグッズに詳しいだけでなく、例えば、JALのマイレージカードでどんなサービスが受けられるのか?JAFカードでは?海外保険のためにアメックスのゴールドを作りなさい…とか。観光協会に相談した方がいいことは…Iモードでどんなコンテンツが便利なのか?…などなど、果てしないノウハウの洪水を浴びる事ができる。特に旅行代理店に勤務しているわけではないが、まさに「好きこそ…」である。結果、大変安く色んなところに行きつつ良いサービスを満喫して、美味しいものを食べて…何しろ羨ましい。どんな分野にも達人はいるものだが、レジャー関連だとダイビングが得意とかゴルフが…と言う方が多くて、その周辺のサービスにちゃんと詳しい人は意外に少ない。ところが、これが大変重要で、楽しさが何倍にも変わるのだから侮れない。よく、「レジャー関連の仕事している人たちは知識不足だよ。何にも知らない人が多いんじゃないの?その程度の知識じゃお客さんより劣ってない?それによい情報提供やサービスなんてできてないでしょう?」…と辛口のコメント頂きながら叱咤激励を受けることがある。おっしゃる通りである。彼のようなスタッフがいたら、さぞ…と。ちなみにトラベルグッズのお店は、旅行者の皆さんにとっては、まさに<コンビニ>のようなもので、<忘れたモノ>を探したり、<あったら便利なモノ>を買ったり…ということで、大変大事な店舗なのだそうだ。そのSさんの素晴らしい所は、そうしたスタンスは仕事の仕方でも同様で、何しろ見ていて聞いていて楽しい。ご本人もあまりストレスを持っていない様子。なんでも「もっといい方法はないか?」「これってどんなメリットがあるのか?」など、徹底した<好奇心旺盛>というのも、これまた立派な人生を豊かにする能力なんだなぁと思う。憧れの人の一人である。(まだまだ遠いけど…:笑)…羽田空港でトラベルグッズを眺めているといつもSさんを思い出すんですよ。ということで、札幌に着きました!
2004/05/09
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世界広しと言えども、日本ほど縁の下の力持ちの国はないと思う。(縁の下のままでいいのか?の疑問はあるが…)現在、世界でも最も勢いのある上海で仕事をさせて頂いている。そういう所にいると、日本は元気がない…と表面的に比較してしまうことがある。しかし、帰国して冷静に見渡してみると、上海を初めとする中国やアジア諸国の発展に、実は日本が大変大きな役割を果たしていることに気がつく。一例では、上海の玄関である、浦東国際空港や北京空港なども日本の莫大な支援金が投入されて建設されている。上海の外灘に広がる高層ビル群も、デザインは欧米でも建築技術の支援や提携は半分以上が日本である。都市が発展していくのに必要なインフラ事業にお金をあげたり貸したり…。それから上海をはじめ中国への投資が集まりやすいのは、色んな理由があるが、日本の支援と日本企業の進出が間接的には安心感を与えているのも事実。世界中の人々はB面では日本はあまり卑怯な事をしない…ということは知っていて、特に投資家にとっては大変重要な要素らしい。(他国からみて危ない国ではないから)最近ではPCディスプレーでついに韓国のサムスンが一位になり、ますますを「何やってるんだ、日本のメーカーは?」という声もが大きくなる。しかし、そのサムスンも工場の工作機械、つまりロボットは日本製だから工作機器のメーカーは益々世界一になっているだけのこと。中国の自動車メーカーも同様。さらに、中国の市場規模の議論は大きいが、その大きな市場で売るにはこれまた日本が必要になっている。つまり、自動車でも高性能家電機器でもなんでも、開発そのものには膨大な予算がかかる。その最先端商品、高額商品は日本の庶民に買ってもらう。これが大原則。そこで研究開発費分を回収しておく。その上で中国をはじめとするアジア諸国で値段を大幅に下げて販売していく…。さらに言えば、日本の厳しい庶民に「ダメだし」をしてもらって、製品そのものを改良を加えて鍛える。すると一流品ができあがる。神戸大震災の時には、世界中のメーカーが真っ青になった。(NASAも…)世界中から支援の手が差しのべられて、少し不思議に思った人もいるかもしれないが、支援する方は真剣である。「早く立ち直って機械を作ってくれ…」だから。次に真っ青になるのは<東海大地震>であろう。(起きるとすれば…)これは神戸の比ではないはず。中国も韓国もシンガポールもタイもベトナムもマレーシアも…皆、こうしたアジアのリーダー日本の支援のお陰で発展できた。(正確には現在でも約150カ国に支援している)日本はアジア圏を信じられない忍耐力で育て上げたのである。(すぐに叩かれて、全然評価してもらえなかった)欧米諸国の進出目的のほとんどは、間接的な搾取であるのと違って、日本の場合、謝罪と支援である。その金額と波及効果はもう天文学的で、(世界中でこんなに支援と謝罪した国は有史以来なかった)そろそろ感謝されはじめている。(公的にはまだだが、気がついている外国人もいる)よく、「自信を取り戻せ日本!」みたいな記事を見るが、本当は、ただ「気がつけ日本!」でよいのではないだろうか?と、考えている。それから自信を奪ったり隠した張本人は誰なのか?と。経済成長率が1%のどこが悪いか。これだけアメリカをはじめ世界の国々から有り金を吸い取られたら貧血くらいは起こしますよ、と。(それでも成長してしまうところが凄い)(それと、やけを起こして「目には目を…」をしないことも…)先進国、発展途上国を合わせても、「他国からいかにしてお金を吸い上げるか?」が政策に入っていないのは日本くらいなものだろう。逆に「今年はいくらどの国にあげようか?」である。それでも1%の成長率で、クーデターや暴動が起きないのだから、素晴らしい国である。(デメリットとして、国民が世界一流だと政治が二流になってしまう…)失われた10年…も、考えようによっては日本が再トレーニングをしたようなもの。ここから立ち上がる時の日本は世界一強い。銀行が潰れて、年金問題で愕然として、拉致問題も解決していないけどそれでも成長している。きっとこれからも成長するだろう。それはなぜか?というと、自分たちで働く国民だからで、これが世界一勤勉であることの証。投資して儲けたり…ではなく、働いて作って売って…がベースだから強い。金融が主要産業になっている国々は景気や株価に一喜一憂することになる。金融がメインになると、結果、たまには戦争をしてインフレを誘発してみたり…と道徳的モラルの感覚が麻痺してくるから、ほどほどの規模がよい。もし、<世界道徳GP>や<ちゃんと働く経済GP>があったら、間違いなくトップ独走状態だから、心配はない。(政治家は少し違うが、他国から見ればマシである)(もっと凄い事をしている)マスコミは叩くだけ叩いて、消沈するとあるいは大人しくなると元気になれ!だから、主張がどこにあるのか?と言いたくなる。だから、政治家もマスコミも邪魔だけはしないで頂きたい…となる。…と、今日もあまりにも日本叩き的な記事を見て、別の視点もありますよ…と、熱くなってしまった…(笑)。
2004/05/08
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サービス現場のコンサルを受けていると、目に付くのが、管理職の仕事の内容である。これほど、やっている内容と実力に大きな違いがあるものはないのでは?と。ズバリ言って、企画制作や経費管理、コストダウンなどの実務は、何度でも議論したりする人がいるが、こと「人のこと」になると、なんとも弱腰な人が多い。部下からすれば、実務の方は頑張るから、部門調整や人間関係の調整をお願いしたいはず。ところが、管理職がこの件で立ち会ってくれる人がいないので途方に暮れている、あるいはあきらめている…というシーンに出くわす。そういう人は素直に「私は人間関係の調整業務は苦手です」と言ってくれればまだ手の打ちようもある。ところが、そうは言わないで、「○○さんの進め方が悪い」とか「もともそ人手不足だから皆ギスギスしているだけ」と、あくまでもそちら側の視点で判断しようとするから、経営者にはそういう情報しか行かないし、現場もそのまま放っておかれることになる。企画会議でも営業会議でも議論がまとまらないシーンをよくよく分析してみると、内容そのものよりも当事者同士の関係が良くなくて、なかなかまとまらないだけだったりするから人間関係を放っておくと大変なことになる。製造業の場合と違って、サービス業の場合は、人間関係が実はコストを左右する。まじめに計算したら膨大で怖くなる、時がある。ぞうきんを絞ったような経費をさらに乾燥機にかけるくらいなら、きちんと相談にのった方がはるかに効率的で安い。多少きつい仕事でも、少ない人数でも「あの人と一緒なら頑張る」という場合もあれば、逆もある。たくさんある。だからエクセルで計算できないことが多い。それでも、次の手段として「だから来年は人事制度を…」とか、「教育制度を…」と、あくまでも相談に乗る以外の所が大好きになって、またパソコンに向かい合う日々が続く。ついには、「表彰制度を…」となる。けれど、現場のスタッフは表彰もいいけど、話を聞いて…が本音で、もっと言えば、実態を知らないくせにどうやって表彰するんですか?が心の叫びだったりする。結論から言えば、スタッフの意見で自由に…という方針のところは人間関係がうまくいかない。仲間同士でバチバチになってしまうからだ。仕事によってはそれでもいいかもしれないが、接客現場では放っておくわけにはいかない。巡り巡って、バチバチの被害者はお客さまになってしまう。また、放っておくと当人たちもバチバチしたくないし疲れてしまうので、<なあなあ協定>を結ぶようになる。こうなると、改革するのに膨大な労力を要するのは、まだ、上に向かって「こうしてください!」と一致団結して叫んでいる方がうまくいったりする。(事例としてはこうなる)人間関係の相談にのるより、パソコンに向かっていたり会議に忙しい方が好きな人ばかりになっている所は要注意である。「お客さまの話はよく聞きなさい」「ほうれんそう(報告・連絡・相談)はきちんとしなさい」と言われてそうしているのに、いざ、困っていると相談に乗ってくれない…。現場のストレスはこうして溜まっていくのである。だからそのうちにお客さんの意見も極力聞かないようになってくる。(ストレスが溜まりすぎるから)あるいは、反論してしまう。(聞くだけのキャパシティが残っていないから)理論や制度はシンプルで十分なので、あとはスタッフが現場でやっている接客と同じくらい真剣に相談にのりましょう。百歩譲って、それが嫌なら、現場の働きぶりをよく見ておきましょう。(困っているシーンをその目で)それも「忙しくて…できない」なら、上司のポジションを変えてもらって、一人ワークのポジションに移動させてもらいましょう…となる。良いサービスを提供する現場作りのマネージャーの道はこうして続いていく…。
2004/05/06
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GWの連休最後の日。特に男の子は黙っちゃいない<こどもの日>である。テーマパークでの仕事は、子供心を思い出させてくれるところが好きだ。今日は、自分が子供の日に両親に連れて行ってもらった場所を思い出していた。やはり遊園地や動物園が大好きだったので、そういう思い出が多い。よく迷子になったりもした。考えてみれば、子供時代は100cmそこそこだから、身長こそ半分?くらいだか、圧倒的に体の体積が違うから、大人の体感する広さの3倍~4倍くらいの広さに感じるそうだ。だから、迷子にもなる。大人でもそれなりに広いと思う遊園地も子供の目線に立てば…である。ただし、未だに当時5~7才くらいの所長にも<迷子の言い分>があって、迷子というと、いかにも子供がどこかに行ってしまった…というイメージがあるが、本当は大人が<見失った>のだ、と。僕がカバに熱中しているにも関わらず、両親が自分のペースで次に行ってしまっただけで、僕が迷子になったわけではない。子供所長からすれば、両親がどっかに行ってしまった…だけのことである。これは今でもそう思っているのだから根が深い。それで実際に<迷子対応>のトレーニングではそのように指導しているのだから、これまた執念深い。でも、よく見ているとわかる。英語の方が正しくて<Lost Children>なのである。…ということで、今日は2件、見失いそうになった保護者の方に「お子さんはあちらですよ!」と教えてさしあげた。なんと言っても、子共が主役の日ですから…(笑)。
2004/05/05
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先日もあるクライアントさんから「モバイラーなんですね」と僕の持ち物をマジマジと見て、改めて感心?して頂いた。最近は、さらに磨きがかかってきたかもしれない…。何しろ、4月は自宅で寝たのは3晩くらいなもので、それ以外は、どこかしらのホテルだったり外泊だから、鞄の中身で全部の仕事ができます!くらいでないとお話にならない、ので。愛用のノートPCはVAIO-TR3で、これは、小さいながらもDVD-RW搭載のものを選んだ。B5サイズで鞄にすっぽりと入る。飛行機や新幹線ではDVDを見たり、ハードディスクに録画したTV番組を見たり…。携帯用のHDはBUFFALOの60GBのもの。基本的にオフィスの僕のPCのデータをこれに入れて持ち歩いてる。最近はカード型のTVチューナーを買ったので、出張先でも「おお!」と思ったらすぐに録画している。通信はエアエッジの128kbつなぎ放題仕様。これは本当に便利で、新幹線以外の電車ではメールOK。自宅やオフィスにいる時間が少ない分、こちらの通信時間は膨大である。MP3プレーヤーはRio-SU30で、256MB。素晴らしいのは、ノートPCとUSBでつないでデータのやり取りができる。さらにそれで充電もしてくれる。会議や打合せの大事なシーンでは録音もできる。さらに出張先の宿ではラジオも聞ける。クライアントさんとファイルのやり取りもデータを入れてUSBに差し込んであげたり受け取ったり…。デジカメはSONYのサイバーショットUのブラック。2Mサイズまでの写真だが、メモ代わりだからそれで十分である。出張中にバッテリーが切れてもコンビニやキオスクで単4電池を買えばいい、のがうれしい。意外に便利な使い方として、参考になる記事などを関係者にFaxはなかなかできないので、撮影してメールで送信して情報を共有化している。Mpegムービー用として、パナソニックのSV-30。あゆが宣伝しているやつ。TVやビデオにつないで録画もできるので、大変便利である。何しろ記録は大事。これにお金と手間がかかっても仕方ない。最近は、録画するだけしてみていなかった映画や番組のビデオをこのSV-30でMpeg4のファイルにしてノートPCで見るようにしている。(それで古いビデオテープは廃棄。場所を取るので…)なんでもかんでもHDに録画するとすぐに一杯になってしまう。けれどMpeg4なら1時間番組でもせいぜい200MBくらいなので、たくさん持ち歩けるのが気に入っている。今日は新幹線の中で2002年のNHKテレビ中国語会話を見てみた。聞くだけだとなかなか覚えられないので、重宝している。ちなみにHDに入っているMpeg4リストは…<テレビ中国会話×4話分><PRIDE 21><K-1 Max><たけしのTVタックル><ドリカム・ワンダーランド特集><CASIOPEA 20thライブ><TDL フィエスタ・トロピカーナ最終回><TDL エレクトリカルパレード徹底解剖><ウォルトディズニーの生涯><ザッツ・エンターテイメント・ラスベガスの…><冬のソナタ第5話><ワールドサテライト><1992年F1モナコGP:泣く子も黙るセナのバトルが熱い><レベッカ1990年武道館ライブ><ハリソンフォード自らを語る><レゴランド・カリフォルニア視察集>…などなど。いつ見るんだろう?(笑)こんなですから、駅前の量販店は大好きだし、多分、店員さんの絶好のターゲットかもしれません(笑)。
2004/05/04
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あのイモラ・サーキットの事故死以来、10年の歳月が過ぎた。当時は毎レースごとに仲間と集まってテレビ観戦をしていた。いつものように集まってワイワイと見るはずが…狐につままれた心境で事故現場の映像を眺めていた記憶がある。あまりF1のことを知らないメンバーも、見ていくうちにセナの走りに引き込まれていった。当時のF1は、まだヨーロッパ発祥のスポーツという側面が大いに見え隠れしていた時期で、セナとホンダが勝つとルールが変わる…という、今にして思えば何とも滑稽な時代だった。そんな中、孤高の天才は圧倒的な集中力と他の追従を許さない努力で頂点に登りつめて行った。死ぬ最後のレースでさえ、ポールポジションを取り、トップを走ったまま…だった。そのまま伝説になった。今でもまたに、力が欲しいなと思う時には当時のセナのレースをビデオで見ることがある。<91年のブラジルGP><92年のモナコGP><93年のイギリスGP>ちょうど、セナが死んだ94年を境に、段々とインターネットが普及し、膨大なHPやメルマガがでてきて、ビジネスのあり方が変わった…ように思えてくるようになった。けれど、なんとなく、ネットを利用して結局のところネットで成功、プチリタイアの…みたいなものも目に付くようになってきた。周囲でも、まだベンチャー気取りが渦巻いている。(バブルが忘れられない人々)そういうのがたくさん溢れてくると、セナのように好きなものに集中して一生を捧げた人のことが本当に尊い存在に思えてくる。<直球ど真ん中のストレート>である。シンプルな生き方が羨ましい…と思う。20代にリアルタイムで彼のレースの一部始終を見れたことは大変幸せなことだ。ビデオを流すだけで、勝手に自分に対して叱咤激励ができる。今日は年に一度の<一人セナ・メモリアル・セミナー>みたいなもので、年に一度の大事な日だった。
2004/05/02
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実は知らなかったんです。携帯で楽天日記を読めることを…。最近、アクセス利用者に<Iモード>などの携帯アクセスが増えてきたので、「どうやって見ているんだろう?」などとのん気な疑問を持っていました。久しぶりに楽天日記の機能をよく眺めてみると…トップページの左側に<モバイル>の欄が…。以前も気になっていたんですが、改めてよく見ると、その下に<ケータイで見る>とあります。試しにいくつかの日記を登録してみました。すると、メールで知らせが来て、見れるんですね。「これは便利ですよぉぉぉぉぉ!」と、思わず熱くなり、数箇所登録してみました。外出が多く、オフィスにいる時間が極端に少ないので、ケータイで見れるものは大変うれしい。HPも大事だけど、ケータイで見れるようにするのはもっと大事です、と、日頃口すっぱくクライアントさんの話しているのに…。それにしても、ケータイの進化は恐るべし。毎日オフィスにいる人はパソコン命だが、それ以外の人たちはケータイ命だから、この価値観の差が…仕事によっては勝敗に大きく影響するんでしょうね。
2004/05/01
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