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JR宇都宮線で古河駅に向かった。あいにく、特急の時刻と合わなかったので、普通電車に乗る。けれど…すごくきれいな電車だ。おまけにグリーン車まである。一部は2階建てだ。物珍しさ…というより、同行しているN美さんと打合せしなければならなかったので、グリーン車に乗ってみることに。SUICAで買うのが基本で、好きな席に座る。そして、座席の上にあるランプにSUICAを照らす。すると「レッド→グリーン」に変わる。すぐにアテンダントと呼ばれる女性クルーが席までやってくる。乗車券の確認の様子。僕はSUICAを持っていないので、その場で現金で買うことに。すると、クルーはPDAを取り出してペンで「ピッピッ」とタッチする。すると、ウェストポーチのような小さな鞄からのぞく小さなプリンターからチケットが印刷されて出てくる。「おおおおお!凄い!」と思わず声が出た(笑)。ならば…と、「領収書はもらえますか?」と聞くと、「ハイ、ただいま」と、またまたペンでタッチ。すると間もなくプリンターから領収書が出てきた。車内はBlutoothでワイアレスでつながっているらしい。こんな普通電車に、すでにこうしたシステムが導入されていたとは…。このグリーン車のサービスのために2名のアテンダント(女性)が乗務している。検札が終わると、可愛らしいバスケットにパンとかペットボトルの飲み物などを持って回ってくる。いやー本当にどんどんよくなりますね。JRのサービスも…。古賀駅に着くと…またビックリ!駅のホームにあるベンチイスには、全部「座布団」があった。よく見ると、地元のガールスカウト手作りだそうだ。これからの寒い季節。電車を待つ間に座るとイスは冷たいもの。大変ありがたいものだ。電車と駅を舞台にした、デジタルとアナログの気の利いたサービスの進化には脱帽。「大丈夫か日本は…」なんて言ってる間に、やるべきことをやっている人たちは、しっかり前進しているんですね。鉄道王国は健在だ!
2004/11/30
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「日光江戸村」「加賀百万石時代村」運営会社が撤退また残念なニュースだ。個人的にも時代村は好きだった。開業当初も驚いたが、それからのスタッフの皆さんのスキルのUPには舌を巻いていた。2年前も香取くんと供に講演に呼ばれた際に寄ってみた。もう、入り口から時代村エンターテイメントだった。飲食店でうどんを食べていても、「おまえさん、どこの方?」と折り紙で内職?しながら話しかけてくる。「とぅ、東京です」と答えると「そうかい、江戸からかい。よく来たねぇ」と。そして、そのまま一緒に座って会話を楽しむ。もちろん「おまえさん…」言葉で(笑)。なんでもテレビの時代劇をビデオに録画して研究していた。村人の振る舞いや話し方など、主人公以外の役者さんの動きが参考になると。村全体の運営も大変素晴らしく、日本が世界に誇るパークだと思った。その証拠に、やはり外国人のお客さんを連れて行くと喜ぶこと。景観、食べ物、村人の仕草…どれもが惹き付けられるらしい。まさに満喫であった。これほど高度に訓練されて磨かれた施設を…と思うと大変悔しい思いがする。規模的にも、小サイズの施設だから積極的に海外に持って行ったらどうだろうか。年間100万人くらい来てくれればよいなら、いたるところにチャンスがあると思う。中国にもぜひ欲しい。江戸時代の日本人は、こうして暮らしていたんですよ。昔のマナーはこうだったんですよ。…いろいろ見てもらえるし体感できる。アジアの諸外国は初め、ぜひ海外に輸出したもらいたい。また、国内でも全国的に言えることだが、無理して「民族博物館」「○○歴史館」といった施設を造りまくったのだから、そういった施設を彼らの力を借りて活力のある楽しい施設にしてもらいたい。歴史の表現方法から何から、まったく次元が違う。世界に対して、もっと売り出せば良い。素晴らしいコンテンツだ。時代村の皆さんのノウハウをこれからどうやって活かしていくか?観光産業全体で考えてみれば、明るい未来が見えてくる気がする。
2004/11/29
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噂の「Skype」をダウンロードしてみた。同時に、YAMADA電気に行ってヘッドフォンマイクを購入。メールでのむてつさんにも伝えてダウンロードしてもらう。「本当にできるのかな?」と半信半疑でいざトライ。できちゃうんですよ、これが!凄いですね。しかも、設定が簡単!すぐに通じました。結局1時間も話してしまいました。だって、タダなんだもん(笑)。今後は知り合いや仕事仲間にどんどん導入してもらうつもりです。この経費削減は大きいはず。プロジェクトひとつとっても、通信費は本当に大きい。メールで便利になった…とは言っても、やはり「最後の詰めは直接話す事」には変わりないし。驚くべきは、僕の方はAirH"128なので、多少聞きづらいものの、それでも会話が成り立つ…ということ。これなら出張先でも使えるなぁと。本当にハードもソフトも使い倒したもの勝ちですね!
2004/11/28
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これらの言葉はサービスの現場ではよく聞く言葉です。(よく使われる。会議などでもよく登場する言葉)ともすると似たような解釈で使う人もいますが、研究者のE.E.ローラー氏によれば、この2つは全く異なるものとなるらしい。報酬に例えれば、「満足」は、受け取った報酬について持つ感情で、過去的指向的。「意欲」は、頑張ったら報酬につながるという前向きな認識で、未来指向的。指向として両方のタイプがいるんでしょうね。恋愛でも…(笑)。この両方のボリュームが多い職場にしていきたいですね。特に接客のあるサービス業では、雰囲気の大きな違いとなって伝わりますね。ただし、報酬って、何も給与だけではないんです。「おおー、よくやったね!」という賛辞や承認なども精神的報酬として心がしっかりカウントしてくれます。反対はダメですね。「これOKでした!(嬉しい)」と報告する部下。「あっそう(能面で目を見ない)」の上司…(泣)。(↑彼は減給対象のど真ん中ですね)意欲は奪うのも簡単です。ご用心!
2004/11/26
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先日、都内某所で仕事中のできごと。突然「ウワァァァァァッ!」という絶叫が聞こえた。振り向くと、すぐ近くにいた人が突然、痙攣しながら立ち上がり叫びだしたかと思うと、白目をムキながら倒れた…。「???」回りの人は何が起きたのか十分に理解できないで立ちすくした。僕も同じで、倒れていく様子をテレビのスローモーションでも見ているかのように立っていたように思う。その時、一緒にいた同僚のK美さんが「どうしたの?!」と大きな声ですぐに近寄ってきた。僕もハッと我に返り、近寄る。「聞こえますか?」と必死に呼びかけをするK美さん。しかし、白目を向いて唸っているだけで応答しない。体は大変な力で硬直している。唸りながら苦しそう…。すかさすK美さんは、そして、近寄ってきた人たちに、「ラクになれるようにベルトを緩めて…」「邪魔になるものをどかしてください」「所長、バイタルを取って…」とテキパキ指示を出す。「バイタル…って」と単語を聞いた瞬間に思い出したのはTVドラマの「ER」だった。緊急救命室に運ばれてきた患者に対して、すぐに「バイタルは?」と引き継いだ医師が聞くシーンが思い出される。すかさずストップウォッチのついた時計を使って、脈を取る。120くらいだった。それをすぐにK美さんに伝える。すると彼女は「120ですね」と復唱し、メモを取っていた。その間にも「救急車を呼んでください」と別の人に指示を出す。その女性が電話口で「意識ですか?えーと、あるみたいです」と言う時にも、すぐにこちらを見て「意識はありますか?」と僕の目をみる。自分も目の前だから確認できるはずだが、あえて第三者にも確認させているわけだ。この辺がパニック時にはなかなかできるものではない。さすが、元国際線のスチュワーデスである。少しばかりの知識があるのと、実際の経験と膨大な訓練で培ったノウハウは本番の場面で大きな違いとなる。そうした出来る限りのことをしていると救急隊が到着。「容態は?」との質問に対して、「○○時○○分頃倒れて、その後…バイタルは…」と時間と起きた事、したことを的確にメモを見ながら答えていく…。「何か免許をお持ちの方ですか?」との質問に対しては、「スチュワーデスでした」とキッパリ。「なるほど、助かりました。ありがとうございました」と救急隊員。無事、救急車への搬送を終えて、「いやーK美さん。テキパキと…感心しましたよ」と労うと、「空の上では本当に色んなことが起きましたから…」と。膨大な訓練とこれまた豊富な経験は「落ち着いて」などという生易しいものではなく、本当にテキパキして頼りになった。緊急時に対応できるというスキルは本当に尊いものだと実感。「やらばできる」というレベルの自信ではなく、しっかりと地に足の着いた自信とは安心感が違うんですね。
2004/11/25
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冬のソナタのDVDに被れつつ、やっと脱したと思いきや、今度は「24」。みてはいけない…と思いつつ、ついに手を出してしまった(笑)。ドラマの仕立てのユニークさに圧倒されながら、つい「次の話」「次の話」「今度こそこれみて寝る…」とキリがない。それに慣れてくると、ジャックの携帯電話がかっこよく見えてくる。やたらに使うので…。それに影響されて普段よりも電話する量が増えてしまった(泣)。アメリカの優秀さはオペレーションにあると思う。舞台となっている「CTU」も、ジャックが不在、あるいは指示不能状態の時にはNO2の人がすぐに代理を務めるし、NO2も任務遂行不可能な状態の場合、NO3のアルメイダが代行する…。そして、復帰するとすぐに元の辞し命令系統に回復していく…。いっけん何気ないことだが、こういう仕組みでキッチリ動かすのはお家芸なんだろうか?見ていて勉強になる。(ディズニーランドもこういうのが大変しっかりしている)さらに、自分のアシスタントの使い方やリレーションも素晴らしい。「アシスタントってこうやって使うのか!」と参考になる。「たかがテレビでしょう」と言われることはしばしばだが、脚本家や撮影クルーのこだわりを考えれば、真似できることの宝庫かもしれない。今日は続きを…どうしよっかな?(汗)
2004/11/24
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<香港ディズニー>開業日を来年9月12日に決定ついに開業日が決定した。香港という土地柄、中国本土のゲストがターゲットなので世界のディズニーランドで一番安い入場料らしい。ただ、考えてみれば当然のことで、工事にかかる人件費から違う。安いはず。年間の集客数は初年は控えめに560万人となっている。東京の場合、初年は約1000万人だったから妥当な線かも。初年度は「大混雑」の印象を与えることが多い。それは運営する側がまだ慣れていないから、何をするにも時間がかかる。不慣れだから仕方がない。合わせて、お客さんも遊び方を知らないからこれまた時間がかかる。手間もかかる。それが数年立つと、スタッフは慣れてくるし、ノウハウも溜まってくる。お客さんもリピーターが多くなるから自分で調べてチャッチャカ動いていくようになる。TDLでも、最初の3年間くらいは、何しろ「あのーちょっと聞きたいんですが…」とゲストに同じ質問をシャワーのように浴びた。お弁当の持込も多数来場して、その度にお断りしなかればならに。ところが今はリピーター約95%以上の世界だからゲストへの対応の内容も違ってくる。働いている人たちはキャリア10-20年が多数入るし、新人でも子供の頃から遊びに来ているハードユーザーだから仕事の覚えが早い。…と、初年度と20年経過では色々違う。初年度はスタッフもお客さんも大変だ。(けれど、凄く楽しい)アジアに2つのディズニーランドが存在するようになると、どんな変化が起こるのだろうか?東京のお客さんは香港に取られるから影響は大きいの?などと質問されるようになる。実際はどうなのだろうか?アメリカを見れば、アナハイムとオーランドにやはり2箇所ある。それで両方が存続しているのだから、大丈夫なんでしょう、きっと。潰しあうほどの場所にDisneyが進出するとも思えないし。それは十分に計算してのことでしょうね。それよりは、海外旅行者の流れに影響が出るでしょう、と。ヨン様に取られぎみだった日本人観光客が香港に戻ってくる。北京をやめて、香港→上海の旅行にしよう、とか。あるいは、香港→東京なんていう商品もありかもしれない。いずれにしろ、中国国内とアジア圏の旅行者の流れがどんな風に変わるのか?興味が尽きませんね。それと、何と言っても中国人スタッフがディズニーランドでどんなサービスを展開していくのか?必見な気がします。これは視察ツアーものですね(笑)。
2004/11/22
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仕事柄、さまざまなプロジェクトに参加させて頂いてきた。たて続きで依頼がある時には、「ちょっときついなぁ…」などと、弱音を吐いたりもしたが、振り返れば、その一つひとつのお陰で大変貴重な経験と何と言っても友人知人ができたのだから、やはり声をかけて頂くというのは感謝である。今では、中国にまで仲間ができてEメールでやり取りできるのがから続けてて良かったに尽きる。もちろん、今までの全てがうまくいったわけではないかもしれないが、(見方で評価は多様である)どれ一つとして「やらなきゃよかったな」というものはない。プロジェクトの価値は「期間が限定されていること」だと思う。締め切りがハッキリしている。ただ会社に通っているだけの仕事だとこういう醍醐味は味わえないかもしれない。締め切りは時にやりがいになったり、恐ろしいモノに写ったりするが、いずれにしろ「締め切り」があるから努力もするし創意工夫を繰り返すようになる。けれど、決まっていつも途中で弱気な自分とご対面する。そんな時の僕らの教科書は、NHKで放映されている「プロジェクトX」である。「初めてのこと」を形にする生みの苦しみとその先にある達成感を確認してみたり…。素晴らしい教材だと思う。スケールは小さくとも、自分の中のプロジェクトXがあといくつできるのだろうか?と考えるのもうれしい。「こういうのがプロジェクトだ」という定義はあいまいだが、あのような精神で取り組べば、それが自分にとってのプロジェクトXになるんだな、と思う。ひとつのプロジェクトが終わったら、ビールを飲みながら、現場でデジカメで撮った写真を中島みゆきのあの曲で写真のスライドショーを流してみる…。白々しいと思いつつ、みてみるとやはり楽しいしジーンと来るものだ。来年も、何回上映して楽しめるよう色々と準備中です(笑)。(企画したりメンバーを募ったり…)
2004/11/20
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☆募集!☆レジャ研@上海で一緒に仕事しませんか? →新規プロジェクトがスタートします!【仕事内容】上海の日系企業(大手)の現地従業員(中国人スタッフ)の教育(トレーニング)と、人事制度を作っていく仕事です。「ワクワクイキイキの職場作り」が使命です!【契約】基本的に一年単位の契約になります。【勤務地】上海とその近郊【勤務時間】実働8時間のシフト制【資格】サービス業などの実務経験が3年以上ある方。トレーナーなど指導経験があれば尚可。日常中国語会話が話せれば尚可。(勉強中でも可→所長と一緒です:笑)上海に在住の方、あるいはこれから住んでみたい方。中国、上海に興味のある方。年齢は、25-35歳くらいまで。【一緒に働く仲間】今のところ、レジャ研所長、のむてつさん【応募方法】E-mailにて→レジャ研まで:lsi_webmaster@yahoo.co.jp氏名、住所、電話番号(携帯も)、学歴、職歴、資格、を明記の上、送信して下さい。WORDなどに写真添付してもらえるとありがたいです。*応募の秘密は厳守いたします。その他詳細は、メールにてお問合せください。****************正確には、プロジェクトをどんなスタイルで進めるか?の審議中です。早い話が、それに相応しいチームができる場合はGOで、そうでなければ…別のスタイルに変更することになります。ですから、現在のところ「エントリーして頂く」、というのが正直なところです。ですから、それをご理解頂ける方に応募願えるとありがたいです。昨今はやはりプロジェクトも「人材次第」というのが現状です。本当にそう思いますし、実感しています。プロジェクトに必要な業務内容とそれに必要な能力、そして予算…のバランスが噛み合う事ができるか?どうか?そして何と言っても、能力とやる気が溢れるチームができるのか?がプロジェクトの勝敗を決めると言っても過言ではありません。レジャ研では、これからもプロジェクトに関わるチーム作りにおいて、このように募集をしていく所存です。
2004/11/18
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元々講師ではなかった。というか本業はサービス施設の運営コンサルである。けれど、いつからか段々と教育の依頼の比重が高くなってきた。鰻登りである。特に広告したり宣伝もしていないので、単純に世の中のニーズとして多いことがよくわかる。なぜそうなるのか?やはり原因は「働いた経験のない人が多いから」ということになる。今の世の中、大卒は当たり前で、大学院やらその先に留学まであって、なかなか職場にデビューしない傾向が高くなりつつある。一昔前なら、高校生くらいからバリバリにアルバイトやら家の商売を手伝ったり…と、なにしろ「仕事の経験」がある人が多かった。10代で仕事をすることは実は大変大事なんだということがわかってきた。学問として経営学やらマーケティングやら…何しろ勉強しまくって、いざ23歳くらいで社会に出ると…「??????」「こんなはずじゃない」となる。正直に言って、20代デビューでは遅い。(…と思っている)知識の量が多過ぎて、なかなか自分が思うほどにうまくならないし、活躍できないから、自滅していくパターンが増えてくる。(ギャップばかりが大きくなる)これは別にサービス業に限った事ではなくて、仕事全般的に言えると思う。やはり理想は「働きながら学ぶこと」だろうと最近はつくづく思う。僕が高校生の当時は、友人はみなアルバイトをしていた。大学生も…。だから大体16歳デビューである。30歳の時点で、すでに仕事歴は約14年くらいある。40歳の時点では24年…。ところが、留年したり浪人したりしていると、24歳くらいでデビューするから30歳の時点も5-6年くらいのキャリアとなる。その上、MBAだなんだと留学組なんかは28歳くらいだから30歳くらいでも新人のようになってしまう。(現実問題として)だから昔より新入社員の教育増えたに時間がかかるようになった。これが僕らの教育の仕事が理由である。昔なら、入社して3-4日新人研修して後は現場に出してOJT…で済んだものが、現在はそうはいかない。職場で働いた経験が乏しいと、往々にして「人間関係に弱い」となる。だから職場の人間関係が理由で転職したり…が多くなる。だから、コーチングやらリーダーシップなんとか、マネジメント…などの知識が流行る。そして、これまた学問として勉強してしまうところが悲しい。僕の好きな格闘技の世界でもジムでは鍛えに鍛えて身体能力の高い選手がいざ試合になると「????」全然強くないことが多々ある。結局、ジム通いばかりしていても、試合をしなかれば強くはならない。中国もこれからはこのステージに入ってくるから大変だ。何しろ一人っ子世代が社会人にデビューしてくる。当然、大学は出ているものの、働いた経験が乏しい世代だ。考えてみれば、日本が一番成長した時代の人々は、勉強も勤勉だったけど、子供の頃からたくさん働いた人たちだった。頭も良くて仕事もできるんだから、強いに決まっている。この論点が抜けていることが多い。最近、父から「時代が時代なら、全く必要のない仕事だな」と言われることがある。それはそうだ、と実感している。
2004/11/17
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中国でお仕事をさせて頂くようになって、かれこれ4年が過ぎた。その間に色んなトライアルをさせて頂いている。当初からのテーマは中国人だけの職場で、(日本人駐在員よ、さようなら…)最高のチームワークを引き出すし続けるにはどうしたらいいか?である。(それがお客さまに還元されることが前提)今回の大連でも、チームワークの実習をやってきみた。案の定、かなり不安定な様子がわかった。(かくしても滲み出てくる)終了後、マネージャーに「最近のチームのコンディションはどう?」と聞いてみると、「50%くらい、あまりよくないです。悩んでいます」と正直だった。または「どうしたらいいんでしょう?」と。こういうのは中国では「没問題!」(大丈夫!みたいな…)さらっと逃げられてしまうことが多い。というか問題に気がつく人がいなかったり…。このチームの場合は入社後の研修で徹底的にチームワークの訓練をやっていたから、自分たちで「あの時と比較して今はよくない」と振り返る事ができる。つまり基準を先に作ったからだ。また、5スターホテル出身のこのマネージャーは問題を見てみぬ振りをしないのが素晴らしい。(日本でもなかなかいない)こういうのは中国においてもとても重要で、基準が不明確なものは基本的にはどんどん流されていい加減になっていく…。逆に先にきちんと作って体験してあれば、このように自分たちで「ちょっと最近の俺たちって、マズくない?」と自己反省が勝手に生まれるようになる。(この仕組みづくりが大事中の大事:笑)そんなメンバーと来年度の教育計画と人事制度の作成を始めた。これもどんな考え方の違いがあるのか?ないのか?楽しみである。*****************…といっけん何気ない合宿研修のようにみえるが、実は3日目、バスから降りる際、ステップで滑って尾てい骨と右手の甲、左肘を強打した。この数年間味わった事のないほどの激痛で、帰りの飛行機は悲惨だった。翌日は、一歩もマンションから出る事するらできずにベッドの中で過ごす事に…(泣)。
2004/11/16
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昨日は@大連3日目宿泊先は港の直ぐ近くなので、海が見渡せる。起きてさっそくビデオカメラを構えてズームしてみる。双眼鏡代わりだ。ビデオのズームは素晴らしいので、よく観察に使う。ふと見ると、巨大な船が停泊している。「なんだろう?」とよくよく目を凝らしてみると…「空母」だった。さらによく見ると、隣には駆逐艦がみえるではないか!どうりで、大連の道は広くて真っ直ぐで整っているかと思ったら…そいうことだったんですね。午前中に簡単な実習を行う。その後、バスでツアーに出る。今日も海辺の遊園地に行った。造りはやはり懐かしい=古い感じが拭えない。日本との大きな違いは、何と言っても「駐車場の狭さ」である。やはり車が普及していない時に設計されたからそうなるのだろう。それと、こんなに一気に車が増えるとも思わなかったらしい。休日や連休は大変だろうなぁ…。それと、夜間営業に対しての設計がなされていない。つまり、夜間営業したところで、あまりきれいでないし、楽しめる仕組みもない…ということで、以前の記事にあった通り、赤字施設の部類に入るのだろう。けれど、スタッフの皆さんはやはり海辺で大はしゃぎ。写真もバチバチ撮りまくります。これで来年、香港ディズニーランドができたら相当ビックリするだろうな、と。日本では、東京ディズニーランドの手前には博覧会があったりして、少しずつの経験があったけど、上海万博が開催される前にいきなりディズニーランドのデビューは驚き方が違うんでしょうね。反面、博覧会への驚きは半減するかも?日本の逆になる。どちらにしろ、新しい遊びには敏感で、豊かになっていく時代を噛み締めているのが伝わってくる。旅行中も、毎晩2:00くらいまでディスコで踊っていたらしい。学生時代にあまり経験がない分、社会人になって…うれしいんでしょうね、きっと。そう言えば、こうしたフリータイムではスタッフ同士のカップルのいちゃいちゃ度は凄い。「どうしてあんなにいちゃつくの?」と日本への留学経験があるマネージャーに質問すると、「日本と違ってラブホテルがないし、ましてや普通のホテルも泊まれないし」と何ともリアルなお答え。さらに、「それとなんと言っても日本と違うのは一人暮らしが少ない。たいてい親か同僚と同居しているから、2人きりで会っている時間は大切なんです」と。なるほど見ている方が恥ずかしくなるほどお熱いのは、そういうことだったんですね。これからはデートで行くところ…がどんどんできていくんだろうな、きっと。
2004/11/15
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昨日は@大連2日目。いよいよ午前中から研修。研修に限らず、外国での仕事で一番苦労するのは何と言っても言葉の問題である。ただ友達モードで話すだけならお互い片言でも構わないかもしれないが、こと仕事モードにおいては、ちょっとしたズレが積み重なって全く違う解釈に発展したりするから要注意だ。さて、研修をやる際にもこれは十分に当てはまる。どんな内容をやるのか?は、通訳さんの技量に応じて内容を変えなければならない。今回は、基本的な通訳はできるものの、あまり高度な講義は辛そうだったので、いわゆる体験実習を取り入れることにした。しかも、「無言」で行う実習だから通訳のする量そのものが少ない(笑)。今回の研修はチームのコンディションを把握するために行ったもの。来年に向けて、今後どんな教育計画が必要なのか?組織作り、仕組み、役割がどのくらい噛み合っているのか?などを把握するため。それなしで、「エイヤ!」で考えても予算も時間も無駄になるから大事な時間と言える。まぁ医者に例えれば「問診・触診」みたいなもので、同じチームでも、「大丈夫、元気です!チームに問題はありません」と言う人もいれば、「もう調子が悪くて…」という人もいる。サービスの現場で働いていると、皆、シフトスケジュールで働いているから、実は、年に数回しか全員で集まることができない。だから定期的にこのような機会を作るのが大事になる。オフィスワークの管理とはかなり違いますね。いずれにしろ、こうした全員集合の機会を利用して、楽しみながらも客観的に現状把握するわけです。その後、午後は皆で観光へ…。水族館のような所に到着。造りやデザインなど、昭和40-50年代を彷彿されてくれます。僕らくらいの日本人にはノスタルジックな心境になれる場所かも。位置づけとしては、横浜八景島シーパラダイスといった感じで、園内は遊園地で、メインスタジアム?に別料金で水族館がある。気がついたのは、北京のスタッフもさておき、上海のスタッフも海で遊ぶ経験が少ないようで、こうした場所は大変好きらしい。何しろ皆さん水槽に向かってシャッターを押しまくるわけです。そして、夜は宴会。ちゃんと宴会担当者が決まっていて、様ざまな出し物やゲームが用意されています。(何でもかんでもカラオケでないところが素晴らしい)そのうちに、「所長、お疲れさまでした。乾杯!」とグラスを持ったスタッフたちが次々にやってくる。「乾杯!」とやられたらグラスのお酒を一気に飲み干さなければならない。そのうちに、昨日バスの中で「誰が一番好き?」と質問してきた2人組のいるテーブルに捕まる。「決めた?」と聞かれても、「いやー、特には…」とかわしていると、「それなら…」と一人ずつ「乾杯」の攻勢にあうことに。そのうち「白酒」といわれる50度級の素敵な?お酒になって…、20回くらいやったところでもう限界。逃げるように部屋に退散。部屋にたどり着くのがやっとで、ぶっ倒れるようにベッドに横になる。そのまま8時間くらい爆睡。しかし、翌日の朝の起きてみると、素敵なほどに頭が痛かった(笑)。
2004/11/14
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昨日は、朝、<新天地>に集合して一路バスで浦東空港へ。例のごとく?バスの中でもスタッフの皆さんは元気!元気!自分の高校生時代の修学旅行を思い出させるくらい。どこからともなくお菓子が回ってくる。いつもそうだが、必ず皆に回しながら食べる。チョコやらクッキーやらガムなど、事欠かない。前の座席に座る女の子2人が、「ねぇ所長は私たちスタッフの女性の中で誰が一番好きなの?」と笑顔ながらに瞳の奥がキラリ☆と光る質問が来た。「そんなの日本人のおじさんに聞いてどうするの?」と切り返す。「日本人とかおじさんの問題じゃないの。聞きたいの。それだけ」と引かない。「そうだな、10人くらいいるよ」と言ってみる。「それは好きじゃないでしょう。一人よ一人…」としつこい。…こうして、日本人が来ると聞くのが恒例化?している。多分、好みを聞いて「へぇー」とか「ギョエー」と盛り上がるんでしょうね。いわゆる「おじさんイジメ」かもしれません(笑)。けれど、立場的にもヘンなことは言えないから「君は男性スタッフの中では誰が好きなの?」と見事に切り返す。「こっちが質問しているのよ。それに…いない!」とピシャリ!そうやってノラリクラリとしながらしているうちに空港に到着。「よぉーし、着いた。降りよう!」と声をかけると、「明日の夜の宴会までに考えておいてね」と念を押される。そんなのは軽くかわせる…と思っていたのが大間違いで、辛い目に合う羽目に…。上海から向かった大連は寒かった。明らかに服一枚分は違う。しかし、大変きれいな街でビックリ!単に街づくりがきれいだけでなく、路上のゴミが落ちていない。「中国=きたない」的なイメージを持ちつつあったので、大変なショックだった。東京よりもきれいかも?と思った。ディズニーランドのようにカストーディアル係りがいるのかな?と辺りを見渡すも、特に目立った清掃部隊は見当たらない。道行く人をジックリ観察すると、単純にマナーがよいことがわかった。痰を吐いたり、タバコの投げ捨てもしない。ゴミはゴミ箱に捨てる…。聞けば、以前の市長さんが徹底的にクリーンな街づくりを目指したらしい。それで法令を整備したり、徹底した指導を行った、と。結局はきちんとした指導があれば、これくらいやるんだなぁと、中国の奥行き?みたいなものを垣間見たような気がした。今では習慣化されているらしく、定着しているらしい。そして、いったんきれいになれると、汚いには戻りたくないから、個人が頑張る。そういうものなんでしょうね。加えて、空もきれいで緑も多く見える。きれいな街は古い建物も皆、歴史的建造物のようなたたずまいに見えて街の厚みを醸し出す。汚い街だと、単に「ボロい」となって、取り壊し→新築…の展開に進む。けれど、新たしくしてもすぐに汚くなるからイタチゴッコである。「新しいもの好き」と聞けばかっこよくも聞こえるが、裏を返せば「だらしない」とも言える。清潔だとなんとなく人々の態度も違ってくるのかもしれない。環境が人に与える影響みたいなものをシミジミと考える事ができた。人間は環境で育つ…とはよく言ったものだ。その他、街づくりという視点でも、本当に参考になることがたくさんある街だった。夕食会は、食べきれないほどの大連料理と、果てしなく注がれるお酒にいつまでも続く「乾杯」となぜかやたらに行われる「胴上げ」をそれなりにかわしながら、無事、ホテルに到着。ここまでは…(笑)。
2004/11/13
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昨日は、クライアント先で研修の打合せ。大連は結構寒いらしく「だいたい、10~0度くらい」と聞いて、冬服を持参していないことを後悔する。それにしても、担当M小姐の秘書ぶりは本当に素晴らしい。明るくて前向きで、北京→上海を毎週のように往復して、それで育児もこなすのだから頭が下がる。もちろん、日本語は堪能。しかし、日本には一度も行った事がない。こういう話をすると「大企業だから…」と一蹴されてしまうことがあるが、大企業にも色々あるから、それで片付けてはいけない。仕事をビシッと任せる。けど、ビシッと教育もする。まさに「教えた分、しっかり任せる」そして「責任も取らせる」の構図だ。これで本人たちも納得して勉強しつつ働く。これがあまい企業はトラブルが絶えないらしい。終了後、のむてつさんと、ユニクロに向かう。ほぼ日本と同じ品揃えなのが助かる。奮発?して、コートを買う。2人でスタバで珈琲を飲みながら近況報告。明日からの研修の打合せ。今回も一緒に研修を行う。案の定、元高校教師ののむてつさんはスタッフの人気者である。人柄のことはさておき、こういう仕事は何でもかんでもサービス業の経験者がよい、と思われがちだが、中国での経験上、元学校の先生というのは大変メリットがあることがわかってきた。尊敬があつまりやすいようだ。日本だと元ファーストフードでマネージャーでした…ホテルで…などの実績が輝いたりするが、こちらでは単なる「サービス業」という解釈が現状の様子。つまりブルーカラー的に解釈されてしまうので、そのキャリアだけを振り上げても、指導は難しい…となる。(国際線のスチュワーデス級になると話は別)これが実際の仕事の教育現場の実態である。元教師にも色んな人々がいるが、のむてつさんの場合、盗むべき姿勢が多々ある。サービス業の経験者はすぐに「なんでできないんだ?」となりがちで、ともするとイライラが募ってひどい時は体調不良を起こしたりするが、元教師の場合、「どう伝えたら吸収してもらえるか?理解してもらえるか?」に力点が集中していることが素晴らしい。また、余計な「自慢話」となる逸話も持ってないのがいい。さらに、「なんでそうするのがいいのか?」については自分自身が勉強中で、疑問質問だらけで勉強熱心であること。それで納得したものを教えていく…という展開になるから教わる方にとっては「わかりやすい」となる。この事実は、今後、日本からトレーナーを招聘する時の大事なポイントになるかもしれない、と思う。経験者だけはなく、教師も視野に入れたらいい、と。いずれにしろ、今回の研修旅行もどんな成果があるのか?楽しみである。その後、疲れがドッと出てしまい、マンションに戻って、研修に使用する文具類の買い物をして行きつけの「Port Cafe」で夕食を取って、これまた行きつけの按摩で1時間40元で体をほぐす。部屋に戻って、そのまま爆睡(笑)。(毎日こうだといいのになぁ…)そのお陰で今日は6:00に目が覚める。(現地時間)これから大連に行って来ます!
2004/11/12
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日本で培ったノウハウが上海や北京でどの程度、通用するのか?この数年の僕らのテーマである。もちろんレジャーサービス限定で考えている。様ざまなトライと知人からのアドバイスである程度わかったきたことがある。マスコミで「日本流をそのまま持ち込むからダメなんだ」などの記事やら、現地の駐在員の声を聞いていたから当初は「石橋を叩いて渡る」ような活動だった。しかし、それらの見解も意外と適当であることがわかってきた。ようは、日本でもあまりリレーションがうまくない人が中国に来て同じようにうまく行かない。すると、「中国人は…」の議論になってしまう。一流のビジネスマンはいつもと同じように仕事してリレーションを深めて成果をあげている。そいう場に居合わせると、結局は人だな、と再確認である。だから、あまり日本流は通用しないと否定ばかりしないで、良いものはバンバン試すべきだということがわかってきた。一方で、逆はなかなか難しいかなと思う。中国のノウハウの輸入である。(サービス業の)上海でも北京でも意外にもサービスのよいお店やホテルがたくさんある。そういう所を教えて頂くと、皆さん「所長さん、これを逆輸入すれば?いいサービスだよね」「中国発のマネジメントも…」…と話が大きくなるが、冷静に考えると難しい。店長や支配人が優秀だからそのホテルやお店がよい…と日本と同じにはならない。なぜなら、どのお店も従業員のほとんどが地方の娘さん(息子さんも)たちで、低賃金労働者である。仕事がなくなると上海(都市部)にいられなくなったり…。上司の言う事を聞かなければならない背景が大きすぎる。だから一所懸命働くけど、原動力の背景も違う。あまり上司のスキルがどうの…というほどの領域ではない。現に、上海のとあるホテルの支配人をハンティングして、好待遇で日本のホテルに招いたらしいが…大したことはなかったとなったらしい。典型的な例である。ノウハウの質が違う。それを置いておいて、中国式サービスマネジメントといっても、真似できる国は限られてしまう。良い店長や支配人もいるにはいるが、従業員の10倍~20倍も給料をもらえばよくて当たり前、とも言える。日本に置き換えれば、月収100万円オーバー級である。そりゃあ頑張るでしょうね(笑)。
2004/11/11
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またまたギリギリになってしまい、愛車フォーサイトにまたがり高速で無事到着。電車、バスなら遅刻だったかも…。北京の予定が急遽上海に変更。(ちょっと残念)それにしても、空港の雰囲気っていいなぁ…。
2004/11/10
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忙しくなるとついコンビニで弁当…で済ましてしまう。オフィスの近くには1分以内の距離に3件もあるから便利でつい…。元々昼食はコンビニ系でOKな方だったが、かつての先輩に、「昼食は誰かと連れだって食べなさい」と何度も口酸っぱく言われたことがある。そのせいか、同僚は毎日違う人と昼食を食べていた。社内の人と食べる日もあれば、社外の方と食べたり…。仕事がレジャー関係だから、「楽しんで食事できることが大切」というポリシーだったようだ。(上司の)さらに8:00頃、オフィスの近くのカフェに集まって、朝食を一緒にしながら打合せしていたり…。曜日で朝食、昼食、夕食…と使い分けて楽しそうだった。それと、食べるペース配分についてもよく指導された。女性も一緒の時、男性陣は、まるで食事を飲むように流し込んで「まだ食べてるの…先に出てるぞ…」という無言のプレッシャーを与えている場合がある、と。(気にしている人は実はたくさんいるらしい…:汗)「相手のペースに合わせろってことでしょう」と、突っかかると、違った。お互いで話したり聞いたり…をしながら食べるとペースが合ってくるらしい。偏っていると、どっちかが極端に早く終わってしまうから。食べる順番などのマナーではなく、一緒に食べるマナーは大事だから若いうちに身につけなさい、と。食事を楽しめる時代なんだから感謝しなさい、とも。お金を出せば美味しい料理は食べられるけど、味わいながら、会話を楽しみながらの食事はもっと尊いかな。食事検定1級への道はまだまだ遠い…のであった(笑)。
2004/11/09
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企画書、提案書、レポート、評価表、報告書、契約書、見積り…このところ追われ気味(な感じがする)。これに海外とのやり取りも混ざってくるとさまざまな「少しの違い」が生じてくる。その積み重ねが「大きな違い」っぽくみえたり…(笑)。すると先手で仕事しているつもりが、いつの間にか「レシーブ型」になっているような…。重なる時は重なるもので、スパッと2hくらいでできてしまうこともあれば、頭の切れ味が悪過ぎて、何日もかかってしまうことも…。昨晩も結局徹夜で、そのまま会社に。もう48hくらい起きているから間違っても効率は上がらないでしょうね。ここまでの文章を打つのに10分間くらいかかっているし…(笑)。(うまく入力ができない。見事なまでに…)「ちょっとずつの積み重ね」を舐めてはいけませんね。専門知識も大事だけど、それ以上に仕事の仕方は本当に奥が深い!こちらこそ進化させないと…。けど、今日は寝るぞぉぉぉぉぉぉ!
2004/11/08
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上海や香港、シンセン、北京などの商業施設(ホテルやショッピングセンターなど)の設計やコンサルを手がけている方々にお話を伺うことができた。結論から言えば「凄く忙しい」とのこと。注文が増え続けるには大きく3つくらいの理由があるらしい。一つ目は、ここに来て、自然災害を含むより安全な建物に目覚めて来た中国人が増えてきたこと。日本は、地震などの自然災害から防災に至るまで、非常に厳しい規制の中で設計しているので、安全な建物が設計できる。そして、情報家電との二つ目は、省エネの技術で、さすがの上海、北京も、エネルギー不足の深刻さは民間は理解しているから、大きな商業施設を派手に造るだけはなく、省エネ技術で造らないと、この先は辛い…という理解が浸透しつつあること。三つ目は、長持ちすること。正確な設計技術により、修理補修費が断然安くつく…と。価値の下落が小さくなる。などなど。面白いのが、仮に外国企業が受注しても、その後、「やっぱりこの部分は手伝って欲しい」と、流れてくること。なので、大小含めた建造物に相当数の日本人が関わっているらしい。そのわりに、現地で会いませんね…と言うと、ほとんどは日本のオフィスで設計会議をしていて、中国とはMSメッセンジャーで毎日打ち合わせしている、とのこと。カメラ同士で相手を見ながらの打ち合わせができる。もちろん電話代も格安。その場でファイルを送信しながら…。使用している人たちは使っているんですね。感心していると、「ITという言葉だけ知っていてもそこから生まれる技術を使わなければ意味がないでしょう」「IT関連の商売をしている人たちって、実はあまり使いこなしていないんだよね」「使いこなせばコストダウンにつながるのに…MSメッセンジャーなんて無料でしょう。これでいくらコストダウンできるのか。凄い事だよ」…と鋭い指摘。「所長も、仕事道具をもっと使いこなさなきゃ。」と指導まで頂く。現在も、MSメッセンジャーを駆使して、上海のど真ん中の巨大なショッピングモールと北海道のホテルの設計中だった。実力があって、道具をしっかり使いこなせれば、色んな仕事がより早く正確にできるんですね。
2004/11/07
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モーターショー見聞録幕張メッセで行われている<第38回東京モーターショー>に行ってきた。今年は商用車の展示の年で、「@働くくるまと福祉車両」だから普通車の時のモーターショーではないので、お客さんが少ない。その分、ノビノビ見ることができるが…。ところが、こうした商用車の方がさまざまなアイデアを技術をみることができるので楽しい、というのが実感。ズバリいって、このジャンルでは日本車はブッチギリでしょうね。リッターカーにまで、車椅子を装置をつけたり、軽にも…。極めつけは、ハイブリットバスの登場です。それからトラックも…。両手だけでフェアレディZを運転できるようにしてしまうし…。レーシング・フィットもあった(身障者用)。圧巻はトヨタが開発した愛知万博用のバスで、専用道路では、無人で一列編隊で何打もがつるんで走行して、一般道に出るときは運転手が運転する。その技術は見事で、これは車社会がまた大きく前進する。その他、ブレーキやターボ、燃料電池…と、世界の最先端がまさに「ここにあり!」と。妙に「未来」ではなく、現実に「こんなの作っちゃいました」の世界。まさに働くくるま集合!という感じだ。ここまで来ると、他国のメーカーは、あまり出展できるものがないらしい。それは業界を支える底辺の差が一気にでるからでしょう。知り合いがメーカーの方を紹介してくれたお陰で、色んな方のお話を伺うことができた。驚いたのは、世の中に溢れる「大丈夫か?日本のメーカー!」のような気運に対して今日会った技術者の方々は、「それは日本の技術を知らない人のセリフですよ」と、あまりにも堂々と淡々とおっしゃる。中国脅威論についても、「他の業界は知りませんが、自動車のような数万点の部品から成り立つモノは、技術開発では、そう簡単には…というか逆にこれからもリードは広がると思う」と。「なぜかと言うと、現在の状況は、工場としての組み立てが中心に中国に移転した。日本はそれよりも高度な製造加工に集中している」「人間の手作業でやった方が安いものと、人間では不効率なものがあって、不効率なものは中国ではできないので日本でやる」「失われた10年といわれて、人件費が高い日本はもう絶望的…のように言われたお陰で、この10年間でロボット技術が世界一進化した。(皆、必死で頑張った)特に世界の工業用ロボットの7割は日本にあるし、日本が開発の先頭を走っている。人手がどんどんいらなくなっているし、それで高度加工品ができるところまで来ている」つまり、オートメーション化がさらに進んでいるらしい。「高度なロボットを使用しての工程は日本くらい電力が安定していないと難しい」「中国を初めとするアジア諸国は、ジワジワと人件費や物価そのものが上がってきているから、あと数年で、モノによってはまた日本に工場が逆戻り…もあり得る」(電気や水、物流までの考えるとコスト差が縮まっていく)「80年代90年代初頭にかけて、アメリカなどで特許で散々いじめられた。そのお陰で、逆に免疫ができて、一気に特許の攻勢に出ている。今では、アメリカよりも多い」「今の車は真似されても、次の次をトライしてますから…」と。などなど、控えめながらも意見はビシッと伝わってきた。真似する相手がいない、未知への領域の挑戦の連続が世界一のものづくり大国を支えている。しかし、なぜこういう情報はなかなか報道されないのだろうか?テレビをみていても、IT関連やら金融関連とかばかり取りあげられたり、人によってはレギュラーで出演してたり…。一方、こうした技術者の人たちはやはりあまにそういう機会がない。「プロジェクトX」くらいか。こうした露出量の違いが大きいのかな?ここにいると、「日本は元気がない」なんて、誰が流しているんでしょう?という気になってくる。どんな業界に見に置いているか?どんな人たちと付合っているか?で、見方は色々あるんでしょうね。それにしても凄い技術だ!
2004/11/05
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コンサルの仕事と言っても、色んな立場がある。クライアントになったり、下請け業者になったり…それが成長のカギになる。この仕事を約12年やってみて、本当にそう実感している。下請けで仕事をもらっている時は、「こんなに仕事をしてるんだからこれくらい下さい」というような見積りを出す。(自分では正論だと思っている)それで「きみ、何様?」と突っ返されたり…(笑)それでも何度もやり直しや、微調整があったりで、「割に合わないなぁ…」とブツブツの期間が数年間続いた。けれど、クライアント側にたって仕事を依頼すると、「この値段でこの程度の仕事?」「この程度のコミュニケーションしかできないの?」と、支払い側に立てば要求はシビアになる自分に気がつく。それが段々と5:5くらいになってくると自分の成長を実感するようになる。ピッタリ5:5でなくても、20代のうちに両方の立場の仕事をやっておいくとよい。企業なら部署移動など。常に両方の立場が理解できるからそういう仕事の仕方が身についてくる。(やったことがなければ理解できない)だいたい、このくらいから一人前と呼ばれだす。そういう点では、地方のレジャー施設は辛いところが多い。業者的スタンスの仕事は、営業とお客さんへのサービスくらいなもので、(これは現場の若い社員、アルバイトスタッフ任せだったりする)後は、地元の広告代理店やらイベント業者、アトラクションメーカー、ゼネコンなどの業者との関わりの方が圧倒的に多いから、実は結構高飛車になりがち。意外かもしれないが、これを長年やっているからそうなる。レジャー産業でも大手の方が付合いやすかったりするのも事実。会社が大きいと手続きやらが面倒で…という側面と、看板背負っている分、紳士的で対応がキッチリしているとも言える。誰かが休んでも代理の人が対応してくれる。零細企業や自営の場合は小回りが利いて即断即決で早い。反面、担当者個人の気分で仕事のスタンスや発言がコロコロ変わる…最後まで責任持って欲しい…というリスクがある。僕たちも後者に近い方だから、小さいというメリットを十分に発揮つつ、成長しながらデメリットの部分を小さくしていきたい。どちらの立場にせよ、10年先にも役に立つような仕事の取り組みが大切なのだと思う。ノウハウと本物の人脈はそうやって蓄積されるものなんでしょうね。
2004/11/03
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出張が多いと、荷物の収納の仕方や鞄や衣服選びに工夫を凝らすようになる。やはり少しでもラクに便利に過ごしたいから、自然に、そっちの方に興味が行く。最近、空港や百貨店のトラベルグッズのコーナーによるのが習慣になった。昔は全く興味なかったが、今では、「これなんだろう?何に使うのかな?」「はぁはぁー、なるほどなぁ~!」と、一人でブツブツやっています。その一つ一つはまさに「アイデア商品」で見ていて飽きない。ぼくの友人には、普段からトラベルグッズを買う人がいる。なんでもコンパクトで使いやすい!と。こういうのは、店頭で発見するか、飛行機の中のカタログで見つけるくらいで、あとは口コミや人の真似くらいなもので、意外に情報源に乏しい気がする。先日買った、JALショッピングの<トラベルジャケット>は久々のヒットだった。着心地がいいし軽い。形状記憶でシワにならない。さらに折畳める。こういう買い物ができた時はうれしい。それにしても、年間で約1800万人くらいの人々が海外に行くし、国内を合わせれば数千万人の規模だから、こうしたトラベルグッズなんかの市場は大きい。有名ブランドが本格的に参入してくれたら買う方の楽しみがさらに大きくなるのに…。近年はスポーツ用品への進出が目覚しいが、こっちにも…お願いしたい。もうすぐに寒くなるから、今度はコートを買おう!…と物欲の秋は止まらない(笑)。
2004/11/02
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↓気になったニュース【中国】黒字経営わずか1割!苦しいテーマパークやはり…なんですね。日本だけではない…と。それにしても、そんなにたくさんあるとは知らなかった。というか、本当に全部テーマパークなのか?怪しい気も…。「テーマが不透明」なテーマパークってどんななんでしょう?十分な市場調査を行わずにやったことなど、敗因にあげられている。意外?にも中国はデータの蓄積があるとのこと。しかし、調査現場を見てしまうと…その精度には信憑性が…と不安になる。あわせて、日本に比べて政策が一気にダイナミックに激変するから、統計的にモノをみることが難しい。(年代ごとの背景が市場の自然現象がどれなのか?不明な場合が多い)ということで、市場調査などのばかりが敗因にはならない気がする。エクセルでどんなにこねくり回しても、実際にお金に見合うほど楽しかったのか?魅力的だったのか?という視点が最も大事という点は中国も日本もたいして変わらないのだろう。****************************************************************今朝はなんとか雨が上がっていたので、久しぶりにバイクで通勤してみる。暑くもなく寒くもなくちょうど良かった。やはり、バイクの操作感はたまらない。大した渋滞もなく30分ほどでオフィスに到着。久しぶりに朝礼に出たり、メンバーと約2hくらい打ち合わせをした。出張ばかりでなかなか顔を揃えることが少ないので貴重な時間だ。今後の業務の分担やらWebコンテンツの打ち合わせが中心。レジャ研のWeb。社内にはプロのデザイナーがいるが、取りあえずは手作り感覚で自分たちの手で立ち上げる予定。お昼はこれまた久しぶりにMちゃんと大戸屋→カフェへ。空きっ腹だったので勢いよくたくさん頼んで…残してしまった(笑)。遅い昼食後は、昨晩朝方までの資料作りがたたって、眠気が襲ってきたので、無理せず会議室で仮眠を取る。起きるとメンバーは皆、資料作りに躍起である。個人個人で得意分野ごとに分担できるのがチームのよいところ。それと、「ここはこういう考え方もあるよね?」「そうか!」など、内部で練り上げられること。あとは「メンバーの男女バランス」。これは本当に気をつけている。どっちかだけに偏り過ぎて失敗した施設は数知れず…。たいていの場合はおじさんたちばっかりで議論して造った産物が多い。かといって、女性ばかりでもうまくいかない。妙に女性マーケティングみたいな言葉ばかり行き過ぎていると感じている。この辺も要注意である。何しろあらかじめ男女交えて喧々諤々やっておくのがいい。結局、全員がほぼ終電で帰宅。終電がなくなってもやたらに深夜タクシーを使わなくて済むところがバイクの良い所。もし、バイクがなかったら一年間のタクシー代は…(汗)。といいつつも、バイクがあるかとつい遅くなってしまうのもよくないな。
2004/11/01
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