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今週は、半年ぶりに北京で店舗の販売サービス研修を実施しました。尖閣問題で揺れる中、中国の大手企業から呼ばれるとは、いささか驚きました。日本人講師で良いのか?と。外国好きで外国なれした上海ならいざ知らず、中国の政治の中心の北京の場合、どうなのか?結果としては受講者全員真面目に参加してくれました。逆に「こんな時期によく来てくれました」という歓迎ぶり。ただ、研修の実習を通じて対日感情が理解できる時があります。ある実習の発表の時「私は中国の国内メーカーの商品が好きです」という発言が目立ちました。別に日本人講師の私に食ってかかっているわけではなく、外人に対して自然にそういう発言になります。こういう人たちはそもそも英語も日本語も話せません。外国にも行ったことがないし、外資系に務めたこともない。外国人の友人もいない、、、。直接話した日本人は私が初めてでした。そういう環境で生活していれば、やはり愛国的発想が定着するわけです。対して、外国人の友人もいたり外国にも旅行している人たちは「好きな商品であればどこの国でも良い」となります。特にサービスに関しては日本流の魅力に気がついてきて、日系の百貨店で買物をするようになります。以前からある反日感情も、このように少しずつ変化があると感じてます。もちろん過激な人種もいますが、反面、訪日した経験のある人たちはそうしたことに感心が薄くなっていく、、、そんな感じです。そう考えると、両国の人々がお互いに仕事や旅行で行き来して、自分で体験することこそが今後の外交においても重要なのだと考えます。(少なくとも現在よりは国民感情が地に足がついたものいなる)中国人をはじめとする外国人観光客の誘致は、観光産業として重要なことは間違いないとして、それ以上に周辺諸国との将来への関係においても大きく影響を与える重要なものだと実感しました。私たちの日常でもメールのやり取りだけやってると、文面で伝わらないことが多くて、段々と関係がギクシャクしてしまい、結局は直接会って話すのが一番良い、、、というのと基本的には同じ話です。そう捉えると、観光庁のあり方から活動内容、そして予算まで現状のままでいいですか?と疑問が湧いてきます。★レジャーサービス研究所のホームページ★中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)
2012/12/28
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このところかなり業務効率が良くなってきました。これは今年の大きな成果だと思います。色んなことを試しました。中でも、最も効果があったのは積極的にスカイプを活用したことです。元々上海のオフィスがあるので、毎日のようにスカイプを使っていましたがあくまでも社内メンバー同士でした。現在はそれをクライアントや業者との打合せに積極的に使うようになりました。スカイプのようなインターネット電話サービスは、もうかなりの企業からサービスが提供されています。しかし、実際に「使いましょう」と提案すると現実にそれをビジネスに活用している人や企業は以外に少ないということがわかります。どちらかと言えば、個人で利用する機会が多いのかもしれません。私たちのような仕事の場合、業務効率を大きく左右するのが「会議や打合せ」です。例えばある企業から「12月1日に研修して欲しい」という依頼があったとして、その打合せに2回、3回と出かけていく、、、そういうことがよくありました。一日の研修のために昼間の時間帯に2回、3回と打合せが入ると、その日は他の研修を入れることができなくなります。また、せっかく打合せに出向いて行っても、相手が多忙で30分も待たされたあげく「今日は、あまり時間ないから」と、これまた30分くらいで切り上げられたり「明日、もう一回やりましょう」という展開になったりします。打合せに2時間かかるとして、その往復に2時間かかるとすれば合計で4時間です。半日を要することになります。かつてはこういうのが年間で100回くらいあったので大変不効率でした。(実際に数えてみたらもっとありました:汗)予定表に打合せばかり入ってしまい、その結果、研修やセミナーの依頼を断ることになってしまうわけです。(スケジュールは先に決まったものを優先しているので)それで、少しずつ「スカイプでやりましょう」と提案するようになりました。または、それに変わるサービスを使って、お互いにオフィスに居ながらにして打合せを済ませよう、ということです。また、肝心の研修やセミナーでも使うようになりました。理由は地方のクライアントへの対応です。例えば、函館でセミナーをやって欲しいと依頼された場合、講演料+飛行機代やレンタカー代がかかります。時間帯によっては宿泊することになるので、ホテル代も必要です。私たちのようなサービス現場のスタッフを対象とした研修や勉強会は、一度にドカン!とやるよりも、細かく何度も繰り返し指導することが大事なのですが、これほど経費がかかると何度も出張するにはコストがかかり過ぎてクライアントの負担が大きくなってしまいます。そこで、たまには現地に言ってセミナーや研修をするけど、毎月一回はスカイプで90分程度のミニ勉強会を継続する、、、というスタイルになってきました。これによって、半年に一度しか行くことができなかった地方のクライアントの仕事を毎月受けることができるようになりました。一度使い出すと「これは安くて便利だ」となり習慣化していきます。現実に旅費交通費がかからないので、コストメリットがわかりやすいからです。単に「通話料が無料」だけだとインパクトは小さいですが、スカイプを使うようになって「年間の旅費交通費が300万円削減できました」となるからです。最近では、地方の店舗指導の際に、スマホにインストールされているスカイプを使っている企業もあります。こうなると、いつでもどこでも会議や打合せ、研修もできるというわけです。本当に便利な時代です。スカイプを使うにはパソコンやスマホ、タブレットなどが必要になりますが、このようにたった一回の出張の旅費交通費を削減できれば買ってすぐに元が取れるわけです。パソコンを始めとするITツールの多くは、どちらかと言えば調べたり資料作成など「制作ツール」として使われることが多いようです。しかし、資料が多くなるとその分打合せや会議が増えるというデメリットも生まれてきます。それを回避する意味でも、ますます打合せや会議の移動時間を短縮するような使い方が求められると思います。★レジャーサービス研究所のホームページ★中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)
2012/12/17
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昨日より東京と大阪に中国人観光客が到着。東京は上海ハーレーオーナーズクラブの男たちで、大阪はその妻&恋人たち。今回は、こちらの仕事の都合で残念ながらアテンドはなし。その代わりこの2日間は電話、メール、SNSで移動のサポートに徹してます。今日は、さっそく大阪組がメゲてました。さきほど、大学でしっかり日本語を勉強してペラペラな郭さん(女性)から連絡があり「大阪人の言葉はほとんど理解できない(涙)」と(笑)。これが俗に言う「大阪の試練、関西の洗礼(業界内用語)」と言われるものです。標準的日本語を勉強してきた外国人が関西に行くと「なんだぁ?何語?」とわかんないわけです。それで自信満々だった心が折れる。だからすかさず「標準語でお願いします」と言いなさいとアドバイスします。日本語の学習は難しいとされて、それを学習し身につけた自信が揺らぐのは相当ショックなんだと思います。現に、大阪に行ってみたいけど標準語が通じないから、、、という理由で敬遠してしまう外国人もいるくらいです。そもそも日本語にはもう一つ大きな課題があって、文字と言葉が不一致なのです。わかりやすく言えば、新聞、ブログに書いてある「書き言葉」と「話し言葉」があまりにも違います。原因は色々あるものの、話し言葉がどんどん崩れていくからです。ようするに正しい日本語がどんどん使われなくなっていく、、、ことにあります。「本当ですか?」が「げっマジ?」になってしまったり(汗)。これに各地の「方言」が加われば、、、学習するのに何年かかるのか?日本人でも大変なことです。ましてや外国人にとっては言うまでもありません。これからの日本経済を考えれば、観光産業の育成が最重要課題であることは間違いありません。いまだ700万人程度の外国人観光客を毎年3000万人が訪れるようにしなければなりません。それにはまず、外国人観光客への「おもてなし」として、せめて「正しい日本語を話す努力をしましょう!」というのが優先課題です。(その次に英語、中国語の学習も、、、)私が通う上海は、上海人同士では「上海語」で話してます。しかし、外国人や地方人と話す時には徹底して「普通語(中国語)」で会話します。中国というと何だかサービスが悪いイメージを持っている人たちが多いけど、こういった側面に気がつくと「やるな」と思います。さすが長年に渡り多くの外国人を受け入れて来た街です。地域の方言は大事に残しつつ、外国人や他の地域の観光客を受け入れていく知恵と努力があります。これは観光産業を推進する街にとってはとても重要なことで、学ばなければならない点です。★レジャーサービス研究所のホームページ★中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)
2012/12/02
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