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寺田倉庫がロッカータイプのセラーを増設したというDMが届いたのは1ヶ月ほど前だったでしょうか。かれこれ10年近く寺田倉庫を利用してきましたが、ダンボール単位の預け入れだと、閲覧するにも前日に予約を入れないければならなかったり、毎回毎回閲覧室にダンボールを運んでもらったりと、機動性の面でやや問題ありでした。なので、この機会に預けているダンボールのうちいくつかをロッカータイプに変更しようかと思い立ちました。ところが、電話してみると、品川のトランクルームでは希望のサイズはすでに埋まってしまっているとのこと。それでいったんは諦めたのですが、友人のやまじさんが新石川のトランクルームを契約したというのを聞いて、私もそちらを考えてみようという気になりました。新石川のトランクルームは、たまプラザとあざみ野の駅の中間ぐらいのところにあります。品川のトランクルームに比べると、自宅からの距離がかなり遠くなるので、実際どの位時間がかかるのかが大きなポイントです。というわけで、先週の日曜日に内覧に行ってみました。遠いといっても、トランクルームはR246沿いにあるので、走りなれたR246をひたすら下るだけです。順調ならば三茶の私の家からの所要時間は30分強というところでしょうか。渋滞にはまるとどうにもならなくなるコワさはあるものの、少なくとも私が内覧に行った日曜日の午前中に関しては、行きも帰りもスムーズででした。道路状況次第では30分以内で到着可能な品川と比べてしまうと、少しばかり余計に時間がかかりますが、品川トランクルームへの往復の際、いつも感じている「山手通りを走る鬱陶しさ」から解放されるのはウレシイです。※山手通りって、始終そこかしこで工事をしているし、右車線を走っていると右折車で詰まるし、左車線を走ると停止車両に遮られるしで、ひどくストレスを感じるのは私だけでしょうか?(^^;トランクルームは「新石川」の交差点の手前にあります。あまり目立たないので、うっかりしていると通り過ぎてしまいます。駐車場は狭い上、かなり入れずらい。はっきり言ってしまえば、この点が新石川トランクルームの最大のネックのように思います。入り口は二重の自動ドアがあって、契約すると、暗証番号&カードをかざすことにより、24時間利用できるようになります。品川のような受付があるわけでもなく、質素な作りです。トランクルームに入るときには再度カードをかざします。セラーの入り口へはさらに二重の扉があります。扉が開くとロッカーが見えてきます。これがロッカー。高さ2mぐらいでしょうか。上下2段に分かれています。(つづく)
2011年10月31日
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寺田倉庫がロッカータイプのセラーを増設したというので、明日、品川でなく新石川のほうのトランクルームの内覧に行ってきます。気に入ったら、その場で契約して、追々品川に預けてあるダンボール箱をそちらに移していこうと思います。以下は、自宅のセラーに置いておいても当分飲む予定はないので、ついでに預けてしまおうと思っているボトルたち。自分自身の備忘録です。大した意味はありません。エシェゾー09(ダヴィッド・デュヴァン)ニュイサンジョルジュ・プリュリエ09(ダヴィッド・デュヴァン)マジシャンベルタン08(J・ロティ)クロヴジョ・ミュジニー09(グロフレール)コルトン・クロ・デュ・ロワ09(プスドール)ジュブレイシャンベルタン・コンブオーモワンヌ09(フーリエ)ジュブレイシャンベルタン09(フーリエ)シャンボールミュジニー・シャルム09(ユドロバイエ)ニュイサンジョルジュ・クロデフォレ・サンジョルジュ09(ラルロ)クロヴジョ09(フランソワ・ジェルベ)マジ・シャンベルタン09×2(シャルロパン・パリゾ)コルトンシャルルマーニュ08×2(ルーミエ)ジュブレシャンベルタン09(クロード・デュガ)
2011年10月27日
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金魚掬いで採ってきた金魚たちがほとんど☆になってしまい、小金水槽がさびしくなってしまったので、チャームさんで2匹千円の主文金+コメットのセットを注文してみたのですが、これが大誤算でした。送られてきたのは、全長軽く10センチ以上ありそうな、まるでフナのような巨体2匹。以前同じ注文をしたときは、5センチあるかないかと小さな金魚だったんですけどねぇ。写真はとりあえずバケツの中でトリートメントさせている姿ですが、バケツが相対的に小さく見えますよね。さすがにこんな図体のデカイ金魚たちを30センチの小金水槽で飼うことはできず、といって、玄関の和金水槽には、一昨年の金魚掬い5匹、昨年の金魚掬い4匹、合計9匹の先住金魚たちがいます。60センチといえども、さすがに11匹では過密すぎるし、どうしたものかと悩んでいます。
2011年10月27日
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珍しいオレゴンの熟成ピノ。フィッチさんで見つけて、値段も安かったので即効で94と95の2本買ってみました。到着後1週間ほどしか休ませてなかったのですが、どうしても飲みたくなり、95のノーマルキュベの方を開けてみることにしました。色調ははっきりとオレンジがかったガーネットで、少しレンガっぽいニュアンスもあります。香りは全般におとなしめな中に、リキュール的な赤い果実、オレンジピール、紅茶、スーボワなどが感じられます。飲んでみると、リキュール的な果実味が健在で、酒躯に張りがあります。ほんの少し厩的ニュアンスを感じるのが難点といえば難点ですが、それを差し引いても、構成のしっかりしたなかなか美味しい熟成ピノです。もっと休ませてから開けれいれば、香りも開い、馬小屋的ニュアンスも目立たなかっただろうと、少し後悔しました。翌日。16年熟成古酒とあってさすがに二日目はキツイかな、と思いつつ、小瓶に残した残りをこわごわ飲んで見ました。お、結構いいですよ。香りはさすがに衰えてしまってましたが、味わいの方は甘くリキュール状の果実味がさらに開き、トロンとしたテクスチャーとあいまって初日より美味しく感じられました。開けたてに感じたちょっとイヤなニュアンスもなくなっていました。これはなかなか、目からウロコの一本。熟成したオレゴンも面白いですね。ドメーヌセリーヌあたりの古いのも探してみようかと。★楽天でドメーヌ・ドルーアンを検索。★
2011年10月26日
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京都の西村酒店さんといえば、愛好家の間ではよく知られた著名ショップ。http://nishimurasaketen.sakura.ne.jp/sb/sb.cgi?cid=1私もサイトをよく拝見していて、09プスドールの試飲会を行うなんていう記事をうらやましく読んだりしてたのですが、なんとそのプスドールの会が直前になってキャンセルが出たとのこと。定期的にブログを拝見しているまさぞうさん(http://ameblo.jp/masa7638/)の呟きで知りました。しかも開催場所が、私の地元三軒茶屋の名店「テズ」と聞いて、速攻で申し込ませていただきました。レストラン・テズhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13110133/「テズ」さんには前から行きたいと思っていたのですが、なかなか機会を持てず、今回が初めての訪問でした。15人も入れば一杯になりそうなこじんまりした店内は白基調の落ち着いた内装で、料理はどれもすばらしく、さすが人気店だけのことはあると思いました。西村さんの軽妙なトークで始まった会は、事前にまさぞうさんから聞いていたとおり、手酌でボトルを回して飲むスタイル。といっても、参加者のみなさん、きちんとわきまえていて、貴重な銘柄があっという間になくなってしまうなんていうことはありませんでした。(#私ばかり図々しくグビグビ注いでしまってお恥ずかしい限りです。)酒が進むと、みな席を移動したりして、だんだんと会場は賑やかに。私にとっては、初対面の方ばかりでしたが、まさぞうさんのブログでよくお名前(といってもハンドルネームですが)を拝見している方々や、ブログをよく拝見しているAkbeさんなどもいらしていて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。ワインはプスドールだけでなく、参加者のみなさんが持ちこんだ差し入れなどもあって結構な本数になりました。私も最初のうちこそメモをとっていたものの、だんだんと酔いが回って、途中からそれもおろそかになってしまいました。以下、メモし忘れたものもありますが、とりあえず一行コメントです。まずは、プスドールから。ボンヌマール09スケール感あります。口の中で抑揚があり、表情豊か。ポテンシャルスゴイが、タンニンも多く時間かかりそう。シャンボールミュジニー・アムルーズ09端正でミネラリー。ひんやりとしたテクスチャー。シャンボールらしさが良く出てていいワインです。長熟タイプ。クロドラロッシュ09濃厚だがタンニン熟していてボンヌマールより柔らか。これもすばらしいが、上二つに比べるとやや方向性が見えないかな、まあ好みの問題ですが‥。シャンボールミュジニー・シャルム09やや還元的、赤と黒の中間位の果実味。ミネラル感に富みすばらしい。シャンボールミュジニー・グロセイユ09今の時点で開いていて飲みやすい。フローラルな香味。これもいいワイン。ヴォルネイ・クロ・ド・オーニャック09メモ取り忘れ。シャンボールミュジニー09これも今開いている。上位銘柄ほどのスケールや凝縮感はないが、バランスは大変良好。ヴォルネイ・ソワサントウヴレ作りに無理したところのない、ナチュラルな美味しさ。西村さん曰く「地に足ががついている」。言いえて妙です。その他、皆様の持ち込みなど、覚えている範囲で…ユベール・ドーヴェルニュ・ブリュット・マグナム西村さんから。豊かな芳香。爽やかで適度なコクもあってバランスのよい泡。ポマール94(プスドール)難しい年ですが綺麗に熟成してました。リキュール的な赤果実、スーボワ。ボーヌ ”クロ・ド・ラ・マラディエール90(コヴァール)蔵出しでしょうね。思ったより若々しく心地よい熟成古酒。ムルソー08(ミクルスキ)まさぞうさん、ゴメンナサイ。私、このボトル飲み損ねていました。シャブリ・レクロ02(ドーヴィサ)私の持ち込み。以前飲んだものより熟成進んで、ナッティなフレーバー。シャサーニュ・シェネボット05(アンリ・ボワイヨ)黄桃、ナッツ、キンモクセイ。酸丸く、肉付きのよい充実した果実味。ヴォーヌロマネ09(ユドロバイエ)初めて飲んだけれども、美味しいですね、コレ。自宅用に買いたくなりました。パッシート65(※生産者失念)ラベルボロボロ。色も茶色ですが、どっこい生きてます。枯れた甘みがすばらしい。#他にもあったような気がします。書き漏らしてるものがあったら、お知らせいただければ幸いです。プスドールの新アイテムは、どれもまだ還元的ながら、果実味豊かで構造がしっかりしており、長もちしそうでした。ボンヌマールやロッシュのスケール感も見事でしたが、アムルーズやシャルムのキリリとしたミネラル感がすばらしかったですね。ただ、各アイテムを飲んだあとで、ソワサントウヴレを飲むと、なんとなくホッとしてしまうのも事実。自分で1本買うとしたら、やはりヴォルネイの看板銘柄かなぁ‥。それと、意外に村名シャンボルが今開いていて美味しかったです。西村さんによると、これらの新しい畑(あるいはドメーヌごとなんでしょうか?)は近いうちにまた売りに出されてしまう可能性があるとのこと。そうなると、これらのアイテムも幻のコレクターズアイテムとなるかもしれませんね。★楽天で09プスドールを検索。★そんなこんなで、大変貴重な経験をさせていただきました。機会があれば、またぜひ参加させていただきたいと思います。
2011年10月24日
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トルショー引退後の畑を継いだことで一躍名前が知れたダヴィッド・デュヴァンですが、私はその前から結構飲む機会があって、気になっているつくり手の一人でした。ただ、年によって作りにムラがあるというか、よいものはすごく良いのだけれど、アレッと思うようなボトルもあったりして、自分の中で評価の定まらない作り手でもありました。09ビンテージについては、RWGやBurghoun.comの評価が高いことや、先だってリラックスさんで買って飲んだ08の村名がかなり美味しかったこともあって、数本購入。到着後1週間、まだ早いと思いつつ、待ちきれなくなって、早速村名ジュブレを飲んでみることにしました。抜栓してみると、立派なコルクの下部には、まだワインはほとんど染み込んでいません。色調は、紫のニュアンスが残った、健全で濃厚なルビー。香りは最初閉じ気味でしたが、のんびり待っていると赤い果実やスミレ、スパイスなどがだんだんと立ち上ってきます。味わいは外向的で、赤い果実中心のフローラルなものです。酸、タンニンとも豊富ですがそれらがダイレクトに感じられるというよりは、各要素がオブラートに包まれたような奥ゆかしさがあります。果実味に少しばかりキャンディチックなところがあり、もう少し深みがほしいとも思いますが、そこはまあリリースしたてですからね。熟成によってどう変わっていくのか、数本買い込んであるので、定点観測的にチェックしていきたいと思います。ただし、トルショーさんとの共通点については、このボトルからは見出しずらいですねぇ。トルショーさんの面影を期待して買うと、ちょっとガッカリするかもしれません。
2011年10月22日
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地元の祭の金魚すくいで捕ってきた金魚たち。え?ピンボケでよく見えないって?いいんです。みなすでに☆になってしまったのですから‥。今回の金魚すくいの成果は最悪でした。上の子と下の子で併せて10匹以上捕ってきたのですが、その中に白点病の個体が混じっていたのに気づきませんでした。気がついたときにはもはや手遅れ。ほとんどの金魚が塩をまぶしたような無残な姿に‥。白点病は、健康な金魚なら適切な処置さえすれば治るものなのですが、いかんせん、金魚すくいでずっと追い回されていた金魚たちです。それも、どんくさいウチの子達が捕ってこれるような個体ですから、元々弱っていたのでしょう。(ちなみに去年までは、子どもたちは自分で掬うことができずに結局金魚すくいのオジサンからもらっていました。)今日現在、残っている金魚はたったの2匹。この2匹もこの先無事に過ごせる保証はありませんが、なんとか生きながらえさせてやりたいと思っています。こちらは玄関においてある60センチ水槽。一昨年掬ってきた金魚たちに加えて、小金水槽で飼っていた昨年の金魚掬いの4匹も合流させました。合計9匹はやや過密気味かな、と思いつつ、とりあえず元気にしています。
2011年10月20日
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先週末は毎年恒例の「三茶de大道芸」でした。会場があちこちに分散していて全体像がわかりずらいのが難ですが、人出は年々多くなってきているように思います。近所の茶沢通りにでてみると、こんな人やこんな人たちが通りを闊歩していたり、こんなオブジェやこんな人形がそこかしこに置かれています。日曜日は天気に恵まれたこともあって、とにかくスゴイ人出でした。そんなこんなで、例によって露店でビールを買って、ブラブラ歩きながら飲んだりして、ほろ酔い気分で帰宅して、開けたのがこちらのシャンパーニュです。フィリップ・ラマリエ。なんと千円台の知る人ぞ知る旨安シャンパーニュです。でもって、これがなかなかよく出来てきています。何が秀でているというわけでもなく、軽めの爽やか系の味わいですが、きちんとシャンパーニュとしてのツボをおさえているというか。無名の3K台のRM銘柄にまじっても遜色ないのではと思います。この夏は、NMもののハーフボトルを開けたりしてましたが、考えてみれば、それらよりこちらのほうが安上がりなnですよね。ラベルもそんなに安っぽくないので、外飲みに持参するのにもいいですね。またリピートしたいと思います。フィリップ・ラマリエ グラン・レゼルヴ 【750ML】価格:1,980円(税込、送料別)
2011年10月19日
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ニュイサンジョルジュ・ラヴィエール99(ドメーヌ・ルロワ)私の持参ボトルですが、どうしても事前送付するタイミングが合わず、結局当日ハンドキャリーになってしまいました。というわけで機嫌を損ねていないか心配でしたが、思ったよりはよい状態で安心しました。赤と黒の中間ぐらいの果実、スパイス類、木質的なニュアンス、うっすらとスーボワ。飲んでみると、アロマチックで凝縮感のある豊かな果実はさすがルロワとい仕上がりです。豊かな構造もあって、もう少し先に開けた方ががさらによくなりそうな予感もあります。根底にあるタンニンがややザラつく感じがするのは、当日持ち込みのせいかもしれません。ニューサンジョルジュ・オーアロー96(ドメーヌ・ルロワ)同じNSG(畑は違いますが)の96ものということで、興味深く飲みましたが、99とは全然違いますね。香りがとにかくすばらしい。赤系果実はリキュールっぽくなっていて、下草系の香りやスパイス系と溶け合って、絡みつくような芳香を放ちます。味わいはこのVTらしく、酸が引っ張るバランスですが、決して酸っぱいというようなこともなく、調和のとれた余韻をもたらすのはさすがです。芳香の素晴らしさは本日の赤の中で一番でした。クロ・ヴージョ99(ドメーヌ・ルロワ)ルロワのクロヴジョは、立地があまりよくないと揶揄する人もいますが、マダムにかかるとそんな巷説は吹き飛んでしまいますね。上記ニ銘柄だけで十分すばらしいと満足していたのですが、こちらはさすがに果実味の厚み、凝縮度が数段上の印象。酸がタンニンがというレベルを超えた、球体のような酒質。口の中で転がすと、含み香が実に豊かで、波が押しては引くような抑揚と表情の変化が感じられます。有無を言わせないような説得力のあるワインです。★楽天でドメーヌ・ルロワを検索。★赤キャップの特級やドーヴネなんて、もう飲むことはないと半ば諦めていたのに、思いがけずお相伴に預かれて光栄です。なんだか「エビで鯛を釣る」ような形になってしまって、恐縮しています。それにしても、こういうスゴイ方々の集まりに交じると、正直「自分が持ち込むワインのタマがない‥」のがツライところですね~。(^^;hidepxさんに選んでいただいた「レストランキノシタ」は、元祖予約のとれないレストランとして有名な店。前に伺ったのは10年ぶりぐらいでしたが、相変わらず繁盛のご様子。塩の利いたしっかりした味付けの創造的な料理の数々を堪能させていただきましたし、ワインとのマリアージュもすばらしいものでした。
2011年10月18日
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かつては、ワイン会や試飲会のネタをいち早くアップするのが、当サイトのウリでしたが、どうも最近はスランプ気味です。日々更新するのすら青息吐息になっています。ま、長くやっているとこういう時期もあるんですけどね。というわけで、Charさんに遅れること1週間近くになりましたが、先週火曜日の会の感想です。この会では、前回お会いできなかったeaterさんに初めてお会いできた上、すばらしい銘柄のお相伴に預かることができました。この場を借りてお礼申し上げます。ドゥーツ・ブリュット90お店から。綺麗に熟成したドゥーツです。泡はまだしっかりしていて、蜜のようなやや甘いニュアンスを伴った果実がいい感じです。ムルソー・レ・ナルヴォー79(メゾン・ルロワ)のっけから79のムルソーです。繊細になっていますが、状態は良好。キャラメルやモカ、ヘーゼルナッツ系の長い年月を経たボトルでしか得られない素晴らしい熟成香が感じられます。飲んでみると、味わいはスマートでなめらか。スーッと入ってきて、ヒネた要素もなく、穏やかでナチュラルな広がりがあります。健全に長い年月を過ごしたであろうという滋味深い味わいでした。コルトンシャルルマーニュ94(メゾン・ルロワ)こちらも15年以上経過しているボトルですが、購入後ずっと動かさずに寝かせていたボトルとのことで、まだ若々しさすら感じます。こういうボトルを飲むと、やはり動かさないというのは熟成にとって重要なファクターだよなぁと実感しますね。強靭なミネラルと伸びやかな酸に支えられたクリーンで透明な果実感。時間とともに香りも豊かに立ち上ってきました。メゾンものは熟成させると素晴らしいですね。★メゾン・ルロワを楽天で検索。★ムルソー・レ・ナルヴォー04(ドーヴネ)ドーヴネといえば、以前は安価(だった)オークセイなどを中心によく飲んでましたが、価格の高騰により、ここ数年すっかり遠ざかっています。飲むのは本当に久しぶりでしたが、やはりすばらしいです。黄色い果実や金木犀、シナモン、バニラなどの爆発的な香り。口に含むと、粘性さえ感じるような凝縮された液体と、エッジの丸い、それでいてしっかりした酸とで、球体のような味わい。もちろんまだ若いし、熟成させるともっと複雑さが出てくるとは思いますが、今の時点でもすでにノックアウトものの香味です。★楽天でドーヴネを検索。★赤に続きます。
2011年10月17日
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このところ、どうも疲労困憊で、ブログを更新する意欲が起きません。Charさんたちとのワイン会の報告もアップしようと思いつつ、まずは時系列的に古新聞になってしまいそうな先週末の地元の祭の話を先に載せることにします。土日は地元の八幡神社の祭でした。古くからの読者の方はご存知と思いますが、我が家はそのまさに参道沿いにあるので、祭の日には、縁日の屋台がずらりと立ち並ぶことになります。一昨年までは町会の成年部に入っていたこともあり、祭には積極的に関与していましたが、そちらを脱退した今は、単なる近隣在住者。家の前がこんな感じになってしまうので、クルマはもちろん出せませんし、コンビニに行くのすら大変です。マナーの悪い客が自宅の前にゴミなどを散らかしていくことも覚悟しなければなりません。とはいえ年に二日だけのことだし、せっかくのハレの日に斜に構えても仕方ないので、今年は家の玄関に簡易的なテーブルと椅子を出して、ここで晩飯を食べることにしました。近隣のハンバーガー屋からテイクアウトしたものや、屋台で買ったものなどを並べて、これらを肴にビールやワインを開けます。まずはポメリー・ブリュットのハーフで乾杯。カミサンは生ビール。子どもたちはオレンジジュースです。私たちからの景色はこんな感じで、まさに屋台の露天商と同じ目線になります。最初は道行く人たちの無遠慮な視線が気になりましたが、アルコールが一杯入ったら、どうでもよくなりました。二本目は、前日開けていた奥野田ワイナリーさんのロッソの残りを。いやあ、極楽。この開放感はクセになりそうです。って、これって路上生活者のマインドに近いものがあるのかもしれません。来年は近隣のワイン仲間でも呼ぼうかな…。すぐ手前がイカ串屋の屋台で、やたらイカ臭いのが問題といえば問題ですけどね。で、祭といえば、「金魚すくい」。ところが今年は悲惨な結果に終わってしまいました。これはまた後日別エントリーにて。
2011年10月15日
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先日ワイナリー訪問して購入してきたボトル。もっと熟成させたほうがよさそうだとは知りつつ、我慢できずに開けてしまいました。黒系果実、ピーマンやスパイス類に香ばしいチョコレートのようなオークが絡みます。飲むと柔らかな果実味としっかりした素性のよいタンニンがあります。山梨のカベルネだと、なんというかジュクジュクとした構造の弱さを感じることがあるのですが、この銘柄はその点、しっかりしたタンニンをバックボーンとした構造があって好感が持てますね。抜栓当初はややぎごちなさが感じられましたが、3時間ぐらいでそれらが柔らかく溶け込んできました。翌日小瓶に移した残りを飲んだときには、香りも青っぽさが消えて、味わいもよりまろやかになっていたので、もう数年寝かせたほうが真価を発揮するのでしょうね。p.s.ということで、虎屋リカーさんで06VTを売っていたので、購入してみました。メルロ&カベルネ・ソーヴィニオン オーク樽熟成 [2006] 【奥野田ワイナリー】価格:3,150円(税込、送料別)★楽天で奥野田ワイナリーのワインを検索する★
2011年10月12日
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なんとなく飲む機会がないまま、セラーに寝かせていたボトル。すき焼きにあわせて飲んでみることにしたのですが‥。濃いですねぇ。濃くて渋いです。リリースして間もないころだと、濃厚な中にもフローラルな香味が感じられるのですが、このぐらいのVTになってくると、果実味が落ち着いてきている分、相対的にタンニンが目立つことになります。もっともタンニン自体にとげとげしさやギスギスした要素はないので、多めに残して翌日以降の味わいに期待することにしました。間にワイン会をはさんだりして、三日後に冷蔵庫で保存していた小瓶の残りを飲んでみました。ヘタッているかなと思いましたが、どっこい香りもまだ出てるし、味わいは初日のタンニンがよく溶け込んで飲みやすくなっています。いい状態です。リリース後の果実味が瑞々しいうちに飲むか、もっと熟成させるか、今飲むならデキャンティング、ということですかね。★マッキオーレのボルゲリロッソ。最近は2千円台前半なんですね。★
2011年10月10日
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同僚に誘われて、持ち寄りのワイン会に参加させていただきました。初めてお会いする方々ばかりだと、どんな銘柄をもっていったらよいのか、あるいはどのぐらいの相場のものを持参すべきなのか、など迷いますね。 "ル・レーヴェ" ブラン ド ブラン [2002] テタンジェが1987年にカリフォルニアに設立したワイナリーによるもの。美味しいですね。勢いのある細かい気泡。爽やかな香味とクリーミーなコクとが高い次元でバランスをとっています。モレ・サンドニ・モンリュイザン2008(ミシェル・マニヤン)珍しい銘柄ですが、飲んでみると実に上質なシャルドネです。パキパキのミネラル感。強靭な酸が引っ張る伸びやかな味わい。ピーターマイケル・シャルドネ2009上記のミシェル・マニヤンと好対照に、酸のエッジが丸く、なめらかな酒躯。果実味は豊富ですが、決してマッチョな感じはなく上品。若いながらもほんのりと熟成感も感じます。白桃系果実やフローラルな香りに品のよいバニラ香が絡む香りも素敵。ニュイ・サンジョルジュ・プリュリエ02(レシュノー)私が持参したもの。初めてご一緒する方々だったこともあり、手堅い線を選択しました。赤と黒の中間位の果実に紅茶やスパイス、それにスーボワがまざり始めています。柔らかく熟成して、フィニッシュもフワリとバランスよく、現時点で良い状態になっています。ヴォーヌロマネ2004(ルジェ)花畑やさまざまなスパイス想起させる華やかな香りはさすがルジェのVR。飲んでみると、果実味は繊細ながら、レシュノーよりタンニンが堅く、味わいに芯があります。04VTといっても現時点では少し早い印象。タンニンがもう少しこなれたころが飲み頃でしょうね。ジュブレシャンベルタン・クール・デ・ロワ01(デュガピ)これまた前二つとは好対照です。黒系果実やスパイス、鉄などに加えて動物や皮革系の熟成したニュアンスが加わる芳香。ベルベットのようなテクスチャーと濃厚で凝縮感のある果実味が素晴らしい。01のデュガピ、いいですね。まだ長く保ちそうです。Ch.ローザンガシー70良年の70年とはいえ、ローザンガシー。はたしてどうなのかと興味深く飲ませていただきました。ドライフルーツやアンズ、それに乾物屋の店先のような香り。味わいはやや老酒系のニュアンスも入っていますが、しっかり生きているのはさすがマーラベッセものです。ちなみにコルクはノンリコルクで、抜くのにかなり苦労されてました。持参ワインについては、あまり大仰なものを持っていって相手に気を使わせるのも悪いと思い、無難な線をチョイスしたつもりでしたが、2本持参していただいた方もいたりして、なんだか私だけ見劣りしていたような気もします。まぁ、持参したレシュノーが飲み頃で状態もよかったのがせめての救いでした。私の私のワイン人脈は、十数年続けているHPやネット上を通じての関係が主ですが、今回のワイン会は、今まで接点のない方ばかり。その方々がふだん参加しているワイン会もまったく私が存じない方ばかりのようで、マニアの世界って、狭い世界のように見えて、コアな愛好家の方々は、自分と接点のないところにも数多くいらっしゃるのだなぁと改めて実感しました。いやそれにしても、大変楽しかったですし、大いに刺激になりました。また機会があれば参加させていたきたいと思っています。
2011年10月09日
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奥野田ワイナリーさんでの訪問を終えて帰ろうとすると、カミサンがしきりに目配せをしてきます。どうやら、近所でランチの美味しい店を聞け、ということのようです(笑)。紹介していただいたのは、「竜」というフレンチダイニング。一見高そうな門構えですが、ランチは1200円からとお得。落ち着いた和風の内装やすばらしい中庭とあいまって、CPの高いすばらしい店だと思いました。塩山に行かれる際は立ち寄っては?(中の写真や料理の写真はすべて子どもたちが写りこんでいてアップできず。残念。)フレンチダイニング「竜」http://r.tabelog.com/yamanashi/A1901/A190104/19005304/奥野田さんのワインは通販でも買えますが、ワイナリーに行かないと入手できないのがこちらのコンフィチュール(ジャム)。自家製のカベルネとシャルドネから作られたものがあります。パンに塗ろうとするとビックリします。ほとんどが皮と種のような‥。ところがこれが美味しいのです。ステーキなどの肉料理に乗せても美味しいと言われましたが、その通りだと思います。今回はカベルネのコンフィチュールだけでしたが、次回訪問したら黒白両方買ってこようと思います。
2011年10月07日
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日曜日は朝の10時半からブドウ狩り。昼前には終了して、さてどうしようかということになり、ツイッターでお誘いいただいたBVC会長ほげちゃんがお勤めの「奥野田ワイナリー」にお邪魔することにしました。といっても、このあとクルマで東京まで帰らねばならないので、試飲はできないし、子どもたちが飽きてしまうだろうから、あまり長居もできません。ほんのご挨拶程度の訪問です。奥野田ワイナリーさんは塩山にあります。石和からは30分弱でしょうか。カーナビに住所を打ち込んで迷うこともなく到着しました。ワイナリーで飼っている犬たちと遊んでいると、ほげちゃんたちが社長たちとご一緒に戻ってきました。戻ってくるなり、すぐに作業開始。これって、破砕&搾汁用のタンクだよね??と思ったら、この時期はカベルネの醸し発酵に使っているとのこと。ちょうどMLF(マロラクティック発酵)がスタートするタイミングだそうです。忙しいときにすみません。私も少し覗かせてもらいましたが、上部の穴から炭酸ガスが吹き出ていました。どこかで見たことあるなぁと思ったら、中央葡萄酒さんで稼動しているものと同じもののようですね。中で風船のように膨らんでつぶすタイプだと記憶しています。ちなみにスイス製。この発酵タンクは、イタリア製のタンク自体が回るタイプだそうです。近代的ですね。瓶詰め機材。一階はこんな感じで醸造機材一式が置かれていました。二階に上がると可愛らしいログハウスのゲストルームがあります。ご当主の中村ご夫妻&BVC会長ほげちゃん。短時間でしたが、中村さんの情熱的な国産ワインや山梨のテロワールに関するお考えを聞かせていただき、大変参考&刺激になりました。ほげちゃんとは10年ぶりぐらいだと思いますが、相変わらずお若いですね。いい色に日焼けしてました。残念ながら試飲はできなかったので、代わりに赤白2本購入してきました。「料理通信」誌でゴーミヨ誌の編集長が誉めていた09桜沢シャルドネと自社農園収穫の09カベルネ&メルロ。少し休ませてから飲んでみようと思います。中村さんご夫妻、BVC会長ほげちゃん、お忙しい中、対応していただき、どうもありがとうございました。またあらためて訪問したいと思います。http://www.okunota.com/★奥野田さんの銘柄を楽天で検索。★
2011年10月06日
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週末のブドウ狩りの前後にワイナリーを見学してきました。といっても、今回は子供づれですから、本格的な見学や試飲をしたわけではありません。軽く立ち寄った程度です。土曜日は石和温泉の宿を予約していたので、笛吹川フルーツパークに行ったその足で、本坊酒造マルスワイナリーを見学することにしました。工場内は順路があって、勝手に見学することができます。団体だと説明員がつくようです。まずは売店横の階段を降ります。通路ぎわに樽熟庫があります。酒精強化ワインの壺(というのでしょうか?)もあり、結構古いビンテージがズラリと並んでいます。音声による説明も聞くことができます。階上に上がって、別棟に入ると発行槽などがあります。同じ棟内に瓶熟スペースもあります。ガラス越しにボトリングのラインを見学して終了。売店には試飲コーナーもあります。子供たちはブドウジュースを試飲(笑)。私は比較的高額銘柄の有料試飲のコーナーで、以下のボトルを飲んでみたのですが‥。ワイナリーめぐりの試飲のたびに思うのですが、ボトルが抜栓してから日にちが経過しているものが多いんですよねぇ。「抜栓のもっとも最近ものを‥」と頼んだのですが、それでもこのボトルも2~3日経過している感じでした。まあ新しいビンテージならどうということもないのかもしれませんが、この銘柄は05年ということで、それも災いしていたのかもしれません。ヘタっていなければ、かなり実力は高そうだったんですけどね。この日はこのあと石和の宿に直行。のんびり温泉三昧でした。
2011年10月04日
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今日は休暇をとっていました。午後、実家の母親の見舞いに行く予定があったので、午前中のうちに寺田倉庫に行くことにしました。震災後、さらなる地震と停電への恐怖から、自宅飲み用以外のボトルをほとんど寺田倉庫に預けた話は以前書きました。秋になってボチボチワイン会のお誘いが来るようになると、いかんせん持参できるワインがなくて参っています。とりあえず今日は6本ほど引き取ってきました。デュジャックの99ロッシュ、ルロワ99NSGラヴィエール、ヴォギュエ97ボンヌマール、ジョルジュミュニュレ01リュシュット、デュガピ99ラヴォーサンジャック、ルーミエ97レクラ。99あたりはまだ早いかな、と思いつつ‥。他にも引き取りたいボトルがあったのですが、今回は2ケース閲覧にとどめた関係でこれだけにしました。震災後のバタバタの中でかなりのボトルを預け入れたので、どれがどの箱に入っているかわからず、行方不明ボトルが多発しています‥。引き取ったボトルの代わりに預けてきたのは当面飲みそうにない09のボトルたち。クロヴジョ(ジェルベ)、エシェゾー(カシュー)、CMサンティエ(グロフィエ)、NSGプリュリエ(レシュノー)、GC村名(フーリエ)、NSGヴィーニュロンド(ジョルジュミュニュウレ)。引き取ったボトルたちに比べると小粒になった感は否めませんが、今後の購入は専ら自家消費用中心でいくことにしたので‥。冬場になったら、もう一~二回入れ替え作業をすることになりそうです。
2011年10月03日
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数年ぶりにブドウ狩りに行ってきました。今回は山梨の取引先の方に紹介してもらって、石和温泉にある農園にお邪魔しました。温泉街のすぐそばの立地ながら、2500坪ぐらいの敷地を持つ実に立派な農園でした。いろいろなブドウが栽培されていますが、この時期はピオーネや巨峰はすでに終わりに近く、甲斐路、甲州、ロザリオビアンコなどが旬だそうです。※写真左に写りこんでいる子どもの手のひらが心霊写真のようで不気味ですが、気にしないでください(^^;これは甲州ですね。ブドウの紫が青空に映えます。こちらはロザリオ・ビアンコ。たわわに実っています。子どもたちの顔より大きな房のこの品種、圧巻です。「レッドネヘレスコール」という名のブドウだそうです。とても感じのよいおばあちゃんの解説を聞きながら、いろいろ試食させてもらって、気に入ったものを選びます。農園の方に指導してもらいながら、気に入ったブドウを根元の梗の部分からハサミで切り落とし、カゴに入れていきます。ひと房ひと房が結構重たいので、切るときは大人が下から支えていてやらないと落としてしまいそうです。調子に乗ってチョキンチョキンと狩っていったら、贈答分以外の我が家分だけでもこんなたくさんの量になってしまいました(^^;この前後にワイナリーにも立ち寄りましたので、それらはまた別エントリーにて。オマケ:笛吹川フルーツパークからの甲府盆地の眺望。上の子がちょうど理科で「扇状地」を習ったところだったので、実物を見せられてよかったです。
2011年10月02日
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