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茅の輪 亀戸天神陰暦六月晦日に行われる夏越(なごし)の祓(はらえ)。現在は陽暦で行われているところが多い。当日は茅の輪をくぐり、半年のけがれを祓う風習が各地に残っている。茅の輪は茅(ちがや)を20~30センチほどの太さに束ねたものを、直径三メートルくらいの大きな輪に仕立てたもの。これを参道に支柱でささえ、結界のしるしとする。茅の輪のくぐり方に作法がある。亀戸天神は毎年夏越の祓えをうける人の列が続く。 用一つ終えて参じる夏越かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・人事、夏越の祓・茅の輪
2012年06月30日
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青芝冬の間にすっかり枯れてた芝が春になって色を変え始め、夏になって一面に緑になった芝生をいう。青芝を犬が駆けたり、少年がボールを蹴ったりといかにも愉しそう。見ている私もつい微笑んでしまう。ボールを受け損ねたり、蹴り損ねたりすると少年が照れ笑いをするのを見るのも愉しみの一つである。 青芝や犬もボールもコロコロと クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、青芝・夏芝
2012年06月29日
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夏萩夏萩は夏に走り咲く萩をいう。南天萩、四葉萩、猫萩、野萩、めどはぎ、犬萩、藪萩など種類が多いが、なかでも特に宮城野萩をさしていうことがある。花はやや小ぶりで楚々とした感じである。昼下がりの池には蠢くものとてない。真っ平らな池の水面へ萩の細枝が垂れていた。風が吹いて夏萩の小花を散らさぬように願った。 夏萩や宮城野訪ひしことのあり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、夏萩
2012年06月28日
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半夏生草(はんげしやうさう)ドクダミ科の多年草。湿った場所を好む。葉は6月の終わり頃に茎先の2・3枚が白くなる。それと同時に浅黄色の小花を密生した花穂を出す。葉が白くなるのは虫を呼ぶため。名の由来は七十二候の半夏生の頃に葉が白くなるからとも。片白草(かたしろぐさ)・三白草(みつしろさう)とも呼ぶ。砂町のO小学校に池があり、あさざや半夏生草が花を咲かせていた。 半夏生の白の染み入る昼下り クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、半夏生草・片白草
2012年06月27日
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蜥蜴太古、恐竜として地球上に栄えた爬虫類の一種。蛇と違うところは原則として四肢を持つ。冬は蛇と同様地の中に冬眠し、春暖かくなると地上に這い出てくる。昼行性で、昆虫、蜘蛛、蚯蚓などを補食する。喫茶店で珈琲を飲んでいた時、窓の外を見るともなしに見ていると蜥蜴がコンクリートの上に現れ、素早くジャンプして消えた。 蜥蜴跳ぶ珈琲カップ浮きしまま クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・動物、蜥蜴(とかげ)
2012年06月26日
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繍線菊(しもつけ)バラ科の落葉低木。山野に自生するが、観賞用に庭園に植えられる。5~6月枝の先に五弁の小花が傘状に叢がり咲く。名前は下野(しもつけ)の国で初めて見つかったことに由来する。但し、下野草はカエデに葉が似ていて全く別のもの。深大寺の石田波郷の墓に参ったあと神代植物園を散策した。何処を歩いても不思議と二人連れに出会った。 繍線菊や右も左も二人連 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、繍線菊(そもつけ)
2012年06月25日
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野川 草刈り野川はちょっと草が茂ったなと思う頃にはもう草刈りが始まる。草刈りをしているところを通ると草の香りがする。毎日この空気を吸っていたいと思うほど芳しい。この香りを自分の部屋に放つにはどうすればよいかと考えている。 草刈りの真直中の野川かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・人事、草刈り
2012年06月24日
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山法師の花本州以西の山地に自生し、高さ5~10メートルになる。白い四枚の花びらに見えるのは苞(ほう)で、その真ん中に小さく緑黄色の頭状か花をつける。清楚な感じで、つい仰いでしまう。 咲きいでて雲に近づく山法師 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、山法師の花
2012年06月23日
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合歓の花とある小学校に用があり、校庭を散策した。昨日が夏至で、今日は梅雨のまっただ中である。お誂え向きに校舎の脇に合歓が咲いていた。合歓は夜になると葉を折りたたんで垂れるので眠ったように見える。花は紅刷毛に似て夢のように美しい。〈象潟や雨に西施がねぶの花 芭蕉〉の句がすぐに浮かんだ。生徒の一人がねむの花の句を詠んだ。 合歓咲いて少年少女耀(かがや)けり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、合歓の花・ねぶの花
2012年06月22日
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大山蓮華大山蓮華を見たことある?私は初めて。とても品のある花で、来シーズンもまた訪れたいと思っている。しっかりと眼裏に焼き付いてしまった。大山と言えば私は鳥取県の大山(だいせん)のことが連想されるが、関東では神奈川県の大山(おおやま)が一般的に知られている。10年程前に独りで大山神社に初詣に出かけて以来神奈川県の大山もありかと思っている。 眼裏に浮かぶ大山蓮華かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、大山蓮華(おほやまれんげ)
2012年06月21日
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百合樹(ゆりのき)の花百合樹はモクレン科の落葉高木。北アメリカ原産で大木となる。葉の形が半纏(はんてん)に似るのでハンテンボクともいう。神代植物公園に直径6センチメートルくらいの帯黄緑色のチューリップに似た花が高い所に咲いていた。私のデジカメの望遠レンズではピントを合わせることが出来ない程の高さである。 ゆりのきの花にピントの合はぬなり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、百合樹の花・半纏木の花
2012年06月20日
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亀を見る少女少女が後ろに手を組んで池の小さな島の亀に見入っていた。紺の半袖の洋服に白の夏帽子と清楚な感じに惹かれパチリ。 島の亀見入る少女の夏帽子 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・人事、夏帽子、亀を見る少女
2012年06月19日
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文鳥の子昨日今日と特に蒸し暑い。蒸し暑い日は冷たい麦茶が一番。私は水分を1.5L/日摂るようにと医者から言われているので、冷蔵庫のガラス瓶に麦茶を冷やしている。文鳥の子が孵って約40日。初めはこんなんで育つのかしらと思っていた。が、文鳥の子の四羽とも無事に成長した。四羽の内、三羽は里子に出された。家に里親となる女性がやって来た。 冷し麦茶文鳥の子の里親に クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・人事、麦茶、文鳥の子、文鳥の子の里親
2012年06月18日
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余苗(あまりなへ)田植えが終わってみると苗があまることがある。その苗をとりあえず田圃の隅にかためて植えておくのが習いのようで、水生園の田圃にも余り苗が植えてあった。 あぜ道の靴跡しるし余苗 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、余苗(あまりなへ)、水生植物園
2012年06月17日
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藺の花水生植物園の光景。園を潤す池には八つ橋が巡らされ、豊かな佇まいを醸し出している。八つ橋か見下ろすと細藺の花が咲いていた。その傍で一匹の亀が盛んに手足を動かしていた。 藺の花に亀の近づく昼下り クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、藺の花、水生園
2012年06月16日
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あさざの花(?菜の花)水生植物園には河骨といい、あさざといい珍しい花が見られる。あさざはリンドウカ科の多年草。葉は楕円形で水面に浮かび、表面緑色、裏面帯紫色。夏葉の付け根に黄色の花をつけ、髪飾りとした。ご覧の通り、葉っぱが多い割には花が少ない。 亜麻色の髪の少女よ花あさざ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、あさざの花・花あさざ、神代水生園
2012年06月15日
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河骨(かうほね)今まで河骨はすべて黄色と思っていた。今回水生植物園で見た河骨は朱色を帯びていた。この花の名前を知っている人は少ない。スイレン科の多年草。広辞苑にも花の色は黄色とある。太い茎が真っ直ぐに伸びてその先に小さな花をつける。何となく握り拳のようで、見ている渡しもつい握り拳になっているのに気づく。 河骨に見し青年の拳かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、河骨(かうほね)
2012年06月14日
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蛇苺バラ科の多年草。草地・茎は地上を這い、長さ約60センチメートル。2~3月頃、黄色の花を開く。果実は紅色。イチゴとは別属。俗に有毒とされるが誤りである。雑木林を過ぎた草地蛇苺が熟れていた。いかにも美味そう。 蛇苺雑木林を抜けて来て クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、蛇苺
2012年06月13日
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百合Nさんから頂いた百合が咲いた。植木鉢のままベランダに置いてあったのが、冬を越しこの季節に合わせて咲いた百合の花。明るい色にNさんの微笑みが見える。 鉢植の百合に水遣り怠らず クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、百合・百合の花
2012年06月12日
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野川気象庁によると関東地方は6月9日に梅雨に入ったと発表した。野川に出てみると父子が魚を釣っていた。此処には翡翠の餌の雑魚と大きな鯉しかいないのに、それを知ってか知らずか糸を垂れリールで糸を巻き上げていた。10メートルほど下流では小さな鷺が餌を探していた。 梅雨に入る野川を漁る鷺一つ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・天文、梅雨に入る
2012年06月11日
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噴水薔薇園の中央に噴水がある。噴水はコンクリート造りなので、薔薇の花とはアンバランスだといつもながらそう思う。そう思いながら見つめていると亭午を告げるカリヨンが園内に響き渡った。 噴水にカリヨンの鳴る亭午かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・人事、噴水、薔薇園
2012年06月10日
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茅花流しはー君とさーちゃんが昨日から来ていて、今やっと帰って行った。勿論もう、二人とも眠っている。明日目覚めれば自宅ということになる。きょうは朝から雨が降り続いていて、風も強い。買い物は歩きで防水のジャンバーを来てでかけた。まだまだ茅花が穂を沢山つづっている。茅花の穂がほぐれる頃の雨を茅花流しという。はー君がいつも行く公園のすべり台がこの雨ですっかりずぶ濡れになり、はー君はがっかり。 すべり台茅花流しに濡れにけり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・天候、茅花流し
2012年06月09日
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昨年Mさんから頂いた蘭の花 昨年句集『山鉾』出版のお祝いにとMさんから蘭の花を頂いた。(ブログ平成23年11月28日掲載)蘭の花枝を剪り、ガラスの箱に入れ育んできた。その蘭が真夏の今、可憐な花を咲かせている。早速仏壇に供え仏と人間とで鑑賞している。私の部屋に仏壇があり、窓から涼風が吹き込んでくる。Mさんこのブログ見るかしら。Mさんの涼しげな姿を浮かべながら、私は顔をほころばせている。 ふたたびの蘭の花かな涼しかり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・時候、涼し、Mさんから昨年頂いた蘭の花
2012年06月08日
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青い薔薇紅薔薇を見た後、今度は青い薔薇を探した。最近の新聞に千葉大の三位正洋教授らの研究チームが世界で初めて青いダリアの花を育てることに成功したという記事が載っていた。青い薔薇をみつけた。神代植物公園の薔薇園に青い薔薇が育っているのは奇跡なのであろうか。青い薔薇にはブルーバュー(ドイツ)と名づけられていた。この青い薔薇にも人々の並並ならぬ努力が窺えた。 スペクトルの青を貰ひし薔薇の花 クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、青い薔薇、神代植物公園
2012年06月07日
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紅薔薇薔薇園へ足を入れると、辺り一面の薔薇に圧倒される。薔薇の色も紅・ピンク・白とそれぞれに濃淡があり、それぞれに名前がついている。余りの薔薇の数に目移りがするので、その中の一番紅い薔薇の前に立った。名札にはグランドホテル(イギリス)とあった。誰かがその薔薇に近づき香りを愉しんでいた。 紅薔薇に頬染めゐしは誰ならむ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、紅薔薇、神代植物公園
2012年06月06日
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2012年06月06日
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薔薇園いよいよ薔薇園へ。薔薇園の入口には薔薇のアーチがあり、桃色の薔薇がアーチを彩っていた。ゆっくりと薔薇のアーチを眺め、視点を薔薇園に移す。広大な庭園に色とりどりの薔薇が所狭しと咲き競っている。その薔薇の花を見て愉しんでいる人の数の何と多いことか。独りで薔薇を見ている人、二人で話ながら薔薇を見ている人、大勢で身振り手振り話込んでいる人、写真を撮っている人等々。何れも薔薇に圧巻されて愉しんでいる様子が活き活きと伝わってくる。 アーチより先づ薔薇園を見渡しぬ クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、薔薇園
2012年06月05日
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芍薬薔薇の花季には何となく深大寺へ足が向く。深大寺の石田波郷の墓に詣でるのもその一つであるが、隣の神代植物園を散策するのもその一つである。植物園に入り右手に進むと先ず牡丹と芍薬の花壇がある。牡丹はすでに終わっていたが、芍薬が咲いていた。芍薬の紅は華やかに、白は玲瓏とした趣を湛えていた。その花を慕って花虻が蜜を吸っていた。ひっそりとした佇まいの中、ケータイで写真を撮るカシャッという音だけがはっきりと聞こえた。 芍薬に立ちて急くことなかりけり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、芍薬
2012年06月04日
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なんじゃもんじゃの花 草田男の句碑松江城のなんじゃもんじゃの花盛りと聴き、深大寺のなんじゃもんじゃは如何にと見に行った。ところが、なんじゃもんじゃの花は跡形もなく散ってしまっていた。それもそのはず、深大寺のなんじゃまんじゃは5月の連休に咲いていたという。がっかりしながらも、新樹となった大樹に見入った。この樹の脇に草田男の句碑「万緑の中や吾子の歯生え初むる」がある。 草田男の句碑を照らせる新樹かな クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、新樹
2012年06月03日
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胡瓜の花茄子や胡瓜やトマトは家庭菜園に最適で、どんなにずぼらな人でも水さえやれば実が生る。しかし家庭菜園で胡瓜を育てている人はまれである。胡瓜の先に花がついていて、今からしっかりと実が生長して行く過程がわかる。この庭の主はきっと愛情豊かな人柄であろうと胡瓜の花から思った。 坪庭の胡瓜の花を愛でにけり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、胡瓜の花
2012年06月02日
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鴨足草(ゆきのした)雪の下の名前の由来は白い花を雪に喩えたともいわれている。花の形が鴨の足や虎の耳に似ているところから「鴨足草」「虎耳草」と書く。ユキノシタは薬草で、以下のような薬効がある。1.耳だれにユキノシタのつき汁を入れる2.ニキビに生汁をつける3.葉を火であぶり柔らかくして腫れ物にはるとウミを吸い出す4.生汁をのますと驚風(=ひきつけ)に効くあなたは若い頃ニキビでユキノシタのお世話になったことある、ない。 鴨足草野川の風に靡きけり クリックしてね ↓ 人気ブログランキングへ 俳句・夏・植物、鴨足草・雪の下
2012年06月01日
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