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今朝、岳人から荷物が届いたと嫁からのメール。ピンときたやまやろうはうきうきで帰宅した。岳人8月号にプレゼント応募されていたものが当選したのだ。RIBZ(リブズ)のフロントパッックである。レギュラーサイズ11.5リッター。うーむまさか当たるとは思わなかった。当選人数1名だし。締め切りぎりぎりに投函したことか、絵を描いたことが幸いしたか。どちらも当選確率を高めるための定番のテクニックだ。早速付けてみる。収納袋に入っており、500mlのビール缶を少し大きくしたくらい。ベストを着るような感覚で本体を腹の下に持ってきてストラップを締める。予想以上にサイズが大きい。イメージと違って面食らったのだが、よくよく考えてみるとこれくらいの容量があったら、日帰り登山ならバックパックは不要だ。背中が蒸れずに快適かもしれない。沢登りではウェストポーチだと腰くらいの水量になったら外して徒渉することになる。RIBZはもう少し上に位置するので脱着なしで徒渉可能かもしれない。それに地図やデジカメの他にも水や行動食も入りそうなので、バックパックを下ろさずに迅速な行動ができるだろう。テレマークスキーでは、あわすので滑る時にもバックパックを背負うのであるが、パウダーにまみれたり転んだりすると、パックと背中の間に雪が溜まってそれが体温で融けて濡れるのだ。しかしRIBZにすればそういうことは起こらないし、荷物のバランスも良くなると思う。イワナ釣りではエサを付けたり針を交換したりすることが多い。その都度いちいちバックパックを下ろしてしゃがんで作業していたが、面倒だと感じていた。RIBZなら立ったまま全ての作業が可能になりそうだ。釣りそのものに集中できる時間が多く取れる。と書き連ねてみたが、このRIBZはやまやろうにとって大変使い勝手のよいパックであることが分かる。岳人の皆さんがやまぶろぐを読んでいて、遊びの内容からRIBZを使い倒してくれそうだからということで当選させたのかどうかは不明であるが、やはりこいつにして良かったと思わせるくらいに使ってみよう。
2012/08/31
最近やまやろうの周辺がバタバタしているのは、海外出張が予定されているからである。9月5日からと聞いていたが、10日からに変更となったと夕方聞かされた。対応に追われる。嫁からはむすこの運動会に帰国が重なることを指摘されたので、一日早めることにした。それ位の融通はききます。残念なことは9月のG会の例会山行に参加できないことだ。チーフリーダーを代わってもらうことにした。やまやろうは中国では北干山でトレーニングしてますか。次男の食後。
2012/08/30
来週からバタバタするので、それまでにやれることはやっておきたい。写真だけブログに載せて行動内容を記載しないままの立山登山の記録があった。早く片づけておきたいという気持ちはあったが、夜は眠かったり読書をしたりして、分かっているけど手を付けられずにいた。今夜はやる! と決めた。そしていつものネットサーフィンではなしに、いきなり楽天ブログの編集作業に取りかかった。そして何とか完成した。そこに行っていない人は、写真だけ見せられても何のことやら分からないだろう。まして登山をしていない人には。コメントを付けないと真の記録にはならないだろう。写真とコースタイムだけというものあるが、余り参考にならない。行った人の生の声が加わることで、写真に臨場感と奥行きを持たせることができる。龍王岳一周という多分誰もやったことのないことを見てやってくださいまし。東面フランケ登攀もあるでよー。龍王岳一周(I峰東面フランケ-東尾根-山頂-南面、北面偵察)その1その2その3その4あ、お盆の西ノ谷遡行もまとめなければ。
2012/08/29
出社したら机の上に、最新の社報が配られていた。その表紙は、やまやろうが撮影して担当部署に提出したものであった。キャー使われたー。8月4日に撮影したものが印刷されてもう配布されるのね。龍王岳山頂から雄山方面を見たものである。コメントも書いたが、表紙の裏に掲載されていた。職場の反応はというと、配布されたのは昨日でそこにやまやろうがいなかったから、もう早や過去の出来事として処理されていた。悲しいね。よく見ると、社報タイトルの一部によって、雄山峰本社が隠れてしまっているのだ。これはいかがなものか。山体で最も重要な絶巓の一部が見えないなんて、画竜点睛を欠く。ハッキリ言えば、印刷会社のセンスが悪い。これには写真をやまやろうに依頼したCさんも同意見。その点を除けば、嬉しいことだ。さらに写真借用代として、幾ばくかのお小遣いがもらえたことも嬉しさがつのる。掲載されることは励みになる。もっと色んな写真が撮りたくなってきた。
2012/08/28
研修先から少し足を伸ばしてなんばにまで行ったのは、別にタイ料理を食べるためだけではない。なんばパークスに、エイアンドエフが入っていることを検索したからだ。富山県ではどうしても好日山荘に足を運ぶことになり、品揃えも偏りというか決まったものしかない。世の中広いから自分の知らないブランドがあるかもしれないということで、新天地を見物をしてみたくなる。なんばまで行ったのはよかった。しかしクンテープでバイキングを食べ過ぎてしまったため、歩いてなんばパークスに行く気にならずビジネスホテルにチェックインしてしまった。そのままベッドで横になり、夜を迎えた次第。半分の目的を達したが、半分は消化不良だった(研修は?)。帰路大阪駅に着いたが地下鉄から地上に出て何気なく歩いた方向に、ALBi(アルビ)というショッピングセンターがあった。なんと1フロアのほとんどをアウトドアショップが占めている。その数10店。特急出発までの限られた時間内で見回ることにした。実は必要なものはない。サンダルは、あーだこーだ言っていたが、結局ABCマートで安売り1500円のにしてしまった。トウガードなしでも安さに釣られた。それでもサンダルに注目してみたり、カメラポーチを物色してみたりした。沢登りで濡れるおそれがある場合、いちいちポーチをザックの防水袋にしまうのが面倒だ。腰に付けたまま防水対策が取れれば決定的瞬間も撮りやすくなるのだ。やまやろうのお眼鏡に叶うものはなかったが、商品の組み合わせで対処できるのではと考えついたのは収穫であろう。各店において目をギラギラさせながら商品を物色しているやまやろうは、店員からしたら買う気満々のお客さんなのかただの怪しい人なのか判断つかないだろう。いらっしゃいませの後の声掛けのなかった店もあった。まあ、やまやろうとしても声が掛かる前の絶妙なタイミングで店を出ることが多かったのだが。どうせ買わないのに店員とやり取りしても時間の無駄でしょ。この場所を知ったことで、大阪駅周辺で暇になることはなさそうだ。
2012/08/27
朝から夕方までの研修が終わった。魚津着は21時過ぎとなるので車中で食べる夕食を買い込む。発車したら、ケストリッツァーの黒ビールを開ける。ドイツ語の法律に基づき醸造されたとあるから、麦芽とポップと水と酵母が原料なのね。濃厚な味わいは冷めてもチビチビやって楽しめそうだ。現地のビールはそうやって飲むものだし。買った場所が大阪駅高架下の成城石井だからちょっと高級。たまにはいいか。他にエビカツサンドなんて買ってみたりした。いつもなら買わないような店で買わないものを買い、刺激を受けるのが目的だ。
2012/08/27
本日は移動日。昼過ぎに大阪に着き、戎橋そばのクンテープに直行する。富山でなかなか食べられないものを検索したら、個人的に好きなタイ料理を見つけたからだ。15種類のバイキングに、シンハーとチャンの2種類のビールセットを頼む。肉料理は鶏が主体。コブ牛とか出るわけないよな。かの地ではじわじわと舌に辛さが残ったが、ここは唐辛子の赤い粒が見えるけれど辛さは控えめだ。そうは言っても汗は流れ続ける。パクチーの香りが口中に広がると、3年前の懐かしさが溢れてくる。カレーは3種類のうち二つを食べた。煮込んだ鶏がホロホロに崩れる柔らかさ、ココナツと香辛料の香りが食欲をそそる。パッタイがあったのは嬉しかった。料理はプレート3枚分を取ったがいずれもパッタイを入れてしまうほど。本当はかけ飯(ラートカオ)やカオソイが食べたかったがそれは求め過ぎというもの。トムヤムクンは締めのラーメン的に器によそる。鍋底を探るとエビがタップリ沈んでいた。エビの幸せてんこ盛り。酸っぱさが足りないかな。レモングラスも少ないかもしれない。総じてタイを思い起こすのに十分な味わいであった。次回往訪の際は、ビールを止めてまんべんなくガッツリいこうかな。
2012/08/26
やまやろう家では3年連続となるが、この時季に開催されるリビングアートイン大山に参加している。午後の暑い盛りに到着した。昨年より参加者が少なく感じられたのは、屋内でワークショップが開催されていたからか、単に暑いからなのか。会場をうろうろして、こらどまにやらせてみたい工作を物色する。木端を使ったオブジェ制作(500円)を選んだ。一人12ピースまで、様々な形状の木片を選び、土台となる木の板にボンドで貼り付けていくというもの。「おうち」という題名がついていたから、ブース主催者(武蔵野美術大)は四角と三角の木片を組み合わせて家を作ったらどうかと提案しているようだ。やまやろうはむすめの介添えに集中。むすこは独りで黙々と進めていたので心配しない。むすめの選んだ木片を言ったままに貼り付けてできた作品が「うさぎ」。土台(胴体)の下に一本の棒が横になっている。とっても不安定になってしまったが、不思議と自立しているのでまあよしとしよう。よくできていると思う。むすこは塀で挟まれた道に橋が架かり、その最奥に三角屋根の家があるオブジェを作った。細い塀に小さな橋を載せるなど、かなり細かい作業をこなしていることに感心する。それぞれ大事にお持ち帰りとなった。これらの作業が終わる前頃から、ウッドブロックを使った参加企画が始まった。解体家屋からの柱で作られたウッドブロックを木の棒でつなぎあわせて様々な形に組み上げることができる。各自で作ったユニットを最終的にひとつにまとめていく。進行役は小泉誠氏。参加者全員で記念撮影。上段の床で始まった組み上げは、芝生にまで広がった。その芝生部分には主にやまやろうとむすこが作ったユニットが使われた。周りの形状にも刺激を受けて、垂直方向に延ばしてみた。時間制限がある中、一心不乱にウッドブロックと格闘するやまやろう。むすこよりも真剣になっていたのは間違いない。完成直後に風が吹いて、ギギギギギと手前に倒れかかったが持ち堪えた。素晴らしい。やまやろうは自由でオリジナルな発想で何かを作るのが好きなのだろうな。こういう工作しかり写真もしかり。むすこはこの後のシンポジウムにまで参加する熱中ぶり。あんた内容分かるが?到着直後は去年も来たからつまらんやら何やら言っていたむすこであったが、終わってみたら一番楽しんでいたのはむすこではなかろうか。
2012/08/25
昨夜は二次会から帰宅してからもネットしながら起きていて、2クール(3時間)しか寝ていないやまやろうです。何とかなりました。夏合宿で気付いたが、長年愛用していたサンダルのストラップが切れていた。履けなくはないがもう交換の時期であろう。アウトドアでも使えるサンダルが欲しい。ストラップで踵が固定できて、グリップ力が高くて、トウガードが付いているもの。あとは軽さか。帰宅途中にワシントン靴店に寄ってみたが、これというものはなかった。ネットで調べてみると、チャコとかテバとかウェーブリバイブとかある。チャコは履き心地は良さそうだが重いらしい。テバは値段が高め。ウェーブリバイブは一番気になる存在だが、鼻緒があったら靴下と併用できないうえトウガードがなく、高価格だ。今まで履いていたサンダルはプラント3で1000円くらいだったのでは。ソールが柔らかいため岩の上では吸い付くような感じで滑らなかった。軽かったしフィット性も高かった。トウガードがなかったから山に持っていくことはあまりなかったが、鳶谷から折立までこれで下ってきたこともあるから、安価品でも何とかなるのだ。ということで、明日はABCマートやアルペンやプラント3を巡ってみようかしら。
2012/08/24
3チーム合同の懇親会が、魚津某ホテルで開催。総勢20名弱。コース料理なものだからなかなか出てこなくて、腹を空かせた我々にはイライラがつのるばかり。ビンビールばかりガツガツ飲む。食材はいいものを使っていると思われるが、それよりガツンとくる食べ物が欲しかった。しかし、そういうものは最後まで出なかった。2次会にも参加したが、若いのが率先して場を盛り上げていたので、やまやろうはガブガブ水割りを飲むことに徹することができた。干支一回り違う人びとと会話を交わすのはなかなか難しい。あのテンションについていけない。見ている分には楽しい。部長が帰った事に合わせて解散。自分は残ったもう一人と追加ちびちび。2次会では喋らない代わりに人を観察していた。発言内容、態度などを見て、将来コイツは伸びるのかそうでないのかを判断していた。余り会話をしなくても、人事担当でなくても、将来を期待できる人間とそうでない人間は分かってくる。
2012/08/23
会社帰りに本屋に寄ったら、ヤマケイの剱岳特集が気になってパラパラめくってみたら欲しくなったのだが、読んだことある内容だなと思ったら、すでに家にあった号と気付いたやまやろうです。しっかり読んでいないのは興味がないからではなくて、読む本がたくさんあるから。図書館で一度に4、5冊は借りてきて、時間があれば読んでいる。昨年から「年間100冊読む」ことを目標に、ジャンルは問わずにとにかく読み続けてきた。来月が12ヶ月目になるが、何とか目標を達成しそうな感じである。継続は力なり。我ながらすごい。今週末は大阪出張なので車内やホテルでもじっくり読むことができるであろう。今夜も酒は控えめにし、こらどまの寝静まったこれからが、読書タイム。
2012/08/22
夜、嫁が所用で出かけるとあって、こらどま3人の面倒を見ることになったやまやろう。早めに帰宅して嫁の申し送りを受ける。シャワーをさせてカレーを食べさせる。とっても順調。昼寝をしていないむすめは食後に落ちた。残るは2人。次男は布団で転がって遊んでいるが、やまやろうがいなくなるとキーキー泣き叫ぶ。寝かしつけようとしてもハイハイしたり畳んだ洗濯物をポイポイ投げたり。そういうことをしても自然と寝てしまうもの。むすこは大人しく自ら布団にやってきた。3人片付いたのは20時半前。うーむ早過ぎる。奇跡だ。山行記録でも読書でも何でも自由にできるのだが、だらだらとネットを見ているやまやろう。このチャンスを使わなかったらどうするのだ。何かを成し遂げよう。
2012/08/21
トヨタのオーリスがフルモデルチェンジしたそうで。やまやろうはその旧型車のランクスに乗っているが、ハッチバックは使い勝手がよくて、まあ気に入っている。4ATは勘弁だけど。オーリスにはRSグレードがあって6MTだ。しかし海外販売を考えているからなのだろうが、燃料はプレミアムガソリンである。そして車輌価格も高い。これならインプレッサスポーツ(5MT)の方がお得感いっぱいである。なんだーかんだー言っても、今のランクスを車検に出すことに決まったわけで自分の思うクルマに乗れるのはまだまだ先であろう。
2012/08/20
嫁が義母と映画を観るということで、子守り要員として会場近くに行く。下山したやまやろうは○○し過ぎて起きたら8時20分。慌てて家を飛び出して発車5分前になってもまだ魚津駅に着かなかったものだから走った。切符を買って改札直行して電車が滑ってきた感じ。どうしてこう人生ぎりぎりなんでしょう。起床時刻がもっと遅かったらすっぱり諦めもつくのに、ぎりぎり間に合う時刻なものだから頑張ってしまう。車内でしばし読書。小杉駅そばのアルプラザで子守り役の義父とその対象3人と合流。アルプラのキッズスペースでたっぷり遊ばせた。三角形や四角形の柔らか素材のクッションがたくさん置かれている。普通はそれを平積みして歩いたり飛び越えたりするのであるが、あまのじゃくなやまやろうとしてはつまらない。縦に重ねて積みさらに三角形のブロックを連続させることで、見た目滑り台の形を作った。これはむすこむすめ大いに喜び、素材的に余り滑らないのにも関わらず何度も何度もつるーんと背中で滑っていた。他の子も魅力に抗えず滑りに来ていた。視点を変えることが大切。おかげで2時間をキッズスペースで過ごすことができた。こういう視点の切り替えが仕事でもできたらなー。
2012/08/19
2012/08/18
遡行中の写真を22時までにまとめることができませんでした。すいません山ちゃん…。我がG会は、夏合宿として、黒部川水系祖母谷の支流である西ノ谷を遡行した。結果として清水岳稜線まで完登することができた。やまやろうはその結果に満足している。この谷に関する情報はほとんどない。ネットではこのサイトしかないと思う。ために不安なところはあったが、西ノ谷に入ってしまえばひたすら歩くだけの渓相となった。上部は雪渓ありクマありガレ場ありの予想外の沢であった。難しくはないが(登攀レベルは低い)、簡単ではない(ルートファインディング必要)。しかしながら、天気はもってくれて雨に濡れることは全くなかった。これは有り難いことで、ルートを確認しつつ快適な遡行を楽しむことができた。稜線直下はお花畑、四囲を見渡せば盛夏の山並みや斜面が眩しい。ゴールは本当に素敵な場所であった。ほぼ予定通りの場所に出ることができた。やまやろうはGPSを持っていないが、地形図と磁石を駆使すればそれくらいできることは過去の遡行(特に毛勝山小沢水系)から自信を持っている。下りは清水尾根から祖母谷温泉まで。むやみかすに長い。途中、不帰岳避難小屋で泊まったが、小屋上部下部共に、予想していた行動時間にほぼ近かった。遡行技術としては大した経験値は稼いだとは思わない。歩くだけの西ノ谷だから。それよりも持参した道具の影響が大きいと感じた遡行であった。道具を厳選して一人当たり14kg前後とした。軽量化は再重要事項である。5名でツェルト2張りとしたからテントよりかなり軽量化できた。他は余り軽くすることができない。手をかけるとしたら個人の行動食とか持つ水の量とかになる。やまやろうは柿ピーとベビースタースナックと魚肉ソーセージで過ごした。長くやっていると自分の食べる量も分かるので無駄に持参することはなくなる。他人と分け合うものもないので、コミュニケーション不足になるのが最大の欠点だろう。でも、人にあげるための食料を自分で担ぐ必要はあるのか?虫避けネットを頭にかぶったことで、初日の沢泊でオロロにやられることはなかった。元々少なかったこともあるが、1箇所でも刺されなかったことは快適生活には重要なことだ。沢泊まりではもはや手放せないマストアイテムのひとつ。やまやろうは着替えを持参した。かの服部文祥も沢登りでは一日の行動終了後に乾いたものに着替えるとあったので、早速真似したわけ。これが快適。不快な思いになることなく熟睡することができた。ただし初日は足先は濡れた沢ソックスのままだったので、冷える思いがした。靴下も持っていっていたのだが面倒がって着替えなかったため悶々とした夜になったのは反省点。考慮して二日目の小屋泊まりの時には服上下に加え靴下も換えた。ほぼ快適ではあるのだが、パンツはいかんせん湿っている。化繊のトランクスであるが乾くのは遅いのだ。次に買うのはファイントラックのアンダーウェアである。パンツは置いておいて、乾いた着替えでトロッコに乗れば、見た目は街から来た人とほとんど変わらない(臭いは?)。座席は空いていたから臭気で他人に迷惑をかける機会は少なかったと思うが。自分自身もサラサラ快適であった。3日間で460枚余りを撮影した。うーむフィルムカメラではあり得ない枚数だ(一日フィルム一本としていたからフィルムなら最高108枚程度)。枚数を気にせず撮影できるのはデジカメの有り難さである。同じ場所で露出補正して3枚撮影とかあるので、構図としては重複するものはある。この中から厳選してブログにアップするだけでも大変だな。しかしながら、G12の起動時間の長さは勘弁してくれ。特に今回は沢遡行ということで人は動き続ける。構図と人の位置がばっちりなのは一瞬なのだが、それを逃すことが多々あった。0.1秒で撮影可能になってくれー。あと防滴防塵。そうしたら一眼を超える最強のカメラになる。
2012/08/18
2012/08/17
2012/08/17
2012/08/16
家族が帰省したことをいいことに、痛飲したやまやろうです。いつか通院か。朝一番で映画を観ようとしたが、微妙に間に合わなそうな時刻に起きたので、次の回にして出かけた。最寄りの映画館といえば大都会になるわけで、上映開始30分以上前に着いた。ポケモンの上映時間が近く、子どもたちで賑わう館内。おおかみもそれなりに客が入る。やまやろうは早めにチケットを手に入れていたから、自由席でもかなり良い席に座れた。いいねぇ。愛すること、こどもを育てること、助け合うこと、自分で人生を選んで歩むこと。そういうことの大切さ・美しさがあふれた内容だ。それに加えて、富山県内を彷彿とさせる景色が数多く登場する。そのものズバリもあるが、イメージ・雰囲気からしてあそこかなと想像するのも楽しい。こうなると細田監督の作品が気になる。「時をかける少女」は観ていない。「サマーウォーズ」は地上波を録画した。カットされているので完全版が観たい。「おおかみこどもの雨と雪」は二本テレビが制作幹事なので、何年かしたら地上波で放送されるかな。温かい気持ちになりたい人は、是非。公式サイト公式ブログ
2012/08/15
週末キャンプで、ローラースライダーを何度も滑った(むすめのリクエスト)ために、尾骨付近の皮が剥けたやまやろうです。車の運転とか辛いです。ようやくお盆休みに入るやまやろうであるが、心配なのは16日から入渓する谷の状態である。昨日魚津では局地的豪雨があった。今朝ライブカメラで入渓水系(黒部川)の状態を確認してみたところ、コーヒー牛乳色の流れであった。大丈夫かいな? 先週まではいやになるほど暑くて雨が降らなくてカラカラだったのに、入渓に合わせるかのように意地悪く天候が不安定になってきている。週間天気予報も雲や雨のマークばかりだ。黒部水系は一度入渓したら逃げ場はない。雨が降ったら一気に流れが増える。今の天気の状態では入るか止めるかとても悩ましい。自分の考えでは、とりあえず欅平まで行ってみて、現地の流れを確認してどうするか考えようとしている。まあそこまで行ってしまったら、突っ込むしかないと思うが。転進先なんて全く考えていないので、遡行しないイコール今年の夏は終わり、なのだ。そういう不戦敗はできるだけ避けたい。困難に直面しても突破して年初計画を完遂したい。年齢、体力、メンバー構成を考えると、山に行けるチャンスはかなり限られているのだ。多少の悪天予報でも突っ込まなかったら、来年行けるかどうかなんて分からないのだ。こらどまは、週末キャンプでお疲れで朝なかなか起きてこない。昨日も今日もやまやろうは一人で朝食を摂って会社に出かけてしまった。むすこはとっても怒って、今朝は一緒にご飯を食べるつもりだったようであるが、やはり起きられなかった。突発的に早起きしてごろごろ甘えてくるむすめもネンネ、「うひーん」と泣きながらハイハイして一番に起きてくる確率の高い次男も、今朝はネンネ。これらごろんちょしている姿に微笑みながら家を出たわけ。山に行くのだから帰れなくなることもあるわけで、こういう形で二度と会えなくなったらどうするのだろうと考えながら今朝は出かけたわけであるが、それを告げる相手は夢の中。平凡な毎日の中にあの世が紙一重で折り混ざっている。今できること今したいこと今伝えたいこと、すぐにやっておくべきである。
2012/08/14
NHKで放送されていたそうなのであるが、昨日12日から魚津起点で山岳レースが開催されたそうである。トランスジャパンアルプスレース。2年に1回の開催。こことか、こことか。富山湾から駿河湾までの約415kmを一週間で踏破するというもの。山好きでありトレランに興味のあるやまやろうは、参加したくても飲んだくれなのでそんなことできーん(書類選考、実地選考会あり)。山の世界で一花咲かせるのは、この年齢では厳しそうだ。独自性を何に求めればいいのかな。
2012/08/13
アサー!!!!!5時にスパッと目が覚めたやまやろうです。昨日は一番搾りをでかいと飲んだのだが。山モードに入ったようです。ひんやりとした空気のケビン周辺を散歩する余裕。朝食はフレンチトースト。ホットサンドを予定していたが、嫁がハムを持参し忘れたため急遽変更。熱々が旨い。コーヒーと合う。ここでも一番食べたのは、次男?嫁がお昼のおにぎりを準備している間に、やまやろうは撤収の搬出とこらどまとの散歩。アスレチックに付き合わされた。むすめの「ちっこー!」でケビンに戻る。10時にチェックアウト。管理棟にて夏休みイベント、鳥の巣箱作りを体験した。用意された木片を釘打ちしていくというもの。むすこはやまやろうの付き添いでひとつ仕上げた。興味のなさそうだったむすめも巣箱欲しいーということで、中学3年間技術5を通した手先の器用なおとうに任せておけい! バンバンバンと釘を打ち込んですぐに完成させた。出来上がりに好きな絵を描く。この巣箱は家族旅行村の木々に掛けてくれるものだと思い込んでいたが、お持ち帰りなのだ。ウチには巣箱を掛けられるような高さの木はないぞ。家の壁面に付けるか。お昼は管理棟隣の芝生にある四阿でおにぎり。市街地から標高が上がったこともあり、日差しを避ければ快適な気候である。このまま魚津に帰っても家でばたばたと過ごすのみ。ならば寄り道をということで、立山カルデラ砂防博物館に行ってみた。こらどまが車中で寝ないようになだめながら何とか到着。立山駅周辺は、右岸の臨時駐車場まで車が溢れていた。ハイシーズン中のハイシーズンですから。博物館では企画展「氷河と万年雪」が開催中(9月24日まで)。クレバスの模型展示や調査時の写真など興味津々なものばかり。しかしこらどまが気になってじっくり読み込むことができなかった。ピンポン球雪崩体験はこのイベント中でもっとも人気のある催しであろう。3階から1万個のピンポン球がスロープを駆け下り、体験者に向けて押し寄せる。それをデジカメ動画で撮影したのが写真である。左右が暗いのは指二本でレンズへの球当たりを防いでいるからである。ピンポン球といえども速度のついたものは当たるとそれなりの衝撃がくるのだ。こんなものは擬似体験だけに済ませたい。総括! ケビンはとっても楽で快適なので、夏休みだけではなく普段の土日でも訪れてみたい。肉野菜や酒、木炭は必要十分な量であった。少し足りないかなと感じるくらいが丁度なのかもしれない。
2012/08/12
前々から計画していた家族でのキャンプ、ついに実行する日がやってきた。むすこは数日前から「早くキャンプに行きたいなー」とのたまう。本人キャンプ未経験で、どういうものかは知らないが楽しいこととは想像している。昼食後に魚津から出発。ケビンを予約したので、持参品は食料と洗面用具、着替え、炭と焼き網、その他。ステップワゴンならまだ余裕がありますな。受け付けを済ませ、チェックインの16時までは外で遊ぶ。宿泊者にはパークゴルフのチケットが付いているのでやまやろう、むすこ、嫁(+むすめ)でやってみた。次男は芝生に転がしておけばかなり大人しいので楽だ。意外とフェアウェイに留めるのが難しい。つい強振してラフに入れてしまう。そこからの脱出はかなり困難だ。むすこの持ち方は独特というかなっていない。左利きだが右からのスイングでいいのね。彼は両手の間隔を離してクラブを持ってコツコツと刻んでいくものだから、その格好はまるでホッケーである。やまやろうはこういう遊びでも真剣だからスコアは気にする。慣れてきたらパーからバーディ、はたまたアルバトロスまで飛び出した(パー5のコース)。自然とウッズばりのガッツポーズが飛び出した。しかしながら総合的にはボギボギでしたよ。16時にカギを受け取り、いざケビンへ。これは4人用で一泊で11800円。何はともあれBBQだ。食材は嫁、火熾しはやまやろうで担当。ケビンの庭にBBQテーブルがしつらえてあり、すぐに焼く態勢が整えることができる。炭がガンガン燃える。それを均してさあ焼くぞ。肉なんてあっという間だ。じっくり焼きたい手羽先や根菜類は遠目に置いておけば、きれいな焼き目が付く(写真では焦げているが)。こういう時は本物のビールが飲みたい。やまやろうお気に入りのキリン一番搾り。日の高いうちからぎゅむぎゅむ飲めば、あー開放的。これぞキャンプ飲み。次男は「ひーん」と食べ物くれくれコールがうるさい。あればあるだけ食べる。口に押し込み押し込みまだ入っていても皿を出してくる。こやつは1歳1ヶ月のくせに3歳のむすめよりも食べる。6歳のむすこですら途中でお腹一杯になってテーブルから離れたのに、次男は最初から最後まで食べ続けていた。BBQも終盤の写真であるが、次男はまだ何かを口にしているのが分かる。やまやろうも牛肉、カレー手羽先、豚スペアリブなど肉を多く食べたので満足ぢゃ。ザッと雨が降ってきたが終わりがけだったので、タイミングよくケビンに逃げることができた。二段ベッドに興奮の上二人は、ハシゴを何度も昇降していた。むすこは当然上段で寝ると思っていたが、結局はやまやろうのいる床の布団にやってきた。こらどま3人と並んでねんねした。
2012/08/11
先週の立山登山では、ちょっとバリエーションルートでもと考えて山に取り付いたのであるが、時間と体力とを鑑みてその場でルートを検討し、結局はとってもマニアックなルートにしてしまったやまやろうです。立山一の越の南にある龍王岳。ここは五色ヶ原に至る通過点みたいな位置づけとなっているが、実は岩登りの対象として知る人ぞ知る場所である。龍王岳には東尾根という稜線が走っており、そこにはI峰からIV峰(本峰)までがある。まずこの脊梁が登攀対象。南面にはルンゼと尾根が入り組み、刺激的なコースが幾つも取れるようになっている。今回の山行は単独なので無理はできない。しかし東尾根を登るだけなら2004年に試している。なのでもうひとひねりが欲しい。そこで「日本登山体系」を読む。龍王岳の岩場についても少し記載があり、その中に東面フランケが単独でも登攀可能なレベルであると知る。ちなみにフランケとは側壁のこと。ヘルメットをかぶって登攀するが確保者はいないのでもちろんフリーソロ。意外と急な草付き斜面で滑ったらただでは帰れない。かなり緊張しながら右方の潅木帯から東尾根に抜けた。高度差は100m。自己満足の充実感。お勧めはできないが。何かを賭けて一心不乱にやるというのは楽しいね。あとは簡単なルンルン岩登り。龍王岳の山頂を踏んだら室堂ターミナルに帰ろうと予定していたが、時間があるので南面の岩場を偵察することにした。写真を沢山撮り、東尾根の末端から一の越に向けて帰ろうとした。しかし今度は北面の壁(ここにも登攀ルートがある)が気になって、ならば北面沿いに登高して龍王岳を一周してしまえと思いついた次第。室堂を出発する段階ではまさかそこまでやんちゃな行動をするとは全く思っていなかった。上部の雪渓が気になったが、岩屑帯をぐんぐん上がる。その雪渓の詰めはピッケルかアイゼンが欲しいところであったが、雪をぐわしとつかんで何とか急斜面を脱した。これで安堵して帰路についたわけであるが、バス集合時間30分前にターミナル到着。実は余り時間はない。ビールを慌ただしく飲んだら、駐車場に急いだ。そういう流れであった龍王岳一周であるが、写真が多いので4分割して掲載してみた。今後コースタイムやコメントを追加する予定である。その1その2その3その4
2012/08/10
昨日の出張では帰路につくわずかな時間を使って、Canonギャラリーに足を運んだ。今秋発売となるEOS Mを見に。実物はなかったがモックが置いてあったので、汗を拭き拭き触ってみた。まあ光学ファインダーが付いていない時点でアウトなんだけれどね。屋外は液晶画面が見えないのだ。電池の消耗も激しくなるし。だからやまやろうはミラーレス一眼には手を出さないだろうな。デジイチも重たいから、かなりしばらくはG12でいこう。
2012/08/09
日帰り出張であります。11時半前に東京着。そのまま現地へ。混み合う前に早めの昼食としたい。調べてみると目的地のすぐ近くに名店があった。しながわ翁。店内ほぼ一杯であったが、空いている席に座る。明るい花番さんの声に心が安らぐ。ざるそば(780円)の大盛り(270円追加)とした。そばは細め。それを辛めのつゆに少しつけてずっとすすり込む。一口食べてこれはと思う、心に響く味だ。これが手打ちそばだという静かだが確かな主張が感じられる。そばに魂が入っているのだ。店主からの思いを受け止め、こちらも真剣になって食べた。薬味のネギ、おろし、わさびを段階的に全て使い、つゆもそば湯で飲み干した。そばを食べただけなのに心が癒されるというか、良い物を食べたという満足感に包まれた。次は酒とつまみも追加して、落ち着いた雰囲気の店内にどっぷりと浸ってみたい。
2012/08/08
会社の内線にYさんから連絡が入った。週末の写真が欲しいと。伏線はあった。立山登山で同じバスだったCさんから良い写真があったら送って欲しいと頼まれていたのだ。呑気に構えていたが、締め切りが今日と言われて慌てて写真を選定してコメントを考えた。何に使われるかというと、当社の社報の表紙である。うををーついにこの役目がキター。北日本新聞で一席を獲ったことで依頼されたのだろう。年4回発行のカラー表紙の社報は、数多くの方々の目に触れる。載ったら何かコメントあるかしら、今から楽しみだわ。
2012/08/07
夏の思い出作りに、家族でキャンプを計画している。立山山麓のケビンを予約した。バーベキュー、登山、アスレチック、虫採り、花火なーんでもできるぞ。が、やまやろうはいわゆる都会の人が想定している「アウトドア」をほとんどしたことがない。始祖鳥やら南米地域やら古代象やら北壁やらのピカピカブランドものを着こなして、アウトドアグッズに囲まれながらの素敵なバーベキュー。いわゆるフツーの人が行うアウトドア。うちの家族もそちらに入るので、やまやろうとの乖離がある。風呂に入らず煙にまみれてコッヘルひとつでガツガツ食べる、そういうことをさせるわけにはいかない。まして1歳児がいるし。まずは作られたアウトドアで、こらどまには慣れてもらうか。むすこは早くキャンプをしたいそうだが、彼のイメージと実際はどこまで近似しているか。ということで彼らのレベルにあった何をするか、何の食材を買うかを真剣に考えねばならない。大人だったら酒の量だけ気にすればいいが。10年以上登山をしておきながら一泊キャンプのネタを悩むことになるとは。
2012/08/06
夏休みのこらどまであるが、次男(1歳)がいると身体を使った遊びが平日なかなかできないと嫁の弁。で、やまやろうが連れていくことになる。午前中のみという限られた時間で行けるところは近間である。暑いので片貝川に向けて車を走らせた。片貝川第四発電所の下流左岸には、道の脇にかなり広い駐車スペースがあり、そこから川原に下りることができる。水深はヒザ下なのでこどもも安心して遊ばせられる。サンダルを脱いで早速水に入るこらどま。やまやろうも入ってみたがほどよい冷たさで、日差しの暑さが和らぐ感じだ。むすめはすぐに石の上で転んで、パンツまで濡らした。短パンを脱がせてTシャツとパンツで遊ばせた。こういうことを想定して着替えは用意してある。むすこもTシャツとパンツになった。むすこはキラキラした石英系の白色の石を熱心に探している。むすめは石には興味はないが、むすこの真似をして石を探す。やまやろうは庭石に適した趣のある石を探す。むすこは誰かに感化された?流れの緩やかなところでは、オタマジャクシが浮かんでいる。むすめでも容易に捕まえることができ「ぷよぷよー」とか言って指で触ったりしている。8月で幼生ならカエルになるのはいつなのだろうか? 魚影も気になるが、棲んでいるのはもっと上流かな。適当に切り上げて僧ヶ岳登山口までドライブ。車数台。大明神沢大崩落の流入と思われる水の濁りあり。
2012/08/05
毎年のように参加している立山登山であるが、参加回数が多いが故に行く場所を毎回変えないと、つまらない内容になってしまう。単なる縦走は飽きてきたから登攀にしてみようと思うのだが、単独での岩登りはリスキーなので余り無茶なことはできない。日本登山体系をぱらぱらとめくり、龍王岳で単独登攀可能なルートを見つけ、行ってみることにした。6:48 よく晴れたこの日、工場から2台のバスが出発し、一路室堂に向かう。今年で41回目の立山登山だそうだ。アルペンルートの全線開通に合わせての実施みたいだ。9:25 室堂ターミナルを出発する。直射日光はじりじりを身体を焼き、標高2350mでも暑さを感じる。一の越までに5、6箇所雪渓を横断する場所があった。それだけまだ雪が豊富に残っているということ。やまやろうは歩いている人びとをことごとく追い抜いて、龍王岳へと急ぐ。9:53 一の越。目的地を捉える。東尾根を登攀しようと思っているから、スカイライン上のI峰からIV峰(山頂)までの位置関係を確認した。大勢の登山者がいる一の越から、静かな御山谷を下っていくのは目立つ存在なのだが、行くしかない。涼風が吹き上げ、ハクサンイチゲが咲き誇る。適当なところで踏み跡を外れ、東尾根末端を越えていよいよ東面フランケの領域に入っていく。未知の世界。10:14 東面フランケ下部に到着。ここでザックに忍ばせておいたヘルメットを装着する。東面フランケのグレードは登山体系によればIII級+だそうだ。フリーソロで何とかいけるレベルか。岩壁の向こうに峰本社が見える。ということは向こうからもこちらが見えるということ。やまやろうを見つけた人は、何やっているのだ? と思っているのかもしれない。フランケを見上げる。ここから本格的な登攀となる。左方に行くに従い難しくなっていく。まずは中央突破して弱点を探しながら右方に進む。左方はスラブとなっている。本によればこちらが登攀対象となっていたが、斜度がきつくてとてもじゃないが近づけない。岩場に到達するまでは草付き帯となっているが、岩はもろく草も貧弱でロープを出しても支点が取れないだろう。おまけに予想よりも壁が立っている。やまやろうはフリーソロをやっているわけだが、掴んでいる草も根本からいつすっぽ抜けるか分からないような状態だ。とても緊張した。行き詰まっても後戻り(下ること)はできそうにない。スラブ右手に潅木帯を見つける。あそこまで行けば安全な東尾根に出ることができると思い、慎重な足さばきでじわりじわりと近づいていった。
2012/08/04
草付き帯を登攀している間は、とてもじゃないがカメラを取り出す余裕がない。しっかりとしたホールドのある場所でのみ、極めて注意深くカメラを取り出して撮影した。登っていると余り気付かないが、斜度がきついことが分かる。岩壁に沿って潅木が点在する。その向こうのハイマツの中に入ればひとまず安全であろう。そこまでの数メートルは下が切れ落ちたバンドのトラバースである。もうここを突き抜けるしか道はないのだ。ハイマツ帯に入った。もう安全だ。III級+であってもロープの要不要は51:49くらいにせめぎ合っていた。10:45 東尾根に出た。思わずガッツポーズだよ。この尾根は以前登攀したことがありロープなしで山頂まで行けることは分かっている。生還を確信した。10:55 I峰に立つ。先行者が単独でIII峰に取り付いているのが見えた。登山道すらないけれど人気のコースなのか?11:06 II峰。登攀しながら景色を楽しむ余裕がある。なんて気持ちの良いルートだろうか。東面フランケを外して東面尾根末端からの登攀にすれば、初心者でも快適な岩登りが楽しめるであろう。11:21 III峰に立つと、行く手にスラブが立ちはだかる。右手にルートあり。龍王岳南面のルンゼが見下ろせたが雪が詰まっており、登攀はできない。一の越から雄山山頂への稜線は、人人人の列。登山コースにしようなどとは逆立ちしても考えない。スラブの途中、こんなところにという場所にイワギキョウが咲く。
2012/08/04
東尾根も最上部ではお花畑になっている。青い空と眩しい緑。爽やかな夏山を存分に楽しむ。お花畑を詰めたら、人がいた。あそこが山頂のようだ。長いような短いようなルートであった。11:27 龍王岳山頂。西から雲が湧いてきた。心地よい風が吹き抜けると、アサギマダラが後立方面に向けて舞い去っていった。山頂には数名。記念撮影を頼む時は、無惨な構図で撮られていないかモニターで逐一チェックしないと、後悔することになる。これも撮り直してもらったもの。立山カルデラの縁および鍋の底がよく見渡せた。当初考えていたルートは、室堂から鬼岳や獅子岳付近まで歩いてみようというものであった。しかし単なる縦走だし登山道の往復はつまらない。心躍る計画にならなかったので、龍王岳のI峰東面フランケに着目したのだ。アドレナリン分泌しまくりだったねー。11:41 下山。このまま浄土山経由で室堂に向かっても、かなり時間を持て余すことになる。何かもうひと頑張りしたい。取り敢えず龍王岳の南面(登攀ルート多数)をこの目で見たことがなかったので行ってみることにした。11:57 鬼岳とのコル手前の南面下部の斜面にて昼食とする。ここに陣取ったのは、この岩壁は無理としてもあわよくばルンゼを伝って山頂に立てないかなと思ったため。熟慮の末、突っ込むのはやめた。登攀したら集合時間までに間に合わなくなるだろうし、落石も多そうだ。ここで昼食をとろうとしたのだが、ザックの中をまさぐってもどうしても出てこない。おにぎりを落としたようだ。登攀前にヘルメットを取り出した際に落とした可能性が高い。がっくり来たが、非常食のベビースターをバリバリ食べてエネルギーを補給した。12:16 鬼岳との鞍部。おにぎりを探しに、ここから雪渓を下り東面フランケに戻ることにした。南面全体の観察もできるし。アイゼンもピッケルもないが、登山靴のエッジを雪面に蹴り込みながら斜面をトラバース気味に下っていく。南面のルンゼは雪で埋まっているうえに割れているから入ることはできないな。落石の乾いた音が響く。スカイラインの尾根をまたいで向こう側のフランケに向かう。こんな場所を歩いている人は当然誰もいない。傍から見たら酔狂か道迷いか。
2012/08/04
12:47 東面フランケ基部に着いた。登りではフランケの登攀ばかりが頭の中にあって、周辺地形をよく把握していなかった。撮影画像を確認して取り付きと判明。トレースを辿ろうとしても雪渓上の足跡が見つけられず、おにぎりも見つけることができなかった。13:01 東尾根の末端。鳥の羽根が落ちていた。ライチョウのものかどうかは分からない。あとは御山谷を登って一の越経由で帰ろうと思った。しかしここで龍王岳を見ると、山腹の横に雪渓がずっとつながっているではないか。これを使ったら龍王岳を一周することになるではないか、そんなことをする人は誰もいないだろうから面白そうだと思い、進路変更。登山靴だけだと流石に雪渓の登りは辛いので、ゴーロ(龍王岳北面)を登ることにした。下部は順調に高度を稼げるが、上部は斜度が出るうえにザレ場となって足下が不安定になってきた。集合時間も気になってきた。13:36 稜線までは僅かなのだが最後に雪渓が割れている。亀裂の起点から上の雪面に乗り上げるのだが、この時ばかりはピッケルが欲しかった。滑落したら止める術がない。素手を雪に食い込ませて気合い一発乗り上げた。思わずカッツポーズが出た。13:43 登山道に出る。龍王岳を逆「の」の字を書くようにして一周した。おまけに東面フランケフリーソロ。龍王岳で遊び尽くした感じ。バスの出発は15時だ、さあ急いで戻ろう。充実感でいっぱいである。室堂周辺日帰りでここまでできるとは思わなかった。行動時間が何となく読めたから、現地でのルート変更ができたのだ。雄山は相変わらずの渋滞である。同じ6時間行動でも龍王岳を一周する人と雄山を往復する人とがいる。時間の濃さが違ってくると思う。14:06 一の越。水もなくなったので休憩なしで歩き続ける。ここでも登山者をスッスと追い抜いていく。時折写真を撮ることも忘れない。14:30 室堂ターミナル着。いやーフルに時間を使った。このままバスに向かうのは口惜しいので売店でビールを買い、残った非常食をバリバリ食べる。充実した山行にビールは最高ですな。14:51 余裕を持ってバスに乗る。15:05 バス出発。寝た。17:24 魚津着。
2012/08/04
立山登山から帰ってきてからシャワーを浴びて慌ただしく出かける。19時半からの花火開始に向け、海岸沿いで見物しようと18時半過ぎに出発。ありそドーム海側の下水処理場駐車場を目指したが渋滞が始まっており、かつ、満車であった。黒部方面に走りとある場所に駐車。18時の号砲が鳴る。むすこはルンルン先走っていった。むすめには浴衣を着せた。堤防沿いを歩いてよさげな場所を探す。車からあまり離れるとこらどまが大変なので、立山酒店の丁字路の少し滑川側の段々堤防に、レジャーシートを敷いた。明るいうちに何か食べよう。嫁手製のお弁当を広げる。卵焼き、ウィンナー、カツ、枝豆。こらどまにはおかず、やまやろうにはつまみ。嫁には我慢してもらって、プシュッ! といっちゃいました。うおー始まった。G12の花火モードで撮影。三脚はないのでヒザを地面に固定してその上にカメラを載せた。意外にきれいに撮れるものである。しかしタイミングは難しい。シャッター時間が長くなるので、花火が開くタイミングとシャッターを押すタイミングがうまく合わないと、花火が開く前や終わった後になってしまう。それは沢山撮っていたら、だんだんと分かってきた。撮影後すぐにモニターで出来映えを確認する。きれいに撮れていたら人目をはばからずに「キター」と叫んでいた。カメラの技術はすごいのー。撮影モードを選べば、何も考えずにこうした写真が撮れてしまう。フィルムの時は三脚とレリーズは必須でしょ。むすこが興味を示したのは、型物といわれる種類。チョウチョとかスマイルとかあの類。上記2つ以外には魚とかあった。他にもあったはずだが、角度が合わないと全く理解できない。勉強不足ということもある。型物はコチラ。クライマックスは黄色い軌跡を残しながら大輪となる花火が数度。最後は大玉で柳のように垂れ下がるものだとばかり思っていたので、今回のは予想が外れ写真を撮り損ねた。他のとは異なる特徴的な開き方であった。あれが撮れていたらなー。会場を後にし車の走行経路を考える。跨線橋は激混みだろう。踏切を渡って仏田を抜け東中手前を旧八のスバルへと抜けた。帰宅してからは飲み直しもなく、五輪の日本男子サッカーを応援。
2012/08/04
明日は立山登山のやまやろうです。毎年のように参加しているから、どこに登るかが頭を痛める問題。通常考える雄山コースなど、人だらけで近づくことすらはばかられる。やまやろうは静かで独自性のあるルートをたどりたい。昨日それを考えて計画にしたわけだが、行ってみなければ状態が分からない不安はある。だからこそ面白いのかもしれない。やる前から結果が分かっていたら、やる気にならないわな。
2012/08/03
週末は毎年恒例室堂起点の日帰り登山。天気は問題ないだろう。問題はどこを登るのかということ。地形図を眺めてあらあらは決めた。8年前に登攀した山域にしようと思っている。そのままトレースはつまらないので、できれば少し違ったルート取りにしてみたい。しかし単独なのでロープを使うような壁には入りたくないな。ネット上では余り情報がない。頼りにしたのは「日本登山体系 5巻 剣岳・黒部・立山」である。G会館にあるのは1991年の第5刷であるが、計画を組む際には未だに現役で使われる資料である。
2012/08/02
打谷の遡行記録をコメント付きで更新しました。ネット検索してもなかなか出てこないので、写真付き記録は貴重だと思います。このくらいの写真枚数では打谷の全貌は明らかにならない。裏番をブログに掲載しようかなと思っている。高巻き中の写真や危険そうな場所とか棲息動物の写真とか。
2012/08/01
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