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『大道温貴』 本日は広島の選手を見ていきたいと思います。今回は大道投手、今季は先発ローテ入りを期待されましたが、僅か3試合の登板で防御率6.75の成績に終わりました。 まず奪三振率ですが、12回を投げて8奪三振で奪三振率は6.00と低い数字、二軍でも奪三振率は6.88とそれほど三振は奪えていません。続いて制球ですが、4四死球で与四死球率は3.00とまずまず良い数字ですが二軍では3.71とやや高いかなという数字となっています。一軍では与四死球率が悪くないこともあってK/BBは2.67とまずまずの水準となっていますが、二軍では2.00とそこまで芳しい水準とはなっていません。 続いてbatted ballですが、18GB:14FB:2LD:2IFFB:5HRでGB/FBは0.87と1.00に近く、GB%は43.9%とそこまで極端ではあまりませんが、FB%の方が51.2%と高めです。しかしながら球威面は5被弾が表している通り被IsoPが.396と投球回数の少なさもあって異次元の数字、被安打も16と投球回数を上回っています。恐らく一軍と二軍での与四死球率の違いは一軍の打者が甘く入った球を逃さずにしっかりと打っていることが大きいのかなと感じ、実際の試合を観ても甘めに入るシーンを見かけることが多かったように思います。この一発病は今季から発症したわけではなく、実は昨季のフェニックスリーグでも投球成績や内容は良かったものの、唯一気になった点として一発病を挙げさせていただいています。 そして球種ですが、直球が全体の5割を占めており、続いてスライダー(17%)、チェンジアップが16%、カーブが9%、カットボールが7.5%となっており、比較的オーソドックスな本格派投手のスタイルとなっています。しかしながらいずれも被打率が高く、直球は.346、スライダーは.333、チェンジアップ(昨季はスプリット表記ですが、大道は両方持ち球としているので混同されているのかも?)は.429となっています。しかしながら元々得意球としているスライダーの空振り率は昨季も16%と高く、今季も空振り率は17.5%と非常に高くなっており、この球種を決め球として投球を考えていきたいところです。一番の問題は直球が全く打者に苦になっていない点、空振り率は僅か2%で被打率も上記の通りさることながら3被弾しており、現状全く通用していません。 最後に投球フォームですが、腕の位置はオーバースローとスリークォーターの中間ぐらいの位置ではないかなと思います。しっかりと思い切り腕を振ることが出来ており、踏み込んだ左足の膝も直立に突っ張っていて右足は大きく引き上がるなど体重移動も十分に感じます。しかしながら現実問題として直球が通用していないのは何故なのかな?と思って見てみますと、開きが昨季に比べると早く開くようになっている点と右膝が踏み込むまでに既に正面を向いてしまっていて突っ込むようになっているのではないかなと感じます。特に後者の膝が前を向くのが早すぎて上体が突っ込みがちになってしまうところが大きいのかな?と感じます。他には足を上げたから体重移動する際に右膝を曲げすぎて上体を沈めすぎではないかなと感じます。実際動画を見ると投げる際に既に状態がかなり前へ突っ込んで沈んでしまっており、実際リリースする位置がかなり低い位置から放たれていて打者には角度を感じないのではないでしょうか?更に開きが早いという欠点や制球は真ん中にしばしば入ってくる部分と合わせ技で打者からは気持ち良く振り抜かれているのかな?と感じます。なんとなくですが新人紹介の記事の際にも書いていたのですが、腕を強く振る事に意識が行き過ぎているのかな?と感じます。 飛躍を期待されましたが躓いた格好となってしまった大道、それでも今季のフェニックスリーグでも3試合に登板して18回11安打17奪三振8四死球で防御率は3.00と森やコルニエル程ではないものの、まずまずの成績を残しました。ただ現状ではせっかくの腕の振りの強さが投球フォームの問題であまり活かし切れていないのかな?と感じるところです。そういった意味ではかつての矢崎や現在も一発病の課題を残しているものの遠藤に近いのかな?と感じます。ただ土台自体は比較的綺麗な投球フォームをしており、球速も二軍では先発で151キロ、一軍でも149キロを計測しており、腕の位置を見てもそこまで回転軸が悪いというわけでもないはず、変化球も空振りを奪えるスライダーも持っているなど活躍できる土台はあるはず、課題を矯正して来季こそは一軍の戦力になって欲しいところです。【チップショコラ1袋増量中】送料込★神戸のラスク1kg福袋★アウトレット《訳あり》ラスクバリューパック福袋(ご自宅用簡易包装)【神戸スイーツ お取り寄せ わけあり アウトレット SALE お得 お試し 洋菓子 焼き菓子】
2022.12.31
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『森翔平』本日は広島の選手を見ていきたいと思います。今回は森投手、主に二軍のローテーションを務めて後半にプロ初先発初白星を飾り、フェニックスリーグや秋季キャンプの紅白戦でも存在感を見せて来季期待が高まっています。 まず奪三振率ですが、19回を投げて10奪三振で奪三振率は4.74と非常に低い数字となっており、制球は9四死球で与四死球率は4.26とこちらも低い数字となっています。どちらも低い数字なのでK/BBは1.25と低水準となっています。 続いてbatted ballですが、37GB:12FB:9LD:5IFFB:1HRでGB/FBは2.05でGB%が57.8%とゴロを打たせる割合が非常に高い投手です。しかし球威は被IsoPが.108とゴロを打たせる割合が高く、被弾も1本しかない投手にしてはやや高く、被安打数も投球回数を上回る22安打となっています。 次に球種面ですが、意外にも直球が44%と結構多めの割合となっており、続いてカーブが14%、スライダーとチェンジアップと12%、カットボールが8%、シュート(ツーシーム?)が5%、プロ入りして投げ始めたフォークが3%とかなり多彩な球種を操ります。しかしながら投げている割合の高い球種程全体的に被打率が高めで、直球が.321、シュートは.375、スライダーは.300、チェンジアップは.333と全て3割越えです。それでも少ない割合だったフォークは空振り率が27%を記録するなど決め球として確立できそうな目処が立っており、フェニックスリーグでは19回17奪三振、秋季キャンプでの紅白戦でもフォークで空振りを奪うなど2試合投げて8奪三振を奪うなど期待の持てる球種となっています。最後に投球フォームですが、こちらに関しては以前の記事にて書かせていただいたので、今回は割愛したいと思います。 即戦力の期待がかかるもその期待に応えたとは言い難い一年だった森、しかしながら後半から徐々に力をつけ始めており、フェニックスリーグでは好成績好内容、秋季キャンプでも好投を収めており、春季キャンプでは一軍スタートが既に決まっています。何より奪三振率も与四死球率も二軍の投球成績よりも上昇するなど数字上でも期待が持て、投球フォームもオーソドックスで狂ってしまう心配もなさそうなのは大きいでしょうか。後は本人も自覚していますが、まだ体格が社会人選手にしては少々華奢な印象があり、オフに肉体強化(遠藤も150キロを目指すとか)を実施するとのことなので楽しみです。個人的にはかつて広島のエースとして君臨したクリス・ジョンソンのようなゴロを打たせて三振もそこそこ奪う投手になってくれそうな印象で、その為にも打ち込まれたカットボールやツーシームといった球種の精度も向上していきたいところです。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.30
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『薮田和樹』 本日は広島の選手を見ていきたいと思います。今回は薮田投手、今季は18試合に登板して防御率4.13の成績を残しましたが、投球内容自体は芳しくないものとなりました。 まず奪三振率ですが、24回を投げて16奪三振で奪三振率は6.00と低い数字となっており、制球力は15四死球で与四死球率は5.63と非常に悪いものとなっています。どちらも優れているとはいえず、当然ながらK/BBは1.14と非常に低い水準です。 続いてbatted ballですが、25GB:32FB:4LD:8IFFB:2HRとなっており、GB/FBは0.595、FB%は59.15%とFBの割合が非常に高くなっています。しかしながら被IsoPは.163と高い数字になっており、奪三振率の低い点も併せると現状はかなり厳しいでしょう。 そして球種面ですが、直球が全体の48%を占めており、続いてカットボールが18%、元来の縦に落ちるツーシーム(ヤフーではフォーク表記となりました)が15%、今季から昨年の秋季キャンプにて持ち球として追加したシンカー気味に変化するツーシームが13%、残りがナックルカーブとなっています。興味深いのはカットボール、亜細亜ツーシーム、新球ツーシームの空振り率がそれぞれ14.8%、23%、19.5.%と高くなっており、奪三振率と矛盾した結果となっています。ただ肝心の投球の半分を占める直球は被打率が.306、空振り率が僅か3%と打者からは殆ど苦になっておらず、新球ツーシームも被打率が.308とまだ精度の面で問題があり、追い込んで三振を奪う前に打たれてしまったり四球を出してしまったりしているのかな?と感じます。元々薮田の直球は15勝した2017年でも今季程ではないものの被打率.246と156キロで平均150キロ前後を計測する先発投手にしては案外そこまで圧倒出来ていたわけではなく、この投手も島内同様に変化球を主体とした方が良いタイプなのではないでしょうか? 最後に投球フォームですが、2017年の良かった頃の投球フォームと今季の投球フォームを比べてみたいと思います。良かった頃と明確に違うのは体重移動、左足をピンとさせてから膝を曲げて捻転させる時間を作って着地しているのに対し、今季の体重移動は左足をピンとさせてからほぼ膝を曲げずにあっさりと着地してしまっているので下半身の力が殆ど生み出せていないように思います。そのせいか腕の振りも2017年は腕の振りが鋭いのに対して今季はヒョイと投げているような弱々しい腕の振りとなっています。また、もう一つ気になるのは2017年と比べると肘が下がっていて腕を振る位置が2017年に比べると横振りに近い形になっています。 あれから5年が経ち、かつて3連覇を支えた投手らが軒並み退団していくなど世代交代が本格的に進み始めており、薮田も来季活躍できなければ…という立場になるでしょう。ただ秋季キャンプでは横振りにならないように気を付けているといった話もしており、2017年の良かった頃の投球フォームを取り戻す為に動き始めているのかな?と感じます。変化球は中々良い水準になりつつあり、特に亜細亜ツーシームはかつての全盛期に近い水準に戻りつつあり、新球のツーシームも習得するなど投球の幅も広げられています。来季こそは復活を遂げることができるのか、中崎と共に捲土重来を期待したいですね。【あす楽対応】【送料無料】★今だけ1点オマケ付★ひとくちサイズのおやつを集めた「オフィスお菓子詰め合わせ 63点セット」【一部内容が変わる場合もございます】【お菓子 詰め合わせ スナック菓子 おやつ お菓子詰め合わせ 駄菓子 詰め合わせ 】
2022.12.29
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『野球発祥国の意地を』 本日はWBCの代表国を見ていきたいと思います。これまで予選から勝ち上がってきた国であるパナマやチェコ、ニカラグアを見ていきましたが、予選から勝ち上がってきた国で最後となるのはイギリスです。イギリスと言えば野球発祥の地ではあるものの、サッカーやラグビー、クリケットといった競技の方が盛んで、野球は陰に隠れた存在でしたが、近年は徐々に野球にも力を入れ始めており、新しく球場が建設されたり、MLBがイギリスで試合を開催しています。 まずイギリス代表の特徴として挙がるのがバハマ出身の選手が参加している点、現在は独立国家となっていますが元々はイギリス領だったこともあり、両親がイギリスの国籍を有していることでイギリス代表として出場することが可能となっています。ただバハマ出身の選手は近年MLB球団と契約を交わしてプレーしている選手が非常に多く、今後はバハマが単独でWBCに参加してくる可能性もあるのかなと感じます。そして勿論遠い先祖がアメリカに渡って大国へと導いた歴史を持っているので当然ながらイギリス系アメリカ人も参加しており、他には中米のイギリス領である諸島などからも参加しており、本土から参加している選手もいるなどバリエーション豊かな布陣となっています。その中でも際立つ存在なのがMIAに在籍しているジャズ・チザム遊撃手(右投左打)、24歳の若手ながらMIAの主力打者で昨季は124試合出場18本塁打を記録して規定打席に到達、今季は順調だったのですが故障離脱によって60試合の出場に留まってしまいましたが、半分の出場で14本塁打を記録してOPSは.860と大谷に負けず劣らず(.875)の打撃成績を残しました。チザムもバハマ出身の選手で、投手では他にもマイナーで投げたチャベス・フェルナンダー(右投手、マイナー合算で防御率4.53)や23歳で2Aでプレーして37試合登板で防御率3.02を記録した期待株の161キロ右腕ターナイ・トーマス、野手では大谷の同僚であるLAAの期待株である俊足外野手デシャーン・ノウルズといった選手らが予選から参加しており、本選でも出場が見込まれます。 続いてイギリス系アメリカ人ですが、こちらは両親がイギリス人である昨季ドラフト1巡目指名を受けたSEAのトッププロスペクトのハリー・フォード捕手(右投右打)が1Aで11本塁打でOPS.863と順調に上昇曲線を描いており、近い将来SEAの正捕手として期待が高まっています。 そしてイギリスにも実は国内リーグ(日本語訳:英国野球連盟)が存在しており、何と設立されたのが日本よりも古い1890年となっており、NPBよりも長い歴史を持っています(オランダの国内リーグも実は日本よりも古かったりします)。その中のトップリーグであるナショナルベースボールリーグというMLBのナ・リーグと間違えられそうな名称のリーグが存在し、その下のリーグも4つ存在しています(公式ホームページにて確認できますので興味のある方はご覧ください)。今年は最も多く試合をした球団で28試合行われているようで、優勝したのはロンドン・メッツという球団のようですね。ちなみにこちらはイギリス代表の選手ではありませんが、Tasuku Ishiharaという日本人らしき選手(もしくは日系人選手かも?)がナショナルリーグでプレーしていることがたまたま閲覧していて判明しました。ポジションは外野を主に守っており、稀に捕手や投手としても登板があり、40打数ですが打率は4割を越えているみたいですね。 イギリスはアメリカラウンドのプールCに配置されてしまい、ここにはアメリカを筆頭にウリアス擁するメキシコ、フリーマン擁するカナダ、元TEXのアルファロなど多数MLB選手が存在するコロンビアと強豪国が多数同組であり、イギリスにとっては最も配置されたくないプールだったでしょうか。それでも何とか野球発祥国としての意地を見せて欲しいところで、今後野球の発展の為にも前回紹介したチェコや近年力を入れているイタリア、既に強豪のオランダ、元阪神・横浜の久保が新しく挑戦するドイツ、フランスなどの国内リーグを持っている欧州の先進国でも野球が芽吹いていって欲しいところです。古畑任三郎 COMPLETE Blu-ray BOX(数量限定) ※2018年再発売 トールケース仕様 [Blu-ray]
2022.12.28
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『鯉の牛若丸誕生なるか』 本日は広島の内野手の守備結果の集計が終わったので先行発表してみたいと思います。早速です、以下の通りとなりました(指標はホームページと同じものを使っています)。・遊撃手小園 127試合 1121回 190刺殺 315補殺 21.16%矢野 12試合 99回 24刺殺 37補殺 28.15%上本 8試合 56.1回 10刺殺 12補殺 16.04% 遊撃手は小園がほぼレギュラーとして定着しましたが、やはり守備範囲が1年目の頃から変化なく低い水準のままとなっており、更に盗塁の際のタッチの仕方も非常に甘く、個人的には遊撃手として育てていくのは厳しいのではないかな?と感じています。そんな状況で彗星の如く現れたのが矢野、小園がコロナ離脱している際に代役遊撃手ととして出場し、守備範囲の広さと強肩で実際の試合でも凄いプレーを見せていましたが、UZRと同じくこちらの守備指標でも非常に高い水準を記録しています。・二塁手菊池 120試合 1024回 255刺殺 332補殺 24.42%羽月 14試合 97回 17刺殺 27補殺 20.96%上本 16試合 86.1回 27刺殺 24補殺 20.94%矢野 10試合 41回 11刺殺 16補殺 29.39% 二塁手は菊池が長年レギュラーを務めており、近年は低水準となっていましたが、今季はこちらの指標では持ち直した格好となりました(昨季は骨折しながらプレーしていたそうなので低くなったのも頷けるでしょうか)。そしてポスト菊池と評されている羽月ですが、こちらも小園同様に以前から一貫して非常に低い水準となっており、内野手として厳しいのかもしれません。昨季は外野守備では高い水準を記録しているので外野転向なども視野に入れておくべきなのかも?しれませんね。対して矢野は少ないイニング数ですが、こちらも30%に迫る勢いの高水準を記録、二遊間どちらでも高水準を記録できる守備力の高さは難所と呼ばれるマツダスタジアムでは非常に大きな利点をもたらすのではないでしょうか。・三塁手坂倉 119試合 967.2回 79刺殺 159補殺 12.38%田中 33試合 109.1回 13刺殺 12補殺 8.27%矢野 32試合 78.0回 6刺殺 11補殺 10.62%上本 13試合 77.1回 9刺殺 19補殺 18.50% 今季は秋季キャンプから三塁練習をしていた坂倉が務めましたが守備範囲は低水準となっており、正直なところこちらの守備指標では林や2020年の堂林と五十歩百歩という結果となりました。そして意外にも矢野が三塁守備では芳しくない結果となっており、結果的には坂倉から矢野に交替することで寧ろ守備範囲が狭くなっていたという皮肉な結果となってしまいました。二遊間では高水準でしたが、三塁守備は得意としていないのかも?しれませんね。逆に上本が二遊間ではパッとしませんでしたが、三塁守備では高めの結果となりました。・一塁手マクブルーム 121試合 995.2回 883刺殺 77補殺 5.82%坂倉 55試合 128.2回 128刺殺 11補殺 6.44%松山 15試合 113.0回 109刺殺 6補殺 4.00% 今季は新外国時選手のマクブルームが主に守備位置に就き、坂倉が守備固めとして途中から守備に就く形と敷いていました。ただマクブルームも守備範囲は広めの結果となっており、来季は坂倉が捕手に専念するので守備固めがいなくなりますが、この分なら途中交代する必要はなさそうです。 目を引いたのは何と言っても矢野、実際の試合でのプレーを見ても素晴らしい守備だと感じていましたが、やはり数字上でも高水準を記録しており、ポストタナキクの筆頭は矢野と見て間違いないのではないでしょうか。将来的には鯉の牛若丸として西武の源田に負けない守備職人として大成して欲しいところで、その為にも打撃をしっかりと磨いてレギュラー奪取を期待したいところです。逆に高卒組の小園と羽月の二人が1年目、2年目の頃から守備範囲が伸びてこないというよりは若手内野手にしてはあまりにも低すぎる水準となっており、正直なところ二遊間として計算するのは厳しいのではないかな?と感じています。ドラフトの総括でも触れましたが、このように数字上での結果を見るとやはり今季豊作だった二遊間選手を一人も指名しなかったのは果たしてどうだったのかな?と疑問に思ってしまうところは拭えないかなと感じました。個人的にはドラフト2巡目の内田は既に二俣や林といった候補がいる三塁手としてではなく、二塁手として育てた方が良いのでは?と思います。最近購入した野球太郎でも引退後に三塁だけでなく、二塁や遊撃の守備位置にも就いて難なく動けているといったことが書かれていただけに、現状だと二塁に就いてもらうのがベストだと思うのですが。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.27
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『玉村将悟』 本日は広島の選手を見ていきたいと思います。今回は玉村投手、今季は先発ローテーションとして期待されたものの9試合の登板に留まり、左肘の故障にも見舞われるなど躓いてしまった形となりました。個人的には高卒2年目で間隔を空けてあげることもなく、当たり前のように先発ローテーションで回してしまったことが響いたのでは?と思います。 まずは奪三振率ですが、43.2回を投げて21奪三振で奪三振率は4.33と非常に低い水準となっており、元々三振を奪うタイプではありませんが昨季の5.97よりも更に下回りました。続いて制球ですが、14四死球で与四死球率は2.89とこちらは3.00を切るなど良好な数字を記録しています(昨季の3.65よりも良くなりました)。制球こそ良いものの奪三振率の低さが仇となってK/BBは1.62と低い数字となっています。 次にbatted ballですが、53GB:64FB:21LD:12IFFB:2HRとなっており、GB/FBは0.68でFB%が51.3%なのでFB投手と言えそうです(昨季も52.7%)。そして球威面は被IsoPが.116で被本塁打も僅か2被弾と改善出来ているように見えますが、二軍では29回投げて5被本塁打となっており、単に登板数が少なくなって再調整を経て復帰したのが功を奏した形ではないでしょうか。後はFB投手ならば今後奪三振率の向上が必要となってきそうで、もう少し三振を奪えるようになっていきたいところです。 球種面ですが、直球(38%)とスライダー(27%)が主に投げている球種で、後はシュート(12%)やチェンジアップ(12%)、カーブ(10%)を織り交ぜる投球となっています。ただ肝心の直球とスライダーがそれぞれ被打率.305、.318と非常に高くなっており、逆にシュートやチェンジアップがそれぞれ.133、.200と優秀な数字となっています。特にチェンジアップは昨季よりも磨きがかかっており、空振り率は17%と高めの数字となっており、決め球の水準にあるのではないでしょうか。ただ何故か玉村はフェニックスリーグでチェンジアップの改良に乗り出しているとの記事があり、数字上では改良に乗り出すべきはチェンジアップではなくて直球やスライダーのような…。 最後に投球フォームですが、昨季の台頭し始めた頃の投球フォームと入団してきた秋山とのフリー打撃での投球フォームを見比べてみたいと思います。まず今季の投球フォームは投げ終わった後の蹴り上がりが明らかに弱々しくなっており、ソフトバンク戦の時の投球フォームの方が躍動感がありますね。更にテイクバックからトップを作る形の軌道も少し違っており、そのせいかトップを作った際の左肩の位置が昨季よりも下がってしまっており、リリースの位置も下がり気味で腕の振りも昨季より弱々しいものとなっています。現に左肘痛から一軍復帰して以降の玉村の最速は8月26日こそ145キロを計測しているものの、それ以外の投球では最速141か142キロに留まっており、明らかに球速が下がっています。そしてフェニックスリーグでも球速が戻ってきていないことを窺わせます。 やはりまだ体が完全にできあがっていない高卒2年目の投手を先発ローテに組み込んで回したのは無理があったのではないでしょうか?明らかに球速が昨季よりも下がってしまっているのが気になります。今村の連載記事でも2年目に球速が出ていない時期がありながらも一旦休ませずに投げて続けていたという記事も見かけており、それ以降でもまだ高卒2年目のアドゥワを便利屋のような使い方で無茶遣いをし、遠藤も高卒2年目にリリーフで1ヶ月の球数がリリーフ投手の中でトップの数字となり、そして今回は玉村や小林といった投手らにも同じようなことを強いています。首脳陣が代わっても悪しき伝統が残り続けており、もうそろそろこの悪しき伝統から脱却する時が来ているのではないでしょうか。現状の玉村は何とか投球フォームを立て直して球速を元の水準に戻すことが先決なのかなと思います。古畑任三郎 COMPLETE Blu-ray BOX(数量限定) ※2018年再発売 トールケース仕様 [Blu-ray]
2022.12.26
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『眠れる獅子が目覚めるか』 本日はWBCに関する重大な情報が出てきましたので取り上げていきたいと思います。まず日本は日系選手のヌートバーが初めて日本代表入り、同じく代表入りが期待されたクワンですが、どうやら資格を満たしていない(母親が日本生まれではなかったのかも?)ようで、残念ながら招集はされない見込みのようです。そしてメインの話題となりますが、今回から亡命してMLBでプレーしているキューバ選手がWBCへ出場することが可能となりました。既にWBCへ出場したいという選手や以前亡命組だけでチームを作ろうと画策していた選手らがおり、お互いが歩み寄りを見せることができたとしたら4強(アメリカ、ドミニカ、ベネズエラ、プエルトリコ)に匹敵するぐらいの強さとなり得るかもしれません。 前回紹介した記事にかなりざっくりしたキューバ選手の紹介をさせていただきましたが、今回はより詳細に紹介していきたいと思います。まず野手ですが、前回紹介したHOUのアルバレス内野手、今季新たにHOUと契約を交わしたアブレイユ内野手(今季はCWSでプレー)、TEXのガルシア外野手、今季HOUで世界一に貢献した(現在FA)グリエル内野手、CWSのモンカダ内野手とロベルト外野手らの他にもかなり有力な選手がいます。まず捕手では日本ハムと新たに契約した元中日のアリエル・マルティネス、更にまたまたCWSの正捕手ヤズマニ・グランダルらがいます。グランダルは今季大不振で打率.202、5本塁打だったものの、昨季は23本塁打でOPS.940を記録しています。そして内野手は超ユーティリティープレーヤーとしてHOUの世界一に貢献したアレドミス・ディアス内野手、今季は捕手と中堅手以外のポジションを守るなど92試合に出場して打率.243、12本塁打を記録しました。更にTBで一と三塁を守るヤンディ・ディアス内野手、137試合に出場して打率.296、9本塁打でOPS.824と好成績を残しています。外野手にはKCで2019年に48本塁打を記録したホルヘ・ソレア(現MIA)もキューバ出身、今季は故障もあって72試合出場にとどまって13本塁打に終わりましたが、昨季は27本塁打を放った強打者です。更にWSHに在籍しているヤディエル・ヘルナンデスも92試合に出場して9本塁打を記録、グリエルの弟であるルルデス・グリエルJrもTORでレギュラーを掴んでいます。他にもTBのランディ・アロザレイナは2年連続20本塁打を記録したものの、既にメキシコ代表での出場を明言しているので今回はキューバ代表での出場はなさそうです。 今回はレギュラーとして出場していた選手のみをピックアップしましたが、それだけでもこれだけの有力な選手がいることが分かります。控えやマイナーに目を向けてみますと、元ソフトバンクのコラスやホセ・バレロ内野手、3AでOPS.853の好成績を残すダイロン・ブランコ外野手、ユスニエル・ディアス外野手、ギレルモ・ヘレディア外野手、TEXファンならばご存じアンディ・イバネス内野手(今季は期待していましたが…)などかなりの人数がおり、ここに元ソフトバンクのデスパイネやグラシアルなども合流すれば屈指の野手陣となることは間違いないでしょう。 続いて投手ですが、NYYのコルテスは既にアメリカ代表での出場を明言しており、先発投手が少ないキューバにとっては非常な痛手となるでしょうか。しかしながら大谷と元同僚でLAAでクローザーを務めていたライセル・イグレシアスが実はキューバ出身、更にNYYでプレーした171キロ左腕アロルディス・チャップマン(現在FA)も参加可能となり、ここに今季ブレイクしたBALのシーネル・ペレス(66試合登板で防御率1.40)もおり、トミー・ジョン手術から戻ってきたダルビッシュの同僚であるSDのミチェル・バエス、同じく中継ぎ左腕アドリアン・モレホン(SD)、更に中日の勝ちパターンであるロドリゲス、マルティネスのコンビニ加えてソフトバンクのモイネロなど全員が出場すれば後ろの陣容が日本ラウンド最強レベルとなりそうです。先発では前回紹介(徳島ISでプレー)したアルバレスや昨季STLで14試合中13試合に先発登板し、今季は21試合に登板(8試合先発)して防御率3.21を記録したヨハン・オビエド、今季は躓いてしまいましたが昨季CINで22試合に先発登板して9勝をマークしたブラディミール・グティエレス(今季は10試合1勝6敗、防御率7.61)がキューバ出身で参加可能となりました。 打線は亡命組が参加を表明すれば一気に日本ラウンド最強格となることは確実、そして投手陣は先発こそコルテスのアメリカ代表入りによって戦力ダウンしてしまったものの、リリーフ陣は日本お馴染みの3人組に加えて強力な投手らが次から次へと参加可能となり、オビエドや期待株のアルバレス以外は短いイニングで降板させてリリーフメンバーで抑え込んでしまう戦術も取ることができてしまうなど非常に強力となりました。日本としてはかなり脅威的な存在となりそうですが、それと同時にこれだけのメンバーがひょっとすると日本で観戦することができるかもしれないとなると非常に楽しみですね。一気にWBC優勝候補へと躍り出た格好となったのではないでしょうか。 予想スタメン1番 ガルシア ライト2番 アルバレス レフト3番 アブレイユ ファースト4番 グリエル DH5番 Y・ディアス サード6番 ロベルト センター7番 A・ディアス ショート8番 グランダル キャッチャー9番 モンカダ セカンド(以前はセカンドが本職、もしくはイバネスか)\年内12月31日まであす楽受付中!/ お年賀 ギフト お菓子 送料無料 和菓子 洋菓子 プレゼント スイーツ ギフトセット どら焼き 大福 スイートポテト 羊羹 ようかん 詰め合わせ お茶 御年賀 お歳暮 おいもや
2022.12.25
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『誰に注目していたか』 本日は現時点での来年のドラフトについて見ていきたいと思います。と言ってもまだスカウト会議も何も行われておらず、あくまでも視察情報と以前にコメントがついていた選手のみを取り上げてみたいと思います。 まず何といっても注目は広陵高校の「広陵のボンズ」と評される左のスラッガー真鍋慧内野手、明治神宮大会では早くも苑田スカウト部長、白武スカウト部長、高山スカウトらの3人体制で視察を行っていたという情報がtwitterなどでありました。この明治神宮大会では本塁打を量産するなど早くも抜きん出た打棒を発揮しており、争奪戦は必至な情勢となってきました。地元出身の逸材で、左のスラッガー候補も広島には不足しているなど補強ポイントにも合致しているのでドラフト1巡目指名もあり得るのではないでしょうか。 それ以外にドラフト1巡目候補として名前が挙がるのは中央大学の西館勇陽投手、最速155キロを計測する中央大学のエースで、高校時代の花巻東高校時代に近藤スカウトが「ボールに角度があるのも良いし、フォークも良い。体が出来てくれば」と評していましたが、大学4年間でしっかりと力強さを増して満を持してドラフト解禁年を迎えます。何より広島好みのパワーピッチャーで振り下ろす投げ方で、森下が将来のMLB挑戦を明言しているので後釜となる投手が欲しいだけに、補強ポイントと広島の好みの投手という点で注目しておいた方が良い投手ではないでしょうか。ただ広島は長年中央大学から指名しておらず、果たして縁があるのか。 その他には以前真鍋と共に取り上げた最速152キロ左腕の大阪商業大学高太一投手も名前が挙がりますが、それ以外にも名城大学の151キロサイドハンド右腕松本凌人投手も松本スカウトがマークしており、「ドラフト1巡目候補に入ってくるかどうか」と高い評価をしているようです。今年の広島は従来の投げ下す投げ方をしたタイプの投手ではなく、スリークォーター気味の投手を指名してくるなど違うタイプの投手を指名して幅を広げようという意図が見えており、松本のようなサイドハンドは広島ではかなり稀少な存在となりそうです。 それが以外の投手ではNTT東日本の片山楽生投手にも白樺高校時代にも苑田スカウト部長が「肘の柔らかさがあって面白い」と評しており、東邦ガスの加藤竜馬投手も松本スカウトが亜細亜大学時代にコメントを出しています。ただこの二人は社会人ではそこまで主戦投手となっていないところがどう出るか。そしてトヨタ自動車の松本健吾投手も同じく亜細亜大学時代に視察に行っており、日本選手権大会では1安打完封勝利を遂げるなどプロからの指名がありそうなのはこちらでしょうか。果たして4年連続トヨタ自動車からの指名が実現するでしょうか?野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.24
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『中米の実力者』 本日はWBCのニカラグア代表について見ていきたいと思います。ニカラグアは前回紹介したチェコと同じく、WBC予選(チェコは予選A組、ニカラグアは予選B組)に出場し、一度はブラジルに敗れてしまったものの、敗者復活戦で勝ち上がり、再びブラジルと再戦して3-1でブラジルを破って本選出場を掴み取りました。その辺りは一度スペインに大敗を喫して最後のスペインとの大一番で見事に勝利して本選出場を掴み取ったチェコとよく似ていますね。ちなみに予選A組は他に同じく本選出場を決めたイギリス、ドイツ、フランス、南アフリカといった国々が参加し、予選B組は同じく本選出場を決めたパナマ、ブラジル、サッカーW杯で優勝したアルゼンチン、パキスタンといった国々が参加しました。ちなみにブラジル代表としてかつて広島に在籍していた仲尾次オスカルも参加して登板をしていましたが、広島ではサイドハンドに転向していましたが、今大会ではかつてのオーバーハンドに戻していて球速が戻っていました。 まずニカラグアのメンバーはほぼニカラグアにあるプロ野球(リーガ・ニカラグエンセ・デ・ベイスボル・プロフェショナル)に所属している選手達であり、実はニカラグアにもプロ野球が存在し、興味のある方は公式サイトをご覧いただければと思います。ちなみにチェコはチェコ語でしたが、ニカラグアはスペイン語みたいですね。ニカラグアのプロ野球は全30試合が行われるそうで、開催される時期はキューバやドミニカ、南半球の豪州といった国々と同じく冬の時期でウインターリーグとなっており、今まさに試合が開催されている最中です。ちなみに公式youtubeも存在しており、こちらはチェコと違って比較的日本の野球中継と同じような視点から見られるようになっています。また、コロナ禍で各スポーツが中断される中、唯一何事もなく強行?開催したこととしても知られており、当時日本でも報じられていました^^;。個人成績や実績などを見ていくと、まず野手で面白そうなのが両打ちのジェラルド三塁手、今季既に7本塁打を記録するなど長打力がある印象で、打率も.347と非常に高い数字でOPSは1.059と圧倒的な打撃成績を残しています。他には元MLB選手で2016年に12本塁打を記録した実績を持つカスバート一三塁手も打率.317、4本塁打でOPSは.939の好成績、バーナディナ外野手(左投左打)は.361、3二塁打2三塁打3本塁打でOPS.996、バスケス一二塁手(こちらも両打)やロペス二塁手も打率3割代で3本塁打を記録するなどパワフルな打者が多いのでしょうか。ちなみにSEA傘下1Aに在籍している21歳のペレス三塁手も参加濃厚、こちらも両打とニカラグアの打者は両打の選手が多いようですね。 続いて投手ですが、唯一のMLB選手として参加を表明しているのがNYYのジョナタン・ロアイシガ投手、最速162キロのシンカー(ツーシーム)を主体としたリリーフ投手で、2年連続で50試合に登板しています(防御率は昨季が2.17、今季は4.13と成績は落としています)。それ以外はニカラグアのプロ野球選手らが担うこととなりそうですが、成績を見る限りではエドガー・マルティネスと聞き覚えのある名前の投手が、7試合に先発登板して44.2回を投げて4勝、防御率は1.81と非常に安定した投球を見せており、この投手がエース格なのでしょうか。 ニカラグアはアメリカラウンドの方に入っているので残念ながら生観戦は難しく、組み合わせも激戦区となったプールD(ドミニカ、ベネズエラ、プエルトリコ、イスラエル)に入ってしまうなどかなりの逆風となってしまいました。それでもチェコと同じく国内のプロ野球がこれからもっと盛んに行われる為にもまずは初勝利を成し遂げてどんどん発展していってもらいたい国の一つではないでしょうか。いずれは日本や韓国、台湾のような100試合制で行われるようなリーグになってくれることを願います。 後これはニカラグアとは関係ない話ですが、よく「WBCは夏に開催してシーズンを中断すればよいのでは?」という意見を見聞きしますが、よくよく考えてみるとそれは日本や韓国、台湾、MLB、あるいはMEXリーグの話であり、他の国ではまずチェコは優勝決定戦が行われるかもしれない時期であり、今回のニカラグアやキューバ、豪州といった国々は寧ろこの時期からキャンプインぐらいの季節です。それにシーズンも大事にしたいという意見も考えると、各国の事情を考えるとやはり開催時期はこの時期が一番ベストなのかなと思いました。ワッフル ケーキ 10個入 送料別 同梱 まとめ買いでお得【 冷凍 お返し 個包装 プレゼント 2000円 お取り寄せ スイーツ 退職 お礼 お菓子 熨斗 おしゃれ ギフト 産休 内祝い 洋菓子 詰め合わせ 出産内祝い お祝い返し かわいい クリスマス お歳暮 御歳暮 】
2022.12.23
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『絶対的守護神と二刀流』 本日はWBCの豪州代表とチェコ代表について見ていきたいと思います。この2ヶ国はプールBで日本や韓国と同組で、準々決勝進出をかけて争うこととなります。ちなみにチェコは今年行われた予選で以前の大会に本選出場していたスペインを破って初の本選進出を果たすことに成功、しかもマイナーリーガー不在で全て国内リーグの選手で構成されての快進撃ということもサプライズとなりました。 まず豪州ですが、強化試合では殆どの選手が現在はABL(オーストラリアンベースボール)に所属している選手たちで構成されており、中にはマイナーリーグ経験者もいます。その中で一際輝きを放つ選手と言えばやはりリアム・ヘンドリックス、MLBも観戦される方ならば説明不要だと思われる絶対的クローザーで、最速162キロの直球にスライダーとカーブを操り、昨季はCWSで38セーブを記録して最優秀救援投手に輝き、今季もクローザーを務めて37セーブを記録して防御率2.81を記録するなどMLB屈指のリリーバーです。昨季は71回で113奪三振、今季は57.2回を投げて85奪三振と凄まじい奪三振率を誇り、与四死球率も今季は2.81、昨季は僅か1.01と制球も良く、中々初見で打つのは厳しいでしょう。他では主にマイナーでプレーしたアレックス・ウェルズが続き、マイナーでは主に先発として投げていた左投手です。野手では大谷と同僚だったホワイトフィールドが続き、主に2Aでプレーして9本塁打29盗塁を記録している右の若手外野手ですただやはり日本や韓国と比べると選手層が薄く、現状ではヘンドリックスとウェルズは参加するかどうかは不透明な状況、参加するとなれば厄介な存在となるでしょうか。 続いてチェコですが、野球ファンのイメージとして欧州は野球をしていないというイメージを持っている方もおられるのではないでしょうか。実はそんなことはなく、近年力をつけつつあるイタリア(セリエA)やオランダ(フーフトクラッセ)は勿論のことイギリスやフランス、ドイツ、スウェーデンといった国々はそれぞれ国内リーグがあり、日本や韓国、台湾のように100試合を行う長丁場ではありませんが、大体20~40試合弱程のリーグ戦が行われ、リーグによってはプレーオフなどもあります。今回見事に本選初出場を果たしたチェコにもエクストラリーガという国内リーグがあり、本選でも国内リーグ所属の選手らが中心となって出場するものと思われます。ただ本選では元MLB選手のエリック・ソガード(右投左打)が出場予定、2019年はTOR・TBで計13本塁打を記録した経験のある選手で、ポジションは二塁、三塁、遊撃、外野など複数ポジションを守るユーティリティープレーヤーでした。2021年はCHCで78試合に出場しており、鈴木誠也と入れ替わりで退団しました。そして国内リーグの選手らですが、面白いのが投手と野手を兼任している選手が多いことも分かり、中でもマレク・ミナレクはマイナーリーグ経験があり、今季は野手としても9本塁打を記録し、投手としても所属球団のエース的存在を務めるなどチェコでの大谷のような存在です。他で面白そうな選手として挙がるのがマーティン、野手としては15本塁打15盗塁でOPS1.369を記録しましたが、投手としても登板しているなどこちらも二刀流のようです。ちなみにyoutubeにも公式動画があり、こちらがエクストラリーガの個人成績となっていますので、興味のある方はご覧いただければと思います(試合のハイライト動画がありましたが、日本などと違って少々見づらいですね^^;。何名か観戦しておられる方もおり、チェコにも野球が好きな人はいるようです)。 動画で何試合か拝見しましたが、正直なところ日本や韓国に比べるとやはりリーグのレベルは落ちる印象で、苦しい戦いを強いられることは必至の状況ですが、是非とも日本や韓国といった強豪国との試合を行い、今後も国内リーグのレベルを上げて手強い存在へとなってくれることを期待したいところです。野球の裾野を広げるにはやはり資金面がしっかりしている欧州各国や豪州などの地域が活性化することが大事だと思いますので、今大会を通して野球熱が上昇して盛んになっていってくれることを期待したいですね。古畑任三郎 COMPLETE Blu-ray BOX(数量限定) ※2018年再発売 トールケース仕様 [Blu-ray]
2022.12.22
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『かつてのTEX戦士、来日へ』 今回は全球団の新外国人選手を簡単にまとめてみたいと思います。 「ヤクルト」ディロン・ピーターズ 投手 左投左打 PITキオーニ・ケラ 投手 右投右打 LAD まずピーターズはかつてLAAで先発を務めたことがある152キロ左腕、今季はPITで主に中継ぎとして登板して防御率4.58の成績を残しました。ただこれまでの実績からヤクルトでは先発として登板することが濃厚で、変化球もスライダー、カーブ、チェンジアップ、ツーシームと全ての球種を駆使して投げるタイプです。気になるのはMLBで先発として登板していた際は72回で18被本塁打を浴びており、かといって奪三振率が高いわけではなく、制球もどちらかと言えば悪い方なだけに、ストライク先行の投球ができるのかがカギとなりそうです。続いてケラはかつてTEXに在籍していた160キロ右腕、かつては招待選手としてオープン戦に帯同して見事に開幕メジャーロースター枠入りを勝ち取り、そこから結果を残していった選手なので個人的な思い入れが強く、是非日本で活躍して欲しい投手です。当時は直球とカーブのみで勝負するタイプでしたが、現在もその点は変わっていないようで、MLB挑戦の為に退団したマクガフに替わる守護神候補として期待が集まります。ただ全盛期の頃ならばいざ知らず、さすがに直球とカーブだけでは中々厳しいものがあり、殆ど投げませんがチェンジアップの精度向上なども必要となってくるのではないでしょうか。 「横浜」JB・ウェンデルケン 投手 右投右打 ARI 横浜が獲得した外国人選手は1名、ウェンデルケンは中継ぎ投手としての経験豊富な157キロを誇る右投手で、昨季はOAKとARIで合計46試合に登板し、今季は29試合に登板して防御率5.28の成績を残しています。投球スタイルは直球、スライダー、チェンジアップを主に投げるタイプのパワーピッチャーで、横浜でも恐らくリリーフを務めることとなるのではないでしょうか。こちらも制球難気味の投手ですが、かつてのマシソンやミコライオといった投手らのように日本球界ならば細かい制球は気にせずにアバウトながらもストライクゾーンにガンガン投げ込めるかが焦点となるのかなと思います。 「阪神」ジェレミー・ビーズリー 投 手 右投右打 TORブライアン・ケラー 投 手 右投右打 BOSヨハン・ミエセス 外野手 右投右打 BOSシェルドン・ノイジー 内野手 右投右打 OAK 阪神が獲得したのは剛腕2名、ビーズリーはまだMLB実績に乏しい投手で、昨季は8試合、今季は9試合のみに留まっています。ただ奪三振能力は高く、少ない投球回数ながらも上回る奪三振数を記録しており、157キロとスプリットが武器のリリーフタイプの投手です。ただMLB、MiLB共に被弾が多い印象で、球威面がどうなのかが少し気になるところ、もう一方のケラーはMLB実績はなく、主に3Aで先発投手として登板していた投手です。スリークォーターから150キロ前後の直球と一通りの変化球を投げ分けるタイプで、特徴的なのが奪三振数が投球回数を上回っている反面、与四死球率が4.30と制球に課題を残しています。ゴロを打たせているタイプでもなく、個人的には案外リリーフの方が向いているタイプかも?しれませんね。ミエセスは東京五輪でドミニカ代表として出場した強打の外野手で、今季はマイナーで60試合出場ながらもOPS.923を記録しています。ただGO/AOが今季に関しては1.29とゴロの打球が多かったようで、その辺りが広い甲子園でどう出るかでしょうか。ちなみに三振が非常に多い選手ですが、四球はある程度選べる選手のようです。最後にノイジーですが、こちらは今季OAKで89試合に出場したバリバリのMLB選手で、打率.214、4本塁打でOPS.561を記録しました。外野手としても出場経験がありますが本職は内野手で、主に二塁や三塁の守備位置に就く機会が多く、遊撃としても守っています。ただ強肩ではありますが守備範囲は広くなく、UZRはマイナスを計上していることが多く、球団も内野手ではなく外野手として起用する方針のようです。ちなみに3Aでは少ない試合数ながらも打率.398、5本塁打と凄まじい打撃成績を記録、ただかなりのフリースインガーで108打数22三振3四球となっています。 今回はセ・リーグ上位球団の新外国人選手をまとめてみました。個人的に気になるのはやはりケラ、まさか日本球界に来るとは思っていませんでしたが、是非生で一度観戦したいなと思います。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.21
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『もう一人の次世代エース』 本日も引き続きWBCの韓国代表について見ていきたいと思います。前回紹介した通り、野手陣は中々面白い布陣が揃っているように感じますが、投手陣に関しては大きな痛手を負っている実情が分かりました。 まず今回のWBCでエースとしての活躍を期待されていた23歳の191センチの大型右腕アン・ウジン(キウムに在籍)が学生時代の暴力騒動によってそもそもメンバー入りすらしていないのが何よりの痛手です。立ち位置的にはオリックスの山本由伸と目される投手なので野球ファンとしても非常に残念です。KBOの公式サイトで投手成績一覧を見ていただければ分かりますが、31試合に登板して196回を投げて224奪三振で防御率2.11と圧倒的な投球を見せていただけに、韓国にとっては大きな戦力低下は避けられません。他には韓国のエース左腕としてMLBでもLADで長年先発ローテを務め、現在TORに在籍しているリュ・ヒョンジンが今季トミー・ジョン手術を受けているのでWBC不参加が決定しており、左右のエースが揃ってWBCに参加できないという非常事態となっています。ですのでエースはかつて日本戦で登板したことのある左腕キム・グァンヒョン(私と同い年の34歳)が務めることとなりそうで、昨季はSTLで先発投手として活躍しましたが、今季はSSGランダースに在籍してアン・ウジンに続く防御率2.13を記録しています。ただそこに続く投手が不在の状況で、投手成績ランキングを見てみると上位が殆ど外国人投手が占めており、10位にようやくソ・ヒョンジュンが入ります。このソ・ヒョンジュンはまだ21歳とアン・ウジンと並ぶ若手有望株の右投手であり、1年目に新人王を受賞した実力者であり、WBCはキム・グァンヒョンと共に柱と目される投手であり、立ち位置には千葉ロッテの佐々木朗希のような存在でしょう。ちなみに高校時代は国際大会で佐々木朗希擁する日本と対戦しています。次に続きそうだと目されるのがキム・グァンヒョンよりも1歳年上の左腕ヤン・ヒョンジョンで、昨季はTEXとマイナー契約を結び、今季から起亜タイガースに復帰して12勝をあげましたが、防御率は3.85とそこまで圧倒できていません。とはいえこの3名が韓国代表の柱と目される投手ということになるのではないでしょうか。ちなみにリリーフの候補は試合数で並べ替えをしてみたところ、キム・ミンスという投手が76試合登板91奪三振で防御率1.90と圧倒的な数字を記録しているようで、恐らく選出されるのが確実だと思われるので是非一度見てみたい投手ですね。 確かにアン・ウジンとリュ・ヒョンジンは不参加ですが、もう一人の次世代のエース候補であるソ・ヒョンジュンやキム・グァンヒョンといった強力な投手はいます。ヤフーの記事にて韓国代表に関する悲観的な見方をした記事をよく見かけますが、実際しっかりと調べてみるとこちらも面白い投手がいることは分かりました。ただやはり先発投手の駒数がやや不足気味ではあるかなと感じ、そういった意味では二次リーグが一発勝負となったのは韓国にとっては追い風となったのかも?しれませんね(前回までの総当たり戦では先発の枚数が苦しかったでしょうか)。ちなみに昨日、書き忘れてしまいましたが、かつて長年TEXを支えた秋信守もKBOでまだまだ健在であり、MLBではTEX(ルイスの影響で)を贔屓にしていますのでWBC参加に期待したいですね。プチギフト コロコロワッフル(ロングケース) お菓子 退職 お礼 スイーツ ギフト | お返し ワッフル 出産内祝い かわいい 洋菓子 焼き菓子 お祝い返し 出産 誕生日プレゼント 内祝い お取り寄せ 手土産 子供 配る おかし クッキー プレゼント クリスマス 産休 お歳暮 御歳暮
2022.12.20
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『夢の二遊間が結成か?』 今回はWBCの韓国について見ていきたいと思います。韓国はまさかの2大会連続一次リーグ敗退の憂き目に遭っていますが、今回は幸いにも?比較的緩めなプールBに入り、3大会ぶりに日本とWBCで試合を行います。ちなみにメディアでは負けられない最大のライバルと報じられていますが、プールBの内訳は日本、韓国、豪州、中国、チェコ(予選から勝ち上がり)となっており、他3ヶ国には大変申し訳ありませんが余程の大番狂わせでもない限り順当に日本と韓国が勝ち上がるものと思われます。更にそれ以降の準々決勝は一発勝負でプールAの国とそれぞれぶつかり、準決勝はアメリカ側から勝ち上がってきた国とぶつかることとなり、つまりのところ一次リーグで仮に韓国に敗戦したとしても2位で勝ち上がることができるのでそこまでの緊迫感はありません。 まず一番注目を浴びるのがダルビッシュの同僚であるSDの名遊撃手である金河成(右打)、今季はタティスの薬物違反等の影響もあって遊撃手のレギュラーに定着して規定打席に到達して11本塁打を記録、特に守備がMLBでもトップレベルでUZRは4.7を記録しており、歴代アジア人NO.1遊撃手守備と言えるでしょう。ちなみにKBO時代は30本塁打を記録した経験もあり、韓国を代表する選手と言えるでしょう。次に注目したいのがSTLのレギュラー二塁手であるトミー・エドマン(両打)、ぱっと見だと「何故外国人選手が?」と思われる方もおられると思われますが、実は日本がヌートバーやクワンといった日系選手を招集しようとしているのと同じく、韓国も韓国系アメリカ人を招集することを検討しており、このエドマンが筆頭候補となっています。こちらも金河成と同じく二塁手と遊撃手を兼任するレギュラーとして規定打席に到達して13本塁打を記録、そして同じく守備がMLBトップクラスの選手で、昨季はゴールドグラブを受賞しており、今季は二塁手としては3.2、遊撃手ととしては5.8を記録しています。この二人がWBCに参戦するとなれば守備の名手同士の共演という形となり、日本の野球ファンとしても非常に楽しみな二遊間の結成となります。 他に注目しておきたいのがかつて中日でプレーした李ジョンボムの息子である李政厚外野手(左打)、KBOのネクセンキウムに在籍して昨季は打率.360と驚異的な打率で首位打者を獲得、今季は打率.349、23本塁打を記録してOPS.996を記録するなど韓国打線の中軸を担うことが予想されます。ちなみに来季オフにポスティングでのMLB移籍を球団に要望しています。もう一人注目しておきたい選手がエドマンと同じく韓国系アメリカ人であるロブ・レフスナイダー外野手(右打)、実は生まれは韓国なのですが、産まれてすぐに養子縁組でアメリカ人夫婦の養子となった経歴を持ちます。今季は主にライトやセンターで出場して57試合出場ながらも打率.307、6本塁打でOPS.881と結果を残しており、韓国でも中軸選手として期待されるのではないでしょうか。他ではPITに在籍して11本塁打を記録したチェ・ジマン(左打)も控えており、更にかつてMLBに在籍していて今季KBOで本塁打王を受賞した朴ビョンホなども控えています。 打撃も守備も良く、中々手強い野手陣となっています。やはり一野球ファンとして是非見てみたい夢の二遊間コンビのプレー、MLBでも屈指の名手と謳われる二人の守備はこちら側としては手強いですが、やはり見てみたいですね。訳ありバウムクーヘン 訳ありメガ盛り1kg★工場長のおまかせ1kg 訳アリ わけあり 訳あり おやつ おかし スイーツ お菓子 送料無料 在庫処分 人気 ランキング 詰め合わせ 食品 アウトレット お取り寄せ お取り寄せスイーツ
2022.12.19
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『布陣を予想』 今回はWBCの日本代表メンバーの予想をしてみたいと思います。前回はクワン外野手とヌートバー外野手の紹介をしましたが、後にBOSへの移籍が決まった吉田正尚外野手のWBC出場希望を表明、同じくMLBへの移籍を目指していた千賀もNYMとの移籍が決まるなど主力級選手に動きが見られました。 まずは内訳となりますが、アメリカ代表の30人(この他にもカーショーがWBC出場を希望しており、準決勝辺りで入れ替え出場する可能性もあり)は投手16人、捕手2人、内野手7人、外野手5人となっているのでこちら参考にしてみたいと思います。 「投手」 16人大谷翔平(LAA)、ダルビッシュ有(SD)、山本由伸(オリックス)、菊地雄星(TOR)、佐々木朗希(ロッテ)、千賀滉大(NYM)、高橋奎二(ヤクルト)、宮城大弥(オリックス)、戸郷翔征(巨人)、高橋宏斗(中日)、栗林良吏(広島)、大勢(巨人)、湯浅京己(阪神)、松井裕樹(楽天)、伊藤大海(日本ハム)、田中将大(楽天) 「捕手」 2人甲斐拓也(SB)、梅野隆太郎(阪神) 「内野手」 7人筒香嘉智(FA)、山田哲人(ヤクルト)、村上宗隆(ヤクルト)、牧秀吾(横浜)、宮崎敏郎(横浜)、今宮健太(SB)、源田壮亮(西武) 「外野手」 5人スティーブン・クワン(CLE)、ラーズ・ヌートバー(STL)、鈴木誠也(CHC)、吉田正尚(オリックス)、西川龍馬(広島) 個人的に30人を選出してみました。太字になっている選手は出場を表明していて確実に選出であろう選手、もしくは栗山監督が所属球団先の監督に出場してもらうことを伝えている選手になります。ただ千賀や吉田正はメジャー移籍1年目なのでさすがに難しいかもしれませんね。まず投手ですが、大谷やダルビッシュだけでなく、菊地雄星も個人的には選出、メジャーでは芳しくない成績が続いていますが、なんだかんだ言っても日本人左腕の中ではトップに位置する投手だと思うので選ばない理由はないのではないかなと思います。続いて捕手ですが、大谷やダルビッシュといった投手らのボールをしっかりと捕球できることがまず大事であり、出場濃厚な甲斐の他にはそういった面に長けている梅野を選出してみました。また、森友哉は移籍1年目で投手陣の持ち球の把握やコミュニケーション、配球など捕手はやるべきことが多々あるのでWBC出場は難しいのでは?と思って外しました。そして内野手と外野手に意外な名前(宮崎、西川)を2人選びましたが、まず三塁手が村上一人しかいなくなってしまう点、外野手は出場が決まれば恐らくメジャー3人組のスタメンが濃厚な点などがあり、そうなると代打の切り札としての起用が見込まれます。そうなってくると代打としての経験が豊富な選手の方に需要があるのでは?と感じ、西川ならば新人の頃から代打として起用されてきた経験を持ち、同じく宮崎もそのような経験があるので他に候補となる選手はいましたが選んでみました。そして筒香ですが、現在所属先がなく、これまでの実績を考えると契約はかなり厳しい情勢、逆にメジャーへのアピールの場と捉えることができる点や実戦感覚を失わない為に出場してくれる可能性はある?のではないかなと感じ、日本人野手の中で打力は指折りなので選びました。実際には出場できない選手や違う選手が選ばれる可能性もあるかと思いますが、どのような選手が選ばれるのか注目したいところです。 「予想スタメン」1番 クワン レフト 2番 大谷 DH 3番 鈴木 ライト 4番 村上 サード5番 ヌートバー センター6番 筒香 ファースト7番 山田 セカンド8番 甲斐・梅野 キャッチャー9番 今宮 ショート古畑任三郎 COMPLETE Blu-ray BOX(数量限定) ※2018年再発売 トールケース仕様 [Blu-ray]
2022.12.18
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『塹江敦哉』 本日は広島の選手を見ていきたいと思います。今回は塹江投手、防御率こそ3.12でしたが登板数は26試合と過去2年間の半分になってしまい、信頼を掴むことができませんでした。 まず奪三振率ですが、17.1回を投げて8奪三振で奪三振率は4.15と非常に低い数字となっており、過去の奪三振率を見ても空振りを奪う投手ではないようです。続いて制球力ですが、9四死球で与四死球率は4.67と非常に悪い上に暴投も5つ記録しており、主にワンポイントとして起用されるも制球力の悪さで防御率程の信頼感はありません。奪三振率が低い上に与四死球率も低いので当然ながらK/BBは1.00と非常に低い数字となってしまっています。 次に打球管理ですが、30FB:14FB:2LD:5IFFB:1HRとなっており、GB/FBは30GB/20FBで、GB%が57.7%となっていてゴロを打たせる割合の高い投手です。しかしながら被IsoPは.136と非常に高い数字となっており、これは恐らく苦手とする右打者に長打を打たれているものだと思われます。ちなみに対右打者の被打率は.381、対する左打者の被打率は僅か.132と顕著な数字として表れています。 そして球種ですが、直球が過半数の53%を占めており、続いてスライダーが32%弱、残りがチェンジアップ(フォーク?)で9%、シュートが5%となっています。しかしながら直球の被打率は今季も.313で空振り率も僅か3.9%と殆ど打者は苦になっておらず、毎年同じ傾向が出ています。そしてスライダーは被打率.118とこちらはほぼ毎年優秀な被打率を記録しています。更にチェンジアップ(昨季はフォークと表記されていましたが)も打数こそ少ないですが1本もヒットを打たれておらず、直球よりも変化球の方が打者は手こずっているように思います。 最後に投球フォームですが、ターリーや長谷部らと同じようなスリークォーターの腕の位置(戸根はもう少し下がった位置でしょうか)から投げ込んでいるのが分かります。少しインステップ気味に踏み込んで投げ込んでおり、それに加えてスリークォーターから投げ込んでくるので左打者は背中越しプラス自身へと向かってくる踏み込みで無意識のうちに恐怖心があって打ち難いのではないでしょうか。ただスリークォーターから投げ込むので当然回転軸は斜めになりがちでホップ成分が少ないことが想定され、毎年直球の被打率も高い上に空振り率が非常に低いのも頷けるでしょうか。気になる点は良かった頃に比べると投げ終わった後の蹴り上がりが弱い印象で、2020年の前半戦ではもっと躍動感があったのですが、後半戦以降戻っていない印象です。 左のワンポイントとしての活躍が期待できそうな左腕ですが、そのポジションを全うするには制球力の悪さや直球の改善をする必要があるのではないでしょうか。特に直球は毎年非常に悪い数字が並んでいるだけに、綺麗な回転の直球を投げるのをやめてカット気味に投げ込んでみるとかシュートの割合を増やすなど工夫が必要だと思います。幸いスライダーやチェンジアップ(フォーク)といった球種は優秀な精度を誇っているだけに、一にも二にも直球の活かし方を考えてみて欲しいところです。これは塹江に限った話ではないのですが、投げ方から綺麗な縦の回転軸の直球を投げ込むことが不可能な投げ方の投手はもっと違うアプローチをして欲しいところで、日本球界はかつての藤川氏や中里氏といったホップする直球に拘り過ぎな印象で、シュート回転やホップ成分の少ない投手は逆に沈む系統やよりシュート回転させてしまうなど癖球系の直球を投げ込んだ方が近道です。これは過去何度も取り上げた島内の話ですが、元々カット気味に沈む球質で1年目はゴロを打たせる割合の高い投手でしたが、2.5軍で上記のような球質にしようとしてしまって却って特徴的だった球質が失われてしまい、確かに空振り率は上がったものの被打率や長打を浴びる割合が急激に悪化してしまうという悲惨な結末を迎えてしまいました。球質というのは平均から逸脱すれば良いのであり、沈むなら沈むで打者からしてみればそちらも厄介な球質なだけに、もっと発想を広げる必要があるのではないでしょうか。幸せの黄色い カステラ 1号 送料無料 [ スイーツ 和菓子 お菓子 長崎カステラ プレゼント 焼き菓子 しっとり おすすめ グルメ大賞 10切れ カット済み 高級 老舗 女性 男性 おやつ ]SL T101
2022.12.17
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『一挙に』 本日は先日、新入団選手会見が行われたので新人選手の記事を一つの記事から見られるようにしたいと思います。1巡目 斉藤優汰 2巡目 内田湘大 3巡目 益田武尚 4巡目 清水叶人5巡目 河野佳 6巡目 長谷部銀次 7巡目 久保修育成1 名原佳彦 育成2 中村貴浩 育成3 辻大雅 改めて見てみますと、以前にも触れたのですがb、獲る投手のタイプを変えてきたのかなと感じるところで、皆振り下ろすオーバースローではなく、若干斜めの位置からリリースするスリークォータータイプを指名しており、現役ドラフトでもサイド気味に投げ込む戸根を指名しました。個人的には確かに同じような投球スタイル、腕の位置から放るタイプの投手ばかりだと相手も慣れてしまうだけに、バリエーションに富んだ投手陣を形成する為にも違ったタイプの投手を指名していくことも必要なので「あり」ではないかなと思います。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.16
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『ターリー』 本日は広島の選手を見ていきたいと思います。今回はターリー、左の中継ぎ投手として45試合に登板して防御率3.11を記録、来季も広島でプレーすることが決まっています。 まずは奪三振率ですが、37.2回を投げて32奪三振で奪三振率は7.65とそこま悲観するほど低くはないですが、158キロを計測する速球派リリーフ投手としては意外と高くなく、少し物足りなさが残るでしょうか。続いて制球力ですが、18四死球で与四死球率は4.30と制球難のきらいがあります。三振は特別多く奪うわけではなく四死球をそこそこ出すのでK/BBは2.00と低めの数字となってしまっています。 続いて打球管理ですが、54GB:24FB:4LD:12IFFB:7HRとなっており、GB/FBは1.255となっており、GB%が53.5%を記録するなどゴロを多く打たせる割合が強いタイプの投手です。しかしながら球威面は被安打こそ26と投球回数よりもかなり下回っているものの、7被本塁打を浴びるなど被IsoPが.191と非常に高い数字となっています。ゴロを打たせる割合が強い投手でこれほど被IsoPの高さを記録した投手は少し記憶になく、かつてですと篠田氏を彷彿させるでしょうか。ただ篠田氏の場合は被安打も投球回数を大きく上回っていましたが、ターリーの場合は被安打は抑え込めており、中々不思議な数字が並んでいますね。 そして球種ですが、基本的には直球が60%弱を占めており、続いてスライダーが25%となっており、残りはカーブとチェンジアップで分け合う形となっています。この中ではスライダーの被打率が.069と優秀で、スリークォーターから放るので変化量が大きいのではないかと思われます。そして直球は被打率.241ですが4被弾を浴び、空振り率は8.3%と158キロを放る投手としては微妙な数字が並んでいますが、恐らくこれもスリークォーターから放るので縦回転にはならず、ホップ量が少ないことが挙げられるのではないでしょうか。ちなみにチェンジアップの空振り率は20%を越えているものの、被打率は.313と非常に高いなど諸刃の剣となっています。 最後に投球フォームですが、動画でも見ても分かりますが上記の通りスリークォーターの位置から球を放ってくるタイプの投手です。気になるのは少し肩の開きが早いのかなという点、トップを作った際には既に右肩が背中側に入ってしまっています。背中側に入ってくる上にスリークォーターから投げ込んでくるので打者からは余裕を持たれやすいのでしょうか?シーズン中でも特に長打力のあるタイプでもなく、スイングスピードが特別速そうでもない左打者相手にも引っ張られてしまうケースをよく見かけました。また、下半身の体重移動は森下やフランスアらと同じく膝が直立するタイミングで突っ張る形となっており、左足も高く蹴り上がる上に本塁までターンしてくるのでかなり理想的ではないでしょうか。ただ見た感じだと縦回転のフォームとなっているのに対し、投げる位置はスリークォーターの投げ方をしているなど連動できておらず、本来の腕の適正な位置はオーバー寄りなのでは?とも感じます。その為どこか手投げの印象を感じさせ、制球が悪いのも腕の位置が合っていないからでは?と感じました。 個人的には開きの早さと腕の位置を見直せばもっと上のレベルの投手になれるのではないかな?と思いました。ただ年齢を考えても今更腕の位置を見直す云々は考えにくく、まずは開きの早さを修正していきたいところではないでしょうか。来季は今季以上の活躍が期待されるだけに、勝ちパターンのリリーフ投手としてチームを支えて欲しいところです。古畑任三郎 3rd season 1 [ 田村正和 ]
2022.12.15
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『欧州同士の対決に期待』 それでは引き続きWBCのプールAについて見ていきたいと思います。まずはオランダ、元ヤクルト、ソフトバンクのバレンティンが在籍し、野手では複数MLBでも主力を担っていた選手が参加するなど2大会連続で準決勝へ進出するなど存在感を見せてきました。ちなみに今回もバレンティンがオランダ代表として参加する予定で、このWBCで現役を引退すると発表されています。今回も前大会で主軸を担ったボガーツ(今季BOS、来季からはSDと大型契約)を筆頭に同じくSDのプロファー、DETのスクープといった面々の出場が見込まれます。また、今回は新たに今季故障で64試合の出場にとどまったものの昨季30本塁打を記録したアルビーズ、オランダ系アメリカ人のパラシオス兄弟などの出場が予想されています。ただ前大会でレギュラー野手だった遊撃守備の名手シモンズやグレゴリウスといった選手らは全盛期を過ぎた感があり、バレンティンも衰えがはっきりと見て取れる点、投手に有力な選手もあまり見聞きしないのでキューバやイタリアと比べると少し落ちる印象が否めないでしょうか。主に国内リーグの投手らが参加しますが、どこまで通用するかではないでしょうか。 続いて台湾ですが、こちらも日本や韓国に負けじと台湾系アメリカ人の選出を検討しており、ARIのキャロル、CINで38試合出場で5本塁打、OPS.800越え花開きつつあるフェアチャイルドといった選手らの招集が予想されます。他にはかつてCLEで9本塁打を放った張育成や林子偉といったマイナーの選手も候補となってくるのかなと思われます。CPBLからは本塁打王(14本塁打)の味全龍の吉力吉撈や首位打者の台湾楽天の林立、同じく打率2位で38盗塁の陳、味全龍のベテラン林智勝、西武の呉、元日本ハム・巨人の陽といった選手らも候補として挙がってくるのではないでしょうか。投手では楽天の宋、最優秀防御率の台湾楽天の黄が候補となってきそうですが、全体的に防御率ランキングでは主に外国人投手が上位を占めており、こちらも投手不足となるかもしれませんね。 最後に予選から勝ち上がってきたパナマですが、こちらは101試合に出場して11本塁打を放っている捕手のベタンコートが出場を表明しています。他にはPHIの控え内野手のソーサ、同じくPHIの控え内野手のカマルゴ、主にマイナーを主戦場としたアラウスやヘレラといった選手らも出場が見込まれます。中でもLADのプロスペクトであるホセ・ラモスはベタンコートと同じく注目しておきたい打者の一人で、パワーが自慢の強打者です。そして投手が3A(メキシカンリーグ等)やメジャー経験者がいて中々の布陣が揃っています。特にWSHで19試合に先発登板(計42試合登板)したエスピーノや今季LAAで35試合登板防御率2.61とリリーフとして活躍したバリア、COLで38試合に登板したローレンス、SDとTBで18試合に登板したゲラ、かつてTEXに在籍して7勝を挙げた実績のあるKBOのヒーローズで来季プレーすることとなったフラード、メジャー実績のあるデルカドといった投手らの名前が挙がります(マイナーではバルドナドやハーディ等)。パナマと言えば日本ではお馴染みのオバンドーやズレータ、セギノールといった選手らが浮かび上がるのでパワーヒッターの国かと思われますが、チームカラーとしては捕手のベタンコートにMLBやマイナー(3A級)の投手陣を豊富に揃えるなど守りのチームとなっています。ただその強打者の系譜を受け継ぎそうなのがラモスであり、この選手には皆様も是非注目してみて欲しい逸材です。 個人的には亡命選手らが出場するのであればキューバが筆頭候補となってきそうで、次にイタリアやオランダ、パナマの三つ巴の争いとなりそうで、少し厳しいかなと感じるのが台湾でしょうか。地味に激戦区となったプールA、地域も欧州にアメリカ大陸、アジアと他のプールと比べてもばらけている珍しい組み合わせとなっていますね。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.14
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『地味に激戦区』 今回はWBCについて見ていきたいと思います。今年のWBCはプールA~プールDの4つのグループに分けられており、1プールにつき5ヶ国が組み込まれて総当たり戦を行い、上位2ヶ国が準々決勝へと進出します。今までと大きく違う点として挙がるのは準々決勝が一発勝負だという点、以前までは二次リーグとして上位2ヶ国同士が合流して総当たり戦を行い、上位2ヶ国が準決勝へ進出するシステムでした。今回は例に挙げるとAの1位対Bの2位、Aの2位対Bの1位など1試合のみにとなり、勝った方が準決勝へ進みます。ここからは以前までと同じで、アジア側対アメリカ大陸側の2試合が行われ、勝った国が決勝へ進出する流れとなります。日本が入っているプールBは韓国、豪州、中国、チェコらが対戦国となりますが、正直なところ韓国以外はやはり少し力量が落ちるかなと感じる国々であり、その韓国とも最悪負けても2位で勝ち上がることができるので一次リーグは比較的安全圏にいると言えるのではないでしょうか。となると問題なのは準々決勝、一発勝負なので優秀な投手を次々と送り込むことが可能となっているので要警戒と言えそうです。今回はプールAについて見ていきたいと思います。 まずプールAで最も警戒しておきたいのはやはりキューバ、今回からは亡命した選手も招集することが決定しており、既に何名か出場の意思を示しています(ただMLBからの承認がまだとか)。まず一番の強みはリリーフ陣、ソフトバンクの守護神を務めたモイネロを筆頭に中日でセットアッパーとして活躍したロドリゲス、同じく守護神のマルティネスらが出場濃厚で、何より3人共に防御率1.00前後と抜群の成績を残しています。つまりのところ6回までにリードしていないと負けが濃厚になってしまうということあり、非常に大きなプレッシャーとなります。先発はキューバ国内リーグで最多勝となり、今季徳島インディコソックスでもプレーしていたペドロ・アルバレスが挙がるでしょうか。懐かしい名前ではかつて中日や阪神でプレーした左腕ガルシアも出場が決定しています。野手陣では元ソフトバンクのデスパイネやグラシアルらは恐らく選出されそうで、亡命した選手の中にはかつてWBCやMLBで活躍したセスペデスも参加を表明しましたが、こちらはウインターリーグの試合で怪我をしてしまったそうです。出場を表明している中で有力なMLB選手として名前が挙がるのはCWSの12本塁打を記録した三塁を守るモンカダ、同じくCWSで打率.284、12本塁打を記録しているロベルトらがおり、MLBからの承認待ちですがかなりの戦力アップとなりそうです。この他に出場は不透明ですが、HOUで中軸を務めたアルバレスやCWSで長年中軸を務めて来季からHOU入りが決まったアブレイユ、昨季31本塁打で今季27本塁打を記録しているTEXのガルシア、かつてWBCで中心的選手となり、今季HOUに在籍したグリエルといった選手らも招集可能であり、実現すれば1、2を争う非常に強力な打線となることは間違いなく、日本にとっては非常に脅威となりそうです。 続いて上位進出が有力なのは意外かもしれませんがイタリア、欧州の中ではイタリアは野球強豪国として位置づけられているものの、どちらか言えばサッカーの方が人気な国なので意外に思えるかもしれません。しかしながらイタリア系アメリカ人らがMLBに多く存在しているので侮れず、今まではアメリカ大陸側のプールに入っていたので中々勝ち進めませんでしたが、今回のWBCではアジア側に入ったこともあり、上位進出のチャンスが出てきました。まず参加を表明している選手として挙がるのがLAAの大谷と同僚である二遊間を守るフレッチャー、大谷とバッテリーを組むスタッシーらは日本の野球ファンにも馴染みがあるのではないでしょうか。他にはKCの二遊間内野手ロペス、今季72試合出場で打率.295、10本塁打、OPS.833を記録した同じくKCの期待の大砲パスカンティーノも出場を表明しています。更に18本塁打を記録したHOUのマンシーニや先日8年契約を結んだNYM一筋の外野手ブランドン・ニモも監督を務めるピアザ氏から誘いを受けて出場が濃厚です。こちらは出場が不透明ですが、かつてはWBCイタリア代表で出場した経験のある32本塁打を記録したNYYの強打者リゾ、今季は大不振に陥って19本塁打に留まりましたが、昨季38本塁打を記録したかつてのTEXの大砲ギャロ(現在LADからFA中)らもイタリア代表として出場資格があり、もし出場することが決まればキューバに負けず劣らず、日本よりも強力な打線になることは間違いないでしょう。ただ問題は投手、リリーフは今季NYMで66試合に登板して防御率2.06を記録したベテランのオッタビノや63試合に登板して防御率2.11を記録したTORのロマノらが出場を表明しているものの、イタリア代表として出場可能な先発投手が今のところ出場表明をしておらず、如何にして先発投手を揃えることができるかがカギではないでしょうか。 今回は個人的に上位進出の可能性が高いかなと感じるキューバとイタリアを紹介しました。次回は台湾、オランダ、パナマといった国々を見ていきたいと思います。 「追記」 キューバですが、よく考えればまだ最速左腕チャップマン、来季から日本ハムへ移籍することになった今季中日在籍のアリエル・マルティネスなどもいましたね。となるとキューバは非常に強力なチームとなる可能性がありますね。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.13
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『初の日系選手参加?』 本日はWBCの各国の情報を見ていきたいと思います。まずは日本ですが、LAAの大谷翔平がWBCへの参戦を表明したのを皮切りにSDのダルビッシュ有、CHCの鈴木誠也らが続々と参戦表明、ここ2年は現ヤクルトの青木以外はMLB選手の参加はありませんでしたが、今年は既に3人も参戦を表明しており、これも栗山監督の人望と言えるのかもしれませんね。しかしながらまだMLB選手の召集の手を緩めてはおらず、実はあるMLB選手も予備リストに入っているという情報が流れています(菊池雄星も入っているかも^^;)。 それが今回取り上げるCLEのスティーブン・クワン外野手とSTのラーズ・ヌートバー外野手の二人、名前だけ見ると「何故日本代表に外国人選手が?」という声もあるかと思われますが、実は二人共日本国籍は持っていないものの、日本代表として出場できる資格を持った選手とのことです。まずヌートバーは父親がオランダ系アメリカ人で、母親が日本人の日系2世であり、簡単に言えばダルビッシュ有(日本人とイラン人のハーフ)の日本国籍を持っていないバージョンと言えるでしょうか。そしてクワンですが、こちらは母方の祖母が日本人である日系3世の選手、3世では出場資格はないのですが、クワン自身の母親が日本で出生していることにより、他の日系3世の選手とは違って出場資格が発生しています。ですので同じ日系3世であるLAAのカート・スズキ捕手(今季限りで引退)、MILのケストン・ヒウラ内野手やNYYのカイナー・ファレファ内野手、はたまた日系4世であるNYYのヒガシオカ捕手らには出場資格がありません。しかしながらファレファを除く後述3選手の方が日本人の名前をしているのに彼らに出場資格がなく、二人に出場資格があるというのも何とも面白いところではありますね^^;。ちなみにこのような形での出場は日本に限らず、今回は韓国や台湾も行うとのことで、それ以前からでもイタリアやイスラエルといった国々でもイタリア系アメリカ人、ユダヤ系アメリカ人らを招集しているのでそれと同じ手法と言えるでしょう。 どのような選手かと言われますと、まずクワンは日本人好みの俊足巧打好守の外野手(左投左打)で、CLEでは選球眼の良さと俊足を買われてリードオフマンを務めており(打率.298、6本塁打、19盗塁、出塁率.373)、特に守備は非常に守備範囲が広さが売りで今年のゴールドグラブ賞に輝きました。そしてヌートバーは規定打席には未到達ながら鈴木誠也と同じ14本塁打、OPSは鈴木誠也を上回るなど将来を嘱望される強打者(右投左打)です。ちなみに二人はプレーオフにも出場しているいてNHKBSで試合が放送されていたので見たことある人も多いのではないでしょうか。最後に守備位置ですが、クワンは主にレフトを務めており、ヌートバーは主にライトを守ったものの、プレーオフではセンターでスタメン出場をしており、鈴木誠也も広島時代はセンターを務めた経験もあるだけに、恐らくはレフトにクワン、センターにヌートバーか鈴木誠也、ライトに鈴木誠也かヌートバーという布陣が有力になるのではないでしょうか。 まだ確定してはいませんが、MLBで好成績を残した二人が入れば侍ジャパンの野手陣にとってはこれ以上ない底上げと言えるのではないでしょうか。過去の2大会を見ていますと、レベルが段違いに上がる準決勝でのプエルトリコ戦やアメリカ戦では中々得点ができずに終わっただけに、やはりMLB選手らがどれだけ彼らを打てるかがカギとなるのではないでしょうか。
2022.12.12
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『戸根千明』 本日は広島の選手を見ていきたいと思います。今回は現役ドラフトにて広島への移籍が決まった戸根投手、昨年は僅か9試合の出場に留まりましたが、中継ぎ投手としての実績がある左投手で、球団は枚数が不足していることや左の中継ぎ投手として期待したことで指名したようです。 まず奪三振率ですが、14.1回を投げて9奪三振に留まるなど奪三振率は5.65と低めの数字、制球力は4四死球で2.51と3.00を切るなどかなり良い数字を残しています。しかしながら昨季までは奪三振率は8.00代を記録していたのに対し、制球力は6.51と非常に悪い数字となっており、2019年の与四死球率もやはり7.94と非常に悪い数字となっていました。 続いて打球管理ですが、14GB:15FB:8LD:6IFFB:4HRとなっており、GB/FBは0.56とかなりFB寄りなのを見ても分かる通りFB%が53.2%と高くなっています。ちなみに昨季はGB%、FB%が共に44%となっており、2019年はGB%が56.7%と高く、年を経る毎にFB%の割合が高くなってきているようです。しかしながら被安打数は16被安打で4被本塁打を喫しており、被IsoPは.260と非常に悪い数字となっており、これでは中々厳しいでしょうか。 そして球種ですが、データで楽しむプロ野球様のサイトから見ていくと、直球が65%程、スライダーが20%と2球種で全体の85%を占めているのですが、それ以外にはカーブやカットボール、ツーシームとイメージと違ってかなり多彩な球種を操っています。直球の被打率は.212、昨季の被打率も.200を切るなどそれほど打たれていはいないようですが、スライダーが被打率.417と昨季の.154から大幅に悪化しています。また、昨季までは奪三振率が高かっただけに、いずれかの球種の空振り率が高いのかと思っていましたが、そういった球種はありませんでした。 最後に投球フォームですが、サイド気味に投げ込んでくるタイプの投手です。背中越しから来る投球フォームから最速150キロ(大体145キロ前後なのでしょうか?)が好影響を与えているのか、左打者には今季も被打率が.222と抑え込み、1死球に留めて奪三振数は被安打数と同じ6と好内容です(ちなみに昨季も左打者の被打率は.135となっています)。昨季の投球フォームと比べると蹴り上げが弱い上に一塁側の方に蹴り上がった足が下りてしまうなど下半身の体重移動が昨季よりも悪いのかな?と感じました。他では体重移動ももう少し横回転の割合を増やしても良いのでは?と思いました。 対左打者に対して強みのある投手で、広島にはターリーが左打者に対して強みがあるものの1イニングを任される投手で、森浦は右打者を得意としていて左打者には弱いだけに、ワンポイントとして起用できる戸根は地味ではありますが貴重な戦力になり得るのではないでしょうか。個人的には投球フォームを見てもツーシームの割合を増やして直球とスライダー、ツーシームと横変化で勝負していきたい投手ではないかなと思います。【送料無料】[枚数限定][限定版]古畑任三郎 COMPLETE Blu-ray BOX/田村正和[Blu-ray]【返品種別A】
2022.12.11
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『指名順が明らかに』 それではもう少し現役ドラフトについて掘り下げてみたいと思います。まず現役ドラフトでは指名順を決める際の事前の投票で最も票を集めた球団が1番目の指名権を得ることができ、その球団が指名した所属先の球団が次の指名権を得て同じく指名していきます。ただし、球団が既に指名の終わった球団に所属している選手を選んだ場合、再び事前の投票で票を集めていた球団が指名権を得て先に指名することができるというシステムになっているようです。その上で事前の投票で票を集められなかった場合、順位によるウェーバー順で決まるという結構ややこしい方式で行われたとのことです。そして2巡目以降は希望制ですが、希望する所属先の球団が指名を下りてしまっている場合は指名することができない仕組みとなっているようです。 続いて実際の指名順ですが、まず日本ハムが西武の松岡を指名、続いて西武が阪神の陽川を指名、続いて阪神がソフトバンクの大竹を指名、続いてソフトバンクが日本ハムの古川を指名しました。ここから票を集めていたと思われる広島が巨人の戸根を指名、巨人が楽天のオコエを指名、楽天が広島の正隨を指名します。ここからは票を集めていたのか、はたまたウェーバー順となったのかは不明ですが、先に中日が指名して横浜の細川を指名し、横浜が中日の笠原を指名しました。ここからは恐らくウェーバー順が濃厚で、千葉ロッテがオリックスの大下を指名し、オリックスがヤクルトの渡辺を指名、最後のヤクルトが千葉ロッテの成田を指名する流れとなりました。情報では2巡目指名を希望する球団が現れたものの、その所属先の球団が指名を下りてしまっていた為に指名することができずに実施されることはありませんでした。 まず個人的に賛否両論ありそうだなと感じるのは「先に指名権を持ち、その球団から指名された球団が次に指名権を得る」という点、個人的には単純に「票を集めた順番に指名していき、同数もしくは票がなかった場合はウェーバー順」という図式では駄目だったのかな?と感じました。例えば最も票を集めた球団が4票、仮に次点の球団が3票だったとしても4票集めた球団から指名を受けた球団の方が3票集めた球団よりも先に指名できてしまうというのは少し不公平な印象を受けてしまうのでは?と思います。 次に疑問に感じたのは「2巡目を希望しても希望する球団が下りてしまっては指名が出来ない」という点、これに関しては1巡目の仕組みと密接に関係してしまっているように感じます。というのもこれだと「票を集めて最初の指名権を得る」目的で大量に選手を選出して票を集めるというやり口が出てきてしまうのでは?と思います。実際に今回行われた現役ドラフトでは最低2人選出しなければいけないところを倍の4人も選出した球団があったとの事、4人出しても仕組みの上では1人しか流出せず、2巡目で希望せずに下りてしまえば流出せずに済んでしまいます。こうしたことを防ぐ為にも2巡目を希望した球団は例え希望した所属先の球団が下りたとしても指名できるようにするのも一つの手なのでは?と感じます。 最後は完全エンタメの部分になりますが、「速報で指名情報を流しても良いのでは?」と感じた点、対象選手に配慮するという点は重々理解しています。ただ結局はこのようにして一連の流れが明らかになってしまっていて非公開した意味合いが薄いのでは?と思います。それに選手も13時に行われて17時まで4時間も待たされて気持ちをやきもきさせるよりは速報で流してあげた方が案外良いのでは?とも感じました。ちなみにファンの私達も速報で流してくれた方が盛り上がるとは思います^^;。 初めて実施された現役ドラフトの一連の流れや話を一通り見て個人的に感じたことをまとめさせていただきました。初めての行われた企画なのですから疑問に感じる部分があるのは当然の事、個人的には中々面白い結果となったと思うだけに、来年以降も是非実施してもらいたいなと思いました。老舗のえびせん3袋セット 楽天年間ランキング2018スイーツ・お菓子 27位! えびせんべい 福袋 3袋 セット 送料無料 北海道・沖縄は送料追加 2セットで1袋、3セットで2袋のおまけ♪ 保存食 せんべい 日持ち 食品 お返し 贈り物 お取り寄せ
2022.12.10
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『左腕投手獲得』 本日、初めて現役ドラフトが行われました。ドラフト会議の時とは違ってオンラインで行われたとの事で、全体としても40分で終了するなど案外早めに終了したそうです。報道によれば一番最初の指名権を得たのが日本ハムだったそうで、日本ハムが西武のサイドハンド松岡を指名し、続いて西武が阪神の右打者である陽川を指名したとの事です。各球団の指名選手一覧は記事に掲載されていますので、そちらをご覧いただければと思います。 そんな中で広島は現役ドラフトに正隨を出し、現役ドラフトにて巨人の左腕戸根を指名したことを発表しました。正隨は昨季二軍で二冠王に輝くなど右の強打者候補且つ地元出身の選手ということで将来を嘱望されましたが、今季は昨季よりも成績を落としたことや中村健人、末包ら同じ右の強打者候補に加え、シーズン途中で実績十分の秋山を獲得、更にドラフトで外野手を複数指名して入団が決まるなど外野手が飽和状態となったこともあり、他球団へ移籍した方が本人の為になると判断したとの事です。 一方で巨人の戸根を指名した理由としては「左投手が豊富ではない」とのことです。確かに広島の左腕投手ですが、質こそまずまず良い投手(外国人投手含めて)は揃ってはいるものの数自体が非常に少ないだけに、戸根にとっても大きなチャンスとなるのではないでしょうか。 個人的な印象としては手堅くいくのかなと思っていましたがどの球団も環境を変えてあげれば面白いかも?という選手が多かったように思います。ただ課題もあり、2巡目の指名がなかった点や本当に一軍で起用されるのかなど改善していくべきポイントは残っているように思います。今回の現役ドラフトによって選ばれた選手たちが花開くことを期待したいと思います。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.09
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『黒原拓未』 本日は広島の選手を見ていきたいと思います。今回は黒原投手、春季キャンプにフォーム修正に迫られるなど試行錯誤の最中ということもあり、オープン戦では結果を残せませんでしたが何故か開幕一軍入りしました。しかしながら12試合で防御率は6.52と結果は出ず、巨人の吉川に死球を与えて二軍降格して以降全く音沙汰がなく、巷ではイップスなのではないか?と噂が流れましたが左肩痛だったことが発覚、秋季練習ではブルペン投球を再開するなど来季に向けて歩き出したようです。 まず奪三振率ですが、9.2回と参考資料としては少ないですが11奪三振を記録するなど奪三振率は10.24と9.00を越えてきています。続いて与四死球率ですが、5四死球で4.66とこちらは課題が残る数字となっています。 続いて打球管理ですが、13GB:12FB:0LD:3IFFBとなっており、GB/FBは0.867でFB%が53.6%となっており、FBの割合が多い投手のようです。しかしながら球威面は11被安打と投球回数以上の安打を打たれており、被IsoPは被弾がないにもかかわらず.128と高い数字となっており、はっきりと課題となって表れています。 そして球種ですが、直球が60%強、カットボールが20%弱、スプリット(チェンジアップ?)が15%弱、残りがカーブと比較的オーソドックスな投球スタイルとなっています。特徴的なのはどの球種も空振り率が高い点、直球も二桁どころか15%を越える空振り率を記録し、スプリットは25%、カットボールは15.8%といずれも高い空振り率を誇っています。しかしながら被打率もそれぞれ高めで、順番に見ていくとそれぞれ.250、.429、.250といずれも高めの数字となっています。 最後に投球フォームですが、この部分に関してはこれまで何度も指摘してきた部分なだけに、今回は動画を掲載しませんが、踏み込んだ前膝が直立する前の段階で突っ張ってしまうことによって上体にブレーキをかける形となっており、これが原因で高めにボールが浮いてしまったり、下半身の力がボールに乗らないといった事態を引き起こしているのではないでしょうか。今年のドラフト3巡目で指名された益田投手の記事でも触れたのですが、どうも黒原の場合は体重移動をする際の歩幅が広すぎるのでもう少し狭くするだけで大分改善されるのではないでしょうか。 ポテンシャルを見る限りでは投球フォームさえ修正できれば栗林のように圧倒的なリリーバーやカーブや今季投げなかったようですがスライダーなども所持しているだけに、先発投手へと変貌する可能性は大いにある投手なのではないでしょうか。個人的には上記の通り歩幅を狭くするだけで一気に解決しそうな印象で、遠藤も修正したことで成長することに成功しただけに、是非黒原も試してみて欲しいところです。どの球種でも空振りを奪える点は非常に大きな強みであり、来季は秘密兵器となり得る存在なのではないかな?と思います。古畑任三郎 COMPLETE Blu-ray BOX(数量限定) ※2018年再発売 トールケース仕様 [Blu-ray]
2022.12.07
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『中崎翔太』 本日は広島の選手を見ていきたいと思います。今回は中崎投手、今季は春季キャンプからアピールを続けてセットアッパーとして開幕一軍入りを果たすも防御率6.46と結果を残すことができませんでした。ただ春先からアピールしすぎで4月にも投げ過ぎたところもあったのかなと思います。 まず奪三振率ですが、23.2回を投げて18奪三振で奪三振率は6.85と低い数字ですが、元々中崎は奪三振率の高い投手ではなく、キャリアハイでも7.92に留まっています。続いて与四死球率ですが、11四死球で4.18と低い水準に留まっており、この数字は2018年頃(4.07)から芳しくない数字が続いています。どちらも芳しくない数字なので当然ながらK/BBは1.80と低い水準となっています。 続いて打球管理ですが、33GB:21FB:8LD:7IFFB:6HRで33GB/34FBとなり、GB%は44%とかつてゴロを打たせる割合が高かったものの、ここ数年はその持ち味が影を潜めてしまっています。球威面は23.2回を投げて27被安打と投球回数を上回り、被IsoPは.250とFB%が45%とそこまで突出して高いわけでもない且つ.200を越える数字は最早危険信号を通り越してしまっており、現状はかなり厳しいと言わざるを得ないでしょう。 そして球種ですが、直球が5割、スライダーが25%強、チェンジアップが20%弱となっており、キャリアハイの頃に投げていたツーシームは僅か3%程に留まり、フォークは投げなくなりました。肝心の直球とスライダーの被打率はそれぞれ.341、.357と非常に高く、この二つを軸とした投球スタイルでここまで打ち込まれていては厳しいでしょう。ただ数年前から投げ始めたチェンジアップは被打率.063と有効な球種のようです。そして空振り率ですが、いずれの球種も二桁を切るなど空振りを奪う程の球種がありません。 最後に投球フォームですが、体が前に突っ込みがちになっており、投げ終わった後に踵が浮いて体が前に突っ込んでしまいがちなところがあります(森浦もピョンと跳ねますが)。そして投げ終わった後の右足の蹴り上げも引き上がらない上に三塁側の方へ移動するだけでそのまま足が下りてしまうなど下半身が使えていないように見えます。良かった頃の投球フォームと比べると一目瞭然で、やはり現状の投球フォームは以前のものと比べると下半身が突っ込みがち且つ下半身の力が伝わっていないように思います。 球速が全盛期の頃に戻りつつあり、春先は期待されたものの残念ながら期待を裏切る形となってしまった中崎、ただ全盛期の頃の投球フォームと比べると課題が見つかりました。逆に言えばそれは即ちかつての輝きに近づける余地があるということでもあり、来季こそはどんな形でも良いので一軍戦力になってくれることを期待したいところです。個人的には直球の割合いを減らしてかつての武器だったツーシームをもう少し投げても良いのでは?と感じるところ、元々パワーピッチで三振を奪うようなタイプではなく、対となる横変化の組み合わせで勝負してきた投手ですから原点回帰を考えても良いのではないでしょうか。かつて3連覇を支えた今村、中田、フランスアらがチームを去り、結果を残せていない一岡や中崎も来季は正念場となるだけに、ここで意地を見せて欲しいところです。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.06
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『スラッガーとバッテリー』 それでは来年のドラフト候補について触れていきたいと思います。こちらの動画が手っ取り早く分かりやすいと思いましたので掲載したいと思います。 まず高校生は佐々木、真鍋、佐倉内野手といった左打ちのスラッガー三人衆を筆頭とした強打者候補がまず候補として挙がってくるでしょうか。投手では大阪桐蔭の前田投手、専大松戸の150キロ右腕平野投手、190センチの東海大菅生の日當投手、捕手では報徳学園の俊足強肩で1番打者を務める堀捕手らが上位候補として注目されています。そして大学生は何と言っても投手が目白押し、東洋大学の左腕細野投手を筆頭に動画内でもズラリと大学生投手の名前が列挙されています。そして捕手でも上武大学の進藤捕手が1巡目候補として注目される逸材です。内野手では明治大学の上田内野手が左の強打者として注目されています。社会人ではENEOSの度会外野手が左打の強打者として注目を集めており、投手ではトヨタ自動車の松本投手が日本選手権大会にて152キロの直球と多彩な変化球を制球良く投げ分ける快投を見せて一気に1巡目候補に躍り出ました。他には上位候補かと言われると不透明ですが、三菱重工WESTの竹田投手、王子の高島投手、日本通運の古田島投手らも指名の可能性が高そうな投手らです。 このようにして見てみますと、左の強打者とバッテリーに逸材が揃った年と言えそうです。丁度広島には左の強打者候補が不足気味で、投手も3連覇を支えた投手が何名か球団を去り、残った投手らも力に陰りが見られる点、再来年に地元の逸材である宗山内野手や渡部外野手らが解禁となるだけに、来年にしっかりと投手を確保していきたいところです。ただ同じく地元の逸材である真鍋内野手もいるだけに、その辺り広島のスカウトは早くも頭を悩ませているかもしれませんね。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.05
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『不作と言われた今年は?』 それでは恒例の来年のドラフト指名選手の活躍を予想してみたいと思います。いつもの通り、選手評価はA~Dで記載してみたいと思います。 「ヤクルト」吉村 A 指名漏れの昨年から向上、即戦力として期待澤井 C 前年よりもミートが落ちて打率が落ちているのが気になる北村 C 4年になって打撃内容向上、ただ特徴がないか 「オリックス」曽谷 B◎最終学年でK/BB6.50を記録、その勢いに乗れるか杉沢 A 4年生で一気に開花、俊足強打の外野手として期待 「横浜」吉野 C K/BB3.18とやや低め、日本選手権では故障で登板なし林 C ミート高いがパワー不足の印象橋本 D まだまだ素材型投手といった印象 「ソフトバンク」大津 D K/BB2.31、社会人だが板東のように将来性に期待甲斐 B◎最終学年に突如開花、この波に乗って一気にレギュラー獲りへ松本 D 完全素材型、昨年の大竹と似たような将来性に期待か吉田 S リーグレベルは不明だが、打撃内容は新人王狙えるレベル 「阪神」森下 C 打撃内容はまだまだで即戦力ではなく将来性に期待か富田 C K/BB6.67もイニング少なく、3被本塁打が気になる 「埼玉西武」蛭間 C ミートが全体的に低いか青山 C 春は高いK/BBも秋は元に戻ってしまった印象児玉 D 打撃が全体的に弱い印象 「巨人」萩尾 C 確実性にまだ課題が残るも最終学年で本塁打量産田中 D 最終学年に戦力となるもK/BB2.50門脇 A 打撃内容良く高打率も記録、即戦力として期待船迫 D K/BBほぼ3.00、大勢に続けるか 「東北楽天」荘司 D 最終学年に主戦投手となるもK/BBを見るとまだまだ小孫 A K/BB5.40、吉村と並んで非常に高い平良 D 長打は魅力も打撃内容がまだまだな印象林 D まだまだ素材型、高卒社会人なので焦らず 「広島」益田 C K/BBは松本に近い印象、同じぐらいの活躍を期待河野 A 不調と言われた年でも高いK/BB、即戦力として期待長谷部D 社会人だが長い目で見たい素材型 「千葉ロッテ」菊地 D 春は4.00近かったが秋は1.43友杉 B 最終学年で少々打撃内容が強引気味になったのが気になる高野 B K/BBは3.73と4.00に近い 「中日」村松 A 打撃内容は高水準、二遊間が抜けたので大チャンス田中 B 最終学年で三振が増えた。潰瘍性大腸炎という点がどうか福永 C 春先に5本塁打記録、年齢的に1年目から勝負したい 「日本ハム」矢澤 B 野手としてはB、投手としてはCか金村 S ダントツのK/BBの高さを記録加藤 C 3Aの打撃成績を見る限りではバリバリできるか微妙な印象奈良間C もう一段階レベルアップが欲しいか宮内 A K/BB4.00を記録、サイドハンドのリリーフとして 以上が個人的な活躍予想となりました。まずセ・リーグで新人王候補有力なのがヤクルトの吉村、昨年指名漏れした年でもK/BBは3.70と4.00には及ばないものの、昔の社会人投手の基準である3.50は満たしていました。今年は更に技量を伸ばすことに成功しており、特に球威面でも昨年は30回25被安打だったのが47回31被安打と力強さを増しており、着実な成長を遂げています。特にヤクルトはクローザーを務めたマクガフが退団、奥川がトミー・ジョン手術をするかしないかの重傷だったという点に加え、リリーフ陣も2年連続優勝ということもあって疲労も蓄積されていくであろう時期なだけに、吉村にとっては先発としても勝ちパターンのリリーフとしても起用してもらえる機会が多そうなのも追い風です。対抗馬となるのが広島の河野、今年は不調のシーズンでしたがそれでもK/BBは高く、昨年は圧倒的なK/BBを示しました。まだ高卒社会人ということもあって成長できる余地も残しており、投手陣の台所事情が非常に苦しい広島ということも追い風となりそうです。他には中日の村松や巨人の門脇といった二遊間を守る俊足巧打の左打者が続きそうで、特に村松は京田や阿部といったレギュラー二遊間内野手が立て続けにトレード放出となり、土田もまだまだレギュラーという立ち位置ではないだけに、アピール次第では開幕スタメンの可能性も大いにあるのではないでしょうか。 続いてパ・リーグですが、こちらはやはり日本ハムの金村が毎年圧倒的なK/BBを記録しているので最有力候補となるのではないでしょうか。対抗馬となりそうなのが小孫、昨年K/BBは1.18と非常に低水準でしたが、今年に入って制球力を身に付けて一気に技量を伸ばしました。ただ気になるのは49.2回を投げて41被安打4被本塁打と球威面がどうなのかが引っかかりますが、先発とリリーフのどちらでも起用できそうな点は大きいのではないでしょうか。他には日本ハムの宮内や千葉ロッテの高野といった社会人投手らはリリーフでの起用が考えられ、野手ではオリックスの杉沢、ソフトバンクの甲斐と吉田など強打者候補の打者らも面白そうな存在、特にオリックスは吉田正尚が退団して長打不足な面が否めず、俊足且つ強打の外野手である杉沢は首脳陣としても起用したくなる選手ではないでしょうか。また、個人的に注目したいのが吉田、圧倒的な打撃成績と打撃内容を残してきた逸材、リーグのレベルの問題なのか6巡目まで残りましたが、果たしてどのような成績を残すのか注目したいところです。 「新人王予想」 セ・リーグ パ・リーグ本命 吉村(ヤクルト) 金村(日本ハム)対抗 河野(広島) 小孫(東北楽天)大穴 村松(中日) 杉沢(オリックス)≪43%OFF★楽天スーパーSALE≫ 幸せの黄色い カステラ 1号 送料無料 [ セール スーパーSALE スイーツ 和菓子 お菓子 長崎カステラ プレゼント 焼き菓子 しっとり おすすめ グルメ大賞 10切れ カット済み 高級 老舗 女性 男性 おやつ ]SL T101
2022.12.04
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『剛腕サイドハンド』 それでは既に恒例となったシーズン前に予想させていただいた活躍予想と結果を照らし合わせてみたいと思います。結果はあくまでも主観なのでご了承ください。 「ヤクルト」山下 C◎ C 登板数は少ないものの好内容、日本シリーズでも好投丸山 D◎ C 一軍では代走守備固めなど71試合出場柴田 D D 主に二軍で登板も防御率4.70 「阪神」鈴木 D D 二軍で登板するも防御率8.06と厳しい数字桐敷 A左 C 二軍では先発で防御率0.72、一軍でも7試合に登板岡留 C C 二軍では防御率1.54、他所の球団なら一軍経験もできたか豊田 B D 主に二軍で.243、4本塁打、森下加入で正念場 「巨人」大勢 D S 守護神として37Sを記録して防御率2.05、新人王受賞山田 C D 三軍では好成績も二軍ではイマイチ、成長に期待赤星 D B 先発と中継ぎで31試合に登板岡田 D C 二軍で7本塁打記録、外国人野手退団で来季チャンス 「広島」黒原 B◎左D 5月以降は二軍でも登板なし。左肩痛と後に発覚森 C C 二軍では先発として防御率2.75、来季の活躍に期待中村 D C 一軍で63試合に出場、3本塁打を記録松本 C B 一軍で50試合に登板、防御率は3.56を記録末包 A C 一軍で.299、2本塁打、来季に期待 「中日」ブライトC D 二軍で47試合出場、少し寂しい打撃成績鵜飼 C C 一軍で4本塁打、ただアキーノ獲得の向かい風か石森 C左 D 二軍でも17試合登板で防御率6.33に留まる福元 B C 二軍で53試合出場、打撃内容はまずまずで長打に磨きを 「横浜」徳山 D C 二軍で先発として登板、制球力が課題か三浦 D C 二軍では中継ぎとしてまずまずも一軍では球威不足か梶原 D C 二軍で68試合出場、もう一段成長を 「オリックス」椋木 S※ C 一軍でも抜群の成績もトミー・ジョン手術野口 D C 一軍でも54試合出場、レギュラー獲りを目指したい福永 B C 二軍では正捕手に定着、まずは第三捕手に入り込みたい渡部 S C 主に二軍で出場、ミートを引き上げたい横山 D C 二軍で中継ぎとして登板、防御率2.36小木田 A C 一軍でも16試合に登板して防御率3.14、常時一軍で 「千葉ロッテ」池田 D C 二軍で順調に経験を積む。特徴を出していきたい廣畑 C C 30試合に登板も防御率4.91八木 C C 22試合に登板して3.63、来季は登板数を増やしたい 「東北楽天」松井 D C 二軍で先発として登板、防御率1.17と好成績西垣 D C 一軍で24試合に登板して防御率2.66、投球内容は?吉川 D C 二軍で防御率1.44、一軍でも4試合に登板 「ソフトバンク」正木 C C 一軍でOPS.815、来年主砲として期待野村 C B 97試合出場で二桁本塁打、OPS.800大竹 D D 1年目から故障、来年から育成枠 「日本ハム」水野 C C 二軍で38試合出場ながら4本塁打長谷川 C C 一二軍合わせて12試合も二軍では防御率1.80北山 A B 55試合に登板して防御率3.51と活躍上川畑 B B レギュラー定着、.291、2本塁打来季は規定打席定着を 「埼玉西武」隅田 A左 B 先発として防御率3.75、勝ち運に恵まれなかった佐藤 C左 C 一軍で12試合登板も故障したのか登板機会が少ない古賀 C C 第三捕手で待機、二軍では好打撃成績、ただ出場機会が少ない 今年はセ・リーグでは巨人の大勢が栗林に次いで2年連続で守護神に定着して新人王を受賞、パ・リーグは2年目の水上が60試合に登板して防御率1.77と好成績を残して新人王を受賞しました。全体的には目立った活躍というのは大勢以外はいなかったものの、まずまずの成績を残して来季に期待したい選手が非常に多い年となりました。個人的に一番驚いたのが大勢、大学時代は制球面に課題があったのですが、プロでは2.53と制球難の面影は全くないどころか寧ろ制球が良く、投球回数を上回る奪三振数を記録するなど文句なしの投球内容となりました(強いて挙げれば一発を打たれがちでしょうか)。来季も引き続き守護神としての活躍を期待したいところで、ひょっとすると2023年のWBC日本代表にも選ばれる可能性があるのではないでしょうか。他には広島の松本が後半戦からは無失点投球が続いたので来季に期待したいところで、巨人の赤星も経験を積んでまずまずの成績だっただけに、上積みを期待したいところです。 パ・リーグでは来季主力として駆け上がる可能性のある面々が揃いました。日本ハムの上川畑がショートとしてレギュラーに定着、懸念していたパワー不足も2本塁打を記録するなど問題なし、元々守備力に定評のある選手でもあり、その部分が問題ないのならばレギュラー遊撃手として大きく前進することが出来るのではないでしょうか。他ではソフトバンクの野村も10本塁打を記録、個人的にはもっと起用しても良かったのではないかと主ぐらい打力を発揮しています。投手では同じく日本ハムの北山がクローザーとしても起用されるなど経験を積んでおり、来季は勝ちパターンとして成績を伸ばしたいところ、西武の隅田も勝ち運に恵まれなかったものの試合は作っており、来季は先発ローテーションに入って規定投球回数到達を目指したいところです。野球太郎No.045 2022ドラフト総決算&2023大展望号 (バンブームック)
2022.12.03
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『森浦大輔』 本日は広島の選手を見ていきたいと思います。今回は森浦投手、開幕一軍こそ逃したものの、一軍昇格後はセットアッパーを任されることもあったものの、途中で調子を落として再度二軍降格するなど波の激しいシーズンとなりました。気がかりな点として終盤は登板過多の影響もありましたが失点を重ねており、侍ジャパンでも芳しくない投球内容で失点するなど少し不穏な雰囲気でシーズンを終えました。それでも2年連続50試合に登板して防御率3.30とリリーフ投手として全うできたシーズンだったのではないでしょうか。 まず奪三振率ですが、46.1回を投げて48奪三振で奪三振率は9.32と昨季の7.63よりも数字を伸ばすなど投球回数を上回る奪三振数を記録しました。続いて与四死球率ですが、19四死球で3.69とこちらも昨季の4.66よりも良くなりましたが、平均の水準とされる3.50よりもやや高くなっており、まだ少し課題を残しています。どちらも引き上げた成果もあってK/BBは3.00を記録しています。 続いて打球管理ですが、63GB:39FB:10LD:11IFFB:4HRとなっており、GB/FBは1.17とGBがFBを上回り、GB%が49.6%とほぼ半数となっていてゴロを打たせる割合が強い傾向にありますが、昨季の58%と比べるとFBが増えています。その影響なのか、被安打数が投球回数を上回る47被安打となっており、被IsoPは.111と昨季の.063よりもほぼ倍に跳ね上がるなど悪化しています。 そして球種ですが、直球が45%、チェンジアップが34%、カーブが17%となっており、今季はスライダーを投げる割合が急減しました。気になるのは直球が被打率(.333)、空振り率(7%)共に大幅悪化してしまっている点、昨季は被打率.156、空振り率10%でしたが大幅に悪化しました。チェンジアップは被打率(.219)こそ悪くなりましたが空振り率は27%とこちらは決め球として十二分な精度を誇っています。逆にカーブやスライダーの被打率が.250程と昨季の.364、.459よりも良くなっているのが好対照ですね。データ上での判断ですが、腕の位置によって回転数や回転軸が変わってしまったのかな?と感じるところです。 最後に投球フォームですが、こちらが昨季の詳細記事にて掲載させていただいた際の投球フォーム、そしてこちらが今季の投球フォームとなります。見比べてみますと、昨季に比べると今季の投球フォームがテイクバックが少し大きくなり、腕の位置も昨季はスリークォーターから投げていたのに対し、今季はオーバースローの位置から投げており、データで読み取ることができた通り、腕の位置によって回転等が変化してしまったのかなと感じます。やはり投球内容が悪化してしまった原因は上半身の使い方にありそうで、今季の投球フォームは腕の位置を無理に引き上げて無理やり上から放ろうとしているように感じ、昨季の腕の位置の方が適正なのではないかな?と感じました。下半身の使い方が横回転の割合も大きく、やはり昨季のスリークォーターの位置から放った方が森浦の場合は上下の連動がしっかりと噛み合うのでは?と思います。あともう一つ気になるのは投げ終わった後に右足が宙から浮いてピョンと跳ねてしまう点、恐らく黒原や益田辺りと同じ課題があるのではないかなと思いますが、森浦の場合は上記の動作があるので爪先体重ができているのだと思いますが、やはり森下や改善した遠藤らと同じような形にしたいところです。 今季投球内容が悪化してしまったのは勤続疲労も勿論あるかと思いますが、どうも腕の位置が引き上がってしまって適正な腕の位置ではなくなってしまった影響が大きいのではないかなと思います。終盤や侍ジャパンで打ち込まれる試合が目立ったので来季非常に心配していましたが、この部分を修正することができれば披露さえ残っていなければ復調できるのではないでしょうか。今季からホークアイを導入しているので昨季の姿と見比べてしっかりと修正して来季に臨んで欲しいなと思います。お歳暮 御歳暮 ギフト 2022 プレゼント スイーツ お菓子 プリン 高級神戸魔法の壷プリン(R)4個入誕生日プレゼント 神戸壺プリン 神戸壷プリン 内祝い お取り寄せスイーツ 洋菓子 壺プリン 壷プリン ぷりん
2022.12.01
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