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■精神一到何事か成らざらん意味:精神を集中して事にあたれば、いかなる汝でも成し遂げられないことはない。類語・関連語:念力岩を通す。Where there is a will, there is a way.解説:出所は朱子語類「陽気発処、金石亦透、精神一到、何事不成」より。陽気発処、金石亦透は、どんな困難も精神を集中して行えば打ち勝つことができるの意。精神一到以下と対句。陽の気を発すれば、金石でさえ突き抜けることいができるというのだから、陽の気がいかに大事か分かる。そして精神を一つに集中すれば何事であれ成すことができる、というのである。すごい言葉だ。思い込みとか視野狭窄とか他が見えない人とか揶揄されても、それより達成しようとする目的のためにエネルギーと時間を注ぎ続ければ必ず成功することができると言ってるのだ。そう言われればそうかも知れないという気になる。あまりにできない理由を最初から持ち出しすぎているし、そもそもできないだろう、できやしないと思い込んでいるから。自分のそんなボケな姿勢をぎゅぎゅっと矯正してくれる言葉である。精神は、心。たましい。精は米+青の形声文字。音符の青は澄み切っているの意。きれいについた米の意。澄んだ心の意。神は示+申の形声文字。音符の申は、稲光の象形。天の神の意。示を付し、一般にかみの意。到は至+刀の形声文字。音符の刀は、招くの意。招かれて至るの意。何事は、あらゆる事柄、何もかもの意。何は人が肩に担う形の象形。荷の原字。金文では人+可の形声文字でになうの意。なにの意は転用。事は神への祈りの言葉を書きつけ、木の枝などに結び付けた札を手にした形の象形文字。祭事に携わる人のさまから、しごと・つかえるの意。成は戊+丁の形声文字。音符の丁はくぎづけにする・平定するの意。戊は大きな刃のついたまさかりの意。まさかりで敵を平定するの意からある事柄がなるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 28, 2014
■多岐亡羊意味:方針が多すぎてどれを選んでよいか迷うこと。類語・関連語:亡羊之嘆。解説:あれもこれも欲張ると結局、何が大事なのか分からなくなる。あれもこれも欲張るまでもなく、二つあるだけで迷いが出てしまう。一点に定め、それに集中することが失敗を避ける方法ではないか。この言葉の出典は列子。「大道以多岐亡羊、学者以多方喪生。大道は多岐をもって羊をうしない、学者は多方をもって生を失う」。この意味は、大きな道は分かれ道が多いので、逃げた羊を追ううちに羊を見失う。学者は学問の方法があまりに多いので生き方を見失う(真理を得難い)。多岐は道が幾筋にも分かれていること、物事が多方面に分かれていること。多は夕+夕の会意文字。夕は肉の象形あるいはゆうべの意味の半月の象形。量が多いの意。岐は山+支の形声文字。音符の支は、えだの意。山のえだ道、分かれ道の意。亡羊は羊を失う。荘子では、二人の羊飼いが羊を失う話がある。一人は本を読んでいて羊を失う。もう一人はばくちのために羊を失う。やっていたことは違っても、同じ失敗をするたとえ。本務を怠って失敗するたとえでもある。亡は人の死体に何か物を添えた形の象形。人がなくなるの意。羊はひつじの首の形の象形文字。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 27, 2014
■雀百まで踊りを忘れず意味:幼い時からの習慣は年老いても忘れるものではない。類語・関連語:三つ子の魂百まで。What is learned in the cradle is carried to the grave.解説:百まで踊りを忘れない雀。これは大したものだ。病気や災害や事故のために好きだった踊りを忘れてしまう事例は数多い。これに比べれば、何と幸いなことか。若いときはこの言葉は文字通り、若いときに身につけた知識や技能は年を取っても身体知として覚えているものだと思っていた。これは無知というか傲慢というかナイーブというか、情けなくなるほどものを知らなからに他ならない。三つ子の魂を百まで持ち続けることができたら大往生であり、幸いこの上ない人生だ。この言葉を作った人、そして今日にいたるまで持続してきた先人は、きっと「壽」の意味を含ませてこの言葉を捉えていたのだろう。雀は隹+小の会意文字。小さい鳥=雀の意。踊は走+甬の形声文字。音符の甬(ヨウ)は、持ち上げるの意。足を持ち上げて踊るの意。忘は心+亡の形声文字。音符の亡はなくなるの意。心の中から記憶がなくなる、わすれるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 26, 2014
■全身全霊意味:身も心も全部。類語・関連語:devote oneself completely to解説:成功を目指すのであれば全身全霊で事にあたることが重要である。全身は体全体。渾身。身は人がみごもった形の象形文字。みごもるの意から転じてみの意。全霊は精神力のすべて。霊は玉+(雨+口が三つ並んだ文字=音符のレイ)の形声文字。レイは、祈りの言葉を並べて雨乞いをするの意。玉を供えて雨乞いをする巫女の様子から、神の心、たましい、みこの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 25, 2014
■親しき仲にも礼儀あり意味:親密な仲でも礼儀が大切である。類語・関連語:近しき仲に礼儀あり。親しき仲に垣(かき)をせよ。A hedge between keeps friendship green. /Courtesy should not be forgotten even between close friends.解説:親しいからこそ言葉づかいや態度に留意して良い関係を維持する努力をするべきである。親しいからぞんざいに相手を扱うのはとんだ見当違い。親は見+(立+木)の形声文字。立と木が縦に並んだ文字は音符のシンで、進み至るの意。進んで目をかける、したしむの意。仲は人+中の形声文字。音符の中は、なかの意。長子(伯)と末子(季)の間の人の意。礼儀は、社会生活の秩序を保つために人が守るべき行動様式。敬意を表す作法。礼(禮)は示+L(豊)の形声文字。音符の豊(レイ)は、あまざけの意。甘酒を神に捧げて幸福の到来を祈る儀式の意。儀は人+義の形声文字。もとは義と儀は同じ意味。義が抽象的な意味を表すのに対し、儀は具体的な礼法の意を表すようになった。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 24, 2014
■枝葉末節意味:物事の本質からはずれた些細な部分。類語・関連語:minor details / trivial details / 神は細部に宿る(反対語)解説:プレゼンの後の質疑応答で時々出て来る質問に枝葉末節タイプがある。毒にも薬にもならない。というより肝心のポイントから参加者の意識が逸れてしまう場合があり有害。論理の流れの整合性を尋ねたり、なぜその問題を取り上げたのか背景を尋ねるのが幹を確かめる質問である。別の言い方をするとストーリーそのものを尋ねるのが良い質問。メカニズムから離れられないでいると枝葉末節の質問になりやすい。枝葉は枝と葉、主要でない部分。枝は木+支の形声文字。音符の支は、えだの意。木を付し意味を明確にした。葉は艸+下の部分の文字(音符のヨウ)の形声文字。ヨウは、木の葉の象形。意味を明確にするため艸が付された。末節は、本質的でない些細な事柄。老後の意もある。末は金文では木の上に一線を加え、梢の意。篆文では木+Tを逆にした文字の会意文字。Tの逆の文字は、うえの意。木の上の方、梢の意。節は竹+即の形声文字。音符の即は、食物の前にひざ関節をつける形。竹は節のある竹の象形。合わせてふしの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 23, 2014
■三度目の正直意味:勝負では、はじめの1、2回はあてにならない。3度目が確実。類語・関連語:三度目は定(じょう)の目。三度目が大事。All things thrive at thrice. / The third timedoes it. / The third time's the charm. / Third time lucky.解説:これはもしかして賭博の言葉が一般に広げた例かも。何事においても最初は失敗することがあるけど、三度目にはあてになる、という解釈がある。簡単に諦めず、失敗したら工夫して再挑戦せよ、という励ましになっている。賭け事ではたいてい負けるからこの言葉は当てにならないにしても、生活の上ではもう一度やろうと思う時に気持ちを引き立ててくれる効果がある。ただ、三度目というのは本当の三回目とは限らず、成功するまで粘れ、という意味でもある。ある分野で成功するには、簡単に諦めてはダメということ。度は又+庶の形声文字。音符の庶(ショ)は、ものさしの意。又は手の意。ものさしを使ってはかるの意。正直は、心が正しく素直なこと。ありのまま、などの意。この意味だけだと三度目の正直とは何のことやら意味がさっぱり分からない。正は口+止の会意文字。口は国や村の象形。止はあしの象形。他の国へ向かってまっすぐ進撃するの意。征の原字。転じて、まっすぐ・ただしいの意。篆文は一+止。直は上にまじないの印の十をつけた目の象形文字。まっすぐ見つめるの意。まっすぐの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 22, 2014
■疾風怒濤意味:時代や社会の変化が激しいこと。類語・関連語:with overhelming force / stormy解説:歴史になれば現代はインターネット、コンピュータで疾風怒濤の時代と言われるだろう。パソコンが出て、インターネットにつながって、ノートPCになって、携帯が出て、スマホになって、タブレットになって・・・。いはやはすごい変化。変化に対応するか、変化を拒むか。不易流行戦略で参ろう。18世紀後半にドイツで興った文学革新運動=嵐と緊張=シュトゥルム‐ウント-ドラングの言葉。疾風は速く吹く風。あらし。暴風。疾はやまいだれ+矢の形声文字。人が矢にあたって傷つく、やまいの意。怒涛は荒れ狂う大波の意。怒は心+奴の形声文字。音符の奴は力を尽くして働く奴隷の意。感情に力を込める、いかるの意。涛は水+壽の形声文字。音符の壽は、長く連なるの意。連なる波の意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 21, 2014
■転ばぬ先の杖意味:失敗しないよう前もって用意しておくこと。類語・関連語:石橋を叩いて渡る。後悔先に立たず。濡れぬ先の傘。用心に怪我なし。用心は前にあり。Provention is better thancure. / Look before you leap. / An ounce of prevention is worth a pound ofcure.解説:いろいろ経験している人は自分で転ばぬ先の杖を仕込む。経験が少ない人は経験者からアドバイスを受けてもピンと来ない。しかし一度痛い目に合うと、この言葉の意味が分かる。そして賢くなる。転は車+專の形声文字。音符の專は、糸を糸巻にぐるぐる巻きつけるの意。車を回す、めぐるの意。杖は木+丈の形声文字。音符の丈は、木の棒を手にした形の象形。長い木の棒の意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 20, 2014
■今昔之感意味:今と昔を思い比べて、その相違の甚だしいことから起こる感慨。類語・関連語:隔世之感。Past and present解説:年を取らないと昔と今のダイナミックな比較ができないから、これは相当な年齢の人が使う言葉。若者が今昔の感があるねなどと言うのはしゃらくさいばかりである。インターネットは昔はなかったから、今昔で比較しても、昔には無いんだからすごい。あれこれ例を見つけて今昔の感に打たれてみるのも楽しいかも。今昔は今と昔。今は指事文字。あるものをすっぽりおおい含むさま。今=nowの意は転用。昔は上の部分(人の字が四つ集まった形=積み重ねたたくさんの肉片の象形)+日の会意文字。太陽に干した肉の意。むかしの意は転用。感は心+咸の会意文字。咸は大きな威圧の前に声を出し切るの意。人の心が大きな刺激の前に動くの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 19, 2014
■網無くして淵にのぞむな意味:十分な用意なしには成功はおぼつかない。類語・関連語:網無くて淵をのぞくな。解説:魚がいる場所を覗くとき、捕まえるための網を持たないのでは意味がない。準備無くして成功なし。準備して成功した人を努力もしないでうらやむな。等の教訓が派生する。でもまあ、魚が泳いでいるのを眺めるだけでも心楽しいものがあるけど。網は糸+罔の形声文字。音符の罔(モウ)は网+亡の形声文字。网はあみの象形。音符の亡は覆い隠すの意。獲物を覆って捉える、網の意。網の原字。淵は水+右側の文字(音符のエン)の形声文字。エンは両岸がせまり、間にふちのある形の象形でふちの意。川・沼・湖などの水がよどんで深いところ、魚がいる場所。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 18, 2014
■荒唐無稽意味:言説や考えがとりとめなく根拠のないこと。類語・関連語:荒唐不稽。Absurd / crazy解説:嘘とかデタラメと一言で済むところをわざわざ四文字熟語で表現するのだから、それなりのストーリーとか奇想天外な趣向があるのだろう。宇宙旅行ができるなんて話も今はリアルなので、荒唐無稽がカバーする範囲も変化しているはずだ。減っているのか増えているのか分からないけど。荒唐は、言説がとりとめもないこと。荒は艸+下の部分の文字(音符のコウ)の形声文字。コウは、大きな川が水のほか何もないの意。荒れ果てた草のほかなにもないの意。唐は庚+口の会意文字。庚(コウ)は杵を両手で持ち上げて突き固める形。口は場所の意。ほしいままに大きなことを言うの意や中身が空であるの意がある。無稽は根拠がないこと、でたらめなこと。稽は禾+尤+旨の形声文字。音符の旨(シ、ケイ)は、行き着くの意。尤は手の一端を押さえとどめた形で、咎めるの意。穀物の成長が行き着くところまで行って止まるさまから、とどまるの意。また、考えを行き着くところまで巡らせる、考える意もある。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 17, 2014
■余り物に福がある意味:人が残したものや最後に残ったものに、かえっていいことがある。類語・関連語:余り物に福あり。残り物には福がある。慌てる乞食は貰いが少ない。Good luck lies in odd numbers. / Thelast helping is lucky.解説:ガツガツしないでも良いのだと心にゆとりをもたらしてくれる言葉。競争で勝つ、負けるとやっていると先に先に早く早くという意識になる。余り物は敗者だ、とみなすばかりでは考え方が細ってしまう。競争で簒奪されたように見えるその後に福がある、という発想でマイペースを取り戻すのも良いかも。余り物は残ったもの、不要なものの意。余は、食+余の形声文字。音符の余は、のびるの意。食物があまる、ゆたかの意。われの意は転用。物は牛+勿の形声文字。音符の勿(ブツ)は、悪いものを払い清めるの意。清められた生贄の牛の意。福は示+右側の文字(音符のヒョク)の形声文字。ヒョクは神に捧げる酒の樽の象形。神に酒を捧げ、酒樽のように豊かに満ち足りて幸せになることを祈るさまから、さいわいの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 16, 2014
■挙止進退意味:立ち居振る舞いや身の処し方。類語・関連語:立ち居振る舞い。起居動作(ききょどうさ)。解説:人品が透けて見える恐ろしい言葉である。三四郎が東京に出て人と接するときに感じるあの感じ。氏より育ち?サラブレッド?確かにそういうのがある。上品になりたいのだが道遠し道険し道ありしや。挙止は立ち居振る舞い、挙動の意。挙(擧)は手+與の形声文字。音符の與(ヨ、キョ)は、ともに手を合わせて物をあげるの意。これに手を付し、力を合わせて物を持ち上げるの意。常用漢字の挙は擧の省略形。止は立ち止まる足の象形。もと足の意。止がとまるの意に専用されたため足の意には趾を用いるようになった。進退も立ち居振る舞いの意。進は之繞(しんにょう)+隹(ふるとり)の会意文字。隹はとりの象形。鳥の飛んでいくさまから、進むの意。退は彳+日+夊の会意文字。彳(テキ)は道の象形。日は食の象形で、食べ物・食事の意。夊(スイ)は、足跡の下向きになった形の象形で、退くの意。昔役人が役所から退いて家に帰り、食事をするさまから退くの意。彳は後に之繞になった。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 15, 2014
■干天慈雨意味:苦しいときの救い、待ち望んでいたことの実現。類語・関連語:merciful rain in a time of drought / long-awaited rain after a spellof dry weather / blessing in a time of need解説:長い間切望していたものごとが実現する場合、切望していたものごとや状況を表現するのにフィットする言葉。恩恵を受ける者の気持ちも含まれるけれど、これに焦点を当てた表現ではない。干天の慈雨のおかげで人の気持ちがどうなるかは、手の舞い足の踏むところを知らない、などの言葉がある。干天は日照りの空、夏の照りつける空。干は先が二股になっている武器の象形。おかす・ふせぐの意。慈雨は日照り続きの後の雨。慈は心+上の部分の文字の形声文字。上の部分の文字は音符のシで、増えるの意。子を増やし育てる心、いつくしみ・愛の意。雨は天の雲から水滴がしたたり落ちるあめの象形文字。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 14, 2014
■例外のない規則はない意味:規則のあるところには例外もある。類語・関連語:There is no rule without exceptiond. / Every rulre hsd itsexceptiond.解説:融通を利かせるときに便利な言葉。例外は、通例の原則にあてはまらない、一般原則の適用を受けないの意。規則は、きまりの意。例は人+列の形声文字。音符の列(レツ)は、並べるの意。同列に並べることのできる人の意。たぐい・ためしの意。外は卜+夕(月)の形声文字。音符の夕は、月の変形で、かきとるの意。占いのため亀の甲から肉をかきとるさまから、はずす・そとの意。規は夫+見の会意文字。夫は成人の象形。成人が見てのっとるものの意。則は貝+刀の会意文字。貝の部分は、金文では鼎の象形。昔、鼎に重要な法律を刻したことから、のりの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 13, 2014
■眼光炯炯意味:目つきが鋭く輝いている様子。類語・関連語:眼光紙背=read between the lines 双眸炯炯。With one's eyes glaring解説:場合に応じてこういう表情ができると視覚的に効果があるかも知れない。威圧する効果も伴うので、場面を選ぶだろうけど。個人的には基本笑顔がありがたいな。眼光は眼の光。転じて見る力、観察力。眼は目+右側の部分の文字(音符のコン、ガン)の形声文字。音符のコン、ガンは人の目を強調した形の象形文字でめの意。後の時代になってめの意味を強調するため目を付した。光は火+儿の会意文字。儿(ジン)は人の象形。人の頭上にひかる火の意からひかりの意。炯炯は、鋭く光り輝くさま、きらきら。炯は火+冏の形声文字。音符の冏(ケイ)は輝く火の意。ひかり・あきらかの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 12, 2014
■綸言汗の如し意味:君主が一度口に出した言葉は取り消すことができない。類語・関連語:解説:もとは漢書劉向伝の言葉「号令は汗の如し、汗は出て反(かえ)らざる者也」から。これが平家物語では「天子には戯れの詞なし。綸言汗の如しとこそ承れ」となる。綸言は、君主が下に対して言う言葉、みことのり。綸は太い糸の意。天子の言はそのもとは糸のように細いが、これを下に達する時は綸のように太くなる意。この言葉は、君主が発することによって、悪影響が生じるような命令をむやみに出さないようにするための予防装置として機能したのだろう。綸は糸+侖の形声文字。音符の侖(リン)は、すじみちを立てるの意。糸すじの整った糸の意。言は辛+口の会意文字。辛は取っ手のある刃物の象形。口はちかいの文書の意。もし不信があるときには罪に服することを前提とした、ちかい・つつしんでいうの意。汗は水+干の形声文字。音符の干(カン)は、ひでりの意。暑くてあせが出るの意。如は口+女の形声文字。音符の女は、従順な女性の意。口は神に祈るの意。神に祈って従順になるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 11, 2014
■緩急自在意味:緩めたり引き締めたり、どのようにでも操れること。類語・関連語:一張一弛。自由自在。解説:一本調子と対極の言葉。名人の技である。TPOに合わせて、相手に合わせて押したり引いたり、飛ばしたり止まったり自由自在。緩急は、緩やかなことと厳しいこと、遅いことと速いことの意。緩は素+爰の形声文字。音符の爰(エン)は、ゆるやかの意。糸を緩めるの意。急は心+及の形声文字。音符の及は、おいつくの意。追われる時の気ぜわしい心の意。自在は、束縛も支障もなく心のままであること、思いのままの意。在は士+才の形声文字。音符の才は、川のはんらんをせき止めるための良質の木の象形。士はまさかりの象形。ともに災害から人を守って存在させるものの意味から、あるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 10, 2014
■病膏肓に入る意味:悪癖や弊害などが手の付けられないほどになる。物事に熱中してどうしようもないほどの状態になる。類語・関連語:be seriously ill / incurable / incorrigible解説:この言葉のオリジナルは、春秋左氏伝。病が重くなった晋の景公の夢に二人の子供になった病魔が名医の来ることを知って、肓の上、膏の下に隠れたという故事。そこから、不治の病にかかる、病気が重くなって治る見込みがないの意。そこから現在の意と広がった。好きなことに熱中する様子を言うだけの表現ではなかった。もう助からないかも知れないという切迫した話だった。そんな話を、あいつの好きさ加減もこうなると病膏肓だねなどと軽く言えるのは人間のたくましさだ。病はやまいだれ+丙の形声文字。やまいだれは人+爿の会意文字。爿(ショウ)は寝台の象形。人が病気で寝台にもたれかかるさまから、よりかかる・病気の意。音符の丙はひろがるの意。病気が重くなるの意。膏肓は病気がそこに入ると容易に治らないという部分。膏は心臓の下の部分。膏は月(肉)+高の形声文字。音符の高は、つやのある白の意。白い脂肪の意。肓は横隔膜の上の部分。肓は月(肉)+亡の形声文字。音符の亡(モウ、コウ)は、見えないの意。人の目の届かない肉体の奥のところの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 9, 2014
■夏炉冬扇意味:時機にあわない無用の事物。類語・関連語:六日の菖蒲(あやめ)十日の菊。昼行燈。Useless things / like a brazier in summer and afun in winter解説:役に立たないものを揶揄して言う言葉。しかししばらくすると夏扇冬炉になり、役に立つ。マイペースを崩さずやっていけばいいときもある、またわるいときも来る、その繰り返しという話。論衡「作無益之能、納無補之説、以夏進炉以冬奏扇」より。夏炉は夏の火鉢、冬扇は冬の扇。夏は頁+臼+夊の会意文字。頁は冠や面などをつけた人の頭の象形。臼は両手。夊は両足の象形。冠をつけ両手両足を動かしてみやびやかに舞う夏祭りの舞のさまから、夏の意。炉(爐)は火+廬の形声文字。音符の廬(ロ)はくるっと取り巻くの意。火力が逃げないように周囲を囲んだ設備、いろりの意。常用漢字の炉は俗字。冬は金文では日+夊の会意文字。夊は終の原字で、糸の最後の結び目の部分の象形。一年の月日の終わりの季節、ふゆの意。扇は戸+羽の会意文字。鳥の羽のように広がったり閉じたりするとびらの愛。転じてひろげた羽のような扇の意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 8, 2014
■焼け野の雉子 夜の鶴意味:親が子を思う情けの切なるたとえ。類語・関連語:焼け野の雉。夜の鶴。解説:巣がある野が焼けたとき、親雉子は自分の身の安全を顧みず我が子を救う。また寒い夜に親鶴が自分の翼で我が子を覆う。そのさまから、親の情けの深さを説く言葉。焼け野は焼けた野。早春、野火で焼いた野。焼は火+堯の形声文字。音符の堯(ギョウ)は、高いの意。火を高く上げる、やくの意。野は里+予の形声文字。音符の予は、広くてのびやかの意。広くてのびやかな里・の・郊外の意。雉・雉子(きぎす)は、キジの古称。雉は矢+隹の形声文字。音符の矢は矢に糸や網をつけて、当たるとからみつくようにしたもの。傷つけずに殺すの意。そのようにいぐるみで捕る鳥=きじの意。鶴は鳥+左側の文字(音符のコク)の形声文字。コクは高くいたるの意。声や飛び方が高くて天にまでも至る鳥、つるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 7, 2014
■花鳥風月意味:風流な遊び。類語・関連語:花鳥月夕。花鳥月露。春花秋月(春の花と秋の月、自然の美観)。雪月風花。風流韻事(ふうりゅういんじ=自然を楽しみ詩歌を作って楽しむこと)。Thebeauties of nature解説:ダイレクトに自分の心象を表現するのではなく、花鳥風月に託して表現する奥ゆかしさ。あるいは俗世と離れた自然に心を向けることでバランスを取る。隠喩としての花鳥風月は日本人の心のコントロール法を読み解くカギである。なんちゃって。花鳥は花と鳥。自然の美の代表。花を見、鳥の声を聞くゆとりのあるマインド。花は艸+化の形声文字。俗字。鳥はとりの象形文字。風月は風と月。清風と明月。自然の風物に親しむの意。月はつきの欠けた形の象形。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 6, 2014
■門前市を成す意味:家に出入りする者が多い様子。商売が繁盛している様子。類語・関連語:門前に市をなす。門庭市の如し。門前雀羅を張る(=さびれている様子。対義語)。 Have many visitors / beprosperous解説:行列ができる店のように人気がある様子をたとえる表現。門前市をなし続けるのが大事。いつも工夫、創新、楽しみがあることがポイント。ではなぜ神社や寺のように昔のまんまであるのに、人が集まる所があるのか。なぜ店は昔のまんまでは客が減るのか。減らないようにするにはどうしたら良いのか。努力が必要なのは分かる。具体的にどういう努力をすれば良いのか。イノベーションということになるんだろう。でもなぜ宗教はブッダ、キリスト、マホメット以来、イノベーションらしいイノベーションがないまま栄え続けることができるのだろう。産業界は絶え間ない変革が必要というのに。どこが違うのか。産業が宗教に学べるところはあるのか。門前は門の前、家の前の意。門は左右両開きになる戸の象形。前は刀+(止+舟の会意文字、ゼン)の形声文字。切りそろえるの意。まえの意は転用。市は人が多く集まる所。市はゆくの意を表す文字と市場の一定の区域を示す文字と及の古字からなる形声文字。物品を売買するために人々が行く場所、いちの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 5, 2014
■邯鄲の夢意味:人生の栄華盛衰のはかないことの喩え。類語・関連語:邯鄲の枕。黄梁一炊(こうりょういっすい=粟飯を炊き上げるほどの短い時間)の夢。盧生の夢。An ephemeral (a feeling)dream of prosperity解説:昔の中国の歴史が生んだ巧みな表現の宝庫にある言葉のひとつ。もとの話はこうだ。官吏登用試験に落第した盧生という若者が,邯鄲で道士(道教を修める人)から栄華が意のままになるという枕を借りた。その枕で寝た。するとどんどん立身出世して富貴を極めた。しかし目が覚めると,炊いていた粟飯がまだ煮えていないほどの短い時間に過ぎなかった。という話。長いようでも栄華盛衰は夢のようなものだという話。でもまあ,実際の人生は長い。別に栄華をきわめることはないから,あまり勢い盛んでなくても良いから,ひどく落ちぶれないようにしたいものだ。邯鄲は中国の都市名。夢はもと別の文字だった。夢はもとくらいという意味の文字だった。時代を経て,夢の文字がゆめの意を表すようになった。もとのゆめの文字は,宀+寝台の象形文字+夢の形声文字。夢は音符で暗いの意。宀は屋根の意。人が屋内の寝台に寝て暗い中で見るゆめの意。もと暗いの意の文字である夢は,夕+上の部分の文字からなる形声文字。夕は夜の意。上の部分の文字は目がはっきりしないの意。合わせて暗いの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 4, 2014
■諸刃の剣意味:一方では大層役に立つが,他方では大きな害を及ぼす危険があるもの。類語・関連語:諸刃の刃(やいば)。両刃の剣(けん)。A double-edged sword解説:100%こちらの都合の良い効果をもたらすものなどない,つまりは使い方が大事というアドバイス。毒も少量であれば薬になる,というのと似たような話。毒や薬と諸刃の剣が違うのは,量の多い小ないではなくて,ツールの使用方法に焦点が当たっている点。下手をすると狙った効果が自分に及ぶことがあるというリスク。砲撃した弾が敵陣ではなく味方の陣地に落ちたとか。諸刃は刀剣で両辺に刃があるタイプの刀。諸は言+者の形声文字。音符の者は,集まって多いの意。刃は刀のやいばに相当する部分にヽを付し,やいばの意。刀はかたなの形の象形文字。剣は刀+左側の文字(音符のケン)の形声文字。もとから先まで均等に鍛えられた両刃のつるぎの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 3, 2014
■下意上達意味:下意の者の意見を上位の者に伝えること。類語・関連語:上意下達(じょういかたつ、対義語)。The wishes of the people解説:組織で下の意見が上に届き、上の思いが下に理解され実行されると成功確率がうんと上がるであろう。下意はしもじもの者の意見。意は心+音の会意文字。音は人の言葉にならないおと=言葉になる前の思いの意。上達はしもじものことが朝廷・上官などの耳に達すること。達はしんにょう+音符のタツの文字からなる形声文字。タツはのびやかに跳ね回る小羊の意。のびやかにすすむの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 2, 2014
■枡で量って箕でこぼす意味:長い時間をかけて蓄積したものを一気に無駄にする。類語・関連語:解説:枡で精密に分量を量ってまとめたものを箕に分けた後、箕を落とすか何かして地面にぶちまけてしまいそれまでの努力をパアにすること。まことに残念でもったいない話である。枡は液体・粉末・粒状物の分量を量る木製や金属製の器。枡は木+升の会意文字。ますの意の升に木を足して意味をはっきりさせた国字。箕は穀類をあおって殻・塵などを分け除くための竹・藤・桜の皮を編んで作る農具。箕は竹+其の形声文字。量は穀物を入れる袋の上にじょうごを付けた形の象形文字。はかるの意。◆出典 日向一雅監修『「ことわざ」新辞典』2010,高橋書店。 故事・ことわざ研究会編『四字熟語辞典』2005,ナツメ社。SIIの電子辞書「SR-G8100」:広辞苑第六版,新漢語林。ウィキペディア。
February 1, 2014
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