2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2015
2014
2013
全8件 (8件中 1-8件目)
1
ちょっと前にジブリのプロデューサー鈴木敏夫さんがテレビに出ていて、新しいアニメの紹介も兼ねて、これまでの宮崎アニメについて語っていました。その折、ゲド戦記のDVD発売の販促の一環として文庫本型のフリーペーパー「ゲドを読む」を配布しますという紹介がありました。すると偶然、数日後に何も知らなかった娘が、本屋でもらったと言って持って帰って来たのです。大喜びで読み始めたら、これがなかなか読み応えのある本でした。無料で配布中なので、ぜひ手に入れるといいと思います。(ただし100万部限定なのでお急ぎを!配布場所はインターネットで紹介しています。 http://club.buenavista.jp/ghibli/special/ged/map.jsp)この「ゲドを読む」は、大きく3部に分かれていて、1部は文化人類学者の中沢新一さんが、作者のル・グウィンの生い立ちや社会背景を通して、ゲド戦記の意味や読み方を書いています。「そうか。そんな意味があったのか」とゲド戦記の奥深さを知ることができました。2部はゲド戦記の名言集みたいな抜書きです。3部はいろいろな人がゲド戦記について論じています。トップは河合隼雄さんの臨床心理学者から見たゲド戦記。魔法使いとカウンセラーは似ているという話で、究極の魔法は何もしないことであるというのは、カウンセリングにも言える、だけど相手が死んでしまっては仕方ないから、じつはその見極めが難しいとか、ものの真の名前を見つけるのが大切とか、ユーモアと例を挙げておもしろく解説してくれています。そしてやはり一番興味深かったのは、翻訳者の清水真砂子さんの対談です。文学に正しいとか正しくないとかは無意味である。こちらの器に応じてしか受け取ることはできない。誰でも少しずつ誤解をしている。自分でも誤読しているかもしれない。話し手の年齢とか同じ登場人物でも成長する前と後では、話し方が変わっているはずだから、その辺をどう変えるを考えて訳す。作者の意図を考えた「してくれる」というのと「する」という違いについて。ル・グウィンが何気ない情景を丁寧に書いているところが好きである。小説の意味やテーマばかり語ると骸骨だけを語るみたいでつまらない。他にも豊かなものがいっぱい書かれていても気づかなくなる。といったお話の端々に、言葉に対する細やかな感覚や、ゲド戦記という物語やル・グウィンに対する尊敬と共感の気持ちがあふれていました。原作の「ゲド戦記1,2,3巻」は学生のころたいへん感動して読んだ本です。本も買って持っています。その後18年を経て第4巻。5巻、外伝と出たのですが、そちらはまだ読んでいません。前の巻の記憶がはっきりしないので、始めから読み直そうと思ったりしているもので・・・。(アニメになった「ゲド戦記」を見に行ったら、第3巻が中心らしいのですが、情けなくも、こんな話だっけという感じだったです。)この冊子を読んで、改めてゲド戦記を読んで見ようと思ったのは言うまでもありません。なんの予備知識もないまっさらな気持ちで読むのもいいですが、このようにガイドブックを見てから読むのも、いろいろ気づくことがあっていいと思います。もちろんゲド戦記が、読み手の年齢なりに響くものを持っている物語だからだとは思いますが。
June 30, 2007
コメント(0)

ちょっと優雅にお茶を・・なんて。友人が岐阜の長良川の辺へ鮎を食べに行ったそうです。その辺は川原町といって、やはり古い町並みを使った、すてきなお店があります。おまけに鵜飼の船の乗船場もあるようです。友人が鮎料理の後でお茶をしたところ、コーヒーの上になにやら浮いている・・・鳥?やっぱりアヒルだーと感動し、おみやげにそのアヒルを買って来てくれました。メレンゲでできているそうです。さっそく家でも浮かべてみました。ぷかぷかよく浮いて本当にかわいいです。マシュマロではないので、溶けるわけではなく、けっこう長く楽しめました。そんな優雅なお茶をしながら、月曜日にテレビでやっていた「シュレック2」を見ました(録画したのを)。子供が大きくなると、なかなか映画館まで行って、こういった映画を見ることがなくなりますが、テレビでやれば見ますね。(宮崎駿さんのアニメなら即見に行きますが)下の子(中学生)も上の子(大学生)も、みんな居間に来て一緒に見て笑っていました。(あいかわらず期末前なのに大丈夫でしょうか?)なんだかおとぎ話や映画のパロディがてんこ盛りで、知る人ぞ知る楽しさ満載だったのです。主人公の親友のドンキーが、人生で悲しかったことを聞かれ、「豆と交換されたことはトラウマになっている」と答えたり(ジャックと豆の木です)、映画「フラッシュダンス」の始めの方で、ダンサーが舞台の上の椅子に座っているところに、上から水がドバッーっと落ちてくるシーンのまねとか、いろいろあるのです。その中で子供に聞かれてわからなかったのが、3匹の盲目のネズミです。3匹の子豚などと一緒に、シュレックを助けに来るのですが、彼らはいったいどこから引用されているのでしょうか?
June 27, 2007
コメント(2)

最近、家庭科の間取り図の宿題に苦戦している息子が、おもしろいサイトを教えてくれました。不動産屋さんの間取り図で、信じられない間取りを紹介して、コメントを入れるというものです。二人で見て、もう涙が出るくらい笑いました。突っ込み方が実にうまいのです。もともとは、4年ほど前に、こういう内容の本で、「間取りの手帳」というのがテレビで紹介されたのだそうです。サイトの人はそれを知って、自分でもやってみたとか。サイトの名前は「変な間取り」といいます。いやー、本当にこんな間取りが流通しているかと思うと、世の中もまだまだ夢がありますね。ということで、さっそくその本「間取りの手帳」も借りてきて、再び笑いました。(期末試験前の息子もさっそく読んでしまって、大丈夫かと心配になりましたが) 佐藤 和歌子著 リトルモア出版アマゾンで見たら、最近新刊(間取りの手帖remix 佐藤 和歌子著 筑摩書房 )が出たようです。根強いファンがいるのでしょうか。くだらないといえばくだらないのですが、楽しめます。個人的に言えば、サイトの方が笑えました。二人で見たからかもしれませんが。
June 24, 2007
コメント(4)

先日ダリ展を見に行った折、友人と名古屋駅から伏見の名古屋市美術館まで、歩いて行きました。友人の案内でちょっと遠回りをして、四間道を通ってみました。名古屋駅から歩いていけるぐらいの所ですが、ひょっこりと古い町並みが残っていて、まるで映画のセットのようでした。 円頓寺商店街のすぐ近くの、狭い路地のような所にあった屋根神様をまつってあるお家です。上にのせてあるだけでなく、下にお供えなどが置いてありました。 その路地を入った長屋のようなところに、小さなお店がありました。江戸うさぎという名前の着物屋さんで、着物の着付けや古着などの販売をしているようでした。 しばらく歩いていくと、四間道に出ました。古い民家を利用したお店がいくつもありました。ここはガラスの教室をやっているようでした。 土蔵を改築したレストランがありました。右近という名前です。もう1時半だったので日替わりランチぐらいしかなかったのですが、お勧めはいろいろ盛り合わせたお弁当のようです。坪庭のようなお庭を見ながら食事ができました。 他にも和風喫茶や雑貨屋さん、レストランなどがあります。長者町の通りまで東に歩いて、あとは南に歩いて美術館でした。途中、トルコ料理の店や、重要文化財になっている料亭や、長者町で町おこしをしているえびすビルの前を通ったりして、なかなか楽しい散歩でした。
June 21, 2007
コメント(4)
一宮市三岸節子記念美術館にて開催されたバンディタリアーナのコンサートに行ってきました。旧尾西市が愛知万博の折、イタリアのフレンドシップ国だった関係で、初来日のバンドが愛知県の一地方都市にまで来たのだそうです。このバンディタリアーナは、イタリア トスカーナの伝統音楽やジャズ、カンツォーネなどの融合した作品を演奏して、ワールドミュージックの世界では有名なのだそうです。メンバーは4人で、リーダーがアコーディオンの人。この人が作曲もしているそうです。他は、パーカッション、ギター、サックスです。コンサートが始まる前は、イタリアということで、カンツォーネっぽいのどかなイメージかなと思っていたのですが、音が出た瞬間、目が覚める感じでした。もっと中近東っぽい、複雑な和音とリズムの音楽だったのです。そういえば、タイトルは「地中海音楽の夕べ」でした。歌もあるのですが、ちょっとハスキーな、コーランの歌声のような感じで、本当に異国情緒という言葉がぴったりでした。10曲ほどの演奏でしたが、アコーディオンの懐かしいような(ストリートオルガンのような響きの)曲や、ジャズのようなスイングする曲、アフリカの音楽のようなパーカッションが中心の曲、そしてカンツォーネのように歌い上げるものなど、さまざまでした。美術館を入ってすぐのロビーに、椅子を並べただけの70~80人ほどの小さな会場だったので、演奏者とも近く、みんな最後は手拍子で参加して盛り上がりました。ちょうど、最近息子が弾いているピアノの曲がアジア系のエスニックな曲(久石譲さんのAsian X.T.C.とか、女子十二楽坊の曲など)なので、無理やりこのコンサートに連れて行ったのですが、行く前はぶつぶつ言っていたのが、曲が始まったらけっこうノリノリでうけていました。普段ゲームばかりしていて世間が狭いので、たまには新しい刺激を与えるといいかなと思います。私自身も、すてきな音楽との思わぬ出会いがあったし、やっぱりライブは迫力があって、いいですね。
June 18, 2007
コメント(4)
引き続きダリのお話になりますが、ダリ展に来ている作品のほとんどが、アメリカのフロリダにあるダリ美術館とスペインのカタルーニャ地方の小さな町フィゲーラスにあるダリ劇場美術館からのものでした。12日の中日新聞の夕刊にダリの劇場美術館のことが書いてあって、人の顔に見える部屋やコインを入れると雨が降る車という話があり興味をそそられました。ネットで見てみたら、外見だけじゃなく、中身が相当面白い美術館なんですね。まず建物の道路に向かった面は、赤い壁にパンが点々と小花模様のようについていて、屋根の上には巨大な卵が並んでいる有名な外観です。そして正面玄関や建物の中など他の部分も、いろんな人物や、カボチャやタコやらの不思議なオブジェが、あらゆるところにあるのです。もともと劇場だった建物を利用しているとかで、重厚な石の壁に絵がかかっていたりして、美術館というより、ダリのお城に遊びに来ているようです。絵もダブルイメージの作品や巨大な天井画、壁画など、遊び心満載です。ダリの作品の収集という点ではアメリカのダリ美術館の方が充実しているようですが、さすがに自ら指揮して作った美術館らしく、ダリそのもののような驚きのある建物です。ガウディといいダリといい、カタルーニャ出身のアーティストは、不思議な造形感覚というか、装飾性がありますよね。ダリが生まれ育った町フィゲーラスは、小さな町だけあって、町自体も古めかしい建物があるようですし、海の色がきれいだとか。ますます、行ってみたくなりました。
June 12, 2007
コメント(0)
名古屋市美術館で開催中のダリ展を見てきました。これはもう絶対混むだろうということで、友人と平日に(半日仕事を休んで)行ってきました。のんきなものです。友人は、毎年ダリの日記帳をアメリカにいる友人から送ってもらうほどのファンなので、少しでもゆっくり見たかったのです。2時ごろ行ったのですが、中学生らしい子供たちなど結構人が来ていました。友人の思惑では、3時を過ぎたら少しはすくだろうという予定でしたが、金曜日は延長開館があるせいか、4時ごろから、さらに混みはじめてしまいました。やはり人気があるのですね。ダリの17歳のころの自画像や、ニューヨーク万博のパヴィリオンの制作時の写真などがあって、ダリという人間像が感じられる展覧会でした。ダリの肖像というと、あのピンとした口ひげをはやした気取ったおじさんというイメージがありますが、若い頃の写真は、まるで古い映画に出てくるハンサムな俳優さんのようで驚きでした。最愛の奥さんのガラは、もともと人妻だった人ですごい美人というふうではないのですが、彼女の死とともに創作を失ったとか聞くと、イマジネーションを生み出す素敵な人だったのでしょう。パヴィリオンのための作品を一緒に制作している写真もあって、よき理解者でもあったと思います。この展覧会では、絵だけでなく、万博のためのパヴィリオンの企画の様子とか、ダリの美術館のソファとか、本、衣装など、いろんな活動が紹介されていておもしろかったです。特に万博の企画は、水槽の中できれいな女の人が水着?(ちょっと露出度の高い)を着て、人魚みたいに泳いだり、ピアノをひいたりするというものがあったりする、愛知万博だったら却下されていそうなイベントでした。当時はよかったんでしょうか。会場のグッズ販売のコーナーでは、ダリのぬいぐるみ(「誰が買うんだー」って突っ込みたかったです。)や指人形なんてのもあったし、ダリがボトルをデザインした香水もあったりしてバラエティにとんでいました。あれこれ熱心に見たので2時間近くかかり、後からどっと疲れました。年ですねえ。けれども充実した美術鑑賞でした。いつかぜひ、スペインにあるダリの美術館に行きたいねと、友人と話したことです。
June 9, 2007
コメント(0)
本も読んで、お出かけもして、書きたいことはいろいろあるのですが、書く気力がちょっと出ないのは、風邪をひいたせいでしょうか。東京では麻疹が猛威を振るっているようですが、私の周りは、みな風邪を引いて、コンコンしています。麻疹はなぜか大学生ばかりに大流行していますね。予防接種を受けなかった子がいるからとか、あまりに清潔な環境に育ちすぎて免疫がないとか言われていますが、どうなんでしょうか。私たちの世代は、しっかり麻疹も水疱瘡もおたふく風邪もかかっています。でも予防接種がなければ、リスクの多い病気だったことは確かですしね。最近「アフリカにょろり旅」という本を読みました。東大海洋研究所の教授の号令のもと、世界に18種類あるうなぎのうち、まだ標本のないうなぎ「ラビアータ」を採集するべく、アフリカのマラウィやモザンビークをさまよう研究員の旅行記です。相手がうなぎということで、けっこう田舎ばかり行く上、予算内ということで、貧乏旅行なので、すさまじい話が満載です。現地の人といっしょに乗り合いバス(もしくは乗り合いトラック)にしがみつき、うんこが山盛りとなったトイレと戦い、ハエのたかった料理を食べ、わずかな(1Lぐらいの)水でシャワーをあびる。飲み水がつきて喉がカラカラでも、目の前の冷たい水に手を出せないつらさ。(自然の水には住血吸虫がいるから)著者は自分たちが無菌状態の日本から来たことを嘆きます。現地の人たちがたくましく生き延びている姿を見ながら。子供でさえ、なんの抵抗もなく水と戯れているというのに。マラウイは、資源に恵まれないかわりに紛争にも巻き込まれなかった、貧乏だけど穏やかな国です。そこで人々の人懐っこさ、暖かさにふれ、またバスが来るまでのんびりと待つような、ゆったりとした時間の生活を、著者は日本に帰ってから懐かしむのでした。マラウィと聞いて、「ああ、あそこね。」とすぐわかる人は少ないと思います。私もつい最近までそうでした。ところがなぜか急に、マラウィづいたのです。まずは私が働いている会社の社長がマラウィへ出張になったこと。JICAのお仕事で、植林などのアドバイスをするために行ったのです。次に入っているボランティアの関係で、青年海外協力隊でマラウィへ行った山田耕平さんの講演を聞いたこと。山田さんはマラウィで、エイズ予防のための歌を作って歌い、むこうのヒットチャートで1位になったそうです。そしてこの「アフリカにょろり旅」の本に出会ったこと。なんだか遠かったアフリカが、妙に身近に感じられてきました。(だって社長はマラウィから普通に電話はかけてくるし、インターネットを使ったテレビ電話もあったのです。そして普通に「ただいま」と日本に帰って来るのですよ。)講演の方は、マラウィなどアフリカではエイズ問題が深刻ですという話から、日本も先進国の中では唯一、エイズが増えている国なんですよと聞いて、ショックを受けました。これも身近に考えなくてはならないことなのですね。(※山田耕平さんのオフィシャルブログはこちら)いろんな意味で、地球は狭くなってきているんだなあと思った今日このごろです。
June 5, 2007
コメント(2)
全8件 (8件中 1-8件目)
1

![]()