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私は1981年に社会に出たから、70年代まではオイルショックでごたごたしたのは知っているが、詳細には実感がない。しかしまあ、80年代以降は経済セミナーを読んでいたし、円高不況やバブルには踊った口だから実感が有る。以前も言ったように、過去3回のDecadeのコンセンサスと現実は大きく異なったものとなった。なぜこうなったかと考えれば、人間は今の状況の延長で将来を予測するからだ。昨日も言ったように凪は永遠に続かない、いつか必ず嵐が来る。そして、それはだいたい金融緩和の副作用・構造改革の遅れといった政策によって種は蒔かれる。政治は弱い所ばかり見て、過剰なリスクテークが起こって不良債権化する。問題はそれだけではない、日本経済の実態は、過去30年に比べて酷く弱体化している。しかし、N社が90年崩壊軌道に乗ったと確信してから8年ももったように、更に国となるとそう簡単に昇天はしない。要するにこのDecade後半が可能性の1stポイントだが、もちろん後ずれの可能性も有る。ただ、間違いなく既に崩壊軌道には乗っている。私の能力は、能力を見抜く能力だ。昔、能力の市場価値について書いた事が有るが、人間は天性の能力を市場で価値が有るように適応させれば食って行ける。残酷な話だが、がり勉で稼いだ記号性には虚力しかない。間違った事を信じれば、そういう結果にしかならない。そして、日本丸が沈んだ時、それはより鮮明になる。私の同級生は後2年で定年し収入を絶たれる、平均余命がまだ20年も残っているのに。若者はこういう愚を繰り返さないよう自己の能力を30代から研鑽しておく事だ。
Jun 30, 2014
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循環的に夏は下げる可能性が有ると以前言ったが、中原集団が9月の不動産の投げを警告している。借入の多い不動産業者が破綻すれば、ドミノ倒しで資産の投げが起こる可能性が有る。下期だから政府がいずれ介入するだろうが、ある程度見せしめにされるだろう。もちろん、そんなシナリオに100%掛ける訳ではなく、今月も損出しと難平はかなり進めた。残念ながら最近買った銘柄は2割以上下げたのが多い。循環に転換が起こっていない。中期的に上げる銘柄は上げ続け、下げる銘柄は下げ続ける、株には慣性力が働く。まあ、いつ転換が起こるか?そんな事はわかりはしない。ただ、いつか起こる、これがコントラリアンの信念だ。永遠に続く凪も無ければ嵐も無い。まあ、素人がスイングトレードでルンルン、靴磨きの少年も株の話をする、こういう時は危ない。ついでに言っておくと、Q3でもしこのままの状態が続いたら、次はFRBの利上げショックが危ない。言い古されているように2015年に起こる。イエレンさんは結局鳩派に戻ったから、イエレンショックシナリオの復活だろうか。行き過ぎたリスクテークが解消に向かう。まあこんな事を言いながらも、私自身のポートフォリオはほとんど完成しているから株は1割も弄りはしない。今悩んでいるのは商品のウエイトだ。Q先生が次の景色が見えますかなんて言われているが、基本的に人間は、特にこういう凪が続くと今の景色が永遠に続くような気になる。10年前もこんな雰囲気だったが、ご存じのように失速どころか撃墜された。5年後の事など誰にもわかりはしない。オニールさんも漫然としたコンセンサスは信じない方が良いと言われていたが、ハイIQのみが予測の確立を上げる、自分の頭で考える事だ。
Jun 29, 2014
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バーゲンハンターには残念な事だが、市場から恐怖心が失せてしまった。もう枯れススキを幽霊だと恐れた投げはない、これがVIXの状態だ。しかし、だからと言ってトレンドフォロアーが群がる様な期待が醸成されている訳でもない。要するにこの半年以上、凪とさざ波を繰り返している。デジャブは、ハルヒの15000回の夏休みなんて感じだろうか。ブルームバーグに新興国株がSP500に出遅れているという記事が有ったが、ポジショントークだろう。相場はこうやってしびれを切らした連中を振り落とす。新しく言う事は無いから書いていないが、別に病床に伏している訳でもない。主に娘と会話が通じるようにラノベやアニメをインストールしたが、元々SFは好きだったので違和感は無いし、はがないや中二病・・・的なメンタリティもイレギュラーという視点からすれば自分寄りだからこっちも違和感は大きくない。以前も言ったように循環は夏頃底打ちする、だから私はそろそろ今年の損出しと難平を行う。長期的な結果は能力に収斂する、若者は実力を獲得するしかない。塾で積め込んだ虚力では意思決定の無限連鎖の中のどこかで躓く。まあ、スペックの低い人間が定年まで大企業にしがみつくのは彼らからすれば最善なのだろうが、愚昧を敵とすれば神々の戦いも虚しなのだ。ハイIQの人間は、企業の歯車にならなくともこの資本主義社会に収益モデルを構築できる。課題の難易度を決めるのは個体の能力だ。異才である前に異人であれ、若い頃目にした言葉だが、良い言葉だと思う。
Jun 14, 2014
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