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本日は、観終えた後やさしい気持ちになれる映画「ベイビーズ・デイアウト 赤ちゃんのおでかけ」を紹介しよう。大富豪の御曹司の赤ちゃんが誘拐されてしまう。ところがその赤ちゃんは誘拐犯が目を離した隙に逃げ出してしまう。以後、おでかけを楽しむ赤ちゃんと、その赤ちゃんを追う誘拐犯のドタバタが繰り返される…ちなみにタイトルの「赤ちゃんのおでかけ」というのは、赤ちゃんがいつも乳母に読んでもらっているお気に入りの絵本のタイトル。この作品は、ある知人より強く勧められて観たのが初見。もちろん、一発で気に入ってしまった。兎にも角にも、この赤ちゃんが可愛い。同時に誘拐犯のドジっぷりがおかしい。抱腹絶倒間違いなしのコメディだ。しかもラストは、しっかり感動させてくれる。何度でも観たくなる、いい作品だ。騙されたと思って、ぜひ観て欲しい。絶対に観て良かったと思うこと請け合いだ。なお、主役の赤ちゃんは双子の赤ちゃんがふたり一役で演じている。これが双子だけあってそっくりだ。あなたは、どのシーンをどちらの赤ちゃんが演じているか見分けられるだろうか?(…絶対無理)
2005/02/28

今日は、ツッコミどころ満載のSFX超大作「ザ・コア」を紹介しよう。軍の地震兵器の研究が原因で、地球の核は回転を停止してしまう。これによって、地球の各地では様々な異変が起こる。このままでは一年以内に地上の生物は死滅する。解決策はただひとつ。地下深く潜って爆弾を爆破。その衝撃波でふたたび核を回転させるしかない。人類の存亡を賭けて6人のエキスパートが地中探査艇で潜るのだが…何と言ってもツッコミどころは、地球各地で起こる異変の数々だ。物語の勢いで誤魔化されてしまいそうになるが、冷静に考えると矛盾点も多く、ご都合主義と思われてもおかしくない場面が続出する。そんなところを指折り数えながら観るのも面白い。もちろん物語に勢いがあるので、何も考えずに物語を追うのもアリだ。また、映像効果がリアルさより美しさを優先している傾向にある。この辺も鑑賞のポイントなので見逃さないように。なんだかんだ言っても、楽しんで観れる作品となっている。
2005/02/27

CATVでたまたま「惑星大戦争」をやっていたので観た。なんというか、表現の難しい作品だ。日本での「スター・ウォーズ」の公開を前に、荒稼ぎしてしまおうと作られた映画…といったら身も蓋もないが。主演は、当時松竹に所属していた森田健作。周りを固めるは東宝の俳優陣だ。東映からも宮内洋が呼ばれている。あらすじは、宇宙人の侵略に対し、人類は密かに開発していた宇宙戦艦の轟天で立ち向かうというもの。この作品に登場する、宇宙戦艦の轟天は「海底軍艦」の轟天号の意匠をいじりすぎて訳がわからなくなったようなデザインとなっている(汗作品としては、まったくの説明不足で、説得力のカケラもない。だが、単純でありながら強引なストーリー展開を勢いだけで観せてしまう作品でもある。流石の私も、この作品のDVDは買っていない。
2005/02/26
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明け方までの雪が嘘のように消え去り、ただ寒さだけが残る…そんな日は、うんと暖房を効かせた暖かい部屋で、心胆凍らしめるほど怖いホラーを鑑賞してみてはどうだろうか?今宵は「ペット・セメタリー」を紹介しよう。アメリカの片田舎に引っ越してきた医師の一家。のどかな自然に囲まれたいい家だが、唯一家のすぐそばに大型トラックが行き交う街道があった。近所に住む老人と仲良くなった主人公の医師は、その老人から近くの森にある先住民の墓地を教わる。どうやらペットの墓地らしい。この墓地の裏手にタブーとされる区画があり、そこに死んだ動物を埋めると、例外なく生き返るというのだ。半信半疑ながら、主人公は交通事故で死んだ飼い猫を埋めてみる。翌日、猫は何事もなかったかのように戻ってきた。しかし、性格は一変して狂暴となり、腐臭を漂わせていた。そんなある日、大型トラックに息子がはねられて死亡してしまう。嘆き悲しむ妻の姿を見た主人公は、例の墓地に息子の亡骸を埋めてしまうのだが…実はこの作品、スティーブン・キングの原作である。以前にもスティーブン・キングの作品は映像化に恵まれていないと書いたが、この作品は例外中の例外。原作の小説自体、あまりに気味の悪い内容のため、長いこと出版を見合わせていたらしい。映像化にあたっては、スティーブン・キング自身が脚本を手掛けるなど積極的に参加したこともあり、かなり質の高い(それだけ怖い)ホラーに仕上がっている。正直、決して後味は良くない。というか、思いっきり後味の悪い映画だ。寝る前に観ると、夢見が良くないに違いない。観る時は、それなりに覚悟して観ること。
2005/02/25
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今宵は「サラマンダー」を紹介しよう。物語は現代のイギリスから始まる。ロンドンの地下鉄拡張工事で、現在の地下鉄よりさらに深く掘っていると、たまたま地下空洞を発見する。実はその空洞にはドラゴンが冬眠状態で眠っていたのだ。目覚めたドラゴンは、またたくまに繁殖し、人類の文明を崩壊させた。それから何年もの時が流れ、人々はドラゴンを逃れて細々と集落を作っていた。ある日、そんな集落のひとつに生き残ったアメリカ軍の一部隊がやってくる。彼らはドラゴンを退治できると豪語するが…物語全編から退廃的な雰囲気が漂い、けだるい感じを与える。これは人類の文明がドラゴンによって滅ぼされてしまったことで、マッドマックス的な世界観を醸し出しているからだろう。この雰囲気が好きか嫌いかで評価が分かれそうな気がする。それはともかく、劇中で語られる恐竜絶滅の真相がドラゴンによるものだとは恐れ入った。説得力云々以前に、勢いで流してしまいそうになるが…そういう意味では、実はツッコミどころ満載の映画とも言える。まぁ、難しいことは考えずに楽しんでもらいたい。
2005/02/24

今日は、文豪デュマの原作も有名な「三銃士」を紹介しよう。舞台は、17世紀のフランス。ルイ13世の近衛銃士隊は、リシュリュー枢機卿とロシュフォール伯爵の策略によって解散させられる。そんな時、銃士隊に入るべくパリに上京してきた若き剣士ダルタニアンは、銃士隊を解散させられてもなお国王に忠誠を誓う三銃士と知り合う。彼らは国王の暗殺を狙う枢機卿と伯爵の陰謀に気付き、立ち向かうのだが…なんて、あらすじは説明するまでもない。大デュマことアレクサンドル・デュマ・ペールの原作だ。読んだことがあるという人も多いだろう。主人公ダルタニアンにはクリス・オドネル、ヒロインのコンスタンスをジュリー・デルピーが演じている。タイトルにもなっている三銃士は、アラミスをチャーリー・シーン、アトスをキーファー・サザーランド、ポルトスをオリバー・プラットの3人がそれぞれ演じている。何よりキーファー・サザーランド演じるアトスが無意味に格好いい。当然たっぷりと剣劇シーンが見れるので、その辺の立ち回りもしっかり堪能しよう。敵役のリシュリュー枢機卿をティム・カリーが生き生きと演じている点も見逃せない。物語を覚えている人もそうでない人も四の五の言わずに観よう。面白いこと請け合いだ。
2005/02/22
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今夜は「呪怨」の清水崇が監修した美少女ホラー「もうひとりいる」を紹介しよう。3人の新人アイドルのグラビア撮影が廃校で行われていた。カメラマン、マネージャー、監督、ヘアメイクの4人と合わせて、総勢7名でのロケだ。そんな中、主人公はマネージャーがふたりいるところを目撃する。直後、そのマネージャーは何者かに殺されて発見される。異様な状態に身体を捻じ曲げられて…だが、責任者の監督はドラッグ常用の発覚を恐れて、全員の携帯電話を取り上げてしまう。更には出入り口を封鎖、犯人の燻り出しを試みるのだが…少々詰め込み過ぎの感もなきにしもあらずだが、なかなかに怖い。廃校という閉鎖空間でのサバイバルが恐怖感を増幅させるのだろう。しかも誰と入れ替わっているかわからないのだ。疑心暗鬼にも陥ろう。驚くべきことに物語は昼間を舞台にしている。昼間でもこれだけ怖く見せられるのだ…という点も合わせて鑑賞してもらいたい。
2005/02/21
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今日は、侵略SF「パラサイト」を紹介しよう。「ロード・オブ・ザ・リング」のイライジャ・ウッドの主演で知られる侵略もののSF映画。何度もテレビ放映をしているので観たことのある人も多いと思う。とにかくやたらと怖いSFだ。怖い侵略SFというと「SFボディー・スナッチゃー」(=盗まれた街)辺りが思い起こされるが、それよりも遥かに怖い。侵略者であるエイリアンは、水を媒介して人間に寄生するのだ。そんな簡単に寄生できるということは、あっというまに寄生された人間が増えるということで…案の定、物語の後半では街の住人のほとんどが寄生される事態となる。この物語の最も怖いところは、次の一点に集約されると思う。誰が寄生されていて、誰が寄生されていないのか。ただこれだけのことで疑心暗鬼に陥ってしまう。この恐怖は「遊星からの物体X」にも共通するものだ。これは少数派になることの恐怖を暗示している。そう、危機的状況におかれた人間は少数派になることを怖れるのである。だからこそ、我々はこの映画の中で起きている状況に恐怖を感じるのだ。もちろん、ところどころにご都合主義な展開もある。だが、そんな些細なことは目をつぶろう。何よりハッピーエンドなのだから。ぜひ、あなたも主人公たちと一緒にハラハラドキドキしてもらいたい。
2005/02/20

今日は「アルゴ探検隊の大冒険」のリメイク作品「アルゴノーツ 伝説の冒険者たち」を紹介しよう。この作品は「アルゴ探検隊の大冒険」自体をリメイクしたというより、むしろその元となったギリシャ神話を再映画化したという方が正しい。そしてもうひとつ付け加えるなら、この作品はテレフィーチャー(テレビ用に製作された映画)である。前後篇それぞれ90分ずつに分けられて、放映されたようだ。全編約180分にも渡る物語だが、テンポもよく飽きさせない。ただテレフィーチャーということもあって、映画の予算に比べるとかなり低予算の部類に入ってしまう。だが完成した映像を見る限り、そんな悪条件の中よく頑張っている方だ。物語は「アルゴ探検隊の大冒険」だと黄金の羊の毛皮を手に入れておしまいだったが、この作品ではその後までしっかり描かれている。両作品を比べながら鑑賞するのもいいだろう。
2005/02/19

本日は「アルゴ探検隊の大冒険」を紹介しよう。テッサリアはイオルコスの王子イアソンは、父から王位を奪ったペリアスに王位の返還を求める。王位を返還したくないべリアス王は、この甥を遠ざけるため、王位を譲る交換条件として“黄金の羊の毛皮”をイアソンに要求する。黒海の東端にあるコルキス(現グルジア領)に“黄金の羊の毛皮”はあると言われているのだ。イアソンは、コルキスへの航海を計画、ギリシャ中から勇者を募って船員を集める。船大工アルゴスに造らせた巨船を“アルゴ号”と命名したイアソンは、女神ヘラの庇護の元、イオルコスからコルキスへ向けて出航する。だが、その行く手には数々の困難が待ち受けているのだった…レイ・ハリーハウゼンの特撮で知られる冒険スペクタクル映画。元はギリシャ神話の長編叙事詩のひとつ。…とはいっても、元の神話に忠実な訳ではない。かなり自由な脚色が施されているのは御愛嬌。時代設定は、トロイア戦争の起こる前頃だ。ちなみに「イアソン」というのはギリシャ語読み、英語読みだと「ジェーソン」になる。なおDVDの字幕は「ジェーソン」になっている。
2005/02/18

今日は、スティーブンソンの原作を映画化したディズニー初の長編劇映画「宝島」を紹介しよう。最初に断っておくが、アニメの「宝島」のシルバー船長のイメージを持っている方は、そのイメージをすっぱりと忘れて欲しい。この映画のシルバー船長は、あんなに美化されていない。ロバート・ニュートン演じるシルバー船長は、どちらかというとハナ肇を彷彿とさせる容貌で、いかにも海賊っぽい雰囲気だ。むしろこちらのイメージが正しいのだろう。ストーリーは今更語るまでもないほど有名なので、あえて語らないでおこう。が、見事に原作通り…いや、原作以上に胸踊る冒険活劇となっているのは言うまでもない。主人公ジム少年を演じたボビー・ドリスコールの役者ぶりも必見だ。
2005/02/17

本日は「SF巨大生物の島」を紹介しよう。南北戦争の最中、主人公たちは気球に乗って戦場から脱出する。だが、風に流されて辿り着いた見知らぬ島は、通常の何十倍もある大きさの生物が生息している島だった…この作品は、ジュール・ベルヌの「神秘の島」という小説が原作となっている。そう「海底2万マイル」の後日談である。それゆえ、ネモ船長もノーチラス号も当然登場する。だが、それよりも表題通り登場する巨大生物の数々。こちらの方が印象強いかもしれない。巨大生物は単に実在する生物を大きくしたものだけではなく、既に絶滅してしまった生物らしきものまで登場する。この点も楽しみなポイントだ。
2005/02/16

今日は、ハリウッド・リメイク版「THE JUON 呪怨」も好評な「呪怨」を紹介しよう。この作品は、当初オリジナルのホラービデオとして製作、その怖さが評判となり映画化に至る…という流れで誕生している。更にはハリウッド・リメイク版も製作されている。老人介護のボランティアをする女子大生・仁科理佳は、ある日寝たきり老人の様子を見に行くように頼まれる。半ば無理矢理押しつけられた形だが、そのまま捨て置く訳にも行かず、渋々その寝たきりの老婆・徳永幸枝の家を訪れるのだった。理佳が家の中へと入っていくと、室内には悪臭が漂い物が散乱している。一階の奥の薄暗い部屋で幸枝を発見する理佳だったが…実際、怖い。その怖さは半端ではない。逃げ場がなくなってしまう怖さなのだ。しかも理不尽なぐらいに次々と無関係の人々が巻き込まれていく…せめてもの救いは、これが映画であることだ。もしもこれが現実で、自分がその場にいたらと考えると…いや、考えたくはないっ!それぐらい怖いのだ。ホラーものの映画を数多く観ている私でさえ、それぐらい恐怖を感じる物語だ。何が怖いのか、具体的に書きたいのだが、それはあなたの目で確かめて欲しい。何よりも、もう一度観るなんて願い下げだ。唯一の難点は、物語の構成が凝りすぎていて、少しわかりにくいということか。章仕立てで物語が展開し、それぞれの章によって時系列が前後したりするのだ。この点だけ注意していないと、何がなんだかわからなくなる。
2005/02/15

今日は「ヤング・フランケンシュタイン」を紹介しよう。アメリカの脳外科医フレデリック・フロンコンステインが家督を継ぐために祖父の城へ行くことになる。祖父とは、かのフランケンシュタイン男爵のことだ。その祖父の名を嫌ってフロンコンステインを名乗っていたフレデリックだが、地下の実験室と実験ノートを見つけるに至り、祖父の汚名を晴らすため、正常な脳で怪物を蘇らそうとする。だが、助手のイゴールのミスからアブノーマルな脳が入れられてしまい…この作品は「フランケンシュタイン」の世界観を忠実に再現したオマージュとなっている。しかも御丁寧にわざわざモノクロで撮影されているのだ。普通いくらオマージュでもそこまで手間をかけない。こんなところからも監督メル・ブルックスの「フランケンシュタイン」への思い入れのほどが窺える。フレデリックをジーン・ワイルダー、イゴールをマーティ・フェルドマン、怪物をピーター・ボイルがそれぞれ熱演している。特にイゴール役のマーティ・フェルドマンの怪演は必見!…と、その前にできればユニバーサルの「フランケンシュタイン」と「フランケンシュタインの花嫁」を観ておいて欲しい。現在最も手っ取り早く「フランケンシュタイン」と「フランケンシュタインの花嫁」の2作を観れるDVDは、下の「フランケンシュタイン レガシーBOX」となっている。フランケンシュタイン レガシーBOXこの2作を観ることによって「ヤング・フランケンシュタイン」を何十倍も楽しめるようになるのは言うまでもない。
2005/02/14

本日は、西部劇「女ガンマン 皆殺しのメロディ」を紹介しよう。銀行強盗の3人組が逃亡用の馬を入手するために街外れの牧場を襲う。その牧場主の夫婦は果敢に立ち向かうものの、敵ではなく夫は射殺され、妻はレイプされてしまう。復讐を誓う彼女は、賞金稼ぎの男に拳銃を習い、件の3人組を追うのだが…この3人組みの悪党が、アーネスト・ボーグナイン、ジャック・イーラム、ストローザー・マーティン。割と仲間同士でコミカルな会話を交わすものの、やっていることは残虐非道そのものだったりするため、空回りしてる感がある。主人公であるヒロインは、ラクエル・ウェルチ。彼女を助ける賞金稼ぎが、ロバート・カルプだ。そう「アメリカン・ヒーロー」でFBI捜査官ビル・マクスウェルを演じたその人だ。その他、賞金稼ぎの親友の銃職人の役でクリストファー・リーも出演している。実はこの作品、イギリス製の西部劇である。さしずめ、ブリティッシュ・ウェスタンとでも言うべきか。ところが出演者は、イギリスの俳優にハリウッドの俳優を加えた陣容。更にストーリーは、どことなくマカロニ・ウェスタンっぽい。ちなみに「キル・ビル」がこの作品にインスパイアされているのは、かなり有名。
2005/02/13
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今回は「リーグ・オブ・レジェンド~時空を超えた戦い~」を紹介しよう。19世紀末のヨーロッパを舞台に、同時代のヒーローが一堂に会して世界の平和を守る物語(笑とにかく登場するキャラクターがすごい。ヘンリー・ライス・ハガードの「ソロモン王の洞窟」に登場するアラン・クォーターメインを筆頭に、ジュール・ベルヌの「海底2万マイル」のネモ船長、ブラム・ストーカーの「吸血鬼ドラキュラ」からミナ・ハーカー、マーク・トウェインの「トム・ソーヤーの冒険」のトム・ソーヤー、オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」のドリアン・グレイ、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの「ジキル博士とハイド氏」のジキル博士とハイド氏等々…この面子を見るだけでもおもしろい。何より敵の黒幕の正体に思わず“にやり”とすること請け合い。バスタード・ソードのようなノーチラス号など登場するメカも見所満載だ。原作は、人気アメコミ。よくも悪くも荒唐無稽な物語をテンポよく見せてしまう勢いに脱帽。アラン・クォーターメインを演じるショーン・コネリーの存在が、作品全体を引き締めているのは言うまでもない。
2005/02/12
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本日は先日購入した「スクービー・ドゥー2 モンスター パニック」を紹介しよう。アメリカのハンナ・バーベラ・プロの製作したアニメーション作品「弱虫クルッパー」の実写映画化作品の第2作だ。メインとなる出演者は前作と同じ。登場する主人公たちのキャラクターの見た目は、かなり元のアニメのイメージ通りになっており、元のアニメを知る世代には嬉しい限りだ。ただし性格や行動を見る限り、ずいぶん違う印象を受けるのだが…ちなみに初期のアニメ日本語版と現在のアニメ日本語版は、主人公たちの名称が変更されている。(旧名称) ⇒(現在の名称) クルッパー⇒ スクービー ボロピン ⇒ シャギー メガコ ⇒ ヴェルマ ハンサム ⇒ フレッド ファンタ ⇒ ダフネ現在の日本語版アニメは映画に順じている。作品の整合性を考えるなら旧名称は、あだ名か何かと考えるのがいいだろう。ところで主人公のひとりダフネ役のサラ・ミッシェル・ゲラーは、最近ではすっかりプログラム・ピクチャー系の女優と化してしまった感がある。やはり「バッフィ」主演が原因か…と思ったら「呪怨」のハリウッド・リメイク版の「THE JUON 呪怨」にも主演している。結局そっち方面が好きなのか…(汗昨日の「オズの魔法使い」の記事の内容に一部抜けがあり、本来の意味とは違ってしまっいる部分がありました。昨日の記事にコメントとしてその旨を書いておきましたが、修正を知らない方がいると困るので再度申し上げます。現在は加筆修正を加えた文章になっています。昨日16:36~17:45の間にアクセスして「オズの魔法使い」の記事を御覧になった方は、改めて修正部分をお読みくださるようお願いいたします。
2005/02/11

今日はMGMミュージカルの名作のひとつ「オズの魔法使い」を紹介しよう。カンザスの片田舎に住む少女ドロシーは、ある日愛犬トトと共に竜巻に巻き上げられて魔法の国へ迷い込んでしまう。家路を求めて旅をする彼女は途中、脳みそのない案山子、心のないブリキのきこり、勇気のないライオンと出会い、お互いの願いを叶えるために一緒に旅をすることにする。だが彼女達の行く手には悪い魔女も待ち構えているのだった…物語冒頭、モノクロ画面で始まるので一瞬びっくりするかもしれないが、これは演出。途中のあるシーンから、ちゃんとカラーになるので心配ない。むしろ、この仕掛けが(単純ながら)大変効果的に使われているところに注目。こういうスマートな演出は、最近の映画に見られないものだけに…ミュージカル仕立てながら、物語の構成もしっかりしており、純粋にファンタジー映画としても楽しめる作品だ。まったくの余談だが、この作品の主題歌「虹の彼方へ」同様に有名な「雨に歌えば」の主題歌は同名映画の主題歌として作られた物ではない。MGMで作られた映画にたびたび登場する名曲だったりするのだ。その辺は、映画「ザッツ・エンターティンメント」でも語られているので、興味のある方はそちらもチェックしてみるといいだろう。
2005/02/10

よせばいいのにこの寒い中、先日購入した「怪談新耳袋 劇場版」を観てしまった。合計8話の短い怪談が集まって1本の映画となっている。テレビ版との差異はあまり感じられない。むしろテレビ版のノリをそのまま劇場映画にした感じだ。実際各話ごとに、テレビ版でおなじみの冒頭のアレがついてるし…ただ一話の長さは、CMなどがない分、テレビ版よりも少し長くなっている話もあるようだ。またテレビ版で放映された話もいくつか混じっている。(観たことのある話があった)肝心の怖さだが、個人差や話によっての違いもあるので一概に言えない。ただ言えることは(各自の環境が許す範囲で)なるべく大きい画面で観るようにしよう。収録されている8話は、以下の通り。「夜警の報告書」深夜のビルで夜警たちが見たものとは? 「残煙」 夜の山道でタバコの煙だけを残し消えていくOLたち。「手袋」 ある日から女は夜ごと闇から突き出た手に首を絞められる。「重いッ!」 深夜になると私の上にのしかかってくる見知らぬ男。「姿見」 高校卒業を目前に控えた僕たちは体育館倉庫の姿見へ…「視線」 由加里が撮った文化祭のビデオには看護婦らしき女の影が…「約束」 叔父の留守番をする浩之を呼ぶ女の声の主とは。「ヒサオ」 イジメで殺された息子ヒサオに話し掛ける錯乱状態の母親は… 怖いもの見たさで気になっている人は、迷わず観ることを勧める。特典映像に原作者の語る怪談が4話入っているのもお忘れなく。むしろ、こちらの方が怖いという話も…
2005/02/09

私の住む地域は、本日の最高気温がなんと5℃!こんな風に寒い日は、馬鹿馬鹿しいパロディで寒さを忘れよう。本日はメル・ブルックスの「スペースボール」を紹介しよう。題からも想像できるように、この作品は「スター・ウォーズ」のパロディをメインに展開する一大宇宙叙事詩だ(笑いろいろなSF映画の名シーンが、ところどころに埋め込まれており、それを探すのもまた楽しい作品となっている。パロディと言うと、ストーリーはあってないようなモノが多いが、この作品は(かなり馬鹿馬鹿しいが)一応ストーリーがあり、きちんと物語を楽しむこともできる。見所は、リック・モラニス演じるダーク・ヘルメット卿だ。言うまでもなく「スター・ウォーズ」のダース・ヴェイダー卿のパロディ。もうひとつクライマックスにすごい見所があるのだが、物語の大事な部分なのであえて書かずにおこう。ぜひ自分の目で確かめて欲しい。抱腹絶倒請け合いなので、騙されたと思って観て欲しい作品だ。
2005/02/08

本日は、1953年度アカデミー賞の特殊効果賞受賞作「宇宙戦争」を紹介しよう。この映画が作られる15年前、全米でパニックが起こった。CBSラジオが火星人の襲来を実況したのだ。…というのは、パニックを起こした人の勘違い。実は「市民ケーン」等で知られるオーソン・ウェルズの演出したラジオドラマがあまりに真に迫っていたため、多くの人は実況放送と思い込んでしまったのだ。その模様はテレビムービー「アメリカを震撼させた夜」が詳しい。機会があれば、併せて観てみるのもいいだろう。で、この時のラジオドラマのお題目が今回の「宇宙戦争」だ。原作は、かのH.G.ウェルズ。物語冒頭は、驚くほど「絶対の危機」に似ている。いや、正確には「絶対の危機」の物語冒頭のシーンが「宇宙戦争」にインスパイアされているのだ。CG全盛の現代の目で観たら、見劣りする部分があるのは否めない。何しろ50年以上前の作品だ。だが、50年以上前にここまでの映像イメージを作り上げたことこそ賞賛すべきであろう。
2005/02/06
映画鑑賞の姿勢について書いてみたい。私が映画鑑賞する時にまず心がけるのは、その作品を楽しむことだ。わざわざつまらない思いをするために、最初から2時間近い時間を費やす人はいないだろう。観ている映画をいかに楽しむか、それに尽きる。楽しみ方は千差万別であろうから、他の人の楽しみ方に口を挟む気は毛頭ないが。私の場合は、観ている作品のよいところを探しながら観ている。どんなにひどい映画にも必ずいいところはある。少なくともその映画を作ろうと思う時点では志があり、完成度には結びつかなかったとしても、その志を感じさせる部分がどこかに残っているはずだ。そう信じて、いいところを探しながら観るのだ。そして、それは必ずある。もし見つからなかったら、それは探し方が悪いのだ。見つかるまで何度でも観る。それこそ眠る時間を削ってでも…重箱の隅をつついて批判するのは、それこそ簡単で誰にでもできること。でもそこからは、何も生まれない。それよりは、新たな発見や新しい楽しみ方を生み出した方が数倍いいに決まってる。そう思うから、私は今日もいいところを探す。そうしていくうちに愛すべきダメ映画がまたひとつ心のポケットの中へ…
2005/02/05

今回は心温まる動物映画「こねこ」を紹介しよう。モスクワのとある音楽一家の子供がペット市場一匹の仔猫貰う。仔猫は家族の一員として暖かく迎えられるが、ある日いなくなってしまう。ふとしたことから迷子になってしまったのだ。仔猫は色々な猫と出会いながら冒険を続け、我が家へと旅を続ける…こんな感じの物語なのだが、物語の視点が人から猫に移った辺りから俄然おもしろくなる。しかもこの手の映画にありがちな擬人化などは一切ない。あくまでも動物は動きだけで意志を表現しているのだ。そんなところも好感を持った一因。実はこの映画、猫好きのある友人に勧められて観たのが最初だったりする。もちろん、心の底から観てよかったと思える作品だ。心まで寒い日には、こんな映画をお勧めしたい。
2005/02/03

よっぽどジョージ・リーブズ主演のTV版の「スーパーマン」を語ろうかと思ったのだが、DVDの入手が難しそうなので、今回はクリストファー・リーヴ主演の映画版「スーパーマン」である。正直この映画を観る前は、テレビ版「スーパーマン」のジョージ・リーブズの印象が大変強く、あまり気が進まなかった。がっちりした体格のジョージ・リーブズに比べると、クリストファー・リーヴは華奢に見えたのだ。だが、映画館の大きなスクリーンで観た瞬間、その杞憂は霧散した。そこには、まさにスーパーマンがいた。この時ほど切実に飛びたいと思ったことはない。そう思わせる映像にすっかり魅せられていたのだ。超有名なこの作品、よもや観ていないという人はいないだろうが、万が一これから観るという人のために、あえて内容は語らない。そうそう、可能なら、なるべく大きい画面で観ることをお奨めしよう。
2005/02/02

今日は「バットマン オリジナル・ムービー」を紹介しよう。この作品は、1966年~1968年に米ABC系列で放映されたテレビドラマ「バットマン」の映画である。映画化されるほどであるから、当時かなりの人気を誇ったのは、言うまでもない。物語冒頭、謎の救援要請を受けたバットマンとロビンは、バットマンカー(※1)で緊急出動する。この緊急出動のシーンがやたらと格好いい!途中バットマンカーからバットコプターへと乗り換えたふたりは、一路海へ。海上には暴走する一隻のクルーザーがあった。バットコプターの操縦をロビンに任せると、バットマンは縄梯子でクルーザーへ乗り移ろうとする。ロビンへの指示でバットコプターの高度を下げさせ、クルーザーへ乗り移ろうとした瞬間、突然クルーザーは消え、バットマンは海に浸かってしまう。慌てて高度を上げるバットコプターのロビン。と、バットマンはサメに噛まれている。このサメがいかにも作りモノ然としているのは、御愛嬌。さらに足の1本ぐらい余裕で噛み千切られてもおかしくない噛まれ方をしていたりと、ツッコミどころ満載。サメは殺虫剤のような缶入りのサメ撃退スプレーを吹きつけるだけで海の中へドボン。それと同時にサメが爆発した。爆弾をセットされたサメだったのだ。もちろんバットマンは怪我ひとつしていない…こんなすごい展開を見せられたら続きが見たくなるのは必至だ。登場する悪党もペンギン、ジョーカー、キャットウーマン、ナゾラー(※2)とオールスターが勢ぞろいだ。しかも悪党を殴った時に“POW!”とか“ZWAPP!”とかの擬音が文字で出る。こんなところもなかなか味があって楽しい。小難しい理屈とかすべて忘れて、荒唐無稽さを楽しむべき作品だ。(※1)この頃はバットモービルなんて呼び方はしていなかったのだ。(※2)今でいうリドラーのこと。当時はナゾラーと訳されていた。
2005/02/01
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