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先日、私の住む町周辺で水害が起こりました。被害を被られた方には、お見舞い申し上げます。実は、これまでこの地域において、水害が起こるとは考えてもみませんでした。私は、保険代理業ですので、火災保険も取り扱います。火災保険では、水害も補償の対象となります。(廉価なタイプは例外)火災保険に対する、私のこれまでの考えとして、“この地域では水害の補償はいらない”ということでした。他社の保険の中には、水害を補償の範疇から外し、保険料を抑えるタイプもあります。私の取扱保険会社でも、このいったタイプがあれば良いのにな、とさえ考えていました。しかしながら、今回のことがあり、水害のこともしっかり考えなければいけないなと・・・。というより、想定外のことが起こったときのための保険であるといういうことを今回の件で再認識させられました。幸いにして、私のお客様の中で、被害に遭われた方はいませんでしたが、自分の認識不足を反省しなければいけない出来事でした。
August 31, 2008
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前回からの続きです。出雲大社の拝観が無事に終わり、今度は松江に向かいます。出雲に来た際には、宍道湖の南側を走るJR山陰線を利用しましたが、帰りは宍道湖北側を走る、一畑電車の出雲大社前駅から乗車しました。駅舎がちょっと変わっていますね。この駅、乗車時間の10分前くらいにならないと、改札が開かないんです。しかも駅員さんは、おじいちゃん、おばあちゃん。おばあちゃんに昔ながらの道具で切符を切ってもらいました。驚いたことに、この電車は自転車も一緒に運ぶことが出来るんです。途中、川跡という駅で乗り換え、終着の松江しんじ湖温泉駅まで約一時間。松江しんじ湖駅に降りると、すぐ足湯がありました。ここも温泉の街なんですね。ここからは、「松江レイクライン」という市内循環バスを使い松江城に向かいます。色彩が珍しいバスです。巡回方向が松江城前に行くには、かなり大廻になってしまうため、近くの停車場で降りることにしました。そこには、「カラコロ工房」という工芸館があります。この建物は、旧日銀松江支店を改装したもので、地下には当時日銀で使われていた金庫の大扉がそのまま残っていました。ものすごく分厚い扉にビックリです。かなり頑丈そうですね。ここから逆周りのレイクラインに乗って、松江城大手門前まで。そこから遠巻きに見る外堀がとても美しい。松江城は、国の重要文化財でありますが、私が思うに国宝級の城だと感じました。ところで、旧国宝法では、現在の国の重要文化財は、全て国宝でした。とても精悍な面構えですね。きっと春には桜、秋には紅葉と、また一味違った趣きが堪能できそうです。松江城は別名、千鳥城とも言われ、現存する12天守の一つです。城内に入ってみると、井戸が掘られていました。常時、飲料水が得られたそうです。また、階段には、桐材が使われており、階段を引き上げたり、防火防腐のためだそうで、他の城では見られない特殊なものだそうです。天守最上階からは、松江のまち全体や宍道湖が眺められ、爽快な気分です。松江城を堪能した後は、武家屋敷と小泉八景記念館・旧家へと。松江城に入城する際、案内係の方が歩いてすぐと、おっしゃられていたのですが、かなり距離があります。実は、松江から14時01分の特急「やくも」に乗らなければいけません。時間はすでに15時15分。引き返そうかと考えたのですが、武家屋敷が見えたころ、そこからタクシーが出ていることがわかりました。帰りはタクシーで駅前まで行こうと決め、武家屋敷前で停まっているタクシーを一台確保して、短時間で武家屋敷・小泉八景記念館・旧家を回ってきました。運転手さんが、ちょうどいい方でしたので、少しの時間、回るまで待っていてくださいました。タクシーの運転手さんと松江のことについて色々とお話して頂きました。松江は、産業に乏しく働き口が大変少ないため、若い人が街を出て行ってしまうそうです。そのため、今後の街の行方をとても心配されていました。それから、松江は“水の都”と言われていますが、水道料金が高いとのこと。実は、水道は他の街から供給されているそうです。そのために高いのだとか。これだけ豊富に水があるのに、と思ってしまいます。あと水害にも弱い街だとか。何年か前には駅周辺が水没してしまい、クルマが入られない状態になったそうです。観光客には知られざる話を色々とお聞きしました。話は尽きぬまま、10分ほどで松江駅に到着。なんとか電車の発車時刻に間に合い一安心。ここから、特急「やくも」で山陰線~伯備線~山陽本線 経由で岡山まで。「やくも」には、車内販売があり、車内をワゴンサービスが回っているのですが、係りの人が、なんと行きと同じ人でした。こんな偶然もあるのだなと。岡山駅では新幹線の時刻まで少し時間があったので、お土産を買うなどして時間をつぶしたのですが、駅ビル内はとても綺麗で、ちょっとビックリ。今回の旅は、電車の時間が予め決められていたので、未知の土地における時間配分に苦労しました。机上では、余裕を持って予定を立てたつもりだったんですが、実際には予定通りにはうまく行きませんでした。慌しさが残る旅行でしたが、2日間とても充実した時間を過ごすことが出来ました。この地方には、足立美術館や最近、世界遺産に登録された石見銀山などなど、見所も多くあり、また機会があれば、ぜひ訪れてみたい地域です。
August 4, 2008
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昨日からの続きです。昨夜、夜中にかなり強い雨が降っていましたが、朝方にはもう止んでおり、曇り空でした。宿を出発する頃には、日差しも出てきて、かなり暑くなりそうな気配です。玉造温泉駅からJR山陰本線で出雲市駅まで行き、そこからバスで移動です。ついに来ました。ここが出雲大社の玄関口です。鳥居の横には、「平成の大遷宮」と記されていました。「いづもたいしゃ」と言われていますが、正式には「いづもおおやしろ」です。まず最初の鳥居の前で会釈し、鳥居の隅を通ります。(中央は神様の通り道なので)しばらく砂利が敷かれた下りの参道が続きます。これは後から知ったことなのですが、下りの参道の途中、右側に小さな社があったのですが、ここでまず最初にお参りするのが本当らしいです。人だかりが出来ていたので、“なんだろう?”と思いつつも、そのまま通り過ごしてしまいました。下りの参道が終わると今度は立派な松並木のある参道に入っていきます。銅鳥居の向こうには、大きなしめ縄が見えてきました。そこは、これまでは御拝殿となっていたところで、この度、本殿から神様をお移しして、現在は御仮殿になっています。御仮殿の宇豆柱の礎石は、なんと重量13トンもの愛知の岡崎石が使われているそうです。御仮殿の奥に見えるのが、一般公開される御本殿です。この度の御本殿の大改修等で約80億円もの費用が掛かるそうです。ものすごい金額ですね。でも私が思うに、これらの費用はすぐに集まってしまうのではないかと考えております。早速、御仮殿の前でお参りをさせて頂きました。通常、神社では二礼二拍手一拝が一般的ですが、出雲大社では、一拝祈念二礼四拍手一拝です。そして10時半から御本殿特別拝観にうつります。この度の御本殿特別拝観には整理券が必要で、当日にも配布されるのですが、10時頃には、既に、夕刻最後の部の整理券が全て配られてしまったようです。幸いにして私は、事前に申し込みを行なっていたので、待たされることはありませんでした。このことを予め知っておいて良かったです。はるばる愛知から出向いて、拝観できないとあっては悲しすぎます。 画像中央に見えるのが、これから拝観する御本殿です。まだこのあたりからは、屋根の部分しか見えないです。 八足門の前に待機用のテントが張られているので、時間までこちらで待機することに。まもなく、神域に入ることが出来ると思うと、少しドキドキしてしまいます。順番が回ってきて、御本殿に入れる時間になりました。ここからは神域とのことですので、カメラ撮影は禁止されていました。桜門をくぐった後、靴を脱ぎ、御本殿に通じる階段を一歩一歩かみしめて上っていきます。まずは御本殿の周りを一周しました。御本殿正面に到着すると、案内係の方が色々と説明をして下さいました。天井には、「八雲」が描かれており、色鮮やかな状態のままでした。しかしよく観ると「八雲」と言うのに7つしか描かれていません。説明によると、あえて7つしか描かないことにより、今後の神様のご繁栄を祈念したことではないかと、案内人の方は言われておりました。また、大黒柱の役目をする「心御柱」が御本殿中央にあったのですが、これがまた、全く色あせていな褐色の“木”の色だったんですね。それに比べその壁に位置する柱は色あせてしまっているんです。とても不思議な感じがしました。それから驚いたことに、通常、神様の御神座は南向きになっているものなのですが、大国主大神さまの御神座は、なんと西向きなのです。 →→→ 御本殿内部図(出雲大社HPより)ですので、御拝殿でお参りした後は、西側に回って再度お参りするのだそうです。(実はこれも後で知りました)無事に拝観が終わり、御本殿の周り観て回ることにしました。こちらは西側です。北側である後ろに回ります。人の姿と比べてみると、御本殿がいかに大きいかがよくわかります。こちらは、東側になります。これらの建造物を間近で観られただけでも感無量であります。こちらは素鵞社(そがのやしろ)といって、大国主大神さまの御父神であり、伊勢神宮に祀られている天照大神さまの御弟神である須佐之男尊(素戔嗚尊:すさのおのみこと)さまの社です。ヤマタノオロチ(八岐の大蛇)を退治された神様で有名です。御本殿の東側と西側には「十九社」という社があります。こちらは「東十九社」。出雲大社には陰暦10月には全国の神様が集まってきます。東十九社は、東日本の神様が集まる社です。「神無月」と言いますが、これは神様がいなくなることを差しています。逆に出雲の地では「神在月」もしくは「神有月」と言われているそうです。帰りがけには面白い銅像を発見しました。大国主大神さまと“いなばのしろうさぎ”とのツーショットです。“いなばのしろうさぎ”の話は面白いですね。この度の拝観、そして参拝と、無事に出雲の地まで来ることができ、感謝に尽きます。出来ることなら、改修が終わった平成25年に、もう一度来てみたいですね。下の画像は、御浄財のお返しと特別拝観できたことの証明書です。拝観証には、日付がちゃんと入っています。<つづく>
August 4, 2008
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今年、出雲大社では「平成の大遷宮」による御本殿特別拝観が執り行われています。御本殿が一般公開されるのは、なんと60年ぶりとのことです。春ごろ新聞で、この事を知り、これを逃しては生涯観られることはないと考え、ぜひ行かねばと思い、着々と計画を進めてまいりました。中国地方への旅は初めてです。まずは新幹線「のぞみ」で岡山まで。のぞみは全席禁煙ですので、喫煙家である私は、しばしの我慢だと思っていましたが、喫煙ルームがあるのですね。乗車時間中、我慢できないことはないのですが、どのようになっているのか気になったため利用してみました。3名ほど入ることが出来るスペースになっていて、通路を挟んで車両の左右についていました。名古屋から岡山までは、一時間半ちょっとで、あっという間に着いてしまった感じです。岡山からは在来線で倉敷へ。倉敷は大原財閥を築き上げた街です。倉敷駅のすぐ前(裏?)には、チボリ公園が目の前に見えます。このチボリ公園、なんと今年一杯で閉鎖になってしまうそうです。この事を知ったのは、旅行から帰ってきてからのこと。事前に知っていれば、立ち寄りたかったなと。しばらく歩いていくと、レンガづくりの巨大な壁に出くわしました。旧倉敷紡績所(クラボウ)の跡地を利用した「アイビースクエア」です。この中には結婚式場やホテルなどの施設があります。大原美術館の児島虎次郎記念館がありましたので、入館してきました。大原孫三郎氏の友人である画家・児島虎次郎氏の作品が展示されています。児島虎次郎氏は、大原氏に諸外国の絵画の価値を説き、買い付けを強く勧めた人でもあります。それによって、大原氏は多くのコレクションを手にしていったそうです。その後は、倉敷の美観地区である街並を散策してみました。たいへん綺麗な街並ですね。こういった街並を歩いていると、とても心が和らぎます。こちらは、中国銀行の建物。大正11年に竣工したルネサンス風の建物です。こちらは大原家の旧家です。周りにいる方々は、あまり注目していませんでしたが・・・そうこうしているうちに、昼を過ぎたので、昼食を取ろうとお店を探していました。はっと気づくと12時半。実は、このあと14時の特急電車に乗らなければいけないのでした。まだ大原美術館の本館を観ていません。慌てて昼食を済ませ、足早に館内を回ってきました。本来ならゆっくりと回って絵をじっくり観たいのですが、そうも言っていられません。中でも印象的だったのが、エル・グレコの「受胎告知」。受胎告知は、レオナルド・ダ・ヴィンチやフラ・アンジェリコも描いていますが、これは他の作品とは感じが異なります。私が思うに、日本人の私が観て、単純にすばらしいと感じることが出来るのですが、こういった作品のすばらしさは、ある意味キリスト教徒でなければ、本当の意味での良さが、理解できないのではないかと考えてしまいました。絵を観終わったら、すぐに倉敷駅へ。小走りで駅まで行き、何とか間に合いました。特急「やくも」に乗り、鳥取の米子を経由して、島根県へ向かいます。約2時間半の長い乗車になります。松江付近に着くと、宍道湖が見えてきました。宍道湖といえば、夕暮れが絶景だそうです。当日はあいにく曇り空で、綺麗な夕日が見えず残念です。さて到着した場所は、ここ。「玉造温泉」です。今日の宿泊地です。玉造温泉は、日本神話にも出てくる日本最古の温泉とも言われています。その評判は、「枕草子」にも登場しているそうです。駅からは、宿のクルマで送迎していただきました。この日、お世話になる宿は「紺家」。宿に着くと、ブランド色浴衣の貸し出しサービスがあるとことで、好きな浴衣をチョイス。その後、日本庭園が観られるロビーにて、抹茶と和菓子で一服。まずは長旅の疲れを癒します。部屋に着いたら早速、お風呂へ向かいます。風情のある露天風呂には満足できました。「神の湯」と称された源泉は、無色透明で、とてもいい湯です。お風呂から上り部屋へ戻ると、夕食の準備がされている最中でした。美人の仲居さんが一人で用意して下さっています。部屋で取れる食事は、周りを気にせず、ゆっくりしていられるので良いですね。最近では珍しいのでは・・・?。しばらくし、デザートがついているのに気がついたのですが、なぜか私のがありません。別に無かったら無いで私は構わなったのですが、「???」と思っていた矢先、仲居さんが訪れ、「すみません お一つ忘れていました」と言って持ってきてくださいました。(笑)「今そのことを話していたところなんですよ!」と、皆で大笑い。食事が終わったあと、記念にと、仲居さんのワンショット。少し遠すぎたか、あまり綺麗に写せませんでした。でも実物は、かなりのべっぴんさんです。夕食を済ませた後は、温泉街を散策してみることにしました。なかなか風情がありますね。川岸には足湯があり、浸かってみましたが、かなり熱い。70度ほどの源泉が湧き出ていました。ぬるめと書いてある場所でも、30秒も浸かっていられませんでした。この日は、近くのイベント会場で、島根県の民謡である安来節に合わせて踊る「どじょうすくい」も上演されていました。間じかで見るのはもちろん初めて。腰の動きがとても面白いです。会場に来ているお客さんたちに踊りを伝授し、みんなで踊るシーンもあり、たいへん楽しかったです。明日は、いよいよ出雲大社へ向かいます。<つづく>
August 3, 2008
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