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プラント関連のエンジニアとして職歴を終えた大使であるが、地元の製紙企業への就職も選択肢のひとつに数えたこともあったわけで・・・和紙に関しては、ひとかたならないこだわりがあるのです。【和紙の源流】久米康生著、岩波書店、2004年刊<「BOOK」データベース>より手すきによってつくられる日本の紙「和紙」は、その品質・風合いなどから世界的にも高い評価を受けている。東洋に伝わる手すき紙の伝統のなかで、とくに中国大陸や朝鮮半島との文化交流を通じて、和紙はどのように形づくられ、独自の発展を遂げるに至ったのか。海外の文献や現地での調査報告などをもとに、和紙の源流をさぐる。<大使寸評>プラント関連のエンジニアとして職歴を終えた大使であるが、地元の製紙企業への就職も選択肢のひとつに数えたこともあったわけで・・・和紙に関しては、ひとかたならないこだわりがあるのです。rakuten和紙の源流<はじめに>pv~viiより 産業革命の激流のなかにあったヨーロッパ製紙業界では、この機械漉き化が急速に進み、手漉き紙は短期間に衰滅したが、東洋では2世紀を経ても、多くの国でなお命脈を保っている。なぜ東洋の手漉き紙の生命力が強いのだろうか。この和紙の源流である中国を中心に東洋各地の手漉き紙の歴史をたどり、地域と民族による造紙法の差異を比較調査することを思い立ったのは、東洋の手漉き紙の伝統とたくましいエネルギーを改めて認識したかったからである。 中国で紙が開発されたのは、近年の古代遺跡からの出土紙が語るように紀元前の前漢期であり、ヨーロッパで紙をつくりはじめたのは12世紀である。そして15世紀中期に活字印刷術が開発され、その普及につれて印刷用紙の需要が巨大となり、製紙業は機械力を活用してより安く速く量産するための改良が進められた。 Paperは古代エジプトで文字を書いたpapyrusに由来し、一般に「紙は書写材である」として論じられている。その書写には、中国・日本などで軟らかい毛筆を用い、西欧は金属ペンなどの硬い筆記具を用いるので、それに適する紙質は異なるが、西欧の紙を改良する目標は筆写よりもむしろ印刷に重点を置いていたように思える。したがって、抄紙機による量産のために木材パルプを原料とし、両面印刷できるように白土などの填料を紙料に混ぜ、塗被剤や樹脂を塗工する技術が進んでいるが、紙の耐久性を損なっている。東洋の手漉き紙は、樹皮の靭皮繊維を主原料とし、その耐久性を重視し、書写材として文化情報の伝達に重要な役割を果たすとともに、各種の生活用品の加工素材となった。書写材としてのはかに生活文化材としての広い用途があったのがひとつの特徴である。 生活物資としての和紙が絶頂期のころのお話です。<町人社会の生活物資としての紙>p171~174より 中世の紙の主要な消費者は公家・僧侶と武家であったが、近世には大多数の町人が消費層に加わり、17世紀後期から紙種が多くなるとともに生産量も増大して重要な生活物資となった。近世前期には全国の貨物の約70%が大坂に集まるといわれ、大坂は「天下の台所」として、その時期の経済動向を最もよく反映していた。 小葉田淳著『日本経済史』のなかの「江戸時代の和紙の発展と藩経済」によると、正徳4年(1714)の大坂市場入荷商品119種のうち1商品で銀高1万貫以上のものは米・菜種・干鰯・白毛綿・鉄・紙で、紙は1万4446貫で第6位の商品であった。そして元文元年(1736)の統計では大坂に出荷される紙の銀高が6884貫に減っているが、米・木材に次ぐ第3位の商品になっている。 一方、江戸には徳川政権の幕府が設けられて、着々と都市づくりが進められ、江戸初期の紙はほとんど大坂から回送されるものに頼っていたが、中期頃からは関東周辺の紙産地が成長し、とくに武蔵・駿河・甲斐などから直接江戸市場に出荷された。大産地の常陸・下野・磐城などは大坂にも出荷したが、主として江戸に送るものが多く、中部地方の大産地美濃・越前などでも、京都・大坂よりも江戸送りが多くなったといわれる。 中世には杉原紙が最も多く流通し、ついで檀紙・引合紙・美濃紙・奉書紙など文書用紙が主体であったが、近世には大多数の町人の求める、量産できる安い半紙・半切紙・塵紙などが主流となった。紙を半分に切って節約して用いることは中世からふえているが、近世の町人層は半紙類を常備して帳簿をつけ文書をつくり、半切紙に手紙を書いた。障子紙は毎年張り替え、鼻汁拭きや化粧・衛生用として小半紙・延紙・塵紙などを毎日使うようになっている。(中略) ところで、このように急増した町人層の需要にこたえる生産体制をささえたのは、諸藩の紙専売制であったといえる。近世の幕藩体制のもとでは藩ごとに自給経済の政策がとられ、米の増産とともに商品作物の振興をはかり、その商品作物の急速な発展が領国内商品流通の範囲を超えて、全国的な市場の形成をうながし、領主の財政を窮迫させた。そこで諸藩はその対策として藩営専売制をしき、米・塩・綿・蝋などとともに紙も専売制に組み入れ、特産地が形成されて増産が進んだのである。 この専売制は商品経済の発展していた機内以西で盛んであったが、紙も西日本の20余藩で専売制になっている。そして周防・長門の宋支藩はこの紙専売制を請紙制といい、その地域の石高に応じて米の代わりに納める紙を割り当て、その割当量を請け負って必ず上納する義務を負わせる制度で、萩藩は寛永8年(1631)、岩国藩は寛永17年(1640)、徳山藩は明暦元年(1655)に請紙制を実施している。 また隣接する石見の津和野藩は寛文5年(1665)、安芸の広島藩は宝永3年(1706)に紙専売制をしいており、西中国地方は江戸前期に日本最大の紙産地に成長した。(中略) しかし、このきびしすぎる専売制に紙漉き農民は抵抗してしばしば紙一揆を暴発させ、青木虹二『百姓一揆の年次的研究』によると、江戸時代の紙一揆60件のうち29件は周防・長門で発生している。紙一揆は当然生産量を減少させるが、江戸末期には四国地方の伊予・土佐が紙市場で優位を占めるようになる。文政10年刊の『経済要録』には、「世に多く有用なるは半紙より要なるは無し。・・・今の世に当って伊予の大洲半紙、厚くして幅もゆたか也。故に大洲半紙の勢い天下に独歩す」と記している。伊予や土佐は農民の抵抗で紙専売制の中断、復活を繰り返したところで、農民に平紙の自由販売権も認めて生産意欲をかきたてている。 <町人社会の需要にこたえた半紙>p178~179より 近世初期の町人たちは、杉原紙を半分に切って使っていたが、やがてその小さい判型の製品が市場に出回るようになった。生保2年(1645)刊の松江維舟『毛吹草』には周防産として山代半紙が記されている。周防の山代地方は萩藩領で、萩藩は最も早く寛永8年(1631)に紙の専売制をしいており、ついで岩国藩が寛永17年(1640)に専売制としているが、半紙は防長宋支藩の最重点製品であった。永宝7年(1677)刊の『難波すずめ』には、大坂の紙問屋の大半は周防・長門・石見・安芸など西中国地方の紙の特約問屋であることを記している。(中略) これらの産地に、安永6年(1777)版の『新撰紙鑑』では、淡路・土佐・伊予・備中・豊前・豊後・肥前などが加わっている。約20ヶ国の半紙が上方市場に流通したわけであるが、武蔵には山半紙、駿河にはミツマタ製の駿河半紙があるなど、全国ほとんどの紙郷で漉かれていた。大坂市場では江戸末期に、半紙出荷量の多い周防・石見・安芸・土佐・伊予・阿波・肥前・豊後諸藩の蔵屋敷にちなんで「八蔵半紙」と呼んでいた。<海外で高く評価された和紙>p210~211より 紙史研究の国際的権威として定評のあるアメリカ合衆国のハンターは1933年に来航して岐阜・福井・高知・愛媛県などの主要紙郷を巡歴し、さらに韓国・中国を旅行したあと、1936年に『日本・韓国・中国への製紙行脚』を出版、和紙を世界最高級のすばらしい紙と絶賛した。 「日本人はもともと非常にすぐれた手工業の技能をもっており、そしてコウゾ、ミツマタ、ガンピの樹皮を原料として用いているので、今日の手漉き和紙は、すべての製紙工業のなかで驚嘆に値するすばらしい工芸といっても誇張ではない」 (文字数制限により、以降省略)<明治末期から衰退の一途>p228~230より 和紙は記録印刷用の書写材としてのほか生活用品の加工素材でもあるので、明治維新以後は生活物資の消費増大にともなって需要がふえ、小学校教科書用紙でもあったため生産額はふえつづけ、製紙家も多くなっていた。農商務統計によると、明治27年の製紙戸数は6万2685戸、明治34年は6万8562戸となっている。しかし、これを頂点として製紙戸数は減少し、明治40年は5万9300戸、大正10年は4万196戸となっている。(文字数制限により、中略) 昭和12年日中戦争が始まり、原材料は配給制となり、つくる紙は軍需用を強制された。そして日本手漉紙工業組合聯合会が調査した昭和16年の和紙業者は1万3577戸となっている。 昭和20年太平洋戦争が終わるとともに、統制から解放されて活況がよみがえったが、大規模な製紙工場の機械設備が復旧するとともに和紙業界の好況は過ぎ去った。昭和30年から約10年間は近代産業の高度成長期といわれ、日本の洋紙生産高はアメリカ、カナダに次いで第3位となったが、手漉き和紙業界は逆に高度衰退を経験しなければならなかった。これには高知県の高岡丑研究所が開発した懸垂式短網抄紙機の影響も大きい。 これは手漉きによく似た紙を機械漉きすることができ、高度な流し漉き技術を必用とした極薄の典具貼紙もつくれたので「典具革命」とも言われた。そしてそれまで手漉き和紙の主要な部分を占めた障子紙が機械漉きされるようになって、粗悪な粕障子紙をつくっていた辺地の副業製紙家を廃業させた。手漉きの温床紙は機械漉きからさらにビニール製に移って消滅し、戦後の高知・岐阜県の業者をうるおしていた謄写版原紙も機械漉きがふえ、やがて電子複写機が出現して命脈を断たれた。 その高度衰退の状況を統計によってみると、昭和34年に1万戸を割って9077戸、昭和37年に3869戸となっている。これらは伝統工芸の急激な衰退を憂えた文化庁文化財保護部が独自に調査した数字である。絶頂期の5.6%に減退した現実に直面して、全国手漉和紙振興協議会が結成され、翌年松江で第一回大会を開いた時の和紙業者数は、さらに約1000戸減って2868戸となっていた。この協議会は昭和44年に全国手漉和紙連合会と改称されて現在に至っているが、その後の推移をたどると、昭和48年には884戸、昭和57年586戸、平成9年362戸、平成16年317戸となっている。衰退の一途をたどっているが、1997年の専業率は76.5%となっており、特に四国地域の専業率は93.3%である。量より質を重視してその仕事に打ち込まなければ生き残れなくなっている。このところ和紙は伝統工芸品として見直されて、やや興隆の兆しが見られるが嬉しいですね。
2014.03.30
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<吉岡記者の中国論が、ええでぇ♪>朝日新聞の吉岡記者が気になるのです。テレビに出るわけでもないので、ご存じの人も少ないかもしれないが、彼女の述べる中国論が、ええでぇ♪・・・ということで、最新のコラム記事を紹介します。3/23(波聞風問)中国と欧州:吉岡桂子より ウクライナ問題に覆われる欧州へ中国の習近平国家主席が22日、旅立った。核保安サミットをきっかけにした4カ国歴訪のつゆ払いには、パンダもひと役かっている。 訪問地のひとつ、ブリュッセル。星徽(シンホイ)と好好(ハオハオ)が先月23日、四川省から特別機で15時間かけて飛んできた。ディルポ首相が空港まで出迎え、消防車2台が虹のように放水した。「元首級待遇」という。 パンダのぬいぐるみを抱えた首相が「2頭の国宝をありがとう」とあいさつした2日後。中国の廖力強・駐ベルギー大使が、安倍晋三首相の靖国神社参拝への批判を、地元紙に寄せた。 書き出しは、日本でも知られるベルギーの漫画「タンタンの冒険旅行」(エルジェ作)。満州事変で揺れる上海を舞台に日本人が悪役で登場する中国編を「日本の対中侵略を再現」と紹介し、靖国神社を「東洋のナチスをまつる場所」として非難する。 親中ムードを高める一方で、地元になじみのある漫画を用いて日本を責める。ベルギーだけではない。中国は同様の批判を各地で繰り返す。だが、欧州は違うそろばんもはじいている。 「習氏訪欧の最大の期待は、ビジネス」。欧州のある外交官は断言する。 政府債務(借金)危機で足元がふらつき、高齢化もすすむ。中国からの投資や巨大市場は魅力的だ。ドイツの建機、自動車部品、太陽電池、フランスやオランダの自動車会社などが、続々と中国マネーを受け入れている。中国への輸出は5年で倍増した。 独フォルクス・ワーゲンは300万台を中国で製造・販売し、世界全体の3割を売る。ビンターコルン会長は「中国の会社といっていい」。地元商工会議所の調査によると、投資先として中国が最も人気がある。 モノだけではない。たとえば、中国の排ガス規制は欧州を参考にしている。「欧州連合(EU)発」の標準や規格を世界のルールにするには、中国を巻き込む「多数派工作」は戦略の要ともいえる。 地理的な距離に隔てられた欧州にとって、富国強兵を急ぐ中国への懸念は、日本ほどではない。日本のある外交官は警戒する。「欧州は、戦争をしない程度に日中がもめていれば、漁夫の利を得られるとも考えている」。自動車を筆頭に、日欧はビジネスで競いあう間柄でもあるからだ。 習氏は31日、中国の国家主席として初めてブリュッセルのEU本部を訪れる。続いて二つの大戦で要衝とされ、いまは中国企業が出資する港に近いブルージュで中欧関係を演説する。独自の価値観と巨大市場――。パンダのように二つの色をもつ中国に、欧州がどう向き合うか。日本も複雑な方程式のなかにいる。3/07(記者有論)日本と中国 多元な言論、連帯して育もう:吉岡桂子より 尖閣諸島をめぐる対立に靖国参拝問題がからみつき、日本と中国は、首脳会談も国民感情の好転の兆しもないまま、新しい年が過ぎている。そんななかでも開いた「窓」から2月、中国の知識人が参加した「言論」にかかわる交流の場をのぞいた。 大雪の晩、東京大学では言論の自由を守る裁判に取り組んできた浦志強弁護士の講演会があった。 浦さんは農民の実態を描いて地元の共産党書記から名誉毀損で訴えられた作家や、ブログが問題となり司法手続き抜きで拘束され、強制的に働かされた元公務員への支援などを語った。同時に、大躍進や文化大革命、天安門事件など中国共産党が「封印」してきた自国の歴史を「学者の研究対象にすべきだ」と指摘し、タブー視を批判した。 もうひとつは、北海道大学がメディアと市民社会や権力をテーマに開いた日本、中国、台湾、韓国の研究者らによる対話の場である。 中国の研究者の徐友漁さんは「札幌に来てすぐにパソコンを立ち上げて、ネットの情報をみた」と切り出した。言論の自由を求めた発言で逮捕・監禁されている友人やその家族の動静を知るためだ。彼らは中国では携帯もメールも通じず、ネットの情報も削除されてしまうという。 ここでは、日本が抱える課題も取り上げられた。在日韓国人らへのヘイトスピーチの問題や、NHK会長の発言などを例に権力の意向を忖度して動くメディアの自己規制の危うさが指摘された。 「友好」を掲げ、両国の対立をほどく処方箋を語り合うことだけが、交流ではない。中国のなかで人権や言論の自由を求めてたたかう人たちとの議論は、中国社会への理解や共感にとどまらず、自らを省みる機会となる。 グローバリゼーションが進むなかで、中国の労働者の人権を損なう形での安い賃金は、日本の雇用に打撃を与える一因でもある。彼らの問題は私たち自身につながる。 また、人々の口をつぐませて世論を「一つの声」に見せかけながら外交を操ろうとする中国に対峙するとき、日本の中でも同じやり方で抗しようとする力が働き始めていないだろうか。 対立の長期化とともに、両国でナショナリズムが反射しあって増幅するいま、中国で多元的な言論空間を育てようとする人々との連帯は、日本社会にとって「自衛」の選択でもあるのだ。彼女のコラム記事をもうひとつ紹介します。この記事を読んで以来、彼女に注目しているわけです。3/02(波聞風問)日本と中国 お互い、争っている場合ですか:吉岡桂子より「安倍首相は、中国と戦争したいのか?」 高層ビルが並ぶ香港の金融街のスターバックスコーヒー。外資系の金融機関で働く知人は、席に着くなり真顔できいてきた。大陸出身の中国人で、中国の経済情勢を世界のお客に説明する立場にある。2月半ばのことだった。 「総理として、するべきではない、と分かっていると思うよ。彼の心の奥底をのぞける立場にはないけどね。それより、習近平は日本と戦争をしたいの?」。私は飲みかけのカフェラテをわきに置いて問い返した。 「中国は戦争なんてできない。対米戦略に加え、国内の強硬派を意識したり、人々の不満をそらそうとしたりで、日本批判を強めている」 そして、中国が抱える課題を列挙した。貧富の格差、地方の借金、公害、高齢化と福祉制度のたち遅れ……。 「世界から中国経済への見方は厳しくなっている。戦争なんてしたら、改革開放の30年がだいなしだ。日本もアベノミクスどころじゃないぞ」 「うん。そうだね。わかっているよね、2人とも」 知り合って10年近くたつが、中国の景気や金融・通貨政策を語りあってきた彼と、可能性はともかく、こんな話をする日がくるとは思ってもいなかった。 世界第2、第3の経済規模を持つ両国の対立はいまや、世界経済のリスクに数えられる。彼も海外のお客に問われているに違いない。米国の金融緩和の縮小を受けてふらつく新興国経済よりも、潜在的には巨大なリスクだ。 日中以外の国は、両国のぶつかりあいから、輸出や投資で、途上国であれば援助といった経済的な「漁夫の利」を得ている面もある。しかし、そうばかり言ってもいられない空気も漂い始めている。 習政権にとって、発足2年目を迎える今年は、打ち上げた政策を実行に移せるかどうかが試される。前政権の末期は、中国の官僚たちも新しい政策の提案より人事に関心が集中していた。日本で「死に体」の内閣に「霞が関」が政策提案を控えているのにも似ていた。課題は積もりに積もっている。 中国経済に詳しい許成鋼・香港大教授は「最大の問題は金融、財政ともにリスクが膨らみつづけていること」と話す。そして、「経済」より、もっと深刻なのは「不安定になりやすい社会のもろさ」とも。対日政策は舵とりしだいで、もろい社会をさらに揺さぶる材料になりかねない。 さて、日本。消費増税を控え、アベノミクスも岐路に立つ。金融緩和で稼いだ時間は永遠ではない。「人口減社会」も止まらない。知恵を絞るべきは、日本と中国で共振しながら増幅するリスクに、どう歯止めをかけるかだ。
2014.03.25
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20日の報道によれば、ジャパンディスプレイが19日に東証に株式上場したようです。今までエルピーダやルネサスなど合弁会社の凋落を見てきたが・・・・また、凝りもしないで液晶連合を図って、大丈夫?と心配になるわけです。ジャパンディスプレイは、2年でスピード上場したわけだけど、韓国、台湾などアジアの競合相手をどこまで引き離せるのでしょうね?なお、同水準の液晶を作れるのは、今のところシャープとLGディスプレイだけだそうです。大使としてはとにかく、半導体の敗因を知りたいので「日本型モノづくりの敗北」という本を買ってきたわけです(笑)そのあたりを読んでみましょう。<低コストでつくる技術は低かった>p64~66より (以降、文字数制限により省略)<2年間でシェアが激減した理由>p66~71より 1999年12月に日立とNECの合併により、DRAM専業メーカーのエルピーダメモリが設立された。このとき、マスコミは、「強力な新技術開発力を持つ日立」と「強力な生産技術を持つNEC」が融合することにより、世界最強のDRAMメーカーが誕生すると書き、日本の半導体産業が復活するという期待感を煽った。 NEC相模原にあるエルピーダの開発センターで開発された256メガビットのDRAMの工程フローで量産できたのは、8インチのNEC広島工場だけだった。ところが、8インチの日立シンガポール工場、および、新たに広島に建設した12インチ最新鋭工場では量産できなかった。なぜこのようなことになったのか? NEC相模原の開発センターで構築されたDRAM工程フローを、日立のデバイス開発センタでコピーエッセンシャリにより日立仕様のプロセスにつくり直し、このプロセスを日立の量産工場に移管する手段を取ることになった。しかし、これでは、2社統合のメリットなど何もない。それどころか、より煩雑で、より非効率的な作業が必要とされた。 しかも、この煩雑な移管作業は、人、金、時間を浪費したうえに、途中で中止された。その理由は、日立仕様につくり直すことができないプロセスがあったからである。それは、DRAMの工程フローの約30%を占める洗浄工程だった。 洗浄液は半導体メーカーごと、それどころか同じ半導体メーカーでも工場ごとに異なっている。各々の工場が数十年かけて、まるで秘伝のタレを醸成するかのごとく、異なる洗浄液の文化を築いていた。そして、全工程の30%を占める洗浄工程は、半導体の歩留まりに極めて大きく影響する。 こうして、エルピーダのDRAM生産を当てにしてラインを空けて待っていた日立シンガポール工場も、梯子を外されて経営が悪化した。このことは、中島飛行機と三菱重工で同じ零戦を製造していたにもかかわらず、まるで互換性がなかったことに酷似している。次にサムスン電子の強さの秘密を見てみましょう。<装置を変えない、プロセスを変えない>p95より 量産技術力に関しては、サムスン電子の方が圧倒的に優れているという。日本メーカーが歩留まりよりも高性能、高品質にこだわりがあるのに対して、サムスン電子には歩留まり向上への取組みが徹底しているという。たとえば、次世代のDRAMを開発する際、「日本は新技術を導入したがる」傾向があるのに対して、サムスン電子は、歩留まりを向上させる可能性がないなら新技術は導入しないという。そのため極力、「装置を変えない、工程フローを変えない、プロセスを変えない」ことに徹する。その結果、サムスン電子の既存装置を延命し使いこなす技術は極めて高度であるという。<即断即決する極めて優秀な専務たち>p100~101より 世界中に展開しているマーケッターたちが、現地の活きのいい情報を貪欲に集める。これを基に、各部門に配置されている飛び切り優秀な専務たちが即断即決で、経営判断を下す。 サムスングループには、韓国中のエリートが殺到し、3段階もの選抜の末、2万人もの新入社員が入社する。入社後も息を抜くことができない。同期入社組の間には、猛烈な出世競争が待っている。40歳で部長になっていなければサムスンに残ることができない。つまりクビである。したがって、日々、猛烈に勉強を続けなければならない。(中略) 優秀な技術者がやがて管理職となって技術現場から離れ、技術がわからなくなってしまうという日本型組織は、まさに、このピーターの法則を地でいっている。 サムスンではまったく逆である。猛烈な競争を勝ち残ったものだけが、部長になり、専務になる。職位が上になるほど、現場や最先端技術に明るい。このような飛び切り優秀な専務たちが、世界中から集められた情報を基に、即断即決するのである。 情報収集力と即断即決する能力。これがサムスン電子の技術力を、現在のところ強力無比なものにしていると言えるだろう。NEC凋落の原因を見てみましょう。ガラパゴスの原因と言ってもいいのだが。<玉ねぎの皮を剥いていった最後に何が残る>p112~113より NECは、1980年代にPC-9800シリーズとして一世を風靡したPC事業を、2011年にレノボと統合した。翌2012年にはレノボ株をすべて売却したことから、PC事業も手放したと言える。(以降、文字数制限により省略) インテルの判断ミスとサムスン電子の躍進のあたりが気になるわけです。<パラダイムシフトで技術が無用になる>p188~189より それでは、半導体が使われる製品の例として、コンピュータ、携帯電話、テレビ、クルマの変遷を見てみたい。 いまや、タブレット、スマホ、薄型テレビ、ハイブリッドカーが当たり前になっているが、20年前の1990年には、ノートPCは普及しておらず、携帯電話を持っている人もおらず、テレビはブラウン管で、クルマはガソリン車しかなかった。さらに20年前の1970年には、PCすらなかった。 このようにコンピュータなどの製品には常にパラダイムシフトが生じる。それゆえ、半導体の世界に栄枯盛衰が起きるのである。つまり、それまで必用だった技術が無用になるからだ。 コンピュータがメインフレームからPCにパラダイムシフトしたとき、25年保証の高品質DRAMをつくり続けた日本は、サムスン電子などの破壊的に安く大量生産する技術に駆逐された。そして、いま、スマホがPCを駆逐し始めた。 その結果、世界一の微細加工技術と世界一の最先端トランジスタ技術を有しているにもかかわらず、PC用オウロセッサを基幹ビジネスにしているインテルが苦境に立つことになったのである。<インテル史上最大のミスジャッジ>p199~200より アップルは、初代「iPhone」用プロセッサの生産委託をインテルに打診した。その際、アップルは、それに一定の金額を払うが、その金額以上はびた一文も出す意志がないと伝えたという(ジョブスの言いそうなことだ)。 おそらくジョブスは、プロセッサ1個当り約10ドルとし、それ以上払わないと言ったのだろう。インテルは、これに基いて利益を出すにはどのくらい生産すればいいか、つまり「iPhone」がどのくらい売れるかを予想した。インテルは、まさか将来スマホの出荷台数がPCを超えるとは予測できなかった。したがって、1個約10ドルのプロセッサをつくっても利益は出ないと判断した。だからこそ、インテルCEOオッテリーニ氏は、アップルからの依頼を断ったのだろう。 しかし、蓋を開けてみれば、インテルの予測したコストは間違っていた。なぜならば、「iPhone」の生産量はあらゆる人が考えていた量の100倍だったからだ!<インテルの代わりにサムスン電子が受託>p200~201より ちなみに、インテルが断った「iPhone」用プロセッサは、韓国のサムスン電子が製造することになった。サムスン電子は、DRAMやNANDフラッシュメモリで世界シェア1位だが、メモリは好不況の波を受けやすいため、随分前からファンドリーに進出しようとしていたが、鳴かず飛ばずの状態が続いていた。 そんな時に「iPhone」用プロセッサを受託し、ファンドリービジネスを開花させ、その利益を享受することになった。「iPhone」効果で、ファンドリー部門では、サムスン電子はこの3年間で10位から3位に大躍進した。 さらに、「iPhone」用プロセッサの受託は、もっと大きな果実をもたらした。サムスン電子は、自他共に認める「ファーストフォロワー」、つまり模倣者である。その模倣者に、アップルは、スマホの付加価値の源泉ともいうべきプロセッサを製造委託したわけである。 現在、サムスン電子のスマホ「GALAXY」は、出荷台数で「iPhone」を抜いて世界一となり、同社の最も大きな収益源となっている。「GALAXY」の開発・製造に、「iPhone」用プロセッサ製造で知り得たノウハウが活かされていることは間違いない。 アップルとサムスン電子は、2012年以降、世界各国で、スマホに関する訴訟合戦を繰り広げている。これについては、アップルは墓穴を掘ったとしか言いようがない。最後に日本企業停滞の原因とイノベーション創出のあたりを見てみましょう。<経営者も技術者も海外に駐在せよ>p249~254より 創造とは「2つまたはそれ以上の事実または理論を統合すること」であり、新製品とは、2つまたはそれ以上のすでに存在する製品や技術を組み合わせることであると述べた。 また、模倣は希少で複雑な戦略能力であり、イノベーション創出に不可欠な要素であること、歴史的に見て日本人は創造的模倣が得意な民族であることを説明した。 さらに、イノベーションを起こすためには、新市場を創造する必要があり、そのためにはまず第一に「問題の発明」が必用であることを論じた。 それでは、日本人が創造的模倣能力を遺憾なく発揮し、イノベーションを起こすために、「問題の発明」するには、どうしたらいいのだろうか? スイスにあるビジネススクールIMDの学長ドミニク・チュルパンは、日本の問題点として、以下の三つを指摘している。1.日本企業は、すでに成長著しい新興諸国市場での展開に立ち遅れている。2.元気な新興国企業が、日本にとって代わりつつある。3.しかし、日本市場だけを見ていると、このことにはなかなか気付かない。 (以降、文字数制限により省略)【日本型モノづくりの敗北】湯之上隆著、文藝春秋、2013年刊<「BOOK」データベース>より「日本の技術力は高い」-。世界では言われているが、なぜ半導体・電機業界が壊滅したのか?日立の技術者から学界に転じた著者が、零戦やサムスン、インテル等を例にとりながら日本の問題点を抉るとともに復活のための処方箋を提示する。<読む前の大使寸評>アップルとサムスン電子の製品をボイコットしている大使であるが・・・とにかく、日本の敗因を知りたいわけです。rakuten日本型モノづくりの敗北「技術者を盗む」というような大胆な発想が、孫子を産んだ大陸マインドであるが(笑)・・・わりと視野が狭いのが日本の弱点なんでしょうね。企業統合というわりと安易な方法で、この大陸マインドを蹴散らすことができるとは思えないけど、まあお手並み拝見というところでしょうか(弱気な大使でんがな)。
2014.03.25
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田舎のネットカフェで、久々にネットめぐりをしています。これまた久々に日記更新です♪(といっても、準備原稿のコピペですが)「フリースタイル(vol6)」という古い雑誌が松本大洋を特集していたので、アマゾンで購入したのです。期待に違わずこの雑誌には、ロングインタビューやイラスト集が載っていて、松本ファンにとってまるで大人の絵本のような楽しみがあるわけです♪インタビューで印象的なところを紹介します。<『ナンバーファイブ』>p21~24よりQ:マイクの過剰な善が世界を間違った方向に導くのを阻止することがファイブの役目となっています。このあたりの物語の展開は?松本:あの作品に関しては自分の影響を受けた作品をみんな入れてしまえっていうようなところがあったんです。『スターウォーズ』でしょ(笑)。あと『仮面ライダー』とか。Q:あの全身機械みたいな男(ナンバースリー)ですか?松本:あと『ブレードランナー』も入れたいな、『AKIRA』も入れたいなって、そういう自分の大好きなものをいっぱい入れたくて。その前の『GOGOモンスター』で学校のなかしか描かなかったことがものすごいフラストレーションだったんですよ(笑)。机ばっかり描いていて、グラウンド描いて、プール描いて・・・って。だから世界中を旅することにして、世界中に強いやつがいっぱいいまして、っていうことにしたんです。Q:冒頭に世界の地図が描かれていましたね。松本:世界中を旅しますよっていうことで楽しいものにしようと思って描き始めたんです。でもなんか暗くなり始めて・・・。あれはそういう話でしたね。(中略)Q:最初は隔月の連載でしたね。松本:そうです。連載が進むにつれ、みんな「全然わからない」って言いはじめて(笑)。Q:マイクも世界を完璧なものに造りあげようとしておかしな方向に行く。光を求めて、光だけの世界を作ろうとする。じつはパパも同じなんですね。かつて完璧な少女を造ったけれど、むしろ完璧に造られた少女の方がそのことの恐ろしさを知って、完璧じゃない世界、狂気に行ってしまった、自らの意思で。 親子関係において、息子のマイクとも娘のマトリョ-シカとも破綻しているパパの話ですよね。松本:マトリョ-シカがパパの最高傑作であったことは、最初から決めていたんです。でも『ファイブ』は、連載をつづけながら、読者にどれくらい伝わっているか、不安だったですね。楽しい娯楽作品として描きたかったんだけど、こないだ本屋さんに行ったら、「松本大洋は決して読者と馴れ合わないのだ」とポップが立ってて・・・。 「えっ!」って思って。俺はすっごく読者と馴れ合いたくて描いたのに・・・と思って(笑)。でも本当にみんなに「難解だ」って言われると、自分でも何がやりたかったのか分からなくなって。うーん・・・。Q:その難解さは世界の豊かさの反映だと僕は思うんですよ。そういう意味で、思い通りにいかない物語と格闘したことで、いつまでたっても読んで様々な刺激を受ける人間像が作りだされていると思います。松本:そういう人が一人でもいてくれると・・・。あれはね、別に嫌いじゃないんです。一人一人のキャラクターには愛着があるし、嫌いじゃないんですけど、描いていて大変だった。でも別にやらなきゃよかったとは思っていないです。(中略)Q:それにしてはなんだか妙に嬉しげに動物が登場していますね。だから否定的なだけの突然変異ではないんだろうなと思ったんですけど、どうですか。松本:あれは地球が一回おかしくなってしまって、そこから植林とかそういうことをして復活してきたっていう設定なんです。でも遊びもありましたね。Q:どうりで、あんまり禍々しいところもないし、楽園的なイメージって言うか、タッチとしてメビウスが描く宇宙の親近感にちょっと近い感じがしました。松本:ああ、そうだな、メビウス好きだったから、影響もきっとすごい受けていますね。一回すべてが崩壊して、その後いまの百分の一ぐらいの人口・・・、そんなに少なくないか。まあ、そんなになっていたんですけど、もう一回始まるんじゃないかっていうような未来を考えているんですね。Q:全体にものすごく緊張感のある殺し合いの物語。その裏に地球はどうあるべきかとか国家はどうあるべきかとかいう理念的なバックボーンがある。そんななかで、ああいう牧歌的な動物たちを出す遊び心が救いになっていてよかったです。松本:嬉しいです(笑)。感覚的な好みは説明が難しいのだが・・・松本作品はクールで、ええでぇ♪作者本人も気付いていないと述懐しているが、松本作品の魅力は哲学性なのかもしれませんね。とにかく、売れ行きの動向に目をつむったスピリッツの編集長の英断が、松本作品を支えていたようですね(笑)。【フリースタイルvol6】ムック、フリースタイル、2007年刊<内容説明>より「フリースタイル」vol.6の特集は、「松本大洋」です 。僕が松本大洋氏に初めてお会いしたのが、『100』(小学館)という画集の企画を持ち込んだときでした。あれから10数年。『メザスヒカリノサキノアルモノ若しくはパラダイス』をフリースタイルの創業出版として出させてもらい、『花』もフリースタイルから出させてもらいました。【目次】より特集:松本大洋 ・デビュー作『STRAIGHT』から最新作『竹光侍』まで自作の「すべて」を語った3万字を越えるロング・ロング・インタビュー(インタビューアー:中条省平) ・画集未収録のイラスト集:art works of 松本大洋<読む前の大使寸評>残念ながら、この本は出版社では売り切れになっています。で、アマゾンの中古本を買うことにしました。freestyleフリースタイル6
2014.03.20
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<タブレット選択肢>アップル嫌いの大使がタブレットを選ぶ場合は、以下になるわけです。気持ちはレノボMiix28-64GB、フレッツWi-Fi通信に振れています。ただWin8.1タブレット用のアプリが少ないのが気になるけど。・DellVenue-8Pro-64GB :3万9980円、Win8.1対応、8インチ・DellVenue-8Pro-64GB :4万9980円 Win8.1対応、8インチ、3G SIM、GPS付き・Kindle Fire HDX8.9-32GB :4万5800円、KindleOS、8.9インチ・ASUS Nexus7 ME571-32G :3万1980円、アンドロイドOS、7インチ・エイサーW4-820FP-64GB :4万2800円、Win8.1対応、8インチ・レノボMiix28-64GB :4万0788円、Win8.1対応、8インチ、GPS付き・ASUS T100TA T100TA-DK32G :4万2890円、Win8.1対応、10.1インチ ・DellVenue-11Pro-64GB :5万9980円、Win8.1対応、10.8インチ・MS Surface2 -32G :6万0850円、Win8.1対応、10.6インチ大使の場合、タブレットとして求める機能は個人的には次のようになるわけです。・現状のWinXPマシンとLAN接続できること。・インタネット画面が見やすい。・メール操作が快適・ブログ、ツイッターの読み書きが快適・電子書籍の画面が見やすい<タブレット導入後の運用及び検討>・WinXPマシンとタブレットのLAN接続は問題ないか?要チェック・タブレットで現行エディターソフトが使えるか?要チェック・メール送受信はタブレットが主、XPマシンは非常用とする。・文書作成はWinXPマシンが主、タブレットを従とする。・インターネット閲覧はタブレットが主、XPマシンを従とする。・現状のブログの読み書きができるのか?・電子書籍閲覧はタブレットのみとする。・タブレットでの文字入力は外付けキーボードとする。(メーカー純正品または格安品の選択要)ここで、レノボMiix28-64GBを見てみます。レノボ・ジャパン「Miix 28」レヴュー より レノボ・ジャパンから登場した「Miix 28」は、8型液晶を搭載したWindows 8.1タブレットである。8型Windowsタブレットは、今最も注目を集めているジャンルであり、各社から製品が登場しているが、Miix 28は、約350gという軽量筐体を実現していることが魅力だ。<公称10時間の長時間駆動を実現> バッテリは、公称駆動時間は約10時間とされており、他の8型Windows 8.1タブレットと同じ水準だ。重量は軽いが、駆動時間が犠牲になっていないことは評価できる。 1日持ち歩いて使っても、バッテリ残量を気にする必要はないだろう。バッテリの充電は、Micro USB経由で行なう。付属のACアダプタもコンパクトで軽く、携帯性は良好だ。 <8型Windowsタブレットとしての完成度は高い> Miix 2 8は、世界最軽量を実現した8型Windows 8.1タブレットであり、筐体の薄さもトップクラスだ。それでいて、実測で10時間近くのバッテリ駆動時間を実現していることも魅力だ。 Office Personal 2013がプリインストールされている32GBモデルの実売価格は42,800円前後、Office Home and Businessがプリインストールされている64GBモデルの実売価格は47,800円前後であり、コストパフォーマンスも優れている。値段だけを比べると、Androidタブレットの方が安いが、普段PCで使っているアプリケーションをそのまま利用できるWindows 8.1タブレットは、やはり便利だ。 バッテリ駆動時間も長く、各社から登場した8型Windows 8.1タブレットの中でも、トップクラスの完成度を誇る製品だ。今までのAtomの弱点であるパフォーマンスの低さも、Atom Z3740では大きく改善されており、普段PCで使い慣れているアプリをタブレットでも使いたいという人に特にお勧めしたい。 ここで、Dell Venue 8 Proを見てみます。Dell Venue 8 Proより■レビュー1 Venue 8 Proは、デルが2013年11月14日に発表したWindows 8.1搭載のタブレットだ。Microsoft Officeのエディションや、SIMフリーの3G通信機能の有無で5モデルを用意する。CPUやメモリ、ストレージの容量に違いはない。前述のとおり、Office Personal 2013が付いたローエンドモデルの直販価格は39,980円と他社の8型タブレットより安い。Windows 8.1を搭載するVenue 8 Proなら、まさしく今までと同じ方法で、同じアプリを使い、同じ作業が継続できる。それもたった395gの小型端末でだ。Atomや2GBのメインメモリ、少なめのストレージという「スペックの見かけ」にとらわれることなく、ぜひ一度手に取ってみてほしい。コンパクトなボディに潜む予想以上のパワーに、きっと驚くだろう。 また、シナプティクス製で筆圧に対応した「アクティブスタイラス」(2980円)、薄型で画面保護カバーにもなるBluetooth接続の「ワイヤレスキーボード」も準備している。 中でも本体のサイズにぴったり合った専用のワイヤレスキーボードは、外出先で長めの文章を打ったり、Office 2013を利用する場合に注目のオプションだ。Wi-Fi接続が気になるので、初心者向けサイトを覗いてみました。Wi-Fi接続プロバイダ、ポケットWi-Fiというのがあるんですね♪初心者のWi-Fi入門!Wi-Fiの基本と選び方は?より 無線LAN は便利なので、無線LAN をもっと広めようと普及促進を行う 「Wi-Fi Alliance」 という業界団体がありますが、ここは自宅で使っている 無線LAN や屋外の Wi-Fi スポットなどで、「この機器は Wi-Fiで繋げることが出来るよっ」という証明を与えている団体です。この証明されたことを示す名称のことをWi-Fiといいます。 では、どこでWi-Fiに繋げられるのかを見ていきましょう。 このホットスポットは無料で使えるところも増えていて、カフェ や レストラン空港や ホテル駅の待合室、美容室、コンビニ、商店街など身近に たくさん存在します。このアクセスポイントを調べることが出来るのが以下のサイトです。 全国の無線スポットを検索 ・・・ FREESPOTfreespot兵庫県公共施設freespot高知県【ポケットWi-Fiか3G SIMか】ポケットWi-Fiか3G SIMか選ぶ場合には、次のような得失があり悩ましいのです。・3G SIM対応のタブレットは、対応無しより約1万円高額・通信速度はWi-Fi>LTE>3Gという関係がある・月額通信費は双方でほぼ同額・3G SIMなら、海外でもネット接続できるようだ・OCNモバイルONEの050 plus追加契約で、ファブレットで通話という選択肢がある【タブレット検討の軌跡】XPパソコンをどうするか2014.03.11電子書籍の正体2014.03.08タブレットにするか22014.03.04タブレットにするか12014.02.25電子書籍リーダーはどれ?2013.12.16電子書籍事情はどんなかな?2013.01.13OCNモバイルONE、月額980円からフレッツ光モバイルパックLTE月額1233円~(フレッツ光利用の場合)光ポータブルLTE96×67mm、重量120gフレッツ 光ネクストサービス提供エリア:兵庫県*********************************************************************ファブレットというのがあるんですね。携帯を持たない主義の大使にしても、気になるデバイスである。SIMフリーのファブレット、スマホ比較よりファブレットと呼ばれるタブレットとスマホの中間のサイズ5インチ~7インチのものでは、次のとおりです。・GALAXY note(韓Samsung)・FonePad(ASUS・エイスースと読み、台湾です)・ThinkPad YOGA(中Lenovo)・Tegra Note6(米NVIDIA)・Iconia tab(台Acer・3g/LTEg対応のものだけ)・dタブ(NTTdocomo)・Nexus5、Nexus7(Google/LTE対応版) 元々SIMフリーのものとdocomoの支払いの終えたものが混在していますが、基本的にスマホはdocomo、ファブレットタブレットは元々SIMフリーとお考え下さい。例外はGoogleのNexus,AppleのiPhoneです。今後、Windows8.1update1が売りだされ、Aton Zxxxxシリーズを搭載したファブレット、スマホが増えてきます。今は安いのでSIMスロットがあれば飛びついてもいいでしょう。それでは今から、四国に帰省します。2週間ほど音信不通になりますが、また戻ってきます。
2014.03.15
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<恒例の大阪城観梅>雨は上がったし、もうすぐ四国に帰省するし、観梅情報では満開だということで・・・・満を持して、恒例の大阪城観梅に出かけたのです。春は名のみ~の、風の寒さよ♪ まだダウンが手放せない寒さであるが、日差しには早春が表れています。観るのが先か、食うのが先かと迷ったが・・・まず、鶴橋で腹ごしらえしたのが、良かったようです。恒例と呼ぶ由縁ですが・・・過去の日記を見てみると、24年は3月15日に、去年は3月2日に大阪城観梅に訪れていました。ところで、15日から約2週間くらいデジタルデバイドの四国西南部に帰省するので、例の如く、音信不通になります。そこのところを、宜しく。
2014.03.14
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図書館で「絵本の作家たち(別冊太陽)」という本を借りたのです。長新太、佐々木マキ、山本容子などわりと古い名の知れた作家が載っていたので、借りたわけです。絵本作家と言っても、佐々木マキはマンガ家でもあったし、山本容子は版画家としても知られるように、クロスメディアとも言えるような・・・絵本がええで♪また、極言すれば「1枚絵絵本」でもいいわけで・・・・大使の好みは、お話より絵そのものに向かうわけです。それでは、この本から佐々木マキと山本容子のインタビューを紹介します。【佐々木マキの世界】聞き手:小野明<好きなものしか描けない>p60より―「絵にする」ってとても具体的でぬきさしならないことですからね。今までに「これは描けない」って断ったものはありますか。 ええ、僕、苦手だらけで。生活絵本なんてまず描けない。それからあまりにも「現代」という感じのは苦手ですね。たとえば携帯電話なんかすごく描きづらい。使っている人間も今の人間にしないと、できないですから。僕はどんな時代でもかまわないように設定しておいて、1920、30年代にしてしまうことが多いんです。「ムッシュ・ムニエル」のシリーズとか。それは、第一にその頃の風俗が好きっていうことが大きいんですが。けっこう資料も持ってますし。それと、あまりにも「その時」の風俗を描いてしまうと、十年も経てばほんとに古くさくなってしまうでしょ。最初から古い世界にしてしまえば何十年たっても古くならないんです。今の生活の基本が出そろったのがその頃で、かなり応用きくんですよね。―たしかに1920、30年代かなと思うところはかなりありますが、佐々木さんの場合、なにしろあの線で、ああいうキャラクターですから、ノスタルジーに誘われることはないですね、ある意味で新しい素材を扱っていても、それは時代を経ることによって色褪せてしまう新しさではなくて、見ている時常に新鮮に感じられる。佐々木マキさんの作品のそういう印象は、新しさは特別ないけれど、その確固たる感じが、やっぱりいいんじゃないでしょうか。 そんな(笑)、どうなのかなあ。自分でせまくせまく持っていってるから。できないものばかり増えていって。僕はね、できれば絵も描きたくないんです(笑)。なんにもしたくない。きっと、労働を軽蔑しているんですね。フフ。―労働でなければ、絵を描くことは・・・。 趣味でしょうね。趣味としてはもちろん、好きなんでしょうね。だから、逆に言うと、たったひとつの趣味を職業にしてしまったために、趣味がなくなった。―・・・それは本当に、かなり深い、根本的なところですね。 そうですね。僕、略歴を書く時は、めんどくさいからマンガ家・絵本作家・イラストレーターって三つ並べて書いているんです(笑)。どれも中途半端でね。でも、「絵本作家」ってなんとなく恥ずかしいね。だいたい「絵本」と「作家」は語感としてくっつかないような気がするのになア。「児童文学者」もかなり恥ずかしいけれども。「童画」とか「劇画」もいやですね、「マンガ」ってのが一番いい。漢字の「漫画」は清水崑とか近藤日出造とか古めかしいような気がするから、カタカナがいいな。―「マンガ」の、最新作は『怪盗スパンコール』ですよね。これからの新作の予定は。 マンガは・・・体力的に、しんどいですね。やっぱり絵本と比べると、労力が全然違う。面積あたりの手間のかけ方だけじゃないんですけれども、マンガっていうのはやっぱり、若くて体力のある、根気のある人がやる仕事ですね。 ただ、マンガの世界では僕が自分でたったひとりの先生と思ってる杉浦茂さんは、80歳過ぎても描いておられましたからね。僕もしんどいしんどいと言いながらもまた描くんじゃないかと思います(笑)。僕はマンガ好きなんでしょうね。劇画は嫌いですけど(笑)。おお 佐々木マキは杉浦茂を師と仰ぐのか♪確かに似たテイストであるが・・・あの杉浦茂ワールドは時代を超越していたなぁ。・佐々木マキの世界(絵本)・佐々木マキのカヴァ-(村上春樹)編【山本容子の世界】聞き手:小野明<地平の重なりから生まれるもの>p122~124より もうひとつは、絵を発表する場所を広げる、ということがありますね。絵を発表する場所として、本というとても面白い場所がある。と同時に、本以外にもどんどん広げていきたい。壁画というのもそのひとつだし、前から考えている美術遊園地もそう、観覧車が誰それの彫刻だとか、ふだんあまり美術に縁のない人たちも楽しめるような巡回遊園地をつくりたいとか。私自身もそういう場がたくさんあればあるほど吸収できるものがふえるし。―山本さんはそういう社会性というか、美術の受け手との関係についてかなり意識的ですよね。その社会性のとらえ方が独特です。 そうです。それが前衛だと思うんです。そこに「今」があると思うんです。ピカソが今生きていたら何をしたんだろう、って想像するの楽しいでしょう。たぶんいろんなことを面白がってやっていると思うんです。私もいろいろなことをやって、それをみなさんに知ってもらって、楽しんでもらって、私を通して美術の面白さに気がついてもらえば、いいなあ、と思っているんですけどね。―そういう社会への自分の開き方の一つとして、本というのはとてもいい器ですよね。特に山本容子さんの場合、版画があるから。『Lの贈り物』 そうそう。銅版画そのものが印刷ですからね。しかも銅版画は手元30センチで見た時にきれいだと感じる技法なんですね。本と同じ。だから、手元で見るということがどういうことかを考えなければいけない。例えば、私が『Lの贈り物』という画集をつくった時はね、もともと文学全集用に2年半ぐらいかかって20枚の絵を描いたんですけど、装丁用だったから、絵の全体が見られなかったのね。だから、全体も見られる画集もつくりたいと思った時に、大きな絵を見る時の目の動きとからだの動きとをとりこんだ本ができないかなって考えたんです。つまり、大きな絵を見る時は、全体を見ようと思えばひいて見て、部分を見る時は近寄って見ますよね。そうやって部分を見たりして1枚の絵を見る。その動きを本のつくりに反映できないかなと思って『Lの贈り物』をつくったんです。エッチングのテクスチャを手元で味わってほしいということもあったし。―わかります。山本さんの作品は、着彩していますからね。銅版の線に着彩によるタッチやマチエールが加わりますからね。 水彩絵の具の色の硬さと柔らかさが好きなんですね。私はともかく一つのことをやろうと思うと、十個ぐらいの魅力がないとできないんですよ。こっちの地平で見るとここがいいし、別のほうから見るとこうだし、というふうに、三つ四つ重なってくると、ああ、やれるかなと思えて、「これを好きだと思える自分」が出てきて、やり始めたら、自分らしいテクニックとか自分らしい好みの色の使い方とか、また違う自分らしさが出てきて、そういうふうに何層もの地平が重なってはじめて、山本容子らしさというのがあらわれるんですね。山本容子の何にでも興味を示す、陽気で元気なテイストが、ええなぁ♪DANDORIの飼い方も面白い。【絵本の作家たち(別冊太陽)】ムック、平凡社、2002年刊<「MARC」データベース>より長新太、五味太郎、佐々木マキ、山本容子等、現在の絵本界の第一線で活躍する8人の絵本作家を紹介。その仕事場、ロングインタビュー、著作リスト等を掲載する。<読む前の大使寸評>「絵本の作家たち」シリーズの第一巻であるが、さすがに巨匠たちばかりですね。個人的には佐々木マキ、山本容子が好みです。Amazon絵本の作家たち(別冊太陽)
2014.03.14
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今回借りた2冊です。だいたい支離滅裂に借りているけど、今回の傾向は、強いていえば、「帰省対応」でしょうか。<市立図書館>・絵本の作家たち(別冊太陽)・The Constant Gardener「帰省対応」とした訳ですが・・・父の体調が思わしくないので、15日から様子見に四国の田舎に帰省するので、持ち帰る本を少なくしたのです。なお、『The Constant Gardener』は前回からの延長借出しになるけど、読破はいつになるやら?図書館で手当たり次第で本を探すのがわりと楽しいが・・・これが、図書館での正しい探し方ではないかと思ったりする(笑)*************************************************************【絵本の作家たち(別冊太陽)】ムック、平凡社、2002年刊<「MARC」データベース>より長新太、五味太郎、佐々木マキ、山本容子等、現在の絵本界の第一線で活躍する8人の絵本作家を紹介。その仕事場、ロングインタビュー、著作リスト等を掲載する。<読む前の大使寸評>「絵本の作家たち」シリーズの第一巻であるが、さすがに巨匠たちばかりですね。個人的には佐々木マキ、山本容子が好みです。Amazon絵本の作家たち(別冊太陽)絵本の作家たち(別冊太陽)byドングリちなみに、個人的に探したリンクです。・佐々木マキの世界(絵本)・山本容子のDANDORIの飼い方【The Constant Gardener】ジョン・ル・カレ著、POCKET BOOKS、2001年刊<商品説明>よりイギリス人外交官ジャスティン・クウェイルの趣味はガーデニング。自己流のフリージア栽培に凝り、暇さえあれば、ナイロビにある自宅の庭園で過ごしている。それに、かなり年下の魅力的な妻、テッサを溺愛する夫でもある。一方、テッサはジャスティンとは正反対。社会改革を熱烈に望み、「この世で一番珍しいもの、つまり正義を信じる弁護士」として働いている。その活躍ぶりは、「アフリカ貧者のダイアナ妃」の異名をとるほどだ。しかしそのテッサが、こっそり訪れていた人里離れたケニアのトゥルカナ湖で、死体となって発見される。衣服をはぎ取られ、レイプされて。旅の同行者である、コンゴ系ベルギー人のハンサムな医師、アーノルド・ブルームの姿は消えていた。と同時に、クウェイルの、のんびりした生活も消し去られたのである。 <読む前の大使寸評>映画『ナイロビの蜂』の原作The Constant Gardenerということで、借りたが・・・読破はいつになるやら?なお、アマゾンの2005年データに対して、表紙は借りた2001年版としています。AmazonThe Constant Gardener*************************************************************とまあ・・・・抜き打ちのように、関心の切り口を残しておくことも自分史的には有意義ではないかと思ったわけです。図書館大好き56図書館大好き(目録)
2014.03.13
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昨今の国会審議でも、木質バイオマス、未利用間伐材、熱利用という言葉が飛び交うようになったが・・・これは2014新書大賞ナンバー1になった「里山資本主義」のおかげなんでしょう♪「生きるのに必要なのは水と食料と燃料だ」・・・藻谷さんが何度も強調していました。アメリカが仕組んだマネー資本主義のなかで惑うことのないように押さえておきたい戦略思考とも言えるのでしょうね。、米英主導のマネー資本主義では世界経済がうまく回らないことが、次第に明らかになってきたがではどうすればいいのか?ということで、藻谷さんの提言を、じっくりと読んでみましょう。<マネーに依存しないサブシステムを再構築しよう>p120~122より もう一度問おう。われわれが生きていくのに必要なのは、お金だろうか。それとも水と食料と燃料だろうか。 間違えてはいけんない。生きるのに必要なのは水と食料と燃料だ。お金はそれを手に入れるための手段の一つに過ぎない。手段の一つ?生粋の都会人だと気付かないかもしれない。だが必要な水と食料と燃料を、かなりのところまでお金を払わずに手に入れている生活者は、日本各地の里山に無数に存在する。山の雑木を薪にし、井戸から水を汲み、棚田で米を、庭先で野菜を育てる暮らし。最近は鹿も猪も増える一方で、狩っても食べきれない。先祖が里山に営々と築いてきた隠れた資産には、まだまだ人を養う力が残っている。これに「バイオマスチップの完全燃焼技術」といった最先端の手段を付加することで、眠っている前近代からの資産は、一気に21世紀の資産として復活する。 さらには、震災で痛感した人も多いはずだ。お金と引き換えに遠くから水と食料と燃料を送ってきてくれているシステム、この複雑なシステム自体が麻痺してしまえば、幾ら手元にお金があっても何の役にも立たないということを。あのとき一瞬だけ感じたはずの、生存を脅かされたことへの恐怖。貨幣経済が正常に機能することに頼り切っていた自分の、生き物としてのひ弱さの自覚。その思いを忘れないうちに、動かなくてはならない。 お金という手段だけに頼るのではなく、少なくともバックアップ用として別の手段も確保しておくという方向に。そう難しい話ではない。家庭菜園に井戸に雑木林に石油間缶ストーブがあるだけ、世界はまるで変わる。お金で結ばれた関係だけではない、日ごろの縁と恩でつながった人間関係があるというだけで、いざというときにはかけがいのない助けとなる。 「里山資本主義」とは、お金の循環がすべてを決するという前提で構築された「マネー資本主義」の経済システムの横に、こっそりと、お金に依存しないサブシステムを再構築しておこうという考え方だ。お金が乏しくなっても水と食料と燃料が手に入り続ける仕組み、いわば安全安心のネットワークを、予め用意しておこうという実践だ。勘違いしないで欲しいのだが、江戸時代以前の農村のような自給自足の暮らしに現代人の生活を戻せ、という主義主張ではない。お金を媒介として複雑な分業を行っているこの経済社会に背を向けろという訳でもない。庄原の和田さんも言っている。「お金で買えるものは買えばいい、だがお金で買えんものも大事だ」と。前章のオーストリアの例のように、森や人間関係といったお金で買えない資産に、最新のテクノロジーを加えて活用することで、マネーだけが頼りの暮らしよりも、はるかに安心で安全で底堅い未来が出現するのだ。 ただし里山資本主義は、誰でもどこででも十二分に実践できるわけではない。マネー資本主義の下では条件不利とみなされてきた過疎地域にこそ、つまり人口当たりの自然エネルギー量が大きく、前近代からの資産が不稼動のまま残されている地域にこそ、より大きな可能性がある。また里山資本主義は、マネー資本主義の評価指標、たとえばGDPや経済成長率を、必ずしも大きくするものではない。それどころかまじめに追求していくと、これらの指標を縮小させる可能性もある。しかしそれは、「簿外資産の活用による金銭換算できない活動が、見えないところで盛んになって、お金に換算できない幸せを増やす。ついでに、お金で回る経済システム全体の安定性も見えないところで高まっている」という話にほかならない。この提言に・・・過疎地域のワーキングプアたちが生き残こるヒントも見えるのではないでしょうか。なお、朝日デジタルの書評がこの本を取り上げたので、紹介します。『里山資本主義』より<持続可能なシステム目指す:梶山寿子(ジャーナリスト)> 赤字国債の増発も、原発の再稼働を進めるのも、とにかく今を乗り切るため。刹那的な行動に走り重要な問題を先送りするのが、マネー資本主義に染まった人間の病理だと本書は説く。 その対極にあるのが、山林など身近にある資源を活かしてエネルギーや食糧を自給し、地域の経済的な自立と安定を図る「里山資本主義」である。例えば岡山県の製材工場では、通常なら廃棄する木くずによるバイオマス発電で電力を賄い、余剰分は売電。木くずはさらにペレット燃料にも加工されて、地域家庭の暖房などに使われる。 NHK広島の番組がベースのため、紹介される事例は中国地方中心だが、同様の試みは全国で始まっている。本書の魅力は「里山資本主義」という絶妙なネーミングに尽きよう。取り組みが拡大すれば過疎の町に雇用が生まれ、地域内でお金が回る。持続可能なこのシステムをマネー資本主義の自壊に備える“保険”とせよ、というわけだ。 「先進国・オーストリア」では木造ビルも建築可能な新集成材が開発されるなど、木の潜在能力は侮れない。最先端技術で甦る古くて新しい経済モデル。里山には年金問題、少子化、無縁社会を解決するヒントも潜む。長所だけを強調しているきらいもあるが、日本の有力な選択肢として熟考したい。 ◇『里山資本主義』藻谷浩介・NHK広島取材班著、角川oneテーマ21、2013年刊<「BOOK」データベース>より課題先進国を救うモデル。その最先端は“里山”にあった!!危機を超え未来を生む、すり潰されない生き方を提言!!【目次】はじめに 「里山資本主義」のススメ/第1章 世界経済の最先端、中国山地ー原価ゼロ円からの経済再生、地域復活/第2章 21世紀先進国はオーストリアーユーロ危機と無縁だった国の秘密/中国総括 「里山資本主義」の極意ーマネーに依存しないサブシステム/第3章 グローバル経済からの奴隷解放ー費用と人手をかけた田舎の商売の成功/第4章 “無縁社会”の克服ー福祉先進国も学ぶ“過疎の町”の知恵/第5章 「マッチョな20世紀」から「しなやかな21世紀」へー課題先進国を救う里山モデル/最終総括 「里山資本主義」で不安・不満・不信に訣別をー日本の本当の危機・少子化への解決策/おわりに 里山資本主義の爽やかな風が吹き抜ける、2060年の日本<大使寸評>大震災前の2011年1月、NHKスペシャル「2011ニッポンの生きる道」が放送された。その後2011年夏、藻谷さんを推進役としてNHK広島で「里山資本主義」の番組造りがスタートした。マネー資本主義の対極を志す「里山資本主義」という造語はここで開発されたそうです。経済と森林を結びつけて、発想の転換を促しているわけで・・・・ウォール街のバカタレどもの対極をなしていると思うのです♪rakuten『里山資本主義』エコノミストの資質として、未来を予測する洞察力も必要だが・・・・未来を変えようとする意志が求められているんでしょうね♪金融工学で儲けに走るなど、語るにおちるんだけど。藻谷さんの里山資本主義1藻谷さんの里山資本主義2藻谷さんの里山資本主義3地方分権に関する藻谷浩介さんのご意見「中央集権こそムダの温床だ」が、朝日デジタルに載っていました。3/07(未来への発想委員会)地方分権を問い直す
2014.03.12
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図書館で借りた「ワーキングプア 日本を蝕む病」という本は2007年初版だから、7年前のドキュメンタリーである。7年経った今、果たしてその病理は改善されただろうか?と思ったわけです。「ワーキングプア」という言葉が生まれた7年前と比較して、格差は是正されてきただろうか?【ワーキングプア 日本を蝕む病】日本放送協会、ポプラ社、2007年刊<「BOOK」データベース>よりマンガ喫茶を住処とする若者、衰退する地方都市、睡眠時間四時間のシングルマザー、死ぬまで働かざるをえない老人、貧しさを受け継ぐ子どもたち…。明日は我が身の“ワーキングプア”とは。【目次】1 「貧困」の闇が広がる日本/2 ホームレス化する若者/3 崩壊寸前の地方/4 夢を奪われた女性/5 グローバル化の波にさらわれる中小企業/6 死ぬまで働かざるをえない老人/7 荒廃を背負う子ども/8 現実に向き合う時<読む前の大使寸評>富める者を優先して経済を牽引しようとするアベノミクスであるが、一方で格差は広がる経済政策である。「ワーキングプア」という言葉が生まれた7年前と比較して、格差は是正されてきただろうか?rakutenワーキングプア 日本を蝕む病大使が、田舎に帰省したときマンガ喫茶のお世話になるのは・・・もちろんマンガも読むが主にネットへの読み書きのためである。だけど、都会では最安値の宿泊という別の機能が見られるようです。<マンガ喫茶を住居として>p26~28より 都内の駅周辺を歩くと、「1時間380円」「3時間パック980円」といった看板が目につく。増殖を続けるマンガ喫茶やネットカフェの看板だ。昼間は学生や束の間の休息をとるサラリーマンで賑わうが、夜になると風景は一変する。一晩で千~千四百円程度の低料金を目当てにマンガ喫茶を寝床代わりにする人々で埋め尽くされるのだ。その中で、やむにやまれぬ事情でマンガ喫茶を泊まり歩く人はどのくらいいるのだろうか。 2月から4月にかけて都内のマンガ喫茶を泊まり歩いた。テーブルにマンガを積み上げて黙々と読んでいる人や、最終電車を逃して始発までの時間潰しをする人に混じって、リクライニングソファに身を沈め、死んだように眠っている人たちがいた。足下にはきまって大きめのバッグ。年齢は20代から40代まで様々だった。 アパートを引き払い、カプセルホテルやマンガ喫茶を泊まり歩いているという30歳の男性が、とりわけホームレス一歩手前の若者が多く集まるというマンガ喫茶を教えてくれた。蒲田にあるということだった。 JRと東急線がつながる蒲田駅の周辺は、居酒屋や風俗店が集まり深夜になっても人の流れがとぎれることがない。駅近くの雑居ビルの中にその店はあった。夜10時から朝7時までの9時間のナイトパックで880円。個室はなく、すべてオープンスペースで設備も古かったが、他の店と比べて500円ほど安いのが特徴だった。 店内は八つほどのスペースに分かれている。その奥の方、合わせて30ほどあるソファはほとんど埋まっていた。マンガを読んでいる人は誰もいない。ソファに顔を押しつけるようにしている人。口を開けたままの人。みんなピクリとも動かず眠りこけていた。 毎日泊まり続けているうちに、一般客と宿泊目的の客の区別が明確につくようになった。宿泊目的の客は定位置が決まっているのか、毎日ほぼ同じ場所にいた。フリードリンクの飲み物を確保するとあとはひたすら眠る。朝6時から7時のあいだに携帯電話のアラームが次々に鳴り、大きめのリュックやボストンバッグを持ってのそのそと出て行く。服も2着程度を着回しているのかほとんど変わらない。髪の毛は脂でてかてかと光っていた。 1週間ほどマンガ喫茶暮らしを続けると首や腰が痛くなってくる。完全に横になれず、不自然な姿勢で眠るから。店内は煌々と電気がついたままで深い眠りはとりようがない。マンガを選びに来る客や店員がすぐそばを歩き回るため、気持ちも休まらない。 知り合った31歳の男性は、この店に泊まりながら運送会社の派遣社員をしていた。給料が安いために家賃を払えなくなり、アパートを引き払って半年近くになるという。「最初は好きなマンガも読めるし、ドリンクは飲み放題だし、マンガ喫茶暮らしもいいかなって思ってたんですよね。でも、だんだん体がきつくなってきて、仕事にいくのがおっくうになって休んでしまうことがあったり・・・。収入は余計に減るし悪循環ですよ」 マンガ喫茶を仮の宿に生活する若者たち。その誰もが疲れきっていた。農家の状況を見てみましょう。<補助金打ち切りでさらなる苦境に>p75~77より 2年目、コメ作りの赤字はさらに大きくなっていた。副業をしなければ生活が維持できない。それで3年前に始めたのが「手作りの漬物店」だった。 田んぼの隅にある畑に季節ごとに植えた野菜を使って、化学調味料一切なし、添加物一切なしの漬け物を売り始めたのだ。野菜作りからパック詰めまで、夫婦二人三脚の漬け物屋が始まった。 観光地、角館にある武家屋敷で二人は漬け物を売り始めた。店番も夫婦で交代で務めた。 笑顔の夫婦が「お茶っこ、飲んでけ!」と勧める漬け物屋は、武家屋敷の名物にもなっていった。夫婦は、忙しくて、倒れそうな辛い時でも、笑顔で店に立っていた。人気の秘密は、漬け物が安くて美味しいことに加えて、夫婦の人柄だった。お茶を飲んで二人と話をするのが楽しいから、と毎月のように通っている常連さんが何人もいた。 「農家は、もうダメだ。やっていけねえもの。食べていけねえよ、この先。会社員が一番いいと思う。給料もらって、なあ。働いて給料もらえるのは、一番いいべ」 小さな田んぼ1枚とはいえ、1年間、懸命に働いても赤字にしかならないというのは、本来はおかしい。働いても「月給が安い」なんて、愚痴を言っている都会の会社員は、信じられないかもしれないが、「給料をもらえるだけマシ」なのである。 零細農家は面積が小さければ小さいほど、赤字の割合が高くなる。ところが、秋田県の農家は、ほとんどが、谷藤さんと同じ程度、1ヘクタール前後の面積しか持っていない。 今、多くの農家は、さらなる苦境に立たされている。農家のコスト面での合理化を進め、規模拡大で経営強化を図ろうという国が、零細農家は、今後は「法人化」しなければ補助金を打ち切るという厳しい改革に踏み切ったからだ。 谷藤さんも、同じ集落の農家たちと同じように補助金を受けて、ようやくコメ作りを続けてきた一人だった。ますます米価が下がり、補助金まで打ち切られると、家計を維持するためには「コメを作らないほうがマシ」になることは間違いない。 谷藤さんは、それでも「農家であることは、やめられない」と言う。 夫婦は、小さな田んぼを耕し、片隅の畑で漬け物を作り、「田を守る」ことに誇りを持って生き続けている。角館を訪れた時には、武家屋敷通りで、二人のいつもの笑顔に出会い続けたい。「ワーキングプア」という言葉が現れたあたりを紹介します。<岐路に立たされている日本>p19~21より クローズアップ現代『仕事をください』という番組を通じて、もうひとつ大きな出会いがあった。「ワーキングプア」という言葉だった。解説をお願いした放送大学教授の宮本みちこさんが繰り返し使っていた言葉だった。 「日本の低所得者を『貧困』というには、あまりにも遠い響きがあります。飢えて、生活保護を受給して、ようやく命をつないでいる人たちも確かに増えていますが、今問題なのは、どれだけ働いても豊かになれず、働いても報われない人たちが大勢生まれ、泥流のように川底に滞留している深刻な状況です。働いても、生活保護水準以下の暮らしを強いられている人たち、『ワーキングプア』が大量に生まれていることは、身近で深刻な問題です」 それから1年、NHKでは、ワーキングプアの取材を全国各地で進めてきた。そして、驚くほど日本社会が構造的に変化を遂げているという現実を、地域に暮らす人の営みを通じて、発信し続けてきた。 政府は格差社会の問題に目を向け、教育などあらゆる分野で改革を進め、格差を解消し、「再チャレンジ」できる世の中にしようと対策を進めている。その一方で、現実の社会では、格差は「親」から「子」へと連鎖を始め、急速に広がりを見せているようにも思える。 とどまることがなく広がる貧困の闇。最近では、貧困が引き金となったと思われる事件が増加している。貧困が日本社会のモラルや秩序を壊し始めたのだろうか。 今、日本は「日本人に生まれて、よかった」と思える国のかたちをなしているのだろうか。日本国憲法では、第25条で「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」、すなわち生存権を国民に保証している。その権利を担保するために、生活保護の制度がある。ギリギリの生活費を国が支給する制度だ。しかし今、その最低ラインに届かない生活をしているワーキングプアが数多くいる。
2014.03.11
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くだんの2本立て館に繰り出したが、今回の出し物は「四十九日のレシピ」と「ベニシアさんの四季の庭」でした。館主の設けたテーマは「心の奥に抱く想い」でしたが・・・2作の共通点は、どちらも離婚の危機を乗りこえたことか♪【四十九日のレシピ】タナダユキ監督、2013年制作<Movie.Walker作品情報>テレビドラマ化もされた伊吹有喜の同名小説を『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督が映画化したヒューマンドラマ。母親の死をきっかけに実家に戻ったヒロインが、父親と突然現れた男女とともに奇妙な同居生活を通して、母親の愛を再確認する姿をつづる。永作博美がヒロインに扮するほか、岡田将生、二階堂ふみら話題のキャストが集結。<大使寸評>妻を亡くした男と出戻りの娘という組み合わせが過酷であるが・・・遺言代わりの絵手紙が、残された者の生きる希望を紡いでくれる。大使にも離婚の危機はあったわけで、身につまされます(笑)Movie.Walker四十九日のレシピタナダ・ユキ監督インタビュー【ベニシアさんの四季の庭】菅原和彦監督、2013年制作<Movie.Walker作品情報>京都・大原で築100年以上の古民家に暮らすイギリス人女性、ベニシア・スタンリー・スミスさんの自然と調和した暮らしと、波乱の人生を紹介するドキュメンタリー。監督は、NHK BSで2009年4月から4年間放送された『猫のしっぽカエルの手 京都大原ベニシアの手づくり暮らし』チーフディレクターの菅原和彦。<大使寸評>異国の地にあっても、現地の伝統を愛し、自然風の庭造りをしたり、ゆったりと暮らしているのが、ええなあ♪このドキュメンタリーで、ベニシアさん夫婦が離婚の危機を乗りきったことを知りました。Movie.Walkerベニシアさんの四季の庭「ベニシアさんの四季の庭」公式サイトベニシアさんが出ているNHK番組「猫のしっぽ カエルの手」を、ときどき見ているのだが・・・異国の地にあっても、現地に合わせた自然風の庭造りをしたり、カキシブを外構に塗ったり・・・悠然と、ゆったりと暮らしているのが、ええなあ♪イギリス貴族の出なので、世が世なら、華族のお姫さまであるが・・・・その血筋が、ものおじしない、ゆったりした話し方にも表れるのでしょう。猫のしっぽ カエルの手より 主人公はハーブ研究家のベニシア・スタンリー・スミスさん。京都大原の築100年にもなる古民家でおよそ200種類のハーブを育て、手作り暮らしをするベニシアさんを1年間にわたって追い、ハーブを活用した生活からさまざまなヒントをお伝えします。 そんなベニシアさんを支えているのが地元大原の仲間たちです。日本古来の植物の使い方を教えてくれるお年寄りや、新しくここに移り住みスローライフを実践する魅力あふれる若者たち。大原の人々と共に学びながら、ベニシアさんのハーブレシピは日本の気 候風土に適ったものへと進化、充実してきました。番組で紹介される「エッセイ」や「ガーデニング日記」「仲間たち」のコーナーから、ベニシアさんの思いが伝わってきます。 ベニシア・スタンリー・スミスさんは1950年、貴族の館で知られるイギリス・ケドルストンに生まれました。19歳のころから貴族社会に疑問を持ちイギリスを離れてインドを旅するようになり、71年に来日しました。そして不思議な巡り会わせで、京都大原の古民家に暮らすようになったのです。 78年から京都で英会話学校をはじめ、現在の「ベニシア・インターナショナル」を設立。96年、夫である梶山正さん(山岳写真家)と末っ子の悠仁くんとともに大原に移住してハーブガーデンを作り始め、手作りの暮しを実践してきました。上の三人の子どもは既に独立し、孫も二人います。ベニシアのブログ『ベニシアさんの四季の庭』京都大原にアルカディアを創造した英国女性
2014.03.10
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テレビが、しきりにタブレットのコマーシャルを流しているが、「タブレットで電子書籍を読んでみるか」・・・とダボハゼのように心騒ぐ大使である。4年前のムック本「電子書籍の正体」を図書館で借りて読んでいるのだが、電子書籍の状況はさほど変わっていないようです。この本は露骨なまでも、アンチ電子書籍というスタンスが貫かれているが・・・案外と正鵠を射ているのかもいれないな~。でも、新しいメディアとして電子書籍には興味しんしんである。【電子書籍の正体】ムック、宝島社、2010年刊<内容紹介>より「電子書籍は儲かる」は幻想だった!! iPadやキンドルは成功するメディアの例にあてはまらなかった!! 本書では、電子書籍がビジネスとして儲からない実情を伝え、アップル社に踊らされているマスコミ業界に警鐘をならしつつ、電子書籍ビジネスに興味あるビジネスマンが、「儲からないことを悟る」一冊。電子書籍ビジネスの業界地図やカラクリ、すでに著者として電子書籍を出した宮部みゆき氏や『もしドラ』の岩崎夏海氏による電子版の弱点も収録。既存メディアの優位性と電子書籍市場の魅力のなさを繙く一冊です。 <読む前の大使寸評>この本は露骨なまでも、アンチ電子書籍というスタンスが貫かれているが・・・案外と正鵠を射ているのかもいれないな~。でも、新しいメディアとして電子書籍には興味しんしんである。amazon電子書籍の正体この本の一部を紹介します。<試しに読んでみた評価は?>よりp66~67 電子書籍の使い勝手については3分の2が「いいと思う」と答えている。その理由をまとめた。・かさばらない・大量の本の持ち運びに便利・携帯電話で簡単に読める・買ってすぐよめる・文字の大きさを調節できる 特に「かさばらない」ことへの評価が高い。一方で、使いにくさを指摘する意見も多かった。 ・ページ展開が面倒・複数ページ間の移動がしづらい・画面が小さく読みにくい・ダウンロード、読み込みがスムーズでない・購入しても月額料金を払い続けないと読み返せない・電子デバイイスで読む文章は頭に入りにくい感じ。集中力が続かない・メモができない 今後の予定は「また買う」が8割に達した一方で、2割近くが実際に読んでみて「もう買わない」と答えている。その理由はこうだ。・読後感が味わえない・長時間だと目が疲れる・書店で実際に選びたい 試しに購入したが、1冊100円とか300円以下ならまた買っていいかも。だが2割は「もう買わない」―。調査で見えてきたのは、なんともシビアな消費者像であった。2010年時点での日本国内の電子書籍事業参入状況図(p10)です。日本の場合は、アメリカと違って水平分業モデルになるとの解説が付いています。この業界地図は、今はどうなっているんでしょうね。宮部みゆきがインタビューで、次のように語っています。<私が電子書籍に積極的になれない理由>p19~21よりQ:ではなぜ電子書籍の発売に踏み切ったのですか。宮部:『あんじゅう』を出すタイミングが、ちょうど中央公論新社が電子書籍のレーベルを立ち上げるときと重なって。その第一弾として表題作をやりたいと。その時点で、挿絵が動いて、音が出て、仕掛けもあるプロトタイプをつくって持ってきてくれました。それを見て「これなら単行本とは別モノだし、1話くらいならなんとか読めるかな」と。1冊丸まる載せると言われたら、私は断ったと思います。自分で手に持って読めないものを売りたくないから。(中略)Q:どういう点が読む気を削いでいる?宮部:私ならiPADで長編1本を読み通せません。どんな格好で読んだらいいんだろうって。寝転がって読むには重たいし、私は本を読みながら、本を胸の上に置いて昼寝しちゃうことがあって。でもこれを胸の上に乗せたら息苦しくなりますよね。まずはもっと軽くなってほしい。それから防水をつけてほしい。私はお風呂でも読むので。 でも、どんなに優れたハードが出てきても、やっぱり私は「この作品は紙でしか出したくない」というものが絶対あると思います。Q:それはどんな本ですか?宮部:いま書き下ろしの短編集をやりたいんですが、短編集を「バラ売りしたくない」と思えば紙で出すしかない。まとまりとして手にしてもらって「これで一つの世界です」という本なら、やっぱり紙で出したいんです。Q:逆に電子書籍で出してもいいという本は?宮部:私はときどきバカ長い長編を出しますが(笑)、この先も再来年くらいに出版の予定があります。『模倣犯』くらい長くなるかもしれない。担当さんと「文庫本になったらまた全5巻だ」と笑って話しています。その長編が出る3年後くらいに電子書籍市場が成熟していて、ハードも使いやすいものが普及しているなら、そのときには重たい単行本は出さずに文庫と電子書籍で出版してもいいかなと思います。電子書籍ビジネスは儲からないそうです。この本では、その理由が六つ載っているが、その一つを見てみましょう<多大なコストをかけなければ管理できない>p55より 電子書籍を配信する上では、様々なシステムを構築しなくてはならない。 「サーバーの管理、安定的な回線の確保、ハッキング防止などのセキュリティ対策、そして決済システム。これらを独自に構築しようとすれば、多大なコストがかかってしまうでしょう」 これら必用なシステムを、一手に引き受けているのが、電子書籍デバイスの供給源が提供するダウンロードサービスである。最も著名なものは、アップルが展開するAppStoreだろう。 しかし、本書でも再三触れてきたとおり、AppStoreで売れた電子書籍の売上の30%はアップルの取り分となってしまう。残りの70%を出版社、著者、アプリ開発者などで分け合う形となる。 また、一般的に電子書籍は、紙媒体よりも格安の値段で配信されなければ、ヒット作にはなりにくいという現状がある。紙媒体の半分以下の値段であったり、一部が無料であったりするケースも珍しくない。 こうしたシステムの中では、出版社はもちろん、著者にとっても、「印税20%以上」という美辞麗句とは裏腹に、実入りの額は実にさびしいものとなってしまうだろう。 なんか、バラ色の電子書籍とまでは、言えないようですね。でも、ミーハーな大使は、電子書籍が読めるタブレットの購入を検討しているわけで・・・・いろいろとムック本、雑誌を買い込んできたわけです(笑)「500円でわかる電子書籍」より読書端末「2014年業界地図」より米ストア日本ストア「PC対タブレットどっちが買いか?」よりLAN接続とまあ・・・電子書籍に興味しんしんではあるが、でも、やっぱり紙の本が一番なんだろうな~。電子書籍もさることながら、タブレットが気になるわけです♪【タブレット検討の軌跡】タブレットにするか22014.03.04タブレットにするか12014.02.25電子書籍リーダーはどれ?2013.12.16電子書籍事情はどんなかな?2013.01.13
2014.03.09
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日曜日の朝日新聞に読書欄があるので、ときどき切り取ってスクラップで残していたのだが、これを一歩進めて、無料デジタル版のデータで残すことにしたのです。・・・・で、今回のお奨めです。・仮面社畜のススメ ・シェアをデザインする さっそく、図書館に借り出し予約するのもいいかもね。***************************************************************仮面社畜のススメより<謝るべきか、反論すべきか:永江朗> 大佛次郎論壇賞に決まった今野晴貴『ブラック企業』(文春新書)を読んだ。たまたま若者を使い捨てにするヒドい企業があるというより、ブラック企業が社会の仕組みの一部になってしまっていることに慄然とする。同じ著者の『ブラック企業ビジネス』(朝日新書)では、ブラック企業に極悪な手口を指南する弁護士や社労士などが告発されている。ヒドい、ヒドすぎる。 ブラック企業に入ってしまったらどうするか。選択肢は3つだ。逃げるか、戦うか、死ぬか。どれもめんどくさい。うんざりする。 小玉歩『仮面社畜のススメ』は、こんな時代だから売れている本だ。著者の経歴がおもしろい。キヤノンの関連会社に勤め、優秀社員として表彰されるほどだったが解雇されてしまう。その理由は、ネットを使った副業の収入が1億円を超えたからだそうだ。 「仮面社畜」とは、社畜、つまり会社に飼い慣らされているふりをして、ワガママに生きるサラリーマンのことである。会社に都合よく使われるのではなく、会社を徹底的に利用する。利用するといっても、会社の備品を盗むとか、経費の領収書にゼロを書き加えるといった非合法なことじゃない(まあ、それくらい残業代がわりに、やっちゃってもいいんじゃないかと、個人的には思うけど)。 社畜から仮面社畜に変身するには、マインドを変えろと小玉歩はいう。それも「環境」「裏ワザ」「資源」の3つのマインドを。たとえば「社畜は、怒られたら、すぐに謝る。仮面社畜は、冷静に反論する」とか、「社畜は、喫茶店やマンガ喫茶でサボる。仮面社畜は、家に帰る」とか。 おもしろいアイデア、なるほどなと感心するアイデアもある。でも半分以上は、「デキるサラリーマン」を「仮面社畜」と言い換えただけだ。ブラック企業というのは、こうした一人ひとりの従業員の創造性を潰して、使い捨てることで成り立っている。ブラック企業は仮面社畜を許さない。 ◇『仮面社畜のススメ』小玉歩著、徳間書店 、2013年刊 <「BOOK」データベース>より「利用される人」と「利用する人」の違いは能力ではない!「環境」マインド・「裏ワザ」マインド・「資源」マインド、3つのマインドで人生の主導権を取り戻せ!【著者情報】小玉歩1981年、秋田県生まれ。2003年、新潟大学卒業後、キヤノンマーケティングジャパン株式会社に入社。就職後、趣味でやっていたバンドのストリートライブが音楽業界関係者の目にとまり、2008年にサラリーマンのままメジャーデビュー。同時期に社内では優秀社員として表彰され、マーケティング部に異動。2011年、インターネットを使った副業の収入が1億円を超えたことが会社にバレ、解雇される。現在、Frontline Marketing Japan代表取締役、Frontline Beauty代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)<読む前の大使寸評>たいがいのサラリーマンが身につけている感覚であるが、つきつめるとこうなるのか♪それにしても著者の経歴が面白いというか、すごい。 rakuten仮面社畜のススメシェアをデザインするより<私有からの転換、日本に好機:隈研吾(建築家) > 私有からシェアへという、パラダイム転換が、今、あらゆる領域、あらゆる場所で話題になっている。その転換で、われわれの生活、社会はどう変わるのか。実践者たちの声を通じて、その実体が、具体的に語られる。 なかでも、最も耳目を集めているのは、シェアハウスという、一種の共同生活スタイルのアパートである。多少、家賃が割高でも、仲間とリビングやダイニング、水周りを共有して暮らせる、この新しい集合住宅は、若者のみならず、中高年の単身者からも、さみしくない老後のための新しい共同体のあり方として、がぜん注目されている。しかもシェアという方法が、居住スタイルにとどまらず、生産、消費、創造を含む社会のすべての領域に拡大しつつある現状を、本書は生々しく記述する。 日本は、このシェアという方法で、世界をリードできるのではないかという可能性も感じた。少子高齢化で、高度成長期に築きあげた莫大なボリュームの建築群が、一気に余り始めているからである。シェアは日本の都市自体をリノベーションする、新しい方法論でもありうる。 シェアが日本的であると感じたもうひとつの理由は、日本人の持っているやさしさが、日本社会のセキュリティーの高さ、犯罪率の低さが、シェアというゆるいシステムに適合しているからである。シェアハウスは、実は、日本の昔ながらの下宿屋の再来という説もあって、シニアには昭和のなつかしい香りもする。 1990年代以降の社会、経済的停滞、特にかつて日本をリードしていた大企業の不振と無策とによって、シェアシステムが活躍する隙間が、無数に出現したことも、本書から見えてきた。その意味で、シェアは日本社会にとって、起死回生の策となるかもしれない。経済のグローバル化に乗り遅れたかに見える日本が、再び先にたつための、強い武器になるかもしれない。 ◇『シェアをデザインする』[編著]猪熊純・成瀬友梨・門脇耕三、学芸出版社、2014年刊 <商品の説明>より場所・もの・情報の「共有」で何が変わり、生まれるのか。最前線の起業家やクリエイターが、シェアオフィス、ファブ・ラボ、SNS 活用等、実践を語る。新しいビジネスやイノベーションの条件は、自由な個人がつながり、変化を拒まず、予測できない状況を許容すること。ポスト大量生産&消費時代の柔軟な社会が見えてくる。序 なぜ、今シェアか?<読む前の大使寸評>価値観の革命とも言えるが、シェアが進むと都市景観も変わるかも♪ amazonシェアをデザインする**************************************************************<asahi.comのインデックス>最新の書評を読むベストセラー解読売れてる本(新聞紙面のデジタル版はだいたい2~3日後にUPされています。)朝日デジタルの書評から37朝日デジタルの書評から(目録)
2014.03.08
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図書館で借りた『版画のジャポニスム』を読んでいるのだが・・・19世紀後半、浮世絵がフランス印象派に与えたインパクトは大きくて、今のクールジャパンやスーパーフラットの比ではなかったようです。この本でボナールのあたりを見てみましょう。<ピエール・ボナール>p72より ボナールの初期の版画のほとんどには、子供のような無邪気さがある。しかし1896年の「小さな洗濯屋」(図)ほど素朴な例は他にない。この作品でボナールは、日々の生活のはかない出来事を、東洋的な簡潔さと情感をこめて扱った。人気のない通りを疲れて歩く、傘を手にしたぎごちない姿は、1891年のフランスの雑誌、『芸術の日本』に翻刻された浮世絵の横向きの姿を模倣したものである。この小さな洗濯屋の姿に、ボナールは北斎の墨で描いたスケッチが持つ生気と、春信が描いた娘(図)の心をそそる魅力を暗示的に込めている。浮世絵の影響は、斜めの方向に向いた構図や、平面的な人物の形、わずかな色彩を淡く使用していること、そして表面上はあまりわざとらしくない細部の描写などにおいても、明らかである。 ボナール自身の小さな浮世絵コレクションには、国芳、広重、国貞などがあった。ボナールの親しい友人であったタデ・ナタンソンによれば、風景画の巨匠、広重の版画が最も深い影響を及ぼしたとのことで、それは1899年にボナールが出版した12枚のリトグラフ「パリ生活情景」を見ても明らかである。広重が、江戸や日本の主な街道に沿った景色を描いた無数の版画は、フランス人のコレクターの間でも人気は高く、1890年代を通じて浮世絵展にしばしば展示された。 広重もボナールもともに、様々な視点から、町という環境を背景にしてそこにある人々の生活、日常的な些事、珍しい出来事などを描いたのである。この本でロートレックのあたりを見てみましょう。<トウールーズ=ロートレック>よりp92~106 トウールーズ=ロートレックは外国の品々への関心を父から受け継いでいた。父アルフォンス2世伯爵は、バッファロー・ビル帽をかぶり、鎖かたびらを着て、腰には日本刀を掲げていた。息子のアンリもまた、異国の昔の衣装を着るのが好きだった。彼が日本の大名を服装をした写真が少なくとも2枚残されている。 ロートレックは才能においても性格的にも、浮世絵師からも十分評価されるような画家であった。彼は鋭い観察者であり、有能な職人でもあった。彼のアトリエがあったモンマルトル界隈のカフェ・コンセールを毎晩訪れては、役者の動きや誇張された表情を研究したり、スケッチしたりして、夜遅くまでそこで過ごすのが常であった。 1888年までに、ロートレックはそれまで深く従っていた印象派の様式と別れ、ドゥガやヴァン・ゴッホ、浮世絵などの影響のもとに自分のスタイルを確立していた。彼は、自分が見たものをより素早く、より簡単に記録できるような、新しい、自由で無駄のない表現を獲得したのである。浮世絵の原理は、明らかにロートレックの新しいスタイルに認められる。それはふっくらとした肉付きのよい女性像を、美しい曲線で描くことを基本とするものであった。彼は、ヨーロッパ的な明暗の配合と無関係に、明るく平板な色彩を大きく使って、輪郭を表情豊かに描いた。 ロートレックの作品における平板さと単純さの追求は、1891年にマスターしたリトグラフィーという手段を使うことによりいっそう進歩した。多色刷りリトグラフの場合、浮世絵の技術と同様に、ひとつひとつの色に対して別々の石版を用い、輪郭線のためにも基本となる別の石版を用いることが必用であった。 ロートレックは362点のリトグラフを制作した。また、ロートレックは30点のポスターをリトグラフで制作した。その中で彼は、他のどの分野におけるよりも遥かに大胆に、日本的手法の様式的な可能性を開拓した。彼はポスターがそれ自身でひとつの芸術の形であり、浮世絵のような簡潔な絵画様式にふさわしいものであることを認識していた。ムーラン・ルージュ 直接的にも間接的にも、人間の姿を描くことが、ロートレックのライフワークであった。機知に富んだ描写で、世紀末のパリの娼婦の世界を描くことが、彼のポスターやリトグラフを支える大きな力となっていた。彼が役者を描いた作品は、個々の人物の内面に深く突き刺さる洞察力を明らかにしており、卓越した装飾的なセンスを併せると、1794年から95年まで大胆に歌舞伎役者を描き、自らも役者であった絵師、写楽(図)と比肩し得よう。 写楽は彼が描く対象の表情を過度なまでに単純化し、歪めた。それは見る者を不安にするほどであったが、彼が創造したダイナミズムは、ロートレックに強い印象を与えたにちがいない。ロートレックは、絶えず自己の描く対象の性格を綿密に調べていたが、写楽の力強い描写を頻繁に借用している。女優ラ・モーム・フロマージュ(図)を描いた際に、ロートレックは、写楽の役者絵のひとつにある芝居風のメーキャップをした気味の悪いほどのしかめっ面で彼女を描いた。この本でドゥガのあたりを見てみましょう。<エドガー・ドゥガ>p54~55より 印象派の中で最も教養があり、はっきりと自己を表明したドゥガは、また最も洗練された趣味を画面に表わした画家でもある。彼の幅の広い関心は、古典美術、アッシリア美術、初期イタリア美術、16世紀ヴェネツィア美術、そしてドラクロア、アングル、ドーミエ、および彼の同時代人たちを自己の作品に取り込んだのである。彼は明らかに視覚的な能力については無制限な抱擁力を持っており、見るものすべてが彼の芸術を豊かにした。ドゥガの才能の奇跡とも言えることは、これらの様々な素材から彼が吸収するものはすべて、いつのまにか自分自身に生まれつき備わっていたかのようなものと化すことであった。 浮世絵は芸術の意味と目的についてのドゥガの信念を確たるものとしたのである。彼は浮世絵の巨匠たちと、自己を取りまく世界についての高度な認識、つまり日常の中に特異さを、平凡の中に珍奇さを、瞬間の中に無限を見る目を、共有しているのである。彼はこのような天性を発達させた文化的な遺産を尊敬していた。そこでエコール・デ。ボーザールで絵画を勉強していた日本人に合ったとき、ドゥガはこう叫んだものである。「日本に生まれるという幸運に恵まれながら、なぜこんな所ヘ来て、西洋の教授たちの訓練を受けなければならないのか・・・・」 浮世絵のきまぐれで図式的な版画ほど、ドゥガ自身がしっかりと根ざしていた古典派の巨匠たちから、縁遠いものは他になかった。しかし油絵の画家というよりはむしろデッサンの画家であったドゥガは、線とデッサンの中に最も良く自己を表現することができ、ごく自然に浮世絵に惹かれたのである。【版画のジャポニスム】コルタ・アイヴス著、木魂社、1988年刊<内容説明>より事実上、19世紀後半のフランスにおけるすべての画家は、浮世絵の思想を蒙ったのである。画家の想像力を解放し、世俗的な主題に光をあてた運動としてのフランス印象派と後期印象派に対する考察を進めていくと、19世紀のフランスの版画家と浮世絵師との深い関係が明らかになる。浮世絵師もまた彼らより一世紀早く、同じ目標に向かって苦闘していたのである。<読む前の大使寸評>ロートレックのポスターには、浮世絵のテイストが顕著であり、ゴッホは浮世絵を模写したりしていますね。また、村上隆の提唱するスーパーフラットの原型が当時のジャポニスムにも感じられます。言ってみれば、当時は第一次「クールジャパン」のような感があるのです。aishoren版画のジャポニスム19世紀後半のジャポニスムに比べたら、小ぶりであるが・・・村上隆が提唱するスーパーフラットをウィキペディアで見てみましょう。平面性、装飾性、世俗的ということでは、浮世絵の伝統は生きているようです。wikipediaスーパーフラットより スーパーフラットという言葉は日本の消費文化独特の浅はかな空虚感をはじめ、日本における様々な時代の様々な種類の平面絵画、アニメーション、ポップカルチャー、ファインアート、キャラクター文化といったものを示すときに村上が使用する言葉である。日本のアートムーブメントであり、欧米に向けられたブランド性をもったアートの現象であり、ニッチ市場販売の成功例でもある。 特徴として、平面的で二次元的な絵画空間を持ち、余白が多く、また、遠近法などの技法をあまり使わないことが挙げられる。これは日本の伝統的な絵画から現代の漫画・アニメにまで共通してみられる、画面の立体感のなさ、平面性、装飾性、遊戯性を示すものであり、また現代の日本社会の階層性のなさやフラットさをも示すものである。平面作品だけでなく日本のアニメーション関連の立体作品(フィギュアなど)もこれに含まれる。なお、村上隆の戦略性については村上隆アンソロジーでとりあげています。
2014.03.07
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本屋で與那覇先生の『日本人はなぜ存在するか』という本を見かけたので、中も確かめずに購入したのです。(事前に書評を読んでいたもんで)クールジャパンで喧しい昨今であるが、お役所の食いものなのか、クリエーターの味方なのか?・・・立場が違えばまったく別の顔が見えるクールジャパンである。そもそも、日本文化って何?で、ラジカルな與那覇先生の説く日本文化のあたりを紹介します。<「文化になる」のはいいことか?>p102~104より あるものが「文化」と認定されるのは、本当に喜ぶべきことなのでしょうか・ この問題をカルチュラル・スタディーズでは「有標」と「無標」という対概念で分析します。実はあるものを「どこそこの文化」と呼ぶのは、それを文化というラベルによって「有標化」する営為なのですね。たとえば西洋人が「畳は日本の文化だ」というときには、「フローリングの方が普通だけど」という価値基準がセットになっている。この場合、あまりにも標準的なのでむしろ文化と呼ばれない、フローリング=西洋風の暮らしの方が「無標」です。 つまり文化として認定される=有標化されることは、「スタンダードではない特殊なもの」として、世界の中心から一段下がった価値づけをされることと表裏一体なのですね。あらゆる現象において、中心的な地位を占めるものはつねに無標であり、周縁に位置づけられるものの方が有標です。 たとえばヒップホップを「黒人音楽」と言っても、ベートーベンは「白人音楽」とは呼ばれない。女性の著述家を「女流作家」と言うのに、男性の物書きは「男流作家」ではなく、単に「作家」。チャイナドレスやチマチョゴリは「アジアの民族衣装」なのに、スーツにネクタイは「欧米の民族衣装」ではなく、「普通の格好」と言われます。 渡辺氏が宝塚の変遷を描く際に「東京帝国主義」という言葉を用いたのは、まさにこのような問題を意識するがゆえでした。一国の内部では、その首都がしばしば無標のものとして中心にあり、地方の方が有標化されているからこそ、「地方文化」や「地域の個性」を求められる。それは、世界全体の構造の縮図なのです。 特に近代においては、西洋・白人・男性の価値観が無標のスタンダードとして中心の位置を占め、それ以外のものが「民族文化」のように有標化されてきました。実際、国内ではフレンチ・レビューを導入して以降の宝塚歌劇団も、欧米での公演ではむしろ、「日本的な」な歌舞伎風な作品を上演しています。海外での彼女たちは、欧米人と同様の「普通のミュージカル」を演じる存在ではなく、「日本の劇団」という有標化されたブランドにすぎなかったからです。同じことは、昨今のクールジャパン現象についてもあてはまるでしょう。 近代という時代において、欧米から見れば日本はつねに、有標の存在でした。本書の後半ではまず、世界で日本がどのように「見られてきたか」を振り返るところから、議論を始めたいと思います。なるほど・・・中華文明に対する反発、東京に対する関西のコンプレックスなどを考える上で、おおいに啓蒙される与那覇先生の講釈でした♪朝日デジタルの書評がこの本を取り上げていたので、紹介します。日本人はなぜ存在するかより<歴史の見方の「殻」を破る:原真人(本社編集委員) > 通説にとらわれない新鮮な日本史観を提示してきた気鋭の歴史学者が、こんども多くの読者が興味をそそられるであろう「日本人とは何か」というテーマに迫った。ありがちな日本人論を想定して読むと、その先入観はことごとくひっくり返されるだろう。 まずは「集団主義的な日本人」というイメージ、「日本の伝統文化の起源は奈良や京都」といった常識を次々と覆す。それも心理学や社会学、文化人類学などの研究手法をあの手この手で駆使してだ。 過去に「本当の日本人」を見つけに行っても見つかるわけがない、最初から実在していないのだから、と著者は言う。では“日本人”とは何か。著者が探ろうと試みるのはそれが存在するかのごとく人々を信じさせた「物語」がどうやって生まれたか、だ。 まるで哲学入門を読んでいる気分にさせられる本だ。そうか、歴史をたどるとは哲学的な作業だったのだ。歴史の見方の殻をまた一つ破ってくれた。與那覇潤、恐るべし。 ◇『日本人はなぜ存在するか』與那覇潤著、集英社インターナショナル、2013年刊 <「BOOK」データベース>より日本人は、日本民族は、日本史はどのように作られた?教養科目の人気講義が一冊の本に!【目次】1 入門編ー日本人論を考える(「日本人」は存在するか/「日本史」はなぜ間違えるか/「日本国籍」に根拠はあるか/「日本民族」とは誰のことか/「日本文化」は日本風か)/2 発展編ー日本人論で考える(「世界」は日本をどう見てきたか/「ジャパニメーション」は鳥獣戯画か/「物語」を信じられるか/「人間」の範囲はどこまでか/「正義」は定義できるか)<読む前の大使寸評>與那覇先生の日本人論とあれば、読まないといけないでしょうね♪rakuten日本人はなぜ存在するか日本人はどのように「作られた」のか?で与那覇先生へのインタビューを見てみましょう。次に、日本人の性癖あたりを紹介します。大陸とは文明の衝突というか、面子の張り合いのような昨今ですが・・・与那覇先生の論説から紛争を避ける知恵を知りたいわけです。<「日本人論が好きなこと」が日本人の個性>p118~119より 比較思想の研究者だった藤田雄二氏が「近世日本における自民族中心的志向」という論文で優れた指摘をしています。 私たち人間には誰しも自尊心があるので、どんな人々もしばしば自分たちの文化を「優れたものだ」とみなしがちです。しかし藤田氏の区分では、そのようなエスノセントリズムにも、ふたつのタイプがある。 片方は「自分たちは人間として普通のあり方をしており、多民族にはそれが欠けている」と考える「文明型」。もう片方は、「自分たちは普通のあり方をしていないがっゆえにこそ、優れている」と考える「選民型」。前者が暴走すると、自分たちのやり方を他の国にも押しつける帝国主義になり、逆に後者は、みずからの特殊性ばかりを強調して他国からの影響を排除しようとする、鎖国志向や排外主義に陥ります。 文明型の思考法をとる国は、世界というものを自身と対立するものとはみなさず、むしろ自国のあり方を広げてゆくべきフィールドとして捉えるでしょう。今日ではアメリカ、前近代では中国の行動様式が典型ですね。逆に日本は典型的な選民型の自己意識を持つ国で、いつの時代も「グローバルスタンダード」は自国の内部ではなく、よそから来るものだと考えて、その対応に悩んできた。そしてどうにも適応できないとなると、「日本人にはあわない」「日本には日本のやり方がある」といって、牙をむくのです。 今日の日本でも「グローバル人材」の育成が叫ばれる一方で、日本独自の「国家の品格」を守れと主張する人もいます。近日の2020年東京オリンピック招致成功の際にも、それを単なるイベント誘致以上に、「国際社会が日本を認めたことの証明」とみなして、国の命運を左右するかのように扱う雰囲気がありましたね。しかし、そのように標準を外部に求めてしまうこと自体が、周辺地域にありがちな思考の癖であることも、比較文化は教えてくれるのです。
2014.03.06
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<藻谷さんの里山資本主義3>新装カバーになったこの本が、本屋で平積みで売り出し中です♪読破目前で積読状態になっていたが・・・この本が新書大賞2014を受賞したとのことなので、再開しようと思ったのです。とにかく、2年がかりで読破しようということで、読み進めます(汗)。 今では中国だって「タイ+ワン」の安い労働力を求めているように、グローバリズムが加速しているが・・・ この根っこにはゼロサムで、カネが全ての米英型資本主義があるわけです。でも、この経済原理ではうまく機能しないことが次第に世界の常識となってきつつある、ではどうすればいいのか?アメリカではアベノミクスがわりと好評であるが、もしかして日本型経済に妙薬があるのではないか?(米金融界は、日本という実体経済に悪乗りを決め込んでいるだけだと思うが)この本はNHK広島のテレビマン二人と藻谷さんの共同作業で展開して行きます。そのエッセンス部分を紹介します。<「開かれた地域主義」こそ里山資本主義だ>p101~102より 振り返ってみれば、20世紀の100年間は、経済の中央集権化が突き詰められていった時代だった。 鉄やコンクリートといった、重厚長大な産業を基盤として発展していくには莫大な投資や労働力の集約が必要だった。そのため、ある程度、国家主導で大資本を優遇しながら進めざるを得なかった。しかし、その目的は国民一人一人のため、というよりも弱肉強食が続く国際社会で、国家をより強くすることにあった。20世紀初頭においては、帝国主義政策における富国強兵であり、20世紀半ばには、第二次世界大戦の復興と、それに続く高度稀有財成長。そして20世紀の後半は、グローバル経済の熾烈な競争に勝ち残るためであった。 その過程で、人類は、たとえ地球の裏側からでもあらゆる物をすばやく運んでくるために、陸海空にわたる巨大なインフラネットワークを作り上げてきた。 21世紀になると、人、物、金に飽きたらず、IT革命によって、情報までも瞬時に飛び交うシステムが確立されていった。しかし、その中央集権的なシステムは、山村や漁村など、競争力のない、弱い立場にある人々や地域から色んなものを吸いあげることで成立するシステムでもあった。地域ごとの風土や文化は顧みられず、地方の人間はただ搾取されるのみであった。経済成長には、金太郎飴のようにどこもかしこも画一的である方が効率的だったのであり、地域ごとの個性は不要だったのである。 しかし、21世紀。ある程度の経済成長を果たし、物が溢れる豊かな時代になってしまった日本の町を見て、違和感を覚え始めたのである。地域ごとの風土や文化を見直そうという運動が各地で始まる。スローフード、地産地消、スローライフ。昨今、人気を集めるご当地グルメのチャンピオンを決める、B1グランプリも、そうした人々の気付きを端的に表わすものと言える。 里山資本主義は、経済的な意味合いでも、「地域」が復権しようとする時代の象徴と言ってもいい。大都市につながれ、吸い取られる対象としての「地域」と決別し、地域内で完結できるものは完結させようという運動が、里山資本主義なのである。 ここで注意すべきなのは、自己完結型の経済だからといって、排他的になることではない点だ。むしろ「開かれた地域主義」こそ、里山資本主義なのである。なお、朝日デジタルの書評がこの本を取り上げたので、紹介します。『里山資本主義』より<持続可能なシステム目指す:梶山寿子(ジャーナリスト)> 赤字国債の増発も、原発の再稼働を進めるのも、とにかく今を乗り切るため。刹那的な行動に走り重要な問題を先送りするのが、マネー資本主義に染まった人間の病理だと本書は説く。 その対極にあるのが、山林など身近にある資源を活かしてエネルギーや食糧を自給し、地域の経済的な自立と安定を図る「里山資本主義」である。例えば岡山県の製材工場では、通常なら廃棄する木くずによるバイオマス発電で電力を賄い、余剰分は売電。木くずはさらにペレット燃料にも加工されて、地域家庭の暖房などに使われる。 NHK広島の番組がベースのため、紹介される事例は中国地方中心だが、同様の試みは全国で始まっている。本書の魅力は「里山資本主義」という絶妙なネーミングに尽きよう。取り組みが拡大すれば過疎の町に雇用が生まれ、地域内でお金が回る。持続可能なこのシステムをマネー資本主義の自壊に備える“保険”とせよ、というわけだ。 「先進国・オーストリア」では木造ビルも建築可能な新集成材が開発されるなど、木の潜在能力は侮れない。最先端技術で甦る古くて新しい経済モデル。里山には年金問題、少子化、無縁社会を解決するヒントも潜む。長所だけを強調しているきらいもあるが、日本の有力な選択肢として熟考したい。 ◇『里山資本主義』藻谷浩介・NHK広島取材班著、角川oneテーマ21、2013年刊<「BOOK」データベース>より課題先進国を救うモデル。その最先端は“里山”にあった!!危機を超え未来を生む、すり潰されない生き方を提言!!【目次】はじめに 「里山資本主義」のススメ/第1章 世界経済の最先端、中国山地ー原価ゼロ円からの経済再生、地域復活/第2章 21世紀先進国はオーストリアーユーロ危機と無縁だった国の秘密/中国総括 「里山資本主義」の極意ーマネーに依存しないサブシステム/第3章 グローバル経済からの奴隷解放ー費用と人手をかけた田舎の商売の成功/第4章 “無縁社会”の克服ー福祉先進国も学ぶ“過疎の町”の知恵/第5章 「マッチョな20世紀」から「しなやかな21世紀」へー課題先進国を救う里山モデル/最終総括 「里山資本主義」で不安・不満・不信に訣別をー日本の本当の危機・少子化への解決策/おわりに 里山資本主義の爽やかな風が吹き抜ける、2060年の日本<大使寸評>大震災前の2011年1月、NHKスペシャル「2011ニッポンの生きる道」が放送された。その後2011年夏、藻谷さんを推進役としてNHK広島で「里山資本主義」の番組造りがスタートした。マネー資本主義の対極を志す「里山資本主義」という造語はここで開発されたそうです。経済と森林を結びつけて、発想の転換を促しているわけで・・・・ウォール街のバカタレどもの対極をなしていると思うのです♪rakuten『里山資本主義』エコノミストの資質として、未来を予測する洞察力も必要だが・・・・未来を変えようとする意志が求められているんでしょうね♪金融工学で儲けに走るなど、語るにおちるんだけど。藻谷さんの里山資本主義1藻谷さんの里山資本主義2
2014.03.05
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WinXPのサポート終了となるのでWin8マシンに買い替えるとしても、WinXPデータの換装が手間なので・・・旧XPマシンとタブレットを併用する方が楽でないかと思うのです。要するに、タブレット入手後には、タブレットをネット接続用とし、旧XPマシンはデータ作成、データ保存に特化して継続使用するわけです。ということで、先日以来、タブレット導入をイソイソと、はたまたウジウジと検討しているわけで・・・タブレット比較表なんかを作ったりしています(笑)タブレット比較表<タブレット選択肢>アップル嫌いの大使がタブレットを選ぶ場合は、以下になるわけです。気持ちはDellVenue-8Proに振れています。・DellVenue-8Pro-64GB :3万9980円、Win8.1対応、8インチ・DellVenue-8Pro-64GB :4万9980円 Win8.1対応、8インチ、3G SIM、GPS付き・Kindle Fire HDX8.9-32GB :4万5800円、KindleOS、8.9インチ・エイサーW4-820FP-64GB :4万2800円、Win8.1対応、8インチ・レノボMiix28-64GB :4万7300円、Win8.1対応、8インチ・ASUS T100TA T100TA-DK32G :4万2890円、Win8.1対応、10.1インチ ・DellVenue-11Pro-64GB :5万9980円、Win8.1対応、10.8インチ・MS Surface Pro2 :12万9800円、Win8.1対応、10.6インチ大使の場合、タブレットとして求める機能は個人的には次のようになるわけです。・現状のWinXPマシンとLAN接続できること。・インタネット画面が見やすい。・メール操作が快適・ブログ、ツイッターの読み書きが快適・電子書籍の画面が見やすい<タブレット導入後の運用及び検討>・WinXPマシンとタブレットのLAN接続は問題ないか?要チェック・タブレットで現行エディターソフトが使えるか?要チェック・メール送受信はタブレットが主、XPマシンは非常用とする。・文書作成はWinXPマシンが主、タブレットを従とする。・インターネット閲覧はタブレットが主、XPマシンを従とする。・電子書籍閲覧はタブレットのみとする。・テレビ視聴はWinXPマシンが主、タブレットを従とする(タブレットの外部端子、ワンセグアプリなど検討要)・タブレットでの文字入力は外付けキーボードとする。(メーカー純正品または格安品の選択要)ここで、Dell Venue 8 Proを見てみます。Dell Venue 8 Proより■レビュー1 Venue 8 Proは、デルが2013年11月14日に発表したWindows 8.1搭載のタブレットだ。Microsoft Officeのエディションや、SIMフリーの3G通信機能の有無で5モデルを用意する。CPUやメモリ、ストレージの容量に違いはない。前述のとおり、MS Office Personal 2013が付いたローエンドモデルの直販価格は39,980円と他社の8型タブレットより安い。 Venue 8 Proの重さは395gだ。アップルの7.9型タブレット「iPad mini Retinaディスプレイモデル (WiFi)」は331g、グーグルの7型タブレット「Nexus 7 (2013年モデル、WiFi)」は290gなので、ライバルに比べれば重いが、大きな違いではない10型で同じような解像度のASUS JAPAN「TransBook T100TA」では、近くで見るとドットの粒子がわかる印象があったが、Venue 8 Proではそういった印象を受けない。画面サイズが小さいおかげで(8型)、目立たないということもあるのだろう。パネルはタブレットでは主流のIPSパネル。上下左右、どこから見ても色味の変化は少なく、デジタルカメラの画像を美しく表示できた。Windows 8.1を搭載するVenue 8 Proなら、まさしく今までと同じ方法で、同じアプリを使い、同じ作業が継続できる。それもたった395gの小型端末でだ。Atomや2GBのメインメモリ、少なめのストレージという「スペックの見かけ」にとらわれることなく、ぜひ一度手に取ってみてほしい。コンパクトなボディに潜む予想以上のパワーに、きっと驚くだろう。また、SIMフリーの3G通信機能を搭載したモデルがあるのもVenue 8 Proの強み。低価格通信サービスのSIMカードを差し込むことで、外出先でもタブレットのみでインターネット接続が行えるのだ。■レビュー2 実際に持った印象はMiix 2 8に近く、Iconia W4-820とdynabook Tab VT484に対してはハッキリと薄型軽量に感じる。片手で持って自然に利用でき、両手で縦に持ってソフトウェアキーボードを打つのも快適だ。LTEをサポートしないのは惜しいが、デル広報によると、SIMロックフリーモデルは標準仕様にないGPSも追加されるという。地図系アプリと組み合わせて使いたいユーザーにとっては重宝するに違いない。 また、シナプティクス製で筆圧に対応した「アクティブスタイラス」(2980円)、薄型で画面保護カバーにもなるBluetooth接続の「ワイヤレスキーボード」(専用スタンドケース付きで9980円)、折り曲げてスタンドとしても使える「タブレットケースフォリオ」(4380円)も準備している。 Wi-Fi接続が気になるので、初心者向けサイトを覗いてみました。Wi-Fi接続プロバイダ、ポケットWi-Fiというのがあるんですね♪初心者のWi-Fi入門!Wi-Fiの基本と選び方は?より 無線LAN は便利なので、無線LAN をもっと広めようと普及促進を行う 「Wi-Fi Alliance」 という業界団体がありますが、ここは自宅で使っている 無線LAN や屋外の Wi-Fi スポットなどで、「この機器は Wi-Fiで繋げることが出来るよっ」という証明を与えている団体です。この証明されたことを示す名称のことをWi-Fiといいます。 では、どこでWi-Fiに繋げられるのかを見ていきましょう。 このホットスポットは無料で使えるところも増えていて、カフェ や レストラン空港や ホテル駅の待合室、美容室、コンビニ、商店街など身近に たくさん存在します。このアクセスポイントを調べることが出来るのが以下のサイトです。 全国の無線スポットを検索 ・・・ FREESPOT街を歩きながら使えるWi-Fiはないの?・・・ポケットWi-Fiあります。このポケットWi-Fiは、携帯電話のようにサービスエリア内であれば上で説明した無線LANのアクセスポイントがないところでも、Wi-Fi利用が可能です。そのため、モバイルWi-Fiルーターなどとも呼ばれています。これを使うと、これまで限定されていたインターネットを利用できるエリアが大きく広がります。ホットスポットが街全体に広げられると考えると早いです。 大きさは iPhone よりも小さいサイズなので、ポケットに すっぽり入ります。小さいですけどちゃんと小型軽量のバッテリーも搭載していて、連続通信時間も結構長いです。( 連続通信時間は機種によって違います ) では、どうしたらこれが使えるのかを見ていきましょう。ポケットWi-Fiを使うには以下の2つ の方法があります。・レンタルで使ってみる・プロバイダと契約して使ってみる(中略) 2つ目は、レンタルで試さずにプロバイダと契約する方法です。 この場合はポケットWi-Fiを購入しなければならないので、その費用と毎月の利用料が必要になります。この場合のメリットは、利用料がレンタルの時よりも安いという点です。ポケットWi-Fiを購入すると高いものだと数万円しますが、購入する場合だと100円で購入できたり、無料でもらえたり、2個目 の端末を無料にしてもらえるなどの特典があります。ちなみに、なぜこんな金額で販売するのかというと、ポケットWi-Fiなどの料金を通信利用料金と一緒にして販売していることが多いためです。なので、プロバイダを選ぶ際に どちらが安いのか比較したいときは、毎月支払う プランの料金で比較するといいでしょう。こういったサービスを利用できる お得なサイトが以下のサイトです。・BroadWiMAX ・・・ 業界最安値WiMAX 2,999円 ・UQ WiMAX 公式サイト ・・・ WiMAX/WiMAX 2+/LTE!!ライフスタイルにあわせて選べる高速通信。・イーモバイル正規代理店 ・・・ シリーズ最速ポケットWiFi特に、一つ目の BroadWiMAX は 月額利用料 が 2,999円 と業界最安値 で利用できるのが特徴です。WiMAX 2+ も 月額 3,880円 で使い放題あり、端末費用 全端末無料。手続き・発送 最短即日発送&日本全国送料無料。面倒な 「 契約 」 や 「 回線工事 」 も一切不要。 通信速度 WiMAX2+/WiMAX の両方が使えます。WiMAX2+ での通信制限もないので快適に高速インターネットを楽しむことができます。 対応エリアは BroadWiMAXサービスエリアなどで確認できます おさらいに、タブレット最新事情を再読してみます。2/22(てくの生活入門)タブレット最新事情より■国内外で新型機種が続々登場 家電量販店の店頭では、昨年後半からタブレット型多機能端末売り場の存在感が増しつつあります。これは、各メーカーがこぞってタブレットのウエートを高めているためです。そして今年は、これまで以上に注目を集めることになるでしょう。時代の流れに乗り遅れないためにも、最新事情を確認しておきましょう。 製品のバリエーションも増えてきました。 大別すると、iPad、グーグルのアンドロイドOS採用タブレット、アマゾンが独自展開するKindle Fireシリーズ、マイクロソフトのウィンドウズタブレットの4パターンがあり、それぞれに画面サイズや記憶容量の異なる製品を展開し、価格にも幅があります。 製品の種類が最も多いのは、アンドロイドタブレットです。アンドロイドOSは誰もが自由に使えるため、国内外のメーカーがこのOSを使って、独自の製品を開発・販売しています。価格が比較的安価なこともあり、出荷台数が急速に伸びています。 画面サイズで見ると、小型で携帯性に優れる7インチクラスと、大きめの画面で文字などが見やすい10インチクラスに分けられますが、最近は、7インチクラスに人気が集まっているようです。 もう一つ知っておきたいのが通信方式です。無線LANでインターネット接続するWi-Fiモデルと、携帯電話やスマートフォンと同様に通信会社と回線契約し、3G/LTE回線とWi-Fiの両方を使えるモデルがあります。 外での利用が多いなら、後者が便利ですが、毎月の通信費が必要になるため、最近ではWi-Fiモデルが主流になっています。<基本的なこと>●電子書籍は広大なアメリカで需要が大きいが、日本の場合・・・金はあるけど暇がない人のために、電子書籍は必要だろう。だけど金はないけど暇はたっぷりある年金生活者は、図書館まで足を運んで紙の本を借りるのがベストなんでしょうね♪●wifi環境設定のため、ポケットWi-Fi(毎月約3000円)の必要性をよく検討しておく。●この併用案は、大昔にPHS接続でNECモバイルギヤを使っていたときと似ているな~。【タブレット検討の軌跡】タブレットにするか12014.02.25電子書籍リーダーはどれ?2013.12.16電子書籍事情はどんなかな?2013.01.13
2014.03.05
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『世界マンガ大系(ユリイカ 増刊号)』という本をアマゾンで購入し、読んでいるところだが、ええでぇ♪・・・「漫画と絵本」について述べられたヵ所があったので紹介します。大使好みの漫画作家としては、松本大洋、佐々木マキ、メビウスあたりになるわけだけど・・・いずれの作家もストーリーもさることながら、絵だけ見ていても楽しいわけですね。ついては、これらの作家の画像をネットで見つけたので紹介します。いずれも絵、線にこだわりがあり・・・ええでぇ♪松本大洋佐々木マキメビウス<漫画と絵本:寺村摩耶子>p202~203より 日本にはカートウーンは根づかなかった、といわれる。 フランスやイギリスとおなじくらい古い歴史をもちながらも、風刺漫画の系譜はとぎれてしまった、といわれる。だが、先に述べたように戦後、欧米から大量に輸入された洋書の画集や絵本などをとおして、カートウーンの芸術に感動し共鳴していた大勢の若者たちがいた。そのころはまだ明確に分離されていなかったイラストレーションとグラフィックデザイン、あるいはイラストレーションと1枚漫画と絵本、それらが渾然一体となった50年代から60年代にかけて、独自の線を追求していたクリエーターの卵たち。 そのなかで漫画家としてデビューしながらも、「線」に重きを置く作品がしだいに活動の場を失っていくなかで、子どもの本を描きはじめた者たちがいた。長新太、そして井上洋介。風刺画のナンセンスと笑いを受け継ぐ絵本は、のちに「ナンセンス絵本」と呼ばれる新しいジャンルを生みだすことになったのだ。ここではそんな彼らともうひとり、漫画のブラックな笑いを日本の絵本にもたらした最大の功労者、佐々木マキの作品を見て終わりにしよう。 今では戦後日本を代表する絵本作家たち、欧米の漫画や絵本に大きな影響をうけながらも、それぞれ独自の線やスタイルをもつ彼らの世界は、荒井良二ら次世代からさらに次へと受け継がれつつ、「日本の絵本」を輝かせている。前半で見たコマ割りと同様、ストーリーや起承転結にとらわれず、ユニークな時間と空間をもつ日本の絵本は、欧米ではいまだ知られているとは言い難い。だが日本のアニメーションや漫画が海外で人気といわれる今日この頃、絵本もまた例外ではなく、独特の宇宙を形づくっていることに目が向けられる日もそう遠くはないと思いたい。大使は、要するに絵本のような絵に惹かれるわけで・・・マンガ、絵本、イラストレーションと媒体は何であってもいいわけです。ウィキペディアで佐々木マキを見ると・・・なんと、ドングリ国出身やないけ♪wikipedia佐々木マキより 佐々木マキは、日本の漫画家、絵本作家、イラストレーター。神戸市出身。京都市在住。1966年、『ガロ』掲載の「よくあるはなし」で漫画家としてデビュー、同誌を中心に実験的な漫画家として活躍。 1973年からは絵本の分野に活動の場を移し、『やっぱりおおかみ』や、『ムッシュ・ムニエル』シリーズ、『ぶたのたね』シリーズ、『ねむいねむいねずみ』シリーズなど、ナンセンスな味わいのある絵本を多数発表している。また村上春樹の著作をはじめとして、イラストレーターとして多数の装画や挿絵を手がけている。大使一押しの日本人漫画作家といえば松本大洋になるのですが・・・松本大洋とバンド・デシネに松本のコンセプトが見られます♪【世界マンガ大系(ユリイカ 増刊号)】ムック、青土社 、2013年刊<内容紹介より>マンガという形態はどこまで拡張されるのか、そもそも「マンガ」という形式はどのように定義されるのか。 近年のグラフィックノベルやBDの翻訳紹介はめざましく、質量ともに勢いを増し、日本のマンガは「Manga」と称され、海外のランキング上位に飛び出すことももはや珍しくない。 自生続ける「マンガ」を軸に、海外マンガ(グラフィック・ノベル、BDなど)の最前線を追う。 <大使寸評>2013年3月時点のBD紹介はピークと言えるほど、充実している。本の表紙に表れているように、メビウス亡き後はフランソワ・スクイテンあたりがBDを牽引しているようです。(この本は2014.2.28アマゾンで発注し翌日入手した。アマゾンの動きはさすがに快適である)amazon世界マンガ大系(ユリイカ増刊号)松本大洋の画像より
2014.03.04
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「戦後史の正体」の宣伝を8回まで進めましたが・・・孫崎さんが中国の脅威、対米従属について右視点でツイートしているので、この際、視点を切り替えてフォローします。また、秘密保護法については、右も左も関係なく危険なので、これもフォローします。中国の脅威・対米従属・秘密保護法ツイートを2/23~3/2のツイッタ-に見てみましょう。【3月2日】金子勝@masaru_kaneko:安倍政権は4月に有識者懇談会から集団的自衛権の行使容認に向けた報告書を受け、今国会会期末までに憲法解釈変更を閣議決定。秋の臨時国会で有事に備える武力攻撃事態法や自衛隊法など10本以上の個別法を改正するという。戦争のできる国へ。http://goo.gl/Ov1ma1金子勝@masaru_kaneko:中国の経済も景気が減速気味で危ない。中国の製造業購買担当者指数(PMI)が50・2で、前月と比べ0・3ポイント低下し、3カ月連続の下落。中国政府にとっても最も安直な政治はナショナリズムで、1930年代と似てきて嫌な状況です。http://goo.gl/fN5ThBドングリ@mdonguri:(波聞風問)日本と中国 お互い、争っている場合ですか 吉岡桂子 - 朝日 http://t.asahi.com/e480 いつもながら、吉岡委員の発言は、ええでぇ♪【2月28日】町山智浩@TomoMachi:「日本の右派の奇妙なところは、最も熱心な日米同盟支持者でありながら、同時に米国政府が敗戦国・日本に強いた戦後処理に憤慨していることだ」米ファイナンシャル・タイムズhttp://www.nikkei.com/article/DGXNASM2001W_Q4A220C1000000/?df=2&dg=1…ドングリ@mdonguri:パワハラのNHK新会長 http://02219715.at.webry.info/201402/article48.html…NHK新会長の擁立劇を見てみると・・・三井物産の副社長だったそうだが、三井物産の企業風土が悪かったのか?それとも籾井氏の育ち方が悪かったのか?ソウル・フラワー・ユニオン@soulflowerunion:すぐ辞めろ。RT @tcdctrn NHK籾井会長「私ももう71歳なので考えを変えるのは難しい」 http://www.ytv.co.jp/press/smartphoe/mainnews/TI20134465.html…じゃ辞めろ。【2月27日】金子勝@masaru_kaneko:TPP交渉の停滞は悪い事なのか。農業者が悪者なのか。そんなメディアのマインドセットを批判する山田厚史氏の論考です。米国大企業の利益にかなう知的所有権、ISDS条項、国や地方の事業の外資への開放など、重要なテーマが忘れられています。http://goo.gl/JFJ7Dp孫崎 享@magosaki_ukeru:米軍:25日星条旗新聞「米軍兵費削減で、三沢空軍基地から500名削減予定。14%に相当」在日米軍基地の役割はほとんど終えている。仮想敵を中国とすれは中国の攻撃に対する米軍基地の脆弱性が大きすぎる【2月26日】ドングリ@mdonguri:HSBCに飛び火? 中国の「理財商品」ついにデフォルトへ | THIS WEEK - 週刊文春WEB http://shukan.bunshun.jp/articles/-/3671 @shukan_bunshunさすがの富裕中国人も逃げ足勝負に陥ったか。【2月24日】ドングリ@mdonguri:米国から見る安部政権1年 http://02219715.at.webry.info/201402/article45.html…ポエムを語るような安部さん自身と、暴言を吐くなど、レベルが低いブレーンには心配になるわけです。K.Kengo @KKnagomi:理解してない「自由化バカ」多し。「ヨーロッパでは農業所得全体の95%が補助金で支えられており、アメリカはコメ、トウモロコシ、小麦の農家だけで多い年は約1兆円も補償しています。これに対して日本の補償は農業所得の2割を切る程度」鈴木宣弘教授http://rb2.pw/CVDlW【2月23日】Satoko Oka Norimatsu@PeacePhilosophy:安倍氏を筆頭とする日本の政治家やNHK関係者の暴言、失言が海外で広く報道されない日はないという毎日である。日本に新たなヒットラー誕生という印象はもう免れない。このような国際的孤立をまねいた政権を支持している日本人が信じられない。孤立を望んでいるのか。ドングリ@mdonguri:籾井会長よりさらに、公人としてのリテラシーがない総理補佐官の言動が問題になっている。右翼のアジテーションと同じくらい無分別な発言をしているが・・・外交的なセンスが必須なはずの補佐官がこの程度のレベルでいいんだろうか?2/24中国が日本包囲外交 歴史問題使い連携図る 急接近で韓国当惑より 日本の安倍政権との対立を深める中国が、日米関係のきしみをよそに、第2次世界大戦を巡る歴史問題などを使って、世界各国への連携を働きかけている。とりわけ韓国に急接近。新たに陝西省西安市で、韓国臨時政府の記念碑を作る動きも見せ始めた。■「旧連合国」利用 今月、ソチ五輪の開会式に出席した習主席は、プーチン大統領に来年、「反ファシズム戦争勝利70周年」の記念式典の共同開催を改めて提起。14日に訪中した米国のケリー国務長官には、李克強首相が70周年の話題を持ち出し、旧連合国としての連帯を促した。フランスやモンゴルなどとの首脳級会談でも、同様の働きかけを進めている。 中国は12年の尖閣国有化の直後から、当時国家副主席だった習氏が「大戦後の世界秩序への挑戦だ」と訴えるなど、日中の対立を歴史問題の土俵に持ち込もうとしてきた。 当初、欧米諸国の反応は鈍かったが、安倍首相の靖国参拝に米政府が「失望」を表明。安倍首相側近らの失言を契機に、欧米メディアでも安倍政権の歴史認識を危ぶむ論調が目立ち始めるなど、結果的に中国の戦略を助ける展開になりつつある。(北京=林望、ソウル=貝瀬秋彦)1/18従属と謝罪について内田先生より 東京裁判は戦後日本に対して二つの義務を課した。一つは、敗戦国として戦勝国アメリカに対して半永久的に「従属」の構えをとること。一つは侵略国としてアジアの隣国(とりわけ中国と韓国)に対して半永久的に「謝罪」の姿勢を示し続けること。従属と謝罪、それが、東京裁判が戦後日本人に課した国民的義務であった。けれども、日本人はそれを「あまりに過大な責務」だと感じた。二つのうちせめて一つに絞って欲しいと(口には出さなかったが)願ってきた。ある人々は「もし、日本人に対米従属を求めるなら、日本がアジア隣国に対して倫理的疚しさを持ち続ける義務からは解放して欲しい」と思った。別の人々は「もし、東アジアの隣国との信頼と友好を深めることを日本に求めるなら、外交と国防についてはフリーハンドの国家主権を認めて欲しい」と思った。伝統的に、従属を求めるなら謝罪義務を免除せよと主張するのが右派であり、独自の善隣外交を展開したいので、アメリカへの従属義務を免除して欲しいと主張するのが左派である。そういう二分法はあまり一般化していないが、私はそうだと思う。その結果、戦後の日本外交は「対米従属」に針が振れるとアジア諸国との関係が悪化し、アジア隣国と接近すると「対米自立」機運が高まるという「ゼロサムゲーム」の様相を呈してきた。対中抑止力として安部さんは頑張っているとは思うけど・・・タカ派でこり固まったスタンスが気がかりでもある。1/14(第1次世界大戦の遠近法)5:大衆操作もくろむ為政者より歴代首相の言葉を研究しているユタ大教授(社会言語学)の東照二は、この文脈で安倍首相の1年前の所信表明演説に注目する。 「自らへの誇りと自信を、取り戻そうではありませんか!」。東は「かつての『美しい国』と同様、抽象的で情緒的な言葉。具体的な情報なしに感性に訴え、聞く人にいや応なく認知を迫る。高い支持率の要因の一つ」とみる。 第2次大戦中の大政翼賛体制は市民に多大な犠牲を強いた。戦後、日本のメディアは不偏不党を誓って再出発したが、政治の干渉や報道の自己抑制は続く。 「不偏不党は聞こえはいいが、実際にはこれほど権力に有利なものはない」と早稲田大名誉教授(インテリジェンス研究)の山本武利は指摘する。「プロパガンダ色を薄めて権力の意向を紹介するのが『中立報道』。結局は利用されかねない」。米国は1987年、放送の公平原則を撤廃した。幅広い情報源に接することが視聴者の利益になるとの考えからだ。(中略) 英紙フィナンシャル・タイムズは7日、独仏関係が悪化し英国が1世紀前の大戦に引き込まれたように、米国が日中の紛争に巻き込まれる危険があると論じた。メディアと市民の抵抗力が問われる年になりそうだ。**************************************************************このフォローの出発点ともいえる記念碑的著書ですね♪【戦後史の正体】孫崎享著、創元社、22012年刊<内容紹介より>日本の戦後史は、アメリカからの圧力を前提に考察しなければ、その本質が見えてこない。元外務省・国際情報局長という日本のインテリジェンス(諜報)部門のトップで、「日本の外務省が生んだ唯一の国家戦略家」と呼ばれる著者が、これまでのタブーを破り、日米関係と戦後70年の真実について語る。目次はじめに序章 なぜ「高校生でも読める」戦後史の本を書くのか第一章 「終戦」から占領へ第二章 冷戦の始まり第三章 講和条約と日米安保条約第四章 保守合同と安保改定第五章 自民党と経済成長の時代第六章 冷戦終結と米国の変容第七章 9・11とイラク戦争後の世界あとがき<大使寸評>ツイッターでこの本の評判が出ていたので、本屋で手にしたが・・・ほぼ衝動買いしたのです。著者が元外務省・国際情報局長というだけあってディープスロートそのものですね。Amazon戦後史の正体現在、情報貧国ニッポンの状況に鑑み、孫崎さんの日本の「情報と外交」を読み返しております。 右視点でフォロー中45
2014.03.03
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最近になってバンド・デシネ(BD)が隆盛してきたが、2013年あたりがBD大ブレイクの時期だったようですね。この本の表紙に表れているように、メビウス亡き後はフランソワ・スクイテンあたりがBDを牽引しているようです。【世界マンガ大系(ユリイカ 増刊号)】ムック、青土社 、2013年刊<内容紹介より>マンガという形態はどこまで拡張されるのか、そもそも「マンガ」という形式はどのように定義されるのか。 近年のグラフィックノベルやBDの翻訳紹介はめざましく、質量ともに勢いを増し、日本のマンガは「Manga」と称され、海外のランキング上位に飛び出すことももはや珍しくない。 自生続ける「マンガ」を軸に、海外マンガ(グラフィック・ノベル、BDなど)の最前線を追う。 <大使寸評>2013年3月時点のBD紹介はピークと言えるほど、充実している。本の表紙に表れているように、メビウス亡き後はフランソワ・スクイテンあたりがBDを牽引しているようです。(この本は2014.2.28アマゾンで発注し翌日入手した。アマゾンの動きはさすがに快適である)amazon世界マンガ大系(ユリイカ増刊号)この本からメビウスのあたりを紹介します。<メビウスとアニメーション:土居伸彰>p209~210より バンドデシネの巨匠ジャン・ジロー(メビウス)は、アニメーションとのつながりが深い。先ほど少し触れた『ファンタスティック・プラネット』の監督ルネ・ラルーは、『時の支配者』(1982)で、メビウスとコラボレートしている。1974年、『メタル・ユルラン(吼える金属)』誌が創刊された。マンガがカウンターカルチャーの文脈で受容されるのに大きな役割を果たした雑誌である。そこで中心的な存在だったのがメビウスだ。『時の支配者』は、ラルーが『メタル・ユルラン』で活躍するマンガ家たちと共にアニメーションを作る企画をきっかけとするもので、メビウスが出してきた傍役たちのアイデアの豊かさに感銘を受けたラルーは、メビウスとともに長編アニメーションを作ることになった。 アニメーション制作は予算の都合でハンガリーのスタジオで行われることになり、ラルーがその出来の粗悪さに辟易した一方、メビウスは自分の絵が動くのを初めて観た感動で涙を流したと言っている。 メビウスはその後、アニメーション制作に着手している。『メタル・ユルラン』を一躍有名にした自作『アルザック』をテレビ向け作品として蘇らせたものが、2002年の『アルザック・ラプソディー』であり、メビウスはこのシリーズの監督、脚本、デザイン、プロデュースを担当している。『アルザック』の原作は精緻に描きこまれたSF世界を、台詞を使わずに大胆なコマ割りで見せていくものだった。一方、『アルザック・ラプソディー』は、どちらかといえばシンプルな描画を用い、ナレーションをベースにしている。原作の真逆なのだ。しかし、驚くべきことに、このシリーズにおいてメビウスの世界の豊かさは失われていない。そこにはスケール感を感じさせる構図の取り方が大きな役割を果たしていると言えようし、また、3分半のミニエピソード集というミニマムかつ反復的な構成が、それぞれのエピソード間の連続性が織りなすひとつの大きな宇宙の存在を感じさせ、非常に「機能」していると言うことができるかもしれない。 メビウスの『アルザック』の掲載誌『メタル・ユルラン』は、これまでアメリカからフランスという一方向のみだったコミックスの流れに一石を投じた。1977年に創刊された『ヘヴィメタル』は、『メタル・ユルラン』の英語版として発行され、メビウスをはじめとしたフランスのBD界の才能を北米に紹介した。1981年のアニメーション『ヘヴィメタル』は、この雑誌から生まれた劇場用長編である。BDという言葉を知る前からメビウスを知っていたのだが、それだけメビウスの存在が図抜けていたんでしょうね。メビウスについては漫画あれこれ1でとりあげています。この記事も漫画あれこれ3に収めておきます。それから、フランソワ・スクイテンのお奨め画像を1枚♪大使一押しの日本人作家といえば松本大洋になるのですが・・・松本大洋もBDの影響を受けたそうです。松本大洋とバンド・デシネ
2014.03.02
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Peach航空がメルマガを送ってくるんですが、心騒ぐわけですね♪で、最新情報として3月1日~3月4日のタイムセールを紹介します。(大使の関心のある路線のみ紹介します、すんまへん)この夏場に2泊3日くらいの韓国、台湾旅行がいいかもね♪<Peach航空メルマガ抜粋>Peachメールマガジン ★ePeach★Vol.132【片道2,000円シリーズ】感謝の気持ちと、就航2周年のバースデープレゼントとして、全路線片道2,000円の特別運賃を20,000席限定でご用意しました!・第1弾【販売期間】3月1日00:00~3月4日23:59【搭乗期間】大阪(関西)-釜山 4月8日~10月23日(全曜日) 沖縄(那覇)-台湾(桃園) 4月8日~6月12日(全曜日) 大阪(関西)-高雄 4月8日~10月23日(全曜日) ・第2弾【販売期間】3月2日00:00~3月4日23:59【搭乗期間】大阪(関西)-沖縄(那覇) 4月8日~10月23日(火~木) 大阪(関西)-香港 4月8日~10月23日(全曜日) 大阪(関西)-台湾(桃園) 4月8日~10月23日(全曜日) ・第3弾【販売期間】3月3日00:00~3月4日23:59【搭乗期間】大阪(関西)-札幌(新千歳) 4月8日~10月23日(火~木) 大阪(関西)-ソウル(仁川) 4月8日~10月23日(全曜日) *************************************************************Peachメールマガジン ★ePeach★Vol.131☆48時間セール☆【販売期間】2月22日00:00~2月23日23:59【搭乗期間】3月3日~3月31日大阪(関西)-釜山 1,980円~ 大阪(関西)-高雄 3,980円 *************************************************************Peachメールマガジン ★ePeach★Vol.124【販売期間】1月2日00:00~1月5日23:59【搭乗期間】(国際線)1月20日~5月31日大阪(関西)-ソウル(仁川) 3,280円 大阪(関西)-釜山 2,280円~ *************************************************************Peachメールマガジン ★ePeach★Vol.123【販売期間】12月21日00:00~12月24日23:59【搭乗期間】(国内線)1月6日~3月19日、(国際線)1月6日~5月31日大阪(関西)-ソウル(仁川) 3,280円~ 大阪(関西)-釜山 2,280円~ *********************************************************
2014.03.01
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