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2014.03.09
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カテゴリ: メディア
テレビが、しきりにタブレットのコマーシャルを流しているが、「タブレットで電子書籍を読んでみるか」・・・とダボハゼのように心騒ぐ大使である。

4年前のムック本「電子書籍の正体」を図書館で借りて読んでいるのだが、電子書籍の状況はさほど変わっていないようです。

この本は露骨なまでも、アンチ電子書籍というスタンスが貫かれているが・・・
案外と正鵠を射ているのかもいれないな~。
でも、新しいメディアとして電子書籍には興味しんしんである。


【電子書籍の正体】
電子

ムック、宝島社、2010年刊

<内容紹介>より
「電子書籍は儲かる」は幻想だった!! iPadやキンドルは成功するメディアの例にあてはまらなかった!! 本書では、電子書籍がビジネスとして儲からない実情を伝え、アップル社に踊らされているマスコミ業界に警鐘をならしつつ、電子書籍ビジネスに興味あるビジネスマンが、「儲からないことを悟る」一冊。電子書籍ビジネスの業界地図やカラクリ、すでに著者として電子書籍を出した宮部みゆき氏や『もしドラ』の岩崎夏海氏による電子版の弱点も収録。既存メディアの優位性と電子書籍市場の魅力のなさを繙く一冊です。

<読む前の大使寸評>
この本は露骨なまでも、アンチ電子書籍というスタンスが貫かれているが・・・
案外と正鵠を射ているのかもいれないな~。
でも、新しいメディアとして電子書籍には興味しんしんである。

amazon 電子書籍の正体


この本の一部を紹介します。

<試しに読んでみた評価は?> よりp66~67
 電子書籍の使い勝手については3分の2が「いいと思う」と答えている。その理由をまとめた。
・かさばらない
・大量の本の持ち運びに便利
・携帯電話で簡単に読める
・買ってすぐよめる
・文字の大きさを調節できる
 特に「かさばらない」ことへの評価が高い。一方で、使いにくさを指摘する意見も多かった。

・ページ展開が面倒
・複数ページ間の移動がしづらい
・画面が小さく読みにくい
・ダウンロード、読み込みがスムーズでない
・購入しても月額料金を払い続けないと読み返せない
・電子デバイイスで読む文章は頭に入りにくい感じ。集中力が続かない
・メモができない

 今後の予定は「また買う」が8割に達した一方で、2割近くが実際に読んでみて「もう買わない」と答えている。その理由はこうだ。
・読後感が味わえない
・長時間だと目が疲れる
・書店で実際に選びたい

 試しに購入したが、1冊100円とか300円以下ならまた買っていいかも。だが2割は「もう買わない」―。調査で見えてきたのは、なんともシビアな消費者像であった。

2010年時点での日本国内の電子書籍事業参入状況図(p10)です。
地図
日本の場合は、アメリカと違って水平分業モデルになるとの解説が付いています。
この業界地図は、今はどうなっているんでしょうね。




<私が電子書籍に積極的になれない理由> p19~21より
Q:ではなぜ電子書籍の発売に踏み切ったのですか。
宮部:『あんじゅう』を出すタイミングが、ちょうど中央公論新社が電子書籍のレーベルを立ち上げるときと重なって。その第一弾として表題作をやりたいと。その時点で、挿絵が動いて、音が出て、仕掛けもあるプロトタイプをつくって持ってきてくれました。それを見て「これなら単行本とは別モノだし、1話くらいならなんとか読めるかな」と。1冊丸まる載せると言われたら、私は断ったと思います。自分で手に持って読めないものを売りたくないから。
(中略)

Q:どういう点が読む気を削いでいる?
宮部:私ならiPADで長編1本を読み通せません。どんな格好で読んだらいいんだろうって。寝転がって読むには重たいし、私は本を読みながら、本を胸の上に置いて昼寝しちゃうことがあって。でもこれを胸の上に乗せたら息苦しくなりますよね。まずはもっと軽くなってほしい。それから防水をつけてほしい。私はお風呂でも読むので。
 でも、どんなに優れたハードが出てきても、やっぱり私は「この作品は紙でしか出したくない」というものが絶対あると思います。

Q:それはどんな本ですか?
宮部:いま書き下ろしの短編集をやりたいんですが、短編集を「バラ売りしたくない」と思えば紙で出すしかない。まとまりとして手にしてもらって「これで一つの世界です」という本なら、やっぱり紙で出したいんです。

Q:逆に電子書籍で出してもいいという本は?
宮部:私はときどきバカ長い長編を出しますが(笑)、この先も再来年くらいに出版の予定があります。『模倣犯』くらい長くなるかもしれない。担当さんと「文庫本になったらまた全5巻だ」と笑って話しています。その長編が出る3年後くらいに電子書籍市場が成熟していて、ハードも使いやすいものが普及しているなら、そのときには重たい単行本は出さずに文庫と電子書籍で出版してもいいかなと思います。


電子書籍ビジネスは儲からないそうです。
この本では、その理由が六つ載っているが、その一つを見てみましょう

<多大なコストをかけなければ管理できない> p55より
 電子書籍を配信する上では、様々なシステムを構築しなくてはならない。
 「サーバーの管理、安定的な回線の確保、ハッキング防止などのセキュリティ対策、そして決済システム。これらを独自に構築しようとすれば、多大なコストがかかってしまうでしょう」
 これら必用なシステムを、一手に引き受けているのが、電子書籍デバイスの供給源が提供するダウンロードサービスである。最も著名なものは、アップルが展開するAppStoreだろう。
 しかし、本書でも再三触れてきたとおり、AppStoreで売れた電子書籍の売上の30%はアップルの取り分となってしまう。残りの70%を出版社、著者、アプリ開発者などで分け合う形となる。
 また、一般的に電子書籍は、紙媒体よりも格安の値段で配信されなければ、ヒット作にはなりにくいという現状がある。紙媒体の半分以下の値段であったり、一部が無料であったりするケースも珍しくない。
 こうしたシステムの中では、出版社はもちろん、著者にとっても、「印税20%以上」という美辞麗句とは裏腹に、実入りの額は実にさびしいものとなってしまうだろう。 


なんか、バラ色の電子書籍とまでは、言えないようですね。

でも、ミーハーな大使は、電子書籍が読めるタブレットの購入を検討しているわけで・・・・
いろいろとムック本、雑誌を買い込んできたわけです(笑)


「500円でわかる電子書籍」より
500円

読書端末読書端末

記事1

記事2

記事3




「2014年業界地図」より
業界地図

ストア米ストア

リーダー日本ストア



「PC対タブレットどっちが買いか?」より
PC対タブレット

LAN接続LAN接続


とまあ・・・
電子書籍に興味しんしんではあるが、でも、やっぱり紙の本が一番なんだろうな~。

電子書籍もさることながら、タブレットが気になるわけです♪
【タブレット検討の軌跡】
タブレットにするか2 2014.03.04
タブレットにするか1 2014.02.25
電子書籍リーダーはどれ?
電子書籍事情はどんなかな? 2013.01.13





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Last updated  2014.03.10 00:06:19
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