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「確かに」「確かに」ってウザいな。新・座頭市 第2シリーズ 第2話「目なしだるまに春が来た」脚本 高橋二三・中村努 監督 安田公義極悪フェイス(福本清三先生ほか2名)のやくざ三人組が市と間違えて按摩・芳松(山崎加代の父親)を襲撃。芳松は通りかかった市に旅芸人・春風一座で活躍中の娘・おくみに渡してほしいと五両を託して絶命する。芳松は十年前に女房を流行り病で亡くし、おくみを春風一座に残して姿をくらましていた。その話を聞いてじーんとした市はお寺の和尚さん(殿山泰司)に芳松の供養をお願い、和尚さんもノーマネーで引き受ける。そんなこんなで春風一座のライブハウスに到着。司会は林家こん平師匠。ステージでは一座の目玉・目隠し手裏剣捌きショーが披露されてますよ。春風一座のリーダー・小蝶太夫(津川雅彦夫人)は地元の親分・春日の酉三(イマケン)に目を付けられていた。酉三は小蝶をゲットしたい。つうことであの手この手で揺さぶりをかけるが小蝶は頑として拒否。そこへ市がぶらりと現れ預かった五両をおくみに渡す。なぜ父は会いに来てくれないのかと聞かれるが「その・・・ちょっとあれで・・・ちょっと遠くまで」と答えられない。おくみは小蝶の跡目として期待され一緒にステージへ上がるほどの存在になっていた。観客もイエーイ。そんなこんなで市は一座にご宿泊、おくみは市が父親のように思える。その夜、小蝶は市を呼び出すとおくみの父親のことについて何か隠しているのではないかとぶっちゃける。市は自分と間違われて斬られたことをどうやっておくみに伝えるか悩んでいると打ち明ける。翌朝、おくみは藁人形を相手に手裏剣投げの練習に打ち込んでいた。そこに市がぶらりと現れ「藁人形だけ狙ってたんじゃいつまで経っても度胸はつかねえヨ」と的になる。躊躇するおくみに「やるんだヨ!」と一喝。つうことで成功、感極まって泣きながら市に抱き着くおくみに市と小蝶ほのぼの。一方、酉三軍団の嫌がらせ作戦が本格的にスタート。まず小蝶の相方を買収&トンズラぶっこかれたことで一座は大慌て。ダンスショーで間を持たせようとするが客たちブーイングの嵐。そこで市が代わりに目隠し手裏剣裁きを披露する。客たちイエーイ。一座の皆もおくみもニコニコ。そんなこんなでやくざ三人組が酉三軍団に合流、市の正体が「座頭市」だと判明する。つうことで嫌がらせ作戦第二弾。突然ショバ代を二倍に値上げ、縁日関係者は困っちゃう。その頃おくみは市にすっかり心酔。目が見えないのに短剣が飛んできて怖くないのか?「そりゃおくみちゃんを信じてるからな。おくみちゃんだって太夫さんの腕を信じてるから立ってられるんだろ。いくら腕が良くったって投げる方も的になる方も両方が信じあわなけりゃあんな危ねえ芸なんてできやしないヨ。互いに信じあえる。こんな幸せなことねえヨ」「市あん、あたし立派に太夫の跡を継ぎます」「きっと・・・立派な芸人になるんだぜ」。このシーンが感動的に良いです。その夜、小蝶は酉三との直接交渉に臨むが手籠めにされそうになる。酉三が駆け込んできたおくみに市を呼んで来いと命令した時「お待ち遠さまでした」と市がぶらりと現れる。やくざ三人組を確認すると「手前えたちだな、あの人を殺ったのは・・・!」とブチ切れバーニング、酉三軍団諸共皆殺しにする。翌朝、酉三が按摩に殺されたとの知らせを受け役人たちが一座に乗り込んで来る。そこに和尚さんがぶらりと現れ、按摩は血だらけになって死んだので葬ったと説明してお墓にご案内。その墓は芳松の墓だ。「おくみというのはお前だな。よおく拝んでおやり。この仏にはお前が拝んでやるのが一番の供養になる」。おくみは涙を流しながら墓に手をやる。市はトボトボ旅を続ける。お・わ・り
2023年11月22日
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愛は突然に・・・。新・座頭市 第2シリーズ 第1話「恋鴉いのち百両」脚本 新藤兼人 監督 黒田義之久しぶりに『座頭市』がお茶の間に帰ってきましたよ。相変わらずトボトボ一人旅を続ける市。その後ろを歩いていた越中富山の薬売りで超美人のお咲(谷村新司とのデュエット曲『忘れていいの 愛の幕切れ』でおなじみの小川知子)と何となく合流、道中を共にすることになりましたよ。お咲はさりげなく市の面倒を見る素敵な女性ですね。その夜、旅籠で相部屋にご宿泊、別の部屋には夕鴉の又八(長谷川昭男)という謎のチンピラもご宿泊していた。又八は土地の親分に市の抹殺を依頼する。報酬はなんと三十両。翌朝、市とお咲が峠を越えようとしたところ坂東京山風の旅芸人一座に扮したヒットマンたちに襲撃されるが景気よく瞬殺&皆殺し。チャレンジボーイの又八は続いて別の宿場町を牛耳る朽縄の権太(ムーミンパパの声の人)に依頼、権太はしくじった時は金は要らないが成功したら百両の報酬を約束させる。そんなこんなで市とお咲の旅は続きますよ。でもお咲は何だか市の様子をちらちら伺ってますね。そこへ権太子飼いのヒットマン軍団が襲撃。景気よく瞬殺するが、お咲は市の壮絶な殺しっぷりに息を飲む。その夜、市は自分の命が狙われていることから別行動を提案。その話を聞きながらお咲は市の徳利に毒を盛る。しかし市はしれっとお咲の徳利と入れ替えて酒を飲み始める。「こりゃー効く酒だ~」。どきどきしながら観察するお咲。市に酒を勧められると自分の徳利を手にして「そ、そうね・・・あたしもじゃんじゃん飲むわ。今夜は飲み明かしましょ・・・最後の夜だもんね」と言って口にしようとした瞬間、市が払い落す。「ごめんなさいねこりゃどーも、すっかり酔っちゃいまして・・・厠行ってきマス」。お咲は自分の徳利に毒が入っていたこと、そしてに市に自分の企てがバレていたことに気づく。そしてついにお色気攻撃を開始。「市あん抱いて・・・」と女の操を捧げられて市は困っちゃう。「抱いとくれよお・・・」と言いながら匕首でぶっ刺そうとするが、市はお咲の腕をつかむ。「手の込んだことするじゃねえか。誰に頼まれた?」。市には全部お見通しだった。お咲は市に斬られたやくざの伊三郎の女房だった。非は伊三郎にあったが「あたしにとっちゃたった一人の亭主・・・このままじゃあんまりあの人が可愛そうじゃないか」。そこで伊三郎の弟の又八と田地田畑を売り払って百両を作ると市の抹殺計画を企てたのだ。しかし一緒に旅をして市が訳もなく人を殺していたのではないことが分かった。反省するお咲に市は力になれることがあればと声を掛ける。その頃、又八は権太から子分の葬儀費用に百両掛かるとふっかけられていた。しくじった時は報酬無しの約束だったが「六人も人を殺しておいてタダで帰ろうと思ってるのか!」とムーミンパパの声で権太逆ギレ。金出さねーか!と又八を拷問しまくる。そんなこんなでお咲は権太に呼び出され、又八と交換に百両を要求される。そこに市もしれっと登場。斬られる前に傷薬を塗るようお勧め、お咲の行李から取り出そうとすると小判がざくざく。「こりゃいいやーこれを皆で分けておくんなさい」と言って小判をばら撒くと権太チームはバーゲンセールのおばちゃんたち状態。その隙に又八救出、権太チーム皆殺し。又八は命乞いする権太にとどめを刺す。翌朝、市は仕込み杖を置くとお咲と又八の前で土下座する。しかしお咲と又八は仇討ちせず黙って立ち去る。土下座したまま空を見上げると市も旅に出る。お・わ・り
2023年11月19日
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マダム・ヤンよ永遠に(ハウス食品)。必殺橋掛人 第13話「子連れ刺客の魔剣を探ります」最後の仕事は江戸城。地図を焙ると家紋が浮かび上がる。将軍の御落胤・光千代を与えられていた高澤藩の家紋だ。頼み料は高澤藩の藩札で占めて千両、一人当たり二百両。春光尼は寺の境内で一之助少年を見かける。一之助は父親の帰りを待っていると話す。一之助の父・日下部伊織(下条さん)は高澤藩の侍三人を一瞬にして斬り倒していた。殺伐とした光景を目の当たりにする春光尼と柳次。伊織は高澤藩の若君を殺害したことで追われていた。翌朝、柳次とお咲は家事を一切しようとしないお藤に呆れ返る。挙句に若い男とよりを戻して出て行ってしまう。お咲は慣れていると言いながらもぽろぽろ涙を流す。「お紺さんどうしてるかなー。お咲、お紺さんのほうがいい」。そんなこんなで柳次親子と伊織親子は偶然食堂で相席になる。家族ぐるみでほのぼのトーク。それにしても伊織が何故高澤藩の若君を斬ったのか?新吉の仮説では高澤藩に将軍の御落胤を藩主に祭り上げて藩を思い通りにしようとしている奴がいるはず。そのことを知った高澤藩の誰かが橋掛けを依頼した。殺しの的は江戸城にいるかもしれない。新吉は柳次に「その目で確かめろ」とダメ出しされ「そんなんばっかしじゃねえか!」とブチ切れ。柳次も大奥の潜入を思いつき、いつもの番頭に相談するが「あきまへん」。下手をすると生きて帰れないかもしれない。それより「宿下がりの奥女中を狙いなはれ。そのほうが商いになりまっせ」。つうことで最速で奥女中のナンパに成功、出会い茶屋でひーひー言わせながら側用人・田所外記(村野様)と大奥中臈・お国(速水典子!)の存在を聞き出す。この時の柳次が極悪フェイス。新吉の仮説は的中、田所とお国は自分の息のかかった藩を増やそうと企て、伊織に藩の世継ぎを始末させていた。伊織は柳次の正体に気づいていた。「ただの担ぎ商人とは違うと思った。こびりついた血は落ちぬものだ。お主が何者かぐらいわかる」。お咲のことを聞かれた柳次は一之助を江戸城に連れて行くのかと聞き返すが、伊織のほうが遥かに腹が座っている。その頃、高澤藩は田所に将軍家の御落胤を押し付けられたことでぶっちゃけ困っていた。そのことを聞きつけた田所は高澤藩の江戸家老・加納にクレーム&パワハラ攻撃開始、切腹に見せかけてぶっ殺す。多助に仕事を依頼したのは加納だった。一方、伊織は田所に暇を願い出ていた。自分の役目は終わった。頼み人と殺す相手が分かったことで春光尼は多助が遺した地図を燃やし、柳次たちは頼み料の藩札を受け取る。つうことで新吉がお国を仕留め、おくらは瓦をぶん投げて田所の部下の喉をぶった斬り。柳次が田所を絞め殺し、屋敷を出ると伊織が待ち伏せしていた。「悪人といえども恩人だ。知らん顔していけば悔いが残る・・・ひとつ頼みがある。死んだ時には子どものことを頼む」「俺もだ。娘を頼む」。斬りかかって来る伊織を柳次は一瞬にして倒す。翌朝、柳次は一之助を連れて帰るとお紺が戻っていた。お咲はお紺が帰って来てくれたことと一之助という弟が出来たことに大喜び。そこへお藤がまたまた戻ってくる。「よーしお父さんこうなったらまとめて面倒見ちゃう。実は大きな商いでまとまった金が入ったんだ。だから皆で温泉に行ってパーッとやろ!」柳次ファミリーイエーイ。おくら・松夫婦も高澤藩の藩札を元手にたどん屋へ商売替え&マイホームまで購入。しかし松が家の残金を払いに行く途中、高澤藩の藩札でめんこ遊びしている子どもたちを目撃。「何してんの!こんな大事なもので!」「知らないの?こいつを出してた高澤藩、御家断絶になったからただの紙ッぺらとおんなじなんだってよ」。おくら・松夫婦ショック。でもほのぼの。斉藤清六のキモい芝居に萬田久子困惑気味。そして柳次ファミリーもしょんぼり。でもほのぼの。「一家団欒秋日和。平和が一番!」。お・わ・り
2023年11月16日
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それでもマダム・ヤンは・・・。必殺橋掛人 第12話「四谷の忍者寺を探ります」お紺はついに柳次とお咲に愛想を尽かせ家を出て行ってしまう。お咲は止めるどころか最後までイビリまくり。そのせいで柳次は仕事の打ち合わせに遅刻する。残る仕事は四谷と江戸城。江戸城はデカい仕事になりそうなので四谷を先に片づけることになる。地図を炙ると「卍」の文字が浮かび上がる。その時、橋掛人・亀吉が柳次を訪ねて来る。亀吉は四谷の寺でバイオレンス僧侶たちとのバトルで重傷を負っていた。そして柳次に渡してほしいと紙切れを差し出すと姿をくらます。続いて大勢の捕り方が追いかけてくる。遅れてきた柳次は全員を逃がすが、新吉は柳次が他の橋掛人とも組んでいるのではないかと疑う。翌朝、春光尼は伊太郎から昨夜の捕り物について聞き出す。固く口留めされていたが、春光尼に手を握られて発狂寸前。「実は一年前から大の大人が神隠しに会うたんや。それがどうも表と裏の顔を持つ橋掛人の仕業らしいわ」「橋掛人?」「夕べもそこで亀吉いう男が殺されたんや」。つうことで今回のターゲット仁法寺。僧侶たちの身のこなし、足を運ばせ方から全員が忍びだ。橋掛人では太刀打ちできない。血気盛んな新吉に対し「やる前から結果は見えてら」と柳次が言い放つ。その時、仁法寺から逃げ出した男がバイオレンス僧侶たち(無名時代の國村隼)にぶっ殺され井戸へポイ捨てされる。地下では男たちが手裏剣などの武器を作らされていた。周助(獅子丸)と定七は一ヶ月前、密かに多助へ仕事を依頼していたが音沙汰無し。そこで周助自ら多助に接触しようと考える。男たちは有事に徳川家の尖兵として立ち上がる役目を与えられた忍者衆の末裔だった。ところが世は天下泰平、先祖代々の技の鍛錬を怠るようになり、今では何の役にも立たなくなったことに仁法寺の大僧正は激怒。そこで末裔たちを拉致、労働(武器の製造)&思想教育&軍事訓練を行っていた。徳川家の不満分子が活動を起こす前に生きの音を止めなければならない。周助は柳次と同じ長屋に住んでいたが、妻と娘を残したまま。柳次が周助の妻と娘を訪ねると仏壇に手裏剣のようなものが飾られていることに気がつく。周助は鍛冶屋だった。そんなこんなでおくら・松夫婦が仁法寺に潜入しようとするが失敗。続いて新吉が試みるが柳次に止められる。見取り図を探るだけでも仲間の亀吉が殺されたぐらいだ。柳次の気迫に圧倒されて新吉は潜入を断念する。新吉の報告を受け皆疑心暗鬼だが、春光尼だけ柳次がそこまで反対するぐらいなので余程の相手に違いないと話す。泰平の世に忍者たちが集まって何を企んでいるのか?ひょっとしたら橋掛人狩りかもしれない。そんなこんなで周助は仁法寺から脱出しようとするが深手を負い、おくら、松、新吉に多助宛ての頼み料を託すと息を引き取る。一方、周助を追ったバイオレンス僧侶たちが接近、新吉は吹き矢を向けて戦おうとする。おくらに「元締に知らせずにやる気かい?掟破りだよ」と止められるが無視。その時バイオレンス僧侶たちは突然揺れた木の方向へ向かって行く。そんなこんなで新吉たちが頼み料を受け取ろうとするが、柳次が待ったをかけ「へし折ってやる!」と言って新吉の右腕を掴む。「掟を破りやがったな!」。バイオレンス僧侶たちの注意を逸らしたのは柳次だった。新吉は非を認めると右腕を差し出す。しかし「こうして頼み料を受け取っちまったからにや・・・やらなきゃいけねえ。おくらさん。松あん、お光さん・・・覚悟はいいな。俺たちが頼みと同様の運命をたどることになるか、それとも恨みを晴らすことができるか」と言って亀吉が入手した仁法寺の見取り図を差し出す。つうことで春光尼が仁法寺に潜入、新吉とおくら・松夫婦が連係プレーでバイオレンス僧侶たちを仕留めまくる。続いておくらが無名時代の國村隼に瓦をぶん投げるがかわされてしまう。しかし二投目でぶった斬り。三投目で新吉を助け、四投目でもう一人仕留める。一方、追い詰められた新吉を柳次が反物でナイスアシスト。続いて大僧正と№2を何十本もの金糸で動きを抑えてダブル絞め殺し。その後、柳次が帰宅するとお紺ではなくお藤が帰っていた。若い男が良いに決まっているが、味も素っ気の無いため飽きたという。柳次はお藤を放り出そうとするがお咲が反対。「お父ちゃんさあ、お紺さんに逃げられ前のお母ちゃんにも逃げられたら苦労するのはあたしなのよ。女中を一人雇ったと考えればいいじゃない。あたしももうこの家切り盛りするのに疲れたわ」「だってお前お紺が帰ってきたらどうするんだよ!」「その時はまた交代してもらえばいいじゃない」。なるほどと柳次納得。つ・づ・く次回感動の最終回。
2023年11月13日
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マダム・ヤンは悪い夢だったのかもしれない。必殺橋掛人 第11話「板橋のウラ仕掛けを探ります」ある日、春光尼の寺に板橋のさよという女が多助を訪ねて来る。おさよは春光尼に頼み料を渡すが、追手の男たちに連れ去られてしまう。そこで春光尼は板橋の仕事を優先する。地図を炙ると「飯」の文字が浮かび上がる。板橋は宿場町おそらく飯盛女のことだが、ピュアな松は「米の飯」だと勘違い。つうことで泊りがけの出張仕事に出発。ちょっとした旅行にウキウキの松とおくらに柳次は念のため別々の部屋に泊まるよう忠告する。つうことで宿に到着、全員森田屋にチェックイン。新吉は森田屋で客の子を孕んだ飯盛女と知り合う。飯盛女たちは自ら堕胎した後、水子地蔵として供養していると聞かされる。一方、松は飯盛女の熱烈接待に満足していたが、一緒に寝るとまでは知らず「もう帰ってよ~」と部屋から追い出す。森田屋のオーナー・嘉兵衛(アンチショッカー同盟の男)は松がしつこくおさよのことを聞き出そうとしていたことを知ると手下を使って松を襲撃、監禁する。翌朝、柳次はおくらと新吉に一時撤退を提案するが、おくらは反対し単独で松を探し始める。そんなこんなでおさよは一ヶ月前に身投げして死んでいたことが分かる。何者かがおさよに成りすまして接近、今回の一件は最初から罠に嵌められていたのだ。そんなこんなで土地の有力者・問屋場の六右衛門(松山照夫)と嘉兵衛が怪しい。おさよを心配していた春光尼も伊太郎の妨害をクリアすると板橋へ向かうが、あっけなく嘉兵衛の手下に捕まってしまう。連れ去られた先にはおさよに扮したおもんという女と、拷問で痛めつけられた松の姿があった。六右衛門は元橋掛人で多助のことを若い頃からよく知っているという。そして多助が死んだと聞いたことと、今回自分の命が狙われたことを機会に江戸の裏稼業を乗っ取ろうと画策していた。柳次は着物のセールスを装って六右衛門に接触、六右衛門は柳次を春光尼配下の橋掛人と見破り、柳次も六右衛門が殺しの的と確信する。柳次、新吉、おくらは飯盛女たちが持ち寄った僅かばかりの頼み料を受け取ると六右衛門の屋敷に向かう。六右衛門も柳次たちが来ることを待ち構えていたが、新吉におもんと手下をあっさり殺され、おくらも松の代わりに新吉のサポートで嘉兵衛を仕留める。そして柳次と六右衛門が直接対決。「江戸へ生きて帰れると思うのか?」「お前えも道連れだ」。柳次が六右衛門を始末するとおくらは地下の隠し部屋で拷問を受けていた松と春光尼を助け出す。「おくら・・・飯、飯盛ってよ」。翌朝お咲はお紺に柳次がウソをつく時は鼻をスンスン鳴らすと教える。そこで二人は柳次に板橋で何もしなったか聞くが「何もしてないよ(スンスン)」「本当に何もしてないの?」「何もしてないよ(スンスン)」。お紺は柳次が女遊びをしたと思って号泣。柳次はお咲に「お前また何か言ったな?」「何も言ってないよー(スンスン)」。お・わ・り
2023年11月12日
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マダム・ヤンとは何だったのか。必殺橋掛人 第10話「日本橋の地獄火を探ります」今回の仕事は日本橋。地図を炙ると「地獄」の文字が浮かび上がる。超ビビる松。多助は何を伝えようとしたのか?とりあえず日本橋で調査開始。ある日、上方から梅川菊之丞一座がやって来ましたよ。ライブの告知に皆イエーイ。仕事中の松も屋根の上からイエーイ。しかし足を滑らせた弾みで瓦が次々落下、一座に直撃かと思いきや菊之丞(スガカン)が素早くキャッチしまくりで益々イエーイ。おくらは菊之丞の妙な運動神経の良さが気になる。翌朝、柳次ファミリーのショートコントでお咲の嫌味が炸裂。続いて柳次といつもの番頭の丁々発止。津川雅彦と北見唯一のやり取りが毎回楽しい。『必殺橋掛人』は津川雅彦、安孫子里香、高部知子、北見唯一の芝居合戦&斉藤清六のリアルアクト+萬田久子の瓦投げアクションだけでお腹いっぱいです。柳次といつもの番頭がなんやかんややっていると近江屋の一番番頭・茂十郎(『ウルトラマン80』第41話に登場した斉藤君の父親※2021年10月28日参照)が半年ぶりに帰って来てごあいさつ。爽やかで仕事ができるイイ男。近江屋は一年前に大旦那を亡くしたばかりだが茂十郎を中心に頑張りまっせ。ところが本家の番頭が急死したとの知らせが入る。その頃、おくらは菊之丞一座に松を役者志願と称して潜入させようとするが、斉藤清六ばりのリアルアクトにお断りされる。それに比べて欽ちゃんの懐の深かさが偉大すぎ。そして前回から春光尼と伊太郎のショートコントも開始。チンピラに絡まれた春光尼を伊太郎が助けるが、今度は伊太郎が『暗闇仕留人』の主題歌『旅愁』(唄:西崎みどり)を唄いながら迫りまくる。ぼんちおさむの狂ったようなテンションの高さだけが見ものです。その夜、春光尼は黒獅子の元締の娘・おきぬに会う。黒獅子の元締は多助の元仲間で金のためなら誰でもぶっ殺す地獄火の伝蔵に殺されていた。伝蔵は多助にそのことを伝えるため上方からきたのだ。しかも伝蔵は京、大坂の近江屋の番頭を次々殺し、旅役者に扮して江戸に来ているという。地図に示された「地獄」とは伝蔵=菊之丞だと分かったが、番頭殺しを依頼したのは誰か?そんなこんなでおきぬは伝蔵たちの返り討ちに遭って殺されてしまう。近江屋の跡を継ぐのは一番番頭の茂十郎、二番番頭で極悪フェイスの五兵衛(ドクトルG)のどちらか。見た目茂十郎かと思いきや愛人とビッグラブの結構なゲス野郎で見た目なんか当てになりません。つうことで茂十郎プロデュースの近江屋新作ファッションショーが開かれるが、その真っ最中に茂十郎はゲストに招いた菊之丞=伝蔵に殺されてしまう。会場に訪れていた柳次は息を引き取る寸前の茂十郎から多助宛ての頼み料を託される。伝蔵に番頭殺しを依頼したのは五兵衛だった。やっぱり見た目です。つうことでおくらは瓦をぶん投げて一座の連中三人を次々仕留め、新吉は吹き矢で座がしらと伝蔵を始末する。そして柳次が五兵衛を絞め殺す。翌朝、柳次はセールスに行った蝦夷で雪に埋もれる夢を見る。「嫌な夢だったなあ・・・」。目が覚めるとお紺とお咲に囲まれホッとしました。そしてどんなことがあっても三人一緒だと言って指切りを交わす。お・わ・り
2023年11月12日
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マダム・ヤンはいない。必殺橋掛人 第9話「柴又帝釈天のトラを探ります」今回の仕事は柴又帝釈天。地図に「虎」の文字が浮かび上がる。その帰り道、おくら・松夫婦は恐怖の新キャラ・岡っ引きの伊太郎(ぼんちおさむ)に目を付けられる。しかしおさむちゃんこと伊太郎は心の恋人・春光尼を見かけると人格豹変、場所柄をわきまえず接吻しようと春光尼に迫るが、ひょいと避けられ松と接吻。おさむちゃんにキスされた斉藤清六のリアルリアクションが爆発。今回最大の見どころ終了。翌朝お紺がオメデタで柳次&お咲イエーイ。柳次は養育費を稼ぐため表と裏、両方の仕事に精を出す。柴又帝釈天は帝釈天の虎が仕切っていたが、今では長女のおちかの婿養子・政五郎が仕切っている。しかもほぼやくざで評判が悪い。柳次は謎のチョイ悪オヤジ・吉蔵から虎は一年前に湯治へ行った塩川で急死したと聞き、早速塩川へ向かう。ところが聞き込み調査の結果、虎は元気ビンビンで江戸に帰ったという。そこで虎の娘婿・政五郎率いる千里組を調べることになる。政五郎はいずれ二代目帝釈天の虎を襲名するはず。おくら・松夫婦(松「こないだは天満の寅。今度は帝釈天の虎。トラが多いなあ。今年は寅年だっけ?」。『必殺橋掛人』が放送された1985年は阪神タイガースが優勝した年なんですね)と柳次ファミリー(安孫子里香VS津川雅彦の演技合戦)のショートコントを挟んだ後、おくら・松夫妻は渡世人を装って千里組に草鞋を脱いで潜入。同じく三年前に虎の世話になったという吉蔵も草鞋を脱ぐ。そのことを聞いた政五郎宇は何故か警戒する。吉蔵はすっかり変わった帝釈天にしょんぼり、虎の次女・お里もいない。その夜、やくざたちの総会で政五郎は柴又帝釈天の権利書がどうなっているか追及されていた。権利書がなければ政五郎を二代目帝釈天の虎と認める訳には行かない。先代が亡くなって一年も経つのにどうなっているのか。そこで三日間の猶予が与えられる。ある日、新吉は帝釈天の縁日で鳥を卸しているお里と顔見知りになる。ついでにぶっちゃけ虎のことを聞くが知らないと言われるがなんか不自然。虎は政五郎によって座敷牢に監禁されていた。しかし権利書の在り処を絶対に吐こうとしない。お里は座敷牢に通って父親・虎の面倒を見ていた。虎はおちかに騙されてお里を勘当していたが実際にはこの有様。虎はお里に詫び、お里は本当に悪いのは政五郎だと言っておちかを庇う。この一年で虎は目が不自由になったが「人の本当の姿が見えるようになった」と話す。そんなこんなで吉蔵は帝釈天でお里と再会するが、お里は逃げるように立ち去る。お里を追いかけた吉蔵は座敷牢に監禁された虎を見つける。すっかり変わり果てた姿に驚いているところに政五郎が現れ吉蔵ぶっ殺し&お里手籠め、虎から権利書の在り処を聞き出して遂にゲットする。その夜、座敷牢におちかがやって来て虎とお里を逃がすが、それは政五郎の仕掛けた罠で二人とも殺されてしまう。新吉は絶命寸前のお里から多助に宛てた頼み料を受け取る。こうして政五郎は二代目帝釈天の虎に襲名、これで今日から十手持ち、やりたい放題できるぜ。ガハハハ。しかし新吉が至近距離からおちかを仕留め、おくらの投げた瓦が下っ端の喉をブッタ斬り、柳次が十手を振り回す政五郎を絞め殺す。数日後、お紺の妊娠がただの思い過ごしだったことが判明。ガックリする柳次とお紺。お咲だけニコニコ「思い過ごし、腹ボテ騒動、これにておしまい。チョン!」。お・わ・り
2023年11月09日
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マダム・ヤンなんて幻なんだよ。必殺橋掛人 第8話「浅草の㊙ドクロを探ります」朝からお紺に嫌味スパークのお咲。険悪なムードに柳次は温泉行きを提案してイエーイ。ところが一年前、仕事仲間の仁平の借金の保証人になったためいつもの番頭から利息を催促される。そんなこんなで今回の仕事は浅草。地図を炙るとドクロマークが浮かび上がる。頼み料は既にもらっているが、たったの一朱と七文だけ。温泉行き資金獲得を当てにしていた柳次は不満げ。翌日、仁平を探し回るが引っ越しを繰り返していた。金貸しの弥五郎&権造も仁平を探していた。二人の強引な取り立てに耐えられず命を絶つ人も少なくなかった。そんなこんなで仁平の居所に辿り着くが、仁平の妻・おひさ曰く一年前からあちこちで使い道の分からない借金を作っては夜逃げ同然の生活を送っていた。その後、やっと仁平を捕まえるが柳次の取り分を借金取りの弥市に横取りされてしょんぼり。しかし弥市は仁平から取り立てた金を謎の女・おもんに渡し、おもんはその金を両替商に預けていた。その後、弥五郎&権造も仁平を発見、ボコボコにして取り立てるがおひさに免じて許してやるぜ。その様子を見ていた新吉は弥五郎&権造が煙草入れに付けていたドクロのストラップを目にする。つうことで仁平とおひさは地道に借金を返済するため屋台のうどん屋をオープン、柳次ファミリーも応援します。その夜、仁平は多助の寺を訪れ依頼した件はどうなっているか再リクエストするがノーリアクション。『橋掛人』の頼み人たちは多助がとっくに殺されていることを知らない設定が面白いです。仁平は超極悪金貸しの弥五郎&権造殺しを依頼していた。仁平が依頼人だと知った柳次は仕事を保留にする。「金を借りた人間がただ返せないからっていちいち俺たちが殺しを引き受けていたんじゃ金貸しはいくら命があっても足りねえ。まして仁平は俺の古い友達だが、女房も知らない金の使い道がどうも腑に落ちねえ」。つうことで再調査。新吉はおもんの屋敷に入る仁平を目撃、そこには弥市もいた。三人はグルで仁平が借りまくった金を元手に金貸しを開業しようと目論んでいた。でもちょっとヤバくなってきたので上方へトンズラすっか。その前に金目のものは全部処分するぜ。つうことで仁平はおひさに五両の借金を理由に離縁を申し出る。おひさは仁平のため女郎屋に身を売ることを決心、仁平は五両ゲット&女房処分でウキウキ。あとは弥五郎&権造を橋掛人に殺してもらうだけ。そして真相を知ったおひさを刺し殺すと屋形船に乗り込んで今夜はしっぽり。川岸から三人を狙う橋掛人たち。舟を漕ぐ弥市を新吉が吹き矢で仕留める。川の向こう岸で提灯を掲げる松、それを目印におくらが瓦をぶん投げておもんの喉に命中、松が手にした提灯にも命中して明かりを消す。その瞬間びっくりした斉藤清六の表情がリアルアクト。そして一人トンズラしようとする仁平を柳次が始末する。翌朝、柳次ファミリーは箱根へ温泉旅行に出発するが、いつもの番頭が現れ仁平の借金を取り立てる。お紺とお咲は潔く旅行を諦め、大掃除と宿題に取り掛かる。良いお嫁さんと娘を持って柳次ホロリ。お・わ・り
2023年11月07日
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マダム・ヤンはカレーが大好きらしいとの情報を入手しました。必殺橋掛人 第7話「湯島天神の紅梅を探ります」今回の仕事は湯島天神。地図を焙ると梅の花の形と「天」の文字が浮かび上がる。帰り道に新吉は夜鷹狩りに遭遇、逃げ遅れた夜鷹・麻乃を助ける。新吉と別れた後、麻乃は叢に倒れていたイケメン・仙太を助ける。数日後、柳次はお紺とお咲を連れて湯島天神の縁日に出かける。そこへ柳次の先妻・お藤(友引高校のサクラ先生)が姿を見せる。毎月一回旧柳次ファミリーは食事に行く約束になっていた。一方おくら・松夫妻も湯島天神で調査中、適当なことを言って辰巳屋の娘をうきうきさせている占い師・天命堂を見かける。その後、天命堂が向かった寺では住職の法念(石橋雅史)がありがたい説法をライブ、先日の鉄砲水で被害に遭った人たちに食料を配給していた。そんなこんなで麻乃に介抱された仙太が気がつきましたよ。困っている人がいれば助ける、麻乃の奉仕精神にじーんときた。麻乃は日本橋の呉服問屋の娘だったが十年前に御金蔵を破られ放火、家族や従業員全員殺され「運が良かったのか悪かったのか、あたい一人だけ助かったんだヨ」。今では夜鷹として生計を立てていた。御金蔵破りは恐怖の押し込み強盗「天満の寅」の仕業だと分かっていたが、江戸からぷっつり姿を消していた。天満の寅の正体は仙太の父親・法念だった。仙太は麻乃と知り合ったことで法念の仕事を手伝うことに嫌気がさし、辰巳屋の襲撃を計画中の法念と天命堂に怒りをぶちまける。そんなこんなで旧柳次ファミリーの食事会。お咲はお藤に新しい母親のお紺と上手くやっていると見栄を張る。「お料理だってお母ちゃんより上手いしお父ちゃんにやさしいしね」。そんなコントを披露中、新吉が柳次を呼び出し、天満の寅の情報と麻乃のエピソードを報告する。湯島天神の天命堂と天満の寅。何だか繋がっているような。ある日、辰巳屋は娘がチンピラに絡まれているところを仙太に助けられたことをきっかけに仙太の婿養子入りを決める。天命堂の占いでも相性ばっちりね。そんなこんなで新吉は麻乃にぶっちゃけ今回の仕事の依頼主ではないかと聞き出そうとするがあっさり否定。「お父あんにお母あん、それにあたいを可愛がってくれた店の人たち。皆が生きて帰って来てくれるんだったらどんなことしてでも晴らせぬ恨みを晴らしてほしいよ。でもそんなの無理じゃない。だから十年前のことは忘れることにしてるの」。その後、仙太は麻乃に合わせたい人がいると言って寺に案内、天満の寅と相棒の天命堂に引き合わせる。天満の寅ブチ切れ、ソッコーで麻乃を殺すと仙太を鉄拳制裁する。天満の寅と天命堂は辰巳の襲撃だけでなく、娘たちを騙して長崎へ売り飛ばそうとしていた。そこで仙太は改めて多助に天満の寅と天命堂の殺しを依頼する。橋掛人たちは頼み料を受け取るが、柳次だけは自分の受け取り分を春光尼に預ける。長崎出発の前夜、おくらのぶん投げた瓦が天命堂の喉をぶっ斬り、新吉が吹き矢で天満の寅を仕留める。父親の死をし確認た仙太は多助に感謝するが、にこにこで本性を現す。父親以上に表と裏の顔を使い分けた二代目天満の寅を名乗る。そのことに気づいていた柳次は春光尼から一両を受け取ると仙太を始末する。「俺は頼み人だ!天満の寅じゃねえ!」「二代目天満の寅だってお前え言ったんじゃねえか」。翌朝、柳次ファミリーのショートコント。お紺の作った朝食に文句を言いまくるお咲。柳次曰くお咲は反抗期らしいが性格がゲスなだけでは?お・わ・り
2023年11月07日
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楊夫人の夕食のデザートは天ぷら。必殺橋掛人 第6話「本所の七不思議を探ります」お話はハードだが何かが足りないのが『橋掛人』の魅力。今度の仕事は本所。地図を炙ると「清」の文字が浮かび上がるが、何故かはっきりとは記されていない。多助は何かをためらったのか?斎藤「清」六のことではなさそうだ。江戸では姉小路塾の話題で持ち切り。難しい学問から行儀作法まで教えてくれることで大評判。しかも経営者の姉小路は高貴な身分で美人。ただし誰も姿を見たことが無く本所の七不思議と言われている。ちなみに月謝は超高い。同じ塾でも市兵衛(若山富三郎)の日之出塾は月謝なんかあって無いようなもの。代わりに千枝(アブラサール)が苦労してますがね。お抱え出版業者の長兵衛(ハヤタ隊員)は姉小路の指令を受けて美人母親三人にお声掛け。「美容と健康にイイんですよー。毎日飲み続けないとダメよ」と言って謎の薬を今なら無料お試しキャンペーン実施中。春光尼は幼馴染のお久と再会する。お久はシングルマザー、絵草子屋を営みながら一人娘を姉小路塾に通わせていた。そこに長兵衛登場。お久に姉小路塾を勧めたのは長兵衛だった。その時お久は突然苦しみだし、春光尼が帰った後、謎の薬をがぶ飲みしてホッとしました。柳次ファミリーのショートコント(お紺とお咲が屋根によじ登り、柳次がどちらを受け止めるか飛び降りようとする。「待ったー!これ以上お父さんをイジメないでくれ―!」)を挟んだ後、新吉が姉小路の屋敷を調査。屋敷にはクスリをがぶ飲みする母親たちがいた。長兵衛の無料サンプルは健康補助食品を装いながら実は麻薬だった。母親たちはあっという間にクスリ漬けにされ、クスリの見返りに売春を強要&役に立たない母親はぶっ殺されていた。ハヤタこと長兵衛の悪の笑顔がまぶしいね。お久もクスリ漬けにされていた。その後、おくら・松の調べで姉小路の本名がお清(すが)だと判明する。お清は多助の妻であり春光尼の母親と同じ名前。多助が地図に「清」の字を書く時にためらった理由はそのことだった。しかし母親は死んだと聞かされていた。そこで春光尼は独自に聞き取り調査を開始。お清は庄屋の息子、薬問屋の主人などと不倫をしては心中を繰り返していたが、遺体が上がるのは男だけでお清の姿は見当たらなかった。お清の墓も無かった。ある夜、春光尼は姉小路の屋敷でクスリ漬けの売春婦にされたお久を目撃、姉小路ことお清と再会する。どうして自分を捨てたのか?父親の多助と何があったのか?「教えてやろうか?多助って男が乳飲み子のあんたを抱えて途方に暮れてたんだよ。ちょいと仏心を出してしばらく一緒に暮らしてただけさ。あんたはあたしの娘じゃないんだ」と言って無料サンプルを渡そうとする鬼畜ぶりを発揮。しかしショックを受けた春光尼が帰った後ぼそっと呟く。「どうせ・・・噓で固めて生きてきたあたしさ」。柳次は傷心の春光尼にカウンセリング開始。夫と娘を捨てた女がどう生きようが所詮は地獄。「想像を絶する厳しい現実があったんだろうぜ」「でもお父あんがこの仕事を引き受けたのも事実なんです」。多助に姉小路殺しを依頼したのはお久だった。その後お久は娘を連れて江戸を出ようとするが塾頭と長兵衛に殺されてしまう。それを知った春光尼は母親の始末を決意する。つうことで新吉が塾頭を始末、おくらの投げた瓦がハヤタ隊員こと長兵衛の喉をぶっ裂き、柳次が姉小路ことお清を絞め殺す。屋敷の外には春光尼の姿があった。翌朝、柳次ファミリーのショートコントで〆。安孫子里香と高部知子のアドリブ合戦に津川雅彦もニコニコ。お・わ・り
2023年11月07日
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