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遠い夢の中。暗闇仕留人 第20話「一途にて候」北町奉行所に新人同心・加納一平(鏡京太郎)が着任。同心だった父親に反発して京都で焼き物修業とか色々チャレンジ生活していたが、結局跡を継いだ。一平は父親に似て生真面目で曲がったことが許せない。与力の平田は一平の父親の最後を見届けていた。盗賊と斬り合っている最中、後ろから斬られたと話す。「立派な人物だった~」としみじみ語る。その夜、賭場へガサ入れ、親分の勘八を捕まえるが、平田に袖の下を渡してセーフ。一平超ムカつく。平田だけでなく賄賂の受け取りは奉行所内で常態化していた。一平超ムカつく。そんな一平を主水は心配、先輩同心の佐山(赤影!)と水上は一平の言動を平田に報告していた。一平には伯父で同心の笠井新兵衛(おやっさん)という理解者がいた。新兵衛は一平が同心になったことを父親のように喜んでいたが、剣の使い手だった一平の父親が本当に斬られたのか疑問に思っていた。一方で、一平に人間関係は要領良くやるよう助言する。そんなこんなで一平は新兵衛の一人娘で幼馴染のももえとイイ感じ。ヒューヒューだよ(牧瀬里穂)。ある日、平田は主水を捕まえると先日のガサ入れの口止め料として一平に五両渡すよう命じる。さらに新兵衛にも一両を渡そうとする。もちろん拒否。そこで話題変更。平田の叔父は北町奉行だが、病に臥せっているため自宅療養中。奉行は独り身の平田の嫁にももえを考えている。つう話を聞かされるが新兵衛微妙。ある日、一平は勘八を捕まえ奉行所へ連行するが、すぐに解放しとなる。主水は「長いものに巻かれろだ。見ざる、言わざる、聞かざる」と人生のグッドアドバイスをすると平田から預かった金を渡そうとするが一平ぶち切れ「中村さん!あんたは汚い!」とシャウトすると徹底的に不正と戦うと宣言する。「あんたの父上もそれを口癖のように言っておられたが・・・」「父上も?」。つうことで主水はメンバーを集めると一平を守ってほしいと頼む。このままでは一平が始末されてしまう。「俺はな、あのくそ真面目な野郎が何となく可愛くてな。俺がとっくの昔に無くしちまったものを・・・まざまざと見せつけられたような気がするんだ」。しかし貢が一蹴「甘いよ。八丁堀は」「甘い?」「俺たちは仕留人なんだよ。人助けをするほど立派なもんじゃない」。なるほど。ついでに先日のりつの懐妊ニュースが誤報と知ってしゅん。その夜、一平の歓迎会が開かれる。主水は得意のドジョウすくいを披露(ばか受け)しながら平田たちの動向を伺う。会場の茶屋は貢の居候先だった。貢は一平の名前を耳にして気にかかる。案の定、平田と勘八は泥酔した一平を勘八の情婦がスタンバイしている布団へ運んで美人局作戦開始。ところが布団をめくると中にいたのは貢と猿轡をはめられた情婦だった。「いやこの人がね無理やり私をここに引きずり込むもので。はー危ないところだった」と言ってしれっと退場。続いて第二作戦開始。賊を追う同心たち。平田があれこれ指示するが、一平だけ別の方向へ向かうよう指示を出す。浪人を目撃した一平は斬り合いになるが、その背後に平田が近づく。たまたま見かけた大吉が主水の話を思い出し、とっさに手にしていた胡桃を平田に投げつける。驚いた平田に一平が気づいてまたしても作戦失敗。一平は父親は平田に斬り殺されたのではないかと疑う。新兵衛は滅多なことを言うものではないと注意するが、一平は父親の死を無駄にしないためにも戦うと宣言。ももえは心配しつつも一平について行くと決め、新兵衛も覚悟を決める。その後、新兵衛は奉行の出勤日を確認すると訴状を前にして陰腹を切り、奉行の到着を待つが、現れたのは平田だった。平田は奉行の甥の立場を利用した自分の悪行が書いてあった訴状を燃やすと新兵衛を切腹をしたように見せかける。無念のまま息絶える新兵衛。翌日、目安箱に一平の悪事を告発する訴状が投げ込まれていた。もちろん身に覚えがない。そこに平田が現れ、自分が書いたとしれっと解説。堅物だった一平の父親と新兵衛を死に追いやったのも平田の仕業だった。一平ブチ切れ、取り押さえようとする主水を払い除け、刀を抜いて平田に斬りかかろうとする。しかし乱心者扱いされ水上と佐山に斬り捨てられる。主水は何もできず怒りに震える。その後、一平のあとを追ってももえも自害する。主水は平田から掴まされた金を仕留め料として貢、大吉、おきんに分ける。「薄汚れた銭だけど別にこの小判にはきれい、汚ねえって書いてあるわけじゃねえよな」。その夜、勘八の賭場に商家の女将を装ったおきんが潜入。大吉と小芝居&店の金に手を付けて勝ち逃げしようとしたところ、水上と佐山が呼び止め、見逃し料として三百両を要求する。「はははははー上手い話ですなー」と主水登場。水上と佐山の手口を絶賛、二人から目こぼし料を貰ってやると言われるが「いや私はね、その三百両そっくりそのまま頂戴したいんですがね」と言って二人をブッた斬り。そして賭場の奥で酒を飲んでいた平田と勘八を大吉が挑発、座敷から出てきた勘八の心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。ビビって後ずさりする平田の背後から貢が仕留める。その後、主水は調書をまとめる。「与力・平田玄一郎は十手を預かる身にありながらばくち打ちの勘八と追従し私腹を肥やすも仲間割れから互いに殺し合い相討ちになり自死す。まことに御定法を司る身にあるまじき振る舞い也」。満足そうに豆大福をもぐもぐ頬張る主水。お・わ・り
2023年09月25日
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後ろ姿も。暗闇仕留人 第19話「乗せられて候」貢はすっかり仕留人として生計を立てる日々を過ごしていた。ある日、主水は以前から目をつけていた三州屋に立ち寄り、番頭の六蔵から袖の下を巻き上げる。どう見ても抜け荷をしているとしか思えない。その三州屋がとある出会い茶屋から出てくるところを貢が見かける。女将によると超金持ちで狙った女は必ず落とすエロジジイ。貢は女将に絵を教える代わりに出会い茶屋で寝泊まりしている様子。ある日、高野長英門下の旧友・新島欣吾(世界の蜷川幸雄)と再会する。新島は超貧乏暮らし、蘭学の辞書を売りに来たが、黒船来航以来エロ本以上にヤバくて買い取ってもらえない。二人は飯を食いながら近況報告、新島はオランダに渡ろうとしていた。既に何人か渡っている。そこで貢にオランダ行きを誘うが、但し五十両は掛る。新島は家に帰っても金が欲しーと妻の八重を相手にぐずぐず言いまくり。海の向こうに渡れば本物の学問がある。翌朝、貢はおきんに仕留めの仕事を求める。「少しまとまった金が要るんだ。オランダに渡ろうと思って」「オランダ!?」。その話を聞いた主水と大吉は納得。江戸にいればあやのことを思い出す。主水は掟に反して貢の足抜けを認める。貢はこの稼業には向いていない。神経も細かい。「どうだい、黙って五十両。餞別代りに渡してやろうや」。そこで三州屋から五十両を強請り取ろうとナイスアイディアを提案、大吉とおきんは呆れ返る。その頃、貢は新島の家に訪れていた。八重は新島に酒を買って来いと言われるが、そんな金すらない。そこで質屋へ行って身に着けていた帯を金に換える。実は以前から質屋に旦那衆相手の小銭稼ぎをしないかと誘われていた。そんなことも知らずに新島は貢相手に夢を熱く語る。対照的に貢はオランダ行きに「別に目的は無いよ。ただ漠然と日本を離れてみたいだけさ。西洋に行けば少しは面白いことがあるかもしれんし」と話す。さらに手遅れだと言う。「あやが労咳に侵された時、俺は心のどこかで学問を捨てた」。貢の話を聞いて新島は言葉を失う。蘭学を始めたばかりに陽のあたる暮らしはできなかった。いつも誰かに追われるようなつらい毎日だった。「最後は俺が殺したようなもんさ」。新島は貢から残された八重をどうするのか問い詰められるが「他の男と一緒になればいい。そのほうが却ってあの女には幸せかもしれない」と答える。表で二人のやり取りを立ち聞きしていた八重はショックで涙を流す。ある日、主水は夜勤明けから帰宅したところを何者かの襲撃を受け、三州屋へ連行される。さらに井戸へ突き落され絶体絶命。縛られていたせんとりつは何とか紐を解くが、助けを求めようとするりつを中村家の大失態が表沙汰になるとせんが止める。そんなこんなで貢は出会い茶屋で質屋と八重の姿を目撃する。女将によると素人の女を大店の旦那衆に斡旋する商売があるという。質屋は八重を三州屋に紹介していた。三州屋は八重に大満足。質屋を通じて聞いていた前金の五十両をポンと差し出す。五十両を得た八重は叔父から借りてきたと言って新島に渡す。新島はアホみたいに大喜び、早速貢にオランダ行きを報告するが「俺はやめたよ」とあっさり言われてしまう。五十両の大金を用意できるわけがない。そこで新島は三州屋に頼んでおくと言う。「三州屋?」。これまで外国に渡った連中は三州屋の手引きによるものだった。貢は新島に八重のためにも必ず帰って来いと話し、新島は貢に留守の間、八重を頼むと互いに約束する。翌日、新島は三州屋を訪ね、オランダ行きの費用五十両を支払う。八重に渡した五十両が戻ってきて三州屋にこにこ。出発は明日の夕刻。話が早すぎ。しかし明日を逃すと半年後になると聞いて新島は明日の出発を決心、八重に本を売って作った五両を渡す。八重は涙を浮かべて新島を見送る。そんなこんなで妙心尼から主水が行方不明と聞いた大吉とおきん。三州屋の仕業に違いない。その後、貢も主水が連れ去られたことを知る。主水は貢の渡航費を稼ぐため三州屋に接触していたと聞き、顔色を変えて飛び出す。一方、新島は出発寸前。そこに同心・大門がやって来て外国へ渡航しようとした罪で奉行所へ連行しようとするが、抵抗する新島を何度も斬りつけた挙句、海へ投げ捨てる。三州屋と大門はグルで、新島に国抜けの話を持ち掛けたこと全てシナリオ通りだった。見送りに来ていた八重は、駆け付けた貢に支えられながら泣き崩れる。貢、大吉、おきんは八重を介抱するが、目を離していた隙に八重は包丁で自らの胸を突く。「恨みを・・・夫の恨みを」。貢が八重の胸から包丁を抜くと小判が零れ落ちる。三州屋と大門は祝杯を挙げて商売繁盛にこにこ。大吉は酒を運んできた六蔵を捕まえると心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)&井戸にポイ捨てすると主水を発見。「石屋かあ・・・腹減った~」。ふらふらの主水は座敷に上がると逃げ出そうとした大門を斬り、半泣きで土下座する三州屋を三人が追い詰める。「勘弁してくれよ~」と手を合わせて頭を下げる三州屋のぼんのくぼに貢が針を仕込んだ矢立てを突き刺す。その後、主水は大吉の家で飯をもりもり食いまくり。貢は仕留め料の五両を出すと「皆一両ずつ取ってくれ。私は二両貰っておく」と言って出て行く。おきんは貢のことが怖くなる。「奴は本物になりやがったな。本物の仕留人にな」と主水が独り言のように言う。主水が帰宅するとせんとりつがしがみついて泣きじゃくり。「あなた~!」「婿殿~!」「母上もりつもそんなにこの私を・・・」。主水も感激して号泣する。お・わ・り
2023年09月24日
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白いほほえみも。暗闇仕留人 第18話「世のためにて候」『仮面の忍者 赤影』の倉田準二監督初登板。江戸で話題沸騰のSNS『よろずひょうばん』。「世のため人のため」を掲げてスキャンダル暴露しまくり。大吉とおきんが手にしていた最新号には先日、獄門になったましら小僧の父親が灘屋の息子だと暴露されていた。つうことで暇人たちは灘屋に殺到して大騒ぎ。灘屋は『よろずひょうばん』の発信元・聖古堂を訪ね、店を売って作った百両と交換にこれ以上、記事にしないでほしいと番頭の弥七(アンチショッカー同盟の男)に頼むが相手にされない。弥七は聖古堂のオーナー・儀兵衛(ロボット長官)に報告。その後、灘屋は首を吊って死んでしまう。ある日、おきんは小間物問屋の蔦屋で簪を物色している貢を発見、どこへ行っていたのか声かけるが無言。貢は簪選びに集中、何気にひとつ手に取るとぐにゃりと折り曲げ「良い品が揃っていると聞いてきたが大したことないな」と暴言。オーナーの政吉は別の簪を持って来て、他所ではこれ以上の品はないと差し出す。「幾らだ?」「二分一朱頂戴いたします」「曲げたのも入れてか?」「手前どもはお客様のお気に召さない品はお売りいたしませんので」。貢と政吉のカッコいいやり取り。そんな男気を発揮する蔦屋のスキャンダルを聖古堂はがっつり掴んでいた。蔦屋の先代の女将・おせきは後添い。二代目女将のおゆきを産み、政吉を婿養子に迎えた。しかし先代には文治郎という息子がいた。本当は文治郎に跡を継がせたかったが極道者→人殺し→島送り決定の転落パターン。その話を奉行所で聞きつけた弥七は蔦屋に世間への侘び料として五百両を請求する。「出しますネ?でないと私どもの『よろずひょうばん』が黙っていませんよー」。その後、政吉とおゆきは牢屋にぶち込まれている文治郎と面会する。文治郎は二人と面会してじーんとする。自分が店を継いでいたらとっくに潰していたかもしれない。二人もじーんと感動。しかし帰り道でまたしても弥七に五百両を出せと迫られる。その夜、儀兵衛と弥七はやくざたちに絡まれ、蔦屋から手を引けと脅される。儀兵衛はやくざたちは政吉に雇われたと気づくと「これは弱りましたな~」と言ってあっさり手を引くと約束する。政吉はホッとするが儀兵衛の用心棒が大暴れ、政吉とやくざたちをぼこぼこの半殺しにする。翌日『よろずひょうばん』の最新号が発売。そこには蔦屋の跡取り息子が継母にいびられグレて飛び出して人殺し&継母は店の乗っ取りに成功と書かれていた。大吉の仕事場に居候している貢の許へおきんがやってくる。主水も現れ貢を見て安心、おきんと主水は『よろずひょうばん』の記事でふんがふんが盛り上がるが、貢は全く関心なし。黙々と簪を研いでいる。おきんは貢に蔦屋を見に行こうと誘うが断られ一人で出て行く。紙切れ一枚であっという間に店が潰れてしまう。貢は主水に記事の内容は本当なのか聞くが、間違いはないと言いながらも確かめていないと答える。しかし『よろずひょうばん』についてはおかしな噂もあり、引っかかっていた。それはそうとあやが亡くなったことで裏稼業について貢の気持ちが変わってしまったのではないかと気にしていた。「変わらんさ。変わるわけないだろう」。そんなこんなで閉め切った蔦屋に暇人たちが詰め掛け、石を投げるわ、ヤジを飛ばすわで大騒ぎ。政吉は体調を崩したおせきのため医者を呼びに表に出るが、暇人たちに揉みくちゃ&ぼこぼこ。やっと医者に辿り着くが往診拒否。おせきは息を引き取り&蔦屋閉店。数ヶ月後、町の外れに小さなめし屋がオープン、貢は常連客「いつもの奴ネ」。噂を聞きつけ大吉も来店、エロいので女将さんに興味津々。女将はおゆきであり、亭主は政吉だった。貢は陰ながら二人の再出発を応援していた。政吉はすっかり人が変わってしまい、極度に人と接することに緊張するようになっていた。大吉は政吉に酒を勧めるが、一気に煽ると奥へ下がってしまう。政吉は店を潰したのは自分のせいだと思い込んでいた。さらに『よろずひょうばん』を売る鈴の音が耳から離れない。泣き喚く政吉と泣きながら政吉を抱く占めるおゆき。事情を知らない大吉に貢は二人が蔦屋だと教える。「変わっちまったんだよ。『よろずひょうばん』に書き立てられてからな」。そして二人をそっとしておいてやれと言う。その後、めし屋は繁盛するが儀兵衛のばか息子・与之吉が現れ、政吉とおゆきが蔦屋のオーナーだったことを暴露する。それを聞いた客たちはドン引き。もうここには住めない。慌てるおゆき。政吉の耳元では鈴の音が鳴り響く。その頃、主水は大吉とおきんに『よろずひょうばん』の言っていることが嘘だとしたらどうするかと突きつけていた。ひょっとしたらとんでもない片棒を担がされていたかもしれない。部屋の奥で貢は黙々と茶漬けをすすっている。そんなこんなでおゆきは政吉が倒れたと聞いて、なぜか出会い茶屋に呼び出されていた。しかし布団の中にはいたのは政吉ではなく与之吉だった。二度と関わらないことを約束に政吉がおゆきを差し出したのだ。「お前さん来ないで!」「もう追って来ないよ。これからはね、そっとしておいてくれるよ。ちゃんと約束したんだよ」。おゆきは絶叫すると舌を噛み切って自害し、政吉も後を追う。おきんは蔦屋から預かっていた五両もする櫛を仕留料代わりに差し出す。どこにでもいる仲の良い夫婦だった。その夜、聖古堂に忍び込むと大吉は弥七の心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。主水は用心棒と与之吉を斬り捨て、貢は蔦屋で買った簪を儀兵衛の首筋に突き立てる。橋の上から川を見続ける貢、主水、大吉。主水と大吉は去って行くが、貢だけ川を見つめ続ける。お・わ・り
2023年09月24日
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ああ。暗闇仕留人 第17話「仕上げて候」今回初めて「仕留人」の呼称が登場。名張屋の番頭・清二郎は店の乗っ取りをたくらむ。そこで仕上屋の元締・吉岡宗達に相談。宗達は五百両と毎月十両の報酬を受け取ることで依頼を引き受ける。仕上屋とは依頼人の上役や主人を殺し、後釜に据える代わりに莫大な報酬を得る裏稼業。宗達は早速主人と女中を無理心中に見せかけて殺す。しかし女中の妹おすえは信じられず奉行所へ訴える。その後、主人の娘おさよ(服部妙子)は清二郎を連れて墓参りをしている際、謎の暴漢に凌辱されるが、実は仕上屋&清二郎のシナリオ通りの展開。ショックを受けたおさよは川へ身を投げるが貢に助けられ「命は大切なもの。どんなことがあっても生きなきゃ」とあやに諭される。そこへ清二郎が駆けつけ涙の抱擁。つうことで二人は祝言を上げ、清二郎は名張屋の婿養子となる。幸せいっぱいのおさよにあやは産着を縫うと約束する。しかしおすえだけ事の展開を疑っていた。そこへ主水が乱入、りつが懐妊したとビッグなお知らせ、貢に名付け親になってほしいと頼む。それから二ヶ月後、おさよは階段から足を滑らせ亡くなってしまう。おすえは貢を事故の現場に案内すると清二郎に殺されたと証言する。清二郎は名張屋の婿養子になった途端、女遊び&DV炸裂、殴る蹴る当たり前。そしてある夜、清二郎が階段を拭いているふりをして油を塗って転落。おさよはおすえに恨みを晴らしてほしいと言い残して息を引き取った。おすえは貯め続けてきた小遣いを貢に渡す。江戸には恨みつらみを果たしてくれる仕留人という稼業があると聞いたことがある。その仕留人を探し出してほしい。つうことで貢は主水、大吉、おきんに報告するが、貢が清二郎を殺ればよいとあっさり。しかし清二郎だけの仕事としたら抜かりがなさすぎる。主水は仕上屋の存在を疑う。だとしたら結構めんどい。しかし金を受け取ってしまった。小銭とはいえ五両はある。主水はこれから物入りのため仕事を引き受ける。そこで早速、清二郎をおさよ殺しの疑いで捕まえるが、上からの圧力で解き放しになる。仕上屋の仕業に違いない。そこで動きが取りづらい主水に代わって貢が行動開始。その夜、派手に遊びまくった清二郎を仕留めようとするが、なんと大吉が妨害する。大吉は久七という男から貢殺しを依頼されたが、あまりにも貢の悪事を盛って話しまくるためわざと話に乗ったのだ。しかしこのことで宗達に貢と大吉が仕留人として顔が割れてしまう。残りの仕留人は何人いるか。もちろん一人残らずぶっ殺すよ。翌朝、大吉の仕事場で首を括った久七が見つかるが、殺されたっぽい。大吉に顔を知られ&貢抹殺に失敗したため仕上屋に始末されたのだ。そこへ何も知らないおきんがやって来て悲鳴を上げそうになる。これでおきんも顔が割れてしまった。しかし主水だけ正体が分かっていない。何としても自分たちとのつながりを隠し通さねばならない。そう言って貢は長屋へ戻ると道を尋ねるふりをして宗達が接触してくる。「糸井貢さん、あちらで少しお話ししましょうか」。宗達は貢に三十両を支払うので今回の一件から手を引くよう要求する。分かっている仕留人四人、それぞれに三十両を出す。宗達にとって四人を始末することは造作もない。しかし貢は抵抗する。「我々はいったん金を受け取ったらたとえこの命がどうなろうとも最後まで仕留めるのが務めです」「それがあなたのお返事ですな。いやーなかなか立派ですよ」。つうことで仕上屋VS仕留人の全面抗争が勃発。その頃、あやは表に出たところ突然、突っ込んできた屋台に押し潰される。何も知らずに貢は帰って来るが長屋は大騒ぎ。あやは助かりそうにない。大吉、おきん、長屋の住人たちが集まる中、あやは貢に小さな声で伝える。「私は・・・とても幸せでした。あなたのような人と一緒になれて・・・」「あや!」。その光景を男たちが監視している。主水は屋台暴走の件で取り調べする名目で貢、大吉、おきんを連行&緊急会議。幸い主水だけ仕上屋に顔が割れていない。そこで宗達がオーナーを務める将棋会所へ乗り込むことになる。貢は黙ったまま。その夜、主水は無理を言って宗達に一局手合わせを依頼する。一方、清二郎はお気に入りの芸者と遊びまくり。芸者が部屋から離れた隙に貢は清二郎の首を一気に斬り裂く。その頃、主水と宗達とまだ対戦中。主水を胡散臭く感じたNo.2の勘助は隣の部屋で待機していた凄腕用心棒五人に出番の合図を送るとおしっこタイム。厠に入った時、大吉が心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。そんなこんなで主水は将棋は全くのド素人と白状すると「私にはこの一手しかねえんで・・・」と言っていきなり王手。宗達にこにこ「これで顔ぶれが揃った訳ですな」。しかし「仰る通り。顔ぶれは揃ったがあんたはもう死んでるぜ」と言って主水は刀を手にすると乱入してきた用心棒五人をあっという間に斬り捨てる。慌てて逃げだす宗達の前に貢が現れ、首筋に簪を刺すとさらに馬乗りになって喉元にもずぶずぶ突き刺す。簪はあやが使っていたものだった。数日後、主水、大吉、おきんはあやの墓参りに訪れる。あれから貢は姿を消したまま、どこにいるのか分からない。しかしあやの墓には花と線香が供えられていた。貢はいない。お・わ・り
2023年09月19日
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恋は今も今も燃えているのに。暗闇仕留人 第16話「間違えて候」駕籠屋の主人・長作が罪人を逃亡させた罪で獄門晒し首になる。店が取り潰しとなった女将のたね(川浜高校ラグビー部マネージャー・山崎加代の母親)は夫だけでなく住む場所も失ってしまう。実は駕籠かき二名の自供だけで調べが進められた冤罪だった。不審に思った岡っ引きの源七は囚人に扮して牢に潜入、駕籠かき二名に接触を図るが、もう一人の岡っ引き・捨松が牢名主に密告、身バレしてボコボコ&殺される。主水はその話に納得がいかなかった。競売に掛けられた駕籠屋をイイ値で落とした安積屋茂三の存在も腑に落ちなかった。茂三は元岡っ引きだったが、やることがハンパなくえげつなかったため十手を召し上げられていた。たねは主水たちの話を立ち聞きし、夫の恨みを晴らしてほしいと訴える。主水、貢、おきん、顔見られちゃった。貢はたねを始末しようとするが、主水は事情を聞く。たねはこの世にもう未練はない。夫の裏もさえ晴らしてもらえれば死んでもいいと言って五両を差し出す。茂三は今や安積屋を名乗る立派なオーナー。次のターゲットは妻に妾の存在がバレそうになっている婿養子の美濃屋、役者の追っかけしている大野藩主の娘。つうことで茂三は美濃屋から愛人への手切れ金を脅し取り、大野藩の留守居役を「追っかけの趣味がバレたら縁談に差し障りますヨ」と揺さぶり攻撃。その様子をおきんから聞いた貢は茂三殺しに立候補。但し主水から元岡っ引きなので傷をつけないで始末するよう注文される。つうことで夜道を歩く茂三を川へ突き落とす。その後、石の運搬を終えて帰ってきた大吉は茂三を発見。「無駄かもしれねえが一丁やってみっか」と心臓マッサージ開始(※レントゲン撮影)。茂三復活。「ヤッター!」。あの世から復活した茂三は大吉に礼金を一両だけポイ。せこい&安い。「助かったから一両になったんですよ~。死んでれば一両にもならないね~。ありがたいと思わなきゃ」。なるほど。それはともかく茂三は誰が自分の命を狙ったのか気になる。そこで明日葬式を出せば誰かが網に引っかかってくるかもしれないと考える。案の定たねが引っかかり、捨松に捕まる。余計なことをしてくれたと主水とおきんは大吉にぶち切れ、大吉は貢に下手な仕事しやがってとぶち切れ、貢は謙虚に反省。それはともかく依頼人の身の安全を守らないといけない。しかもたねは主水たちの顔を知っている。自分たちのことを喋られたらヤベー。つうことで貢と大吉が行動開始。一方、茂三も凄腕の用心棒を二人雇う。さらに貢の人相書きも用意していた。そしてたねを監禁している土蔵辺りでウロウロする大吉を警戒、逆にたねを解放して泳がせることにする。その後、用心棒二人組が大野藩の侍たちを皆殺しの現場を見た貢は怖気づく。とにかくあの二人を引き離さないといけない。そこでたねを自分の長屋へ連れ、自ら囮になるとおきんと大吉に提案、その間あやを預かってほしいと主水に頼む。つうことで中村家女子全員集合で紅葉狩りに出発。あやは貢の手作り弁当持参。用心棒二人組は必ず貢を殺しに来る。貢と大吉は人気のない森に誘き出す作戦を考えつく。そんなこんなで貢が町中を歩き回っていると何者かがついてくる。そして森に着くと用心棒襲撃、大吉が駆け寄るともう一人の用心棒が現れるが何とか二人を始末する。その様子を見ていた捨松はダッシュで茂三に報告。ヤベーことになってきたぜ。慌てて店中の金を持ち出して逃走する。後を追いかける主水。風光明媚な山に到着、茂三と捨松は茶店で休憩、そこに現れた主水の姿を見てびっくり。主水はビビる茂三と捨松をぶっ殺そうとするが、何だか女たちの声が聞こえてきましたよ。眼下で中村家の女子たちが弁当を広げてキャッキャウフフと楽しそう。「あなた~」「婿殿~こちにに来て召し上がれ~」「仕事で来てるんですよ~!」その間に茂三と捨松逃走。慌てて追いかけた主水は捨松を一刀両断、川に向かって逃げた茂三を大吉が捕まえると心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。リベンジ達成。中村家女子たちは紅葉狩りでほのぼの。お・わ・り
2023年09月17日
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雨に濡れて。暗闇仕留人 第15話「過去ありて候」ある日、ばあさんが大吉に墓石を注文する。注文書には「村雨の大吉 享年三十四歳 嘉永六年十月五日没」と書かれていた。そこへ手裏剣が飛んでくる。大吉は手裏剣を投げた男の後を追って妙心尼の寺へ。男の姿を見失うが、森田屋の女将・お浜に声を掛けられる。久しぶりの再会だが、大吉はお浜を見て顔色が変わる。その様子を妙心尼が見ていた。妙心尼は大吉が浮気をしていると思い主水に相談、さらにせんとりつを巻き込んでめんどくせーなー。その後、大吉は閉じこもったまま。妙心尼が訪ねても家の中に入れようとしない。そのうち貢、主水も心配になり、半次が酒を持って訪ねることになる。しかし半次だと分かっても警戒して戸を開けようとしない。やっと開けてくれるが、酷くやつれていた。差し入れの酒をがぶがぶ飲むとホッとしたね。「どうやら俺も年貢の納め時が近づいたようだぜ。あと三日の命だ。俺の命日はこの月の五日だ」と半次に注文書を見せる。半次はなんだかよく分からないが命にかかわることなら真っ先に相談しろと言うが、大吉はある人物を庇っていた。「嫌な野郎だったが一度は頭と仰いだ人だ。どんなことがあったって売る訳にはいかねえんだよ」。そう言うと自分の生い立ちを話し始める。子どもの頃に両親を失い、親戚中をたらい回しされた挙句、手に職をつけろと言われ墓石彫の石屋へ奉公に出される。雪が降る寒い日も墓石を磨き続ける。つらい毎日だったが、和尚さん(天王寺虎之助)だけ優しく接してくれた。数年後、和尚さんにお嫁さんが来た。表向きは女房を持つことはできないが、和尚さんは裏で金貸しをしていた。そこで借金の肩代わりりお嫁さんを迎えたつう話し。お嫁さんはお浜だった。大吉とお浜は似たような境遇だったことから何となく惹かれ合いビッグラブ。そこへ和尚さんが乱入、子どもの頃から可愛がってやったのにムキ―!と鎌を振り回して怒りまくり。大吉は抵抗するが、弾みで和尚さんを鎌でぶっ殺して逃走。村の外れでお浜と落ち合う約束をしていたいが、お浜は来なかった。そんなこんなで大吉は捕まって島送りとなる。お浜はどうなったのか。ずっとお浜のことばかり考えてきた。その後、大吉は御放免となるが定職に就くことができず酒、女、博打の転落ルートを辿る。そんな時に「頭」に拾われる。「頭」は金で人殺しを請け負う殺し屋の元締めだった。ある暑い日の夜、大吉は「頭」からの命令でとある大店の主人を殺すことになる。寝室に忍び込み、心臓を握り潰そうとしたとき、横で眠っていた女がこちらを振り向いた。女はお浜だった。互いにびっくり。しかしお浜は早く主人を殺せと言わんばかりに微笑を浮かべていた。そして大吉は「頭」の許から去った。つう話し。半次は口止めされるが貢に報告、「ぐずぐずしていると大吉の奴、本当に仏様になっちまうぞ」と貢も心配する。つうことで主水は森田屋を調査。森田屋の二代目主人・惣兵衛(甲賀幻妖斉)は何を調べに来たのか気になる。お浜は芸者出身で先代が嫁にゲットしたが、突然死亡、跡取り息子の惣兵衛がそのまま嫁にした。親戚も了承済み。何か文句あっか?その夜、惣兵衛とお浜はチリチリパーマの男・亥之吉(石橋レンジ)と作戦会議。大吉に手裏剣で狙ったのは亥之吉だった。その頃、妙心尼は大吉を訪問、大吉は戸を開けようとしない。妙心尼を巻き添えにするわけにはいかない。事実、亥之吉は大吉が表に出るチャンスを窺っていた。その時、貢のライブハウスでバイトしているおみつが訪ねて来る。妙心尼はおみつに嫉妬して半泣き。そんなこんなでおみつに亥之吉の手裏剣が刺さってしまう。そこへ主水が駆け付け、亥之吉逃走。貢の治療の甲斐無くおみつは息を引き取る。大吉の身代わりになって死んだことに半次激昂。「頭」とは何者なのか?大吉は「頭」の正体は森田屋の惣兵衛だと打ち明ける。先代を大吉に殺させたのは惣兵衛とお浜、かつて大吉に接近してきたのも和尚さんから逃れるためだったのかもしれない。大吉は道具のように使われていたのだ。全てを知った大吉は嫌気がさし黙って「頭」の傘下から抜け出した。そんなこんなで雨が降り始める。亥之吉は必ず来る。「奴のやり口は分かってるんだ。こういう雨の晩がやりやすいんだ。奴は必ず来るぜ・・・」。そして亥之吉登場、家の中へ手裏剣を投げ込んでくる。追い詰めるられる大吉。とどめを刺されそうになるが、押し入れに潜んでいた主水が亥之吉の背後からぶっ刺し。大吉は森田屋へ向かい、惣兵衛とお浜の前に姿を見せる。「野郎ー!俺が大吉を始末してやるー!」と意気込むが心臓を捻り潰される(※レントゲン撮影&心電図)。ビビるお浜。「あたし、何も知らなかったんだよー!ホントだヨ。あたしはずっとあれからあんたのことを忘れたことはなかった。ずっとずっと今まで・・・あたしは今だってあんたの・・・」と言いながら簪を握りしめている。その瞬間お浜は倒れる。お浜の首に撥が刺さっていた。障子の向こう側に貢が立っている。貢は俯いたまま大吉の前から去っていく。お・わ・り
2023年09月17日
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風に揺れ。暗闇仕留人 第14話「切なくて候」半次退場編。ドリフ映画の巨匠・渡辺祐介監督初登板。大吉フルスロットルでどんちゃん騒ぎ。うるせーなあ。尾張藩の鷹匠・田村伝蔵が文句を言いに来る。大吉は半次に墓作りの仕事があると言われて府中にやって来たが本当は殺しの依頼だった。半次は久しぶりに生まれ故郷の村に帰る。家に立ち寄ると年の離れた弟・利助と母親のたよ(吉田日出子)がいた。何となくぎくしゃくして他人行儀。その後、旧友の伊太郎に捨吉という男を紹介され、田村殺しの依頼を受ける。捨吉の女房は田村に手を出されそうになり、抵抗したところ斬り殺された。捨吉は田村をぶっ殺そうと思ったが、百姓ではかなわない。そこで殺しを依頼するため畑や馬を売って三両二分の金を作ったと話す。つうことで改めて大吉に依頼するが大吉ぐずぐず。金に困っていると言うので他の連中にナイショで頼んだのに。その二人の背後から主水登場。旅行中のせんとりつを迎えに来たのだ。主水によると田村は評判悪い。あちこちで文句を言っては金をふんだくるクレーマー。バックには葵の御紋がついている。下手すると首が飛ぶ。つうことで貢とおきんへの口止め料を要求する。その夜、大吉は半次の実家に泊まる。やたら若いたよを見て本当に母親なのか半次に聞くが「うるせえなあ!」とぶち切れ。幼い利助にも八つ当たり。大吉はいつもの半次とは違う様子に驚く。そんなこんなで二人は田村が泊まっている名主屋敷に侵入、そこには寄合に行くと言って出て行ったはずのたよが田村に抱かれていた。半次の母親は半次が十五の時に亡くなった。父親は飯屋で働いていたたよを後妻に迎える。半次は姉が出来たようでうれしかったが、何故か次第に息苦しくなる。夜になると薄化粧をするたよにむしゃくしゃする。そして十六になった時、二度と戻ってこないと啖呵を切って江戸へ飛び出した。半次が帰って来たのは父親が亡くなった時以来だった。この家は自分の物ではない。利助とたよの物だと決めて近寄らないようにしてきた。「そりゃ人間誰だってふるさとは懐かしいやな。でもよ、なんとか忘れよう忘れようとそう努めてきたんだ俺は。それをあの女・・・ちくしょう、なんてことしやがるんだ」。泣きながら語る半次に普段エロいことしか考えない大吉もしんみり。そこへたよが帰ってくる。半次ブチ切れ「名主屋敷であんたが何してきたか俺は知ってるんだよ!」。村の連中も知っている。「あんたはもうこの村にはいられないはずだ!」。思わず大吉が止めるがぶち切れスパーク。しかし涙を流しながら着物の裾を引っ張る利助を見て何も言えなくなる。翌朝、半次はたよに田村がどんな男か知っているか問い詰めるが、無礼を働けば殺されても仕方がないと話す。しかも「あの方は優しいお方です。そのことは私が一番よく知っています。でなければどうして女の私が好きになるでしょう」と衝撃的なことを口にする。半次の父親が亡くなってからたよは寂しかった。利助と一緒に死んでしまおうと思ったこともあった。しかし田村と出会ってから変わった。田村とは鷹狩りの時だけしか会えないが、その時だけが生きる糧になっていた。どんなに陰口を叩かれようが田村と別れるつもりはない。たよの話を聞いて半次は伊太郎と捨吉に殺しの依頼を断る。その後、伊太郎と捨吉は田村を襲撃するが返り討ちに遭う。その夜、半次は風俗遊び中の大吉に仕事が流れたことを詫びに訪れるが、鷹匠に百姓が二人斬りかかって殺されたという知らせが入る。半次はやけくそになり酒をがぶ飲み、どんちゃん騒ぎ開始。うるせーなあ。向かいの宿に泊まっていた主水は大吉から仕事が流れたと聞く。その頃、田村は現地入りした側用人・稲葉平十郎にたよを紹介する。一方、たよは田村と今期最後の密会のため田村の許に向かっていた。そして田村に抱かれるが、相手は稲葉だった。稲葉は田村から譲り受けたとゲスいことを言う。たよは逃げ出すが、田村が立ち塞がり言うことを聞かないと捨吉の女房の二の舞になると脅される。そんなこんなで半次帰宅。利助に小遣いを残して江戸に戻るつもりだったが、線香が立っていることに気がつく。たよと利助が並んで布団に入っている。布団をめくると血の付いた鎌があり、たよの首に切り裂いた傷跡があった。利助の首には紐が巻き付いていた。うなだれる半次。真夜中にも関わらず半次と大吉は宿から主水を呼び出し、殺しの手伝いを依頼する。主水は断るが「頼むよ!頼む、一生に一度の頼みだ。手を貸してくれ!」と半次がすがりつく。「半公、お前えいつもと目の色が違うじゃねえか」と主水も本気になる。そして八州廻りに扮した主水と半次が鷹狩りの現地を訪れる。主水は稲葉に接触すると田村の手口と昨夜の出来事を告げる。稲葉は刀を抜こうとするが主水に押さえつけられ、大吉が心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。一方、半次は田村に接触「惚れてたんだ。可哀そうにおふくろの奴、手前えに惚れてたんだ」。そう言って匕首で田村を刺す。大騒ぎの中、逃げ出す時、半次は鷹に気づき繋がれていた縄を切る。夜明けを迎え、半次と大吉は江戸に向かう。空を見上げると鷹が飛んでいる。「あの鷹、どこへ帰るんだろう」「奴にもきっと生まれ故郷があるんだろう」「生まれ故郷か」。お・わ・り
2023年09月15日
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今どこに。暗闇仕留人 第13話「自滅して候」貢が家庭教師やってますよ。ミュージシャンよりこっちのほうが向いてるね。将軍に仕える御小姓組の試験が近づき中根ちづ(長門裕之の妻)はそわそわ。一人息子・小一郎のライバル少年をぶっ殺す夢を見るぐらいそわそわ。小一郎には佐島昌軒(山本學)という漢学の家庭教師もついていた。合格枠は一名のみ。貢は楽勝だと太鼓判を押すが、昌軒はライバル少年が優位でヤバいっスと解説。そして不安になったちずに世の中には金で力を貸してくれる者がいると恐怖の情報提供。その夜ちずは頭巾で顔を隠して大吉を訪ねるとライバル少年殺しを五両で依頼するが、我に返って依頼を取り消す。大吉は五両をネコババ。そんなこんなで小一郎合格。ちず、使用人みんなイエーイ。しかし石屋の使いと称する浪人が現れ、約束通りライバル少年を殺したと告げる。合格祝いにやってきた貢はちづの様子が気になる。そしてライバル少年の遺体が見つかる。ちずは浪人と相棒の弥八(エバやん)に呼び出され口止め料として大金を巻き上げられまくり。そこに昌軒がやって来て顔色の悪いちづを心配する。その夜、貢は大吉と半次を連れて小一郎の合格を祝して飲み会開催、小一郎が可愛くて仕方ないと話す。「俺たちがとっくの昔に失くしてしまったものをあの子はみんな持っている、そんな気がするんだよな」。中根家は千二百石の家柄、小一郎の父親は小判方組頭を務めていたが、五年前に亡くなり小一郎が元服するまで家名預かりとなっていた。そのためちづは小一郎の教育に必死だった。その後ちづは大吉に殺しを依頼してしまったことを昌軒に打ち明ける。しかし依頼を取り消したはずだった。このことが世間に知れたら小一郎の将来が台無しになってしまう。昌軒は自分に責任があると言って何とかすると約束するが、実は浪人、弥八とグルだった。そして大吉を訪ねると自分の墓を作ってほしいと依頼する。さらに人助けになると言って金貸しの金右衛門殺しを三両で依頼する。金右衛門は超評判悪すぎじーさん。大吉と半次は主水たちを通さず、金右衛門をあっさり始末する。翌朝おきんは金右衛門殺しは同業者の仕業ではないかと疑うが、大吉と半次は知らん顔。そこに主水が怒鳴り込んでくる。奉行所に金右衛門は大吉が殺したとの投げ文があり、主水が揉み消したのだ。その頃、貢は中根家からの帰りに浪人とすれ違い、使用人から浪人が石屋の使いと聞く。さらにちづが弥八に金を渡しているところを目撃する。弥八と浪人は昌軒と合流、ちづから巻き上げた五十両を差し出すが、昌軒から与えられた報酬は二人合わせて五両だけ。何だかムカつくぜ。その後、主水の調べでちづが札差に計百両も両替していたことが分かる。一方、貢は大吉が浪人を通じてちづを強請っていると疑うが、大吉には全く覚えがない。しかし稽古をしている小一郎を見守るちづを見てどこかで見たような。「どこだったかなあ~!」。その頃、昌軒はちづへの思いを募らせて悶々。悶々のあまり柱に頭突きをくらわしまくり。そこに弥八と浪人が文句を言いに来る。仲間割れ開始。昌軒はひょろひょろ体型だが元武士。刀を構える浪人に向かって猛ダッシュ、浪人の胸に頭突き(※レントゲン撮影)、骨がぼろぼろに折れて死亡。そしてちづを訪問、石屋の一件は片付いたと報告すると百両を差し出して愛の告白。昌軒は一年前からちづのことを思い続けてきたピュアボーイだった。「私はそなたが好きだ!」とピュア魂発動、抱き着きながらこの間の出来事はすべてオレの計画だヨと打ち明ける。「あなたという方は!」「今頃分かったのか!」。そんなこんなで大吉はちづの顔を思い出し、主水は弥八を呼び出し昌軒の企てを聞き出すと始末する。そのことを知らせに貢は中根家に向かうが、ちづは小一郎宛ての遺書を残して自害していた。中根家が取り潰しにならないよう手配すると遺書を主水たちに披露する。「ここへ来る途中、何度破り捨てようと思ったか知れん。だがそれではちづ殿の心が・・・本当の心遣いが誰にも知られず終わってしまうと思ってな。せめてあんたたちだけでも聞いてやってくれぬか」。昌軒の目的はちづの夫になって千二百石の家をゲットすることだった。ちづは魔が差した。自害することが公儀に知れたら中根家は取り潰し、小一郎は長い苦しみを背負うことになるが、こうするしかなかった。小一郎の成長を見たいが叶わぬ夢となった。しゅんとする主水たち。貢はちづの遺書を読み終えるとろうそくの火で燃やす。大吉はちづから渡されていた五両を差し出す。「これは奥方の金だ。奴は俺に墓を頼みやがった。望み通り墓に入れてやろうじゃねえか」。つうことで半次が昌軒を墓地に呼び出し、完成したお墓を披露する。しかし命日を見てびっくり。嘉永六年九月二十一日。「これは・・・今日死んだことになってるではないか!」。振り向くと貢と大吉が姿を見せる。昌軒は大吉に向かって猛ダッシュするが貢に撥で斬られ、バランスを崩して自分の墓に頭突き。すかさず大吉が心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。粉々になった墓石と共に絶命する昌軒。翌日、貢と小一郎は釣りを楽しんでいた。明日から城に上がる。もう自分たちを相手にしてくれないよなあとほのぼのする大吉と半次。お・わ・り
2023年09月15日
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あなた~。暗闇仕留人 第12話「大物にて候」主水の同僚・関根啓之進(春日光一)の妻・たえの両親が何者かに殺される。関根は自殺した山城屋夫婦の一件を捜査、捌き屋のボス・小兵衛の甥・長一郎(音三)が山城屋を乗っ取るために仕組んだ殺しだったことを突き止める。小兵衛は奉行所でさえビビる超ワル。たえの両親が殺害されたのも関根に対する警告だった。そしてたえが長一郎たちにさらわれてしまう。その後、関根は小兵衛を追求しない代わりに奉行所を辞め、たえを返してもらう約束を取り交わしたが、約束は守られなかった。つうことでやってらんねーよとぐでんぐでん。その後かつての同僚たちからたえの居所を聞きつけ急襲、たえは長一郎の囲われ者になっていた。しかも連れて帰ろうとする関根を拒否、涙をこぼしながら今の暮らしが楽しいと言う。小兵衛は長一郎と姪のおなつ(伊佐山ひろ子)が超カワイイ。二人共人殺しを屁とも思わないサイコパス姉弟。おなつは評判の役者・新之助が自分の誘いを断ったことに腹を立てていた。翌日、小兵衛軍団が新之助を襲撃。同心たちは見てみぬふり。翌朝、新之助の遺体が見つかる。そんなこんなで長一郎はたえと二人きりになったところを切り付けられそうになる。超ムカついた長一郎は逃げ出したたえを往来でぶっ殺す。通りかかったおきんは観音長屋魂を発揮。「みんな逃がすんじゃないよ!」と野次馬たちに呼び掛け全員やる気満々。しかし長一郎の名前を聞いた途端ヤベー雰囲気になる。騒ぎを聞いた主水が駆け付け、長一郎を捕まえるが「俺が長一郎だって知ってるんだろうな?」と迫られヤベー雰囲気になる。奉行所では昼行燈の主水が人殺しを捕まえたことで大騒ぎ、但しよりによって長一郎を捕まえるとは。一方せんとりつは主水が手柄を取ったことに大喜び。どえらいことになっているとも知らず。与力の今岡は小兵衛に長一郎を捕まえた件は状況的に止むを得なかったと詫びを入れる。小兵衛は長一郎を捕まえた同心が主水だと知ると中村家に嫌がらせ作戦開始。まず庭に犬の死骸をポイ。続いて肥溜めぶちまくり。せんとりつは泣き喚きながら主水を責める。その夜、主水は貢たちを緊急招集、せんとりつを妙心尼に預けることを提案、自分の身の安全がはっきりするまでしばらく旅に出ると宣言する。長一郎はいずれ死罪、小兵衛も年を取る、そうなったら戻って来るので餞別寄こせ。妙心尼とエッチできなくなるので大吉は反対、貢も狭い家なので無理、おきんと半次は他人なので関係なし。呆れ返って全員撤収。冷てえなあ。主水はおなつに呼び止められ小兵衛と接見、牢破りをするよう迫られる。そんなことをすれば奉行所は首、しかし今より胸を張れるだけの手当を出すと言われる。断ればせんとりつの命はない、いずれ主水も殺される。一晩かけて牢破りの方法を考えた主水はその足で奉行所に向かう。半次はわざと騒動を起こして奉行所へ連行され主水と接触する。主水は小兵衛を殺すつもりでいたが、軍団につけられているため表に出ることができない。そこで半次に小兵衛殺しを依頼する。できるだけ時間を稼ぐが三日が限度。報酬は持ち合わせが無いので後払い。つうことでわざとらしく腹痛を訴え、医者に小判を握らせて重病人扱いさせる。その夜おなつはボーイハンティング、男を連れ込んでいい塩梅。しかしその男は関根だった。関根は小兵衛の居所を吐かせようとするが、軍団に逆襲される。一方、主水の仮病を知った今岡は軍団のリーダーを奉行所に潜入させ主水を消そうとする。主水は気配に気づくと瞬時にリーダーのみぞおちに刀の柄をくらわして気絶、刑場に運ぶと串刺しにしてぶっ殺す。そんなこんなで貢たちは明日、小兵衛の妻の法要が開かれることを知る。貢は会場の寺に忍び込むが、既に関根が潜入、焼香する小兵衛を襲撃する。しかし失敗、重傷を負いながら縁の下へ逃げ込んだところ貢に声を掛けられる。関根は手持ちの金を渡し小兵衛の殺しを頼むと、貢を逃がすため表に出て滅多刺しにされる。その頃、今岡は小兵衛のヒットマンに口封じのため殺される。またしても小兵衛の居所の手がかりを失うが、香を利くことが趣味だと分かる。そこで香の会を片っ端から調べ、小兵衛が参加する会を突き止める。つうことで半次の手引きで貢と大吉が会場に潜入。貢が手下を仕留め、大吉が小兵衛の心臓を握り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。おなつは死んでいる小兵衛を見つけてパニック、慌てて表に飛び出すが、貢が仕留めた男に躓き、握っていた匕首の上に転んで死亡。その後、長一郎は死罪、主水はのびのび体を伸ばして奉行所の門から出てくる。お・わ・り
2023年09月10日
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恋しいあなた。暗闇仕留人 第11話「惚れて候」弥太(印玄)は田舎から江戸に出て来て早々夜鷹を買いに繰り出す。よりどりみどりの夜鷹からおまき(中尾彬の二代目夫人)を指名するが「夜鷹じゃねーよ!」と顔をひっぱたかれる。翌朝、主水は押し込み強盗に遭った伊勢屋を現場検証。既に火盗改が五人を召し捕り、残り一人が逃走中だった。そこで主水は手柄を立てるべく聞き込み開始、とりあえず貢のライブハウス・市松座へ。そこに弥太が現れ、自分を雇ってほしいと手裏剣の腕を披露して百発百中。しかしワイルド過ぎて市松座のカラーには合わないね。そこへ火盗改の与力・岩佐らが乗り込み、押し込み強盗の一人として弥太を連行する。おまきは姉貴分だったおきんと半次に再会、連行される弥太に向かって悪態を突きまくるが、弥太の刑が良くて打ち首、悪ければ磔獄門と聞いて顔色が曇る。そんなこんなで恐怖の拷問でぼろぼろ。やっていないのに自白する訳がない。その頃、火盗改のボス・乾寛兵衛(大河内誠剛)の許に商人の伝造(金田金男の父親)がやって来て悪だくみ。乾は和泉守の側室・お志乃と愛人関係だった。さらにお志乃が和泉守の寵愛を受けられるようライバル側室のお千鶴の始末を計画。そうすればワシも出世間違いないね。そこで伝造は商取引のあった猪ハンターの弥太をヒットマンに目をつけてきましたよつう話し。そんなこんなでおまきはどきどき。弥太に夜鷹と間違えられたが、あの夜一緒に過ごしたのは事実。そのことを申し出れば弥太の無実を証明できる。しかも一目惚したと告白を受けていた。そんなこんなで明日、弥太の打ち首獄門が決まる。火盗改は冤罪だろうと一度決定したことを取り消すことはない。おまきは弥太の無実を証明するため乾の屋敷へ向かうが、火盗改に連行されてしまう。そんなこんなで当日。土壇場でびびりまくる弥太が頭を上げると目の前におまきの姿があった。つうことで弥太の無実が証明される。伝造は弥太と面会し無実を大喜び、全て乾の慈悲があったればこそと説明する。そこに乾が姿を見せ、無実の罪で苦しめたことを丁重に詫びると恨むなら自分を恨めと話し掛ける。「仏様だヨ、あの御方は~」と伝造感激、弥太も号泣する。伝造は天涯孤独の弥太に仕事を斡旋、社会復帰をサポートすることになる。弥太はおまきと一緒にいたことを話せばアリバイ成立、さっとと解放しになったのに自分でも分からないがおまきを巻き添えにしたくなかった。初めて誰かのために何かをしたいと思った。そんなことを言われておまきはグッときました。つうことで惹かれあった者同士で所帯を持つことになる。ロマンスの神様どうもありがとう。そんな二人を大沢家政婦紹介所の石崎秋子のように伝造がジトッと覗き見していた。その夜、主水は貢たちを招集、伝造のサポートはなんぼ何でもやり過ぎだと話す。一方、大吉は乾と和泉守の側室が密会しているところを目撃していた。どうも匂う。しかし貢とおきんは弥太とおまきを出汁にして銭儲けを企む主水に「そんなことでわざわざ呼び出して迷惑だぞ!」と怒りまくり。数日後、弥太は伝造に呼び出される。乾が弥太の誤認逮捕の責任を取って切腹させられるという。しかし乾の腹を切らせようとしている人物を殺せば乾は死ななくても済む。弥太は恩人の乾のため伝造の依頼を引き受けると、おまきに上方へ行かなければならなくなったと言って金を渡す。翌日、弥太は指定された駕籠を襲撃、手裏剣一発で駕籠の中の人物に的中するが、乗っていたのはお千鶴だった。「間違えた!」。弥太は連行され、再びハードな拷問を受けるが、誰に頼まれたのか白状しようとしない。乾は弥太が口を割らないと確信していた。そしておまきは岩佐に弥太を助けてほしいと陳情するが、一刀両断で斬り殺される。おまきを追っていたおきんと主水はおまきから恨みを晴らしてほしいと託される。しかし「弥太さえ口を割りゃあ俺たちは何もやるこたねえ。御上がちゃんと始末をつけてくれる。弥太さえ口を割りゃあな」。ところが和泉守からの圧力で弥太の処刑が早まる。市中を引き回しされる弥太の傍で主水が必死に呼びかける。「弥太!おまきは殺されたぞ!殺したのは乾寛兵衛だ。弥太、目を覚ますんだ!弥太!お前えは殺しの道具として使われただけなんだ。判らねえのか。今からでも遅くねえ。おまきの仇を討て!お前えに殺しを頼んだ奴の名前を言うんだ!弥太!」。しかし弥太は静かに目を瞑るだけ。そして最後まで乾のことを口にせず、乾を信じ切ったまま処刑される。その夜、主水たちは弥太とおまきが残した金から一両ずつ受け取る。大吉が伝造の心臓を捻り潰し(※レントゲン撮影&心電図)、主水が岩佐を斬り捨て、貢が乾を撥で二回斬りつけ、志乃を仕留める。横一列になって夜の江戸の町に消えていく主水たち。お・わ・り
2023年09月05日
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