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明日の宮城大での卒業論文指導のために、仙台に入り、仙台の自宅に泊まっている。最近、オープンした「仙台泉プレミアム・アウトレット」が歩いて10数分のところにできたので、中を見てきた。このアウトレットは、三井が仙台港に、三菱が泉にほぼ同時にオープンしたこともあり、全国的な話題となり、テレビや新聞でも見かけることが多くなった。新しいので、なかなか魅力的な店が多く、若い男女の姿が多い。同時にオープンした隣のタピオというショッピングとレストランの入った複合施設には、厳選された専門店とおいしい食事どころがいっぱいで、日曜日だったこともあって、家族連れも多く相当の込み具合だった。ハニーズ、モンベルクラブ、コロンビアスポーツクラブ、ジュピター、パリミキ、、、、。とんかつ和幸、仙台平禄、花まつり、お茶の井ケ田喜久水庵、くろ家、Tapio Kichen、、、。ここの隣に来春には、スーパーマーケットとドラッグストアの入居も決まっているとのことなので、ますます便利になるだろう。アウトレットとタピオは空中の歩道橋でつながれており、一体となった施設として利用できる。この施設群は、高級感のあふれる仙台ロイヤルパークホテルとも接しており、ほんの数ヶ月前とは、まったく街の様相が違っている。家族連れ、若い男女が多数行き交う素敵な場所に変身していた。300万坪の大開発プロジェクトである三菱地所の泉パークタウンの中心地は、仙台ロイヤルパークホテル、仙台泉プレミアアム・アウトレット、タピオ、泉スポーツガーデン(乗馬クラブ、フットサルクラブ、ベガルタ仙台のサッカー練習場、泉パークタウンゴルフクラブ)、そして宮城県図書館、宮城大学とそろった。この中心地のまわりを大型の住宅街が囲んでいる。魅力ある地域になった。JR仙台駅から車で30分東北自動車道泉インターから5分東北自動車道い泉パーキングより3分
2008/11/30
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多摩大学で行っているリレー講座が本になった。大学の創立20周年を記念したもので、出版社は日経BP社。非売品。「現代世界解析講座ーーいま、世界潮流と日本のあり方を考える」(寺島実郎監修)今年の4月17日から7月10日までの12回の講義が整理・編集した本である。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー田村邦彦(学校法人田村学園理事長)「二十周年記念出版に寄せて」野田一夫(多摩大学名誉学長)「現代世界解析講座」出版に寄せて」寺島実郎「リレー講座を始めるにあたって」 第一回 4月17日 寺島実郎 「21世紀に入って7年間の世界潮流の変化についてー世界経済、政治の基本構造の変化を探る」第二回 4月28日 久恒啓一 「現代世界のつかまえ方--図解思考のすすめ」第三回 5月8日 酒井啓子 「イラクを巡る国際経済情勢」第四回 5月15日 沈 才彬 「中国の台頭と世界の潮流」第五回 5月22日 金 美徳 「今、朝鮮半島をどう考えるか」第六回 5月29日 寺島実郎 「21世紀の日本の内なる変化--経済、政治、社会構造の変化(分配の格差)第七回 6月5日 明石 康 「アジアにおける紛争解決と平和」第八回 6月12日 江川紹子 「新聞の読み方・テレビの見方」第九回 6月19日 浅野史郎 「地方から変わる日本」第十回 6月26日 中谷 巌 「日本文明の将来」第十一回7月3日 堀田 力 「地球規模で日本の少子高齢化を解析する」第十二回7月10日 寺島実郎 「前期リレー講座の総括と問題意識の確認」多摩大学20年の歩みーーーーーーーーーーー本にするにあたって大学側の編集の窓口を担当した。255ページ。12月1日発刊。
2008/11/29
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28日の日本経済新聞第二部(広告)の「日経進学NAVI広告特集--大学選択における新たな指標」という特集があり、ビジネスパースン1万人調査の結果による「社会が望む大学像」という記事が5面以上にわたって記事になっている。この特集の真中の2面を使って、多摩大学が広告を打った。以下、キーワードをあげてみる。----------------------多摩大学「現代の志塾」--志経営を学ぶ現代の私塾。 時代の課題をビジネスの現場で解決できる問題解決力を持った人材を育成初代学長の野田一夫(現・学長代行)と次期学長予定者である寺島実郎・多摩大学将来構想委員会座長の「志」対談。 野田一夫「「志」とは、遠大にして、かつ感動を呼び起こす人生目標である。志を念じ続ける若者は、必ず未来をものにする。」 寺島実郎「「アジア・ユーラシアダイナミズム」というパラダイム転換の時代を創造する高い志を持とう。」対談の小見出し「時代の最前線で活躍する講師陣が、世界の課題を語る講座を開設」「若者にとって身につけるべきものは、「稼ぎと務めの思想」」「ビジネスの現場は、問題解決力を身につけた人材を求めている」経営情報学部---------------「産業社会の問題解決の最前線に立つ人材を育てる」グローバルスタディ学部-----「グローバルな問題を解決でき、グローバルな舞台で活躍できる人材を育てる」大学院経営情報学研究科-----「一業を起こし、一業をマネジメントできる人材を育てる」「現代世界解析講座」では、現在実施しているリレー講座の講師陣のラインナップも紹介している。----------------------私はこの広告特集の企画・編集を担当したが、今年改めて定めた多摩大学の理念「現代の志塾」をテーマに一貫した内容にすることに腐心している。
2008/11/28
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今日は、リレー講座で同志社大学の橘木俊昭先生の「格差社会」という講義の予定だったが、私はあいにく先約があり欠席。午後は、新宿サザンテラス口のJR東日本本社ビルで研修講師。10月から始め、年度内に全5回行うことになっていて、今回は2回目。管内の全事業所から、20代後半が中心の駅員、車掌、運転士、技術員などが120名ほど参加した。初回で受講者の様子やニーズが理解でき、話す内容にも若干の修正をほどこしたこともあり、終了後のアンケートンの反応もよかった。私が勤めてたJALとJRは、組織は似ているので今回はビジネスマン時代のエピソードを散りばめながらの講義を行った。終了後の懇親会に出て受講生とも歓談する。秋田、千葉管区の若い職員と話ができた。(写真は、JR本社前のイルミネーション)午後7時からは、虎ノ門の商工会館で、NPO法人知的生産の技術研究会のセミナーに出席。今回の講師は小山龍介さんで、「ハック」というキーワードで本をよく出している人である。1975年生まれというから33歳と若い。ウェブ時代はこういう世代に教えてもらって生き延びていかねばならない。小山さんは、さわやかな笑顔の青年だが、現在は松竹株式会社のプロデューサー、松竹芸能株式会社事業開発室長として、歌舞伎やお笑いをテーマにした新規事業を立ち上げている。「アイデアハックス」「タイムハックス」「スタディハックス」などの著作がある。「iPhone Hacs」でこの機器の使いこなしのための本「iPhone Hacs! 楽しんで成果を上げるハイセンス仕事術」の出版を記念したセミナーである。参加者は20ほどだったが、iPoneを使っている人は4割くらいだった。私も使っていて気に入っているが、使い方、可能性について関心を持って聞いた。) iPhone HACKS! 楽しんで成果を上げるハイセンス仕事術作者: 小山龍介 出版社/メーカー: 宝島社 発売日: 2008/09/20 メディア: 単行本 地図アプリ ウィキペディア GPSとデジカメの連動。near by機能 GPSとTwitter(リアルタイム) 駅探 トレイル パソコンなしのプレゼン パソコンとの連動 加速度センサー、一体感ゲーム シュガーシンクというすごいソフト。自宅のパソコンを操作できる 楽器として使える。オカリナの演奏。 世界カメラ(商品の写真に吹き出しで情報が出てくる、、) 随分と、便利なことができそうだ。本も買ったので、いろいろとトライしてみよう。終了後は、霞が関ビルの居酒屋で懇親会。半分くらいの人が参加し、和気あいあいで楽しく時間を過ごした。梶川信夫さん、池中万里吏江さん、くまがいとしきさん、関根広さん、丹下明さん、山口倫之さん、久永陽介さん、浅田義和さん、三上久美さん、高橋清文さん(松陰ウオークさん?)らと名刺交換。(28日の日経朝刊の進学ナビ特集に多摩大学の大広告)
2008/11/27
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まぐまが、毎年やっている「まぐまぐ大賞2008」の「日記・ノンジャンル部門」にノミネートされたとの連絡があった。メルマガの読者からの推薦があって、まぐまぐのスタッフが審査して第一次審査に受かったということらしい。この部門では12のメルマガが一緒に候補になっている。私のメルマガは「日記」部門のランキングをみると、495誌のうち発行部数は7161部(他に600ほど別途配信)で71位である。今年は、仙台の宮城大から東京の多摩大に職場を移した激動の日々だったので、メルマガにも気合いがはいっていたのかも知れない。以下、第一次審査に通った12のメルマガ。興味をそそられるメルマガがあるなあ。-------------------------------------------神秘の福袋:超お勧めメルマガ神秘の福袋! これは、全て本当ホンモノの話。貴方もアチラの世界にアクセス出来ます。そして読むだけでラッキーなシンクロ現象がやって来る!! タクシー運転手からの内緒話 :いろいろなお客様との出会い・・。昼の顔、夜の顔、男と女、様々なシーンが車内で展開されるのです。心に残った名場面をそぉーつと、あなたにお伝えいたします。ちょつとHなお話しも添えまして・・・。「まぐまぐ大賞」2年連続部門受賞 田舎暮らしは悲喜交々 美山日記 :京都に西日本でも屈指のブナの原生林があります。京都美山町から自然の素晴らしさや、面白い田舎生活を日記でお伝えします。 愛される料理 :料理人歴26年。料理セミナー講師歴15年。知る人ぞ知る魅惑の料理セミナーを代官山で主宰してます。そしてそのセミナーで伝えきれない、「料理と人生がおいしくなる秘密」をお伝えします。 タコ社長のにんげん観察日記:第2回・まぐまぐブックスアワード【佳作賞】受賞!ありがとうございました!零細広告会社社長の実録「にんげん観察日記」も第六章め。JR中央線に出没する変な人、西友に現れる強力なおばちゃん。人の振り見て我が振り直そう、あゝタコ社長、今日もやられてます。 うさすたいる。:派遣OLの日常と雑感。仕事@web制作、恋愛、運動話(弓道・バレーボール・クライミング)、イベント運営@mixiなどを語ったり。ダイエットで体のサイズ大公開中【11/17現在 -0.2kg/+0.7%】 IQエンジンサプリ~1日1分読むだけIQ革命~ :IQエンジンサプリ~1日1分読むだけIQ革命~あなたは自分の才能を眠らせたままにしていませんか?読むだけであなたの潜在能力を呼び起こす!!読まなきゃ損する!一押しメルマガです! ご隠居さんの「今日のコラム」:歳をとっているから偉いわけではないが、隠居の身になってから、世の中の様々な事が見えてきた。今後の社会へ向けて気になる点、思う所を配信します。未来を担う若者にも読んで欲しい。 かしこい頭の作り方:頭を柔らかくする、短くておもしろいパズルを、毎週金曜日に、1問ずつお届けするものです。正解を重ねた方には、すてきなご褒美があります。 久恒啓一の「学びの軌跡」:ベストセラー「図で考える人は仕事ができる」(日経)の著者・久恒啓一(多摩大学経営情報学部教授)の活動を伝えるメルマガです。世界初の図解Webとも連動。 世界徒歩大旅行記3万4千キロ!:人間ができる自然な形…それは徒歩。徒歩の魅力にとりつかれ知らずのうちに世界一周をしてしまった。気がついたら3万4千キロ歩いてた…。 灰色のベンチ メルマガ版 :滑走する現代を鋭い若者の視点で綴られた記事ばかりです。普通では恐くて直視できないことも、軽快なテンポと洒落た言葉が奏でる世界観で一気に引き込まれます。テレビや新聞では書けない真実が知りたければ、絶対に読んで損はないです!【読者より】 以下、まぐまぐからの通知。---------------------------------------------------------------『久恒啓一の「学びの軌跡」(マガジンID:0000033275) 』が、弊社サイトでただいま開催しております『まぐまぐ大賞2008』の【日記・ノンジャンル部門】にノミネートされましたので、ご連絡いたします。『まぐまぐ大賞2008』は、今年最も輝いたメールマガジンを読者さんの推薦と投票により決定する、年末恒例のビッグイベントです!11/12より、メルマガ読者のみなさんに“今年もっともおもしろかったメルマガ”をご推薦いただきました。その後、弊社スタッフによる第一次審査を行い、ノミネートメルマガとして選ばれております。大賞、各賞は 、11/26から12/8(18:00)までの、読者さんからの投票で決定いたします。メルマガの読者さんにもぜひお知らせください。『まぐまぐ大賞2008』ノミネートバナーもご用意させていただきましたので、よろしければサイト等でのアピールにご利用下さい。http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/nominate.html『まぐまぐ大賞2008』については以下をご覧ください。http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/≪結果発表について≫12月17日(水)発行の弊社オフィシャルメールマガジン『ウィークリーまぐまぐ総合版』と『まぐまぐ大賞2008』ウェブサイトにて大賞、各賞を発表いたします。
2008/11/26
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ある団体の機関誌に書いたエッセイ。9月末に書いたのでもう出ているはずだが、もう出たのかなあ。----------------------------------------私は文章と箇条書きを主たるコミュニケーション手段とする現在の組織や仕事のあり方に対して疑問を持っており、「図解コミュニケーション」という造語を用いて気持のよい社会をつくろうという主張をしています。最近大学図書館職員と接する機会があり感じたのは、図書館という狭い世界だけで完結している人が多いことです。自分の図書館が属す大学の理念や人材育成の方向とは無関係に毎日の仕事をこなしている人が多いように見受けられました。図書館職員は他の組織と同様、あるいはそれ以上に長年文章中心の教育を受け、文章を操りながら仕事に接してきています。どのような仕事も本質はコミュニケーション活動にあり、理解・企画・伝達というサイクルを上手にまわしていければ成果があがります。大学の理念を理解したり、図書館の考え方を学生に伝達することは他人とのコミュニケーションであり、新しい企画を考えることは持っている知識や経験とコミュニケーションをとることです。このコミュニケーションの中心が文章ですから、仕事の現場は見晴らしが悪く、混乱の中で私達は疲労感と徒労感にまみれているのです。文章最大の特徴はごまかしがきくことです。また箇条書きは各項目の大きさもあらわせないし、重なりも示せないし、項目同士の関係も表現できないから、本質をつかむことは難しい。「全体の構造と部分同士の関係」を明らかにできる図解コミュニケーションという考え方を取り入れたらもっと楽しく仕事ができるはずです。大事なことは各項目の関係で組みあげられた体系図です。図を描くという行為は、関係を考えることであり、実は考えることに直結しています。目の前の学生に対するサービスという仕事は大事なのですが、大学の人材養成の一端を担っていることを改めて確認してみましょう。自分の仕事と図書館との関係、図書館と大学の関係、大学と社会との関係、、、を考えながら図にしてみましょう。例えば自らの大学の人材育成の理念と蔵書のマッチングなどに特色を出していますか。こういった「関係」を意識して仕事にあたることによって、初めて自分のやっている小さな仕事の意味と意義が腑に落ちてきます。図解コミュニケーションの考え方とその技術を学んで、広い社会とつながって、いい仕事をしたいものですね。
2008/11/25
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授業の第9回目のアンケートをまとめた。自分を向上させていく、人格を磨く、ということに若者は敏感に反応している。-----------------------------------1:安岡正篤。父親の書斎にある、読んでみたい・メールマガジンに登録した・新渡戸稲造。熱い硬骨漢の印象、朝倉文夫。写真で作品を観たが凄い、吊るされた猫がリアル・安岡正篤。歴代総理の先生とは人間的にも素晴らしいのだろう・朝倉文夫。16匹の猫を飼っているのに驚き・新渡戸稲造。日米の懸け橋になりたいと大学時代に言ったのは偉大・先生だった時生徒の問題を自分のせいにした言う話に感動・道徳心のある人になりたいので彼に憧れる・武士道に日本人のあり方がつまっている、これをもてば海外に通用する人が増える、「終生の業はその日その日の義務を完了するより外にない」2:安岡正篤。細木数子があるのは彼からしっかり勉強したから・記念館に惹かれた、これからもっと知りたい・朝倉文夫。高校の頃学んだので親近感・新渡戸稲造。外国人の奥様がお似合い・安岡正篤。細木数子との関係に驚き、彼の受け売りだったとは・新渡戸稲造。いろいろのエピソードが面白い、書いた本で日本が救われるなんてすごい・「武士道」が世界のベストセラーとは驚き、「人を信ずるはよけれで人を頼るは卑劣なり」はいい言葉・武士道は日本で一番すごい本、なかったらロシアにとられていたのかもしれない・安岡正篤。「平成」を考えた人・「平成」という元号を付けたこと・一日一言を読んでみたい、細木の言葉のひきつける原点、新渡戸稲造の家系の三本木原の開拓で有名でアクチーブといわれるほど熱く信念を持つ人格だったというのも影響したのだろうかと思った、朝倉文夫。娘には学校にいかせず自分で学業を教えた・安岡正篤。「平成」をつくったとは驚き「完全な自分自身に向かって成長している」に感動・「平成」のほかに「修文」「正化」の候補もあったとは・新渡戸稲造。「武士道」が外国でそれほど読まれているとは、外国人が日本人を見る目がなぜおかしいのか分かった気がする・安岡正篤。一日一言に興味、細木数子と結婚していたことにビックリ・新渡戸稲造。「武士道」は読んだことないが日本を説明するのに役立つのでは、安岡正篤。天皇の「玉音放送」「終戦の詔勅」の草案作成者とは驚き、「平成」が「内平らかにて天成る、内平かに外成る」が本と初めて知った・細木数子とのインパクトが大きすぎ・新渡戸稲造。「武士道」が世界でそれほど有名とは、外国人が読んで自分が読んでいない、ぜひ読んでみたい、安岡正篤。初めて知った・新渡戸稲造。国際連盟の事務局次長として活躍した功績は大きい、学ぶ精神の感激3:新渡戸稲造。「太平洋の橋になりたい」は東大入試の面接で答えた言葉、今の私より若い彼が日本を動かそうとする気持がよくわかる・世界で見たら日本人のベストセラー作家、「武士道」で英語で宗教、天皇のことを紹介し戦争を中断させた・何をした人かよく分かった・安岡正篤。細木と関係があったことにビックリ・朝倉文夫。「墓守」以後も創作意欲を失わず活動を続ける姿勢を参考にしたい・新渡戸稲造。知らなかったが少しわかった・朝倉文夫。自分はミケランジェロに興味があった、自分の娘をモデルにしたことに驚き・安岡正篤。陰のリーダー・凄い人なのに細木に騙されショック・彼自身が前に立つよりそれを指導する才があったのではないか・新渡戸稲造。5000円の人・朝倉文夫。滝廉太郎と同じ小学校と聞き驚き・安岡正篤。リーダーやエリートを育てる姿勢に感心4:新渡戸稲造。自分の通っていた高校の創設者が彼だが名前だけ?・「武士道」仏教の慈悲心,神道の忍耐心,儒教の道徳心が日本人の根幹にある・5000円札のモデル、「武士道ー日本の魂」は世界的にもベストセラーはすごい・偉人は目と目が離れぎょろ目が多いのに彼は違った・親友の内村鑑三、よきライバル・安岡正篤。「真の人物は気概があるとともに、どこかゆとりがあって楽しむところがなければならぬ。それで初めて老いを忘れることができる。また実際にいつまでも老いないで暮らすことができる」その他。偉人は学校に行かないという話が興味深い・ 5:新渡戸稲造。修養という言葉を強く感じる。「井を掘りて、、」は新渡戸の精神がつまっていると感名・安岡正篤。素晴らしい人だ・安岡正篤。平成の命名者・朝倉文夫の言葉・朝倉文夫。修養・鍛練・研鑚は自分に足りない・新渡戸稲造。人間力を磨くべきという言葉に感銘・朝倉文夫。「天才というものは努力家である」に感動・朝倉文夫・朝倉文夫は素晴らしい・新渡戸稲造の勉強家なところに感心、喝が入った・新渡戸稲造・新渡戸稲造の残したこと兄感銘・安岡正篤に興味、素晴らしい人・朝倉文夫・新渡戸稲造の言葉に感銘・朝倉彫塑館に行きたい・安岡正篤の「一日一言」を読みたい・朝倉文夫の「一日土をいじらざれば、、」6:新渡戸稲造に驚き・新渡戸いなぞうに興味・安岡正篤は素晴らしい修養、力強いメッセージがある・朝倉文夫の天才は努力の塊というのが格好いい・新渡戸稲造を読んでみたい・7・新渡戸稲造・新渡戸稲造・安岡正篤の完全なる自己となるという言葉・安岡正篤・安岡正篤・新渡戸稲造新渡戸稲造、努力することが天才への近道を教えた・新渡戸稲造・新渡戸稲造はすごい・安岡正篤が「平成」の命名者と知った。一日一言に感銘・新渡戸稲造。最近この授業を受けて歴史に興味・新渡戸稲造の世界への影響力8:朝倉文夫は自分の娘を裸婦像のモデルにしたのは驚いた・安岡正篤の言葉には重みがらう9:安岡正篤に驚き・新渡戸稲造に興味・安岡正篤は頭がいい・新渡戸稲造はすごい・新渡戸稲造に興味、仏教・儒教・神道の話はなるほどと思った・不明:新渡戸稲造・新渡戸稲造「終生の業は、、」「事の成る成らぬは天に任し、、」などの感心・
2008/11/24
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「Chabo!を応援する著者の会」でつくった本が、今週末に書店に並ぶ。その見本が届いた。表紙にはこ11人の著者の顔写真が並んでいる。 私をつくった名著 人生を変えた1冊 黄金のブックガイド作者: Chabo!を応援する著者の会 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2008/11/28 メディア: 大型本 ----------------------「最近の読書ブームを牽引する、ビジネス書のカリスマ・ベストセラー著者11人によるブックガイド。古今東西のおすすめ必読書を紹介するとともに、独自の読書術、本にまつわる思考術、本選びのコツなども披露する。読書の初級者から上級者まで、誰もが参考になり、賢くなれる黄金の1冊」----------------------------------------------------〈Chabo!を応援する著者の会〉勝間和代(経済評論家、公認会計士) 「底流型の本」と「適用型の本」との組み合わせ読書神田昌典(作家、経営コンサルタント) 「運命の本」との「偶然の出会い」を大切にする読書術小宮一慶(株式会社小宮コンサルタンツ代表取締役) 速読、通読、熟読、重読、読み方は4段階を使い切る酒井穣(J3 Trust B.V. CFO) ビジネス書よりビジネスn役立つ人文系の本の読み方高野登(ザ・リッツ・カールトン・ホテル・カンパニー日本支社長) リッツ・カールトン流 感性を磨く読書案内竹川美奈子(ファイナンシャル・ジャーナリスト) 個人投資家が資産形成のために読むべき本久恒啓一(多摩大学経営情報学部教授) 読後のアウトプットに有効な「図読」のすすめ山口一男(シカゴ大学教授、社会学科長) 自分の強みや専門性を発見し、究める読書法山田昌弘(中央大学文学部教授) 幅広い読書で、異分野の事柄を自分の分野に応用しよう和田裕美(株式会社ペリエ代表) 顧客の心をつかみ、部下を動かす「勉強読書術」小飼弾(プログラマ、投資家、ブロガー) カリスマBOOKブロガーの「時速10冊」読書術-------------------------------------------------インタビュー部分以外に、与えられたテーマに関する推薦本と、自分で選んだノンジャンルの推薦本を紹介している。私に与えられたテーマは「発想・着想」を伸ばすためのおすすめ本、だった。「発想・着想」5冊、「企画・構想・計画」5冊、「図解」7冊を挙げた。ノンジャンルの推薦本は、13冊。また、それぞれに割り当てられたテーマで、エッセイかインタビューを選ぶことになっていて、私のテーマは「知的生産と読書」だった。気合いを入れて書いている。すでに小飼弾さんのブログで紹介されているが、紹介されたと同時にアマゾンのランキングが一気に上昇している。http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51142082.html
2008/11/23
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九州大学探検会の東京での会合があり、中目黒のホテルに出かける。この会は九大探検部のOB会だ。午後に開かれていた「探検講座」には間に合わず、夕刻6時からの懇親会から参加。総勢で40人ほどのOBが集まっていたが、名簿を見ると初代キャプテンでこの会の会長である松尾さんと九大探検部の顧問をしている1年先輩の吉村さん(この会の事務局長)の次に私の名前が載っていた。一番の先輩ということで、乾杯のあいさつを頼まれてしまった。部室の乗っ取り作戦の話(俳句部から強引に部室を奪取したプロジェクト)などを交えて、少し話をしたあとに乾杯の音頭をとった。若いOBが多く勢いがあって気持がいい。畳での座った宴席だったが、私の周りは松尾会長(東京農工大)、1年後輩の田中繁(損害保険料率算出機構)、3年後輩の八幡憲一郎(JA北九州くみあい飼料)、新原浩二(フジタ)、そして吉村さん(九大)だった。途中で、後輩の何人かと話をした。システムエンジニアの小西高之、国立医薬品食品衛生研究所の黒瀬光一、NHK報道局の高田博嗣、産業技術総合研究所の実松健造、三菱化学メディエンスの新谷悦郎という面々だった。黒瀬、高田とは近日中の再会を約した。二次会では、吉村、田中という同じ釜の飯を食った仲間に、現役部員も加わり、楽しく会話が弾んだ。現役には最新刊の「図解VS文章」(プレジデント社)を贈呈。来年早々には、年次の近い仲間を誘って飲むという企画が決まった。大学では私は一応法学部を出たことになってはいるが、もっぱら探検部の活動に熱中しており、3年のときにはキャプテンをつとめたから、実際は九大探検部卒業というのが本当のところだ。このメンバーで今後、何をするか?
2008/11/22
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品川での会議を終えて、新橋から「ゆりかもめ」でビッグサイトで行われている「IFFT(interiorlifestyle living) ライフスタイルを提案するインテリア総合見本市」を見に行く。住空間を彩るインテリア・照明・テキストタイル・テーブルウエア・デザイン雑貨などを中心に最新のプロダクトが集結する、インテリア関連の総合見本市だ。インテリア関連の企業以外にも、会津若松商工会議所、秋田県漆器工業組合、かがわ産業支援財団、石川県デザインセンター、大川総合インテリア産業振興センター、徳島市地場産業振興協会、備後地域地場産業支援センターなど行政や産業界組織も出店している。中国、デンマーク、ドイツ、スイス、英国、台湾などからも出店もある。大きな見本市だ。今回の目的は、11月14日の金沢で二日間ご一緒した加賀友禅作家の久恒俊治さんが出店しているのを激励するためだ。久恒という姓は大分県中津市にルーツがあり、互いにその流れということで会うことになった。同姓のよしみとでもいおうか。トシハルさんとケイイチさんと名前の方で呼び合うことになった。加賀友禅の絵柄を描いている人たちは「模様師」という職業名も持っている。石川県は、輪島塗、山中漆器、九谷焼、加賀友禅、和紙などの伝統工芸を有しているが、今年度から新たな商品を開発する企画提案を行う「伝統産業商品提案力育成事業」をスタートしているが、その成果の一部をこの見本市で発表している。(有)浅田漆器工芸(山中漆器・加賀市) 座卓などインテリア用品と茶器 (株)大島東太郎商店(山中漆器・加賀市) 香筒など轆轤(ろくろ)医術を生かした小物 工房理平(山中漆器・加賀市) 独創的な蒔絵によるペンダント型ルーペなど小物 漆工芸大下香仙工房(山中漆器・加賀市) 動物をモチーフとした蒔絵万年筆とフォトスタンド 工房久恒(加賀友禅・金沢市) 手描き友禅による木製パネルなどインテリア用品 和紙工房まるとも(和紙・金沢市) 柿渋和紙等による壁紙、クッション、便せんなど (株)錦山窯(九谷焼・小松市) 九谷の伝統的な上絵技術を生かした「小ばこ」 中津漆器店(輪島塗・輪島市) 呂色技術を生かした輪島塗 吉田漆器工房(輪島塗・輪島市) 漆という素材の美しさ、輪島の塗の技術の高さ 坂本漆器店(輪島塗・輪島市) こども椀、百寿椀 商談会の日でもあり、トシハルさんは熱心な女性二人に対して丁寧な説明をしていて、やっと終わったのでご挨拶。数日間でいろいろと引き合いがあったそうだ。ロシア、野村工芸社、ディズニーなどの名前をあげていた。展開になると面白い。日本人が着物を着ている姿を外国人は、「日本人は絵を着ている」と言ったそうだで、その見方に感心した。「色には人生観が出る。目立つ色、くすんだ色など人生そのもの」というトシハルさんから金沢でいろいろと教えてもらったが、友禅はもともとは位の高い人しか着ることができなかったもので、貢物として扱われていた。庶民は友禅の古着しか手にできなかった。友禅の創始者は、宮崎友禅斎という人物だが、あまりこの人物には光があたっていないのではないかとの印象を受けた。金沢市郊外の工房久恒で、弟子が絵を描いている様子や、加賀友禅の着物を見ながら講義を受けた。加賀友禅は、模様は作り手の自由で対象は花鳥風月。つゆ草のしぼり汁で柄を描くのだが、草津のつゆ草しか駄目だそうだ。もち米でつくった糊で柄の縁取りをする手法が加賀友禅の特徴である。「色を着る。模様はその次。色と模様があうのがいい着物なのです」。加賀友禅の世界は、染屋がメインで作家はその系列下にいるという構図になっている。虫食いの模様、ぼかしの技術、塗り重ねないで一発で描き切る、などの技法を実際の加賀友禅の着物を見ながら説明を受けた。「いかに染めるか、そしていかに染めないかの技術」だそうだ。注文を受けて図案から考え始めるので時間はかかる。トシハルさんは、金箔手描き加賀友禅、木の時計、竹のバッグなどの新しい素材に、模様を描くという新しい試みに挑戦しており、木でつくった屏風などもあった。伝統の上に立った新しい試みが行われている。「花鳥風月の絵模様を描いた「加賀友禅」の着物は糸目という防染糊が命です。模様の輪郭が白い線になり色のにじみを止め、繊細な模様を描くことができます。この技法を「友禅」といいます。この友禅の技法を様々な素材に応用し、身近なインアテリアに施すことを、工房久恒では考えました。先人から受け継がれた伝統をもっと身近に感じて、親しんでいただければうれしく思います。」とパンフレットで簡潔に説明してあった。クリスタル友禅、友禅夢樹、金箔友禅、タイルなどさまざまな応用作品がある。トシハルさんを激励したあと、せっかくなので広い会場を回る。「木になる徳島」「瀬戸の家具」「京都」「箸」「都城の家具」など、「和」に関心が湧く。京都の「洛中千職」(新工芸試作)では、和の素材・技術・感性をあらゆる産業や建築分野で活用しようという提案だった。「研ぐ 編む 洗う 鋳る 彩る 打つ 置く 起こす 押す 祈る 織る 描く 掛ける 固める 鍛える 切る 括る 繰る 組む 提げる 挿す 絞る 摺る 刷る 染める 叩く 断つ 付ける 包む 紡ぐ 綴じる 煮る 縫う 塗る 練る 剥ぐ 挟む 嵌める 張る 貼る 引く 挽く 彫る 蒔く 曲げる 磨く 蒸す 揉む 焼く 湯のす 割る」という職人の使う日本の言葉を並べているパンフを見かけた。読めない言葉もいくつかありここに記せなかったが、やはり和の世界は素晴らしい。
2008/11/21
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辛口評論家として有名な佐高信さんが本日の講師。草柳文恵さんを偲ぶ会でご一緒したのでご挨拶と最新本を贈呈。始まる前に数人で歓談。佐高さんによれば、評論というものは辛口と決まっており甘口評論などというものは存在しない、とのことだ。権力構造を知るには、何がタブーになっているかを知ることが重要だ 日本には、官僚国家と会社国家という二つの特徴がある。 官僚国家とは、役人が大きな力を持っているということ。保守政治家で旧・大蔵省に逆らった人はいない。 小泉と麻生の本質は同じで、両方とも大蔵省に乗った政治家だ。小泉は師の福田赳夫が出身の大蔵省が困ることはやらなかった。 勲章では、政治家、官僚、民間経営者という順番になっている。 すぐれた経営者は勲章を拒否している。松永安佐衛門、木川田一隆などの経営者は拒否した。伊東正義も拒否。勲章は拒否した方が偉い。 次官経験者でスキャンダルの前科のある武藤を日銀副総裁にし、総裁にしようとしたが失敗した。財政と金融の分離という原則の問題だ。 麻生内閣では、この原則を破り中川に財政と金融を兼務させてしまってちる。 この国の本当の支配者は官僚である。大蔵改革が本当の改革である。そして外務省の改革。財務省と外務省の改革が必要だ。 日本は会社が個人を縛ってきた国だ。会社教の存在、PHP教、トヨタ教、、。社宅とはサティアンだ。おかしいとおもわないか。 私の雑誌での連載にストップをかけてくるのは大きな会社だ。経営者も単純になった。 厚生労働省たたきに広告を引き上げることをちらつかせたトヨタの奥田発言などはその表れ。トヨタ批判の記事は少なくなるだろう。 ジャーナリズムは批判が仕事なのだ。 アサヒビールの樋口広太郎は「苦情は宝だ」といって社長自ら苦情を言ってきた人に電話をしていたように、苦情から学ぶ姿勢があった本物の経営者だ。 一人一人がものを思う力を大きくしなければならない 勉強とは知識を積み重ねることではない。騙されているのだ。 新聞やテレビに接していてはだめだ。銀行や大企業とういスポンサーの圧力で、書けない、言えないことがあるのだ。 城山三郎、内橋克人、佐高信という流れは「護憲」。長谷川慶太郎、堺屋太一、竹中平蔵という流れとの対立。 会社国家の中で自由に言論を言うのは、戦いだ。 城山三郎は、国家の勲章を拒否した人、憲法擁護の人、である。 城山は「戦争で得たものは憲法だけだ」と語っていた。 小泉・竹中ラインのやったことは格差の拡大路線だった。グリーンスパンも過ちを認めた。 黒字・赤字でははかれないことがあるのだ。これが政治であり、パブリックというものだ。この部分が欠落した。 「疑う力」が大事だ。民衆の武器は、「疑う、嘘をつく、逃げる」の3つだ。つかなきゃならない嘘があるのだ。権力者の嘘を見抜くことを教えよ。 個人情報保護法は、権力の疑惑隠し法案だ。週刊誌つぶしの法案。城山さんにも税務署の脅しが入った。われわれの武器は「書くこと」しかない。 小泉純一郎、平岩外四、池田大作、松下電器、トヨタ、公明党、田原総一郎、日経新聞、カネボウ、松下政経塾などをメッタ切り。土門拳勲章逸話、城山三郎の葬儀で中曽根大勲位と小泉純一郎の前での辻喬の「戦争ができる国になって残念だ」、自身の「勲章を拒否したことが偉い」と弔辞を述べたエピソードなど、とても聞かせる講義だった。「週刊金曜日」には広告がないから、本当のことが言える。この雑誌を買うことが本当のことを知るために必要ということだった。本質をズバリと衝く発言、ユーモアに満ちた物言い、世の中をまっすぐにみている視線、そして何より言論人の「気概」というものを強く感じた。---------------終了後、近藤節夫さん、秋田英澪子さん、八木哲郎さん、高橋さんと本日の講義を肴に楽しい歓談の時間を持った。
2008/11/20
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9時からは講義。11時から企画広報担当と打ち合わせ。12時からは入試担当による写真撮影。14時半からは講義。16時20分からはゼミ、19時半に帰宅。http://www.hisatune.net/html/01-kyouiku/tamadai/hisatune_zemi.html--------------------寒くて晴れた日だっだので、研究室の窓から冠雪の富士山が小さく見えて、気分がいい。--------------------図解Webの「メディア」という欄に、「音声・動画」というコーナーを設けて、音声や動画で登場したメディアでの様子をアップした。11月10日からのブックラバーズの5日間の対談の様子のアップと、オーディオブック「残業はするな、前業をせよ!」をリンクした。http://www.hisatune.net/html/02-kenkyuu/media/voice/index.htm-------------------人は何歳で何を為したか。偉人たちの50代後半の仕事を見よ。56歳ダンテが「神曲」を書いた。リンカーンが暗殺された。ピカソが「ゲルニカを描いた。ヒトラーが自殺した。岡本太郎が「太陽の塔」を建て「明日の神話」を制作した。57歳鴨長明が「方丈記」を執筆した。コペルニクスが「天球の回転について」を執筆した。山本常朝が「葉隠」を完成した。バッハが「ゴルトベルク変奏曲」を作曲した。カントが「純粋理性批判」を刊行した。ワシントンがアメリカ合衆国初代大統領に就任した。サドが「悪徳の栄え」を刊行した。ドストエフスキーが「カラマーゾフの兄弟」を発表した。島崎藤村が「夜明け前」を書き始める。横井庄一がグアムから帰国。58歳セルバンテスが「ドン・キホーテ」を発表した。ルソーが「告白」を執筆した。ブラームスが「クラリネット五重奏曲」を作曲した。永井荷風が「墨東綺譚」を発表した。高村光太郎が「智恵子抄」を発表した。山本周五郎が「青べか物語」を発表した。盛田昭夫が「ウオークマン」を発売した。59歳宮本武蔵が「五論書」を執筆した。ミルトンが「失楽園」を発表した。デフォーが「ロビンソン・クルーソー」を発表した。ゲーテが「ファウスト」の第一部を完成した。歌川広重が「名所江戸百景」の制作を開始した。モネが連作「睡蓮」を描き始めた。サルトルがノーベル文学賞を拒否した。武田泰淳が「富士」を発表した。
2008/11/19
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「怒涛の仕事量」、つまり膨大な仕事量の中から傑作群が生まれ、その中から後世に残る代表作が出る。寡作な人で優れた仕事はのできた人はほとんどいない。2回にわたる講義を受講して、学生たちは誰に興味と関心を持っただろうか。名前が多かったのは、樋口一葉、寺山修司、石ノ森章太郎、与謝野晶子、手塚治虫。以下、アンケートから。-----------------------------1:樋口一葉。努力の結晶、どんな環境でも頑張れば結果はついてくる・1年半で名前をとどろかせたのは天才・手塚治。全ての人生を漫画に捧げている人・時代と格闘しながら信念を貫いた、才能でなく体力・絵描きは長生きだけど漫画家は長生きしない・岡本太郎。精神力にあこがれ・小関裕而。その他大勢になってしまうのは幼少期からの志がちがう、真のプロはお金でなく心で動く・渋沢栄一。興味のあることをとことんやりつめたい2:樋口一葉。リスペクト出来る人・19歳で小説を書くのは凄い、首席なのに進学できないのはかわいそう・反戦歌を書いているのは凄い・太宰治。記念館に興味・凄い人というよりひねくれている人、共感部分もあり・これだけの作品を残しすべて名作というのは凄い、根気強いから仕事量も多い・仕事量は人間性に関係・寺山修司。変わっている人は仕事量もすごいが体力もすごい、努力の天才・寺山修司。多くのことを取り組み多くの才を発揮、そのための努力をした人、与謝野晶子。「アウギュスト」ヤ「エレンヌ」となづけるところが凄い、手塚治虫。ブラックジャックを読んでいた・原敬。仕事も出来人望もある人、こういった人になりたい・石ノ森章太郎。毎日読んでいる漫画があれほどの激務の上に成り立っているとは・・、「仮面ライダー」「サイボーグ009」等の素晴らしい作品に納得・中山晋平。仕事量の多さに驚き、日本人ほとんどが歌える曲をつくった素晴らしさ、記念館にいきたい・石の森森章太郎。怒涛の仕事量は体力、根本的な技能がなければ仕事は怒濤の量来ることはない・寺山修司。チェリッシュ「昭和のわらべ唄」の作詞が彼とは驚き・彼のようなエネルギーあふれる人になりたい・与謝野晶子。原稿が災害で焼けてしまったのに最後までやるのは凄い、ひろしの留学費用を払うなんてえらい・その他。偉人たちはみんなすごい仕事量、私も一つでも続けるものがあればいい3:中山晋平。凄い作曲家、熱い思想があればこその名曲作曲家・手塚治虫。医者と初めて知った,石ノ森章太郎。改めて彼の作品は凄いことが分かった・手塚治虫。漫画家は怒濤の仕事量で早死に、体力がない文化系の人と思ったが、実は体力がないと描けないと知ってびっくり、イメージが変わった・太宰治。彼の人生を知ることができた・手塚治虫。性格も好き、石ノ森章太郎。彼の作品にもお世話になった・中山晋平。どれも知っている歌ばかり、池波正太郎。メリハリのついた生き方にはタイムマネジメントが大事、手帳を買って生活を見直したい・寺山修司。様々な仕事をどれもおろそかにしない思いは熱く、苦しみ、焦りを感じることもある、一日10000秒という時間はあまりに短く愛おしい恋人のように感じていたのだろう・樋口一葉。3歳しか違わないのに凄い、大変な努力家、彼女のようになりたい・手塚治虫。医学博士と初めて知る、構想があっても書く時間がないとはびっくり、自分もつらい時に世の中を元気づける何かを発信したい・古関裕而。作曲作品が5000曲、「オリンピックマーチ」、半端でない仕事量・松本清張。人間の心の奥深くを描いている、石ノ森章太郎も魅力的・樋口一葉。一か月に一冊という仕事量に驚き、中山晋平。世界的に有名になるような傑作を作り上げたい・中山晋平。素晴らしい作品を人々に送り届けられれば有意義で充実した人生を送れるのでは、日々の精進が大切・手塚治虫。アイデアがバーゲンセールのように出ることに驚き、好きなことを仕事にしているのは幸せ者、佐々木信綱。72歳からやるぞ、という気持ちになるのか疑問、偉人達は大変な山を乗り越えるから幸せがあるのか4:樋口一葉。苦しみながらも小説を出し続けることと人間味あふれる姿に感動・寺山修司。初めて聞いた名、47歳という年齢までに多くの実績をのこすひとはいないのでは・幅広い分野での才能はうらやましい、めげない心の強さ・樋口一葉。どんな状況でも結果は出せる、努力すれば結果は出る・古賀政男。音楽は文明評論、時代の流れ、変化の好みを追っていた証・樋口一葉。同じような年なのに自分は何をしてきたのか、恥ずかしい、彼女を心のよりどころとする・太宰治。39年間に4度の自殺、その人間離れの精神力に驚嘆、ユーモアのあふれる作品ものこしているのは興味深い5:与謝野晶子。源氏物語の現代語訳をしているのは凄い、家族を支える女性の強さ、五万首もの歌、批判されても意思を貫く姿、自分の考えをしっかり持った人、文献もたくさんあり人気者・渋沢栄一。誰よりも企業の設立に携わっている・樋口一葉。5年間の作家人生「太く短い人生」、同じ女性としてあこがれ尊敬、一葉日記のことば「このような時代に生まれたものとして何もしないで一生を終えてよいのでしょうか。何をなすべきかを考え、その道をひたすら進んでいきだけです」野田学長の「志」私も一葉をモデルに志を築いていきたい・寺山修司。職業の多さにビックリ、言葉の錬金術師、生涯でやりたいことをすべてやって人、これからやりたいことを満足するまでやれる人生を送りたい・小関裕而。日本を音楽で明るくしたかった、今も数多くの曲が使われている・中山晋平。モノを作る職に就きたい・樋口一葉。努力家、どんな環境でも投げ出さない、自分の生活費ぐらい出せる仕事をしたい・与謝野晶子。たくさんの子供、エネルギッシュ・手塚治虫。虫好きから虫を名にしたのは面白い、「漫画の神様」、こんな功績を残したいが、それにはものすごい仕事量をこなさなければ・日本には彼がいたから漫画が流行ったというのはすごい、体力が続く限りかく、やはり怒涛の仕事量にふさわしい・原敬。持続力と意志を強くもつ、続けていることが現在、未来へと続ける力・松本清張。1000作もの作品を書く力量、仕事への献身的な態度に感動、好きなことに必死になれる人に憧れ、年を取ってから小説を書き始めた彼を見習い必死になれる人になりたい・与謝野晶子。「女性の社会進出運動」の礎、意識が高い人はたくさんいるが肝心なのはそれを行動に移せるかどうか6:太宰治。一流作品ばかり、天才は全く違う感性,その感性を理解し違う場面で活用できたらいい・松本清張。スタートが遅いので残された時間全てを作家活動に、並々ならぬ仕事量の裏に固い意志、怒涛の仕事の幅・樋口一葉。努力、精神力、若すぎる死・寺山修司。幅広い活躍、いじめたことを相手が恥じるほど偉くなるのは理想的な仕返しかも、様々な分野を経験したい7:与謝野晶子。五万首もの歌、貧乏な中での子育て、ハングリー精神・太宰治。中学時代にも表現力文章力が面白かった、波乱万丈の生活や行動が作品にでている・共感を得る、手塚治虫。出ている作品の10倍も書いている、二足のわらじに驚嘆・「ブッダ」が大好き、怒涛の仕事量をこなすと聞いてイメージが覆る、偉人達は忙しい・中山晋平。たくさんの童謡、きいたことあるほとんどがかれのもの、すごい・手塚治虫。医者とは知らなかった、世界中の話を漫画化とは凄いことを考える・寺山修司。そつなくこなす天才型、中山晋平。一つに没頭して成功することは難しいがうらやましい・樋口一葉。自分のすべてを使って仕事をする→仕事と思っていない、この捉え方が今必要、そういう力が欲しい・手塚治虫。石ノ森章太郎。何かに貢献できる人になりたい、何本も連載を持っていたのはすごい・与謝野晶子。家庭も趣味もやりこなす凄い人8:石ノ森章太郎、手塚治虫。アイデアよりも体力勝負、日々どのように高いモチベーションを維持し続けたのだろうか・与謝野晶子。子供の名前が凄い、中山晋平。いくつもの顔、圧倒的な量,限世まで歌い継がれている、手塚治虫。尊敬・新渡戸稲造。怒涛の仕事量あっての偉人、記念館に行きたい・その他。たくさんの音楽を作詞作曲する方々は凄い・作品をのこせるのはうらやましい9:太宰治。39年の短い一生で名作、深く傷ついた後に自殺未遂、さらにのの後に数々の名作、強靭的な精神力を見習いたい・太宰治。ストレスをかかえていた・寺山修司。何足ものワラジをはいて人生を謳歌している姿にあこがれ、独特なもの、マルチな才能発揮は素晴らしい・手塚治虫。印象的、天才でも悩むのか、アイデアがあるのに描けない、根性とプライド・松本清張。成功をおさめる前の貧しい生活、遅い作家デビューのため残された時間をすべて作家活動に注ぎたい
2008/11/18
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今日は人間ドックの日。8時半前に病院に到着。まず、着替えをして昨日埋めてきたアンケートを参考に担当医からの丁寧な説明を受ける。バリウムを飲まずに胃カメラを飲むかという選択をする。胃カメラの内視鏡検査の時にかける麻酔について数万分の一、数万分の一の危険を説明し、万一(まさに確率は万分の一だ)の場合でもこの病院は救急病院だから、すぐに処置できるという説明で安心する。了解したサインを書く。現場は医療事故と訴訟リスクが隣合わせだ。【1】一般理学検査 問診・聴診・触診・血圧測定 【2】身体計測 身長・体重・視力 【3】血液検査 貧血・血沈・肝機能・腎機能・膵機能・血糖・尿酸・感染症など 【4】検尿 尿一般検査 【5】検便 潜血 【6】循環器検査 安静時心電図 【7】呼吸器検査 胸部X線撮影・肺機能検査 【9】腹部超音波検査 胆道・肝臓・膵臓・脾臓・腎臓 【10】眼底検査 眼底カメラ 以上の通常行われるいくつもの検査を終えて、最終は【8】の上部消化管検査 食道・胃・十二指腸造影または内視鏡検査 で、胃カメラを飲むという検査だ。数年前に麻酔をせずに胃カメラの検診を受けたことがあり、死ぬ思いをしたことがある。技師からはさとされ、おどかされながらの検査だった。技師が下手だったのだと思った。この検査は気が進まない検査で、本日のメインイベントだ。ここでも担当者から説明を受けたあと、最初に胃の動きを抑える薬を飲む。酒が強い人はまれに麻酔が効かないことがあるという。自分は大丈夫だと安心する。次に3回に分けて時間をかけて喉から苦いドロリとした麻酔薬を飲まされる。この麻酔薬は胃カメラに反応しないように食道の神経を麻痺させるものだ。そして次に、手に全身麻酔の注射を打たれて、あっという間に意識を失ったらしい。気がついたらベッドの上で寝ている自分がいた。まったく気がつかずに胃カメラでの内視鏡検査がどうやら終わったらしい。医学の進歩に感謝。検査から検査へは担当の看護師が付き添ってくれるからスピードが非常に速い。システムがよくでてきていると感心する。終了後、最初の穏やかな紳士である先生と面談。いくつか多少気になる点はあるが、大きな問題はないでしょうということで、2-3週間後に全結果が届くという。これは「成績報告書」という名前だそうだ。この病院のホームページには、以下の説明があった。読んでみると、人間ドックの目的は「成人病の発見」だということがあらためてわかった。ビジネスマン時代に職場で年末に行っていた「安全総点検」のようなものだ。--------------日本の平均寿命は世界の最高水準にありますが、ガンの死亡率の増加とともに、ライフスタイル(生活習慣)の変化にともなって高血圧症・高脂血症・糖尿病・肥満などのいわゆる成人病(生活習慣病:ライフスタイル病)による心臓病・脳血管障害の罹患率は依然として高いままの状態です。これらの成人病は潜在性の経過をとり、自覚症状が出てからでは手遅れとなることが多く、健康と自覚していても定期的な検査を受け、病気を早期に発見し治療することが大切です。 当院では優秀なスタッフと最新の設備によって成人病の発見に努めていますので、健康の総点検をなさることをおすすめいたします。
2008/11/17
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13日のリレー講座、JT生命誌研究館の中村桂子館長の話。今までの講師たちとは打って変わった内容だった。「生命誌」という視点の深さが少しわかった感じがする。この内容を書く直前にNHKで源氏物語に関する番組が流れていた。源氏物語の現代語訳に挑戦した瀬戸内寂聴、田辺聖子、橋本治、そして関係者がひっきりなしに出ていて面白かった。偶然が数回重なると必然になる。そろそろ千年を迎えたこの物語を読まねばならない。----------------------以下は、レジメ。1.人間は生きものであり自然の一部である日本人にとってはあたりまえのこの感覚が科学技術文明の中で消えつつある。 日本列島の自然の中で生まれた日本文化を意識し「生きているを見つめ生きるを考える」ことから新しい価値を探す。 自然・人間・人工の関係の再考。 2.機械論的世界観から生命論的世界観へ地球環境問題も人心の荒廃も根は一つ 合理・進歩--矛盾・複雑から生まれるダイナミズム 科学技術万能からの脱却 3.時間との関係を組み込んだ知---生命誌の提案地球上の生き物はすべて38億年前に誕生した細胞から生まれた仲間 現存の生態系はいかにして生れ、どのような性質をもっているか 4.生態系の中の一つとしてヒトと文化・文明を築く人間の重ね合わせ生命論的世界観から生まれ得る新しい自然学(科学)と技術 ----------------------------以下は、話の中から拾った重要なポイント。機械論的世界観は機械と火の時代、生命論的世界観は生命と水の時代。 機械論的世界観は構造と機能の時代で、生命論的世界観は関係と歴史の時代で連続性・多様性が大事、そして循環・組み合わせ・可塑性を重視。 生命は38億年前に誕生。5億年前に陸上へ。ヒトは1万年前に農業を始め人口を増やし、18世紀の産業革命を起こし一気に人口が増えた。これは死に向かうカーブ。 生命誌(バイオヒストリー)を読み解きたい。 生命(生き物)は、オープンでつながりを持っている 自然と人間の一体化という生命論的世界観が一番進んでいるのは日本だ。水平にみると日本列島はタテ長、垂直にみると富士山から日本海溝までというように自然に恵まれている。 今後、大事な分野は、食料を生産する農業・水産業、住居を提供する林業、心と知を担当する教育、医療を担当する健康、水と関係する環境。 現在の文明の流れを、もう一回考え直しませんか、という運動をしている。 源氏物語は、自然と人間の関係史を描いている物語。 生きているという感覚を受けとめることが一番大事。 堤中納言物語の虫愛づる姫君が、生命論的世界観を身につけている。
2008/11/16
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「勝間和代のブックラバーズ」というブログの今週一週間分を下記に転載。音声ファイルは下記で聞ける、入手できる。16日の朝、ダウンロードして自分の出演番組を初めて聴いた。http://pod.j-wave.co.jp/blog/booklovers/----------------------------------------------2008年11月10日 (月)11月第3週のゲストは久恒啓一さんです10月1日から始まったJ-Wave インターネットラジオBrandnewJによるBook Loversです。11月第3週のゲストには、図解VS文章を樋口裕一さんと出版されたばかりの、久恒啓一さんをお招きしました。--------------------------------------------11/10 月曜日 久恒(ひさつね)さんはどんな人?この日は久恒啓一さんの自己紹介をいただきながら、久恒さんの仕事観を自書、「仕事は頭でするな、身体でせよ!」(久恒啓一)を解説いただきます。この本は、久恒さん曰く、「凡人が凡人であることに気づいて、それでも成功する方法」ということです。盛りだくさんの内容になっていますので、ぜひ、お楽しみに。 仕事は頭でするな、身体でせよ!作者: 久恒啓一 出版社/メーカー: 大和書房 発売日: 2008/03/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) --------------------------------------------11/11 火曜日 梅棹先生の語る日本論二日目は、梅棹忠夫先生の「文明の生態史観」(梅棹忠夫)です。久恒さんは、山岳部関連で梅棹先生のお弟子さん筋でして、著作ももちろん、読破されています。特に感動したのは、梅棹先生がなぜたくさん本を読むかというと、他の人がまだ書いていないことを探すため、なんだそうです。そして、この本は、西洋対東洋という二元論でない歴史観を私たちに語りかけてくれます。ちなみに、久恒さんによりますと、梅棹先生(現在、88歳!!)は私の「グーグル化」について、オリジナルである梅棹先生の知的生産の技術が、再び売れるきっかけになったと言うことで、喜んでいらっしゃったそうです。梅棹先生のオリジナルの足下にも及ばない本ですが、少しでも、お役に立てて何よりです。 文明の生態史観 (中公文庫)作者: 梅棹忠夫 出版社/メーカー: 中央公論社 発売日: 1998/01 メディア: 文庫 --------------------------------------------11/12 水曜日 日本の知恵袋から学ぶ水曜日に紹介するのは、二十世紀から何を学ぶか 上―一九〇〇年への旅(寺島実郎)です。寺島実郎さんは三井物産で実務を経験された後、現在は日本総合研究所の所長を務めていらっしゃいます。寺島さんは日本の知恵袋とも言える存在で、さまざまな政治家、経済人が寺島さんに知見を求めに来るそうです。ぜひ、そんな知見を味わいたいと思います。 1900年への旅―あるいは、道に迷わば年輪を見よ作者: 寺島実郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2000/02 メディア: 単行本 --------------------------------------------11/13 木曜日 人物記念館をまわる旅木曜日は偉人伝のうち、「福沢諭吉伝説」(佐高信)を紹介します。久恒さんの趣味は、全国各地の人物記念館をまわることだそうです。ここにその記録があります。全国でだいたい1,000館くらいあるそうですが、すでに200近くまわられたとか。そして、その中でやはり、一番偉大だったのが福澤諭吉だったそうです。その与えた広さ、深さ、インパクト、壮大なものでした。なぜ今福澤諭吉なのか、久恒さんと一緒に振り返っていきたいと思います。 福沢諭吉伝説作者: 佐高信 出版社/メーカー: 角川学芸出版 発売日: 2008/10/16 メディア: 単行本 --------------------------------------------11/14 金曜日 図解と論文はどちらがわかりやすい?最後の金曜日は、11月に発売されたばかりの本、「図解VS文章」(久恒啓一・樋口裕一)です。図解教の教祖と小論文の神様、果たして軍配はどちらに上がるでしょうか? 朝日新聞の天声人語対決など、図解と小論文でどちらが優れているか戦います。 図解vs文章―ビジネスにはどちらが強い?どちらが役立つ? (ピンポイント選書)作者: 久恒啓一, 樋口裕一 出版社/メーカー: プレジデント社 発売日: 2008/11 メディア: 単行本 --------------------------------------------金沢の旅の報告は16日のブログで報告予定。(メモ帳を金沢の食事どころに忘れたので、それが届いてからに)コメントを書く トラックバック - http://d.hatena.ne.jp/k-hisatune/20081115
2008/11/15
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金曜日の朝8時50分に羽田から小松空港へ。金沢駅前で11時から行われる研修会にどうにか間に合う。石川県看護協会の研修会。テーマは「看護管理者に役立つ問題解決法」。金沢駅に直結した音楽堂の大ホールで石川県内の病院の師長、主任、リーダーが200人集まった。午前11時から午後5時まで。厳しい医療の現場を担う看護職の管理者に対する講義と演習だが、彼らの抱える問題をよく理解できた。こういう人たちの現場での仕事ぶり、部下の指導、コミュニケーション能力が人々の生老病死に直結する。毎朝、「地元の有力紙・北国新聞の訃報欄、お悔やみ欄から読み始める。誰がなくなったかの確認から朝が始まる」という言葉を聞いて、姿勢が改まるような気がした。崇高な職業の中核を担う女性たちであると厳粛な心持になった。参加者の病院は以下の通り。石川県内の大手の全病院から集まっていることがわかる。---------------------粟津神経サナトリウム2人、山中温泉医療センター3人、国立病院機構石川病院1人、加賀市民病院1人、やわたメディカルセンター4人、小松市民病院9人、能美市立病院4人、芳珠記念病院2人、岡本病院1人、加登病院4人、公立松任石川中央病院7人、公立つるぎ病院1人、国立病院機構金沢医療センター3人、金沢大学付属病院12人、NTT西日本金沢病院1人、金沢市立病院2人、金沢赤十字病院6人、北陸病院2人、石野病院2人、金沢有松病院4人、新村病院1人、藤井脳神経外科病院1人、金沢医科大学付属看護専門学校1人、石川県立中央病院11人、金沢西病院3人、石川県済生会金沢病院10人、金沢社会保険病院2人、浅ノ川総合病院14人、城北病院1人、映寿会みらい病院1人、越野病院2人、金沢医科大学病院13人、石川県立高松病院5人、河北中央病院2人、二ツ屋病院3人、桜ケ丘病院4人、青和病院2人、金沢循環器病院8人、千木町ケアセンター1人、十全病院4人、すずみが丘病院1人、こすもす訪問看護ステーション1人、医王ケ丘病院2人、公立羽昨病院5人、志雄病院1人、公立能登総合病院12人、国立病院機構七尾病院2人、恵寿総合病院5人、七尾訪問看護ステーション1人、市立輪島病院1人、公立穴水総合病院3人、公立宇出津総合病院1人、珠洲市総合病院5人、恵寿鳩ケ丘病院2人、加賀温泉病院3人、介護老人施設ふいらーじゅ2人、済生会金沢訪問看護ステーション1人。---------------------「面倒な作業だなあと思う反面、少し楽し作業でもありました。」「自分の頭の中の傾向が他の人の目を通して明らかになった」「大変楽しく学習できました」「目指せ、図式化!}「頭を働かすことはできた。楽しく研修」「身近なところから始めていく」「図解でこれから問題を解決していこう」「「問題解決できるようになりたい」「楽しい研修」「ケアマネ健風で講義を。地域の社会資源マップに役立つ」「考えられないスタッフの頭の中に入ろうとしてもできないので、図で説明していこう」「最後は先生の言葉が頭の中で図解化されすっかり信者になたtかも」「ぜひ活用した。本も読みます」「感染したかもしれません」「自分の仕事について考えることができた。スタッフにもやらせたい」「ブログが面白い「図解VS文章を買う」、、、。夜は「同姓のよしみ」で知り合った友禅空間「工房久恒」を主宰する友禅作家・久恒俊治さんと、魚匠庵という寿司割烹でおししい料理を食べながら、「久恒」という姓を中心に話に花が咲いた。
2008/11/14
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10月31日に講演した北海道広尾町から11月6日付の十勝毎日新聞の写真入り記事が送られてきた。講演の内容を長田純一記者が署名入りで紹介したものだ。当日書いてもらったアンケート、ホームページのサロンへの書き込み、直接送られてきたメールなどの反応があるが、今回の反響は地元の新聞記事。-----------------------------「行政、納得型へ」 久恒多摩大教授が講演「広尾」多摩大学経営情報学部教授で各地の自治体総合計画づくりに携わる久恒啓一氏がこのほど、町コミュニティセンターで「住民の意思に基づく総合計画の策定について」と題して講演した。南十勝4町村と幕別町で構成する南十勝夢街道プロジェクト推進協議会が主催。広尾町開町140年記念事業の一環で、管内各地から住民や自治体職員ら約100人が参加した。講演で久恒氏は「市町村の総合計画は、国や都道府県の顔色だけを見て、住民ニーズを深堀りしたものはない」と指摘。難解な行政用語をちりばめ、住民に分かりにくい計画を作っても意味がない、と切り捨てた。その上で、自身が提唱する「図解コミュニケーション」論を展開。計画体系を図式化することでより理解が深まるとし、「行政の住民に対する考えは、説得型から納得型に転換すべき」と述べた。-----------------------------同じ日付の記事によると、広尾町は「町づくり計画推進委員会」が八足。町長が12月に素案さくていを諮問し、09年度中に完成を目指す。委員会は一般公募のほか、町内の産業、福祉、教育団体から町が選任した町民30人で構成。40-50代が中心。産業、保健福祉、生活環境などの5つの専門部会を設ける。町は10年度に町議会に諮る。委員長は前町議、副委員長は商工会女性部長。どのような議論が展開され、どのような計画に結実するか、関心をもっていきたい。
2008/11/13
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朝9時から夕刻18時前まで二つの講義と一つのゼミがあり、その合間に、ある学内プロジェクトに関連して外部企業からのプレゼンを三社からうけた。すべて終了後は19時からの代々木の大学院同窓会事務所での打ち合わせに駆けつける。メンバーは大学院同窓会、学部同窓会、後援会、研究開発機構下にある研究所、ルネッサンスセンターなど、そして大学側。終了後は近くの居酒屋で懇親会。「マネジメントデザイン2」は、「怒涛の仕事量」というテーマで前回に続き講義。以下は、前回の講義アンケートから抜粋したもの。樋口一葉がライバル視したのは紫式部であるという話をしたら、二人とも五千円札と二千円札の肖像になっているとの感想が書いてあった。これは気がつかなかったなあ。そうすると樋口一葉は五千円で紫式部は二千円だから、一葉は後の評価では越えたということも言えるのかも。「ビジネス情報デザインスタディ」は、今一番ホットな話題であるオバマ次期米国大統領の勝利演説を題材にした。----------------------------------1:樋口一葉。心が折れなかったことに感銘・母親が女に学業は不要と退学せざるを得なかったのは悲しい・太宰治。何冊か読んだ・松本清張。700冊も書いたのはすごい・「時間がない」という口癖・自分も時間に追われ焦っている・何か残せるような人生を送りたい・「上から見ないで底辺からみる」2:樋口一葉。ライバルは紫式部、女生性なのに凄い・5000円札の肖像、紫式部は2000円札・自分を犠牲にして働いている・読んでみたい・松本清張。700冊も書いたのはすごい・清張は下からの視点、司馬遼太郎は上からの視点・底辺から見上げる姿勢がかっこいい・貫録のある顔・「砂の器」を知っている・太宰治。食事量も女性関係も仕事量と同じぐらい凄い・仕事力を尊敬、「走れメロス」を読んだ3:樋口一葉。学ぶ環境にあってもやる気がなければ身につかない・家族を養うために頑張った・5000円札の肖像なんてすごい・書いた日記で現代にも影響を与えているのはすごい、貧乏でありながらも生きざまを残したのはすごい・自分と3歳しか違わない年で苦労を重ね家族のために仕事をし生涯を終えた・松本清張。作家スタートが42歳に驚き・テレビ放映されている彼の本を読み彼の世界を感じたい・太宰治。一番好き・三鷹市内の町おこし、昔と変わらぬ風景を実感・行動は感心しないが兄より有名、後世に名を残す・ここまでして作家をするという意思が凄い・好きだけれど自分は司馬遼太郎タイプ・司馬遼太郎。「坂の上の雲」の著者である彼が好き・高知県出身なので好き(比較すると松本清張の方がいい)4:樋口一葉。女性なのに相当な活躍・詳しいことまで知らなかった、苦労が身近に感じる・努力家,勉強家、見習いたい、24歳という若さでの死・頭のいいかしこい人・機会があれば読みたい・松本清張。記念館のステンドグラスを見たい・怒涛の仕事量、これだけのベストセラー、ブームを生みだす作家は現代には少ない・原敬。母親も優れている・その他。作家は素晴らしい、外見でなく心の美しさ5:樋口一葉。努力家・何がそこまで書かせたのか?・若すぎる死、世間にもてはやされても「私自身昨日の私と何の違いがあるだろう」・25歳までにどんな人生をのこせるだろうか・「このような時代に生まれたものとして何もしないで一生を終えてよいのでしょうか。何をなすべきかを考え、その道をひたすら進んでいくだけです」の言葉から就職の道を考察したい・生涯を家族のために尽くすことは自分にはできない・松本清張。15歳から働きとても苦労した、「時間がない」という言葉に納得・亡くなってからもドラマ化や映画化されることは凄い・先入観を持たない、質より量をこなすことが大切・偉人にも学校で勉強していない人がいることに驚き、中年からは夢を持てないのではと思っていたがそんなことはないと彼の活動に励まされた・口癖が「時間がない」、小説を書くのが好きだったのだろう、記念館を訪れたい・スタートが遅いのに質の高い作品、怒涛の仕事量・1000作品700冊の仕事は作家の鏡、作家自身に興味・太宰治。「走れメロス」「人間失格」一度の人生でこんなにも多くの作品を書けるのは凄い、なぜ自殺したのか?39年の生涯で4回の自殺は何かおかしい、そんなに死にたかったのか・遊び人、兄の金で遊ぶ生活に驚き・学生時代からの自殺に驚き・教科書に作品、人の何倍もの仕事量・与謝野晶子。興味あり6:樋口一葉。不遇な人生と残した業績に紙幣の肖像になるのも納得・太宰治。太宰の人生そのものが作品7:樋口一葉。1か月に一冊書きあげたことに驚き・家族を養う為に凄い仕事量、凄い精神力・生活のために書き続けるというのはまねできない、最後の一年間連続して書き続ける集中力・松本清張。ドラマを見て原作を読む、もっと作品を知りたい・太宰治。人物像を知り作品を読んでみたい・将来にも名の残る作家・他の文学者と違う、現代の若者にも受け入れられる・太宰のように本をたくさん読んだり勉強したい・松本清張。世界観が好き・ドラマから素晴らしさを知る・その他。性格タイプで感じ方に違いがある8:樋口一葉。恋愛をしていたらもっと良い作品をかけたのに・太宰治。39歳で亡くなる前に30作品を残している凄さ、並大抵でない・その他。凄い仕事量9:樋口一葉。奇蹟の14か月、幸せになってもらいたかった・作家生活14カ月なのに近代現代史に残る多くの作品を残し凄い・女性でありながら優れた才能、紙幣からなじみ深い・松本清張。書くことが好きだからこその700冊・「砂の器」「黒革の手帳」「点と線」もっと読みたい・「書く」ことに一生をささげた作家の鏡、「仕事量」は忍耐力,力量に比例する・「下から見る」見方をしてみたい・太宰治。天才はやんだ人が多い、自殺するほど追い込まれるとは天才も大変・「人間失格」強烈な自意識過剰・「走れメロス」人を信じること・教科書に残っていることが嬉しい・偉大な人間には影がある・「人間失格」は遺書・好きではないが自分と似ている,親近感・その他。大量に本を書くのは大変だが凄い
2008/11/12
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ホームページに彩りを添えるため、多摩大学の近隣の絵を描いてもらっている。まだ途上だが、原案が出来上がったので載せてみたい。多摩川のほとり、ゴルフ場に囲まれた立地、緑の豊かさなどは、表現できている。尾根筋にあり抜群の見晴らしの良さをどう表現するかが課題かな。
2008/11/11
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昨日のメルマガに入れることができませんでしたが(来週だと勘違いしていました)、勝間和代さんが司会のインターネットラジオ(J-Wave)番組への出演の報告です。ラジオ局:J-WAVE FM81.3番組 :勝間和代のBook Lovers(ブックラバーズ)放送時間:今週の月曜日から金曜日の毎日12時30分から12時45分内容:本の紹介と解説。インタビュー。自分の著作2冊とその他の本を3冊紹介。出演者:先先週:和田秀樹。先週:神田昌典。今週:久恒啓一。来週:細谷功。紹介する本10日:「仕事は頭でするな、身体でせよ」(久恒啓一)11日:「文明の生態史観」(梅棹忠夫)12日:「20世紀から何を学ぶか」(寺島実郎)13日:「福沢諭吉伝説」(佐高信)14日:「図解VS文章」(久恒啓一・樋口裕一) Book Loversは毎日、平日の昼の12:30にBrandnewJ(http://www.j-wavemusic.com/)にアクセスすれば、全国どこでも聞けます。Podcastingはまとめて、毎週金曜日にこちらのサイトにUploadされます。http://pod.j-wave.co.jp/blog/booklovers/ 勝間和代のBook Lovers(番組の内容がわかります)http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/book_lovers/2008/11/113-f9a2.html
2008/11/10
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仙台の西仙台カントリークラブで野田一夫先生と富田秀夫さんと、久しぶりに3人で回る。野田先生は、先週88という好スコアをマークしたとかで張り切っておられた。80歳になってゴルフのスコアを80台にする、つまり90を切ると宣言したが、とうとう81歳で達成した。一緒に回ってみて、70代の時とは別人のようによく飛ぶ、。師匠の富田さんが30ヤード近くも置いていかれることもしばしばだった。以下は、野田先生が毎週出しているハガキ通信「ラポー」から。http://www.nodakazuo.com/rapport/0807.html「スコアをよくするためには、まず骨折しなければダメだよ」----------------------2008年11月10日老いては妻に従うほかはなし この一週間は講演も原稿の締切りもなく、僕にとって今年一番の穏やかな日々。一方、仕事らしい仕事をしないと、妻の存在が俄然大きくなることを実感させられた日々でした。先々週末、子供や孫たちが箱根の「強羅花壇」に集まり、僕たちの“結婚50年”を祝ってくれましたが、孫たちの忙しない動きを眺めながら、息子と娘がその年頃だった昔、僕が仕事に追われつづけていた間子供たちを事実上一人で育てあげたワイフの苦労に遅まきながら気づくと、僕は少なくとも二日間、思い切り罪滅ぼしのワイフ孝行に努めた次第。5日は大栄GCでゴルフ。前日の好天気に矢も盾もたまらず、新事業で大忙しの富田(直美)君を無理やり誘い、7:46スタート。午後仕事のある同君のためスルーでプレイさせてもらったため、終了は何と11:03というスピード記録を達成。しかも、富田君のスコア87に対し僕の88は長い長い念願の“80台”。一昨年末南仏の山で転倒して左上腕を見事に骨折して帰国し、順天堂医大で治療を受けながら、僕はワイフに対し「来年は80歳だから、ゴルフも80台で回る」と宣言し、一笑に付されました。その頃の僕の平均スコアは100を超えていたので、致し方なかったのですが…。しかし、僕は真剣でした。進んで若者専用の療法を受ける一方、何冊も本を読み、イメージ・トレーニングも積みました。そして、昨年春ようやくサスペンダーをはずしてこわごわゴルフを再開したものの、思うようにいかぬまま懸命に練習に励んで1年半。遂に悲願を達成し、勇んでワイフに電話したところ、「大騒ぎするほどのことじゃないの…。81を出したらお祝いしてあげる。早く帰ってらっしゃい…」って。エージ・シューターを目指し、僕の新しい挑戦が始まります。--------------------------------写真は、アウトとインの間の休憩時間に、訪れた宮城大学一期生の渡辺一馬君(株式会社デュナミス社長)を交えての談笑風景。
2008/11/09
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仙台のメトロポリタンホテルのセレニティで旧友たちと会合。野田一夫ファンクラブの世話人たちがメンバーで、気の置けない仲間たちだ。2時間半ほど、野田先生を囲んで食事をしながら、仙台の街の未来をテーマに、語り合った。代表世話人の富田さん、設立以来の事務局長の横野さん、常盤木学園理事長のの松良さん、東北用地の横山さん、市議会の女性議員の和歌子さん、知研仙台の仲間でもある粟野さんが、今回集まったメンバー。いつもの和気藹々のいい雰囲気。そして現在は初代学長として多摩大学を世に知らしめた野田一夫先生は、現在は学長代行として久しぶりに復帰して元気に仕事をされている。野田先生はこの会の正式のメンバーではない。われわれのアイドルという位置づけだ。この会は、ある事件をきっかけに成立したが、折に触れて集まりがあり、野田先生の謦咳に接することを悦びとしている人の集まりだ。私は創立以来「黒幕」として重きをなしている。正式の集まりのときにも「黒幕」という肩書きで挨拶をしている。黒幕は表に出ないことが前提なので、おかしいのだが、、、。常盤木学園の松良さんによると、来年は多摩大に3名が入学するとの嬉しいニュースを聞いた。
2008/11/08
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「北海のヒグマ」との愛称で親しまれた異色の政治家・中川一郎の記念館を北海道十勝支庁広尾町に訪ねた。注目していた政治家だったが、自由民主党総裁選に立候補して破れた後3か月もたたない1983年1月に、突如57歳で早世してそのニュースに驚きをもって接したことがある。1925年(大正14年)に北海道に生まれた中川一郎は、十勝農業学校、宇都宮高等農林、九州帝国大学農学部(農業土木)で学び、父の悲願どおり北海道庁で役人生活を始めるが、酒の飲みっぷりがいいという理由で、北海道開発庁長官になった党人政治家・大野伴睦(1890-1964年)の秘書になり、大野を生涯の師とする。その後、緒方竹虎長官の秘書もつとめ、政治への志を持つ。12年間の役人生活を経て第30回総選挙に立候補し当選する。以後、目鼻立ちのくっきりとした保守政治家として精力的な活動を行う。中尾栄一、浜田幸一、石原慎太郎、渡辺美智雄らとともに31人で1973年に青嵐会を結成し、事実上のリーダーである代表世話人をつとめる。その後、1979年に自由革新同友会を22人の同志とともに結成、これが事実上の中川派の旗揚げとなる。この間、福田赳夫大蔵大臣から「有史以来の名政務次官」と言われるなど大蔵政務次官を二度つとめるなど手堅い手腕もみせる。福田赳夫総理のもとで農林水産大臣として日ソ漁業交渉をまとめ、そして科学技術庁長官(鈴木内閣)で原子力発電に力を入れている。13人という小派閥を率いる中川一郎は、1982年10月16日自民党総裁選に立候補する。このとき立候補したのは、中曽根康弘、河本敏夫、安部晋太郎と中川一郎の4人である。河本、安部、中川の反主流三派連合の成立で予備選実施を避けられないと判断した鈴木首相は、退陣を表明し中曽根行革長官を後継者に指名し、田中、鈴木、中曽根の主流三派は中曽根康弘を候補に一本化する。結果は派閥の締め付けがあり予備選で安部にも及ばず4位となる。このときの中曽根総理誕生のドラマは私も社会人となっており鮮明に覚えている。そのときの風雲児が中川一郎だった。率直、大胆、駆け引きのない人柄、というのが中川に対する人物評であるが、同志であった石原慎太郎は、中川の「魅力は結局可愛らしさだったと思う。」と評している。中川一郎の座右の銘は、「真実一路」である。親孝行でも有名だった。またよく歌う唄は「星影のワルツ」で「仕方がないんだ、君のため」の君を国に置き換えて歌っていた。北海道出身の横綱千代の富士の後援会長でもあった。記念館から天馬街道を走ったところに「中川一郎農林水産大臣生誕の地」という碑が建っている。黒地に白抜きで書かれている字は広尾町長の泉耕冶氏の書いたもの。この碑の建立にあたって寄付をした人と名前が脇に書いてあった。5万円が11人、3万円が2人、2万円が3人、1万円が17人とあったから、合計で84万円になる。青い山々を遠くに眺め、小麦畑の美しい緑に囲まれた秋の風景は、中川の凛としたそして厳しい振舞いを感じさせる。記念館は、紅葉の木々を従えて悠然と建っている。中川が和服を着て佇んでいるような印象であり、思わず居ずまいをただしたくなるような建物だった。「資質衆に優れ、理解力、判断力は抜群。行動力に秀で、正邪を鮮やかに分別し、しかもこれが正しいと信じたことについては、千万人と雖もこれを排して進む気概の持ち主である。」「雲を呼ぶ飛竜であり、風にうそぶく猛虎そのものであった」(「福田赳夫)「抜群の知恵と力を持つ、いわば存在感の重い男である。加えて、人を魅了する陽気さと気さくな人柄で、どんな人にも信頼感を抱かせる、抱擁力(包容力?)の大きい政治家だった。」「親友中の親友だった」(安部晋太郎)「折にふれて思い起こす度心の中をさざ波をたててよぎっていく、という相手は滅多にあるものではない」「あの巨きくもろく可愛かった、私の人生の中を通り過ぎていったひとりの懐かしい男」(石原慎太郎)中川一郎の後継者を争った長男・中川昭一と実力秘書だった鈴木宗男の二人が並んで中川一郎のことを偲んでいるいる文章を目にした。中川昭一は、「「らしく生き抜いた」57年の10か月の親父の人生」というエッセイで、「「らしく生き抜いた」と私は思います。人間らしく、、、男らしく、、、夫らしく、、、父親らしく、、、政治家らしく、、そして中川一郎らしく自ら燃え尽きてしまった、、」「親父が好んで書いた言葉は、「真実一路」、「寒門に硬骨あり」、「雲去りて天一色」、「人事を尽くして天命を待つ」でした」とある。鈴木宗男は、「この人のためなら、体をはろう、全てをかけよう」そんなkモ地でおつかえした14年間でした」「親孝行な人でした」「いつかおふくろに喜んでおらおうと思って、今日までがんばってきた」いつもこう話していたもんです」「本音を言う政治家として一時代を築いた中川一郎先生の姿こそ、私にとって最高のお手本であります」。そして「厳しい選挙戦の結果、ご子息は、中川一郎先生を上回る立派な成績で当選され、私もひきあげていただきました」とも語っている。中川一郎は大学の先輩でもあり注目していたが、今回記念館でその残した言動を知るにつけ、一度会っておきたかったという思いのする人物だった。総裁選前夜に、中川が糾弾している政敵・田中角栄とゴルフをしたとき、「池のコイははねてもよいが、砂利の上に落ちるとスルメになるぞ」と言ったと報道されて、この台詞は有名になった。
2008/11/07
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多摩大学リレー講座の第7回は、監修者の寺島実郎さんの講義。昨日判明したアメリカ大統領選の結果分析から始まった興味深い内容だった。ある案件があって、4日の朝に寺島さんから携帯に電話があって「今、首相官邸から羽田に向かい、韓国へいく」と言っていた。翌日5日に電話をかけたらすぐにコールバックがあって「今、ソウル。今夜の報道ステーションに出演する」とのことで、夜10時からの報道ステーションではアメルカ大統領選の分析をしている姿を目にした。本日6日の午後2時前に多摩大に到着。聞くと韓国では、イ・ミョンバク大統領とハーバード大学のフェルドシュタイン教授と3人でシンポジウムとティーでずっと一緒だったそうだ。韓国はウオン安でまいっていて大統領はグローバル人材の育成について熱心に語っていたそうだ。今回の講義の直前には新聞の対談があり明日7日の毎日新聞に大きな対談記事が出る。私の知っているだけでもこういうスケジュールだから情報の集積度は極めて高い。以下は本日の講義の要旨。--------------------------・アメリカ大統領選。勝利したオバマは黒人か?奴隷の子孫ではなくケニアからハワイに留学した父と白人女性との間の子供で、アッパーミドルクラスに属すから育ちは白人。父はケニアに戻り母はインドネシア人と再婚し、オバマは少年時代をジャカルタで過ごす。高校はハワイ、大学はコロンビア大、ハーバード大へ。多様性を身に着ける。アイデンティティへの不安があり、辛抱強く冷静な性格。 ・ケニアからマラソン留学してきた黒人が日本の首相になったということに近い、と想像せよ。 ・「アメリカは天才とホームレスの国」と以前書いたことがあるが、天才には面白い国だが、普通の人・努力できない人には厳しい国だ。 ・時代や歴史が呼んだのはオバマだ。1975年のベトナム戦争敗北(サイゴン陥落)直後の1976年には牧師的・宗教者的なやさしさと思いやりを持つ「癒し」のカーター大統領が登場。イラク戦争とサブプライム問題で傷ついた現在のアメリカに、オバマが登場した。 ・内陸のアメリカ(赤いアメリカ)は共和党のマケインが勝利し、海岸線のアメリカ(青いアメリカ)は民主党のオバマが圧勝したが、総得票数はマケイン46%、オバマ52%であり大差ではなかった。今回の選挙は、ブッシュの8年との決別がテーマだった。世界への責任の回避の「内向きのアメルカ」を志向していたブッシュ政権は、半年後の2001年9月11日の事件によって、外向きにならざるを得なくなり、「歪んだ国際主義」のネオコン路線をとり、アフガン、イラクに入っていき、4800人のアメリカの若者の死と一兆ドルの戦費を費やし、サブプライムローンで瀕死の状態に陥った。新自由主義の総本山での政府の介入という敗北への失望と怒りによってマケインは沈没。この状況の打開のためにはオバマカードが有効であることになり、オバマの勝利となった。 ・日本のメディアは、アメリカの日本通として定評のあるケント・カルダー、アーミテージ、パターソン、マイケル・グリーンなどに「オバマの登場によってアメリカは日本に厳しくなるか?」「保護主義が台頭するのではないか?」という質問をして、「安心して下さい。日本も十分に大事にされますよ」などと言われて安心する。不安の目線で、日米安保でメシを食っている人に聞くという構図。これは「愛されたい症候群」にかかっているということ。御託宣主義でいつも受身。 ・ブッシュと並走し、「解釈改憲」で自衛隊を海外に派遣するという不気味な国という印象を世界は持っている。 ・日米関係の再構築のためには、現在の軍事片肺同盟(自由貿易協定もない)に、日米二国間の経済協力関係を深めるという方向もある。オバマの準備が整う前に具体的な経済同盟の提案をしてはどうか。 ・防衛安保については、1990年以降日本の政治の混迷状況が続いたため的確な手を打てずに、いまだに敗戦時のままになっている。日本人は自分を大人だと思っている子供だ。戦後60年たっているのに、地位協定は改定されていない。外国の軍隊が永遠に存在している状況は、常識が欠如しているとしか思えない。国際社会では日本はアメリカの保護領、あるいはアメリカ周辺国とみられている。 ・北方領土問題解決のチャンスである。ロシアは軍事作戦の強行によって資本引き揚げ、ルーブル価値の低下が起こり、孤立を深めつつあり、極東に秋波を送っている。日本に「ガバナンスがあれば絶好の機会だ。構想力と展開力が欠けている。 ・脱「新自由主義政権」のオバマは、世界恐慌からの脱却という十字架を背負っている。フランクリンルーズベルトと同様。新「ニューディール政策」を出してくる。それは投機を抑えたり、新産業政策を出すなど政府が大きな役割を持つことになるだろう。 ・今や、世界は額に汗する「実態のある産業」に回帰しつつある。 ・中国には「ブランド企業はない。韓国にはヒュンダイ、サムソン、ラッキーなどの一定のブランドはあるが、その三社でGDPの半分を占めているなど危うい。日本はトヨタ・ホンダなどの自動車、パナソニック・そにーなどの電器、にみるように世界に冠たるブランド力を持っている。ブランドは技術力に支えられている。日本は産業資本主義の国なのだ。 ・就業人口6420万人のうち2204万人というから三分の一は、年収が200万円以下である。年収200万とは自給1000円で死にもの狂いでは足りても届かない金額で、結婚できないレベル。世帯収入では連合は500万、自治労は700万。 ・自動車産業場裾野が広いプラットフォーム型産業。新素材、ナノテク、ITなどの塊。しかし日本は自動車以降の産業が見えない。 ・「中型JET旅客機の国産化プロジェクト」。アジアの大移動時代による需要の爆発が起こる。2010年の羽田空港国際化も。シナジーの大きなプラットフォーム型産業としてシンボリックなプロジェクトだ。中国などと組んだアジア共同のプロジェクトにするのもい。 ・少子高齢化に立ち向かうために「問題解決型ロボット産業」もいい。自動車メーカのロボットへの進出、電器メーカーのマッサージ機など、将来の介護・福祉ロボットを視野に置いている。 ・要するに、日本の持つ金をどこに回すかという議論になる。 ------
2008/11/06
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「マネジメントデザイン2」(多摩大学)受講生の第6回講義「持続する志」の簡単なレポートから。番号は性格タイプ。---------------------------------------1:扇畑忠雄「老いてなお美しき、、」はいい歌だ・牧野富太郎に興味・原敬は勉強家・原敬・牧野こそ持続する志の持ち主。一つのことをやり抜けばきっと形になる2:宮城まり子「やさしくね」。扇畑忠雄は続ける人。羽仁もと子・持続は苦手・森鴎外・牧野富太郎の持続する志はすごい。学歴は無くとも志をもつことで成長できる・大山康晴がすごい、人間的にも・大河内伝次郎庭づくりは命をかけた創造の場であった」大山康晴・原敬はすごい・原敬日記に興味、ミキシーなどで日記を45年間書こうか、大山もすごい。「努力と自分への励まし」が必要・牧野富太郎のように取り組みたい・羽仁もと子・森鴎外・羽仁もと子3:大河内伝次郎の話は祖母から繰り返し聞かされた。山荘は訪れてみたい・大河内の庭づくりがすごい・原敬の偉業・藤沢周平・大河内伝次郎の一生かけた庭づくり。自分もそういうテーマをもつけたい・池波正太郎。失敗にあきらめず努力を続けたい・牧野富太郎。強い意志と何か目標が必要だ・大山康晴に感銘。「何か一番だというものをつくりなさい」、私もそうしたい・大山康晴・牧野富太郎は小学校1年の時にやることを決めている・原敬はメモ魔。扇畑忠雄にも感銘。続けること・羽仁もと子の家計簿。志の対象となるものを早く明確にし今後の道をひらいていきたい・大山康晴の40数年の持続力に驚く4:自己を高めることを持続していきたい・「天才とは努力できる人である」に感心・池波正太郎に興味・原敬・大山康晴の「努力」と「夢」「一時の栄光を求めるより長く続けることが大切」は素晴らしい・原敬は目標と志を持ち続けていた5:原敬の日記はすごい。長く続けることは自分の財産ができるということだ。今日から始めてみたい・大河内伝次郎・大山康晴の向上心。志も言葉も素晴らしく目標にしたい・羽仁もと子のような女性になりたい・大河内伝次郎に共感。真剣を使った芝居という意識は見習いたい・原敬にを尊敬する・大山康晴の「賞はご褒美ではない、激励のしるしである」、、という姿勢は立派。大山のように成長し続ける人になりたい・原敬日記。パソコンやワープロがない時代の意志力に驚き・大山康晴の言葉に感心。自分も好きを貫いて生きることを心がけよう・扇畑忠雄の持続力・原敬日記を読みたい・原敬の死を覚悟した仕事に感銘・牧野富太郎の反逆性。この人のことを調べたい6:原敬首相が印象に残った・大河内伝次郎の仕事にこだわりを持ちつつ趣味に時間を費やす生き方に憧れる・原敬に興味7:大山康晴の年老いても枯れない勢いは凄い。先人の志や知恵は勇気をくれる・大山康晴。得意なことを生かして仕事にできたらいい・大河内伝次郎・大山に感動・宮城まり子は地元の人だが、すごい人がいたのは誇り。自分もすぐに辞めないで持続していきたい・羽仁もと子に共感・村野四郎の二足のわらじ。私も会社員をやりつつバレーを続けていきたい・村野四郎は素晴らしい。見習いたい・大河内伝次郎はもっと評価されるべきだ。映画もみたい・原敬に母の願いは届いていた8:持続する志とは「言ったことに責任を持ち実行できる人だ」と思う。安部首相、福田首相はそうではなかった・原敬日記。メモをとってから日記を書くというやり方・大山康晴。自分と対照的だった部分に惹かれる。牧野富太郎には幼少の頃からの志を貫くことに惹かれた・牧野は小学校一年でテーマを見つけたのはすごい・原敬日記に目を通したい9:大山康晴の言葉・「天才とは努力できる人である」は自分に足りないものだ・宮城まり子の努力・大河内伝次郎に興味・原敬・大山康晴の言葉の共感に重みを「感じる・羽仁もと子の「思想しつつ、生活しつつ」不明:牧野富太郎のように一つのことを究めるのはカッコいい・原敬など偉人は何かを続けている人が多い。何事も続けることが大切だ。扇畑忠雄に感銘・市川房江-------------------------------------------本日、アメリカはオバマ大統領を選出。
2008/11/05
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「図解VS文章」ビジネスにはどちらが強い?どちらが役立つ?久恒啓一(図解教の教祖) 樋口裕一(小論文の神様) 上司の説得に使えるのはどちら?賛同者を増やしたいときに向いているのは? 図を描く、文章を書く、一冊で両方わかるその技術!------------------------「図解は、相手を攻撃することができない。説得ができない」「文章だと、社内に「勝ち組と負け組」をつくってしまう」「図解教の教祖」と「小論文の神様」が、真っ向から対決!あなたのビジネス文書、図解で描くべきか、文章で書くべきか?答えは本書に!------------------------図解派の宣言--久恒啓一 ビジネスの現場で最も大切なことは、コミュニケーションです。なぜなら組織内外のコミュニケーションがうまくいかないと、企業は品質の高い商品や、すぐれたサービスを生み出すことができないからです。そのコミュニケーションは文章を中心に行ってきましたが、文章には書き手自身がよくわかっていなくてもごかますことができるという特徴があり、読み手の側からの誤解と曲解にさらされるという危険があります。それがさまざまなトラブルを引き起こす要因になっています。しかし、図解は全体像と部分同士の関係が表現されているため、事柄の本質がひと目で理解できるのが特徴です。そして自分も他人もごかますことができないために、深い議論へと発展していきます。又、図を描くということは深く考えることなので、自分の頭で考える習慣が自然と身についていきます。図解にはなぜこのような力があるのか。それを文章と比較しながらみなさんにお話したいと思います。 文章派の宣言--樋口裕一 文章を書くということは、考えるということです。厳密なことを確認して、一つひとつ検証していくのが文章です。文章とはまさに論理です。ものごとを論理的に詰めていく手段です。図解は図解ですぐれていると思います。久恒さんの本には非常に説得力があると思います。ただ、人間は言葉で考えるものです。人を説得するときも言葉を使います。久恒さんの図解の本にも、図だけではなくちゃんと文章がある。やっぱり文章は必要なのです。説得する材料として、図解は非常に有効だと思います。でも、説得とは基本的に「攻撃的なもの」です。「確かにあなたのいっていることはわかる、しかし、、、」と切り返して、さらに攻撃し、説得する。さて、図解には、その攻撃性=説得力があるでしょうか。本書の中で、文章と図解、どちらがビジネスの現場で役に立つのか、じっくりと考えていきたいと思います。-------------------------目次 1章 久恒啓一流 「図解ビジネス文書」の極意 ビジネスに必要な能力 文章によるコミュニケーションの問題点 協働・共生のコミュニケーションスールが図解 実際に図を描くには? 2章 樋口裕一流 「ビジネス小論文」の極意 ビジネス文章に最適なのは小論文 「樋口式四部構成の型」を使えば論理的ビジネス文書が書ける 樋口式小論文がビジネスに適している理由は? 小論文はコミュニケーションツール ビジネス小論文を書くときの注意点 3章 対決演習!同じ素材を図解に、文章にしてみると? 例文 ODA汚職--氷山の一角ではないのか 久恒式「図解」による社説 久恒式「図解」の解説 樋口式「文章」による社説 樋口式「文章」の解説 4章 対決対談! 図解と文章、どちらが強い? どちらが役立つ? 「文図両道」の可能性をさぐる
2008/11/04
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本日は2008年11月3日、文化の日。2004年9月28日にブログを開設して以来本日で1500日。この4年以上の間、もともと三日坊主の私が一日も欠かさず、日記・日誌を書き続けている。「ヤンキースの松井秀喜の連続出場記録1768試合という数字を越えることを目標にしている」、と冗談で書いたり、話したりしてきたが、とうとうその数字も視野に入ってきた。さて、今日は映画「まぼろしの邪馬台国」を観た。昭和40年代に全国に邪馬台国ブームを起こした宮崎康平が書いた同名の書物は、当時大学生あたりだった私の家にあり、父母の会話の中にこの書物とこの人物が話題になっていた記憶がある。このベストセラーは、後に第一回吉川英治文化賞を受賞している。宮崎康平は、1917年島原生まれで、早稲田大学文学部時代に森繁久弥らと学生演劇に参加し、東宝に入社するが、実兄の病死で島原に帰り、島原鉄道に入社。極度の疲労から失明。妻も出奔。このときに乳飲み子を抱えて作詞・作曲したのが「島原の子守唄」である。おどみゃ島原の おどみゃ島原のナシの木育ちよ何のナシやら 何のナシやら色気なしばよ しょうかいな早よ寝ろ泣かんで オロロンバイ鬼(おん)の池ン久助(きゅうすけ)どんの連れんこらるバイ帰りにゃ 寄っちょくれんか帰りにゃ 寄っちょくれんかあばら家じゃけんど芋飯(といもめし)ゃ粟(あわ)ン飯 芋飯ゃ粟ン飯黄金飯(こがねめし)ばよ しょうかいな嫁御(よめご)ン 紅(べ)ンナ 誰(た)がくれた唇つけたら 暖(あ)ったかろ沖の不知火(しらぬい)に 沖の不知火に消えては燃えるヨバテレン祭の バテレン祭の笛や太鼓も 鳴りやんだ早よ寝ろ泣かんで オロロンバイ早よ寝ろ泣かんで オロロンバイ---------------------------------さだまさしは、子どもの頃から父が懇意にしていたということでよく島原の宮崎康平の自宅によく行っていた。さだまさしにとって宮崎は最初に力を貸してもらった恩人でもあり、遠い親戚のおんじさんのような人だった。「長崎人なら精霊流しを歌え」という宮崎の一言がさだまさしの人生を変える。「まほろば」という歌を書いたとき「良い歌を書いたな。俺がやりたい仕事だ」と褒めたそうだ。「今でもこの人に褒められるような仕事をしたい、と思って必死に勉強しながら生きているのです」とさだまさしは、パンフレットの中の「宮崎康平師の思い出」の中で語っている。今日の収穫は宮崎康平の人生と、パンフレットの中のさだまさしの言葉だった。邪馬臺作詩・作曲 : さだまさし盲いた詩人はいつも ザボン口に運び乍ら想い出たどる様に 見えない目を開いて静かに海を観てた幻の国の事を まるで故郷を語る様に道程について 風景についてやさしく僕に話した有明の空の雲だけがあの人の寂しさを知っていたそう弥生の風に 追われる様にあなたが逝った 晩に眠れないまま息を密めて不思議な夢を観た雲仙は噴煙を吐いて 霧は針摺瀬戸を包み込んで異国の便り乗せた 小さな舟がひとつ静かにすべってくる盲いた詩人がひとり その小舟に座っている得意の笑顔みせて はにかむ様にじっと静かに海を観てる有明の海に風が吹くあの人を追いかけて夢が吹くああ悲しい程に 焦がれ続けた幻の人が 今きっとあなたを抱きしめている不思議な夢を観た-----------------------------まほろば作詩・作曲 : さだまさし春日山から飛火野辺りゆらゆらと影ばかり 泥む夕暮れ馬酔木の森の馬酔木にたずねたずねた 帰り道遠い明日しか見えない僕と足元のぬかるみを気に病む君と結ぶ手と手の虚ろさに黙り黙った 別れ道川の流れは よどむことなくうたかたの時 押し流してゆく昨日は昨日 明日は明日再び戻る今日は無い例えば君は待つと黒髪に霜のふる迄待てると云ったがそれはまるで宛名の無い手紙寝ぐらを捜して鳴く鹿の後を追う黒い鳥鐘の声ひとつ馬酔の枝に引き結ぶ行方知れずの懸想文二人を支える蜘蛛の糸ゆらゆらと耐えかねてたわむ白糸君を捨てるか僕が消えるかいっそ二人で落ちようか時の流れは まどうことなくうたかたの夢 押し流してゆく昨日は昨日 明日は明日再び戻る今日は無い例えば此処で死ねると叫んだ君の言葉は必ず嘘ではないけれど必ず本当でもない日は昇り 日は沈み振り向けば何もかも移ろい去って青丹よし平城山の空に満月
2008/11/03
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多摩大学雲雀祭(ひばりさい)の二日目。いろいろなイベントが行われてる。この中で行われた望月照彦先生(1943年生まれ)の「島津斉彬における超構想力の創造手法」講演会(多摩大学同窓会主催)を聴いてきた。都市プロデューサーの望月先生とは思えば長いお付き合いだ。最初にお会いしたのは、「知的生産の技術」研究会のセミナー講師としてお呼びしたときだから、もう四半世紀経つ。事務所に押しかけたり、先生主催のセミナーの講師の一角を引き受けたりした。知研にとって大事な導き手であり私自身も望月先生に多くのことを教わってきた。仙台の宮城大学に移ってからも、財団法人主催のコミュニティ・ビジネス研究会で先生が会長で私が委員として一緒に仕事をしたこともある。もともとは建築家で多くのすぐれた著作を著わしており、また独特の語り口で、熱心なファンが多い。近年は全国の地域活性化事業の指導を数多くしており、自治体や地域の志ある人々にとって大事な役割を果たしている。多摩大学創設時からの教員で、創業時の雰囲気を今に伝える貴重な存在である。西郷隆盛の師匠でもある島津斉彬(1809-1858年)は、1851年に42歳で島津藩の藩主になってから7年間で、世界最大の産業集積である「集成館」をつくった。軍艦・大砲建造のために製鉄技術・ガラス技術・紡績技術などの基盤技術の整備に着手し、技術者と職人の養成、移入技術と伝統技術の融合などを行い、わずか7年間で成功させている。後に生麦事件で薩摩藩と英国が戦争に発展したとき、五分五分の戦いをして英国の賠償要求をうやむやにしたことで、この集成館事業の意義を確認できたというものすごいプロジェクトだった。鹿児島大学の長く深い歴史研究があるが、望月先生は集成館成立の秘密を解くプロジェクトを主宰することになる。事業(プロジェクト)マネジメント=この事業はいかに構想され監理されたか 資本(ファンド)マネジメント=事業に必要な資金はどう調達され。投資され、回収されたか 組織マネジメント=最大千二百人を集めた組織運営と形態はいかなるものか 技術マネジメント=蘭書一冊の手本が技術者や職人たちにいかに解読され展開されたか 商売(ビジネス)マネジメント=志を実利に結びつけるシステムはどうだったか(ビジネスモデルの抽出) これらの課題はまだ、ほとんど解明されていないそうだ。望月先生によると、集成館事業は、1.知られざる知の財宝、2.日本近代産業の起点・塑型、3.プロジェクトマネジメントの成功事例、4.リーダーと人材育成の坩堝(るつぼ)、5.マージナルな地域活性化モデル、6.日本型産業組織の誕生、7.産業技術の文化化、という特色がある。その成果は、1.軍事産業の確立と民生産業の展開、2.工業技術の練磨と生活・農業振興への応用、3.カタライザー(まとめ役)、専門家(技術者)、職人の競合・融合の組織づくり、4.西欧技術の解読・習得と自己学習力・自主開発力の獲得、5.移入技術と伝統地場技術の連続性の創造、6.研究・生産拠点の集中と分散、7.産業人材の育成と輩出、融出の仕組みづくり、にあるこのテーマは、地元鹿児島大学は歴史的視点、尚古館は子供たちへの伝承という視点、多摩大学は経営、産業化という視点で協力して取り組んでいくという大きなプロジェクトに育っている。望月先生のこの構想に大いに刺激を受けた。私の「人物記念館の旅」の中で九州は宮崎と鹿児島が未踏の地だが、2月に宮崎での仕事があるので、尚古館などを訪ねて、島津斉彬の偉業をしのぶこととしたい。
2008/11/02
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勝間和代さんが始めたJ-WAVEの「Book Lovers」という番組への出演要請があり、1便早めて10時15分の東京行きに乗るため宿を出発。笹原課長に1時間ほどの距離を車で送ってもらった。途中北海道の豊かな大地の恵みを感じながら、いろいろな話をする。楽しい時間だった。「皆さんによろしく!御成功を祈ります」。ランディング後に上空から見た景色は素晴らしかった。さて、ラジオ番組の準備をしながらあっという間に羽田空港に到着。モノレール、地下鉄を乗り継いで、六本木の森タワーに13時少し前に到着。勝間和代さんとディレクターの久保川さんに迎えられ、スタジオに入る。すぐに収録に入る。勝間さんと私の本に関するやりとりを2時間弱で5本分まとめてとるという趣向である。楽しく話ができたと思う。さ来週あたりに放送される。平日、月曜から金曜日まで、PM 12:30-12:45に流れる。----------------------------------------------------------月曜日「仕事は頭でするな、身体でせよ!」(久恒啓一)大和書房自己紹介をしながら久恒さんの仕事観を語っていただく。火曜日「文明の生態史観」(梅棹忠夫)中公文庫「知的生産の技術」で有名な梅棹さんの知的生産アウトプット。歴史を学ぶ意味。水曜日「20世紀から何を学ぶか」(上・下)(寺島実郎)新潮選書特定の世界観をもつ著者との本を通じての対話の仕方。木曜日「福沢諭吉伝説」(佐高信)角川学芸出版福沢諭吉の新しい見方。人物論の読み方。金曜日「図解VS文章」(久恒啓一・樋口裕一)プレジデント社。11月5日発刊。久恒さんの得意ジャンルでどこが新しいのかをアピール。-------------------------------------------------------------5分×5日間の番組で、本放送では曲が入るため、実質11分×5回、それを前半4-5分、後半6-7分に分けてトークをする。福岡伸一、神田昌典、小飼弾は放送済み、私の後は細谷功、山田真哉、三浦展さん、林真理子と続く予定。こちらがブログ。これまでの放映分も聞ける。(音声はPCのみ)。http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/book_lovers/
2008/11/01
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