夜空を見上げるブログ

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2025/10/19
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カテゴリ: 星・天体
…しかし世の中うまく行きませんね(-_-;)。

いえね、現在夕方の空にレモンとスワンという明るい2つの彗星が飛んでいるのですが、ちょうど月明かりの影響も受けない星空を写すに良いタイミングのところに、当地の週間天気予報は今週の半ばまで雨マークが付いております(-.-)。

そんなところに先日奇跡的な晴れが1日だけあり、この日を逃しては彗星ももう写せなくなるカモ…ということで、夕方に時間を作って屋根よりスマート望遠鏡で彗星を写してみました。
本当は山奥の暗い所まで出かけたかったところですが、翌日に朝イチで仕事が控えており、無理はしないように出かけなかったという次第です、熊も怖いですしね。

今回はスマート望遠鏡で写しながらもカメラと望遠レンズでも写してみることにしました。
まずは薄明が終わる前に屋根に上がり、スマート望遠鏡でレモン彗星を写す準備をして(自動で進めてくれる前準備に7~8分かかる場合もあります)、三脚にD780と70-200mmFLを着けて、その200mmでレモン彗星を写してみました。



↑双眼鏡で彗星の存在がわかったのでその方向へレンズを向けて写したもの。

赤道儀を屋根に運び上げるのも重くて嫌だったので三脚で写しています。ただし街明かりがひどくて露出時間が1秒を過ぎると写野が白くなってしまいました(-_-;)。ので1秒で写したカットを彗星の核を基準に8枚重ねています。



↑彗星の部分をトリミングしてみました。





↑手動でレモン彗星を写している間に同時進行でS30が写していたレモン彗星。
…こっちの方が良く写っているとは言いっこなしね(-.-)。



↑もう1つのスワン彗星も写してみました。
今回も双眼鏡ではその存在も判らず、S30の自動導入のお陰で写せたものになります。

よくよく見ると左上方向に尾が延びているようですが、暗い所から写せば尾も写せるのでしょうかね?。次の晴れが待ち遠しいところです


何枚か彗星は写していましたが、何枚写しても変わり映えが無く面白くなかったので^^;S30のプラン撮影でいつもの天体を写してみました。

今回は1枚につき30分露出(内天体導入に2~3分掛かります)として、8点写した中で見栄えのするものを載せてみます。



↑まずは頭の真上付近に出ていた北アメリカ星雲。
手動で撮影する画角を調整しています。



↑これもほぼ頭の真上付近に昇っていたアンドロメダ星雲。



↑おうし座のすばる星団。




↑そして東の空に昇ってきていたオリオン大星雲。

各写真の右下に〇〇minと表示されていますが、それがその写真を写した露出時間になります。
前述のように今回は各カットを30分撮影するように設定していたので、次の天体を導入するのに3分掛かったとしても理屈では27分前後の撮影時間になるはずなのですが、北アメリカ星雲から22分→19分→15分→10分と、全部ばらばらになっています。

S30はガイド(地球の自転により移動してゆく星を追いかけてくれる機能)に失敗して星が延びたカットが写ったり、雲により天体が良く写らなかった場合は自動でそれらを削除するようで、その為に30分写すと設定してもなかなか30分近い満額の露出時間になる事はないようです。でもこれだけ写れば問題もありませんけどね。


プラン撮影で30分を8カット写していたということはそれだけで4時間時間が経っており、最後に写したオリオン星雲では0時を回っておりました。


そこで屋根から下りて今度はベッドに寝転びながら物干し場から改めて写してみることにしました。



↑今度は1枚ずつ写したので露出時間も自由に決められますので、キッチリと30分写してみました。

屋根にて10分で写していたものと比べると露出時間が長いだけに星雲の周りの淡いガスも良く写せていますが、全体的に色合いが緑がかっているようです。
おそらく物干し場からオリオン星雲の方向にちょうどLEDの街灯があり、それによって色合いがズレたのではと思われます。



↑オリオン星雲の撮影を終えた後で、ベッドに寝転びながらスマホを操作して写し始めたオリオン座にある馬頭星雲という所。

自分で言うのもなんですが、良く写せてびっくりしました(゜o゜)。



↑そして物干し場からでは建物に隠れて写せるかどうかわかりませんでしたが、ダメもとで操作してみたらモノノミゴトに導入出来たバラ星雲というもの。

これは淡い存在で難物なのですが、実は撮影中に寝落ちして気が付いたらちょうど1時間写していたものになります。
もしも寝落ちしなかったら翌朝の事を考えてこちらも30分で撮影はやめていたと思うので、ここまで写せたのは寝落ちのお陰と言うことができます(^^ゞ、まぁ管理人は寝ていたのでこの写りはS30のお陰な訳ですけどね。


しかし、実は当日の空は肉眼では街明かりがモヤに反射していて小さな星は良く見えず、普通ならカメラを出さないくらいの条件だったのですが、自動補正を掛けているとはいえS30はこれだけ写してくれました。

これはS30がすごいのか、それとも多少のモヤがかかっていても天体は写せるものなのか、今さらに疑問がわいてきました。





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Last updated  2025/10/19 11:44:11 PM
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Comments

放浪の達人 @ Re:貴重な晴れ間に(11/24) New! 昨夜は山方面にある長男宅に行ったのです…
放浪の達人 @ Re:S30でモザイク撮影(11/24) New! アップデートによってどんどん進化してい…
martind35 @ Re[1]:貴重な晴れ間に(11/24) くま娘様 >こんにちは〜 お晩でございま…
くま娘 @ Re:貴重な晴れ間に(11/24) こんにちは〜 ご無沙汰致しております。 …
martind35 @ Re[1]:ピアノコンサート(11/23) 放浪の達人様 >「1000人規模のホールで…

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