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2月29日(土)新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサート(すみだトリフォニーホール)は、残念ながら中止となりました。 ・シューベルト:交響曲第5番、ベートーヴェン:ロマンス第1番 、第2番(周防亮介)、モーツァルト:交響曲第40番
2020年02月29日
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2月28日(金)東京交響楽団のコンサート(東京芸術劇場)は、残念ながら中止となりました。 ・メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」序曲、ヴァイオリン協奏曲(前橋汀子)、ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番、R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲
2020年02月28日
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2月24日(月)アンネ=ゾフィー・ムターのコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番、第5番 「春」、第9番「クロイツェル」(ランバート・オルキス)間違いなく現役最高峰ヴァイオリニストです。過去に何度か聴いているのですが、やや機械的と言うか無機的に聴こえてしまい、正直あまり良い印象ではありませんでした。しかし今回は円熟味と言うのか、丸みや味わいが加わり、明らかに高みや凄みが増していて至上の音楽が披露されました。美しいだけでなく、力強いだけでもなく、何と言う素晴らしい音だったでしょうか。「クロイツェル」は最もムターにマッチしていると言うこともあると思いますが、非の打ち所が無い完璧な演奏でした。特に2楽章のバリエーションの巧みさは圧巻で、何時まででも聴いていたい心地になりました。 前半で言えば「春」は1、2楽章は平凡だったものの3、4楽章は素晴らしかったのですが、オルキスとの融合も含めて言えば4番の出来が上回っていました。先日のコンチェルトの直後だったので出だしはやや物足りないかと思ったのですが全くの勘違いで、時には渋さも感じさせるアプローチが素晴らしく、オルキスとのマッチ感も絶妙で何とも身に沁みるパフォーマンスでした。明らかに他では聴くことのできない、本当に聴けて良かったと思えるコンサートでした。
2020年02月24日
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2月22日(土)萩原麻未のコンサートに行ってきました(東京文化会館小ホール)。・バッハ:フランス組曲第5番、シュトックハウゼン:ピアノ曲 第7、第8、シューマン:子供の情景、ショパン:ピアノ・ソナタ第3番素晴らしい音、個性の持ち主です。クリアな響きでかつ暖かみが強く、魅力的な音色です。フランス組曲は明るいアプローチでモーツァルトの雰囲気が漂うバッハでした。特に印象的だったのは左手の躍動感が際立っていたことです。何とも心地よく胸に沁み入るバッハでした。シュトックハウゼンは微妙な残音や強弱のコントラストを見事に利かせていました。一転シューマンは重ためでやや暗い印象だったことから、以前聴いたドビュッシーも含めて萩原に持っているイメージとは違った演奏でした。表現も濃厚さが目立ちましたが、ややスッキリしない印象でした。 メインのショパンは、全体的によく構成されていて聴き応えがありました。4楽章でミスタッチが目立ったのはご愛嬌として、特に3楽章は萩原らしさが存分に発揮されていて素晴らしい出来栄えでした。
2020年02月22日
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2月20日(木)アンネ=ゾフィー・ムターのコンサートに行ってきました(サントリーホール)。 ・ベートーヴェン:「コリオラン」序曲、ヴァイオリン協奏曲、三重協奏曲(ダニエル・ミュラー=ショット、ランバート・オルキス)、指揮:クリスティアン・マチェラル/新日本フィルハーモニー交響楽団 ムター別格の凄演! とにかく力強く線は図太く、空気の振動を肌で感じるようなピブラートも半端じゃありませんでした。シャープに鋭く切り込んで来る迫力は凄く、更にのめって来るような圧があり怖ささえ感じ息が上がったほどでした。また、弱音部でシャープさを全く失わず切れ味鋭く聴かせるのは圧巻で、それが更なる凄みとなっていました。2楽章は伴奏も含めて極めて弱く聴かせて、3楽章では畳み掛ける激しさで揺さぶられてグーの音も出ませんでした。会場の湧き方もここ最近には無いものでした。 トリコンも期待以上の秀演でした。ムターは相変わらずですし、オルキスは安定感抜群のポジションキープ状態だったのですが、この曲の立役者は間違いなくミュラー=ショットでした。澄んでいてよく伸びる素晴らしい音の持ち主で滑らかさもあるのですが、ムターのややきつ目の音に被されてしまうことは全くなく、絶妙なアンサンブルが披露されたのです。前半のような緊迫感は薄れたものの、聴き手もリラックスできる何とも味わい深いパフォーマンスでした。 また、序曲を含めてオケの安定感が光っていました。
2020年02月20日
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2月16日(日)イーヴォ・ポゴレリッチのコンサートに行ってきました(サントリーホール)。 ・J.S.バッハ:イギリス組曲第3番、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第11番、ショパン: 舟歌、前奏曲嬰ハ短調op. 45、ラヴェル: 夜のガスパール コンチェルトほどのインパクトはありませんでした。 はじくようなタッチと溜めを利かせたアクセントで、細かなアンジュレーションとテンポの変動を複雑に噛み合わせながら、独特な世界を構成していきます。いわゆる「普通」の解釈箇所は無いと言っても過言ではありません。音は極めて魅力的で冷たさは無く、力が感じられます。凛とした雰囲気を漂わせながら会場全体を緊張感に包んでいく不思議な力があり、それらが全て融合されて独自のステージを創り上げています。 イギリス組曲は、バッハらしさは感じず随所にベートーヴェンの雰囲気を感じましたが、違和感はあまり無く、ポゴレリッチ節の全体バランスが絶妙で何とも魅力的な演奏でした。ラヴェルも相当ローテンポで独特ではありましたが、深みが際立つ見事な演奏でした。 しかし、ベートーヴェンとショパンは独自色が強すぎて、普段耳にしている演奏を越える魅力を感じることはありませんでした。遅いテンポでじっくりと進め強弱を際立たせて濃厚に表現するのですが、やや適度を越えてくどさを感じたのに加えて、ペダルの多用が目に付き強奏の部分で濁るのが気になりました。 来年はオールショパンプロとのことですが、ポゴレリッチの更なる進化に期待です。
2020年02月16日
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2月13日(木)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・グリーグ:二つの悲しき旋律、シューマン:ピアノ協奏曲(イーヴォ・ポゴレリッチ)、ドヴォルザーク:交響曲第7番ポゴレリッチは、物凄いスケール感と物凄い存在感でした。 暗譜でないコンチェルトは初めてでした。楽譜を抱えて出てきたポゴレリッチは雰囲気があり、何とも緊張感、緊迫感に包まれたパフォーマンスで、最近ではお目にかかることが極めて稀な体験でした。テンポは恐ろしく変動しアクセントも極端で、ある時は止まりそうで、ある時は目が回りそうに速く、またある時は弾むようで、更にある時は沈み込むようなのですが、何故か嫌悪感はありませんでした。聴きようによっては荒くれているのですが、繰り出されているそもそもの音に芯と熱があり、極めて魅力的なことから違和感がないのです。特に1楽章はまさに競争曲でオケとの掛け合いが凄く、各パートもポゴレリッチに対抗すべく跳ねながらの熱演を披露しました。乱れも見せながではありましたが、この難物とのパートナーを見事にやり切った山田と読響に敬意を評したいと思います。これまで聴いてきたシューコンとは全く異質な曲となっていて、これほどのインパクトを受けたのは初めてで、まさにポゴレリッチならではの壮絶なパフォーマンスでした。グリーグは硬質でしたし、ドヴォ7はシャープでスッキリ感がありました。山田の姿勢は一貫していて最後までぶれず、雄大さもあり立派な演奏でしたが、メインはドヴォルザークという観点で言うとシャープさが時としてキツさに感じられ、独特な哀愁や懐かしさはあまりなく、物足りなくも感じました。オケはホルンの不安定さを筆頭に、やや乱れや統一感が感じられない場面が見られました。
2020年02月13日
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2月12日(水)辻井伸行のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。 ・シューベルト:4つの即興曲Op.90、スクリャービン:ピアノ・ソナタ第5番、ショパン:4つのバラード どの曲もトーンがほぼ一緒に感じました。 辻井は澄んでいて綺麗なのですが、これと言った特徴を強くは感じない音で軽さがありました。シューベルトは軽すぎたり、アクセントをつけ過ぎて濁ったり、美しい部分でやたらテンポを上げてみたりと、全体的にちぐはぐな印象で今一つマッチしていませんでしたし、スクリャービンは陰影がうまくつかずフランス音楽風な仕上がりでした。前半はややミスも目立ち、打鍵も精彩を欠いた印象でした。 後半のバラードは1、2番は軽さが全面に出てしまっていましたし、4番は情感を込め過ぎで不明瞭になっていました。しかし3番は辻井の持ち味が最大限に発揮された名演で、淡々とした中にも味わいがあり、圧倒的な存在感を放っていました。
2020年02月12日
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2月7日(金)東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(花房晴美)、交響曲第2番コンチェルトは頂けませんでした。花房は音がクリアでは無く、終始靄がかかったような印象でした。技術的にも衰えなのか不調なのかは分からないのですが尋常で無いほどの外し方で、テンポも突然走ってみたり急激に遅くなったりと不規則に変動して、オケとも全く噛み合いませんでした。技術的な問題は置いておいたとしても、音の質や音楽的にも心に届いて来るものがほぼなく、音楽が雑な印象であったのは極めて残念でした。後半の交響曲は全くくどく無くシンプルなアプローチで、素朴な味わいがありました。ただ、メリハリが今一つ利いていないことから平面的でもっさりしていて、あまり印象には残りませんでした。オケも至って普通の出来でした。
2020年02月07日
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2月2日(日)読売日本交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・マーラー:花の章、ハチャトゥリアン:ヴァイオリン協奏曲(ネマニャ・ラドゥロヴィチ)、マーラー:交響曲第1番「巨人」最近の中ではベストの「巨人」でした。花の章は何とも美しい演奏でした。山田らしくよく歌っているのですがスッキリもしていて、この曲の本質をよく捉えていた名演でメインへの期待が俄然高まりました。ラドゥロヴィチは滑らかで艶があり素晴らしい音色の持ち主です。長身で厚底ブーツ、ピッチリパンツ、ウェーブのかかった長髪を後ろで束ねていて髭面と、風貌はワイルドなのですが、音色や音楽は全くワイルドではなく、極めて綺麗で魅力的なヴァイオリンでした。ただ、綺麗なのですが同じトーンで通していくのでインパクトと言う意味では物足りなさを感じましたし、ハチャトゥリアンとしてはおとなしめの印象でやや届いて来ない部分がありました。後半のマーラーは、テンポ変動が少なく、うねりもなく、行き過ぎた表現も見当たらず、スッキリとしていて美しく心地よさを感じるタイタンでした。憂いはあまり感じられず全体的に暖かみがあったことからマーラーとしては異色と言えるのかもしれませんが、物足りなさは全くなく極めて完成度が高い演奏でした。とにかくテンポ設定が素晴らしく全体バランスが絶妙で、山田の音楽性の高さを如実に表した名演と言えます。オケも総じて安定していて山田との信頼感も肌で感じられ、終始緊張感があって締まったパフォーマンスでした。中でもクラリネットの安定感は目を見張るものがあり、コンチェルトも含めて間違いなく今日の立役者でした。
2020年02月02日
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2月1日(土)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(NHKホール)。・ショスタコーヴィチ:バレエ組曲第1番、チェロ協奏曲 第2番(ワイラースタイン)、交響曲第5番パヤーレはやや掴みづらい印象でした。長身でかがみながらの指揮なのですが、身振りからもスケールの大きさを期待させました。バレエ組曲では真面目で丁寧な音楽づくりを感じましたが、やや堅さが勝っていました。 ワイラースタインのチェロは至って普通でした。音は綺麗でテクニックも申し分ないのでしょうが、音の鳴りが上辺な印象で深みが出てきませんでした。軽いということではないのですが、ショスタコーヴィチとのマッチ感は乏しくやや退屈に聴こえました。メインの5番は、全体的にゆったりたっぷりと歌い雄大に表現していて陰鬱な雰囲気はなく明るいイメージでした。局所的にテンポの変動、メインパートの際立たせた強調、一部濃厚な表現等々が目立ち、正直くどくまとまりがない印象でした。特に3楽章は遅いテンポで強弱のコントラストも幅を利かせて感情をこめて表現をしていましたが、効果は薄く冗長に感じました。全体としてもやや演出じみていて一貫性に欠ける印象でした。N響は安定したパフォーマンスでした。
2020年02月01日
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