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10月31日(土)竹澤恭子のコンサートに行ってきました(杜のホールはしもと)。 ・ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」、第7番、第9番「クロイツェル」(江口玲) インパクトに欠けていたと言うことでしょうか? 竹澤は線は太めでシャープさもあるのですが、滑らかな弓使いで尖った感じはありませんでした。多くは響かせず、小気味よく仕上げていてまとまりがありました。 音も素晴らしく何か不満がある訳でも無いのですがそれ以上は来るものが無く、残念ながら印象に残らなかったと言うのが正直なところです。
2020年10月31日
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10月30日(金)モーツァルト/歌劇『フィガロの結婚』~庭師は見た!~に行ってきました(東京芸術劇場)。 ・指揮・総監督:井上道義、演出:野田秀樹、アルマヴィーヴァ伯爵:ヴィタリ・ユシュマノフ、伯爵夫人:ドルニオク綾乃、スザ女(スザンナ):小林沙羅、フィガ郎(フィガロ):大山大輔、ケルビーノ:村松稔之、マルチェ里奈(マルチェリーナ):森山京子、バルト郎(バルトロ):三戸大久、走り男(バジリオ):黒田大介、狂っちゃ男(ドン・クルツィオ):三浦大喜、バルバ里奈(バルバリーナ):コロンえりか、庭師アントニ男(アントニオ):廣川三憲、管弦楽:ザ・オペラ・バンド まずまず楽しめました。 奇抜な設定が施されているものの、ベースは原作通りでデフォルメ感も抑えられいて、ユーモラスなオペラ風演劇とでも表現できる作品でした。歌手陣では伯爵の極めて高い安定感と伯爵夫人の憂鬱な想いの表現力が群を抜いて素晴らしかったのですが、ケルビーノが男性歌手であることを2幕が終わるまで気付かなかかったほど全く違和感がなく、アリアのレヴェルも相応に高かったことが強く印象に残りました。
2020年10月31日
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10月28日(水)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。 ・シューベルト:交響曲 第2番、第4番「悲劇的」 充実シューベルト。 全体バランスを常に意識していて極端に表現するとソロの扱いはなく全てがアンサンブルで成り立っているイメージでした。故に時としてやや抑制的に聴こえる場面があるのですが、飾り気の無い極めてビュアなアプローチが曲の魅力を十二分に引き出していて物足りなさは全くありませんでした。また、シャープでハツラツとしているのですが決してキツくなく、響きが柔らかいことが更に味わいを深めていました。 全く曲調が違うプログラミングで飽きることなどなく、あっという間に聴き切ってしまった印象でした。 一部に乱れは見られたもののN響は素晴らしく、実力を見せつけられ堪能する結果となりました。
2020年10月28日
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10月26日(月)パリ管弦楽団のコンサートは、残念ながら中止となりました(サントリーホール)。 ・ドビュッシー: 牧神の午後への前奏曲、サン=サーンス: ヴァイオリン協奏曲第3番(ギル・シャハム)、ストラヴィンスキー: バレエ「春の祭典」
2020年10月26日
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10月25日(日)東京都交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。 ・ベートーヴェン:交響曲第4番、ブラームス:交響曲第3番 素晴らしいベートーヴェン。 弦を中心に柔らく響かせていましたが重厚感も十分にあり、ベートーヴェンを聴いている感が強くありました。オーソドックスなアプローチでテンポや間なども申し分なく、何とも沁みてくる名演でした。オケのレヴェル、安定感も高く安心して聴くことができました。 後半のブラームスはやや物足りませんでした。二楽章の中盤まではバランスが整っていない印象でやや乱れもありましたが、それ以降は高い集中力でまとまりを感じさせました。しかし、アプローチは一貫してややさっぱり系で、ブラームスとしてはもうひとクドさ欲しかったところです。
2020年10月25日
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10月22日(木)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(東京芸術劇場)。・武満徹:デイ・シグナル、ガーデン・レイン、ナイト・シグナル、ラーション:サクソフォーン協奏曲(須川展也)、ベルワルド:交響曲 第4番残念なベルワルド。武満のブラス3曲は連続して演奏されましたが、進行とともにアンサンブルが整っていった印象でした。須川は先日の上野とはややイメージが違い、いわゆるサクソフォンらしい哀愁も感じさせる音色で魅力的でした。十八番のようで自信溢れる吹きっぷりであり特に2、3楽章は印象に残りましたし曲の素晴らしさを見事に表した名演でしたが、上野のインパクトがまだ残っていて上野でも聴いてみたいとも思ってしまいました。 さてベルワルドです。オケは間違いなく素晴らしく特に木管セッションは安定感抜群でしたが、調和にも対比にも乏しく最後まで響いて来ませんでした。初めて聴いた曲ではありますが「こんな曲なのだろうか?」とモヤモヤ感が残り、やや独りよがりというか押し付けがましく感じさせました。
2020年10月22日
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10月18日(日)東京六人組のコンサートに行ってきました(所沢文化センター ミューズマーキーホール)。プーランク:六重奏曲、フランセ:恋人たちのたそがれ、ダンディ:サラバンドとメヌエット、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ、ラヴェル:ラ・ヴァルス(上野由恵、荒絵理子、金子平、福士マリ子、福川伸陽、三浦友理枝)何とも楽しいコンサート。腕良し、プログラム良しで、トークも挟みながらのリラックスしたコンサートでした。オールフランスで多彩な構成でしたが、今回初披露の「ラ・ヴァルス」がオーケストレーションを六重奏に編曲したイメージの中聴き応えのある仕上がりになっており、六人の技量に裏打ちされて色彩の豊かさや迫力は全く遜色なく強く印象に残りました。日本を代表するプレーヤーによるセッションであり非常に質が高く満足度も高かったのですが、その中でもホルン福川の安定感と金子の存在感が光っていました。
2020年10月18日
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10月17日(土)新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(すみだトリフォニーホール)。・外山雄三:交響曲、大澤壽人:サクソフォン協奏曲、トマジ:アルト・サクソフォンと管弦楽のためのバラード(上野耕平)、ベートーヴェン:交響曲第 7 番上野耕平のサクソフォンが絶品でした。外山は89歳と高齢ながら、矍鑠とした姿を見せてくれました。自身の交響曲は金管とティンパニーのリードが印象的な重厚で勇猛さを感じさせる作品で、オケも見事に力量を発揮していました。後半のベートーヴェンもダイナミックさやスケール感はさすがと思わせましたが、二楽章を除いては非常に遅いテンポの進行で、あまりのテンポの遅さと長めの「間」にオケも手こずり、乱れが目立ったりスムーズさを欠く場面がありました。そんな中でも二楽章は、室内楽的な調和とホルンの絶妙さが素晴らしく印象に残りました。でも、今日の主役は何と言っても上野でした。滑らかなのですが芯があり、高低強弱を問わずしっかり音が届いてくる印象でした。両曲ともユニークさもある馴染みやすい曲で、上野の高いテクニックと心地よい響きによりサクソフォンの魅力を十二分に堪能することができました。
2020年10月17日
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10月13日(火)河村尚子のコンサートに行ってきました(紀尾井ホール)。 ・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番、シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番、藤倉 大:「春と修羅」(栄伝亜夜バージョン)、ショパン:夜想曲第17番、スケルツォ第4番、ポロネーズ第7番「幻想」 何とも魅力的な音。 河村は時として攻撃的とも言えるアプローチも見られ決して心地良いピアノとは言えないのですが、とにかく音が素晴らしいのです。単に美しくしいと言うのではなく、綺麗な上に「ピアノを聴いている感」を満たしてくれる魅力を感じるのです。表現は個性的で常にアンジュレーションやアクセントがあり平坦はほぼ見られません。 モーツァルトでは起伏がやや作りすぎと感じさせ違和感となりましたが、一転シューベルトは内面の表出を感じさせる極めて味わい深い名演でした。この作品にかつて無かったほどの魅力を感じることができ、極めて高い充実感を味わうことができました。 後半も総じてハイレヴェルでしたが、スケルツォのスケール感と情感の入り方が際立っていました。
2020年10月13日
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10月12日(月)ダニール・トリフォノフのコンサートは、残念ながら中止となりました(東京オペラシティコンサートホール)。 ・J.S.バッハ(ブラームス編): シャコンヌ、フーガの技法全曲、(M.ヘス編)コラール「主よ、人の望みの喜びよ」
2020年10月12日
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10月11日(日)神戸市室内管弦楽団のコンサートに行ってきました(紀尾井ホール)。 ・ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番(清水和音)、交響曲第3番「英雄」 何も文句のつけようのない見事なコンチェルト。 ある程度予想はしていましたが、清水は自然な味わいでこの曲を手中に収めていて、全く力むことなく最後まで弾ききるのはまさに見事としか言いようがなく、とにかく素晴らしい演奏でした。演奏家としてはそれほどの年齢ではないものの老成感が半端なく、あまりにも冷静な表現に時として物足りなさを覚えるのが強いて言えば不満というところです。 メインの「英雄」です。 弦は薄く個人技も一枚落ちる中、フルオーケストラと同様のアプローチはやや疑問で、バランスを崩したり粗くなってしまう場面が多く単調な印象で終始しました。 ただ、コンチェルトも含めてオーボエの安定感は光っていて、抜群でした。
2020年10月11日
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10月10日(土)神尾真由子のコンサートに行ってきました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・ベートーヴェン:ロマンス第2番、ヴァイオリン・ソナタ 第5番「春」、クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ、美しきロスマリン、中国の太鼓、サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番(田村響)久しぶりの神尾です。決して心地よいとは言えないシャープで鋭い音色は健在で、以前聴いた何回かのリサイタルやコンチェルトでは時として無機的に思うこともありましたが、今日はそこまでの感覚はありませんでした。ただ、やはりテクニック系のイメージは拭えず、今日も「中国の太鼓」やサンサーンスの見事さに目(耳)が向かってしまったのが正直なところです。「春」は速めのテンポで進めましたが、神尾のシャープさが前面に出過ぎてややせわしく感じましたし、クライスラー独特の高揚感は薄かったように思います。ベートーヴェンのロマンスは素晴らしくまろやかさが加わった味わいがあり、これは伴奏によるところも大きかった印象でした。今日の田村は全般的に安定していて、特に「春」ではあまりの素晴らしさに途中から伴奏に気が取られてしまって困るほどでした。最後に、ロマンス終了後演奏者は袖に下がらず続けて演奏を始めようとしましたが、悪いタイミングで遅れてきた観客を入場させ中々演奏を始められず嫌な間を作ってしまったのは明らかに会場側のミスで、非常に後味が悪く残念でした。
2020年10月10日
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10月9日(金)日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。 ・シューベルト:交響曲第7番「未完成」、ブラームス:ピアノ協奏曲第1番(福間洸太朗) コンチェルトをメインプログラムに据える難しさを感じました。 前半は飯守らしくスケール感があってダイナミックなシューベルトでした。こんなに金管が前面に出た演奏は初めてで、特にホルンのリードがとにかく目立ちました。逆に弦は極めて淡白に感じてしまう程抑えていましたが、この対比が一楽章では効果的で聴き応えがありました。しかし二楽章では抑揚がなく平面的な印象となってしまったことと、木管が全体を通して平凡で存在感が薄かったのは残念でした。 福間はタッチはやわらかく音は軽めなのですが、硬さからか特に一楽章は音がこもって前に抜けて来ず、たどたどしさもありました。伴奏も不調でホルンが外しまくった場面ではソロが気の毒になるほどでした。進むに連れて福間の盛り返しは感じられましたが全体的にインパクトに欠けていて、どこを聴いても似たような表現に聴こえてしまう印象が最後まで拭い去れませんでした。
2020年10月09日
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10月8日(木)新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。・ブラームス:ヴァイオリン協奏曲(竹澤恭子)、チャイコフスキー:交響曲第4番記憶が正しければ何故か初めての実演チャイ4???竹澤は力強く艶がある素晴らしい音色の持ち主で、奇をてらったり小細工は無く、この作品に真正面から向き合った聴き応え十分なソロでした。特に一楽章は圧巻で堂々たるテンポ、堂々たる弾きっぷりに惹き込まれてしまい、その後がやや淡白に感じてしまうほどでした。さてチャイ4。それなりの期間、回数のコンサート歴なのですが、恐らく初めて実演で聴くはずで、特別な理由がある訳でもないのですが自分としても不思議な気分でした。結果は熊倉という指揮者の将来性に物凄い期待を抱かせる素晴らしさだったのです。極めてクールで洗練されていてチャイ臭やチャイ圧はあまり無いのですが、丁寧かつよく練られていてバランス、アンサンブルの妙がやや独特かつ絶品でした。一楽章前半の抑制が強く憂いが半端無い不透明感漂うスタートから霧が晴れていくような清々しさと、決してがならない品格は憎いほどでした。オケは決して褒められた出来とは言えませんでしたが、熊倉のリードで最後まで集中力を保ったのはさすがで、楽しみな指揮者が増えた喜びに浸りながら会場を後にしました。
2020年10月08日
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9月30日(水)ロンドン交響楽団のコンサートは、残念ながら中止となりました(サントリーホール)。 ・リゲティ: アトモスフェール、ワーグナー: オペラ「ローエングリン」第1幕への前奏曲、ウェーベルン: 管弦楽のための6つの小品、ワーグナー: 楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲と愛の死、ブラームス: 交響曲第2番
2020年10月04日
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10月3日(土)東京交響楽団のコンサートに行ってきました(東京オペラシティコンサートホール)。・千住 明:詩篇交響曲「源氏物語」(嘉目真木子、錦織 健)、シベリウス:交響曲第2番直球シベ2!「源氏物語」は朗読と歌唱の中間的イメージで、映画音楽感が強くそれほど抑揚はないのですがドラマチックで馴染みやすい楽曲でした。タイトルからもっと古典的な曲調を想像していましたが完全に現代調で、作詞も松本隆で全くの現代風でした。嘉目も悪くはなかったのですが、何と言っても錦織の全く角が無い美声は素晴らしく、更に詩篇の立ち位置を如何なく表現していて聴き応えがありました。シベリウスは冒頭から弦主導のメッセージを強く出していて、切っ先鋭くダイナミックな名演でした。ややテンポは速めでためらいなく進み、曖昧さや不明確さは見当たらず、ストレートを臆せず投げ込んでくるイメージで爽快感がありました。決して情緒的にはなりませんが、豊かに歌わせていて雄大さもあり満足度は高かったです。オケもやや木管に物足りなさはありましたが、総じて安定していました。
2020年10月03日
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10月3日(土)ロンドン交響楽団のコンサートは、残念ながら中止となりました(ミューザ川崎シンフォニーホール)。・マーラー:交響曲第2番ハ短調「復活」(エルザ・ドライジグ、エリーザベト・クールマン、首都圏音楽大学合同コーラス)
2020年10月03日
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