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実家の隣に住んでいる犬(シベリアンハスキーのような雑種)がいて、いつも私が車を停めようとすると玄関を自分で開けて出てきます。かれこれ17年くらい生きていて、人間の年に換算すると80歳を越える長寿ということらしいですが、いよいよ危ないとのこと。正直私は動物が苦手。子供の頃に近所のドーベルマンに追いかけ回されてから決定的に嫌いになったのですが、最近は姉の家でも飼うようになり、以前に比べて少しずつ触れるようにはなってきました(-。-;)で、その犬もやはり当初は嫌いで、犬は人の気持ちがわかると言われますが、近づくとよく吠えられました( ̄Д ̄;;ただ、今年になって母の様子を見に実家に行く頻度が増えると、お互いに慣れてきて、やがて吠えられなくなりました。吠えられなくなると、玄関を開けて出てくる姿が何となく私を迎えてくれているようであり、顔を見ると目が垂れていて愛くるしい感じ。なので最近はどこの犬よりも可愛らしく思えてきました。そんな犬がいよいよ玄関を開ける気力も無くなったようで、出てこなくなりました。散歩も嫌がるのだそうで、余命幾ばくもないとのこと。もう出迎えてもらえないのかも、と思うと「あぁ、元気なうちに一回撫でておけば良かったな」と後悔。とりあえずまだ頑張って元気な姿を見せてもらいたいと思います。
2012年10月31日
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2012年10月30日
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前回の電子イス話の続きです。そんなわけで、私は母に連れられて実際にその電子イスに行ってみました。そのスーパーは出来た当初は新しいし大きいしで、子供の頃はしょっちゅう行っていた記憶があります。しかしそれから数十年経過した今はすっかり寂れてしまい、近所の高齢者だけが買い物に来るような、いつ潰れてもおかしくないような感じになっていました。数十年ぶりにそのスーパーに入ってみると、やはり寂れ感は隠せないのですが、その一画だけは異空間のように人でごった返していました。100人以上の高齢者の群( ̄Д ̄;;私はその中でダントツの最年少で、明らかに浮いた感じになりました(-。-;)順番待ちの番号札を渡されて、しばらく待ちます。数十分の順番待ちを経て、ようやく噂のイスに案内されました。実際に座ってみると、足の裏や指先が若干ピリピリとしている感じが。既に電源が入っているようですが、私の隣に座ったおばちゃんも含めて皆既に慣れたもの。「係の人が番号札を集めにくるから」と言って、自発的に周囲の番号札を集め出します。そして係の人が「周波数を変えるので横の機械の赤いボタンを押した後に白いボタンを押してください」と言うと、普段自分の家のDVDも操作をできないうちの母親を含め、皆一糸乱れぬ統率のとれた挙動で、難なく操作します(・・;)あとは黙って座っているだけなのですが、正面の黒板の前に担当の方が一人登場。ケーシー高峰とジャパネットタカタの社長を足して割ったような冗舌なトークに合わせ、会社の紹介、機械と効用の説明、その他健康にまつわる豆知識などを、黒板に書いて解説していきます。ぶっちゃけ内容の半分は毎回同じことを言っているようなのですが、うちの母を含めた高齢者の方々は新鮮な驚きを持ってリアクションします。一度終わると頭の中が一旦リセットされている模様(・・;)「この中で初めて来られた方は?」と担当の人が聞いてくるので、私を含めて5人くらいの人が手を挙げました。その一人一人に「どこが悪いですか?」と尋ね、私は「首のコリと飛蚊症」と言いました。すると、今までこのイスで治った人の体験談を紹介し「10回続けて来てみてください。それで効果を見極めてみてください」と言われました。それで実際に通電を確認するような機械を押し当てられてピピピピと音が出ると「ほら、これで電子が流れています」と言われました。ちなみに電流ではなくて電子らしく、約14000ボルトの電圧がかかっているそうなのですが、その辺りはよく違いがわかりません┐( ̄ヘ ̄)┌携帯電話とか財布の中のカードとかには特に影響が無いとのこと。ただこの状態で隣の人に触ったりすると「バチッ!」と感電するらしく、うちの母もそれを忘れて今まで何度か「ぎゃっ!!(××)」となったことがあるようです。そして、学習しない母はその日も前に座っている知り合いの肩を「ねぇねぇ」と呼ぼうとして叩いて感電(-。-;)それでも懲りずに私にも触ってこようとするので、私は「ちょ、ちょっと( ̄Д ̄;;」と座っている間は気が気でなりませんでした。で、一応2回行ってみたのですが、今のところ特に何ら変化は無く(・・;)ただ、座って話を聞いている間に猛烈な眠気に襲われることだけは確認できました(;^_^Aそれで母に「ワシもう行かなくてもいいや(-。-;)」と言うと「繰り返し行かないと効果無いよ!あんたも姉ちゃんも七赤(九星占い)だから頑固で信じないんやね!!\(*`∧´)/」と怒ります。「じゃあ、母ちゃんどっか良くなったの?(-。-;)」と聞くと「何となく身体が軽くなった・・・気がする」とのこと。かれこれ50回以上行ってるにもかかわらず、明確な改善は無く。便秘は治らないし、最近は腰が痛くて(ソリティアのやりすぎによる)車も運転できなくなった程なのに、それも全然改善しないし(-。-;)それでも頑なに電子イスの効果を信じ続けるうちの母。それの一体何を信じろ、というのか。「七赤だから」という一言で片付けるには、あまりにも説得力がありませんでした。(完)
2012年10月29日
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※最近は有料銘柄診断の方が増えてきたことや、個人的に他に手間を取られることが増えてきたものですから、少なくとも年内は1ヶ月に一度程度レポートを出せれば良い方と考えています。従いまして無料銘柄診断に関しましてはリクエストは随時承りますが、すぐにはお応えすることができません。ご迷惑おかけ致しますが予めご了承ください。3ヶ月以内投資判断 「やや買い」買いのタイミング 今週末の決算通過後3ヶ月以内株価予想 120円~170円要点・業績は着実な回復基調が続き、復興需要の取り込みなど材料性も豊富。工作機械の落ち込みが不安材料ではあるが、その他の事業環境も良好。円安傾向も支援材料。・テクニカル的には上昇トレンドが継続中であり、下値はしっかり。今週末の決算で一目均衡表の雲を上抜けられれば、トレンド維持が確定か。一方、需給面では未だ重くのしかかる信用買い残の整理が求められる。・同業他社との比較では、有利子負債の大きさ、営業利益率の低さが目に付く。・新興国への進出は闇雲に行わず、エマージェンシーリスクの認識を今まで以上に持つべき。【企業概要】300年以上の歴史を持つ老舗商社。産業機械、工作機械、住宅建材、空調、建機、資源など総合的に扱う。今期は3年で売上倍増を目指す3ヶ年計画の初年度。山口県に出力約1200キロワットの大規模太陽光発電所(メガソーラー)を建設。来期は太陽光発電事業の売上180億円を目指す。アジアを中心とした新興国に販売拠点を次々と確立し、現地進出の日本メーカーを取り込む。なおGSユアサコーポレーション(6674)との資本関係は現在解消されている。【同社に該当する市場テーマ】自動車(産業機械)、工作機械、住宅(建材、太陽光発電等の環境・省エネ商材)、建機、資源、LED照明【業績】前期は大幅な増収増益。製造業の新興国進出による自動車向け工作機械を中心に全セグメントで売上が伸びた。また復興需要の取り込みも大きい。今期も増収増益を見込み、最終利益は12期ぶりの最高益更新の公算。幅広く手がけている事業は復興関連に当てはまるものが多く、着実な業績の積み上げが期待されている。第一四半期時点で通期会社計画に対する進捗率は20%程度と低いものの例年並であり、特段懸念する必要はなさそう。住設・管材・空調部門は消費増税前の住宅駆け込み需要なども追い風となって、伸長の確度も高い。建築・エクステリア部門も足下で道路株の好調な決算が伝わっていることから安心感がある。一方で、工作機械受注の推移を見ると足下で弱さが目立ち懸念材料。全体の第二四半期の受注額は第一四半期との比較で-3.6%と鈍化が目立つ。特に国内外での回復基調に急ブレーキの自動車向けが伸び悩み。ただ、今後は反日による中国での販売不振から工場の移転が他のアジア地域に進めば、新規設備投資需要が増すことで逆に商機に繋がるとも言える。12年9月中間期予想(KA.Blog)単位:百万円売上 189000営業利益 3300経常利益 3300当期純益 2000中間期の売上は会社計画に届かないものの、前期比増収増益は確保の見込み。第一四半期からの粗利益率改善も奏功して利益ベースでは計画を上回るものと予想。また例年最終四半期に若干の季節的プラス要因もあり、事業環境も総合的には良い流れが続くことで、通期予想に関しても会社計画からの上ブレも期待できるものと見込まれる。なお為替に関しては足元では円安反転の動きが出てきており、支援材料になりそう。有利子負債は334.9億円で前期から14.6億円減少有利子負債比率(有利子負債÷自己資本)は103.1%現預金は254.1億円流動比率(流動資産÷流動負債 ×100)は105.5%で前期の105.1%とほぼ横ばい。財務状況はそこまで悪いとは言えないまでも、良いとも言えない状態。特に同業他社比では同社の悪さが際立つ。フリーキャッシュフローは前期末108.8億円の黒字。前期より利益が伸びたことで黒字幅も増額。財務の改善が進んでいる格好。結果、今期復配も可能にした。粗利率は8.7%で、前期の8.3%から改善。予想ROAは4.1%で、前期末の3.4%から改善の見込み。業績動向の改善から、利益ベースでの改善も進んでいる。ファイナンスに関しては財務面の弱さから行われる可能性があるものの、足下でキャッシュフロー・利益面に改善傾向があり、その懸念は次第に和らいでいる感じ。【理論株価】買収価値を示すEV(時価総額-現預金+有利子負債)は391.1億円。今期予想EBITDA(営業利益+減価償却費)は88.5億円であり、結果 EV/EBITDA倍率は4.4倍となる。同業他社の平均値がおよそ2.9倍と見立てられるが、それらを元に計算した理論株価は77円となり、現状の株価は事業価値分析上は圧倒的に割高と捉えられる。これは結局有利子負債の大きさが、ここまで価値を減ずる原因になっている。【株価推移】2005年に300円台の高値を付けてから株価は下落歩調。07年3月期以降業績が下降している事に応じて株価も水準を切り下げてきた。ただ09年~11年まで概ね65円付近で逆三尊を付け底打ち。その後は復興需要などに支えられる格好で100円台を回復し、下値切り上げの相場が続いている。【テクニカル】足下では昨年11月、今年6月の安値を結ぶ下値支持線を割り込んでしまったものの、ここ最近の地合の復調で再度奪還傾向にある。長期的には昨年6・7月、今年3・7月の高値を結んで作られる上値抵抗線と合わせてパラレルな上昇トレンドは維持している格好。業績の回復歩調に合わせて、今後も大枠ではこの流れが継続していくものと見られる。株価は概ね2~3ヶ月周期での上下動を繰り返しており、足下は10/11の安値122円で短期的な底を打ったと見られそう。また、週足の一目均衡表でも雲に下値を支えられている格好になっていることから、目先一段の下押しは避けられそうな流れである。一方、日足では75日などの長期線を下回っていることで上値の重さを感じさせる。ボリンジャーバンドが下降傾向にあることも、上値を押さえつける流れに。MACDやパラボリックといったトレンド系シグナルは上昇継続を示しているものの、一目均衡表は三役暗転の形となっており強弱感が対立する状態。ただ足下はその雲が比較的薄いところに付けているため、今週末の決算きっかけで上抜けられるかどうかが今後の流れを決めそう。もし決算が上昇のカタリストに成り得ず上抜けができない場合は、上記上昇トレンドは今年120円~150円のボックス圏相場に移行したという見方に変化する恐れがあり、上昇の推進力を失うことになりそうだ。【需給】10年末から株価は底打ち反転してきていることで、長期的には回転が効いており需給バランスは良い状態。ただ7/10に突如仕手化して出来高を伴い急騰、長い上ヒゲを付けてしまったことで、短期的に需給バランスを大きく崩してしまった格好。結果、140円台での価格帯出来高が増えてしまい上値のしこりに。現在もその事後処理が続いている感じ。また信用買い残は280万株と日々の出来高に比べて圧倒的に多く、株価の上値を抑える材料に。ここ2年の株価上昇と共に少しずつ減少はしているものの、当面これが消化されるか売り残が増えるのを待つ必要がある。ここ半年での買い残のピークが5月末であるから、7月年初来高値の期日通過と合わせてもう一ヶ月程度は返済売りが出やすい地合と見られる。【同業他社比較】同社の予想PERは6.2倍、PBRは0.9倍今期予想営業利益率は1.7%、予想ROEは15.1%配当利回りは3.7%同業他社と比較すると、それぞれどのような位置付けだろうか。山善(8051)機械・工具、住宅設備の専門商社。同社と重なっている部分が最も強く、売上規模も同程度。予想PERは7.4倍、PBRは1.1倍今期予想営業利益率は2.9%、予想ROEは14.3%有利子負債比率は14.9%予想配当利回りは3.1%有利子負債は小さく、その他の指標でも同社に比べて割安な印象。トラスコ中山(9830)現場向け工具・機器等の卸。予想PERは8.7倍、PBRは0.6倍今期予想営業利益率は6.7%、予想ROEは6.6%無借金経営予想配当利回りは2.9%財務体質は良く、利益率は高い。売上規模は同社の1/3程度ながらも時価総額は同社の1.5倍程度と大きい。日伝(9902)産業用機器大手専門商社。売上規模は同社の1/4程度と小さい。予想PERは13.4倍、PBRは0.6倍今期予想営業利益率は4.7%、予想ROEは5.0%無借金経営予想配当利回りは1.8%財務体質は良く、利益率は高いが配当利回りは最も小さい。同業他社との比較では、財務体質の悪さが気になるが、株式価値的には同程度の評価。ROEは高いものの、営業利益率の小ささが目立つ。【課題】有利子負債の大きさが気掛かりで、こちらを縮める事が喫緊の課題とも言える。そのためには一層経費削減を努力し、営業利益率を高めていく必要があるだろう。ミャンマーなどへの展開など新興国への取り組み強化は引き続き積極的に行うべきではあるが、エマージェンシーリスクが一層高まっている昨今、闇雲に手を広げると、思わぬリスクを背負う事になる。きちんと地域の特性を掴んだ事業戦略が求められる事になるだろう。株主還元にもより一層の注力を期待。増配もさることながら、自社PBを贈る株主優待新設など個人投資家拡充策も可能では。そして何より発行済総数の約6%を占める自社株に関してもし買収などの使い道がすぐに見出せないのであれば、消却を行うことで株式価値向上に役立ててもらいたい。ひいてはそれでファイナンス実施に対する警戒感を株主から取り除くことができ、株価の上値の重さも取り除く効果を期待できる。太陽光などの再生エネルギーに力点を置くのも戦略的には妥当であるが、単価下落によるパネルメーカーの苦戦が伝わる中で、いつまでブームが持続できるかは微妙。そんな中では蓄電池などとの組み合わせにより、包括的な給電システムを提案することが価値向上に繋がるのでは。そういう取り組みも含めて縁のあるGSユアサなどと共同で事業を展開できれば、他社より強みをもった提案を行っていけるものと思われる。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月28日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜反落。前日のNYは個別企業の決算を受けて小幅高。それを受けた日経平均は前日終値を挟んで一進一退の展開。9000円の達成感や週末要因に上値を抑えられ、一段と買い向かう動きに乏しい状態でした。為替の円安が一服したことも手控え要因に。アジア株の下落から昼休みに先物中心で値を下げると、後場は一段安。ここまで上昇が続いたこともあり、待ってましたの利益確定売りが出やすい地合でした。売買高は18億株弱、売買代金は1兆円超えと、商いはそれなりに膨らみました。投資判断は「中立」。金曜のNYは7-9月期GDP速報値が年率2.0%と予想を上回ったことが好感される一方、Appleなどの予想を下回る企業決算が上値を抑え、小幅な値動きに終始する展開。それを受けたシカゴ225先物は8970円ということですが、ドル円は80円を割り込んでしまい小休止症状です。来週はそれを受けて小幅高で始まるものの、上値を抑えられて弱含む展開を予想します。30日には日銀の金融政策決定会合が、また週末に雇用統計を控えて、来週は波乱を含んだ週になりそうです。先週から続く上昇で、来週の日銀金融政策決定会合に対する期待が高まり過ぎてしまった感がありますが、最近は皆あまりにも「30日を通過したら出尽くし」と言うので、一旦軽く調整を入れるのは避けられないとしても、間もなくすぐ切り返してくるのではないかと思われます。チャート的には引き続きTOPIXの7/4,8/20,9/19辺りの高値を結ぶ上値抵抗線が意識され、日経平均の方も9000円が引っかかっている格好。ちなみに金曜は23日の高値をわずかに1銭上回りましたが、その後力尽きて売られてしまいました。来週は前半でここを明確に越えられるかどうかが焦点になってくると思います。新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。マザーズ・JASDAQ共に直近高値を一時上回ってきましたが、マザーズの方は買いが続かず。バイオ、IPO、電子書籍と次々物色が一巡し、主力のサイバーエージェント(4751)が下支えしたものの、買い疲れ感が否めない状態。やはり決算などを受けた東証1部に資金を奪われやすいこと、出遅れ株が見あたらなくなってきたことで、新興市場のピークアウト懸念が高まっている段階と思われます。【ポートフォリオ銘柄】売りポートフォリオのファーストリテイリング(9983)は反落。今週は地合の良さもあって踏み挙げの動きが続きましたが、その地合が暗転したことでようやく反落。戻りはせいぜい17500円までと思っていましたが、思いの外伸びました。ただこれでチャート的には11日に開けた窓を埋め、上値の達成感が出てきました。一目均衡表の雲上限にまで達しましたし、18000円は8月以降横ばいが続いた価格帯出来高の多いゾーン。ここから上値を追うには更に別の好材料を必要としそうです。金曜よりポートフォリオ入れしたソニー(6758)は続落。地合の悪さから売られましたが、下値の25日線・75日線に何とか支えられている格好。一目均衡表では遅行線が雲下限に引っかかっている感じになっていることから、その間に反撃のきっかけを掴みたいところ。決算は1日ですが、期中ユーロ円は平均して100円を割り込んでいましたし(98.5円。なお、同社はドル円に関しては感応度0)、業績が悪いのは織り込み済み。むしろ個人的には携帯事業の改善から、予想外に良い決算が出ると思います。また足下ではユーロ円安に推移していますし、どちらに転んだとしても株価は上がっていくと見ています。【注目銘柄】ワコム(6727)は大幅高で値上がり率上位。こちらは23日から有料メルマガにて買いで取り上げ。昨日の決算での好材料発表により19万円の壁をぶち破ること期待していましたが、見事に高成長を示した中期経営計画を発表。それを受けて金曜は一気に年初来高値まで更新し、地合悪の中で12%近い大幅逆行高となりました。目標はまだまだ上なので、とりあえず取り上げ根拠の一部を示します。「ペン入力のタブレットで世界首位。今期はサムスン製のタブレットGalaxy Noteに電子ペンシステムが採用され、コンポーネント事業が好調に推移。またユーロの為替前提を現在のレートに近いところに再設定したことで、中間・通期共に上方修正を発表。25日の決算を前に、本日は買われる展開となった。ただ引けにかけては押し戻される展開に。 足下で更に円安が進んでいること、またタッチペン対応のWindows8の発売も26日に控えており、関連株としての注目度も期待できる。 テクニカル的には6月以降戻りの限界となった19万円を本日一時上抜いてきたことから、ここの突破に注目したい。6月以降3度跳ね返されているラインであるが、4度目の正直で抜き去ることができれば、かなり強い上昇相場に発展できそう。各移動平均線は既に上抜けており、上値の邪魔は無い感じ。勢いで5月高値201400円の突破も十分可能では。 MACDは微妙に暗転しているものの、株価が上放れればいつでも好転できるポジションに。パラボリックは好転で、一目均衡表も三役好転の格好。ストキャスは高値暗転となっており、ボリンジャーバンドは+2σに上値を抑えられてはいるが、一方で-2σも切り上がっており、流れは悪くない。 需給面では6月以降の上値抵抗線19万円と、6,7,9月の安値を結んで形成される下値支持線によって作られる三角持ち合いを上放れれば、煮詰まり感から一気に解放される形で好転可能。中期的にも8/27の陰線で売り一巡感が出ているが、短期的には本日の寄り付きの出来高が気になるところであるから、ここを明日再度上回れれば、上値が開けそう。 信用買い残は差し引き2600株で7月以来の低水準に。日々の出来高でも十分こなせるレベル。年初来高値も5/2に記録しており、絶対期日の通過も近い。 予想PERは18.1倍で、東証電機機器の平均40.5倍との比較では割安。PBRは4.0倍で、同0.8倍との比較では割高。予想ROEは23.1%で同1.9%との比較では高い。配当利回りは1.9%」金曜はタッチパネルに重点を置いたWindows8の発売というイベント、更にサムスン電子が過去最高益の好決算を出したことも上値追いの材料になりました。それに上述のような同社固有のチャート要因が寄与したことも大きいでしょう。国内ではタブレット端末にペンを利用している人をあまり見かけないのでなかなか実感が湧きませんが、同社の売上比率は海外が高く、海外ではタブレットとペンが一般的。日本人は手先が器用で指が繊細だから無くても良いのかも知れませんが、外人さんはそうはいかないようです。Windows8はぶっちゃけ売れるとは思いませんが、PCの流れがタッチパネルに向かっていくことは避けられないでしょう。少なくとも同社にとって事業環境はドンドン良くなってきており、たかがペンと言って侮れません。中期経営計画で過去最高益更新が見込めるのなら、株価だって上場来高値を更新してもおかしくは無い。当然目標株価は全然上なので、また目先の目標を達成できた折には再度全文掲載致します。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月27日
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前回の電子イス話の続きです。それにしても、前回書いたら「うちの方でもやってる」と予想以上の反響にビックリ(××)全国的にやっているんですねぇ。で、そのビジネスモデルなんですが、母が「ところでこれって自宅で買ったらいくらするんかねぇ?」ということでネットで検索してみました。すると大体30万円前後ということでした。「あれ?思ってたより安いね」と母は感じたそうです。100万くらいするのではないか、と。恐らく、こんな感じで母のように繰り返し通っているうちに「いくらなんだろう?」とごく自然に関心が出てきて、何とはなしに調べてみる。そして「医療用機器だから高い」という固定観念から、30万円という数字が安く映ります。また向こうが積極的にグイグイ宣伝してきたわけではなく、自発的に調べた結果ですから、購入に対して抵抗感が消えます。「人を呼ばないと撤退する」という脅迫感は、新たなお客を呼ぶきっかけになると同時に、その希少価値を潜在的に刷り込みます。そして人が多く集まれば「それだけ効果があるんだ、自分が続けていることに間違いがない」という安心感を生みます。またここまで続けたのに止めてしまうのは、今までの効果が無駄になってしまうのではないか、という「損切りできない心理」も働きます。また無料でやっているということで返報性(何らかの施しをしてもらうと、お返しをしなければならないという感情)を生み出します。・・・と、実は様々な「行動心理学」に基づいた、非常に巧妙な販売戦略と言えます。これは今流行りのフリーミアムモデルも加わって非常に良くできたシステムです。やはりある程度効果が無いとこれだけの人は集まりません。中には「一回やって飛蚊症が一匹消えた」という意見もありますが、じゃあ母と一緒に行っている人の意見を聞くと「目がよく見えるようになった・・・気がする」「白髪が減った・・・気がする」と、何十回と行っていますが明確に改善した話は聞きません。極論を言えば、集まった会場に一人「間者(サクラ)」を混ぜておけば良いかも知れません。会場で誰かが「アレが治った、コレが治った」と言っておけば、口コミ効果から信憑性が増します。「効果は人それぞれだし、たまたま自分には効果が出にくいだけ。もっと来なければ」と思えます。ただ現実的にはそんなことをするまでも無く、人間の「病は気から」的な部分で、改善したと感じる人もいるでしょう。数が増えれば増える程その効果が出る人も増えてくるわけで、加速度的に信憑性が増すというものです。一応断っておくと、私はコレが詐欺だとは言いません。ここまでの記載は私の生来持つ「ひねくれ者」のスキルが成せる技で、勝手な憶測です。機器自体は医療施設にも導入されているということですし、国や地方自治体の認可も受けてあるそうです。もっとも、それが効果を裏付けするものでもありませんが・・・。何にせよ、体験していない者が勝手にアレコレ言うのは良くない。そんなわけで、私も母に連れて行ってもらい、実際に体験してくることにしてきました。(つづく)
2012年10月26日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反発。前日のNYは各企業の決算が弱かったことやFOMCで特に何も出なかったことで軟調。一方、facebook株は先日の決算を引き続き好感して20%近い大幅高となりました。それを受けた日経平均は朝方から概ねプラス圏での推移。為替がまた円安に動き、ドル円が80円台を付けてくるとじわじわ買われ再度9000円回復。来週に控えた日銀金融政策決定会合に対する期待が、株式・為替両市場に作用しました。14時過ぎに先物中心で買いが集まると、一気に上値を試す展開に。そのまま上げていき、最終的には100円高。ほぼ本日の高値圏での引けになり、終値ベースでは一ヶ月ぶりの高値水準。ただ売買高は16億株弱、売買代金は1兆円割れと、熱っぽさは感じられませんでした。投資判断は「中立」に。昨日の切り返しにはまたビックリしましたが、さすがに日経平均7営業日連続高の後ということもあって反落。ただ本日は再度反発してくるなど、9000円が非常にお気に入りのようです。TOPIXは昨日まで弱い動きが続きましたから「今週は弱い」と言ったことに間違いは無いかも知れません。ただ個人的にはやられた感がいっぱいですね。もっと弱いと思っていましたから。この不思議な強さを見せるのは来週からだと思っていました。こうなってくると非常に判断は難しいですね。来週の日銀金融政策決定会合に対する期待が高まり過ぎてしまった感がありますが、とりあえず単純に売りという場面でも無い様子。であれば、一旦判断保留として「中立」に戻しておきます。何にせよ、前々から書いているように日本株はまだまだ評価不足なのは確かです。ただ割安感だけを言うのであれば、9月の高値を付けて以後何ら変わりは無いのにここまで売り込まれました。為替もむしろ9月高値を付けた頃からドル・ユーロ共に円安進展してきたのに、タイミングとして先週から突然強くなった。どうも説得力に富む説明が付けられません。チャート的には引き続きTOPIXの7/4,8/20,9/19辺りの高値を結ぶ上値抵抗線が意識され、日経平均の方も案外9000円が越すに越せない大井川になっているのですが、この水準を明日抜けられるかどうか。執筆現段階ではヨーロッパが堅調で為替も一段円安が進展し、先物が9100円を突破。この強い流れは明日も続きそうな気配です。個別銘柄のチャートを色々見ていると、75日線が次第に上向いてきている銘柄が増えつつあります。これが下値支えになると、出遅れ感のある銘柄もしっかりしてくることで、いよいよ全面高の展開になりそうです。来週から国内も決算がいよいよ本格化してきますから、更に30日の日銀金融政策決定会合や週末の雇用統計も含めて重要に週になりそうです。そしてその次の週は6日にアメリカ大統領選挙、8日に中国共産党大会と続きますから、行き足のついた流れに平穏に乗っていられるのは、今週までと言えそうです。ただアメリカの方も大統領選挙後の怖さがありますが、最近は既にチャートが崩れてしまったため、思ったほど暴力的な下げに見舞われるという怖さは消えてきました。事前にわかっている危機は危機にならないため、足下の折り込みに行っている動きから、案外これらのイベント後もしっかりした動きが継続できるかも知れません。本日発表の投資主体別売買動向によると、先週は個人が現物・先物共に大幅な売り越し。一方、外国人は双方共に大幅な買い越しと姿勢が分かれました。確かに私も9000円超えは売りだろう、と思ったので、この投資行動は自然なものと思われます。ということは、意外に強い相場を見て、ポジションが空になった個人投資家の買い、もしくは買い戻しが期待できるということでもあります。個人投資家の熱を知るバロメーターとして、当ブログのアクセス数がありますが、足下で伸びてきているため、再度市場に参加しようとする個人投資家のボルテージは高まってきている印象を私は感じています。新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。日経JASDAQ平均、マザーズ共に直近高値を上回ってきており、東証1部・新興どちらも強いという状況を見て取れます。更に東証REIT指数も高く、正にリスクオンの状態。直近IPOのトレンダーズ(6069)はさすがに反落となりましたが、バイオの次はタブレット端末などの出揃いから電子書籍関連が上がったり、循環物色が続いている格好です。出遅れ銘柄が見あたらなくなってきたので、為替が円安になってきたことも合わせて、新興市場銘柄はそろそろピークアウトが近いのかなと思います。決算シーズンではありますが、今回は決算を悪材料に売り込まれる銘柄が少ないことから、あまり警戒感が強まらないことも東証1部に資金を取られやすい要因だと思われます。【ポートフォリオ銘柄】GCAサヴィアンG(2174)は続伸で3月以来の高値水準。東証1部指定替えが決まった後はTOPIX算入による実需買いがありますから上がるのは確実だったわけですが、その無条件の買いも明日までの予定。何とかもう一頑張り10万円まで行って貰いたいですが。来週は30日に第三四半期決算が予定されていますが、HPの実績が全然増えないのでなかなか不安になってきます。もっとも全部が全部公表されるわけではなく、この前のダイキン(6367)も掲載されていませんから、過剰に心配する必要は無いのでしょうが。以前顧客だったグリー(3632)がまた186億円の大型買収をしたので、FAになっていないか期待していますが。月曜は配当落ちもありますし、とりあえず明日一旦適当なところで外して、決算を見てから買い直しが一番安全なのでしょうね。キャノンMJ(8060)は反落。昨日は好決算と自社株買いを受けて値上がり率上位に食い込みましたが、本日はさすがに反落となりました。ただ2年ぶりの高値を付けてきており需給は良いですから、昨日の短期筋のふるい落としが終われば再度反転してくるものと思われます。引き続き注目。売りポートフォリオの日本電産(6594)は一時大幅反発。昨日発表した決算は悪かったものの、出尽くしの買いが出てきました。ただ、買い一巡後は売りに押され、長い上ヒゲの陰線に。説明会では名物社長の口から強気一辺倒のHDDに対する弱気発言が出始めたので、今後逆に他の分野に力を入れて収益を伸ばしていくのかな、と思います。そうなってくると、この会社も買って良いのかも知れませんが、まだそういった動きが具現化していない現状は、やはり買い辛いと思います。さて、今回は一銘柄買いポートフォリオに入れたい銘柄があります。それはソニー(6758)です。電気製品業は既にNEC(6701)を入れているので悩みましたが、事業内容自体は随分異なっていますし、ソニーの決算も近いですから、そろそろこの銘柄を入れておきたいと思いました。文字数の関係上、ポイントだけをざっくり言うと、・業績が悪いことは十分織り込み済み。それに対する出尽くし感。・同社の損益に大きな影響を与えるユーロの円安継続。・株価の出遅れ感。・オリンパス(7733)との資本業務提携、ソネットエンタテインメント(3789)子会社化からのエムスリー(2413)間接統治による医療分野への進出といった方向性の明確化。・業績の大きな足を引っ張っている携帯電話事業の損益改善期待。です。特に最後の携帯電話事業の改善が私も意外なのですが、足下で同社のスマホが欧州地域で価格の安さも手伝って売れているということ。エリクソンから不採算部門を押しつけられた格好になって業績悪化の大きな要因となってしまった同事業ですが、一社体勢になって意志決定の効率化が図られたことにより、案外上手くいっている様子。この辺りが早期に黒字転換できれば、同社の業績はガラリと変化してくるものと思われます。医療分野についても世界全体でパイの大きな事業ですから、少なくとも最悪期は脱したという印象を受けています。目標は1200円に。明日の寄り付きから買いポートフォリオ入れとします。【注目銘柄】ウエストHD(1407)は続落。こちらは前回も当欄で取り上げ、売り銘柄とした根拠を掲載しましたが、目標とした1000円にあと10円までのところまで接近。地合が良い中で弱い動きが続いています。途中で提示した利食いラインに引っかかってしまいましたが、前回も「再度売り直しもアリ」としたので、大枠で当初予定通りにはいった感じ。またこういう銘柄をドンドン見付けていきたいと思います。 その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月25日
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最近うちの母はずっと電気イス、もとい、電子イスに凝っています。近所のスーパーの一画にとある業者の健康コーナーが出来ていて、そこにその電子イスが用意されています。無料で利用できる、ということで、地元のお年寄り中心にわんさか寄ってきています。母がしきりに私にも勧めるので、前々から気になっていました。その効能も気になるのですが、何より私はそのビジネスモデルが気になっていたのです。時系列に沿ってご説明しますと、数ヶ月前にスーパーにその業者がやってきました。最初はそのイスが4つ並べてあり、買い物客にPRし、実際に体験させました。ただ決して商品そのものの宣伝(価格を言ったり買ってくださいと言ったり)はしないそうです。で、肝心の効能は・・・というと、肩こり、頭痛、不眠、便秘、飛蚊症・・・何にでも効くのだそうです。何にでも効く、というと胡散臭いですが、要は血液をキレイにすることで結果身体の隅々まで健康になり万能、とのこと。そう言ったPRを何度か繰り返しているうちに、口コミで利用者が少しずつ増えていきました。毎日来て座っていく人も。その一人がうちの母親でした(;^_^Aやがて、その業者はこう言います。「もしあと一週間で利用者が100人増えないと、本社の方から(PR失敗ということで)撤退しろ、と言われている。なので、もっと新しい人たちにこのイスの良さを伝えてください。そしてもし増えたら、ここのコーナーを延長しますし、イスをもっと用意します」と。撤退されると、今までそのイスの効果に期待して毎日通っていた人々はガッカリ。なので、その人達は自分の周りの人々を誘います。・・・それを繰り返して、今では利用者が2000人にまで膨れあがり、イスも50個用意されるほど規模が大きくなりました。スーパーとしても集客力があってウハウハですし、利用者もタダで健康になれるとWin-Win。しかし、業者・客・スーパーの3者がWin-Winになるシステムなんて話が出来過ぎです。そんなわけで、私は疑念を持ちつつこのビジネスモデルについて考えていました。(つづく)
2012年10月24日
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2012年10月23日
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以前も紹介しましたが、先週の金曜に地元で初めて資産運用の講師を務めました。第0回と銘打って、まずは無料の体験会を催しました。小さな教室でしたが、お陰様でいっばいになる大盛況でした(^^)多数のご来場誠にありがとうございました。一週間前に事務局に「どれくらい集まりましたか?(-。-;)」と恐る恐る聞いても数名程度だったので、まあこんなご時世だし10人くらい集まれば御の字、と思っていたのですが、最終的には教室がいっぱいになる程の人数が集まりました。想像以上の反響にビックリ(××)顔ぶれも物見遊山の暇つぶしで来たような感じではなく、思ったよりも若い世代の関心が高かったです。 また、今回は主催者側の新聞社と話し合って「今のご時世、株を前面に出しても人が集まらないだろうから、敢えて専門の株以外の話もしてみる」とし、テーマは別に株に絞らずに証券アナリスト色よりもFP色を全面に打ち出した柔らかい感じの講義にしました。しかしアンケートを回収してみると、ほぼ全員「株に関心があって来た」ということで、むしろ意見として「もっと株の話が聞けると思った」との意見が半数。期待を裏切ってしまった点は申し訳なかったですが、思った以上に株式投資熱がある、とわかった事はすごく嬉しく感じました(^^) 何にせよ、今回の講座はあくまで「入門」であり「株を始めてみたいけれども勉強の機会が欲しい」という人の育成目的で始めたので、現時点で実際の申込者は半分に減ってしまいましたが(残りの半分は既に投資家だった様子)、かなり大きな収穫があったな、と思うと同時に、初歩の初歩から教えることで自分自身も原点に立ち返る良い機会だと感じました。それで恥ずかしながら、あれだけ練習していったのに緊張したのと慣れないせいで時間配分が掴めず、流暢にしゃべれたのは良かったですが、予定していた内容の半分程度しか紹介できず(T△T)最後は焦って肝心な結論を言い忘れたりと、自己採点ではギリギリ合格点をやれる程度でした。これは今後の課題ですね。と言うわけで、もし富山にお住まいの方で「株式投資に興味はあるけれどわからない」「誰かに教えてもらいたい」という方は、是非お気軽にお申込ください(^^)11月2日(金)から毎週金曜(月3回)ペースで19時~20時半まで高岡大和6Fにて開講致します。入会金は1000円、受講料は6回分で6000円です。宜しくお願い致します。※個別株の推奨や勧誘などはありません。あくまで投資初心者に対するセミナーですので、予めご注意ください。お問い合わせ先北日本新聞カルチャーパーク高岡 (0766)22-8880
2012年10月22日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続伸。前日のNYは小幅安。それを受けた日経平均は9000円を目前に売り先行のスタート。しかしその後すぐに切り返して9000円を突破すると、その後は9000円を挟んで一進一退の展開に。ただ後場も次第に下値が買われるとプラス圏でしっかりの値動き。引けでも9000円台を維持して終了できました。売買高は17億株台、売買代金は1兆円超えとそこそこでした。投資判断は「中立」。ただ、金曜のNYが企業決算の先行き不透明感からブラックマンデー記念日の暴落となったことで、実質的に来週は「売り」の週になると思います。シカゴ225先物は8860円と大きく下がっていることから、日経平均も来週は売り先行のスタートとなるのがほぼ確定的。前回「買い」に挙げたいところを堪えて正解でした。チャート的には日経平均・TOPIX共に上に出来たアイランドリバーサル(9/14~9/25)の窓を埋め、TOPIXは7/4,8/20,9/19辺りの高値を結ぶ上値抵抗線に概ね接近してきました。日経平均が9000円に到達という上値達成感から見ても、かなり上値は重い展開になると言えそうです。前回示した「三空」の存在も下方吸引力を示します。日経平均の週間上げ幅は今年最大となり、まして金曜のNYの暴落ですから、来週はさすがに反動安が出てくるのはやむなし。下落の週となりましょう。次は下に出来たアイランドリバーサルの窓埋め、及びTOPIXの下値抵抗線(6/4,7/25,9/6の安値を結ぶ線)に達する725ポイント辺りまでの下落を見込みます。と言うわけで、今週はここまで売られたSNSとかそういった銘柄が何とか代替的に物色される程度ではないかと見ています。そうやってお茶を濁しながら、再度反転のタイミングを伺うという感じになりそうです。一方で、再来週辺りからの反転のきっかけはそれぞれあります。一つは決算が来週末からいよいよ本格化してくること。後述のNEC(6701)のように一転好業績が報じられて買われる中核銘柄もあるでしょうし、また悪い決算が出ても、決算発表当日の為替水準が安ければ、意外に好感される可能性があります。その為替に関しては、先日のソフトバンク(9984)によるネクステル巨額買収の話から、お陰様で流れは円安モードになっています。ソフトバンク自身はその間、時価総額が一時1兆円近く減少し、人身御供となって円安にしてくれました。有り難や。そんなわけで、過去の巨額海外M&A後の為替の動きについて調べてみました。JT(2914)がガラハーを約2.2兆円で買収した日本史上過去最大の買収劇の際は、06年12月に発表されてから翌年7月までポンド円は円安に動きました(買収完了は07年4月)。06年3月にソフトバンクがボーダフォンから日本事業を約1.9兆円で買収発表した際には、ポンド円は約半年、ドコモ(9437)がAT&Tに1.1兆円出資発表した2000年12月以降、ドル円は約4ヶ月円安に動きました。ということは、今回のソフトバンクのネクステル買収約1.8兆円に関しても、半年程度の円安を誘発するのではないかと思われます。それはまず政府による介入と違って、実需としてのドル買いが起こるからであり、それによって他社が追随して買収が起こるかも、という観測が相場を下支えするからです。もう一つは、純粋に経営陣として円のピークと判断し、つまりこれから円安トレンドに移行していくであろう時期をきちんと選んでいるため、元々円安に向かいやすい時期だということです。実際に、例年8月初旬から10月中頃までに円高が進展し、1月頃までは円安が、また一旦円高に振れた後に4月頃にまでかけて再度円安トレンドに向かいやすい傾向があります。そんなわけで、為替の円安トレンドが後々きちんと日本株を下支えしてくれると思います。ユーロも木曜に一時104円台を付けたことで、5月以来の円安水準となっています。トレンドとしてはドルも合わせて円安トレンドに入っていることから、外需の決算がどれだけ悪くても、日経平均は8600円の辺りで下げ止まるでしょう。ちなみに来週25日はネクステルの決算発表ですから、それまでソフトバンクはなかなか買い辛い銘柄になるのではないかと見ています。新興市場は「強気の買い」。金曜は高安マチマチ。また東証1部が売られることで、再度バイオ株に火が付く可能性もあります。金曜マザーズ上場のIPOトレンダーズ(6069)は美人社長効果もあって(?)買い殺到の値付かず。ここは少し新興市場を元気にしてくれる材料になりそうです。【ポートフォリオ銘柄】NEC(6701)は大幅反発。朝の日経で中間期の4年ぶり黒字転換が報じられると買い気配スタート。昨日の疑惑報道による急落の反動もあって、一気に5日の高値水準まで回復。何か昨日の今日だけに報道側のベクトルを感じなくも無いですが、まあ上がったので由としましょう。そして昼には会社側から正式に中間期の上方修正が伝わると、新聞内容以上だったことで更に安心感が強まった格好です。この辺り、ずっと当ブログでも「NECの業績が良いはずなのに何でここまでアナリストなどの評価は低いんだ」と繰り返してきたことが報われた格好です。この業績改善の流れは株式需給の改善にも繋がりますから、まだまだ強気で大丈夫でしょう。売りポートフォリオの日本電産(6594)は反落。丁度5500円で戻り一巡の流れになっています。このまま焦らず下がっていくのを待ちましょう。ここでもう一度売りポートフォリオ銘柄としてファーストリテイリング(9983)を挙げておきます。取り上げ根拠は前回とほぼ同様なので、文字数の関係上省略。目標は15500円とします。【注目銘柄】東京鐵鋼(5423)は大幅高。こちらは18日配信の有料メルマガで以下のようにコメントしました。「既に大幅な下方修正は規定路線でしたが、本日中間決算発表と同時に通期の下方修正を発表。一方で減配は出されなかったため、上手く出尽くしの流れが出てくれることに期待します。元々10月の全品種契約価格が据え置かれたことで、下半期以降の回復が見込まれる動きとなっていて、市場の関心は既に下半期に向いています。 なので、利益分の下方修正幅は中間期の会社計画未達分が上乗せされただけになっています。一方、売上は随分と下方修正しているため、その点が市場にどう評価されるかは気がかり。 このままいくと4期連続赤字なのですが、意外に財務体質は悪くなく、疑義注記もありません。有利子負債比率は16.7%と他の電炉メーカーと比べて遜色なく、むしろ良い方です。ですから配当も堅持できています。 一つ懸念は低稼働率で不採算の田原工場減損リスク。雰囲気は堺工場でやられたシャープ(6753)に似ていることから、これで下げ止まりにはならないかも知れません。10日以降の上昇も決算悪材料出尽くしを狙った買いが積み上がった結果なので、その分は反動が気になります。そんなわけで、明日本日の高値263円を上回れるようなら買い、それ以外は見送りとしてください」結果、金曜は寄り付き後買われ、263円で買ったとしても5%以上の上昇幅となりました。そして会員様にお伝えしている一日の値幅限度額の計算に照らし合わせると、275円辺りでの売却が適当だったかと思います。この辺りはドカンと来たらさっと引くことも肝要でしょう。トプコン(7732)は反落。こちらは前回も当欄で紹介致しましたが、14日配信の有料メルマガにおいて買いで取り上げ。以後スルスルと上昇し、金曜引けの時点で投資期間終了。目標には届きませんでしたが、無事上昇率10.5%の幅をとることができました。そんなわけで、以下に取り上げ根拠を記します。「測量やGPSを使ったポジショニング事業が主力。また眼科用機器でも有力。今期は増収増益通しながらも、第一四半期の段階では売上も減少し、リストラ費用の計上などもあって赤字幅拡大。中間期は会社計画は増収増益を見込んでいるものの、四季報予想では減収となっており、市場的にも安値更新が続いていることから下方修正リスクはある程度内包しているものと思われる。 一方、ポジショニング事業はコマツ(6301)の無人ダンプ採用や、オーストラリアなどの大規模農場でIT化・省力化の流れが進んでいることから、今後の成長を期待できる分野。為替の円高が響くものの、眼科用機器を扱うアイケア事業も、新製品の投入効果から回復を期待。 テクニカル的には各移動平均線を割り込んでいるものの、200日線との乖離が30%前後となっていることから、そろそろ一度リバウンドがあっても良さそう。金曜は安値で「陰の陽はらみ」の形となったことで、変化点が近い雰囲気が出ている。セオリー通りに行けば明日「高寄り陽線となれば買い」であるため、買われて5日線を越えるところを狙っていきたい。 MACDやパラボリックは暗転。一目均衡表は三役暗転の形でボリンジャーバンドは-2σを拡大しながら下落が続いている。流れは下落トレンド継続であるものの、ストキャスは安値圏を示していること、また昨年10月以降350円前後が底値を示していたことから、下げ止まるのであればこの辺りと見たい。 需給面では5/1の年初来高値以降下落トレンドが続いて悪い流れではあるが、次第に高値期日が近づきつつあることで売り一巡感が出てきそうな感じ。また信用倍率は9万株の売り長と、直近はやや悪化傾向にあるにしてもまだ売り長を維持できている点は安心感がある。 予想PERは22.1倍で、同業の日立ハイテクノロジーズ(8036)の12.5倍との比較では割高。PBRは1.0 倍で同1.0との比較ではイーブン。予想ROEは9.9%で同7.6%に比べて高いが、下方修正を見込んだ四季報予想ベースでは5.0%となり一転低くなる。配当利回りは1.7%で同1.1%との比較では高い。 買値は上述のように金曜の流れから買われることを期待して。木曜の後場寄りに大口のクロスが入った360円の突破が短期の分かれ目であると見られ、できればここを上抜いて5日線も抜けるところを確認したい。目標株価は8,9月安値水準までの戻りを見越して。損切りは年初来安値更新まで引っ張りたいものの、持ちこたえられないのであれば350円割れのところで」来週は下落スタートの週となりそうですから、上手く利食いできたのではないかと思います。ウエストHD(1407)は続落。こちらも前回当欄で取り上げましたが、有料メルマガにて15日に売り銘柄として配信。その後下値を着実に切り下げて、金曜は一段安。無事200日線も割り込んできました。丁度3日の安値で踏みとどまった格好になっていますが、月曜の寄り付きが売り先行のスタートとなった場合は一段安を見込めそうです。月曜の寄り付きに注目です。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月20日
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昨晩は突然お通夜に参列することになりました。亡くなったのは町内の床屋のご主人。父が昔から利用していたということもあって、私も子供の頃から利用していて、子供の頃はよく頭を刈ってもらいました。床屋が終わった後に子供には100円のキャッシュバックがあったので、床屋に行くのが楽しみでした(^^)元々心臓が悪かったようで、今は息子さんの方に実権を移し、最近は店に出る機会も少なくなっていましたが、まだ64歳という若さでした。結婚40周年記念で友達夫婦と一緒に台湾旅行へ。毎年台湾に行きたい、行きたいという程の台湾好きだったようで、今月1日から4泊5日の日程で行ったのだとか。ところが4日目に突然倒れ、そこで頭部を強打。脳内出血の状態になって一週間ほど昏睡状態が続いたものの結局意識は戻らず。14日に亡くなったそうですが、海外での手続きなどに時間がかかったので、お通夜がこれまで延びたようです。先月私が床屋に行った時には、至って元気な様子でした。いつも父の様子を気にかけてくれて、散髪後にマッサージをしてくれていました。パンチパーマでしたが、顔はいたって優しい感じの方でした。それで半寝たきりの状態で参列できない父の代わりも兼ねて参列してきました。お通夜には場内に入れない程たくさんの参列者が。今まで数々のお通夜、お葬式に参列してきましたが、こんなに人が来た葬儀は初めてでした。故人の人柄の良さがうかがい知れます。ご家族の方は突然の訃報を未だに信じられない感じで、悲しみを押し隠すように参列者一人一人に挨拶しておられました。いつも元気によくしゃべりかけてくる息子さんも、さすがに沈痛な面持ちでした。祭壇に飾られた遺影は倒れる2分ほど前に撮った写真ということで、大好きな台湾旅行が叶い、幸せそうな笑顔でした。しめやかにお通夜は執り行われ、最後に参列者がそれぞれご焼香をする段になると、突然演歌調の音楽が流れ始めました。ざわめく会場。そして聞こえてくる声はプロのようなアマのような、上手いけれど聞いたことの無い声が流れてきました。どうやら、歌っているのは故人の様子(××)演歌好きで、生前録音した曲がかかっているようなのです。こぶしが効いてやたら上手いのですが、それを聞いて何となく参列者から笑い声が(^^)緊張と緩和というお笑いの原則がはまった瞬間でした。愉快だった故人の人柄が伝わる良い演出でした。ところで、話は遡って14日の日曜日。私と母がまた日課で父の施設に行った際。父が突然「○○!」と床屋の名前を口走りました。それで私と母が顔を見合わせ「床屋に行きたいの?まだ髪の毛そんなに伸びてないよ?(・・;)」と言うと、父は「なーん(何でもない)」と言います。私と母は「何のこっちゃ(;^_^A」と思い、そのセリフを流しました。今思い起こしてみると、その日が丁度ご主人が遠い異国の地で亡くなった日(××)父は虫の知らせを感じ取っていたのかも知れません。
2012年10月19日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は続伸。前日のNYは9月の住宅着工件数が4年ぶりの高水準だったことからしっかり。IBMが決算を受けて急落し1銘柄でダウを80ドル近く押し下げましたが、それを差し引くと総じてしっかりな印象。スペインやイタリアの国債利回りも低下する一方でアメリカの国債が売られ、世界的にリスクオンの動きが出てきました。それを受けた日経平均も朝方から買いが先行。為替も円安継続となっていることから外需銘柄中心の買い戻しが続きました。11時に中国の第三四半期GDPの伸びが7.4%になったと伝わると、安心感から一段高の流れに。後場も一段高と右肩上がりの展開。9000円回復までには至りませんでしたが、その手前まであり、ほぼ高値引け。売買高は20億株台、売買代金は1.2兆円と商いは膨らみました。投資判断は「中立」。チャート的には日経平均・TOPIX共に下にアイランドリバーサルを形成し、75日線も上回って抵抗線がとりあえず無くなりました。ただ、本日の上昇で窓が3つ開いた「三空」となりましたから、このままどんどん買われるかというと微妙な感じです。明日は週末ですし、9000円という目標達成感もありますし、一旦小休止と見ておくのが無難でしょう。なので、気持ち的には買いに一段階上げたいところですが、金曜のNYなどの動きを見てから来週の動きを考えたいと思います。それにしても今週は強い。やはりあまりにも市井のアナリストが皆が皆「所詮買い戻しに過ぎない」と言っていたので、逆に実需の買いだったようです。この感じ、6月の上昇や7月の上昇などに雰囲気が似ています。あれあれ?と思っている間に上がってしまう感じ。為替も円安基調に入っており、前回も書いたように本来はこのくらいの水準に戻ったとしても何ら不思議はありません。むしろ世界の株式市場との比較でいけば、9200円辺りに居るべきです。元々各国での金融緩和があり、国内では月末の日銀金融政策決定会合では10兆円の追加緩和と伝わったことで、もっと買われて然るべき。それでも引け後に出てくる決算が続々下方修正されると、少し手が緩んでしまうのが普通の心情。ただ日本もアメリカもある程度織り込んで、実際に下方修正が出ると逆に上がる銘柄が目立っていますから、単に下方修正だから売る、という判断は考え物です。第一四半期の決算などを参考にして、第二四半期単独の数字を評価した上で、チャートなどで下方乖離率が高ければ、積極的に買っていっても良いでしょう。地合が良い時は悪材料すら買い材料に取って代わるものです。新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。昨日一転売りに押されたバイオ株が買い戻されたことで、全体的にしっかり。東証1部同様に全面高のような感じになっています。特に追加緩和期待が新興不動産株にも流れ、JASDAQではADワークス(3250)やコスモスイニシア(8844)なども大幅高。10月第二週の投資主体別売買動向では個人の買い越し幅の大きさが特に目立ちましたが、その流れが新興市場にも現れているといえそうです。そして回転が効いている資金は足下でまたルック(8029)などの仕手株に流れています。指数がどのような状況にあっても、個人投資家は上手く立ち回る術を心得ています。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続伸。一時130円を回復し、引き続き世界的な金融株買いの流れに乗って、同社も買われる動きとなりました。特に本日は商いも膨らんで、力強さを感じる格好。テクニカル的にはMACDが好転。また9/26の下落で130円~132円に窓が開いていますから、ひとまずはそこを埋めに行く動きになりそうです。世界の金融株のポートフォリオを考えても、日本のメガバンクは外せないでしょう。NEC(6701)は大幅反落。前場までしっかりしていましたが、後場に「FACTA」にて宇宙衛星部門の不正請求疑惑が報じられると一気に売られる展開になりました。一応現段階では正式発表でも無いですし、まだ疑惑段階ですから何とも言えませんが、三菱電機(6503)の防衛庁に対する不正請求が発覚した際は大きく売られた後に一旦戻しました。実際どうなるかわかりませんが、とりあえず市場の落ち着きを待ちたいところ。それにしてもこんなに地合の良い時にやってくれるな、という感じでした。昨日より売りポートフォリオ入れとした日本電産(6594)は続伸。前回「5500円程度までのリバは見込まれます」としましたが、とりあえず本日5500円までありました。やっぱり売りのタイミングは早かったようですが、方向性としては下向きですから、焦らず下がってくるのを待ちましょう。【注目銘柄】ウエストHD(1407)は大幅続落。こちらは有料メルマガにて15日に売り銘柄として配信。その後下値を着実に切り下げて、本日は一気に急落。JASDAQでの値下がり率3位となりました。昔から買いにしろ売りにしろ非常に相性の良い銘柄なのですが、今回もバッチリ期待に応えてくれた形。会員様には一日の値幅の目安の計算式をお伝えしていますが、それにあてはめて今日買い戻しを入れた方もおられるかも知れません。丁度ここまでの抵抗線である200日線もありますから、これを下抜けてから再度目標株価まで追い掛けるのが安全だと思います。いずれにせよ、私は最終的にはまだまだ下がっていくと思っていますから、基本姿勢としては引き続き弱気見通しで大丈夫だと思います。トプコン(7732)は大幅続伸で400円超え。値上がり率上位に顔を出しました。こちらはコマツ(6301)が来そうなのでこの銘柄、と14日の有料メルマガにて買いで取り上げ。ほぼ適格に底値を捉え、ここまでの上昇率は11.1%と調子が良いです。まだ目標株価までにはもう少し距離がありますから、また目標達成の折には当欄にて取り上げ根拠を示します。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月18日
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もう結構日が経ってしまったのですが、先日近くの温泉に行ってきました。と言うのも、うちの母親が心臓の手術をして半年ほど経ったのですが、もう随分良くなったのでお世話になった親族へのお礼として母が皆を招待。母とその姉妹、姉一家、そして我々の計9名という大所帯での一泊二日の小旅行でした(^^)まあぶっちゃけ程々の温泉だったので、特に目立った報告も無いのですが、一つだけ変わった体験をしました。それはドクターフィッシュ。ドクターフィッシュとは、トルコ原産の「ガラ・ルファ」という魚の通称なのですが、足を入れると古い角質を食べてくれる、ということで話題にもなっています。その温泉施設で体験できる、ということで、物珍しさから一回トライ。で、魚たちの水槽に足を入れると、ぞわぞわっと魚たちが寄ってきて、チョイチョイチョイ・・・というような微電流のような刺激が走り、魚たちが食べているのがわかりました。最初はあまりにもくすぐったくて我慢するのが難しいのですが、バシャバシャと波を立ててしまうと魚にも周りの人にも迷惑をかけますから必死に耐えます。するとやがて慣れてきて、大丈夫になってきました。ただ、隣でやっていたうちの嫁は最後までくすぐったかったようで、終始顔をしかめていました(><)で、実際効果があるかというと、確かに足がつるつるになっていました(^^)しかしそれは多分一時的なもので、これをやったからと言って美肌効果があるかどうかは微妙です。まあ家で飼って、毎日自分の足を餌にしてやれば良いのかも知れませんが(;^_^Aちなみに、やはり角質が古くなった足にたくさん集まるということで、うちの母を含めた年寄りの足にいっぱいたかっていました。お試しになる場合は年齢がバレるのでご用心(;^_^A
2012年10月17日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は続伸。前日のNYは小売売上高がiPhone5効果で良かったこと、またシティの決算が予想を上回ったことで金融株が軒並み高かったことなどを受けて堅調。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。昨日スプリントネクステルの買収を正式発表したソフトバンク(9984)が増資懸念の後退などから買い気配スタートとなると、先物主導で買われる動き。為替が円安に振れていること、アジア株がしっかりしていることも追い風となって後場一段高の展開に。そのまま引けまで高値を維持し、8700円回復となりました。売買高は15億株台、売買代金は1兆円超えとそこそこ膨らみましたが、前日に比べると少し細りました。投資判断は「中立」。今週に入ってから少し雰囲気が良くなってきました。結果、TOPIXの方は下値支持線を回復してきたことから、売り転換は何とか避けようとしている雰囲気です。ただ上がっている理由が明確になっていないですし、本日の上げもチャート上の価格帯出来高の薄いところを戻っているだけという印象。私も買い戻しが主体だとは思っているのですが、あまりにも市井のアナリストが皆が皆「所詮買い戻しに過ぎない」と言っているので、おや?それなら逆に実需の買いなのでは?と思ったりしていますが、確証が掴み辛いところです。元々日本株の出遅れ感は強く、例えばアメリカは元より、ドイツDAXなどと4ヶ月間の推移を比較しても、ドイツは約12%上昇しているのに対してTOPIXはわずか4%しか上昇していません。しかもその間ユーロは8%以上高くなっているので、その乖離は実質的にはもっと大きくなっています。それ以外にもアジアと比較しても、確かに上海総合指数は若干のマイナスとなっていますが、香港ハンセン指数はやはり10%高、韓国KOSPもほぼ同様で、日本は上海に次ぐパフォーマンスの悪さとなっています。ですから、足下で買いが先行しても何ら不思議ではありません。なのにこの4ヶ月世界とパフォーマンスの差はどんどん拡がるばかりでした。ソフトバンクの巨額買収から円安トレンドが明確化してきており、ようやく日本の元気に気付いた外国人投資家による買いから、乖離縮小に向けた動きが出てきたのかも知れません。ドル円で言えば、例年10月中頃までは円高が進みやすく、大体12月~1月頃までは円安トレンドが続きやすい時期でもあります。昨年も10月末に、大幅な為替介入があったからでもありますが、最高値を付けた後に円安に向いています。従って、そろそろ決算での下方修正などを出尽くし材料として、外需が買われても良い地合なのでは、と思っています。新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。東証1部もしっかりしてきたのでバイオ株もそろそろ限界か、と思ったのですが、それでも強いバイオ株。引き続きiPS細胞ど真ん中のタカラバイオ(4974)はストップ高、JASDAQでもコスモ・バイオ(3386)がストップ高手前など、それぞれの市場の売買代金上位をバイオ株が占めています。例年秋口は低位株の乱舞で個人投資家の財布を潤しますが、今年はバイオがそれに取って代わったようです。この流れが続けば出遅れ株物色などが盛んになり、昨年のような年末高を再現できるかも知れません。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続伸。上述のようにアメリカで金融株が買われたことで、日本にも金融株買いの流れが波及。テクニカル的には一度下放れかけた流れを再度引き戻しています。海外では特に金融株がしっかりしているにもかかわらず、日本のメガバンクの出遅れが目立ちます。本当にお金ジャブジャブの世界的な緩和が実現してきた場合、金融相場が到来するはずなのですが果たして。なお同社に関しては傘下のみずほ証券が今回のソフトバンクのスプリント買収のFAに選定されたこともあり、明るい材料も出てきました。NEC(6701)は小動き。ただ足下は25日線や一目均衡表の基準線を下値に控えて、下げ止まりの雰囲気が垣間見れます。ストキャスが好転し、5日線も越えてきたことから、とりあえず短期調整トレンドはこれで終焉した感じ。ここから再度5日高値139円越えに向かう動きになると思います。さて、今回は一銘柄売りポートフォリオに入れたい銘柄があります。日本電産(6594)です。モーター製造で特にHDD用小型モーターで世界首位の同社ですが、今期は増収増益を見込んでいます。昨年タイ洪水被害で打撃を受けて大きく落ち込んだ分、増益率も大きくなる見込み。ただ同社の主力とするHDD用モーターの見通しに甘さを感じます。本日の日経産業新聞一面では「電子部品価格、特にパソコン用部材は在庫調整が進まず供給過多。HDDの受注個数は10年を下回る低水準」とありました。アメリカでもPC販売不振が伝わっており、一部ではWindows8発売前の買い控えとも言われていますが、実際にはタブレット端末に顧客を奪われているからでしょう。確かにHDDは何もパソコンだけではなく、最近はデータセンター需要が旺盛ですが、第一四半期の進捗状況などを見ても、とかく強気になるべき材料は無いようです。テクニカル的には各移動平均線を下回って直近で年初来安値も更新しており、下落トレンドは未だ継続中の段階。5500円程度までのリバは見込まれますが、25日線や9月安値などを抵抗線として、再度下落していく形を想定します。大底を打った感じは特に出ていません。需給面でも下落トレンドが続いていることで、上値のしこりが意識されるところ。信用買い残も昨年7月以来の高水準に積み上がっており、今後の売り需要が大きそうです。一方、現在自社株買いを実施中で、来年の2月までの一年間が取得期間となっていますが、9月末時点で枠の85%近くまで消化。10月は一段と株価の下落が進んでいることもあって、間もなく自社株買いが終わることも予想されます。ただ自社株買いに関しては、終了と同時に新規設定もあるかも知れません。いずれにせよ自社株買いによってトレンドが変わる例は少なく、設定期間が長く、または発行済株式総数の割合に対して取得率が小さければ尚更です。むしろ下手な延命治療によって株価下落が長引くケースも散見されます。買収で経営拡大を図ってきた永守会長は日本を代表するカリスマ経営者ですが、今話題の孫社長の前ではちょっと霞んでしまうかも知れません。個人的にはこういう経営者達を応援していきたいですが、それと株はまた別問題。リスクとしては来年1月に迫った東証と大証の合併で、同社が将来的な日経平均採用銘柄になるか、というのがありますが、そういった話題が出てくる前に手仕舞うつもりで。目標株価は年初来安値更新の4500円辺りに。明日の寄り付きから売りポートフォリオ入れとします。【注目銘柄】バンダイナムコHD(7832)は反発。こちらは先週から有料メルマガで買いで取り上げていましたが、設定した買値に到達せず。その後も下落を待っていましたが、どうもそのまま上がっていきそうな雰囲気。そんなわけで折角書いた取り上げ根拠などが勿体ないので、また例によって下記に示して有効利用します。また参考にしてみてください。「△バンダイナムコHD(7832) 東証1部 売買単位100株1239円 出来高801400株 10/11買値 1225円割れ10/17までの目標株価 1425円 【評価】業績 ○テクニカル ○需給 ○同業他社比 ○その他ポイント 内需好業績株 おもちゃのバンダイとゲームのナムコが経営統合した持株会社。今期は増収増益。コンプガチャ問題に対する対応をこなして、増益を確保できる見込み。主力キャラクターガンダムも、お台場での人気や、キャラクターの各種食品人気でもわかる通り根強くダントツの人気で、第一四半期も大幅増収増益の好スタート。上方修正期待も。 テクニカル的には9/28の高値から地合に飲まれる形で調整が続いているものの、75日線辺りでの下げ渋りに期待したい。MACDやパラボリックは暗転しているものの、一目均衡表では下方に大きな雲があり下支え期待。ボリンジャーバンド-2σを拡げかかっている点がやや気になるものの、ストキャスは割安圏を示して短期リバウンド期待が持たれる。 一方週足ではパラボリックは暗転してしまったものの、MACDや一目均衡表では上昇トレンドが続いており、ストキャスも割安。長期的には良い流れできている。 需給面では10年以降長期的にも上昇トレンドが続いており、総じて良い流れに。特に5月の下落で投げが一巡している感じ。9/28の高値陰線も特に出来高が膨らんでおらず、幸いしこりが残っていない。今回の調整は一時的なものと考えられそう。 信用買い残は差し引き2万株で8月以来の高水準ではあるものの、ほぼ売り買い拮抗していることで大した重石にはならない印象。 予想PERは12.8倍で同業のスクウェア・エニックスHD(9684)の14.2倍との比較では割安。PBRは1.3倍で同0.9倍との比較では割高である。予想ROEは9.8%で同6.9%の比較でも高く、配当利回りは1.9%で同2.7%よりは小さい。ただし同社には株主優待があるため、それを加味すれば上回る。 買値はなるべく75日線に引きつけるところで。目標は投資期間の範囲内で行けるところまで、というようなニュアンスで。損切りは買値から4%程度下の水準で適宜」その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月16日
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うちの地元では色々と新しいものが出来つつあります。一つが新湊大橋。これは富山湾に差し掛かる港を結ぶいわゆるベイブリッジで、全長3.6Km、高さ127m。10年の年月と総工費485億円を費やして先月完成しました。個人的には「またこんな交通量の無さそうなところに無駄なものを作ったなー」というのが正直な感想ですが、出来てしまったものは仕方ない。と言うわけで早速行ってきました。で、行った感想としては「こりゃいいや!(^_^)/」とすっかりお気に入り。片側は富山湾を遙かに見渡す絶景で、もう片側も富山平野を一望できます。特に富山平野は高い建物も無いですから遠くまで見えます。ここは是非天気の良い時に行くべきです。西から東へと渡る際は、遠く立山も見晴るかせます。いやはや絶景。そしてこんな近代的なものが富山にできるとは。もう一つは魚で有名な氷見市に出来た「ひみ番屋街」。俗に言う「道の駅」が超バージョンアップしたようなものですが、足湯施設や風呂なども完成予定で、ここに来たら海の幸や土産物が一気に揃います。個人的にはこんな施設を作ったら、ここだけで用が足りるため街を観光する人が逆に減るような気もしますが、まあこの辺りは善し悪しでしょうか。これらは共に開業まであと2年半に迫った北陸新幹線による観光誘致によるものだと思いますが、一種の特需と言えそうです。個人的にはやたら施設を整備して小綺麗にしても東京には敵わないわけで、なるべく独自色を出せるものを作っていくべきなのだと思うのですが。外国人観光客へのPRなど、色々考えていかなければいけませんね。
2012年10月15日
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★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続落。前日のNYは新規失業保険申請件数が予想を上回る低水準となったことで朝方こそしっかりしていましたが、Appleの株価下落なども重石となって引けにかけて売りに押される展開に。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。前日に巨額買収を発表したソフトバンク(9984)、決算を発表したファーストリテイリング(9983)が共に大きく売り気配スタートとなると、現値と先物の数字に乖離ができました。最終的に両社共に寄り付いてSQ値が8517円で決まると、SQ値を下支えとして下げ渋る流れに。一方、TOPIXの方は朝方からしっかりで、指数毎に雰囲気がまるきり異なる珍しい形。NT倍率の縮小が目立っただけで、全体的にはしっかりした一日でした。売買高は17億株台、売買代金は1.2兆円と、SQでもありそこそこ商いは膨らみました。投資判断は「中立」。金曜の日本株はしっかりしていましたが、売り方の買い戻し姿勢が根強く、日証金などで見ても上がっている銘柄でも貸株の返済が多い様子。10月第一週は外国人投資家が買い越し、個人が売り越しとなったものの、先物では外国人は大幅な売り越し。まだ外国人の姿勢に変化は無いようです。従って金曜の上げはとりあえず自律反発に止まるものであり、残念ながら相場の流れはまだ変わっていないと考えた方が良いでしょう。日経平均の方はともかくとして、TOPIXの方は前回示した下値支持線を割り込んでしまっています。そして金曜もその水準を回復するまでには及ばず、丁度上値を抑えられている感じもあります。そして金曜のNYは出てきた各景気指標が良かったものの、金融各社が決算が良くても売られたことなどを受けて高安マチマチ。それを受けたシカゴ225先物は8550円と金曜の終値付近となっています。なので月曜はとりあえず落ち着いたスタートにはなるでしょう。一応土曜に出た中国の貿易黒字拡大も、ひとまず「不安要因にならなかった」という点ではプラスです。8500円が足下の下値支持線として意識されそうですが、引き続き指数寄与度の高い銘柄によって振らされそうですから、こういう数字的な節目はあまり意味を持たなそうです。来週はアメリカで決算が本格化することから、決算動向にも当然注目。ただ平均2%の減益を見越しているはずのアメリカ企業も、足下予想を上回っても売られる銘柄が多いことから、株式市場は完全に悪い業績を織り込んでいるとは言えない印象。特にNY市場はここまで高値圏を維持していたこともあって、ちょっと厳しい動きが想定されます。一方、日本株の方もそれの影響を受けざるを得ませんが、ここまで大きく下がってきていることもあって、アメリカ程は下がらない相場だと見ています。為替の方は比較的円安で安定しており、前回も書きましたがソフトバンクの巨額買収が為替相場に少なからず影響を与えています。特に一夜明けて日経で「スプリントを通じ米5位のメトロPCSコミュニケーションズの買収も検討。実現すれば買収総額は2兆円を超える見通し」と報じられ、更に拡大すんのかよ、とつっこみを入れたくなる状況に。JT(2914)のガラハー買収に次ぐ国内企業のM&Aでは最大級の規模。本当に孫社長は我々凡人の予想を遙かに超える構想と思考力を持っているようです。ソフトバンクの話に関してはまた後述します。新興市場は「強気の買い」。金曜は両指数共に軟調。東証1部銘柄がしっかりしたことで、新興銘柄には利益確定売りが先行。ノーベル賞効果で派手に値を飛ばしていたバイオ株も乱高下し、脱落する銘柄も出てきました。バイオ株に関してはさすがに来週は沈静化しそうですが、かといって他にターゲットとなるべくテーマ性も無く。基本は新興物色が続くと思いますが、特にマザーズ銘柄は既に買われている銘柄も多いため、どちらかと言えばJASDAQ銘柄の物色の方が強そうです。【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続落。世界的には金融株は相対的に買われているものの、国内のメガバンクは地合の悪さもあって売りが目立っています。上述のようにアメリカでは金融株の決算も出始めているのですが、内容は良くてもここまでしっかりしていた分売られる流れに。元々QE3が決まった時点でもっと金融株は買われても良いはずなのですが、現状は真逆の流れとなっています。確かにまだ実際に資金がジャブジャブになったわけでも無いので、実体面での買い需要が出ていないのもありますが。ところで、今回のソフトバンクの巨額買収にメガバンク3行が協調融資すると伝わっています。それはそれで貸し出しが伸びて良いことですが、どうも「貸しやすい」ところに一極集中しているような感じです。そのため、3行がドッと押し寄せたイメージ。この辺りの裾野が広がってこないと、なかなか日本経済はしっかりしてこないのでしょうね。景気がこの先良くなるのも悪くなるのも、資金の出し手である銀行次第。GCAサヴィアンG(2174)は反発。前回書いたようにソフトバンクによる巨額買収がM&A環境を刺激し、同社の株価を押し上げる流れに。これが成立すれば今年の日本企業による海外M&A総額は過去最高となる公算。チャート的にはこれでようやく週足の上値抵抗線(昨年5月、7月、8月、今年3月の高値を結んで作られる線)を明確に上抜けたと認定できそうで、1年半にも及ぶ下落トレンドは終止符を打った形に。一度陽線グセが付けば、加速度的な上昇も期待できます。何とかTOPIX買いにもよって、今月は10万円を目指す動きにできそうです。売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は大幅続落。案の定前日の決算が嫌気され、1銘柄で日経平均を70円以上押し下げる強力な下押し圧力となりました。そして無事目標の16000円達成で、3週間で11.4%の下落に。今回はようやく同社の売りがバッチリ成功しました。前回の反日デモの大幅安と今回の急落で需給は一気に悪くなった印象。ソフトバンクと共に歴史的に高まったNT倍率の格差縮小に動く向きが強まりそうです。いずれにせよ、一旦はリバウンドが入りやすいと思うので、また買い一巡後に再度売りポートフォリオ入れを検討します。【注目銘柄】ソフトバンク(9984)は大幅安。この銘柄に関しては有料メルマガにて先月から投資期間が終わってもずっと売りとしてきたことは当欄でも書いていましたが、ここ一連の買収話によって、ようやく株価的な引導が渡された感じになっています。金曜は資金負担が更に膨らむことを懸念して、ストップ安手前まで。一方、交換比率が決まっているイー・アクセス(9427)の方はストップ安比例配分となっています。買収そのものに関しては私は良いことだと思っています。というよりも、国内だけでシェアを奪っていくにしても、いずれ限界がやってきます。他社に先手を打たれるよりも常にイニシアチブをとっていきたいという孫社長の気概が感じられます。新聞各紙やアナリストなどの批評を読んでいると、今回の買収案件に対して強気弱気それぞれ入り乱れていますが、全体的には弱気派が多い印象です。大体ドコモ(9437)のAT&Tとの資本提携失敗を例に、海外買収の難しさを語る論調が多いです。ただ、私はドコモとソフトバンクのケースを同列に扱うのは違うと思います。ドコモの場合は自社で開発したiモードを輸出する目的で、アメリカ大手と組みました。しかしアメリカ版iモードである「mMode」を広めるには至らず、結局最終的には撤退を余儀なくされました。今回のソフトバンクのケースはスケールメリットによって通信設備や仕入れの競争力を強化することを目的としています。例えばiPhoneを仕入れる場合も、世界最大の顧客基盤を持っている会社とそうでない会社に対して、Appleの対応も変わらざるを得ないでしょう。それは今後Apple以外の勢力が台頭してきた場合も同様です。また周波数帯が異なるとはいえ、LTEという国際規格が同じですから、何か外から特異的なものを持ってきて広めるわけでもありません。当然すぐに買収効果は現れないでしょうが、今後アメリカに旅行した際に通信料金が従来よりも安く済むなど、ソフトバンクユーザーにもスプリントユーザーにも恩恵があるような形にサービスを発展することも可能です。そして何より経営者の意志決定力の差でしょう。ドコモはiPhone獲得失敗後も失策を重ねた結果顧客流出となっており、元々旧態依然とした官営企業の体質と、一代でソフトバンクをここまで大きくした孫社長との差は現在でも歴然としています。買収で終わりではなく、その後のビジョンにおいて、孫社長とドコモを同列に扱うべきではないでしょう。懸念は独禁法違反と、ソフトバンクが中国企業製の機器を扱っていることが挙げられると解説されています。独禁法違反に関しては、ソフトバンクは国外の業者ですからスプリント買収までは問題ないのですが、5位のメトロ買収が厳しいのではないかと言われています。また、中国製機器を扱っている点に関しても、今は安全保障上特に中国に対する警戒感が強いですから、最終的に認められるにしても、しばらく認可に時間がかかる恐れがあります。丁度丸紅(8002)がガビロンを買収を発表してから、未だに完了していないのと同様、審査という名の下に無形の邪魔が入ってくる可能性があります。あとは買収コストが上がる点でしょう。現時点でスプリントの株価は急騰しており、敵対的買収が起こらないとも限りません。買収に時間がかかればかかる程、競争相手が出てくるのはシャープ(6753)を見ても同様。鴻海がモタモタしている間にインテルの名前が出てきましたが、それと似たようなことが起こりえます。ですから目先はしばらく買収企業側のソフトバンクに対しては、厳しい市場の評価が続くと見ています。それは何故かと言えば、今はっきりしているのが2兆円という「コスト」の大きさであり、それで実現する「収益」がはっきりしていないからです。株式市場はとかく不透明を嫌がるものですから、はっきりしているコスト面の評価が先に行われ、株価が下がるのは当然と言えましょう。もっとも、上述のようにコストすらも拡大する余地がありますし、そもそも買収が成立しないかも知れません。なので、まずは事態の進展を待たないとなかなかソフトバンクを買い向かうのは難しいでしょう。私は上述のように今回の買収そのものは評価しているものの、今後1年間同社株は「買えない」と判断しています。それは以前にも書いたソフトバンク株3年周期説もありますが、今回の件でより不透明感が増したことでハッキリしました。当然、中短期では上げ下げの場面はありますが、大きな流れとしては来年1000円割れの可能性も見ておくべきでしょう。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月13日
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前回のアンテナ壊れた話の続きです。ところが、しばらくするとまた映らなくなってしまったので「あのー・・・やっぱりお願いします(-。-;)」とまた言いに行きました。近くで電波障害でもあるのか、と思ったのですが、特に周りの世帯は何ともない様子。すると「またそのうち行くよ」とのことだったので「私が家に居ない時だと困るので、電話番号をお伝えしておきますよ」と言うと、「あぁ、いいよいいよ。居なかったら勝手に屋根に登ってアンテナ見てみるから」えぇっ!?勝手に登っちゃうの?(××)こういうところが昔ながらというか田舎らしいというか何というか。それにしてもいくらプロとはいえ、70過ぎのお爺さんに屋根に上らせて果たして大丈夫なのか?という気もしますが(・・;)で、私が諦めきれずに壁の蓋を開けてアンテナ線を直接いじっていると、どうやら一部接触が悪いところがあるようで「あたり」が良ければきちんと映るということがわかりました。なので、どうもアンテナ本体は特に問題は無いようです。ただ、触っていると突然「バチッ!!」と火花が( ̄Д ̄;;どうやらアンテナに繋がっているブースターから流れる電流が引き起こした様子。あわわわわ・・・。電気屋のお爺さんは普通に素手で触っていたので安心していましたが、年寄りだから水分が少なめで感電しないのでしょうか?←失礼!そんなわけで再度お爺さんが来たときに「どうやらアンテナ線の接触の問題なので、その部分だけ直してもらえないですか?」と言いましたが、「あぁ、なら大丈夫ですね(^^)」と、玄関でもうさっさと帰りたい感じ(・・;)「いや、でもアンテナ線火花も出るし、しっかり直してもらいたいんですけど・・・」と食い下がりましたが「あれは電圧が15V程度で直流だから、感電しても何とも感じないよ。テープでも巻いておけば。できるでしょ?」と受け入れられず(-。-;)へぇ、昔習ったのかも知れませんが、直流と交流でそんな違いがあるとは知りませんでした。しかし火花はやっぱり怖い・・・(-。-;)そんなわけで診断料500円という格安で済みましたが、結局私が自分で直すことに(・・;)火花にビクビクしながら何とか元通りにし、事なきを得ました。ふー。まあ感電したら肩こりくらいは治ったかも知れませんが(-。-;)
2012年10月12日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中! 専属のアナリストがなんと一ヶ月3,150円~!ここでしか手に入らない情報があります!ブログを更新しない日も、有料メルマガで相場観を提示しています。 ▼HP「じょうしょうダルマ」からお申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/ ※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日続落。前日のNYは先陣を切って発表されたアルコアの決算が予想は上回ったものの、アルミ需要の伸び率見通しがイマイチであったことから売られる展開に。その嫌な雰囲気が他の銘柄にも波及する格好で、ベージュブックなどの経済指標は良かったものの、総じて売りが優勢になりました。それを受けた日経平均は、加えて朝方にS&Pによるスペイン国債2段階格下げが伝わったこと、また機械受注が予想を下回ったことなどもあり売りが先行。ただ、前日に既に大きく下げていたこともあって、朝安後は買い戻しの動きに。その流れから後場寄りはプラスで始まりました。ただ、買い戻し一巡後は再度上値が重くなる格好に。引け間際には明日のSQも意識して再度安値を伺う動きも出ましたが、結局やや戻して引けました。売買高は17億株、売買代金は1兆円超えと、そこそこ商いは膨らんだ格好。投資判断は「中立」に。前回「TOPIX720ポイントが6/4以降の下値切り上げ相場を維持する最終防衛ライン」としましたが、昨日寄り付きの段階からあっけなく割り込んでしまったため、投資判断を一段階引き下げました。9/22のブログでもメジャーSQ値の重要性を書きましたが、結局9月の9076円を割り込んでしまったことが致命的でした。大体1ヶ月~1ヶ月半後に再度その値を試しに行って、それで流れを変える場合もあるのですが、既にその日数に達している今となっては9076円なんて遙か雲の上の数字になってしまっていますから、changeのchanceは次のメジャーSQまで待つしかなさそうです。明日のSQは単なるオプションSQですから、これでは流れを変えるほどの力を持ち合わせていません。最近は特に為替はぼちぼちのところで推移しているのにも関わらず、連動性薄く売られてしまう。正直11月は4年に一度の大統領選挙がありますし、8日は中国で5年に一度の共産党大会がありますし、通過後はイベント通過後の下落が懸念されます。特に中国は07年10月の党大会が見事にピークで、上海総合指数なんかはその後株価が1/3になってしまいました。各国も緩和策を出してしまいましたし、あまり明るい未来図を描けなくなってきています。指標を見ても騰落レシオも91%と特段売られ過ぎでもなく、空売り比率もまだ27%と臨界点に達したわけでもありません。一方、昨日発表の3市場合計での信用倍率は買い残がまた減ったことで2.57倍まで改善。これは今年4月以来の水準で、上値は随分軽くなっているとも言えます。ただ、信用買いが入らないほど魅力が低下した、という悪い面が強調されるのでしょうが。また新安値銘柄は300銘柄近くに達してきました。これは経験則上「相場全体の安値更新銘柄が300近くになると、大体一週間後には相場全体が底打ち」します。例えば08年は3/10に344銘柄が安値を付けた丁度一週間後に日経平均安値11691円を付け、その後3ヶ月は上昇相場となりました。10年5/21は399銘柄安値を付け、その後5/27に日経平均安値9395円を付けましたが、一旦下落。しかし結局6/21高値10251円まで短期リバウンドとなりました。と言うわけでチャートも崩れてしまいましたし、もう少し時間を要するかも知れませんが、少しずつ売られ過ぎのサインは見えてきて強弱感が対立する微妙な立ち位置。こういう時はとにかく一旦ポジションを外して、様子を見るべきかも知れません。方向が出た方についていく作戦で乗り切るしかなさそうです。新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。頼りない東証1部をさしおいて、特にバイオ株の多いマザーズは活況。引き続きノーベル賞効果からタカラバイオ(4974)、コスモバイオ(3386)などと言ったiPS細胞関連株が軒並みストップ高となっています。一方、文学賞の方は本日角川GHD(9477)やパピレス(3641)、イーブックイニシアティブ(3658)など書籍関連株が盛り上がったものの、惜しくも村上春樹氏は受賞を逃してしまいました。残念。こちらも山中氏同様に毎年有力視されているのですが、なかなか思いが実りませんね。また来年がありますから、今度こそはと期待しましょう。【ポートフォリオ銘柄】GCAサヴィアンG(2174)は反落。TOPIX算入期待に対する買い需要から昨日は地合が悪い中でもしっかりと直近高値を更新してきましたが、本日はさすがに売りに押されました。ところで本日夜のNHKのニュースによると「ソフトバンク(9984)がアメリカ3位の携帯電話会社スプリント・ネクステルの買収」と。総額1兆円に上る巨額買収ということで、M&Aの増加に対する期待から、このニュースはGCAの株価にはプラスに働きそうです。それにしても孫社長の考えていることは凡人には思いもよらないと言うか何というか。つい先日イー・アクセス(9427)を1800億円での買収を決めたと思ったら、電光石火の早さで更なる巨額買収(※まだ会社側の正式発表ではありませんが)。最近Twitterで孫社長が「目標が低すぎないか? 平凡な人生に満足していないか? 」と意味深ツィートがありましたが、よもやこのことを暗示していたのかも知れません。これは丁度06年に国内3位のボーダフォンを買収した時と雰囲気が似ています。次はアメリカで挑戦者として、事業拡大を続けるということでしょうか。楽しみな話ではありますが、市場の関心は目先巨額資金の調達方法に向いてくると思います。ただ同社はあまり市場からの資金調達を行わないですし、ボーダフォン買収の1兆7500億円の資金も大半はレバレッジド・バイ・アウト(LBO)でまかない、同社からの資金の持ち出しは2000億円にとどめました。今回も同様の手法を使ってくるのであれば、素直に将来の成長を期待する動きになるかも知れません。一方、09年に「15年の有利子負債完済」を宣言しましたが、これらの買収でまた道のりが遠のきます。社債の格付けも上がってきて、一部ではようやく「A」にまで昇格して金利負担が軽くなりましたが、これでちょっとまた格付け見通しは引き下げられそうです。その他基地局整備にも大金を投じないといけませんし、今までの流れから言って明日は一旦売られて始まるような気がします。資金調達の方法は現段階ではわかりませんし。PTSの方は瞬間的急騰して売買停止になったようですが、実際明日の寄り付きに注目です。いずれにせよ、株の話を抜きにした個人的な気持ちとしては「すごい!是非頑張って欲しい」とは思います。有利子負債完済宣言から大人しくなっていたソフトバンクですが、ここにきて良い意味での貪欲さが再現されてきています。カリスマ経営者ならではのスピード感にはただただ圧倒されるばかり。言い方は悪いですが、やっぱり頭がおかしいのでしょうね。常軌を逸して普通ではありません。ただそういった常識に縛られないからこそ革新的なことができるわけで、日本にもっともっとこういう夢のある経営者が出て来ればと思います。特に今の円高局面を千載一遇のチャンスと捉えて海外を積極的に攻めていく。景気が悪いからといって守りに入らない姿勢が、日本企業全体を活性化してくれると思います。そういう企業がたくさん上場していれば、日本株はもっと上の方に居るのでしょうね。ちなみに1兆円という巨額な金額が動くことで、19時以降ドル円相場は少しずつ円安に向いています。昔松坂がレッドソックスに移籍した際の契約金が為替市場を少し動かしたとか言われましたが(無論冗談の類ですが)、金額はその比ではないですしね。こういった景気の良い話が次々出てくれば、自然と円安にできるのでしょうけれど。売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は続落。本日引け後に発表される決算を警戒して、昨日から売りが続いていました。そして出てきた決算は前期も今期も2桁増収増益の内容。先日日経で報じられたように、今期売上は1兆円超えの計画。ただ事前にアナリストなどの評価も高まっていたこともあり、利益水準はアナリスト予想の平均値を下回っている格好。今期の既存店売上高の成長率は0.9%の計画ということで、なるべく横ばいを維持しつつ海外中心の新規出店で成長していこう、という腹づもりのようです。内容的には失望を含んだものですが、本日も先んじて売られていたことから、明日は案外しっかりするかも知れません。ただ今の市場の雰囲気は業績を良い銘柄を買うというよりも、売られ過ぎた銘柄のアク抜けの方が強く出る地合ですから、やはり売られる可能性が高いのではないかと見ています。この銘柄はちょっと一筋縄でいかない動きをしますが、ひとまず目先17500円を下回れば下落トレンドへのスイッチが入るものと思われます。【注目銘柄】エヌ・ピー・シー(6255)は大幅高。こちらは昨日配信の有料メルマガにて以下のように取り上げました。「本日下方修正を発表しましたが、今回の決算は本日のメルコHD(6676)のように、下方修正後のアク抜け感で買われる銘柄が目立ちます。その他受注が悪いと報じられた東京エレクトロン(8035)なども然り。既に悪いと見られて株価が下がってきた銘柄ほど、その効果は強いです。 ならば同社も売られた後に出尽くしとなる可能性があります。例えば明日本日高値169円を抜いたら買ってみるとか、色々な安全策があると思いますが、200日線との乖離率も大きいことから戻してくる可能性の方に賭けてみたいと思います。 ぶっちゃけこの銘柄の将来に関しては、外国の太陽光パネルメーカー同様に破綻しかないでしょう。ただ、本日の決算発表と同時に新規事業の開始を見込んで定款の変更(太陽光電池の設置から不動産管理まで)を発表しており、何とかあがいているようです。市場はアク抜けや、今の事業のウエイト低下を好感するかも知れません。 一応こういう定款変更を行うくらいであれば、とりあえず年内の破綻は無さそうですし、リスク承知の上での割り切りならアリのような気がします」結果見事な急騰に。ただこういうパターンはあまり持続性がありませんから、ほどほどのところで利食うべきだと思います。本当に歴史的なトレンド転換を発生させるのであれば、もう少し具体的に出口が見える数字を投資家に提示する必要がありそうです。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月11日
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前回もチラッと書きましたが、先日うちのテレビのアンテナが壊れてしまいました(T△T)映るチャンネルと映らないチャンネルがあり、各局によってアンテナレベルが異なります。こんな時に頼りになるのが町の電気屋さん。ということで、近所の個人経営の電気屋さんに救いを求めに行きました。ただこういう時は、何となく普段そこの電気屋で物を買っていないので頼み辛さ、後ろめたさを感じたり(-。-;)しかしヤマダ電機などに行ったとしても、結局下請けの電気屋さんが来るだけですから、むしろ直接行った方が電気屋さんにとっても良いはずです。そんなわけで「すいませーん」と訪ねると、店番をしていたのがお爺さん。見るからにお爺さんという感じの方で、私が「あのー」と話しかけると「ちょっと待って。耳が遠いから補聴器を付けるから」と言われました(・・;)それで「かくかくしかじかで・・・」と説明すると、「あぁ、わかりましたよ。それじゃ昼ご飯食べてから寄らせていただきます」とのんびりした感じ。それで実際に見てもらいましたが、とりあえずテレビや配線などには問題ない様子。「これだとやっぱり屋根の上のアンテナが問題かね?今日は雨で登りたくないから明日晴れたらやるよ」とのこと。あぁ、今日はテレビ見られないのか(T△T)私はアンテナの相場もわかりませんから「あのー、アンテナっておいくらくらいするものなんですか?(-。-;)」と恐る恐る尋ねると「大体5000円くらいだよ(^^)」と言われました。それを聞いてホッと一息。私はその10倍くらいすると思っていました。しかしアンテナが壊れるなんてなかなか無いですね。どんなに台風が来ても、実家のアンテナなんかは30年以上無事に立っています。そんな耐久性の高い物がわずか5000円で売られているとは。アンテナ会社は大丈夫なのでしょうか?(・・;)それはともかく、家電のプロとはいえ70過ぎのお爺さんの口から「ブルーレイからの配線がどうの・・・」と出てくるのは何となく違和感がありました(;^_^Aちなみに、たまたま私の叔父さんの同級生でした。で、夜にテレビを付けてみると、いきなりパッと映りました。あれ?何故か直ったぞ(^_^)/ということで、翌日「すみません、直っちゃいました(;^_^A」と言いに行き、アンテナ工事をキャンセルしました。【意外につづく】
2012年10月10日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼HP「じょうしょうダルマ」から成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 相場が続く限りチャンスは無限大。一度お試しいただければと思います。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反落。前日のNYは為替・債券市場がお休みの薄商いの中で、先週末の嫌な流れを引き継ぎ、今後出てくる企業の悪決算を見込んで軟調。ただ片方では底堅さも見えました。それを受けた連休明けの日本株は朝方から売りが先行。日本市場がお休みの間に為替が円高に振れたこともあり、上値を抑えました。一方、昨日長い連休から開けた中国株がIMFの成長率見通し引き下げを受けても反発しましたが(8%→7.8%に。8%は治安維持上も必最低限必要とされる数字)、特に好材料視もされず。為替も円高一服にもかかわらず、後場も軟調な動きが継続。そのままじり安歩調が続き8800円を割り込むと、ほぼ安値圏での引けとなりました。売買高は16億株台、売買代金は1兆円超えと、商いはまずまず膨らみました。投資判断は「買い」。前日の海外の動きから弱くスタートするのは見えていましたが、そのままじり安になるとは想定外。最近は特に為替に反応せず、海外株式市場高などがあっても売られ、とにかく一人負けの日本市場になっています。今週末のSQは9000円狙いだと思われるのですが、大体QE3があったというのにむしろ発表前よりも株価が下がるなんていくらなんでもショボ過ぎます。そして為替の円安にも反応しにくくなっている。確かに反日デモというタイ洪水被害に匹敵orそれ以上の懸念があるにしても、売られ過ぎです。テクニカル的にはチャート形状が悪く、下に向かう雰囲気ありあり。とりあえずTOPIX720ポイントが6/4以降の下値切り上げ相場を維持する最終防衛ラインとなります。少なくともここを割り込むまでは買いスタンスで見ていきたいと考えています。新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に堅調。頼りない東証1部をさしおいて、新興市場は活況に。特に京都大学山中伸弥教授のノーベル医学生理学賞受賞を受けてタカラバイオ(4974)、コスモバイオ(3386)などと言ったiPS細胞関連株が軒並みストップ高に。昨年肩透かしを喰らった鬱憤をここで晴らしました。いやー、それにしてもノーベル賞受賞はお見事でした。特に再生医療はその発展を誰しもが喜ぶ研究ですから、これは是非国が力を入れて押し進めるべき分野だと思います。日本は高齢化社会の先鞭国とも言えますが、ある種その環境が故に研究が進んだと言えるかも知れません。そうやって次の「日本色」を出して、国際競争力のある産業に育てていくことが必要でしょう。ところで最近はマザーズ銘柄が特に活況です。実は指数自体はサイバーエージェント(4751)やミクシィ(2121)などSNS主力株が足を引っ張る一方で、安値から急騰しているその他の銘柄が多数取りそろえられております。大体そういう流れになると最後は出遅れ感の強いバイオ関連株が上がって総仕上げ、というのがお決まりのパターンなわけですが、今回も仕上げの段階に入っていると言えそうです。ただ、実は今回既に大幅高となっているバイオ株が多数あったので、このまま需給改善から勢い付いていかないとも限りません。とりあえず少しずつ大型株の決算が出てくるので、大型株は買い辛い。なら決算の遅くて為替の影響が少ない新興株を買っておこう、というのが今のトレンドです。今週いっぱいはその動きが続くとして、来週も続くかどうかは東証1部の雰囲気次第。東証1部の資金吸収量に比べて新興市場は器が小さいですから、ちょっと外国人の買いが入ったりするとすぐに値を飛ばしてしまいます。新興市場の先行きを占うには、東証1部市場の動向をしっかりと見極める必要がありそうです。【ポートフォリオ銘柄】GCAサヴィアンG(2174)は大幅続伸。本日は大和証券による「TOPIX浮動株比率の定期見直し買い需要に関するレポート」が出たことで、売買インパクトの強いとされたキトー(6409)、日本瓦斯(8174)、OBC(4733)などが値上がり率の上位に。同社も名前が入っており、買いインパクトが21.7日分と伝わったことで朝方から買われる展開になり、値上がり率上位にランクイン。これは前回も書いたように大規模な自社株消却が奏功したと言えるでしょう。終値ベースでは4/2以来の高値水準に。テクニカル的には先週時点で既に昨年5月、7月、8月、今年3月の高値を結んで作られる上値抵抗線を突破。今週終値ベースで80800円辺りを上回ることができれば、明確に上抜けたと言え、約1年半続いた長期下落トレンドが終焉したと宣言して良いと思います。NEC(6701)は軟調。本日の日経でEVの走行距離を3割長くした電池技術をNECが開発した、と伝わりましたが反応薄。1回充電で260キロということで、まだ大きな差はあるものの、着実にガソリン車に近づきつつあります。と言うよりも、ガソリンスタンドに毎回行く必要が無いわけですから、はっきりいってこれだけ走れれば十分ではないかと思います。そんな感じでNECも着実に事業の方向性を定めているわけですが、どうも市場からの評価が薄。アナリストなどに酷評されていますが、私はむしろここからの回復軌道を意識すべきだと思います。ただとりあえず本日のところは5日線を割り込んでしまって、一つ支えを失いました。ここまで地合が悪い中でしっかりしていた分もあり、ちょっと上値追いの力は弱まっていた感じ。明日130円を割り込むとまた120円辺りまで調整しそうな感じですが、そこからの巻き返しに期待しましょう。【注目銘柄】イー・アクセス(9427)は大幅続伸。こちらは先日も当欄で取り上げましたが、9/27に有料メルマガにて買いで取り上げ。その後たまたまソフトバンク(9984)による買収が決定し、ご存じのようにストップ高連発。結果、3倍以上の株価水準になってきました。その株式交換比率が1:16.74ということで、ソフトバンクの株価×16.74=イー・アクセスの株価に収斂するはずでした。当然本日の寄り付きもその辺りからスタートするものと見込まれていました。ところが、本日の寄り付きは47050円と金曜終値とほぼ同値水準に。寄り付き時点でのソフトバンクはKDDI(9433)にMNPで大負けしたこともあって、確かに売り気配スタートではありましたが、全株一致の気配が2920円程度にありましたから、例えその数字を上式に当てはめても2920円×16.74=48880円と、約3%近い乖離がありました。そんなわけで、寄り付き後間もなく収斂に動き急騰。今日の動きはアルゴリズム取引が主流の昨今では珍しいタイムラグがありました。ですから注意深く市場を見守っていた人には楽勝のサヤ抜きだったのかも知れません。その後は時価総額の大きいソフトバンクに引っ張られる形で、結局イー・アクセス株も上昇していきました。ちなみに終値ベースでも3015円×16.74=50471円ですから、イー・アクセスの12月末配当落ち分200円を考慮しても終値と1000円近い上方乖離があります。これは端株を売らなければいけない分などを加味しているのかなと思いますが、ちょっとまだ差が開き過ぎなような気がして少し不思議です。全株転換ですしねぇ。テラ(2191)は大幅高。こちらは上述の山中教授ノーベル賞受賞を受けて、今朝寄り前の有料メルマガにて以下のように取り上げました。「本日はまともな株よりもノーベル賞効果でやはり新興バイオなのでしょう。ips細胞が関わっていようと関わっていまいと、基本全面高になると思います。大本命のタカラバイオ(4974)、コスモバイオ(3386)、セルシード(7776)はまず買えませんが、ここまで株価が調子良いテラ(2191)とか、マザーズ低位株のジーエヌアイグループ(2160)とか、波及が来たときに短期資金が集まりそうなところが良いのではないか」結果、テラは寄り付き後もしっかり買われて大陽線になりましたが、ジーエヌアイの方はさっぱりでしたね。さすがに市場に思慮分別がありました。スタートトゥディ(3092)は続落。こちらは本日の昼に有料メルマガにて売りで取り上げましたが、提示した売り値にわずかに届かずそのまま下落していってしまいました。残念ながら未エントリー扱いに。折角色々書いたのに勿体ないので、以下に取り上げ根拠を記して有効利用します。根拠などを参考にしてください。ただ、文字数制限の都合上、一部カットしてあります。「【評価】業績 良い(ただし高成長は株価に織り込み済み。成長鈍化懸念)テクニカル かなり悪い需給 どちらとも言えない同業他社比 -その他ポイント 天候不順による衣料品各社の低迷 アパレル専門ネット「ZOZOTOWN」運営。出店舗からの手数料収入が売上のメイン。今期は引き続き高い成長が見込めることで大幅な増収増益見込み。しかし足下の月次動向では伸びが次第に鈍化しており、第一四半期決算は減益決算と、勢いに翳りが。純粋に取扱高の上下で委託手数料が上下するビジネスモデルであることから、取扱高の減少は売上の低下に直結する。 上半期は7-9月期にある程度巻き返したものの、それでも第一四半期の弱さが足を引っ張り、中間期は会社計画未達が濃厚。ここからの下方修正を見越して売りの視点で見ていきたい。今年は天候不順により他の衣料品各社も苦戦していることから、同社も概ねその流れに抗い辛い。 テクニカル的には各移動平均線を下回って、金曜には年初来安値を更新。本日は朝方窓埋めの動きが出たものの、未遂に終わり瞬間的に失速。再度陰線が濃厚になってきている。特に1000円が心理的節目としてここまで強く意識されてきたが、そこを割り込んだことで投げ売りが続いていくものと見たい。 MACDやパラボリックは暗転。一目均衡表も三役暗転。ストキャスは割安圏を示すものの、反発力は鈍そうな感じ。ボリンジャーバンドは-2σを出来高を伴って下回っており、今後拡大する-2σに沿った形での下落継続が見込まれる。また週足もそれぞれ同様の形」 その後、引けにかけて一段安となり、終値ベースでの年初来安値を更新してきました。本日の日証金で融資残が増えたことから、売り長の状態も一日で解消。この一段悪化した需給と、下方修正前提に高過ぎるPERなどを嫌気した売りがまだまだ続くものと見ています。その他有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月09日
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8月に富山県高岡市の「ミュゼふくおかカメラ館」というところで「ハービー・山口写真展」が開催され、それに行ってきたことは以前書きました。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20120827.html今回はそれの後期日程ということで、氏がプロになった23歳以降の写真が展示されていました。中には福山雅治、山崎まさよし、尾崎豊、エレカシ、ゆず・・・などなど、有名アーティストの写真も。今回もまた初日にハービー・山口氏ご本人が解説に来てくださる、ということで、前回すっかりファンになった私はまた行ってきました。今回は私同様に前回ファンになった人が多数来場したことで、小さな館に200人くらいの人が押し寄せ、車を停めるスペースも無いくらい活況でした(××)そしてまた流暢な語り口で作品一つ一つの背景を丁寧に解説いただき、時に笑いを交えながら飽きさせない流れ。ロンドン滞在中に後に「カルチャー・クラブ」のボーカルとなって大成するボーイ・ジョージとルームメイトだったり、大成前のセックス・ピストルズを撮ったり。また知り合って写真を撮った女性が後のダイアナ妃だったり・・・と、とにかくすごい巡り合わせを持った写真家です。そんなロンドンの一枚一枚が所狭しと展示してありました。ちなみに、氏自身も元々バンドをやっていて、あの「崖の上のポニョ」主題歌を歌った「藤岡藤巻と大橋のぞみ」の藤岡藤巻と組んでたこともあったのだとか(;^_^Aその辺りはともかく、また今回も色々タメになることが聞けました。それぞれ簡単にご紹介。まず一つは「何にでも感謝する」ということ。前回のブログでも書きましたが、氏は身体が弱かったが故に写真家になれたし、就職に失敗したお陰でロンドンで様々な出会いがあった。全ては自分の気持ち次第だと。例えば落ち葉一枚にも、それを見た人に「あぁ、秋が来たんだなぁ。それを知らせてくれてありがとう」と感謝する。そういう自分の気持ちの持ち方が大切だと言っておられました。もう一つは「踏み出す一歩が大切」ということ。それは何も大げさなことではなく、例えば今まで妻の食事に対して30年近く何も言わずに食べていた旦那が、「美味しいね」と一言言うだけでも「踏み出す一歩」なのだと。それをやった後の自分は、やる前の自分と比べて人格が大きく異なる、ということでした。特にその「踏み出す一歩」の話にも感銘を受けたので、その後の質問コーナーで私は思いきって手を挙げて質問してみました。大抵こういう時は恥ずかしがって何もしない私ですが、これが私の「踏み出す一歩」なのではないか、と。何を質問したかは、他愛もないので内緒ですが(;^_^A最後は前回同様のハービー・山口氏による記念写真撮影。上述のように、氏に写真を撮られる人は大成する、幸せになる、という言葉通り、前回写真を撮られてから実は私の周りにも色々良いことがありました。特に先日なんて一生に二度と無い幸運が。多分facebookに載せたら1000程「いいね」ボタンを押してもらえるのではないかということがあった・・・ようなのです。ということで実はまだ私自身100%信じられていないので、その話はおいおいブログで明らかになっていくと思います。(一応、宝クジが当たったわけではありませんのであしからず(;^_^A)と言うわけで、今回もまた記念写真を撮ってもらいました。また何か良いことあれば・・・とはさすがに欲張りですね。そんなことを思っていたら、天罰が下ってテレビのアンテナが壊れてしまいました(T△T)あーあ。そんなわけで幸運を呼ぶ(?)ハービー・山口写真展は11月11日まで「ミュゼふくおかカメラ館」で展示されていますので、お近くの方は是非お越しください(^_^)/
2012年10月08日
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12年10月7日現在3ヶ月以内投資判断 「やや売り」買いのタイミング 強いて言えば現在3ヶ月以内株価予想 3000円~4200円 要点・景気減速や反日デモにより下期減速懸念。・月末にかけてTOPIX買い需要、また上場一ヶ月後にあたる今月下旬辺りから幹事証券による強気レポートが出てくる思惑。しかしそれらの好材料が一巡すると、月末をピークに株価は下降線。・同業他社比では利益率の高さ、財務体質の良さが顕著・海外航空会社との比較では人件費削減など依然コストカットの余地が大きい。【企業概要】国際線首位でANA(9202)と双璧。会社更生法から公的資金投入により復活。先般再上場。オーストラリアカンタス航空と格安航空LCC「ジェットスター・ジャパン」を合弁。【業績】今期は増収減益を見込む。各方面からの支援の下、高収益体質に生まれ変わってテイクオフ。経営不振の元凶となった大型ジャンボを売却し、中小型機の導入を推進。機体を需要に応じて流動的に融通できる体勢を整えコストカット。結果、破綻時には40%程度あった大型比率を20%程度に引き下げた。第一四半期決算は増収増益。昨年は震災により、大幅な旅客需要の減少だったことから、回復の度合いは大きく出てきた。加えてLCC子会社の上乗せに期待。主力の国際線は中型のボーイング787の特徴である長距離航行を生かし、直行便を増やした。その他アライアンス(海外航空会社との提携)の拡充や期間限定運賃など、一転積極的な攻勢を展開している。ただ下期にかけて、長引く反日ムードが業績伸長期待に水を差す。また世界的な景気減速感も引き続き不安材料。アジア圏での航空会社間の競争激化も事業環境リスク。更に世界的な金融緩和から商品市況に資金が流入。原油価格が先月一時再度100ドルに乗せてきた。更に長期的な為替のトレンドが円安に向かいつつある中で、燃料費の上昇によるコスト増リスクは次第に強まってきている。通期に対する進捗率は売上ベースで23.5%と低い。ただ例年第一四半期はGWを挟むものの季節要因としては最も弱く、夏休みシーズンが最需要期。2Q→3Q→4Q→1Qの順に割合が大きく、概ね平年ペース並と言えそう。 12年9月中間期予想(ラディッシュリサーチ)単位:百万円売上 615000営業利益 72900税前利益 69100当期純益 63200例年中間期は通期の売上の丁度半分を稼ぎ出す期間。今期は引き続き世界景気回復への道筋が遠いものの、第二四半期にことさら下押したわけでもないため、上半期の業績に関しては特に心配する必要はなさそうだ。足下の反日デモを始めとする中韓との外交問題の影響はやや気がかりではあるが、時間をかけて沈静化の推移を見守る他無い。中国3路線に関して同社は既に11月までの減便を決定しており、ドル箱路線の停滞は手痛い。一方、破綻前の繰り越し欠損金が多額であることから、当面税金の支払いを免れる点は大きい(09年の破綻以降9年間で推定4000億円の納税額免除の見込み)。有利子負債は554.8億円で前期末から17.9億円減少有利子負債比率(有利子負債÷自己資本)は13.8%現預金は2943.3億円流動比率(流動資産÷流動負債 ×100)は148.3%で前期末の156.9%から悪化。総額5215億円の債権放棄を金融機関から受けた結果、有利子負債比率は新興航空会社並に改善。実質無借金の状態に。フリーキャッシュフローは前期末1094億円の黒字破綻直前は1017億円の赤字だったことから、破綻処理後の収益改善効果が大きい。 粗利率は24.2%で、前期の21.1%から改善。予想ROAは12.7%で、前期の18.2%から悪化の見込み。 今期は売上増を見込むものの、下半期の厳しさから前期に比べてROAなどは大幅に悪化の見込み。ファイナンスに関しては財務体質も良いし、上場間もないため当面なされないだろう。また常識的にも社会的な支援を受けて間もない現段階で増資を行えば、大きな非難を受けることは疑いようもない。【アナリストの評価】マッコーリーキャピタル証券 「アウトパフォーム」 目標株価5000円公開価格はPER5倍前後で割安。現状、上場間もないためアナリストレポートを発表している証券会社は少ない(上場一ヶ月後から幹事証券によるレポートが開始。恐らくはポジティブなものを出してきそう。)。ただアメリカ投資週刊誌「バロンズ」などでも指標面からの割安を指摘、高評価の声も高い。【株価推移】公開価格をわずかに上回る初値形成に成功すると、以後機関投資家の買いや各指数への組入期待から底堅く推移した。しかし3日目に初値を下回ると、短期筋の投げ売りが出て急落。更に反日デモの影響が長引くと伝わると、一段と上値を抑えられた。その後は需給動向を巡る様々な思惑が交錯し、少しずつ値を戻しつつある。【テクニカル】上場間もないために見るべき指標も少ないが、さしあたって5日線を上回ってパラボリックは好転している状態。9/26に「差し込み線」が出ており、単純にテクニカルだけを当てはめると売られる流れになってもおかしくなかったが、実際には下値切り上がりの形となっている。足下はテクニカルよりも需給の思惑が強い証左であると言える。 【需給】FTSEの組入は見送られ、MSCIの組入は2日に終了。最後は今月末に控えたTOPIXの算入になるが、5日引け後には東証により同社の浮動株比率(FFW)が75%と決定。月末の買い需要は概ね1028万株(※10/10 750万株→1028万株に訂正)と試算される。加えて新規売出リスクが当面無いこともプラス要因。一方、3日から日証金の貸借銘柄に選定され、ここから空売りも本格的に入ってくる流れに(ただし、銘柄選定されたこと自体は流動性の向上から総合的にはプラスに作用するものである)。また現段階で公開価格を下回っており、差し引きの信用買い残もまだ70万株程度残っているものと推察されることから、足下の需給はやや悪い。また外国人比率が38.6%と引き続き高い。航空法により日本の航空会社の外国人議決割合は1/3未満に抑える外資規制があり、次回3月末の権利落ちまでは1000万株以上の売りが出てくる計算になる。(※越えた部分の外国人投資家は株主名簿に載せることができず、議決権や配当を一部失う恐れがある。一方、放送法規定の外国人保有制限割合20%を超えたまま推移しているテレビ局銘柄も存在し、必ずしも全てが解消されるわけでもない。貸株目的で大量に保有しているところもありそう。ただ、越えていたフジ・メディアHD(4676)、日テレ(9404)共に今週大きく下落したことも併記しておく)もし次第に月末高を意識してほぐれてくると、一度高値を更新する場面があってもおかしくはなさそうだが、TOPIXの買い需要は十分株価に織り込まれているものと考えられる。なお資金調達を行わない大型IPOの類似として10年IPOの第一生命(8750)が挙げられる。第一生命もTOPIXの買い終了後に需給バランスを崩してその後長期下落トレンドが続いた。当然地合も業態も利益率も売出の方法も異なるが、短期資金や思惑の動きの参考程度にはなりそうだ。 【同業他社比較】同社の予想PERは3.6倍、PBRは1.7倍今期予想営業利益率は12.3%、予想ROEは31.0%配当は未定同業他社と比較すると、それぞれどのような位置付けだろうか。 ANA(9202)国内線首位で同社と双璧。ピーチ、エアアジアで格安航空(LCC)参入。 先般大型増資を実施した。予想PERは13.3倍、PBRは0.7倍今期予想営業利益率は7.3%、予想ROEは6.5%有利子負債比率は178.3%予想配当利回りは2.5%粗利益率などはJALよりも5%程度低い。PERも割高で、有利子負債の高さが重荷。一方で配当利回り、優待利回りは高い。スカイマーク(9204)新興航空会社の筆頭。ドル箱路線に絞って集中運行。LCCと大手の中間的な存在。売上規模は同社の1/13程度。予想PERは3.8倍、PBRは0.8倍今期予想営業利益率は15.8%、予想ROEは21.2%無借金経営 配当は無配昨年増資を実施し財務体質は良好。配当や株主優待は行っておらず、株主還元は無い。スターフライヤー(9206)北九州を拠点とした新興航空。LCCよりも高級感を出した座席がウリ。売上規模は同社の1/50程度。予想PERは8.5倍、PBRは1.8倍今期予想営業利益率は2.8%、予想ROEは22.3%有利子負債比率は68.7% 配当は無配営業利益率は低いが、資本効率は高い。財務体質もまあまあ。配当は実施していないが、株主優待はアリ。サウスウエスト航空(LUV)アメリカテキサス州に本拠地を置く。主に全米で短距離・高頻度の2点間直行便サービスを提供。運搬旅客数では世界2位。効率経営で黒字を出し続けている高収益体質。予想PERは13.0倍、PBRは1.0倍今期予想営業利益率は5.6%(※ただし日本と費用項目の属性が異なるため参考)、ROEは2.7%有利子負債比率は54.5%予想配当利回りは0.3% 直近の四半期決算でも売上と利益が過去最高を記録。利益率は同社に比べて低いものの、特に支援などが入ったわけでもないにも関わらず、財務体質は大手航空会社の中で極めて健全。なお時価総額は5200億円程度であり、同社より小さい。スカイマークやスターフライヤーは規模も異なるので比較の対象として弱いものの、ANAとの比較では収益力から財務力まで全てにおいて勝る(公的資金が入って会社更生法があったため当然)。一方、海外の航空会社との比較では、日本の航空会社は相対的に利益率が高いとされている。国際的な航空会社のポートフォリオを考えた場合は選好されやすいかも知れない。 【課題】現段階で株主優待が年一回と、ANAに比べて少ない。個人株主が大部分を占める銘柄であるため、株主還元に力を入れていきたい。自民党政権が誕生した場合は、同社に対して民主党と反対の立場を採っていることから、政治リスクが高まる恐れがある。利益率は高くなったが、相変わらず高コストな体質は早急に改めるべきである。効率経営で有名なサウスウエスト航空は一人の乗客を一マイル運ぶための費用が10セントなのに対して、国内大手2社は20セント超と倍近い開き。パイロットを中心とする人件費への切り込みが生ぬるいガラパゴス化に対して、しっかりと決別するべきである。 ※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月07日
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2012年10月06日
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今日は投資の日(10月4日で「とうし」)。それにちなんだわけでもないのですが、実はこの度、地元の北日本新聞社主催のカルチャースクールで「資産運用」の講師をすることになりました。北日本新聞は富山の地方紙で、世帯普及率が60%以上と富山では圧倒的な購読率を誇る新聞です。そんなわけで、昨日の北日本新聞に生まれて初めて載りました。昔から読んでいた新聞に悪いことして載らずに良かった良かった(;^_^Aお陰様で現在北陸で唯一の株式投資助言業もぼちぼちと軌道に乗ってきましたが、最近特に感じるのは日本人の金融リテラシーの低さ。これだけ低金利なのに未だに貯金のみを一生懸命続け「老後が不安だ、不安だ」を繰り返す。全くナンセンスです。というのも、日本にはお金のことについて考えるのを由としない風土があるからです。お金お金、というのは下卑ている、と。しかしお金について考えるのは今晩の食事について考えることと同じくらいに大事なこと。何故ならどちらも生きていく上に欠かせないものですから。しかし食べ物について毎日3食どうしよう、と考えるのは一般的であり、グルメであることはむしろステータスですらあります。ただ何でも過ぎるとよくありません。「食べ過ぎる」とそれは下卑た印象になります。実はお金もそれと同様で、過剰に欲しがるから下卑たイメージを与えるのです。ご飯は食べるとお腹いっぱいになるので一定量を超えて食べることはできませんが、お金は無尽蔵に手に入れようとすることができるので、結果印象が悪くなっているに過ぎません。従って、お金のことについて考え、心配することは何ら後ろめたさを感じることではありません。アメリカでは高校の授業で「金融政策」という課目があります。対して日本にはありません。大学で経済学がありますが、志望者が少なく、一般的に偏差値が低い学部という扱いを受けています。結果、お金のことについて誰にも相談することができません。最近はFPという職業がようやく市民権を得てきましたが、実際にFPに相談する人は富裕層程度に限られています。まだまだ一般的とは言えません。それが今の日本の足かせになっています。昔は貯蓄が絶対正義で、国も国策として推奨していました。高度経済成長期には「国民貯蓄推奨運動」なるものまであり、とにかく貯蓄で国富を貯めることが国益に適うとされました。40年前郵貯の10年定期の利率はなんと12%!確かに貯蓄はノーリスクハイリターンな「投資先」でした。しかし今は違います。利率は0.1%を下回り100万円預けても利息は雀の涙。そして預けたお金は国債の買い支えに利用されています。つまり貯金は大赤字の借金企業「株式会社日本」の社債を購入しているのと同じことです。従って「投資から貯蓄へ」の今のデフレ政策は、国の都合の良いように利用されているだけと考えるべきでしょう。足下では消費増税、相続税増税という「国民→国への富の移転」が計画されています。1000兆円に迫る借金と、1400兆円の個人資産が並立しているこの国の政治家は、我々の大切な資産を「埋蔵金」とでも思っているのでしょうか。老後には夫婦で約8000万円の資金が必要と言われています。しかしそれも今の物価水準が維持された場合の額で、今後インフレが起こった場合、その必要額は益々膨れあがります。当然、借金だらけの国に我々の老後の面倒を見る余力はなく、今後は年金や生活保護費の削減が、ドンドン進められるのが明白。国には頼っていられません。ですから働けなくなる自分に代わって、豊富にまだ残されているお金を働かせる、という発想が求められます。ところが、こういう話をすると必ず「お金が無いから」「難しそうだから」「時間が無いから」と言い訳されます。しかし必要になってからでは遅いのです。年をとってから勉強をするのは、間違いなく今よりも難しくなり、その時にはリスクを試せるお金も無くなってきます。その時になってからでは言い訳も無力です。ですから、安心して老後を暮らすために最低限必要な「知識」を蓄えておくことが肝要です。その啓蒙活動の一環として、地元の社会貢献も兼ねて私が講師をやらせていただくことになりました。そうやって投資家を育てていこうと、僭越ながら使命感を持ってあたらせていただきます。・・・とまあ、こういうものは大体こんな感じの「脅迫」で必要性を感じてもらうのがセオリーな手法ですが、書いていることに嘘偽りはありません。私自身真剣にそう考えているからこそ、色々やっているわけですね。そして、普段から当ブログを読んでくださっている方にとっては今更釈迦に説法な内容でした(;^_^Aで、最後に宣伝。高岡大和6Fにて11月から毎週金曜の午後7時~8時半、仕事帰りのサラリーマンにも通いやすい時間帯に全6回を一コマとしてやっていきます。当初は「資産運用入門」ということで、初心者向けにわかりやすく、私の得意とする株や投資信託、為替だけでなく税金・保険といったところ全般広く浅く解説。(逆に銘柄の紹介などはありません)。また講義の半分は新聞の経済面の読み方や行動経済学に至るまで、簡単にかみ砕いて経済センスを身につけてもらう講座にしていきます。なお、来年からはもうワンランク上の講座を追加するつもりですが、それはまたその時にご案内致します。受講料は全6回分で7000円(1回あたり1000円+入会金1000円)。10月19日(金)には事前の体験教室ということで、無料でプレセミナーをやりますので、顔だけでも見に来てやってください。お近くにお住まいの方はご近所お誘い合わせの上、お気軽にお越しください(^_^)/お待ちしております。
2012年10月04日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼HP「じょうしょうダルマ」から成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 相場が続く限りチャンスは無限大。一度お試しいただければと思います。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日続落。前日のNYは高安マチマチ。スペインの首相が「支援要請はまだ先の話」としたことで、9月末までに格付けが決定される予定だったスペイン債がどうなるかわからなくなり、市場に不透明感が増したことが相場の重石となりました。それを受けた日経平均も朝方から売りが先行。一方で9月権利落ち以後ずっと弱かった反動や、為替が安定していることもあって前場は切り返す動きが出ました。ただその為替が円高に向かうと、先物中心の売りに押される展開に。加えてオーストラリアの貿易収支が過去4年で最大の赤字となったことが、主要取引国である中国の景気減速懸念に繋がる格好。また今晩のアメリカADP雇用統計を控えて様子見ムードが強まると、後場はマイナス圏に転じて結局ほぼ安値圏での引けに。売買高は13億株台、売買代金は9000億円ちょっとと連日の薄商いで、結局緩和前の世界に戻ってしまいました。投資判断は「買い」。しかし実際の市場の雰囲気は悪く、とても積極的に買い向かっていくような気になりませんね。個人的には変に日銀の政策決定会合やアメリカ雇用統計前に盛り上がってしまうと反動が怖いですから、今はこれくらいが妥当なのかも知れません。また「前原戦略相が、自らも決定会合に出る可能性を示唆」とも報じられましたが、本当ならちょっと面白いことになりそうな気もします。一方で前回「売られ過ぎ銘柄の下方修正はむしろ積極的に買っていく場面」としたような動きが出て、例えばガリバーインターナショナル(7599)は大陽線に。今度の決算期は世界景気不安や円高、反日デモなどの影響で、ほとんどの銘柄が下方修正のオンパレードだと思われますが、株式市場的には随分織り込んできているのではないかと思われます。本日唯一明るい材料は石油資源開発(1662)が国内で初めてシェールオイル採掘に成功したこと。残念ながら現在見込まれている埋蔵量は微々たるものですが、こういった技術・ノウハウが普及し、各国の埋蔵資源を汲み取ることができるようになれば、原油一本に頼った世界のエネルギー構造を変えることが可能です。タイミング良くというか、今週の「週刊東洋経済」の特集記事は「海底資源埋蔵量は300兆円以上!? 資源大国も夢ではない」でした。もっとも、尖閣諸島の下には800兆円にものぼると言われる原油が眠っているということですから、これらを採掘できれば日本の借金は一気に返せますね。現実的には色々難しいでしょうけれど。何より本当に資源大国になれば、まず為替を円高放置しておく大きな大義名分が無くなりますから、間違いなく日本経済にとってプラスになります。こういう将来が明るくなるような話がどんどん現実味を帯びてくれば、諸々の問題が解決されて、皆も株を買ってみようという気になるのですが。新興市場は「強気の買い」。本日は高安マチマチ。直近IPOが引き続きしっかりしており、買われる銘柄はとことん買われる、という印象です。特にマザーズ銘柄は買われる銘柄と買われない銘柄の差が歴然としている感じです。JASDAQの方は前回書いたように、やはり低位株の乱舞が目立ち始めてきました。しかも最近は売買単位数の100株変更などにより「低位株になってしまった」銘柄も増えてきました。その分値動きが軽くなることで、株式価値の変わらない同じ銘柄にもかかわらず、個人投資家には魅力的な銘柄に映ってきます。その傾向は東証1部にもあり、例えば本日はソースネクスト(4344)がストップ高比例配分。なので、必ずしも新興低位株のみではないのですが、ともあれしばらくはこの低位株物色が続いていく雰囲気です。【ポートフォリオ銘柄】GCAサヴィアンG(2174)は反落。昨日・本日と地合が悪い中でしっかりした値動きを見せていましたが、本日は引けにかけて売られて最終的にはマイナスに。それでも一時8万円台回復の動きで、東証1部上場以後の高値を付けました。テクニカル的には5日線に支持されながらMACDが好転してきたこと、また一目均衡表の遅行線が25日前の8/29の急騰した部分を通過することなどから、非常に良い流れとなっています。今月は月末に記念配権利落ちやTOPIX参入を控えていることから需給は間違いなく良い月。明日ボリンジャーバンド+2σを抜けるようなら一段高となりそうです。NEC(6701)は反発。こちらも地合に抗って、比較的大きめの上がり方をしています。6/20の戻り高値を捉え、終値ベースでは5/8以来の水準に。本日はゴールドマン・サックスが「上期業績の計画過達が好感される余地あり」と指摘。「上半期営業利益はドコモ(9437)向け出荷好調のキャリアNetwork事業の上振れなどで120億円を予想し、会社計画を上回る公算。通期営業利益予想も上方修正」とのこと。世界最大の証券会社からお墨付きをいただきました。チャート的には次は上値に控える200日線が意識されますが、そこを抜ければ150円までは4/27~5/8のわずか5営業日で急落した価格帯出来高の薄いゾーン。従って、一気に上値が軽くなってきます。突発高も十分期待に。そして、昨日は有料メルマガで私の「妄想」として「最近は中間期を過ぎたことで巨額買収・再編が相次いでいることもあり、同社ですらその対象と成り得るのでは」と配信しました。現実的に可能性は極めて小さいでしょうが、そういう話が盛り上がってもおかしくないのではないか、と。様々な観点から引き続き要注目。売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は反発。昨日発表の月次既存店売上は、予定通り前月よりもマイナス幅拡大の前年割れとなりましたが、今朝の日経1面で「今期売上1兆円」と報じられると朝方から買いが優勢の展開に。本日の日経平均を下支える動きとなりました。これはちょっと余計な援護射撃ですね。どうも最近日経の1面は前回の「ドコモSNSゲーム参入」など、会社側ですらはっきりしていないことをまことしやかに記事にしてきます。それだけネタの無い時期、と言えるのかも知れません。それはさておき、本日はそれを受けて買われたものの、25日線を大きく上回るわけでもなく、結局9/18の大陰線の中での推移に留まっています。これは11日発表予定の本決算における今期見通しのハードルを、かなり上げてしまったのではないでしょうか。月次がこれだけ悪い中で海外店舗の出店倍増を視野に売上1兆円を見込むとされており、おそらくこれ以上のものは出てこないであろうことから、決算通過後は出尽くしの売りが出そうな感じです。ここは重ねて売っていくべきタイミングのような気がします。【注目銘柄】任天堂(7974)は続伸。こちらは先月までブログで買いで取り上げており「折を見てポートフォリオに入れたい」と書いていましたが、結局そのままスルスルと上がっていってしまっています。特に材料は無いのですが、強いて言えば為替が落ち着いてきていることでしょうか。今日は特に地合の悪い中で異彩高でした。本日は窓を開けて大きく上放れたのですが、そこまで極端な過熱感も無く、もうしばらく上値追いは続きそうな感じもします。ただここから飛び乗るのはやはり怖いので、同社を直接狙うというよりは同社と関係の深いメガチップス(6875)や田淵電機(6624)といった周辺銘柄を拾う方が安全かも知れません。先月までの有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月03日
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10月というのに私の周りでは未だセミの鳴き声が聞こえ、私自身も短パンで過ごす記録的な残暑が続いていますが、プロ野球の方はセパ共にペナントレースの王者が決定する時期に。そして昨日は無事私の応援してやまない日本ハムファイターズが優勝となりました(^_^)/バンザーイ!ここでちょっと自慢ですが、私は6/25のブログで「中日ドラゴンズの勢いは終盤失速する、一方で日ハムの栗山監督は名将の器を備えた人物である」と書きました。当時、中日はずっと首位を、一方で2位の日ハムはロッテとの差が開くばかりでした。セパ順位の推移http://homepage3.nifty.com/masahidek/etc/j5jpb.html私は野球、特にプロほど選手の実力が伯仲すると、優劣は圧倒的に監督次第だと思います。ただ監督の能力云々もありますが、いかにチームに適合できるか、という部分が重要でしょう。一般的に選手の大部分は昔から同じチームにいますから、外から監督がやってくることになるわけで、その監督のやり方がチームに親和するかどうか。その両極にあったのが今年の中日、日ハムでした。昨年両チームとも名将とされる落合、梨田両監督がユニホームを脱ぎ、今年は高木、栗山両監督が就任。高木監督は球団の密命を受けて落合色一掃に力を入れ、指導部は中日OBに固執。選手も元ドラゴンズを集めて「昔は良かったドラゴンズ」でした。一方で栗山監督は昨年のコーチ陣のほとんどをそのまま起用しました。結果は火を見るよりも明らか。名将が作り上げたチームを「破壊」した方が良いのか、「維持」した方が良いのか。自身がそれ以上の名将でなければ、後者の方が良いに決まっています。これは結構会社などでも言えることではないでしょうか。たたき上げでない経営のプロと言われる社長が外から入ってきた場合、経営不振などで社長が交代したのなら当然膿を出すような革新的な改革が求められます。一方、良い物は良いと残すべきで、なんでも思い通りに「自分色に染める」ようなことは慎むべきでしょう。特に日ハムの長所は「全員野球」がしっかりできていること。そこを栗山監督もしっかりタクトを振ることができました。ダルビッシュ投手が抜けた穴を吉川投手がしっかり埋め、今年は急成長しました。中田選手も不振なのにずっと4番に据えられて、一体どうなるんだ、と思っていましたが、9/28の西武との天王山で優勝を決め付ける2発を放ちました。あれが西武に引導を渡したのだと思いますし、それができるのが真の4番の存在感だと思いました。日ハムは毎年誰か主力選手が抜けていくのに、それでも強さを維持する本当にすごいチームだと思います。それにしても、落合監督といい栗山監督といい、監督未経験者が就任して優勝するケースが目立ってきました。サッカーの監督だって、かつての名選手が必ずしも良い監督ではないことを証明しています。これはあくまで個人的な意見ですが、WBCの監督はもっと色々と選択肢があるのではないでしょうか・・・。最後に一つだけ謝らなければならないのは「意外に」高木ドラゴンズが健闘したこと。落合監督が8年かけて育て上げた選手の底力は相当なものでした。権藤ヘッドコーチも良かったのでしょうか。ただ、頑固な私はドラゴンズの球団社長が辞めない限り、来年もドラゴンズは応援しないことをここに宣言します。選手個々は応援するので、皆それぞれタイトルを目指してもらいたいとは思いますけれど、セリーグは広島かヤクルトを応援しようかな・・・。
2012年10月03日
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★☆★☆【有料メルマガ】【銘柄診断】お申込募集中です! 「損せず焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです) ▼HP「じょうしょうダルマ」から成績などご確認後、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html 1ヶ月当たり3,150円~。 相場が続く限りチャンスは無限大。一度お試しいただければと思います。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日続落。朝方発表された日銀短観で、大企業・製造業の業況判断DIが-3と大方の予想通りだったものの、3四半期ぶりに悪化したことを改めて嫌気し、売り先行のスタートに。ユーロが朝方円高に振れたこと、中国はお休みのクセに出てきたPMIが悪かったことも嫌気された格好。そして前引け時点でTOPIXの下落率が-0.99%と、明らかに日銀のETF買いを阻止する動きになったこともあって(日銀は-1%を越えたら機械的にETF買いを入れる)、後場は一段安の展開に。引けにかけて下げ渋ったものの、終日マイナス圏で推移となりました。売買高は13億株台、売買代金は9000億円弱と低調。名実共に下半期入りとなりましたが、いきなり厳しい立ち上がりとなりました。投資判断は「買い」。日銀短観は特に問題なく通過できるものと思っていましたが、週・月が変わっても雰囲気は変わらず。一つ目の下値抵抗線と見られる8800円をあっさり割り込んできました。そして下期に入った途端、早速個別銘柄では下方修正連発。どうも雰囲気が良くありません。ただ、個人的には売られ過ぎ銘柄の下方修正はむしろ積極的に買っていく場面と見ています。概ね200日線を40%下方に乖離している銘柄は、出尽くしと見て買っていくべきでしょう。当然ケースバイケースではありますが。そういうような投げの一巡感も出ることで、さすがに9/6の安値は割らないと見ています。今週の基本戦略は上値も重いが下値も固く、ひとまず木曜まで9000円回復を目指す格好になると見ています。その後は雇用統計の結果を見て、という感じになるでしょうか。また、全般的には日経平均を見るよりもTOPIXを重点的に見た方が良さそうな感じです。後述のように私はソフトバンク(9984)、ファーストリテイリング(9983)を共に現在弱気に見ているので、指数寄与度の高いそれらの銘柄が日経平均の足を引っ張り、NT倍率縮小に動きそうです。一つ懸念材料があるとすれば、新財務大臣に起用された城島氏。彼の手腕が未知数なので、株式市場は織り込みにくい印象です。一方、前原氏が経済財政担当相ということで、日銀に対して強気に出ると見られており、とりあえず株式市場的にはこちらはプラスな印象です。新興市場は「強気の買い」。本日は両指数共に軟調。マザーズの方は主力のサイバーエージェント(4751)を始めとしてSNS関連株が弱く軟化。個人的にはアメリカでfacebookが6%以上の上昇を見せたこと、また悪い地合も相対的にSNS株の追い風になると見ていたので、ちょっと違和感がありました。例年秋口は東証1部の大型株が弱る一方で、特に値動きの良い新興株や低位株が乱舞しやすい傾向にあります。恐らくはまずその動きが出て、それで小金を稼いだ個人投資家の資金が回ることで、新興市場全体が盛り上がる流れになると思います。また、直近IPOがこのところ立て続けに好調な点も見逃せません。JAL(9201)は別として、ワイヤレスゲート(9419)辺りのIPOから、セカンダリも非常に盛り上がっています。この良い流れが続いていけば、かつての新興バブル再来も夢見て良いのかも知れません。【ポートフォリオ銘柄】NEC(6701)は続伸。地合に抗って、比較的大きめの上がり方をしています。終値ベースでは6/20の戻り高値を付けた時以来の水準に。前回も書きましたが、何と言っても需給が改善してきており、はっきり言って同社もみずほFG(8411)も問題は株式的な需給の重さだけ。本来はもっと上の評価を受けても良い銘柄です。チャート的にも5日線支持によって切り上がりの形。6/20の戻り高値132円や200日線の136円辺りが控えていること、ボリンジャーバンド+2σを抜けてきたことでやや過熱感はあるものの、もう少し上値は追えそうです。その後一旦調整を挟んだとしても深押しすることはなく、そのまま200日線突破、というシナリオを見据えています。売り銘柄のファーストリテイリング(9983)は反落。地合悪もあって、ようやく大人しく下がってくれました。衣料品各社の8月月次に関しては、ポイント(2685)も前年比マイナスということで悪く、明日発表の同社もやはり悪い内容が予想されます。4月以降、月次は事前に悪いと予想されながらも、実際に悪い月次が発表されたら翌日嫌気され売られてきました。今回は更に来週に本決算を控えていますから、一段と神経質な値動きになると思います。【注目銘柄】イー・アクセス(9427)はストップ高を付けた後に売買停止。ソフトバンクによる買収が14時半に報じられると、先んじて買われた後に売買停止となりました。実はこちらは先週有料メルマガにてたまたま買いで取り上げ。結果、無事目標に設定した株価を上回ってきました。と言うわけで、取り上げ根拠を以下に記します。「△イーアクセス(9427) 東証1部 売買単位1株15270円 出来高39305株 9/27買値 15350円以上10/5までの目標株価 17000円損切り 14700円割れ 【評価】業績 ○テクニカル △需給 △ 同業他社比 ○その他ポイント タブレット端末などの普及 国内4位の移動体通信業者ADSL回線も。今期は増収増益も最終利益は減益の見込み。第一四半期は顧客獲得コストや人件費の増加で営業減益。ただ、下期より次世代高速通信網LTEユーザーが拡大する見込みで、各社のLTE参入による競争激化にもかかわらず会社計画の達成には自信。 同社のモバイルWi-Fiルーターは価格と速度・安定性に定評があり、ヘビーユーザーの評価は高い。iPhoneのテザリング解禁を機にモバイルWi-Fiルーターの競争力低下が懸念されるものの、PCやタブレット端末とのセット販売による囲い込みや、官公庁への売り込みなどでユーザー数の増加は十分可能と見る。足下で各社そろって7インチタイプのタブレット端末に力を入れており、そうなってくるとモバイルWi-Fiルーターの必要性が高まってくる格好。 これまでは他社と比べてシェアの低さ、有利子負債の多さが特に目についたが、先日楽天(4755)との共同出資により「楽天イー・モバイル」の設立を発表。ネットで楽天の顧客網を生かした売り込みができるようになり、今後のシェア拡大に期待が持てる。また、楽天の持つ資本も魅力的。同社にとっては大きな後ろ盾になりそう。 テクニカル的には75日線までの各移動平均線を上回り、下値切り上げの流れに。20日に楽天との協業を発表で急騰したものの、200日線を抜けられず大陰線を引いてしまったが、下値は75日線に支えられる形で売り崩れていない。本日の権利落ちをもっても下げなかったため、下値の買い圧力が強いと見て、この流れに乗っていきたい。 MACD、パラボリックは好転しており、一目均衡表の雲も下支え要因。ただ遅行線がまだ雲から脱していないため、上値追いの足かせになりそう。ストキャスは割安圏を示しており、ボリンジャーバンドは+σと+2σの間のバンドウォークの形。 需給面では5月の上場来安値以降、下値切り上げの形になっていて悪くない。短期的には9/20の出来高を伴った大陰線が気がかりではあるが、今週に入ってから上値を切り上げて推移しているため、売り一巡感が感じられる。信用買い残は差し引き9.5万株で、4月以来の水準まで改善。日々の出来高に比べてそこまで重石になるような数字でも無い。 予想PERは3.9倍で、同業のKDDI(9433)の10.7倍との比較では割安。PBRも0.6倍で同1.1倍との比較では割安である。この辺りはドコモ(9437)やソフトバンク(9984)と比較してもやはり割安。予想ROEは15.6%で、同12.0%より高く、配当利回りにいたっては5.2%と他を大きく引き離す。 買値は本日と21日の高値を上抜いたところで。目標は7月戻り高値水準に。損切りは21日安値の14700円割れで」本来は楽天との協業の方をポジシティブに見ていたのですが、意外にソフトバンクが出てきましたね。ここ最近ソフトバンクは派手な買収を見せていなかったので、特に意外感がありました。一方、そのソフトバンクは多額な買収負担を嫌気されて売られましたが、実はこちらはこちらで先週から売りの有料メルマガで取り上げていました。いやー、ラッキーでしたね。ただ市場は今回の買収を「負担が重い」と見ているようですが、個人的には中期的にソフトバンクにプラスの買収だと思います。やはりイー・アクセスの高速通信網や、モバイルWi-Fiルーターは魅力的。同社はこれをもってiPhone5のテザリング開始を一ヶ月前倒しし、年内に開始としています。案外、これも孫社長を動かした材料の一つなのでしょう。携帯純増数トップの座をKDDI(9433)に取られるのが嫌で、嵩上げしたかったというのもあるかも知れません。遅かれ早かれ買収するつもりなら、楽天に邪魔されないうちに、と。ただし、株式市場的には目先マイナスに捉えられるであろうこと、これでチャートがやや崩れたことから、何にせよもう少し弱い動きが続くと見ます。これで通信キャリアの競争は益々激化し、ユーザーはその分恩恵を受けることができそうです。それにしても先々月のソネットエンタテインメント(3789)といい、案外大型銘柄のTOBや買収が目立ちます。本日はその他、光通信(9435)がe-まちタウン(4747)の完全子会社化を発表。上場銘柄数はどんどん減っていきますが、こういう動きは市場が割安であるサインを発しているようなものですから、大歓迎すべきことと思います。夢真HD(2362)は反発。こちらも地合に抗い、一時5%を越える大幅高となりました。そして先日当欄でもご紹介致しましたが、こちらもやはり有料メルマガにて先月24日から買いで取り上げ。配当落ち分も含めて、上昇率は7%を越えてきています。足下では復興関連の内需株がしっかり。例えばライト工業(1926)が上昇してきており、大成建設(1801)や大林組(1802)など、じわじわと上昇してきています。この建設株買いの流れに上手く乗れている感じ。そしてやっぱり目標株価はまだまだ上。目標株価到達になりましたら、イー・アクセスのように取り上げ根拠を当欄にして示します。その他先月までの有料メルマガの成績は下記のURLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html他社さんの方が成績が良くてどうも地味ですが、当方は着実に利益を重ねていくことで無理なく、焦らない投資法を伝えるのが強みです。まだまだ長期上昇相場は続くものと思われますし、乗り遅れたということはありませんから、これを機に一度お試しいただければと思います。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2012年10月01日
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身の回りに起きた詐欺話はことごとく公表し、引っかからないように啓発するブログにしていきたいと思っています。今回は私の携帯に噂の「タレント詐欺」のメールが来たのでご報告。内容は「私は某タレントのマネージャーをやっています」というもので、「タレント本人の希望であなたと話がしたい」という内容のもの。てか、そもそも一体誰やねん!?って感じですが、返信して突っ込むと「生きているメアド」とバレてしまうので我慢し、とりあえずこの場で突っ込まさせてもらいます。この手の詐欺の流れはこんな感じです。大体下記のパターンの亜流ですね。「韓流スターのファンクラブの会長だ」という人が主婦などに取り入る→スター本人とメールを交換する(しかし実際には架空)→何度か繰り返すうちにメールが来なくなる→不思議に思っていると会長が「スターがファンと個別にやりとりしているのが事務所にバレて大問題になっている。解決のためには50万円必要」などといって振り込ませる。正直「こんな話に引っかかる人がおるんかいな(-。-;)」と思ったりするのですが、実際にいるからこそこういう詐欺が成り立つのでしょうね。そんな最近の漫画にも無いような「偶然」や「出会い」は決してありませんからご安心を。大体そんな親身なマネージャーがいるわけはないし、タレントの情報を流している時点でマネージャー失格ですしね。私ももう少し昔ならミーハーだったので芸能人に興味がありましたが、今ではすっかり年老いたせいか、そもそも全く関心無し┐( ̄ヘ ̄)┌テレビに出ている人もすっかり知らない人ばかりになってきました(・・;)facebookにしても、タレント名で検索すると本人っぽいものがあったりしますが、別にfacebookは新規登録の際に免許証を確認しているわけでもなんでもないですから、本人が公表していなければ基本偽者と思うべきでしょう。万一友達申請とかが来ても無視してください。変な繋がりが入ってくると、自分の友達に迷惑がかかるので。また最近はスマホの普及でアプリの「LINE」を使った出会い系や、今回のような詐欺メールが来たりします。便利な繋がりにはリスクがある。そういった点で情報薄者にならないよう注意しておくと同時に、世の中自分にだけ上手い話は来ない、としっかり認識しておくことが大切です。
2012年10月01日
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