全12件 (12件中 1-12件目)
1

ボルドー メドック・クリュ・ブルジョワ シャトー・ポタンサック2002 Chateau Potensac デュロン家 Domaines Delon カベルネソーヴィニヨン60% メルロー25% カベルネフラン15% レオヴィル・ラス・カーズで使用した樽で熟成(新樽率20%) アルコール分13.5% 輸入:株式会社ファインズ 購入価格:3490円色はくすんだ濃いどどめ色。香りはアンズ、革、プルーン、ブラックベリー、バニラ、餡、カカオ、インク?味は渋味と酸味。余韻に苦味と酸味。渋味の厚みこそ控えめだが、抜けきったわけでは全然なく、メインで展開。そして、渋味よりも酸味の粘りの感覚が気になる位。余韻の苦味が酸味を牽制するが、香りに引っ張られるのか、ここでもまだ酸が顔を出す。10年経過した今でも、しっかりした濃い味わい。渋味の押しはそこそこで、それ以上に酸味の感覚が伸びて、まだまだ味に勢いを感じさせる。余韻の苦味が味の酸味をさらに引き出してる部分もあるかな。正直、渋味の感覚が緩くなった分だけ、酸味とのバランスが取り辛くなってる。人によってはしつこさを覚えるかもしれない。何か料理が有ると、この粘る酸味を逆に長所に活用出来そうな流れ。2年前のワイン会でいただいた、サンテミリオンのフォーリー・ド・スシャール1967に近い雰囲気の味。 抜栓60分程で味の酸味が落ち着いてきた。 香りに杉っぽい要素も出始めてきた気がするが、これはまだ微弱。 味は酸の粘りが落ち着くほどに飲み易さを増していく。 一旦 味が落ち着けば、熟成ボルドーっぽさが目を覚ましてくる感じ。 抜栓150分程(ボトル残量300mlの部分)で、 当初は大人しかった渋味が盛り返してきた。 少々粉っぽい口当たりで、酸のしつこさは無くなったが、 味の落ち着き等熟成感は薄れてきた。 香りの変化は大差無く、味の出方にだけ波が有る。2002年ヴィンテージでもまだ全然こなれた感覚は出ず、若い雰囲気。時間経過で徐々に熟成ボルドーっぽさが滲み出てくるので、抜栓後1時間弱は待っていた方が良かったのかもしれない。まだ5年~10年は余裕で熟成する潜在力が有る。料理は何かローストした肉。牛肉か、出来れば羊肉が良い。多少臭みやクセのある肉やソースの方がワインの酸味を活かせる。とりあえず値段相応。ブランド と さらなる熟成将来性も込みで、10年超熟成のメドックワインが約3000円ちょい。ポタンサック自体が通常で2680円~3000円前後の相場なので、状態とヴィンテージ代を考えればまずまず納得。ただ、コスパ云々言うと さほど良いわけでもない、可も無く不可も無くの普通の出来だな。2000円ちょっとで買える5年熟成程度のオーメドック・ド・ジスク-ルの方が満足度は高いかもしれない。★楽天検索 シャトー ポタンサック★楽天扱い50件以上 2400円~15500円 平均4000円前後安いところだと90年代後半のボトルでも3000円台のがチラホラ有るな。有る程度信頼できる品質で、いつでも手に入る手頃な熟成ボルドーと考えれば、これはこれで悪くない。今飲むなら90年代が狙い目か!? ★オーセンティス・ボルドーでも飲んだ場合★香りの密度はやはりこちらのグラスが上。革やバニラの要素がより明確に伝わってくる。味なんだが、酸と渋味とがフラットに流れる。酸の突出が抑えられ、渋味とバランスが標準で取られてる。味の突出は押さえ、しかし香りは強調する。大体前回の予想通りの性能だったのが、自分でもちょっとびっくり。今回の様な半端な熟成ワインに関して言えば、意外と(?)カンティーナと引き分けの様な感想。味のクリアー感や香りの繊細さで言うなら、未だカンティーナ・パワーが上だが、香りの密度と味のボリュームを優先するなら、オーセンティス・ボルドーに軍配。この2つの違いは完全に好みの問題。一長一短ではあるが、今回 味と香りも込みでの総合判断では 充分対等に渡り合ってた。ワインによって使い分ける事が可能なら、これはこれで きちんと使えるグラス。まあ、熟成ボルドーなんてそう頻繁には飲まんのだけどねw。とりあえず、使い処と使い方次第では、決して劣ったグラスではない事が分かったので、それは収穫だった。右がオーセンティス・ボルドー。グラスの反り角度が急な分、ワインのエッジ部分がやや鮮明に映ってる感じ。もっと色が抜けてレンガっぽい色合いになりかけた位のワインの方が、綺麗に映える気がする。
2013/02/27
コメント(0)

茨城県 結城市 武勇・無濾過原酒生酒・純米酒 Buyuu MurokaGenshuNamazake JunmaiShu 株式会社 武勇 五百万石80% 山田錦20% (精米歩合63%) 協会10号、9号酵母使用 2012年12月製造 日本酒度 +2 酸度 1.6 アルコール分 18 購入価格:1580円(720ml)香りはリンゴ、未熟な桃、蒸し米?まあまあ。かなり重めの、ドッシリした口当たり。味も安易に甘味に走らず、酸と旨味も同時に乗せてくる。むしろ甘味は余韻の伸びで演出する方向。この重さは思ったよりも存在感が強い。もちろんこれは狙って出した重さだろうし、完全に好みの問題なのだが、飲み易さの感覚とは真逆の雰囲気。無濾過原酒だからと言えばそうかもしれないが、途中で飲み疲れてくる。酒自体は何も不味い事は無い、むしろ美味い方なのだが。芯まで座った、偽り無き無濾過原酒。原酒といえど、飲み易さ と 飲み応えの両立を重視する自分にはいささか飲みにくいが、これはこれで原酒好きには好感触だろう。ヘヴィーでパワフルな日本酒のファンならきっと気に入る。素朴で淡泊なツマミだと酒にの重さに潰されるな。その場合は濃い味付けに出来る、ややオイリーな感触の調味料が必要になってくるはず。主に胡麻ダレ や 味噌関係が有力候補。値段相応。万人向けとは少々言い辛いが、明確に個性の有る日本酒。今回ぐい呑みで飲んだから、重さが大きめに出たのかも。縁が薄く外に反ってるガラス器や錫器で飲んだら、もう少し飲み口の重さをコントロール出来たかもしれない。
2013/02/25
コメント(0)

半分は料理用にするつもりで適当に買ってみたやまや販売 での特別製造品の様で、この酒蔵の通常商品とは違うらしい。 静岡県 浜松市 花の舞・山廃純米 HananoMai YamahaiJunmai 花の舞酒造株式会社 HananoMaiShuzou 静岡県産山田錦100%(精米歩合60%) 協会701号酵母使用 日本酒度 +4 酸度 1.8 アミノ酸度 1.8 アルコール分 15 購入価格:1280円(1800ml)香りはウドン、薄い梅昆布茶?甘草?まあ、普通。山田錦の使用で味のクリアーさが底上げされたのか、飲み口は結構滑らか。山廃仕込み特有の酸の出方と甘味の伸びが起伏をつくる。クリアーな味わいは悪くないが、この飲み易さは飽き易さと隣り合わせ。値段なりと言えば値段なりだが、各味の出力が弱い。味の流れの中で酸と苦味が結びつく時があり、そうなるとちょっとしつこい雑な印象にもなる。 ★熱燗にしてみた★(元々熱燗で美味しくなるように造られてるらしい。)ほう、冷やの時と比べて甘味のふくらみが大きく化けた。苦味の感覚も希薄になり、短所が無くなる。やはり山廃の日本酒は燗酒が正義だな。香りもバニラや水飴の様な甘い香りに変化。山田錦の山廃純米としては価格も大分控えめで、味もまずまず。熱燗の味はなかなか見所があり、飲み方や料理の幅も広く、汎用性は高い。ツマミは魚系全般OK。寿司や天麩羅も悪くなく、和食との相性はバッチリ。その分洋食系との相性は微妙だな。アブラのノリと噛み合わなそう。値段以上。思ったよりも上出来の日本酒だった。冷やの味はそこそこ普通だが、熱燗の味はきちんと長所が活かされており感心。一升で1280円なら良心的。1480円前後でもそれなりに納得する。
2013/02/22
コメント(2)

ドイツ シュピゲラウ・オーセンティス・ボルドー Spiegelau Authentis Bordeaux シュピゲラウ社 Spiegelau 無鉛クリスタリン製 容量 650ml 全高 232mm 口径 66mm(定規で目視測定) 最大径 96mm(定規で目視測定したところ、約88mm) フット径 86mm(定規で目視測定) 購入価格:ペアで3045円(1脚当たり1522.5円)サイズが大きくなっている分、重さが微妙に増してる。画像の撮り方が良くないが、縁の厚みは見た感じではあまり大差無し。比較対象は同じくシュピゲラウのカンティーナ・パワー。テイスティング比較に使用したワインはコート・ド・ブールのシャトー・マルティナ2005《3本目》(抜栓1時間以上経過)。1脚辺りの値段は大差無し。画像のワイン量は双方とも150ml。左がオーセンティス・ボルドー、右が従来のカンティーナ・パワー。ボウルの最大径部と口径部との差はカンティーナ・パワーよりも大きそうで、香りは逃げにくい構造になってるかも。実際、カカオや土っぽさをより深く、ワインの香りの密度が濃く感じられる。香りに関してはオーセンティスの方が一歩上か・・。飲んでみると、見た目にはそう違いは無さそうだったものの、縁の口当たりの感触がカンティーナよりも厚く感じる。そのせいか、ワインの口内での流れが雑な感じ。カンティーナの方はもっと真っ直ぐに無駄無く流れる感じで、ワインの感触も繊細でクリアーだった。味はもうカンティーナ・パワーの勝利だな。2年程の継続使用で使い慣れてたというのを考慮しても、香りの点ではオーセンティスが上かもしれないが、味感触の点ではカンティーナ・パワーの方がまだ上に感じる。やはり、カンティーナ・パワーは優秀なグラスだった。リーデル・ワインシリーズ・カベルネ・メルローとの比較の時も圧勝したしw。香りを楽しみたい場合はオーセンティスで良いだろうが、味に関しては引き続きカンティーナ・パワーを使っていきたい。カンティーナでも香りが楽しめない事はないので、多分オーセンティスの出番は多くはないだろう。熟成が進んで味が落ち切ったワインに関しては、オーセンティスによる味の雑な流れが逆にボリューム感を演出し、残された力を引き出すよう発揮するのに動くのかもしれない。まだ若さを残してるワインに関してはカンティーナ・パワーの方が長所をヘタに殺さず、活かす方向で進めてくれる。香りが良く(或いは弱く)、味のバランスが整わないワインに向いたグラスかもしれない。味が鈍く出る点は、突出要素を抑える役割を期待でき、香りを強調する特徴はワインを選ばない汎用性を信頼できる。香りを引き立たせつつ、特定の味の突出を防ぐ能力を持ってるとするならば、カリフォルニア、オーストラリア、ニュージーランドといった、ニューワールド系のワインには相性が良いはず。バランスが乱れたワインならバランスを整えてくれるが、半端にバランスの整ったワイン(構成バランスが整いつつ長所が過度に明確なワイン)の場合は、長所を潰す方向に働きかねない難しいワイングラス。いつもの横倒し撮影。左がオーセンティス。こちらは別段大差無し。値段相応だが、一長一短。個人的にはやはりカンティーナ・パワーの方が好き。もっと熟成の進んだフランスワインと飲み比べて、このグラスの実力をもう一段深く探っていきたい。というわけで、ボルドーのシャトー・ポタンサック2002を飲んでみた。さらに、スペインのナバーロ・ロペス・グラン・レゼルヴァ2001も飲んでみた。★楽天検索 シュピゲラウ オーセンティス ボルドー★楽天扱い約3件 タカムラワインハウスでペア売り3045円 WACで6脚売り13608円タカムラのペア売りなら性能的に妥当なところか・・?1脚2000円を超えるなら、リーデル・ヴィノム・ボルドーに手が届くし、1脚1680円位が目安だな。
2013/02/19
コメント(0)

ボルドー コート・ド・ブール シャトー・マルティナ(マルチナット)2005《3本目》 Chateau Martinat マルソー・ドンズ Marsaux Donze メルロー60% カベルネソーヴィニヨン20% マルベック20% 樽熟成12ヶ月(新樽率40%) アルコール度13.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:1980円色はややくすんだ濃い紫。香りはカカオ、革、インク、土、プルーン、枯葉、カラメル?味は渋味と酸味。余韻に苦味と酸味を伴う甘味。2012年4月時と比べて、香りの果実感はやや後退。味の勢いも少々弱ってるが、これはこれで落ち着きが生まれてきたとも思える。余韻のカラメル的な甘酸っぱさは健在で、そのおかげか香りの土っぽさに対する牽制が出来てる。渋味が経年相応に落ち始め、香りと一緒に果実感も徐々に絞られてきた。相対的に苦味感が目立ってもくるが、それはこのワインの特徴だし、ブールの土地の特徴の内でもある。余韻の踏ん張りが、枯れた(力尽きた)味になるのを食い止めてる。弱ったなりに味のバランスは保たれてて、飲んでて悪い気まではしないかな。ただ、前回飲んだ時点でピークを感じてたので、適度な熟成感を感じるまでには至ってない。多少は瓶差も出ただろうし このボトル独特の個性だろうが、“落ち始め”の雰囲気で止まってしまってる。総合的には変わらず、右岸ボルドーのお手本の様な綺麗な味。2005年ヴィンテージの底はまだ見せず、もう数年は発展の余地を残してる。右岸ボルドー好きなら、まだまだ存分に楽しめる。料理は特に要らず、クラッカーにクリームチーズでも塗っとけばそれでいいと思う。この渋味の出方と苦味の残り方なら、ウナギやアナゴに向いてるかも。牛肉や豚肉でなら、強めのグリルにバーベキューソースとかでも。アブラを適度に落としつつ、ワインの渋味や苦味に適度に対抗出来るものが良い。普通の単なるステーキとかだと、ワインか肉のどちらかの味が壊れそう。値段相応。すぐ飲んで良し、5年後に飲んで良し、10年後に飲んでも良し、15年後以上はヴィンテージ次第、2000円前後レベルなら当然の(と思いたい)実力をきちんと備えてる、優等生ワイン。酒質に関しては2005年のヴィンテージ補正が多分に有りそうだが、でもこの価格は立派に良心的な部類。★楽天検索 シャトー マルティナ★楽天扱い約6件 2394円~3150円 平均2600円前後まあまあこんなもん。出来れば2500円下回って欲しいところだが、熟成の将来性代も込みか。
2013/02/18
コメント(0)

もらいもの ボルドー ユニオン・サンテミリオン・ボルドー2009 Union St-Emilion Bordeaux サンテミリオン生産者組合 Union de Producteurs メルロ60% カベルネフラン30% カベルネソーヴィニヨン10% ステンレスタンク熟成 アルコール分13% 輸入:株式会社 飯田 参考価格:930円前後色は濃い紫。香りはカシス、ブラックベリー、インク、プルーン、カカオ、生にんじん、革?シナモン? 抜栓15分弱で、カシス、カラメル、バニラ、ココア、インク、シメジ(おがくず)?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に甘味を伴う苦味と渋味。うん。正統派1000円ボルドー。以上!いや、ホントに2口も飲んだら、定型文並みに書く事が決まりそう。渋味基調で酸が追い、余韻に苦味の絡む薄っら甘味と渋味。右岸系のネゴシアンの様で、香りも味構成も右岸ボルドーのワインに準拠。1000円なりに奇をてらわない、直球勝負の出来。 おっ?、抜栓15分弱で香りが化けてきた。 カラメルやバニラの様な甘苦い雰囲気が漂い始める。 グラスからダイレクトだとまだ青臭さやインクっぽさが強いが、 10数cmも距離を取ると、不思議とふくよかな香りに。抜栓直後だと、良くも悪くも普通の1000円ボルドー。少しの時間経過で香りに見所が生まれた。飲むタイミング次第では評価がブレそう。 抜栓25分程度で味の渋味が弱り、浅くなった。 これはこれで飲み易さは増しており、 余韻の苦味は最後で踏ん張って、厚みを支えてる。 でも香りが一気に弱体化し、かと思えば また少し盛り返す。 味よりも香りの出方が揺らぎ易くて、どうしても価格の壁がチラつく。総合的には、やはり普通の1000円ボルドー。でも普通なりに出来は悪くなく、ボルドー好きには とても分かり易い。ガブ飲みしても良いし、有る程度香りを楽しみつつ ゆっくり飲んでも良い。ほう。最後まで注ぐと澱が多めに出来ていた。つくり自体はフィルタリングも最小限で 結構しっかりしていたのだろう。料理は何か適当に肉料理。まあ焼肉でいいや。甘辛いタレに漬け込んだ牛肉か豚肉を焼き、おろしニンニクやワサビと一緒に。お好み焼き や 煮込みハンバーグとかでも良いかもしれない。意表をついて、サバの味噌煮とか和食もアリ。ワインに足りない甘味分を補填出来ると、上手く噛み合うと思う。値段相応。900円台前半なら まあまあ上出来で、悪い意味ではなく こんなもんかな!?と。香りの出方が安定してくれれば、1180円は狙えるかと思うが。★楽天検索 ユニオン サンテミリオン ボルドー★楽天扱い約4件 930円~1080円 平均950円前後まあ普通。よくある5980円で送料無料6本セットの中に入ってる1本の様な感じのボルドー。
2013/02/15
コメント(0)

ヒレ酒用に何か安めの、普通の日本酒を適当に買ってみた。同じ酒蔵の純米吟醸の酒は飲んだ事があるので、そのつながりで。 兵庫県 西宮市 白鹿・しぼりたて新酒 Hakushika ShiboritateShinshu 辰馬本家酒造株式会社 Tatsuumahonke Shuzou 国産米、国産米麹、醸造アルコール 日本酒度 -1 酸度 1.4 アルコール分 14 購入価格:698円(900ml)香りはデンプン糊、ラムネ、塩水?有って無い様な感じ。新酒いうても普通酒だし、まあこんなもん。味も普通だな。普通なりに飲み易さはまずまずで、クセも無く、飲んでてうるさい気もしない。余計な事を何もしていない感じなのが逆に良い。まあ、あーだこーだ言うような酒でもないし、「不味くはないけど、特に美味くもないよ」なレベルの酒。それなりにスッキリした飲み口ではあるが、それは新酒だからではなく元々こういう酒だからだろう。 ★熱燗にしてみた★(徳利を湯煎にかけて約5分)アル添の普通酒で、しかも日本酒度はマイナス。これは熱燗向きだろうと。冷やだと普通だったが、ぬる燗~熱燗だと甘味がフワっとした飲み口になり、特徴が出てくる。元のクセの無さのおかげか、重苦しさ も 香りの荒れもなく、それでいて飲み易さは増す方向に。何でもいいから何か酒!という時なら、これはこれでアリ。この酒ならでは みたいなものは無いが、価格が価格だし、最初からそこまで強い期待はしなかったので どうという事もない。熱燗で飲めば、普通なりに楽しめる部分も見えてくる。値段相応。相応だが、698円の900ml五合瓶だし、720mlの四合瓶換算で558.4円の控えめライン。新酒でワンコイン強でこの位の味なら十分な出来。ワインもそうだが、やはり新酒はその土地(国)で飲めば この位は安く飲めるのが当然よね。★楽天検索 白鹿 新酒 しぼりたて★楽天扱い約2件 森光酒店で4合瓶690円 ビッグボスで5合瓶750円(販売終了)まあ、こんなもんだろう。
2013/02/12
コメント(0)

近所のスーパーの棚に一本だけ残ってたので、なんとなく衝動買い。原材料表示の1~2番手が麦と麦麹だから、基本ベースは麦焼酎なんだろう。福岡県久留米市雑穀米焼酎・とんでんなか ZakkokumaiShochu Tondennaka 株式会社 社の蔵 Yashiro no Kuraはだか麦、はだか麦麹、もちきび、はと麦、蕎麦、ひえ、もちあわ、赤米、とうもろこしアルコール分22%購入価格:1102円(1575円の在庫整理品30%Off)香りはメロン、リンゴ、シンナー。思ってたよりも綺麗さが有る。【ストレート】少々希薄な口当たりながら、味自体はソフトな甘味で余韻も大人しい。飲み易さ重視で、万人向けの雰囲気。アルコール度の低さが上手くいってる感じ。【ロック】冷えて味が締まり、甘味と苦味がバランス良く共存。悪く言えば普通の焼酎っぽくなったみたいだが、【ストレート】の味を活かしつつ飲み易さを出す流れができ、焼酎としては王道の味わい。【水割り】 ・酒1:水0.1大筋では【ストレート】と大差無し。飲み応えが緩くなった様で、飲み易さは増したが個性は薄く。香りも変化は無く、特にやる意味はなさそう。 ・酒1:水1水が増えた分だけ甘味のソフト感も増えたが、甘味の伸びも荒れそうな雰囲気。これはこれで 焼酎が苦手な人でも、飲み易いという人が出てくるだろう。だが何か、ホントに【ストレート】の味をただ薄めただけって感じで面白さが無い。 ・酒1:水3~4あら、ダメだ。万人向けだが、悪い方向に行ってる。ただ薄いだけの、酒入りの水。オススメは【ストレート】。香りと味の繊細な勢いは悪くなかった。【ロック】は焼酎好きな人が普段から飲む様な酒の味になり、ここが標準ラインか。【水割り】はただ薄まってるだけで、飲み易さこそ上がるものの、この焼酎本来の個性まで薄めている様で、あまりやる意味が見えない。香りはそこそこで 味も何も不味くはないが、総評としては普通だろうな。普通の焼酎と比べてアルコール度数が低め(22%)で、飲み易さはなかなか。だが「雑穀米焼酎」という雰囲気は特に感じず、麦焼酎の延長線上の味だと思う。麦焼酎好き(いいちこを好む味覚の人)なら万人向けに楽しめる。1102円で値段相応。正直、焼酎としては結構普通かも。900~1000円前後レベル。「雑穀米」原料という点に興味を持てればそれなりに納得。★楽天検索 とんでんなか 22★楽天扱い4件 1281円~1575円 1升瓶で3150円特に興味が無ければ1500円台で買う焼酎とは思えない。興味が有って買っても、リピートしたいとまでは思わないはず。
2013/02/09
コメント(0)

イタリア アブルッツォ州 アイレス・モンテプルチアーノ・ダブルッツォ2011 Aires Montepulciano d'Abruzzo フォッソ・コルノ Fosso Corno モンテプルチアーノ100% ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成4ヶ月 瓶詰め後、短期間の瓶熟後に出荷 アルコール分13% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:1365円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、カラメル、餡、レタス、アンズ、プルーン?味は渋味と酸味。余韻に甘味を伴う酸味と薄い苦味。結構肉厚な香り。味も渋味と果実感を両立した、やや重めの飲み口。余韻の甘味が香りとも相まって甘酸っぱさを増し、フルーティーさを高める。「渋味の上に成立した果実の厚み」というモンテプルチアーノ・ダブルッツォの基本そのままの味。渋味は有っても、後から伸びる果実味が渋味とのバランスを量り、飲み応えと飲み易さを両立。厚みを感じつつも しつこい印象は無く、万人向けの美味さ。悪く言えば単調な味で、いまいち起伏に乏しい味わい。酸味の軸が思ったよりも目立ち、最初から最後までずっと同じ味で全体を支配しがち。60分以上の時間経過でも変化は無く、ワインとしては安定してるが、飲み飽きし易い雰囲気。総合では上出来のモンテプルチアーノワイン。ガブ飲みするほどの軽やかさは無いが、濃い香りイメージと合致する しっかりした味。厚みの有る飲み口 と 時間経過の安定感は信頼出来る。料理は揚げ物系(というよりブルドックの中濃ソース)に合いそうなイメージ。過度にアブラっこくもない、それでいてワインの酸味を邪魔しない程度の味出力が望ましい。ハムカツ や レバーカツ、揚げ物以外ならトマト多めのビーフシチューとか。値段相応。価格の割には飲み応えが有り、それでいて飲み手を選ばないフルーティーさは流石。トスカーナの半端なサンジョヴェーゼよりも、コスパの高さと味の分かり易さが明確。★楽天検索 アイレス モンテプルチアーノ★楽天扱い2件 古武士屋で1365円 タルタルーガで1400円標準的な価格。
2013/02/07
コメント(0)

ロワール AOCトゥーレーヌ トゥーレーヌ・ガメイ2011 Touraine Gamay ドメーヌ・デ・クレモンディエール Domaine des Clemendieres ガメイ100% アルコール分12% 輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:780円色は濃い紫。香りはカシス、インク、カカオ、玉ねぎ、ミント?味は渋味と酸味。余韻に酸味と苦味。まあまあシンプルな味。カシス系の甘酸っぱい香りに、苦味や青臭さのニュアンスの香りが混じる。ワインの渋味と果実感が素直に通る感じ。渋味や酸の勢いは意外と(?)控えめで、思ったよりも飲み易さ重視のつくり。ガブ飲みワイン系の構成だが、渋味のボリュームはやや目立った主張をする。下手なACボジョレーの様な 酸の突出は無く、これはこれで飲み易さとバランスは上々。もう少し葡萄の甘味の感覚が明確に出てくれてもよかった。安めのガメイらしく、控えめなりに渋味の出方が妙にしつこくなりがちで、酸の押しだけだと潰される。酸が潰れた後は、余韻の苦味と結びついた鈍臭い渋味が口内に居座るように。元の勢い自体が強くないから、とりあえずツマミ一つで制御可能なレベルだが。全体的には、適度に軽さを活かした 正統派のガメイワイン。40分以上の時間経過でも変化は軽微。少し渋味が強まった気がするが誤差の範囲。渋味とスパイス香が大人しい、安ローヌワインみたいなイメージ。良くも悪くも、およそ想定内のガブ飲み向けワイン。ツマミは渋味の伸びを適度に抑えつつ、有る程度 甘味を補填出来るものが望ましい。アブラの甘味を活かし、それでいて濃い味を楽しめるものが相性良いと思う。例えばマルゲリータピッツァ や ツナマヨとか、あまり手の込んでないシンプルなものほど良い。値段相応。相応だが、同じ程度のラングドックやボジョレーのガメイと比べると、結構良い出来と感じなくもない。ただ、「ロワール」の「ガメイ」で「900円未満」の3条件の内、「ロワール」の点に気が向かなければ、わざわざこれを買う意味は無いと思える。
2013/02/05
コメント(0)

ブルゴーニュ シャブリ地区 シャブリ2011 Chablis トマ・ドゥ・クレルヴィエ Thomas de Clairvillet シャルドネ100% アルコール分12% 輸入:巴工業株式会社 購入価格:1029円色はやや薄い金色。香りはレモン、塩水、蜂蜜、レタス、クリーム?ミント?味は苦味と薄い甘味。余韻に甘味を伴う苦味。香りは柑橘と微細な蜜感による最低限のシャルドネ香。味は苦味が立つが、後から甘味が追ってきて綺麗な構成。酸が弱いのが難だが、値段なりにミネラル感の厚みは感じられたし クリアーな甘味が苦味を和らげ、バランスは取られてる。余韻は下手に引っ張らずに あっさりと沈め、キレのよさを演出。ミネラルの厚みは有るには有ったが、同価格程度のチリのシャルドネにも近い 半端な出力。味の酸の弱さをカバーするには、香りの柑橘感も弱い。この辺が価格の壁を強く感じる部分。 30分程度の時間経過(温度上昇)で苦味が目立ち易くなる。 安めのシャルドネにはよくある傾向なので、この程度は想定内。 冷たいうちに、早めに飲むのを推奨。香りは少々頼りないが、味は値段なりに きちんとシャブリしてる。これで もっと酸味が伴えば、価格を超えた高級感が有った。苦味に関しては 突出するまではいかず、料理でどうにでもなる程度。火を通した魚介系に合う雰囲気が有る。小型の海老をニンニクとオリーブオイルで炒め白ワインで蒸し焼きしたものに合わせたが、良い感じに合致。食材自体に旨味が多いものを調理したものにオススメ。まあ、生牡蠣には合わないね。でも焼き牡蠣には合うと思う。値段相応。単なる「1000円」の「シャルドネワイン」としては何も悪くない。もう少し酸味と、香りに柑橘感と蜂蜜感が有れば、1300円位でもアリだったかもしれない。「シャブリ」の名前が乗っかってる分、1000円シャブリなりに お得感を感じられた。【タカムラ限定!】【2月7日より出荷】シャブリ2011価格:1,029円(税込、送料別)楽天ではタカムラワインハウスのみ。まずまずの1000円シャブリ。でも1000円なりに、出来は決して悪くない。
2013/02/03
コメント(0)

ロワール アンジュ地区 ロゼ・ダンジュー・レ・リゲリアンス(リジェリアンス)2006 Rose d'Anjou Les Ligeriens レ・ヴィニュロン・デ・テロワール・ド・ラ・ノエル Les Vignerons des Terroirs de la Noelle カベルネフラン?、ガメイ、グロロ 割合不明 アルコール分11% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:980円(1470円の特価品)色はやや紫がかった朱色。香りはチェリー、アセロラ、粉砂糖、青草、カラメル、ミント?キャンディー?味は酸味と甘味。余韻に苦味と薄い甘味。赤系ベリーの果実感に、甘い雰囲気が漂う正統派ロゼ。味と香りのイメージはピタリ一致。シンプルなロゼワイン。やや甘味優勢な果実メインの味、で余韻にほんのり苦味。小細工無しに、甘酸っぱい味を素直に通していく。余韻の苦味で適度に間延びを牽制。でもまあ、良くも悪くも普通だな。香りの拡がりも程々で、味も大分平坦で飽き易い。普通なりの分かり易さ や 飲み易さは有るが、ロゼワインとしては大した驚きも感心も無い。まずまず それなりの正統派ロゼ・ダンジュー。ロワールらしい軽さや青臭さも有りつつ、基本は果実押しで分かり易い出来。60分以上の時間経過でも変化は軽微で安定傾向。味の平坦さに関しては2006年ヴィンテージだから、経年で味が弱ってるところも多いのかも。料理はよほど味の濃い物でない限り、大体何でもいい。野菜系と相性良さそうで、ポトフやロールキャベツに向いてる感じ。今のこの状態は980円で値段相応。通常の1470円だと、あまり納得出来ない。もっとも、980円でもリピートする気にはならないが。同じロゼ・ダンジューならレ・クレール・コンテの方が美味いと思えたし、単なるロゼワインとしてなら南アフリカのアーニストン・ベイ・ザ・ショア・ロゼの方がコスパで上回る。
2013/02/01
コメント(0)
全12件 (12件中 1-12件目)
1
![]()

