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栃木県 佐野市 開華・純米・中取り生 Kaika Junmai NakadoriNama 第一酒造 DaiichiShuzou 日本名門酒会サイト 富山県産五百万石(酒母・麹米)(精米歩合65%) 栃木県産あさひの夢(掛米)(精米歩合65%) 2013年4月製造 日本酒度 ±0~+2 酸度 1.5~1.6 アミノ酸度 1.3~1.4 アルコール分 16 購入価格:2100円(1800ml)香りはメロン、クリーム、粉砂糖、やや、濃厚さを思わせる香り。飲んでみると香りに違わぬ重い口当たり。甘味の厚みと粘性がすごい事に。「すっきり」よりも「しっとり」「ずっしり」といったイメージ。表記こそ無いが、これも無濾過生原酒の様なので、味の厚みはなかなか。味と香りのイメージは上手く一致しており、味の中で酸も特に顔を出さず、分かり易い飲み口。飲み応え重視のガッシリした味わい。ただ、酒の甘味に旨味感が押され気味で、バランスはなんとも言えないなぁ。日本酒らしさで言えば、以前飲んだあらばしりよりも明確で、この辺は好みなんだろう。良くも悪くも味の重さが、人を選ぶ部分を作ってる。 あ、でも40分程度の時間経過で甘味の出方がこなれた感じに。 変に重たい雰囲気は、ある程度解消されたかも。 生酒だから、次の日にはもう少し変わってるだろう。総合的には良い日本酒。香りは悪くないし、飲み応えも有り、日本酒の中でも無濾過原酒を好む人に向いてる。酒に綺麗さを求める自分には、中取り酒は合わない部分は有ったものの、開華の美味さ自体は感じ取れた。あまり重苦しい日本酒が苦手の人の場合、強めに冷やして飲んだ方が重さとスッキリ感を両立した味を楽しめるかもしれない。ツマミはナマ物よりも、比較的火を通したものに向いてる。素材の味を活かした様な繊細な料理だと、飲み口の重さが料理の味を崩すかもしれない。甘味に対抗できる、塩辛とか金山寺味噌とか、醤油よりも塩系寄りの麹の味と相性が良いと思う。まあ、値段相応か。純米無濾過生原酒で、さらに中取り瓶というちょっとした期間限定レア感も楽しめるなら、相応でもそれなりにお得。あらばしり瓶と比べると、好みが別れそうな雰囲気は有ったが、これはこれで美味しい日本酒。5合(900ml)弱飲んで次の日。(開栓24時間経過)香りの出力は多少弱まった感じ。味は甘味の出力が軽く。味の過度な重みはいくらか解消されたが、余韻に苦味が絡み易くなった。初日は甘味の出力や飲み口の重さで押し切れた部分だったが、2日目になると色々欠点もカバーしきれなくなってきたか!?飲み易さという点では向上した部分も有ったが、初日程の美味さでもない。もっとも 生酒だから、この位の変化は仕方ないところ。決して不味くはなってないが、やっぱり この中取り瓶は飲み手を選ぶ部分が有るね。自分は今後は、好みの あらばしり瓶だけを飲む事としよう。(冬場なら保管も楽だし)あ、でも料理との相性を考えると、2日目の味の方が向いてる気もする。初日程重くもない飲み易さがあり、香りも強くなく、適度に甘味と苦味が乗り、余韻の苦味の伸びは適当なツマミで散らせるレベル。食中酒としては2日目の方が汎用性が高い感じ。
2013/04/29
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日本 シャトー・メルシャン・アンサンブル・藍茜2011 Chateau Mercian Ensemble AiAkane シャトー・メルシャン Chateau Mercian 長野県産メルロー68% 山梨県産マスカットベリーA26% 山梨県産ベリーアリカントA6% ステンレスタンク発酵 オーク樽熟成 アルコール度12% 購入価格:1264円色は透き通った紫。香りは革、アンズ、ブラックベリー、カカオ、杉、餡、土、鉛筆?味は渋味と苦味を伴う酸味。余韻に薄い苦味と酸味。2011年は例年よりも色調が微妙に薄いな。香りは革や土っぽい感じが強く、どこかボルドーの右岸系の傾向を感じる。味の出方は穏やかで、余韻の酸味がコクを引き出す様な動きを見せる。 一言で長所を言うと、渋味と酸味のバランスの取り方が絶妙。渋味基調だが突出はせず、余韻まで伸びる苦味混じりの酸が全体の層を生み出す。もう少し甘味が出てくれてもよかったと思うが、これもそれなりに高級感が有って悪くない。香りの木や土の青臭さが目立つのが気になるかな?これらの香りが苦味のイメージを強めて、バランスを揺さぶる。ただ、全体の熟成の仕方によっては、バニラやカラメルの香りも伴ってきそうで、甘味の不足を補う様な発展もしそう。 あら、抜栓20分程で酸が後退。 コクと厚みをつくる流れが崩れ始める。 抜栓直後と比べて、ちょっと苦味の強い 水っぽい口当たりに。 (出方とタイミング次第だが)香りの青臭さもこの傾向を助長してる雰囲気。抜栓直後は明らかに2010年ヴィンテージよりも美味かった。味も香りも統一感が有り、ワインらしさの中に果実の伸びとコクを演出出来てる。時間経過の水っぽい変化で、少々格を落としたが、値段なりのワインの変化の範囲内。基本的にボルドーワイン好き向けの味。料理は肉系、と言いたいところだが、時間経過後の変化を見ると煮魚なんかも良い気がしてくる。ちょっと水っぽくて苦味も出るから、最初は肉で良くても、後々噛み合わなくなりそうなのが心配。とりあえず、甘味を感じる味付けの物になら和洋中問わず何でも合いそうな気もする。サバの味噌煮、豚の生姜焼き や 角煮、タレ焼き鳥、オイスターソースでの野菜炒めとか。抜栓直後は値段以上。時間経過後だと意外と(?)値段相応かも。ただ、熟成で発展する気配も有り、国産1200円の範囲で考えれば相変わらず秀作。★楽天検索 メルシャン 藍茜★楽天扱い約19件 1179円~1575円 平均1350円2011年ボトルは2010年ボトルよりもオススメ。1200円台以下が狙い目。
2013/04/25
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前回(2012年10月)味の粗さは半年で落ち着くだろう、と予測したので確認。 日本 シャトー・メルシャン・アンサンブル・藍茜2010《2本目》 Chateau Mercian Ensemble AiAkane シャトー・メルシャン Chateau Mercian 長野県産メルロー68% 山梨県産マスカットベリーA26% 山梨県産ベリーアリカントA6% ステンレスタンク発酵 オーク樽熟成 アルコール度12.5% 購入価格:1264円色は透き通った紫。香りはブラックベリー、胡椒、ビスケット、カカオ、シナモン、土?杉?味は渋味と苦味を伴う甘味。余韻に酸味を伴う薄い苦味と薄い甘味。香りはローヌ系の安ワインにも近いイメージ。口通りは滑らかで、飲み易さは向上。余韻の出力もソフトで、予想通りの落ち着き方。2012年10月時の渋味の圧力の均整が取れ、バランスが良い。余韻の苦味が少々目立ち気味だが、これ位なら果実感の強調に寄与するレベル。気持ち、温度を高めにして飲んだ方が口当たりと口通りをよりソフトに持っていけると思う。ただまあ、香りが冴えないのは残念。もっと良くなると期待してたが、そうでもなかった。イヤな香りでもないけど、あまり高級感が無い。もちろん瓶差も有ったと思う。2010年ボトルからは、藍茜特有のバニラやカシス、革等の右岸系ボルドーのイメージが弱い。ニューワールドの安ワインに近い、香りの組み合わせがバラバラだった感じ。香り云々の点は、とりあえずヴィンテージの個性という事で納得する。だがやっぱり2010年藍茜は、どこか迷走気味な雰囲気。味自体は悪くないので、気軽に飲むのはいいが、あまり綺麗さを感じない。あ、でも60分以上の時間経過でも変化が無かったので、安定感も向上してたのは好意的に評価。これはこれで、香りやアブラが強めの料理には悪くない相性。ビーフシチューやステーキになら、ワインの渋味や苦味が料理の味を引き立てる。中華料理系の味とも上手く合いそう。一応、値段以上。香りはともかく、味は向上した。1380円格。ただ、2010年は藍茜に期待するものとはちょっと違う。これはこれで肉料理には合うし、まあまあガブ飲みも出来るし値段の割には優秀な方。★楽天検索 メルシャン 藍茜★楽天扱い約19件 1179円~1575円徐々に取扱い店舗が増えてきてるねw。1200円台以下で購入出来れば、十二分にお買い得。でも2011年ボトルが出回り始めてる今、あえて2010年ボトルを選ぶ理由は無いかも。
2013/04/23
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新潟県 摂津市 極上吉乃川・吟醸 GokujouYoshinogawa Ginjou 吉乃川株式会社 Yoshinogawa KabushikiGaisha 新潟産米(五百万石?)(精米歩合55~58%)、新潟産米麹、醸造アルコール 2012年7月製造 日本酒度 +7 酸度 1.2 アルコール分 15 購入価格:836円(1195円の商品入れ替え30%off)粉砂糖、ミカン、甘草の香り。久保田や越乃寒梅に近い系統の香り。悪く言えば わざとらしい、人工的な吟醸香。なかなか澄んだ甘味の出方。余韻は浅いが、甘味のスッキリ感との引き換えだろう。これはこれで、万人向けの飲み易さでもある。ただ アル添系だし、余韻の苦味の出方と荒れ方が締まらない。当初の甘味の出方に関してはそんなに悪くもなかったが、それ以外が どれも浅い。 温度が上がると、甘味のスッキリ感も崩れ始め、口内が汚く感じられてくる。 飲み応え云々、というのもまた別。 冷たい状態なればこそ、澄んだ味を活かしてスッキリ飲めたので、冷温キープ推奨。好みの問題も有ろうが、基本的には万人向けに通用する食中酒と思える。だが瞬発力型なのか、続けて二口三口と飲んでくと すぐに飽きる感じ。吟醸酒の“特徴”は出てるけど、“長所”が出てない雰囲気。以前飲んだ越後桜の大吟醸原酒と似た様な印象で、「綺麗な酒」だけど「美味い酒」とは思えない。料理は和食全般。ナマ物系よりは、漬け物や煮物系が向いてる。時にうるさく感じそうな甘味に対抗出来つつ、塩気が明快なものがいい。酒の香りはあまり気にしなくても良さそうなので、その点では合わせ易い部分ではある。とりあえず、836円なら値段以上。980円位までなら出せそうな雰囲気は有った。だが正規の1200円近くで買おうという気にはならんな。温度上昇後の乱れた味は、普通の純米酒よりも一段劣る。★楽天検索 極上吉乃川★楽天扱い30件以上 1189~1240円 平均1200円前後 一升瓶は2142円からまあ・・・・・こんなもんか。正直、純米酒信者の自分としてはオススメ出来ない。1000円以下の純米酒でこれよりは美味いのは結構飲んだ。例えば福光屋のお福正宗 や あさ開きの純米 とか。
2013/04/21
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スコッチ ハイ・コミッショナ- High Commissioner A.バロック・アンド・カンパニー(?) A.Bulloch & Company モルト、グレーン アルコール分40% 輸入:有限会社 東京実業貿易 購入価格:698円(780円のお試し特価品)香りはレモン、杉、麦茶。かなりシンプルな香り。【ストレート】安スコッチの割に意外とソフトな口当たり。甘味と苦味の混じった淡い味がジワジワと伸びていく。余韻の苦味が少々粗いが、値段を考えれば、これでもかなり気を使ってる出し方。 【ロック】やや硬質的な甘味の出方になり、全体の味の伸びが控えめに。冷えた事による味の締まりがクリアーになり、整った味になった。甘味にチョコレートっぽい雰囲気が有って、チビチビ飲む分には面白い。 【水割り】 ・酒1:水0.1お、カラメル的な香りが拡がり、ふくよかな印象が出る。味は口当たりに一瞬甘味を感じるが、口内ではアルコールの刺激が暴れ、あまり綺麗じゃない。苦味も落ち着かず、安っぽさを隠せなくなる。 ・酒1:水1香りはややトーンダウン。だが味は甘味が増し、飲み易さも同時に増してる。余韻の苦味が少々クセを残すが、この位はアクセントの内。 ・酒1:水3~4以上4倍以上に薄めると流石にウィスキーの感覚が薄れるなぁ。でもこれはこれで水割りとしては悪くない。ほんのり甘味と苦味で、万人向け。 ★ソーダ割りしてみた★香りはそんなに拡がらない。でも味は甘味の爽やかさが格段にアップ。いくらでも飲めそうな感じに。飲む分には、ハイボールは かなり良い。オススメはロックか冷えた水割り。ハイボールは好き好きだが、これも結構オススメ。スコッチ好きなら一通り楽しめると思うが、ヘタに個性を出そうとしてない適度な出力が万人向けの雰囲気を出す。値段の割には、かなり上出来なスコッチ。チョコレートとも相性の良い味で、甘味がキチっとしてて、飲んでて感心。香りは頼りないが、味は結構整ってて、水割りの味はかなり万人向け。基本的に、どう飲んでも美味い潜在力を持ってるようで、安スコッチなのに完成度は高い。780円でも値段以上。これは充分1000円クラスの仲間入りが可能な実力。実際1000円クラスの中に入ったら埋もれるトコだろうが、780円なら極めて良心的な部類として相当に見所が出てくる。★楽天検索 ハイ コミッショナー★楽天扱い3件 燃えるカワサキグループとリカーミーで839円 酒のさとうで980円まあ普通だな。安かったら買ってもいいけど、この位なら気が向いたらのレベル。安スコッチに980円出すなら、自分ならホワイト・アンド・マッカイ一択。
2013/04/18
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前回のアンリオを飲んだ時に、当然の様にグラス比較 ワイングラス イタレッセ・シャンパーニュ(イタレッセ・プリヴェ) イタレッセ社 Italesse セミクリスタル製 容量 150ml 全高 200mm 口径 48mm(定規で目視測定) 最大径 54mm(定規で目視測定) フット径 63mm(定規で目視測定) 参考価格:ペアで約2142円(1脚当たり1071円)グラスの縁はそこそこ厚め。炭酸のアタックや酸の当たりをワンクッション置くには、これで悪くもない。香りの出方自体は、意外とグラン・クリュグラスと差は無く、小さいなりにも機能を果たせてる。流石にスケール感は小さく、内容は分かっても、香りの勢いは落ちちゃうかも。グラスの底のV型の部分が思ったよりも狭い。赤系スパークリングをグラス内に飲み残したとしてワインの色渋が付いた場合、掃除が大変かも。綿棒も入らない位の狭さだから、漂白剤に浸けるしかないね。 ワイングラス イタレッセ・シャンパーニュ・グラン・クリュ イタレッセ Italesse http://www.italesse.it/italesse/ セミクリスタル製 容量 340ml 全高 230mm 口径 61mm(定規で目視測定) 最大径 72mm(定規で目視測定) フット径 78mm(定規で目視測定) 購入価格:ペアで2680円(1脚当たり1340円)こちらもグラスの縁は厚めに感じる。それが泡物の口当たりの過度なシャープさを抑えてる様で、短所にはなっていない。こちらはやはり、何と言ってもボウル部分の大きさに因る、香りの感じ取り易さが最大のウリ。見た目の大きさと重量感も高級な雰囲気を出し、耐久性も申し分無し。価格も高価過ぎず、家庭でも業務店でも十分な使い勝手を約束してくれる。★楽天検索 イタレッセ シャンパ★プリヴェの単品で最安は1440円 グラン・クリュの単品最安は1890円プリヴェ2個セット最安は2142円 グラン・クリュの2個セット単品は2680円言うまでもなく、2個以上のセットで買うのが高コスパ。
2013/04/17
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シャンパーニュ アンリオ・ブリュット・スーヴェランNV Henriot Brut Souverain メゾン・アンリオ Maison Henriot http://www.champagne-henriot.com/ ピノノワール60% シャルドネ40% 33%のリザーブワインを使用。瓶熟成3~4年 アルコール分12% 輸入:サントリー・ワインインターナショナル株式会社 購入価格:5000円(イタレッセのシャンパーニュグラス2脚セット)色はやや黄色がかった金色。香りはレモン、ビスケット、沈丁花? 抜栓20分でレモン、蜂蜜、ビスケット、サツマイモ、粉砂糖、洋梨、百合?チョコレート?味は酸味と薄い甘味。余韻に苦味と酸味。結構繊細な口当たり。香りの出方は思ったよりも大人しい。味の出力は酸の伸びと余韻の苦味に支えられて、綺麗に主張。 抜栓20分(温度上昇)で一気に香りが膨らみ、 シャンパーニュらしい柑橘、蜂蜜、イースト、花、その他 甘い香りが伴う。 味は特に変化無し。ある意味、バランス感と綺麗さが特徴を弱めてる気がしなくもない。万人向けの味構成 故の仕方ない部分か。まあ、下手にカヴァ的な酸の強さの方向に走られるよりは、これで良い。 抜栓80分程度(さらなる温度上昇?)で炭酸の出力がユルユルになり、 味がダレてくる。 ヒネた白ワインみたいな雰囲気で人を選ぶ様な感じに。まずまず繊細な口当たりと綺麗な味バランス。香りの出方と時間経過の変化の仕方は少々 壁を感じたが、大人しいなりに飲み易さと飲み応えの両立が成されてる。万人向けのシャンパーニュらしいシャンパーニュ。約4000円と考えれば値段相応か。抜栓直後なら3500円位かと感じそうになったが、香りが出始めてからは実力を発揮。抜栓30分でピークに達し、60分で下り坂。4600円を超えたら価格設定強気過ぎ。今回は約1000円のグラスが2個付いたと思えば、実質3000円以下。充分満足。★アンリオ ブリュット スーヴェラン★楽天扱い約21件 3780円~6300円 平均4800円前後まあ4500円以下で買えればまずまず。5000円超えると他のボトルを買いたくなる。
2013/04/14
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飲もう飲もうと思いつつ、結局今まで放置プレイ。ブルゴーニュ ボジョレー地区ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール2012 Beaujolais Village Primeurルイ・ジャド社 Louis Jadotガメイ100%セミ・カルボニック・マセラシオン醸造アルコール分12.5%輸入:日本リカー株式会社 購入価格:2772円色は鮮やかな紫。香りはカシス、巨峰、洋梨、ココア、ミント?味は渋味と酸味。余韻に薄い苦味と渋味を伴う薄い甘味。なかなかフルーティーな香り。渋味の出方は軽く、酸の押しも穏やか。4ヶ月の経過でクリアー感が出てきたのか、かなりソフトな口当たりに。余韻の甘味が香りのフルーティーさ とも合わさって、万人向けの飲み易さに。軽いけど味自体は薄くなく、味の輪郭もクッキリしてる。余韻も大人しめで、しつこさは皆無。 抜栓20分程度で余韻の苦味が強まり、余韻の甘味が喰われ気味。 飲み応えが出てきたとも言えるし、この辺は好みの問題かな。正統派ボジョレー・ヌーヴォーとして、立派な出来。熟成で味出力のバランスが整った部分も有ると思うが、解禁直後なら それはそれでフラットな果実感とフレッシュ感を楽しめたと思う。値段相応。フルーティーな香りと 過度な渋味や酸味を抑えた綺麗なバランスで、高級感も有る。不作の年でも高い次元で手堅い出来のボジョレー・ヌーヴォーと感じられた。
2013/04/12
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ブルゴーニュ ボジョレー地区 サンタムール村 サンタムール2011 Saint-Amour プーレ・ペール・エ・フィス Poulet Pere & Fils ガメイ100% アルコール分12.5% 輸入:株式会社オーバーシーズ 参考価格:不明色は透き通った鮮やかな紫。香りは、カシス、キャンディー、インク、バニラ、ダージリンの茶葉、プルーン?味は酸味と薄く渋味を伴う薄い甘味。余韻に苦味と薄い酸味。まあまあ綺麗な口当たり。甘いフルーツ的な香りに苦味や渋味を思わせる香り要素が絡むのは、先日のアントナン・ロデのサンタムールとも共通。綺麗な酸を軸に 薄く甘味を伸ばしていく、バランスの良い味わい。酸や渋味・苦味の突出は一切無く、果実感が瑞々しく感じる。余韻も穏やかで、半端な安ピノよりもクリアーな味構成。ただ、香りはそんなに個性的でもなく、味も綺麗だが普通の枠内。普通なりに 飲んでて何も悪い気はしないけど、どうも印象に残り辛いかも。 お!?、抜栓70分程で、ちょっと香りの出力が増した気がする。 この澄んだ味が、キャンディーやバニラの香りと上手く結びつき、 味わいに ふくらみを思わせる様に。 クリアーな味が存在感を持ち始め、明確な特長が生まれてくる。総合的には、可も無く不可も無くのボジョレーワイン。ちょっと出来の良いボジョレー・ヴィラージュとほぼ同格。時間経過後の香りと味のコンビネーションには結構見所が有ったが、あと一歩 マニア向けとしても万人向けとしても、これは!?というパンチが弱い。料理はワインの穏やかな味に合わせて、テリーヌとか野菜のムースなんか良いかも。肉系だと、アブラがワインの味の邪魔をするかもしれない。白身魚のポワレ位が、このワインの出力に上手く合致するところかな。予想価格、1800円前後辺りかなぁ~?クリュ・ボジョレー補正かけても、いいとこ2100円前後。2300円以上したら、あえてこれを選ぼうという気にならない。何か誰かのモルゴンかムーラン・ナヴァンを選ぶ。やはりクリュ・ボジョレーの世界において、モルゴンとムーラン・ナヴァンは別格か。
2013/04/10
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ブルゴーニュ ボジョレー地区 サンタムール村 サンタムール2011 Saint-Amour アントナン・ロデ Antonin Rodet ガメイ100% アルコール分12.5% 輸入:コルドンヴェール株式会社 参考価格:1480円色は鮮やかな紫。香りはカシス、インク、ブラックベリー、カカオ、枯葉?タバコ?味は渋味と酸味。余韻に苦味を伴う酸味と渋味。・・・・普通だな。こりゃただのボジョレーワインだわ。香りはベリー系を軸に苦い雰囲気の香りを纏わせる。味は渋味がしっかりしてて飲み応えは有るが、特徴であって長所にはなってない感じ。ガメイにしては渋味の厚みは なかなかで、軽やかさよりはボリューム重視の傾向。ボリューム重視のガメイと考えれば、グラーヴのワインみたいなw香りを納得しない事もない。90分以上の時間経過でも変化は無く、安定。ただ、このボリューム感を生み出してる渋味の感覚が、必要以上に粘ってしつこい。何と言うか、ガメイの良さが見えないのが残念。クリュ・ボジョレーには、ピノノワールに準ずる品性と存在感が有ると思ってるが、このワインには無い。安めのラングドックみたいな、濃いめのガブ飲みワインに似てる。総合的には、普通のボジョレー・ガメイ。ガメイの軽やかなイメージに反して渋味をガッチリ効かせ、普通のボジョレーよりも濃さ・厚み・重みを追求。重めのつくりのボジョレー・ヌーヴォーに近いかも。だが悪く言えば、出来損ないの名ばかりクリュ・ボジョレーで、クリュ・ボジョレーの良い部分が全然見えない。熟成によって渋味を上手く落とせれば化ける可能性も有るが、そのままスカスカに味が抜ける気もする。料理にはあまり合うイメージが湧かない。干し葡萄などのドライフルーツや、肉料理なら牛肉の赤ワイン煮込みが良と思う。しつこく粘る渋味に対応しつつ、足りない甘味感も補完できるものが望ましい。値段以下。サンタムールの土地代・看板代で500円以上は乗ってる。1480円の価格でこのワインを買うなら、ルイ・シュヴァリエのモルゴンを980円で買った方が満足度は高い。
2013/04/05
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現在はレザン・ゴーロワという名前で売られているワイン。2009年10月に飲んで2本目。ブルゴーニュ ボジョレー地区 ヴァン・ド・ペイ・デ・ゴール VdP des Gaulesヴァン・ド・ペイ・デ・ゴール2008《2本目》 Vin De Pays des Gaulesマルセル・ラピエール Marcel Lapierreガメイ100%(?)アルコール度12.5%輸入:野村ユニソン株式会社 購入価格:1584円色は透き通った朱色。香りはアンズ、ラムネ、グレープフルーツ、インク、クコの実?青パパイヤ? 開栓15分でグレープフルーツの皮、インク、土、脱脂綿、クコの実、黒糖?味は薄い酸味と薄い苦味。余韻に薄い苦味。開栓した直後はかなり強い香りを感じたが、これは2~3分でしぼみ、標準的な香りに落ち着く。味は3年前とそれほど大きくは変わらず、酸味の出方が穏やかになった程度。元々軽めで薄味傾向のワインだったから、酸が落ち着いた事でより綺麗さが増した感じ。味の酸味が落ちた事で余韻の苦味が目立ち易くなってるが、これ位なら強調要因の範囲。酸と苦味の間を取った、澄んだ味わいが通り抜ける。 ぬ・・・・、開栓15分程度で香りが急に荒れてきた。 フルーティーな香りが落ち込み、少々埃っぽい、古臭い香りに変化。 元より強いワインではなかったし、 流石にこれは経年に因るボトルのスタミナ切れか!? 苦味も徐々に強まってきて、薄味の中でバランスを取るのが難しくなってくる。それなりにフルーティーな雰囲気は生き残ってたし、香りは安定しなかったが、格と経年数を思えばおよそ想定内。時間経過での変化と落ち込みは残念だったが、まあそこは仕方ない。格相応。このワインのフルーティーさを十二分に楽しむには、色々と崩れ始めてるかも。それでも、気軽に飲む分にはそれなりに綺麗なボジョレーのガメイ。料理はオイル系パスタや緑黄色野菜のグリルといったシンプルなものが良い。ワインの味自体が軽薄なので、あまり味の強いものにいこうとするとワインが潰される。カルパッチョ位なら問題無いだろうけど。値段相応。故マルセル・ラピエール氏の最安レンジのワインという事で、自然派ボジョレーの片鱗は楽しめたのかもしれない。ただ、やはりこのワインはリリース後1~2年以内に消費すべきワインだろうな。もう数百円も出せばシャトー・カンボン買えたし、マルセル・ラピエールのファン向けアイテムの域を出にくい。300ml弱残しで次の日(開栓約21時間経過)香りはアーモンド、カカオ、リンゴ、カラメル、インスタントコーヒー?果実的な香りが大幅に削られてきた。果実感よりも、土っぽさや埃っぽさを伴う様なものに甘苦い雰囲気がノッた感じ。味は前日の時間経過後と大差無し。酸が少々盛り返した感じだが、同じ分だけ苦味も強まったみたいで、開栓直後の綺麗さは無い。2日目だとイマイチだな。やはり前日の開栓15分弱の時点で限界だったかも。ボトルの最後の方は細かい澱が出ててワインも濁った位なので、やはり元々の出来は悪いものではなかった。★楽天検索 マルセル ラピエール ゴー★楽天扱い約8件 1522~1837円 現在全店売り切れ。自然派ボジョレーのファンなら、一度は飲んでみてもいいかもしれない。そうじゃなければ、気が向いたらどうぞのレベル。ロゼワインに近い雰囲気。
2013/04/04
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ブルゴーニュ ボジョレー地区 ムーラン・ナヴァン・キュヴェ・ジャニック2001 Moulin-a-Vent Cuvee Janick ドメーヌ・ダリシュー Domaine Dalicieux ガメイ100% 樽熟成 アルコール分12.5% 輸入:有限会社 土浦鈴木屋 購入価格:3150円色は微妙にくすんだ赤紫。香りはチェリー、ブラックベリー、カカオ、鉄、チューリップ?ナツメグ?味は苦味と酸味を伴う渋味。余韻に酸味と苦味。ガメイにしてはボリューム感が有り、味にしっかりした厚みを見せる。ピノノワールと遜色無い味は、流石のムーラン・ナヴァン。熟成からか 酸が落ち着いてて、ゆったりと飲める味に。ただ、香りがイマイチ冴えないのよね。濁ってるというか、閉じてはいないが、何か綺麗じゃない。味も出方は悪くないが、渋味や酸味に片寄った 単純で一面的な起伏。 抜栓30分弱で香りのチェリーっぽさが明確になり、 果実感が増すが、それで美味さが増したとは感じない。 もっと美味くなったはず、と思えるのに 成り損ねてしまった感じ。葡萄の甘味感が足りないのか、味構成の中のバランスに欠落したものを感じる。味そのものは穏やかで 落ち着きを感じるが、飲んでて あまり面白さが無い。2000円未満の出来の良いオージー・ピノの方が、役割や実力的に上回る部分も有る。シンプルな美味さと言えば悪くは無いが、11年熟成のクリュ・ボジョレーがこんなものかと思うのも惜しい気がする。合う料理はよく分からない。食材云々よりも、ソース次第で何でもイケそうな気がする。甘酸っぱい感じに塩味が組み合わさった調味料なら、肉でも魚でも野菜でも割とどうにでもなりそう。何か市販の胡麻ドレッシングとの相性が良さそう。冷奴でも豚しゃぶでもカルパッチョでも料理自体は何でもOK。残念ながら、値段以下。正直、2000円前半レベルの 何処ぞのブル・ピノと大差無く、3000円オーバーの貫録は感じられない。10年以上の熟成代 とムーラン・ナヴァンの土地代込み、と考えればギリギリ相応と考えなくもない。
2013/04/01
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