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田舎暮らし、人生の楽園とくれば、定番なのが家庭菜園だ。が、田舎までいかなくとも、たとえ、猫の額の庭であろうとも、ベランダであろうと、野菜を育てる人が増えているという。無農薬、有機栽培、とりたて新鮮、自然と親しむ、家庭菜園には魅力が詰まっているらしい。だが、ちょっと待て!家庭菜園歴12年のじじいの裏話をお聞きください。 まず、無農薬栽培、これは非常に困難が伴います。固い決心、揺るぎのない心が必要です。まずは、野菜の苗、お店で売っている苗にはほとんど農薬が使われています。したがって、無農薬栽培をするなら、種から育てなければなりません。 次は、害虫対策です。野菜の育つ頃に合わせるように、様々な虫が野菜を襲います。放っておけば、おいしそうな新葉柔らかい芽から食べられてしまいます。その虫たちの食欲は貪欲で五日も放っておけば、野菜は丸坊主になるほどです。 紋白蝶などと,呑気なことは言ってられません。蝶々は芋虫の卵を産みに来るのですから、蝶々をうちわで追っ払い、ピンセットで青虫を見つけて排除する。とにかく、野菜を守る虫との格闘は壮絶なのです。 直販売所を設けている近所のお百姓さん、 「農薬なしじゃ野菜で商売はできないよ、虫の餌を作ってるようなもんだ」と言いつつ、自分で食べる野菜だけは、無農薬で育てていた。家族の健康は大事だね。 八ヶ岳近郊一面のあの美しいレタス畑、キャベツ畑に、蝶々が一匹も飛んでいないって話きいたことありますか?虫害で全滅しないように、つまり、虫が近寄らない工夫がしてあるんですかね、~NOOYAKU~ 有機栽培、なんとなく体に良さそう、というイメージがありますね。簡単に言えば、化学肥料を使わずに、牛糞・豚糞・鶏糞や米ぬか・油かすなどを使って栽培することです。 ですが、そもそもの、牛豚鳥には抗生物質やビタミン剤、農薬を使った餌など化学物質が使用されているので、その牛・豚・鳥から排出された牛糞堆肥や発酵鶏糞には当然化学物質が残留しているので有機期栽培にはならないのです。それに臭います、混みあった住宅街では要注意です、鶏糞は近所迷惑にすらなります。 また、科学物質ゼロの有機肥料を手に入れるのは難しく、また高価なのです。つまり、本物の有機栽培は家庭菜園ではかなり困難なのです。 そこへ行くと、化学肥料は、もう、窒素 リン酸 カリなどの栄養素が配合されていて、パラパラと撒けばよく便利です。NHKの園芸教室でも、もっぱら化学肥料を使用しているのはそのためでしょう。 さて、もうひとつ難問があります。憎らしいのが果実や花の蜜を食べる。あのヒヨドリです。 庭先にミカンやリンゴなど果物の半切れを置いておくとすぐにやって来て独り占めして食べるあのヒヨドリ、 しかし、ときに集団で畑に現れ、キャベツやブロッコリー、イチゴ、ミカンなどの農作物を食い荒らすこともあります。 「やられた、くそっ、あのヒヨドリめ!!」 ああ、ようやく育てて、面倒を見たトマトが熟して、明日は初物のトマトを収穫して、がぶりっと食える。が食える、が、残念、朝菜園を見たら、無残にも、紅きトマトだけ十数個、無残にも喰いちぎられている。 隣のしげこおばさんはイチゴ栽培でした。赤く色づいて、明日は、孫が来るから一緒にとって食べようと思った次の日の朝、お見事に赤く色づいたイチゴはみなつっかれていました。残念!! ヒヨドリの鳴き声は「ヒーヨ! ヒーヨ!」などと甲高く聞こえ朝方には「ピッピッピピピ」とリズムよく鳴くこともある。可愛い名前と鳴き声は要注意である。空の上から見る菜園ははヒヨドリにとっては御馳走が並んだ食卓なのです。 まあ、無農薬だとか、有機栽培だとかそんなことはいい、土に触れ自然と親しみ太陽を浴びて、野菜を育てる喜び、採りたての新鮮な野菜を食べる食卓、それだけでも、充分健康的だし、気分転換にはなるし、いいじゃないですか、そんな裏話で挫けなくても、そうだ、そうだ、自分で育てる喜びは何事にも代えがたい、嬉しいものだ。 「あなたの作った野菜は新鮮でおいいしいわよ」お世辞でも嬉しいね、ああ、今年も胡瓜が育ったぞー、おお、たくさんとれた。美味しいそうだ、ところが、野菜のできる時期はお百姓さんの畑も一緒です。スーパーの野菜売り場ではこの間まで胡瓜一本50円もしてたのに、今日は近所の農家の直売所では5本100円だった。しかも朝採りで鮮度抜群だ。 「まあ、、胡瓜お安いのよね、助かるわねえ」自分の胡瓜の採算分岐点を大幅に割っている値段だ。ああ、俺は、何をやってきたんだと、冷たい風が吹く。 さらに、追伸、 野菜栽培には様々な、工夫、努力、もあるのですが、どんな苦労も、努力も、吹き飛ばされるのが天候です。こいつだけはどうにもならねえ、今年は日照不足、どうにもなりません。で、写真のような胡瓜になりました。 ああ、楽しかりけり家庭菜園 作:朽木 一空※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2019.07.28
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おどおどと黄色頭巾を震わせて寒空に向かう福寿草かなずっしりと餡が詰まった懐かしさ甘くないのが品良き証作:五林寺隆※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2019.07.23
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それ家計費 それ小遣い 事業仕分けする 六十女 酒代は 小遣いだよと 古女房 これは食費と、甘いスイーツ 恋人時代なら さっとレジで払うのに、 レシートを追い返す夫 細かいことは 言わないの 金の成る木があるじゃなし おごってやっても おごられても でどこが一緒の 老夫婦 作:下肥 流行※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2019.07.19
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裕福さを追求し過ぎて嫉妬と不安が渦巻く世界恐ろしく不安定な人の心本当は何よりも平和を望んでいるはずなのに作:五林寺隆※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2019.07.15
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長いようであっという間に終わってしまった気がする小学三年生の夏休み。ひろし君は始業式の日に少し遅れて登校したのだが、親友の三山君もまだ来ていなかった。珍しく三山君も遅刻なのかなと思ったのだが、一時限目が終わっても彼の席は埋まらなかった。 さらに翌日になっても、翌々日になっても三山君は登校してこないのだ。心配になって担任の金子先生に聞いてみると、三山家からは何の連絡も受けていないとのこと。もし明日も欠席ならば、先生が様子を見てくると言う。 だがその翌日になっても、三山君は無断欠席のままだった。そしてそのまた翌日の朝のことである。担任の金子先生から、三山君が家の都合で急遽引越しをしてしまい、転校になってしまったとの話があった。詳しい理由はよく分からないのか、発表したくないのか何となく曖昧なままであった。 それから数日後になって、三山君のおじいさんが経営している会社が倒産してしまい、借金が払えなくなり一家揃って夜逃げしたのだという噂が町中に広まっていた。 ひろし君は、三山君から何の連絡も受けていない。親友なのになぜ一言も連絡をしてくれないのかとイライラしたが、火の車の三山家で小学三年生の三山君が出来ることは殆ど何もなかったに違いない。だが同じ小学生のひろし君にもそんな理解力はなかった。 ひろし君の頭の中では、楽しかった三山家での誕生会や、教室でのマンガの描き比べシーンが浮かんでは消えてを繰り返していた。もうあのいつもニコニコと笑顔を絶やさなかった、小太りの三山君には会えないのだろうか・・・。なんだか腹が立つほど無性に淋しくなってしまったひろし君であった。 だがひろし君にはもうひとりの親友である小場君がいた。急に三山君が居なくなったのは残念だが、小場君とだけは一生親友でいよう。と、ひろし君が決意したのもつかの間、今度はなんと小場君の父親が名古屋に転勤となり、それに伴って小場君も名古屋の小学校に転校することになってしまったのである。 三山君に続き小場君までも転校とは!。あっという間に二人の大親友を失ってしまったひろし君の心には寒風が吹き荒れていた。ただ三山君と違って小場君の場合は、転居先がはっきりしており、移転先の住所も教えてくれたので、とりあえずは文通することになった。だが子供の文通など長続きするはずがない、僅か半年くらいでどちらからともなく途絶えてしまった。 話はこれだけではない。その後四年生になりクラス替えになり、新たに親友になった福島君もほぼ1年で転校になってしまったのである。さらには中学二年生のとき、ひろし君の父・紘一郎が胃癌の手術を受け、和菓子製造が困難になり出直しをするために、梅が丘から武蔵野へ転居することになるのである。いままでは親友に去られていたひろし君だったのだが、次は中学で出会った親友3人に別れを告げる羽目になってしまうのである。とにかく親友には縁の薄いひろし君だったのである。作:五林寺隆※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2019.07.10
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散る桜 残る桜も 散る桜良寛さん、確かにそうかもしれねえが、お助け桜はきっとまた咲きますよ、、桜が散ればなにもなかったてことにしますかね、夢幻泡影・愚女隠滅、 捕縛されたおりんは、北町奉行のお白州で吟味与力植村喜八郎の調べを受けていた。何も隠すこともない、おりんは自分がやった悪行を素直に自白したので、取り調べにつきものの、石抱き、釣責め、むち打ちなどの拷問はおりんには必要なかった。北町奉行、遠山左衛門尉影元はじっとおりんの眼を見つめ「おりん、最後に何か言いたいことはあるか?」「お奉行様、世は泰平だと浮かれてる陰で、貧窮の苦境の中で飢え、身を売り、虫けらのような生き方をし、死んでいく女がいることを考えたことがおありでしょうか、出自で差別され、自分を生きることなく、翻弄されて死んでいく、そんな女を食い物にし、穢汁を吸って生きてる屑虫に誰も鉄槌を下さない。私は許せなかった。」 遠山にはどうにもならぬものをどうにかさせようとして、悪の手を借りる気持ちはわかったが、士農工商の身分制度というのは、徳川幕府の仕組みの土台なのであってこれが崩れれば幕府の存在が危うくなるのも事実だった。「だがよおりん、世の中、そうは簡単にひっくりからねえよ、お前えのお助け桜も所詮は仇花だってことよ」「ですが、お奉行様、お助け桜は散っても、遠山様の背中に背負ってる桜吹雪の刺青とは違いますよ、散る桜に咲く桜、地べたを這い窟ばるようにしか生きれない者の地獄花はきっと、またどこかで咲きますよ。悪じゃなきゃ救えない者もいるんですよ」ー冷静な遠山は痛いところを突かれ珍らしく平常心を乱したー「儂が奉行であるからにはもう穢花は咲かせぬわ、愚かな女よ、、」 おりんは市中引き廻しの上、小塚原で磔獄門の裁決が下り、一件落着となった。ー江戸でも、これほど鮮やかな女犯はおるまいてー 何千人もの罪人を見てきた伝馬町牢屋敷の牢屋奉行石出帯刀は送られてきた女囚おりんの媚びずに凛とした仕草を見て、内心敬畏さえ感じてしてしまっていた。ー女犯とはいえ、男にもまねのできない、生き方をしたおりん、あっぱれだ、ー 女牢で一人にさせる特別な待遇にしたおりんに石出帯刀は直接話がしたかった。「明朝、市中引き廻しの上、小塚原に送られ打ち首獄門となるが、なにか言い残したことはあるか?」「鼠小僧次郎吉と同じように、薄化粧をして、綺麗な着物を着て、市中引き廻をし、亡骸は千住の回向院に葬っていただきたく存じます。そして、私の隠れ家にあった銭から回向院に供養料として100両を納めとうございます。それで充分です」「わかった、すぐに準備させる、お助け桜がパッと咲いて散るような市中引き廻しになるようにな、」 北町奉行遠山影元はおりんが引き回しの途中で逃げるのではないかという不安に襲われ、牢屋奉行石出帯刀から頼まれたおりんの隠し家から没収した800両から供養料100両を出すことに応じた。もしおりんに逃げられでもしたら、遠山は失墜どころか、切腹お家断絶の憂き目にあいかねない。裁きの場で見たおりんの冷笑が目に焼き付いていた。100両は安心料なら安いものだ。それで気持ちよく成仏してくれればいい。 翌朝、伝馬町牢屋敷の不浄門から馬に縄で縛られ乗せられたおりんの姿があった。北町奉行所の与力2名と同心3名が検視役として罪人を挟み、罪状が書かれた木の捨札や紙で出来た幟、刺股や槍を持って警備する非人身分の者、小者12名が周りを固め、馬の前後にも中間小者を配置した。いつもの三倍以上の人数で固めた豪華ともいえる江戸市中引き廻しの行列であった。 江戸城の外郭の日本橋、赤坂御門、四谷御門、筋違橋、両国橋を巡り、刑場である小塚原に着く道順であった。要所要所には同心岡っ引きを配置し、不審な者がいないか、厳重に固めさせた。 『お助け桜』として、遊女を救い、江戸を騒がせたおりんを一目見ようとの市中引き廻しの行列には江戸庶民の野次馬が大挙して押し寄せた。 見物人の中には特に若い女が多かった。それがみなもと遊女だったとは言い切れないが、堪えきれずに涙を流すもの、嗚咽を漏らすもの、手を合わす者、感謝の眼差しを向ける女がいた。おりんは背筋の寒くなるような妖美で凛とした姿で冷笑を浮かべていた。 とても獄門が待っている、極悪人の引き回しには見えず、まるで歌舞伎役者のようにさえみえた。見物人から喝采の声が上がる。「いよっ、日本一のお助け桜!」 江戸庶民は憂さでも晴らすように、おりんに称賛の声をかけた。芋売り凡平も庶民に紛れ込んで、その妖艶なおりんの姿を見ていた。おりんと目が合った。笑みを知らなかったおりんの冬の月のような冷たい眼差しにやっと微かに笑みが浮かんだように見えた。「凡平さん、おかげで面白かったよ、後悔なんかしちゃいないよ、」 おりんがそう言っているように口が動いた。 その凡平の肩をポンっと叩いた。町人姿で行列を見張っていた遠山の金さんこと、遠山影元であった。「凡平よ、悪が善をしたところで、所詮は悪なのよ、おりんは、愚かな女だったな」 凡平は違う違うと首を振った。「ーやあ~きぃいも~、、、おいもー~ ーほっかほっかのやぁーきぃいもー」芋売り凡平はおりんに聞こえるように大声で叫んだ。凡平の眼尻からは滝のような涙がこぼれた。遠山の金さんこと遠山影元はじっと馬上のおりんを凝視していた。 おりんは今、江戸の庶民からやんやの喝采を浴びている、すぐには逃げねえ、逃げるとすれば、小塚原の手前だ、それも人だかりのある場所の方が逃げやすい、おそらく、浅草寺御門か今戸橋あたりであろうよ、遠山影元は浅草御門から今戸橋の間の商家の二階を借りて、槍部隊、鉄砲隊を万一に備え待機させていた。 甲斐の重蔵と狐目の風葉以下、甲州乱波の末裔「風舞党」の者までを忍ばせてあった。おりんを馬上に乗せた引き回しの行列が今戸橋を過ぎ、吉原の裏手にかかった時、ーはっはっはっ、穢土に生きた愚女を笑いやがれー そう、おりんは叫ぶと、馬を止め、馬上から回向院に預けるつもりの供養料100両の金を空に向かって投げた。ーチャリンチャリンチャリン小判の雨が降ったー 人の輪が崩れ、行列が崩れた。与力同心も動揺を隠せない。刺股や槍を持った非人身分の者は必死の形相で金の上に被さる。見物人も一斉に小判に群がる。 馬上のおりん、きりっとして、薄笑いを浮かべながら、その見物人を見下ろしている。すでに後ろ手に縛られた手は関節を外し縄抜けの術でとっくに縄からぬけていた。とっ、次の瞬間、おりんはを縛っていた縄から手を抜き、馬上に立ち上がり、足の裏で馬の胴を叩いた。 ヒヒーンと、馬が首を擡げて啼き、次の瞬間怒涛の勢いで馬が走り出した。馬上のおりんも風を切って江戸の町を疾走したかに見えた、だが、その瞬間、道を挟んだ商家から弓が放たれ、鉄砲玉がおりんめがけて雨霰のように飛び、待機していた同心岡っ引き小者が刺股や槍の武器を持ち飛び出してきた。御用だ!御用だ!御用だ! 剣が峰、絶体絶命、 愚女よ、生きろ!駆けぬけろ!(おわり)作:朽木一空※下記バナーをクリックすると、このブログのランキングが分かりますよ。またこのブログ記事が面白いと感じた方も、是非クリックお願い致します。にほんブログ村
2019.07.05
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