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eラーニング教員免許更新講習で、初めてテストを受けました。eラーニング教員免許更新講習の詳細については、過去記事をお読みください。 ▼教員免許更新講習を eラーニングで受講する!(2019/5/4の日記)講義動画の再生は、最初だけWebカメラで本人顔認証をしていたのですが、Webテストは常時顔認証されるもので、最初の認証にも時間がかかり、2度ほどやり直しました。問題は選択式で20問程度。最初のほうで少し戸惑いましたが、分かりやすい問題も多かったです。選択式だけかと思ったら、記述問題も別にありました。記述問題は、頭を使いますね・・・。キーワードを全部入れながら400~800字で、具体例も入れて記述するというもの。講義資料は見てよい、ということだったので、助かりました。文字数が何文字入力されたのか表示されないので、Wordにコピペして、文字数を確認しながらやりました。(問題に取り組む最中に、別プログラムを同じPC上で起動するのとかは、全然問題なくできました。)まあ、大学の試験と比べれば、自宅で受けられるし、いいのではないかな、と思いました。講義はあと5個残っています。1講義終えるのでもけっこう大変でした。今の教員免許更新講習は、要求される講習時間が以前より多くなっていて、大変ですね・・・。今回の講義は、上野先生と小林玄(しずか)先生が担当されていました。記述問題の採点もされるのかな・・・。Web受験だと、受験者が多くて、大学のテストの比じゃないかもしれません。採点する方も大変だと思います・・・。ついでに、上野一彦先生の著書へのリンクを貼っておきます。LD(学習障害)について学ぶなら、上野先生の著書は読んでおかないといけません!『LD(学習障害)とディスレクシア(読み書き障害) 子どもたちの「学び」と「個性」』 (講談社+α新書、上野 一彦、2006、864円)
2019.06.30
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ミヒャエル・エンデの『モモ』と言えば、大変名高い児童文学。『モモ』 [ ミヒャエル・エンデ ]『モモ 愛蔵版』 [ ミヒャエル・エンデ ]これまで何度か読もうとしましたが、なにしろ辞典よりも分厚い。少しだけ読んで断念していました。ところが、今年になって、オーディオブックの『モモ』を発見。しかも文章量が多い割に、お安いのです。(^^)購入して、通勤の車の中や、夜寝る前などに、少しずつ聴いていました。これは、すばらしい内容でした!大切なことを教えてくれるという点では、サン=テグジュペリの『星の王子さま』にも似ています。『モモ』は、「時間」をテーマにした作品。時間に追われる現代人こそ、ぜひ読むべき作品だと思いました。素晴らしい作品はどれもそうですが、登場人物の個性がとても輝いていて、生き生きとしています。主人公のモモだけでなく、お話をアドリブで作って聞かせるのがとてもうまいジジや、コツコツと生きる道路掃除夫のベッポなど、それぞれの登場人物の個々のエピソードだけで、十分面白く、引き込まれます。そして、それぞれの生き方から自分自身の生き方を思い返し、とても、刺激を受けました。面白くて、ためになる。今まで読書をしてこなかった人にも、ぜひ、オーディオブックで聴いてほしいと思います。僕が聴いたオーディオブックは、1人の方が読まれているのですが、登場人物それぞれがしゃべっているように、見事な声優ぶりを発揮されています。プロの朗読のすさまじさを感じました。モモの声は本当にかわいらしく、時間泥棒の声はほんとうに平坦で冷徹です。▼audiobook.jp『モモ』(朗読:佐久間レイ、 音楽監修、作曲、演奏:佐田詠夢 )ただ、物語の中盤は、重く苦しい状況が続き、続けて聴くのが少々苦痛になるときも、ありました。それでも、序盤はほんとうに明るく楽しくためになり、また、終盤にはそれまでの苦境を覆す感動があります。大きな不安が勇気に変わる。そのターニングポイントは、強烈に印象に残りました。物語全体の完成度は、ほんとうに素晴らしいと感じます。これぞまさに、ファンタジー文学の傑作です。名作だけにネット上にも情報がいっぱいあります。主だったものに、リンクを貼っておきます。『モモ』をすでに読んだことがあり、懐かしく思われた方は、リンク先を読んで本書を思い返されてみるのも、いいのではないでしょうか。▼ミヒャエルエンデ『モモ』*登場人物の生き方と「時間」の哲学 (ユキコさんのブログ「ユキコユキ」様)▼絵本ナビ『モモ』▼ミヒャエル・エンデ『モモ』のあらすじ(ネタバレあり)時間どろぼうとの対決にハラハラドキドキ (ブログ「エンタメ娯楽街道 五十三次」様)オーディオブックでは、特徴的な素晴らしい挿絵を見ることができなかったので、本の形でもまた読んでみたいと思います。素晴らしい作品を、ありがとう!
2019.06.18
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小説になっている自己啓発本が好きで、よく読んでいます。今はアドラー心理学の小説版を読んでいますが、少し前にはNLPの小説版を読みました。【中古】 『夢をかなえるNLP 潜在意識をあなたの味方につける本』(若本勝義、PHP研究所、2010)「NLP」は神経言語プログラミングの略。心理学や自己啓発をかじったことがある人なら、聞いたことがあると思います。僕自身は、心理学を役に立つように体系化したものと捉えています。空手で言うと、より実践的な空手、というような感じでしょうか。(^^)本書は今は絶版になっているようです。もし購入されたい場合は、古本で。=============================『夢をかなえるNLP 潜在意識をあなたの味方につける本』 ・「行動」と「意図」を分けてとらえること。・行動は否定的なものであっても、その意図はそうではなく、逆にリソース(資源)であり、肯定的なものである (p219)これは、ほかの本では「ポジティブ・インテンション」として書かれていることです。 相手と対立してしまうこと、よくありますよね。 その場合でも、相手の肯定的な意図が読み取れれば、どうでしょう。 相手の意図を理解することで、相手との関係性が変わってくるのではないでしょうか。 僕は対人関係に自信がないので、対人関係をうまくやっていきたいと思っています。 対人関係をうまくやっていくうえで、こんなふうに、行動の裏側に肯定的な意図を読み取ることはかなり大切だと思っています。 教育においても、問題行動の裏側に、本人なりの理由がある。 これは、必ずあります。 そこに思い至らなければ、ほんとうの教育はできません。 常に肝に銘じておきたいことです。 ・チューニングをするのは チューニングそのものが目的ではなくて、 より効果的なリードをするという目標が次にある。・あなたがほんとうに相手を効果的にリードしたいのであれば、 やはり、リードをいったん保留して、相手に十分チューニングすることが大切だ。 (p246) チューニングとは、簡単に言うと、相手に合わせること。 技法については、ミラーリングなどの具体的な方法が本書の中に書かれていますが、割愛します。そういうテクニックも知っておくと良いのですが、本書の終わりの方に、「相手と一体化することがコツ」として、次のようなことが書かれています。 ・無意識レベルにチューニングできていると、なぜか相手がほんとうに言いたいことや、言葉の奥に隠れた気持ちが伝わってきます。 より自然に無理なく相手を理解し、共感していくことにつながるのです。・相手に対する『真心』と 相手を『尊重』するのを忘れることがないよう、心からお願いしたいと思います。 (p251) どちらかというとテクニック重視のように思っていたNLPですが、最後に「真心」と「尊重」という言葉が出てきて、僕としてはすごく納得しました。 アドラー心理学では、「尊敬」と「信頼」ということが言われています。 心理学を学ぶ上で、技法よりも大事なことがある。 テクニックを学ぶ一方で、常に、相手を恣意的にコントロールするのではなく、相手に対する真心をもって、一緒に歩んでいきたいという心のあり方を大事にしたい、と思います。 Doingを学びながら、Beingも学ぶ。 やり方(Doing)とあり方(Being)は、つねにセットです。 ============================= たまには、心理学系の小説を読んでみるのも、いいものですよ。それでは、また!
2019.06.17
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体調不良が続いたので、久々のブログ更新です。読みやすい対談型自己啓発本、「ドSの宇宙さん」シリーズの完結編を読みました。『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんがあえて教えなかったトンデモナイこの世のカラクリ』 (小池浩/著)『借金2000万円を抱えた僕にドSの宇宙さんがあえて教えなかったトンデモナイこの世のカラクリ』【電子書籍】[ 小池浩 ]笑いながら読める自己啓発本。ドSの宇宙さんが面白いです。この本の中に、「行動せずに暇だから悩んでいるとも言えるが、 暇になるのが怖いから悩んでいるとも言える」という記述がありました。(p95)アドラー心理学で言う、目的論のことを思い出しました。行動しないために、悩みを作り出しているのではないか???ドSの宇宙さんは、読者に問いかけます。「今、この瞬間、抱えている悩みが全部消えてしまったら、 自分は、やりたいことに向かって スッと踏み出せるのか?」(p95)悩みを行動しないための言い訳にしてしまっている自分がいます。シンプルに考えて、いや、むしろ考えることも待たずに、行動できるなら、行動する。行動できないなら、できることを、行動する。(笑)ドSの宇宙さんは、悩みで行動できないなら、「ありがとう」「愛している」をつぶやくことを奨励していました。マイナスのスパイラルに陥っているときでも、少しでも「できる」ことに目を向ける。今はアドラー心理学の小説版を読んでいますが、そこに通じることがかなりあります。きっと皆さまにとっても、悩み脱出の鍵になると思います。<ほかの 宇宙さんの言葉>「本気で人生変えたいなら、焦点は何よりまず自分だろ? ”誰かのできごと”によそ見してんじゃねえよ。」(p108)悩みというのはあれこれ考えてしまうこと。あれこれ考えないようにするには、集中できる何かを持つこと。集中できる何かがないなら、せめて自分がよいと思う言葉を口癖にすることから始めると、いいかもしれません。僕の場合、「ついてる 元気 すごい」を21日間言おう、と昨日決めました。意識して、続けていきたいと思います。最後に、本書の終わりの方から。作者は「最近とくに感じている大切な秘訣」として、次のことを語ってくれています。「仕事も夢も、 自分の半径10メートル以内すべてが 笑顔になるようなオーダーをすること。」 (p234)アドラー心理学に、「共同体感覚」という言葉があります。アドラー心理学では、共同体感覚や、貢献感が、シアワセのカギを握るとされています。本書では、「周りにいる人たちは、すべて『自分』」という表現がなされています。このあいだテレビで「アラジン」をやっていましたが、アラジンの魔法のランプでは、願いごとは自分の欲のために使われます。普通の人はそうなると思いますが、これが、周りの人全てのシアワセのために願えるようになれば、自分にとっても、周りにとっても、すべてが好循環に入っていくと思います。僕はまだその段階まで達していません。「自分の半径○メートル以内」の、○の中の数字を、少しでも上げていきたいと思います。
2019.06.16
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