仙台・宮城・東北を考える おだずまジャーナル

2025.08.19
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カテゴリ: 東北




■「旅と鉄道」編集部編『配線探訪入門:鉄道の面影を探しに廃線スポットをめぐる旅へ』山と渓谷社(旅鉄BOOKS 019)、2019年

(第3章 旅に出たい廃線スポット から東北エリア)
●南部縦貫鉄道
 2002年8月1日廃止/シンボルだったレールバスが健在/
 七戸駅跡にはホームや線路が残り、南部縦貫鉄道のシンボルともいえる生え抜きのレールバス、キハ101、DB11ディーゼル機関車の計4両が動態保存。毎年ゴールデンウィークに体験乗車イベントが行われている。
●くりはら田園鉄道
 2007年4月1日廃止/旧検修庫は「くりでんミュージアム」/

●下北交通大畑線
 2001年4月1日廃止/キハ22形が国鉄時代の塗色に復元/
 車両基地が置かれた大畑駅跡の車庫や線路を活用して、キハ85系(旧・国鉄キハ22形)2両、10tディーゼル動車、ヨ8000形車掌車の動態保存が行われている。このうちキハ22-150は国鉄時代のオレンジとクリーム塗色が復元され、懐かしい雰囲気を醸し出している。
●山形交通高畠線
 1974年11月18日廃止/石造りの駅舎や電気機関車を保存/
 廃線跡はサイクリングロード「まほろば緑道」として整備され、レンタサイクルでたどれる。昭和初期に地元産の高畠(瓜割)意思で造られた重厚な旧高畠駅舎は国の登録有形文化財。ホーム跡にはED1電気機関車、ワム201貨車、モハ1電車が静態保存されている。

(第4章 復活するロストライン から東北関係)
●南部縦貫鉄道
 古典的レールバスは今も健在!/懐かしの走行シーンの再現も/
 レールバス・キハ10形気動車が最後まで活躍した南部縦貫鉄道。車両は動態保存された旧七戸駅構内で一般公開されている。主催・七戸町観光協会。年数回ながらイベントも開かれる。
●岩泉線

 2014年廃止。自然災害をきっかけにバス転換。沿線の羽井内刈屋地域振興会が2016年1月に岩泉線レールバイクの運航を開始。JR東日本から譲渡を受けた線路などを宮古市から無償で借り入れたもので、旧羽井内~旧中里間をレールバイク鞭牛(べんぎゅう)号で往復走行を体験できる。
●小坂鉄道
 2009年廃線のあと、2014年に小坂鉄道レールパークがオープン。営業当時の駅舎や線路を展示。全国でも数少ないディーゼル機関車の運転体験ができる施設として注目を集める。徒歩圏内には、鉱山関連の国重要文化財である小坂鉱山事務所や康楽館など、明治から現代までの歴史を感じられ町全体がまるごとテーマパークのようだ。2016年には「ブルートレインあけぼの」宿泊営業がグランドオープンし、動態保存されているブルートレインに宿泊できることでさらに注目が集まった。
・ディーゼル機関車運転体験
・小坂町赤煉瓦倶楽部(カフェ)(旧小坂鉱山工作課原動室(電気室)を移築)

・観光トロッコ(除雪に使用されたTMC200形モーターカーで牽引する)
・奈良岡屋、ホルモン幸楽小坂店
・列車ホテル。ブルートレインの保存車両として国内唯一動態保存されている。朝食はJR大館駅の名物駅弁「鶏めし」を開放式B寝台で食べられる。

(第2章のうち「歩ける廃線跡」から 東北関係)
●日中線
 1984年4月1日廃止/長大路線への夢ついえた”第1級ローカル線”/
 日中線は喜多方を起点に熱塩まで結んだ非電化路線。晩年は3往復の客車が朝夕に細々と運行。一方で、本州最後の蒸気機関車牽引の定期旅客列車が走る路線としてファンが詰めかけた。もとは、今市と米沢を結ぶ野岩羽(やがんう)線の一部として計画され、その夢は喜多方で途切れた。廃線跡の3kmを日中線記念自転車道として整備。終点の熱塩駅跡は良好な状態で保存されている。
●白棚線
 1944年12月11日廃止/BRTの先輩格として歴史を刻む/
 白河と磐城棚倉を結ぶ白棚鉄道として1916年愛行、経営難から国有化のあと戦況悪化で休止。 廃止後は路線バスが沿線の足を引き継ぐのが一般だが、白棚線はかつての路盤をバス専用道に転用したバス路線として復活したユニークな事例。現在はジェイアールバス関東の白棚線として運行。途中駅での上下行き違いなど鉄道さながらの情景がみられる。時代を経て、バス専用道は、三森~表郷庁舎前と磐城金山~関辺間に縮小している。


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最終更新日  2025.08.21 07:29:18
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