全15件 (15件中 1-15件目)
1

現在、5棟の木造本堂新築工事が進行中です。「参考に、工事中の本堂を見せてもらえませんか」と棟梁。「どうぞどうぞ」早速、先方の許可を得て、現場を訪ねたと聞き・・・「どうでしたか?」「わしなら、軒の反り元をもう少し中に持ってくるねえ。そうしたら、もっと美しくなったと思う」実は先日、棟梁と原寸検査を行い、軒の反り元の位置を設計図から変更したばかり。△銅板を葺き終えた光長寺西之坊の本堂あくまで設計図に従ってとはいえ、それぞれの棟梁が張り合って腕を振るう。そんな様子を目の当たりにできるなんて贅沢の限り。ワクワクしながら現場を見守っています。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 28, 2022
コメント(0)

大阪府の日蓮宗寺院から会館・宝物殿新築のマスタープランを依頼されました。「それにしても、菅野さんはすごい仕事量ですねえ。徐々にお寺が減っていくだろうと予想されているのに・・・伽藍整備に着手するお寺が多いのにも驚きます」かくいう住職も、本堂を始め多くの伽藍を建築されてきたとのこと。先日、神奈川県の真宗寺院で開かれた門徒説明会に出席しました。このお寺では、2年前に本堂・庫裡新築のマスタープランが完成したものの・・・新型コロナ感染拡大の影響もあって、なかなか前に進むチャンスに恵まれませんでした。やっと門徒説明会を開けると思ったら・・・また「まん延防止」が延長に!「しかし、もうこれ以上待っていたら、実現は不可能になってしまう」と住職。当日はマスク着用、入場の際の体温測定、手のアルコール消毒、出席者の席間隔を空ける、十分な換気、ZOOMでの参加も可の対策が取られました。川島を伴い出席し、スクリーンに画像を映しながらマスタープランを丁寧に説明すると・・・参加者全員が熱心に耳を傾けてくれました。前に進むか?立ち止まるか?今はまさに、お寺の将来の分岐点なのかもしれません。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 25, 2022
コメント(0)

静岡市の曹洞宗 東光寺で木造本堂を新築します。工事は競争見積もりの結果、静岡県掛川市の(株)飛鳥工務店にお願いします。現場事務所で原寸検査を行いました。CADで描いた図面を原寸大でプリントアウトして、床の上に広げる棟梁。「合板の上に描かないんですか?!」「以前は描いていたんですが、この方が便利だからねえ」いつものように脚立の上から原寸図を眺め・・・「ちょっと軒反りがきつい。もう少し緩くして、反り元も中に入れよう」「私もその方がいいと思います」CAD図なので、訂正を苦にしていない様子の棟梁。その後、妻面の破風、向拝の縋る破風などなど、棟梁の意見も取り入れながら、形状や納まりを決めていきました。「これからは、CAD図での原寸検査が増えていくかもしれないなあ」時代の変化を感じました。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 24, 2022
コメント(0)

栃木県小山市の日蓮宗 妙建寺で本堂・会館新築工事が順調に進んでいます。第一期の会館新築工事が完成に近づき・・・いよいよ本堂新築工事が始まります。会館新築は栃木県鹿沼市の(株)栃毛木材工業、本堂新築は石川県能美市の松浦建設(株)が担当します。現場では、住職ご夫婦と栃毛木材工業の工事監督の田村さん、植松が参加して定例会議を定期的に開き・・・工程の確認、仕上げの確認及び決定をしながら会館新築工事を進めてきました。この会議の後・・・△会館新築工事の現場定例会議第1回、本堂新築工事定例会議が開かれ、伊藤と参加しました。松浦建設の工事監督の東さんから、鬼瓦の形状や巴瓦に入れる紋に関する質問を受け・・・住職に確認しながら、ひとつひとつ解決していきました。また、これからのスケジュールを確認し・・・お寺の皆様に石川県まで足を運んでいただく、木材検査の日を決めました。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 22, 2022
コメント(0)

静岡市の曹洞宗 東光寺で木造本堂を造ります。旧本堂が解体撤去された跡地に祭壇が造られ・・・地鎮式が厳修されました。工事は競争見積もりの結果、静岡県掛川市の(株)飛鳥工務店にお願いします。新型コロナの感染予防のため、参加者は建設委員会の役員4名と寺族、建築関係者に絞られました。愛知県一宮市の本社を後にした時は、まだ雪があちらこちらに残り、寒風が肌を刺しましたが・・・静岡は快晴!ぽかぽか陽気に恵まれ、境内の梅はちらほら花を咲かせていました。法要の後、挨拶を求められたので・・・「敷地は既設の客殿・庫裡、位牌堂、そして墓への通路と客殿・庫裡への通路に囲まれています。住職の希望される広さを確保するのは難題でしたが・・・いろいろ工夫した結果、広さだけでなく、高い耐震性を確保することができました。さらに、二層屋根の魅力的な外観にまとめることができたので、きっと皆さんに喜んでいただけると確信しています」とお話ししました。いよいよ本堂の新築工事が始まります。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 21, 2022
コメント(0)

菅野企画設計では、寺院彫刻の絵様の原寸図を社内で描きます。「菅野さん、僕にも原寸図を書かせてください」と入社2年目の中村。現在、美濃市の曹洞宗 善應寺で坐禅堂の耐震改修工事が進んでいます。喚鐘を吊り下げる腕木を柱に固定する「持ち送り」に彫刻を施すのですが・・・「大玄関の懸魚がとても格好良くて・・・持ち送りに、あのデザインを取り入れてみたいと思います」何日もかかってアイデアを練り、絵様が完成。それを原寸大に拡大して・・・私が修正を加えました。そして、やってはいけないことやよりよくなる方法を伝授してから清書。中村の背後では、もう直ぐ入社2年になる野口が・・・栃木県小山市の日蓮宗 妙建寺の本堂の虹梁に彫りこむ唐草の原寸図を描く準備を進めています。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 17, 2022
コメント(0)

「やっと保育所への入所が決まったので、4月から仕事に復帰します」産休、育休を続けていた女性スタッフから連絡が入りました。交代するように女性スタッフがひとり、4月から産休に入ります。元気な赤ちゃんを産んでくれることを願うばかりです。菅野企画設計には女性スタッフが11名在籍していて・・・内、正社員が8名、パートが3名です。「どうしてそんなに女性が多いんですか?」よく聞かれますが・・・「日本建築の設計を手掛けたい!」と全国から集まってきてくれたのです。さらに、パートの女性のうち2名は、出産を機に退職したものの、子供が大きくなったのでと復帰してくれたスタッフです。△本社勤務のスタッフたち最近は、男性より女性の方が夢にまっすぐな人が多い?いやいや、弊社が誇る男性スタッフ5名は全て転職者。各自いろいろな経験を経て、菅野企画設計の門を叩いてきた強者ばかりです。とても頼もしいスタッフたち。私の自慢です。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 16, 2022
コメント(0)

東京都の真言宗寺院で閻魔堂を新築します。設計は中盤に入りました。閻魔様を祀る内陣の壁はどんな仕上げにしよう?「荒々しくて、護摩焚きの炎にちらちら光るように」懇意にしている左官職人に内観パースを見せながらイメージを伝え、試作をお願いしました。「めちゃめちゃ面白そうな仕事ですねえ」早速、3枚の試作壁を制作してくれました。「イメージに一番近いのはどれですか?」「これがいい。でも、ちょっと光り方が足りない」しばらくして、2枚の試作壁を持ってきてくれました。「寒水の粒を大きくしたり、荒らし方を工夫して・・・大分光るようになりました」ライトを当ててみると・・・「いい感じだ。どちらがいいか?お客様にもお見せしますね」楽しい仕事が続いています。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 15, 2022
コメント(0)

愛知県江南市の臨済宗 永正寺の本堂を新築します。二層屋根で上層部は入母屋造りの瓦葺き、床面積が約320㎡(97坪)の豪壮な造りになります。工事は競争見積もりの結果、地元の(株)アイチケンにお願いします。東松、福田とともにアイチケンの工場を訪ね、原寸検査を行いました。高原棟梁が合板の上に、屋根と軒の反り、妻面の箕の甲と破風板など、設計図に基づいて原寸図を描いてくれました。いつものように脚立の上から・・・「軒の跳ねに勢いがないなあ。切裏甲の隅部の増しをもう少し大きくしてみようか」「破風板の拝みをもう少し太くしたいなあ」などなどミリ単位の修正を加えました。そして・・・「いい感じになった!」納得の線が描けました。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 14, 2022
コメント(0)
東京都渋谷区の真宗大谷派 諦聴寺で本堂及び書院の耐震改修工事が進んでいます。本堂は瓦を下ろし始めたところ。書院は耐震改修工事の真っ最中です。耐震補強は、伝統構法の土壁や木軸の粘りを耐震に活かす「限界耐力計算」に基づき設計しました。ただ、土壁に関しては・・・○小舞の施工ができる職人が激減している○工事期間を短縮できる二つの理由で既製品の荒壁パネルを使う現場が増えています。とはいえ・・・小舞下地が残っていたり、不整形な壁にはできるだけ土壁を塗ってもらいます。この現場にも、土に藁を入れ練っている左官職人が・・・聞けば、東京在住だとか。多くの職人たちに支えられて、現場は今日も進んでいます。感謝!!【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 9, 2022
コメント(0)

愛知県のお寺で客殿庫裡新築工事のマスタープランを進めています。「伝統にとらわれることなく、使いやすいお寺にしたい」という住職があれば「うちは伝統的なデザインでお願いします」という方も。「菅野さんは、斬新なアイデアであっても伝統のデザインを踏まえてくれるから安心です」14年前、本堂を設計させていただいた名古屋市の陽岳寺住職から言われました。もちろん、伝統のデザインなら、魅力のアイデアを盛り込みます。パースは玄関取り次ぎです。正面には床の間風の飾り棚。実は・・・ケンドン式の障子は寺務室の採光窓!現庫裡の差し鴨居、踏み天の梁や天井も再利用します。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 8, 2022
コメント(0)

「木造本堂の新築工事は、宮大工に任せればおけば大丈夫」と思っていませんか?最近は、本堂といえども新しい耐震構造や新建材を採用する場合がほとんどなので、詳細な施工図を書いたり、現場の管理をする工事監督が不可欠です。CADに長けた宮大工も多くなりましたが・・・鉄筋コンクリート造の基礎や補強金物の納まりなど、大工の領分ではない部分については工事監督が施工図を書きます。△福田が本堂の基礎の施工図をせっせとチェックしています。「監督のなり手がいなくて困っています」多くの建設会社が口を揃えます。確かに、難しい施工を強いておいて、失敗を建設会社のせいにする設計士や、難しい注文をしておいて、完璧に完成するのが当たり前の建築主が増えているのに・・・その矢面に立たされるのは決まって工事監督。私が若いころ、熟練した工事監督に教えてもらったことや助けてもらったことを思うと・・・「工事監督という仕事は遣り甲斐がなく、割に合わない」になっているとしたら、とてもとても残念なことです。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 7, 2022
コメント(0)

名古屋市の高野山真言宗 興正寺から間口6間の密厳堂と回廊新築のご相談を受けました。「柱は石の上に立てて、壁は竹小舞下地で荒壁塗りの伝統構法で造ってほしいんです」「了解しました。しかし、小舞の竹と小屋組みに使う松は冬に伐採する必要がありますし・・・土は少なくとも半年は寝かせないといけません。柱や化粧垂木は桧にしますか」△小屋組みに使う松の丸太「そうしてください。これから設計にかかると・・・どんなスケジュールで進みますか」「今年の夏までに図面を完成させて、建設会社に見積りを依頼し・・・秋に工事契約。それから松と竹を伐採して・・・土の仕込みに入ります」「柱は乾燥させなくてもいいんですか」「桧は、30cm角までならそんなに苦労しなくても手に入ります」「じゃあ完成は?」「2024年末までには完成させたいですね」またまた、面白い仕事が始まりました。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 4, 2022
コメント(0)

愛知県の曹洞宗寺院の庫裡改修工事が完了しました。このお寺には、10年前に完成した地蔵堂があります。「大変使いやすくて・・・本当によくできている。設計は大切なんだなあと思ってね。今回もお願いします」住職からそんなうれしい電話がかかってきて・・・庫裡改修工事の設計が始まりました。久しぶりに見る地蔵堂は柱や破風がいい感じに変色して、風格を増していました。「建築のプロに見せても、この建物が鉄骨造だとはわかりませんよ」と住職。「しかし、この地蔵堂のような木造風の鉄骨造寺院の造り手が減ってしまって・・・」「そうなんですね」「建築基準法の関係で鉄骨造を採用したんですが・・・鉄骨造と言っても、軒ぞりや化粧垂木、箕の甲の納まりは木造と一緒ですからねえ。鉄骨工場にとっては、大変手間のかかる仕事なんです」ちなみに、地蔵堂は松井建設(株)名古屋支店に造ってもらいました。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 2, 2022
コメント(0)

栃木県小山市の日蓮宗 妙建寺で木造本堂を造ります。工事は競争見積もりの結果、石川県能美市の松浦建設(株)にお願いします。伊藤と前嶋を伴い加工センターへ。原寸検査と構造の打ち合わせを行いました。本堂は寄棟屋根の桟瓦葺き、向拝は旧本堂のデザインを踏襲した入母屋造りです。合板の上に和田棟梁が屋根の反り、軒の反り、破風の原寸図を描いてくれました。そして、いつものように脚立の上から指示をして・・・今回は、破風板の形状を修正。「よし、いい感じになった」妙建寺の旧本堂にはとても貴重な天井絵が描かれており・・・新本堂にも、その絵を再利用するよう求められました。天井絵が遮られることなく見えるように、トラス構造で屋根を支え、間口11mを無柱で飛ばす設計です。幸い、松浦建設の社長は構造設計一級建築士、社内にも構造担当がいるので、わがスタッフたちとの合わせも内容の濃い充実したものになりました。【菅野企画設計】は、寺院建築・和風住宅・古民家再生を得意とする設計事務所です。≫≫ 菅野企画設計 HP≫≫ 寺院完成ギャラリー≫≫ Instagram(寺院)≫≫ Instagram(住宅)≫≫ Pinterest◆本社◆ 愛知県一宮市木曽川町黒田往還南60-3 TEL 0586-84-2003◇関東事務所◇ 横浜市中区太田町6-79アブソルート横濱馬車道ビル4階 TEL 045-264-9160
Feb 1, 2022
コメント(0)
全15件 (15件中 1-15件目)
1