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(06・5・10から連載中)湖には、3艘の貸しボートが浮かんでいました。大男「よし!!今日は、水遊び程度にお前等にもこの船に乗れ!!2人でオールを交換しながら、とりあえず周辺を回って帰って来い!!」全員「はい!!」またまた、ボス(大男)&ハゲ君・■君&チビ君・デブ君&☆君で乗り込みました。デブ「お前さぁ、何でそんなに腰が引けてるのぉ。しかも、また震えちゃってる気がするしぃ」☆「す、すみません」(←カナヅチ・・・)当初は、デブ君が力強くボートを進めました。湖の中央辺りで、大男の蛮声が響き渡りました。大男「よぉし!!こうたぁぁぁぁぁぁぁぁい!!次の奴が、オールを握れ!!岸まで、競争!!」☆「あわわわ」(←ボートに乗るだけで、十分テンパっている男)☆君は、デブ君と交代すると必死にオールを動かしました。ところが、オールは空しく空を掻き舟は不安定に揺れ動くばかりです。デブ君は、舌打ちをして☆君を見下ろしています。※以前の☆君なら、頭がパニックになり船底に倒れていたかも知れません。でも、此処は水上です。もし、ボートが転覆したら☆君は勿論一家のぱぱさんであるデブ君の生命も危険に曝してしまいます。彼は、覚悟を決めてきっぱりと言いました。☆「俺は、泳げません。ボートなんか、全然乗った事が無いんです!!どうか、正しい漕ぎ方を教えて下さい!!」人間には、“言葉”があります。大切な事は、相手の心に強く訴えてみましょう。azareaの経験では、案外開かれるもんです。デブ「まず、お前がケツをしっかりと落ち着かせろ!!オールは、腕を伸ばして“ハの字”に持つんだ!!そうそう」☆「はぁはぁ」デブ「そんなに、力を入れんで良い!!思いっ切り上体を倒して、ゆっくり水面を流しながら身体を起こしてみろ」☆「はぁぁ・・・」☆君が、船体全体にふぅっと水力を感じると同時にボートが進みました。デブ「すっかり、皆に抜かれてるなぁ。こうなったら、ビリで構わんからしっかり漕げや」※引きこもりから社会人になったazareaは、世間知らずで不器用で仕事中には面食らう事ばかりでした。ある職場では、働き方や細かい決まりを全てメモしていたのです。その姿を職場の女性先輩に見つかった時は、恥ずかしくて顔から火が出そうでした。ところが、彼女は私にこう言ったのです。「azareaちゃん、そんなわら半紙はすぐに破れちゃうわ。このクリアファイルに入れなさい」渡る世間に、鬼なんかいません。
2006年09月29日
着飾った評論家や離婚推進者が、昨今の少子化社会について「モテるオンナは、“仕事が出来るから、給料が高い”のよ。だから、余裕があってお洒落も出来てオトコが寄って来るんでしょう」とお話されていました。彼女の説では、「仕事が出来る」=「高給取り」らしいです。azareaが見たところ、女の子の懐具合を決定付けるのは本人の金額よりその親御さん世代の資産状況です。給与が同じでも、実家に送金した上で本人の生活も維持しなければならない女性達は彼女の言う“余裕”はありません。独り暮らしでも、社会人になってなお親御さんから“仕送り”を貰い丸々お小遣いの女性がいる一方で親と同居でも大半は生活費に消える女性もいます。それこそが、彼女達“似非フェミニスト”が小泉元総理と構築した真実の“恋愛格差社会”なのです。自分達は高みにいて下を見下ろし「モテないあなた達は、努力が足りないのね」と踏み躙られているのです。また、彼女は“恋愛は多い程、経験が豊かになりモテる”とお話されていました。でも、azareaの実感ではその分被害妄想気味になって競争心理に煽られたり遊び半分で援助交際や不倫W不倫を重ねオトコ達を見比べているうちに結婚の機会を失った女性も沢山います。つまりは、余裕があり過ぎて贅沢の結果婚期を逃す女性と余裕が無さ過ぎて異性との縁そのものが無いまま婚期を逃す“二極分化”こそが問題なのです。いつまで、上辺しか見ようとしない“有識者のご意見”が庶民の実感よりも声高に話されるのでしょう。
2006年09月28日
azareaの世代は、幼い頃から丹波哲郎さんをTVや映画で見ない日がありませんでした。カッコイイ素浪人・戦国武将・陸軍大尉・刑事・新聞記者・・・。どんな役柄でも、ドラマティックに華やかに画面の中心にいて圧倒的な存在感で物語を引っ張っていらっしゃいました。そのお仕事振りの合間には、持論の"大霊界"のお話もなさいました。私には、それに関して丹波さんに“恩”があります。ある職場に居た頃、其処があまりにも不倫・W不倫女性が多く何故か聞きたくも無い“相談事”に巻き込まれて疲れ果てました。悩みながら書店を歩き、ふと手に取った本にこう書かれていました。「勿論、地獄も天国もある。だが、実はこの世ですでに地獄か天国かは決まっているんだ。同じ場所で同じ様に生活していても、毎日毎日上司や同僚を恨み“嫌だ嫌だ”と暮らす人間は生きながらにして、すでに地獄にいるんだよ。でも、“この世に、活かせて頂いて嬉しいな”と生きている人間はもう天国にいる」はっと、しました。それは、丹波さんの“大霊界”を基にした考え方でした。azareaは、病弱で引きこもりの様な状態で面接に落ち捲りやっと雇って頂いた職場でした。少しお仕事に慣れてくると、もう周囲に対して批判的な目を向けている自分が猛烈に恥ずかしくなりました。そして「相談をされるのも、何かの縁だから精一杯答えて無理なものはお断りしよう」と、すっきりした決心が見えて来たのです。現在も占い師さんをしながら、彼の観点は正しかった事を日々教えられています。同じ人生なら、やっぱり心楽しく感謝しながら天国にいたいですね。
2006年09月27日
(06・5・10から連載中)☆君は、とても不思議な気持ちでした。当初、デブ君に嫌悪感を覚えた時は偏頭痛と吐き気に襲われ次に必死に合わせよう着いて行こうとした時は足がもつれ身体がぶつかりやけっぱちで彼に身を委ねた途端彼自身も楽になったのです。デブ「はぁはぁ、湖面が見えて来た!!もう、すぐだよ」☆「はい!!」緑深い山陰から、大きな丸い輝きが姿を現わしました。もはや、2人に何のストレスもありません。デブ君と☆君は、先頭を走っていた■君とチビ君のお尻を捕らえました。デブ「おい、あいつ等なんかぱぁーっと抜いちゃおうか!!」☆「はい!!」デブ君と☆君は、ふざけて「お尻ぺんぺーん」のしぐさをしながら■君達を抜きました。■「あああ~」チビ「えええ~~」デブ&☆「あっははははは!!」坂を上り切ると今度は下りとなりもう、ゴールです。☆君は、青い空の下お婆ちゃんの言葉を思い浮かべていました。☆「そうだ、俺をちやほやしてくれるヒトばかりじゃない。でも、だから楽しいし面白い!!」1位は、ボス(←大男)とハゲ君のペアでしたが、それでも☆君の心身は十分に満足でした。デブ君は、☆君に携帯していたペットボトルのミネラル・ウォーターを分けてくれました。☆「あ、ありがとうございます」デブ君は、☆君のお礼の言葉には何の反応も無くぶっきらぼうに湖の正面を向きました。☆「俺は、このヒトを凄く横柄で傲慢な性格だと決め付けていた。でも、いちいち大きくリアクションしない性格もあるんだ」※azarea自身もそうですが☆君や○美さんの様な少数の(閉鎖的な状況の)家庭で育ったりすると多分、“人慣れ”をしていないんだと思います。少し自分と合わないヒトだと、頭が痛くなったり震えたり。でも、本当に怖いヒトとそうじゃない(頼れるヒト)の見分け方を見に付けるのも大事です。長い長い人生の中で、一度位は“自分とは異質なヒトビト”に飛び込んでみましょう。それは、恋愛にも結婚にもとても有意義な体験になります。デブ「俺、自分を変えようと思って参加したんだ。お前は?」☆「そうですね」デブ「トッポデュオはお前とかどうか知らんが、きっと新しい自分と出会えるよ」☆「はい」(←カナヅチ・・・)■君やチビ君も、ゴールしました。■君は、☆君を後方から羽交い絞めしながら「お前ぇ、この落とし前は絶対に付けるからな!!」と叫びました。勿論、笑いながら。
2006年09月26日
(06・5・10から連載中)☆君は、再び城跡公園に集合しました。大男「お前等、毎日“基礎体力の向上”を怠っていないだろうな!!日程が決まったから、伝えてやろう!!○月○日、△川で“トッポデュオ”だ!!」チビ「いよいよ、実践ですねぇ。装備は、どうされるんですか?」デブ「殆ど、用意されているんじゃないのぉ。あっちも、商売だからねぇ」ハゲ「良かったぁ。○月なら、うちの会社は決算後で手が空いているし」☆君が■君に近寄ると、彼はバツが悪そうに笑っていました。■「あはー。とーとー、お前にも俺達"秘密結社"の正体がバレちまったか」☆「俺は、全然判らんちんだよ!!“△川”だの“トッポデュオ”だの、何なんだよ!!」■「超デンジャラスな、水上スポーツだ。簡単に言えば、2人乗りカヌーの渓流下りだな」☆「え、えええ~~~!!」(←このメンバーの中でただ独り、カナヅチの男・・・)茫然自失の☆君を余所に、大男の指令が響き渡りました。大男「お前等、“二人三脚”で湖前に来い」■君は、すぅっとチビ君と組みます。☆君は、またもデブ君にお願いするしかありませんでした。☆「よろしくお願いします」デブ「今度、あんな事になったら弁償じゃ済まさないからな!!」☆「・・・はい」2人で足を結び、走ります。ただ、今回は“ゴール”が決まっていました。城跡公園を一旦出て自転車道路をかなり進んで、大きな湖の畔を目指します。デブ「はぁはぁ・・・い、痛てぇ!!あんたって、何で“協調性”が無いんだよ!!」☆「すみません」※☆君は、集団の中でスタンドプレーをして目立とうとする様なタイプではありません。此処でデブ君が求めている“協調性”は前頭葉が司っている精神的なものでは無いのです。小脳が担当する肉体的なものなのです。デブ「だからさぁ、痛いってぇ」☆「すみません」実際、☆君は何度かデブ君とぶつかりそうになったり足が絡まりそうになっていました。だから、“意地悪”で言われている訳ではありません。☆君は、目を閉じて必死に答えを模索しました。☆「今日は、絶対に発作なんか起こすもんか!!俺だって、“協調性”位絶対にある!!」※これは、自分自身への誓い"アファメーション"です。目の前の困難に打ち克つには、まず自らに不動の心を押し立てましょう。それが、あなたの暗闇を照らし足元を守る“灯台”になるからです。☆「協調性・・・協調性・・・そ、そうだ!!この間だけ、俺も“デブ君の一部”になれば良いんじゃないか」☆君は、決心してデブ君の動きに全てを任せました。自らをデブ君の呼吸の間合い・筋肉の動き・身体のリズムに、全部突き放したのです。デブ「あ、あれ?サル(←☆君)急に合わせられる様になったじゃん!!はぁはぁ、楽になった」☆「はぁはぁ、そうですか」※azarea自身、生きていればあらゆる面で自分とは全く違うヒトビトと接したり協力し合わなければならない事態を潜って来ました。私の場合は、「あしたのジョー」の矢吹丈がお手本でした。昨今の“心身症”や“ニート”増加は、全てを理屈でしか理解しようとしない偏狭さの表れでもあるかと思います。人間が生きて行く上では、時に理屈ではなく身体で強調し合う事も必要なのです。
2006年09月25日
(06・5・10から連載中)★ちゃんは、数日振りに☆君からの電話を受けました。遊園地デート以来、電話は勿論メールも間が空く事が増えています。でも、★ちゃん自身も多忙なのであまり気に留めてはいませんでした。★「もしもし」☆「あ、俺です。ちょっとどうしても、★ちゃんの声が聞きたくなったんだ」※女の子は、何でもかんでも“理由”を求めがちです。でも、実際に愛情の度合いが高い場合はこんな風に男性側から“何となく”電話がかかったりデートの希望が申し出られるでしょう。★「ありがとう。私も、☆君の声を聞いたら何故かほっとしたの」※男性に対しては、状況に関係無く“頼れる”イメージを持っていましょう。すると、本当にそうなる事が多いからです。☆「最近、色々あって辛くもなったんだ」★「そう」☆「・・・」★ちゃんは、ふいに話題を変えました。★「ねぇ、空が見える?星が奇麗」☆「本当だ」☆君は、窓を開けました。夜風が入って来て、波立っていた気分が少し静まりました。※星や雲、樹齢が長い木等の“自然”は人間にとって永遠の先輩です。あなたの大切なヒトが日常の悩み事を抱えている時は、ふと彼等を見上げてみましょう。★「あの時も、奇麗だったね。☆哉さんが、初めて私の家に来て下さった時・・・」※で、出たぁ~~。あなたの好きなヒトの苗字ではなく下の名前を、“ここぞ!!”と言うポイントで有効に利用してみましょう。☆「うほ・・・うほ・・・うほほぉーい!!☆哉さんなんて呼ばれちゃうと、なんちゅーか・・・俺・・・金城武になったみたーい!!」※★ちゃんは、通常他者との“境界線”をきちんと守っています。簡単に言うと、誰に対しても礼儀正しく節度を持って接しています。そんな彼女から“名前を呼ばれる”のは“2人の距離感が、近付いた”事を示しているのです。だからこそ、その瞬間を待ち侘びていた☆君は狂喜乱舞しているのです。★「くすっ!!金城武さんって、意味が判らない・・・」☆「いーよいーよ(←急に、態度がデカくなった)★こそ、俺の素敵な夢を見てね!!ちゅ」★ちゃんが呆気に取られる中、電話が切れました。
2006年09月24日
(06・5・10から連載中)☆君は、大好物のすき焼きを前に自分が“作り笑い”をしている様な気がしました。○美さんのお部屋にいる■君は、やはり彼女のものであって自分の親友では無い感覚なのです。■「何だよ!!いっつものお前なら、一番ウマいとこ真っ先に掻っ攫って行くじゃないか」○美「霜降りです、どうぞ」☆「あ、ありがとうございます」☆君は、いかにも慣れない表情で黙々と口に押し込んでいます。その雰囲気を察した2人は、それぞれの職場の話や☆君の近所に開店したカー・ショップの話題とかを適当に織り交ぜて何とか和やかに進めました。帰宅する際に、■君が☆君を見送りに降りて来ました。☆「今日は、ありがとう。すっごく、美味しかった」■「本当は、味なんか判らんかったんじゃないか」☆は、心を見透かされたみたいにはっとしました。■「俺と○美に、当てられて」☆「・・・」■君は、☆君にぐっと身体を寄せてぽんぽんと肩を叩きました。■「お前、これからも“未来の夫婦”を見に来い!!これは、命令だ」☆「もう、沢山だよ。俺を馬鹿にしやがって、変な拉致はされるわ今度は命令かよ」☆君は、呆れた口調で言い捨てるとバイクに跨りました。※口調は最悪ですが、オトコ同士これで意思の疎通は出来ています。男性は、音声よりもお互いの間の表情を重視しています。この場合、■君は☆君から“突き放される位近しい距離感にいる”と言う事です。☆「○美さんのお料理、本当にウマかったからまた来るよ」※オトコは、意地っ張りです。■君から弱い部分を看破された事で、返って“■君の懐に飛び込む”決心が付いたのです。これは、恋愛にも使えますがかなりの上級テクですからお取り扱いに注意して下さい(爆)■「そうか。次の集会も、待ってるからな」☆「お前こそ、年寄り臭せぇ湿布なんか貼ってんじゃねぇぞー!!」そう喚きながら、☆君のバイクが遠ざかって行きました。部屋に戻った■君は、まず○美さんを労いました。■「今日は、ありがとう。せっかくの休日に、疲れさせちゃったな」※彼は、いきなり○美さんの本音(に近いだろうと思われる部分)に“共感”する手法です。そうズバリと言われると最愛の男性が、自分を理解してくれる安心感から精神が安定してストレスが取れるんですね。さらに■君は表面的な声がけだけじゃなく、お部屋の後片付けも始めました。○美「ううん」※女性の口数が少ない時は、慎重に観察しましょう。■「バス・ルームのお湯も、張ってくるね」○美「ありがとう」■「☆のやつ、お前の飯がウマいからまた来ても良いってさ」■君は、お湯を入れ始めてからちゃんと○美さんを覗き込みながら言いました。○美「☆君って、昔の私を見るようだったわ」
2006年09月23日
(06・5・10から連載中)☆君は、デブ君の自宅前に行きました。一戸建ての前には車が停まっています。奇麗に刈られた生垣から覗くと、満面の笑顔でお子さん達とキャッチボールしているデブ君が見えました。彼は、☆君の来訪に気付くと面倒臭そうに出て来ました。デブ「わざわざ持って来なくたって、今度会った時で良かったのに」☆「ご迷惑をおかけして、申し訳ありませんでした。これは、クリーニング代です」デブ「ふぅん。もう、洗濯は家内がやったから」☆「では、お詫びの気持ちです」デブ「ふぅん。じゃ、今度からのろのろしてあんな失敗はするなよ。あんたとは、俺は二度とご免だね」☆君は、彼がいなくなるまで丁重にお辞儀をしました。デブ君の横柄な態度は変わりませんでしたが、☆君の気持ちは晴れ晴れしました。☆「次は・・・■の、いや、○美さんのお家かぁ」彼は、また気が重くなりました。■君とは、学生時代から散々ワガママを言い合っています。一緒に、食事だって数え切れない位食べています。それなのに、そこに見知らない彼のフィアンセが加わると☆君は緊張感に襲われました。☆「俺、そう言えば誰から招かれても余所のご家庭に遊びに行った事なんか無かったんだ・・・」☆君は、お土産に小さなアレンジ・フラワーの花束を持って指示通りのマンションに行きました。■「おぅ!!☆!!気を使わせたなー」○美「まぁ、可愛らしい!!早速、テーブルの中心に置いてイイかしら」すき焼きの甘い香りが、夕方のお部屋に充満しています。問題を片付けるのに夢中で、昼食を抜いていた☆君はお腹がぺこぺこだった事に気が付きました。■「お前さぁ、昨夜から何だよ」☆「別に。お婆ちゃん家に、いたよ」■君は、大袈裟にずるっとコケました。■「あーあー、あのお婆ちゃんかぁ。心配して大損した」※オトコは、ある意味判り易い生きものです。深刻な事態では、寝食もままならず黙りこくり光が差せばわざと茶化したりふざけたり。それに、女性とは違い「自分は自分」「他人は他人」とはっきり区分けしています。女性の様に「どうして、お婆ちゃんの家なの?」等と質問して相手の気持ちを理解しようとは考えません。○美さんは、食事の支度に忙殺されています。☆「さっき、デブ君の家まで行って来た」■「そうか」☆「俺、あのヒトが嫌いだった。でも、それは“自分から見た一面”に過ぎなかったみたいだ」■「へぇ」☆「お子さんと楽しそうに、遊んでいた。自分と相性が悪いからって“悪いヒト”って決め付けた俺自身が、幼稚だったと思う」■「そうか」○美「他の用意は、全部出来たわ!!■、牛肉は何処?」■君は、突如“鍋奉行”に就任しました。■「此処だよ!!牛肉は、一旦常温に戻した方が、ウマく煮えるからなー」☆君をソファに残し、■君と○美さんはくっ付いて調理を始めました。■「ほらほら、砂糖は牛肉の上に振り掛けるんだよ」○美「じゃあ、お野菜はいつ入れるのかしら。私の地元では、ほぼ同時だったのにぃ」■「ほらほら鍋の温度を下げたら、肉汁が出ちゃうだろー」☆君は、2人の様子に嫉妬を感じました。☆「俺と★ちゃんは、あんな風に喧嘩しながら仲良くした事が一度も無い」もつれ合う様なカップルの間から、香ばしいお肉の匂いが立ち上りました。
2006年09月22日
(06・5・10から連載中)☆君は、翌朝お婆ちゃんに別れを告げました。☆「色々、ありがとう!!何か、元気が出た」☆婆「わしもだわ!!☆哉の嫁が来るんなら、顔が見たなってまった」☆君は、はっとしました。☆「結婚は、俺だけの幸せじゃないんだね」☆婆「ほうだわほうだわ、☆哉の嫁の顔を見たら欲が出て孫の顔が見たなってまうわ」☆「俺、頑張ってみる。デブ君には、これからちゃんと対面で謝罪してクリーニング代を払うよ」☆婆「ちょっと、待っとりゃあ」お婆ちゃんは、台所の奥から瓶を持って来ました。☆婆「お前は、これが欲しかったんだろ」☆「あっ!!蜂蜜花梨だ!!」☆婆ちゃんは、☆君に不思議な事を言い聞かせました。☆婆「この世は、生まれただけで全てが備わっとるんじゃ。お前の様な親兄弟に恵まれんかった子は、代わりに皆が渡る世間で助けてくれる。わしは、心配なんかせんでな」☆「はい」☆君は、勇気が湧いて来ました。☆君は、自宅近くのコンビニで携帯電話を買い替え■君にデブ君への連絡先を教えて貰おうと考えました。■「☆!!何やってんだよ!!お前、昨夜は電話もかかんないし」☆「携帯電話が、壊れたんだよ。それより、デブ君の連絡先教えろよ」※とても寝食を忘れる位心配していた親友との会話には思えませんが、オトコ同士ってこんなもんです(笑)☆君は、デブ君に電話をかけて次の集会で会う事になりました。※オトコは、“ピラミッド型”に物事を捉えます。デブ君を、仲間だとか年下だとか後輩だとかで括ると“格下の相手に頭を下げなきゃいけない”ストレスがかかります。でも、☆婆ちゃんに叱られた事で☆君はデブ君を“迷惑をかけた集会の先輩”として自分よりも上位に設定しました。なので、すっきりしたのです。あなたの愛するヒトが、会社等の人間関係で悩み始めた時はこれを参考にしましょう。話が纏まったのを見計らう様に、今度は■君から電話が入りました。■「お前、今晩付き合えや。○美が、晩飯作るからさ」☆「う、うん」
2006年09月20日
azareaは、お祖母ちゃん子です。私の母は、(06・4・29日記参照)母子家庭で形振り構わず働いていました。私の寝物語は、亡き祖母の人生そのものでした。勉強もままならなかった子守りばかりの子供時代・弟の病死・バイオリン弾きへの初恋・問答無用の見合い結婚・夫の浮気の連続・強烈な夫の愛人達との事件簿・戦争・祖母の才覚で陸軍軍人とさえ渡り合った商売・闇市で死に掛けた話・戦争の悲惨と使用人達の戦死・戦争の飢えから来る義妹の冤罪と発狂・伊勢湾台風・・・。それらから掴み取った“真実”を、飾らない言葉で残しました。☆婆ちゃんには、その光景をそのまんま投影しながら描かせて頂きます。島田洋七さんの「がばいばあちゃん」には、適わないけれど(爆)(06・5・10から連載中)☆君は、お婆ちゃんが作ったご飯を食べ古い木のお風呂に入りました。寝床も、ちゃんと敷いてありました。※オトコを回復させるのは、“静かな時間”です。寝息を立てる☆君をそっと眺めてお婆ちゃんは思い返してみました。☆婆「考えてみると、不憫な子じゃ」今から33年位前、お婆ちゃんの前に突然妊娠した娘が帰って来ました。彼女は、驚く母親を横目に長男(☆君のお兄さん)を産みまた家を出て1年後には再び☆君を身ごもって戻ったのです。さすがに、お婆ちゃんは泣いて怒りました。☆君のお母さんは、心を入れ替えたのかそれから暫くは平穏な毎日が続きました。☆婆「☆和(←☆君のお兄さん)は、まるで☆子(←☆君のお母さん)の生き甲斐になる為に産まれた子みたいな子だったわな。今思えば、母親が自分を嫌って出て行ったら弟も寂しいで必死だったんかな。手は掛からんわ手伝いはするわ成績は良いわ運動も出来る・・・その子が、20前で死んでまうとはなぁ」☆子さんは、相手側から慰謝料が入ると、それで遊び暮らしました。見かねた☆婆ちゃんが、「あんたは、これから☆哉を育てて行かないかん!!」と詰った時です。☆子「何で、☆和の方が死んだのよ!!こんな子(☆君)が、このお金よりも当てになるって言うの!!」その言葉を、多感な高校生だった☆君も聞いていました。☆婆「そりゃ、良う出来る☆和に比べたら☆哉は目立たん子だわ。ふんでも、我慢もする優しい子だと何で考えたれん」☆子さんは、これ見よがしに慰謝料を全部持って次男を置き去りに都市部へ出て行きました。☆婆ちゃんが風の便りで聞いた噂では、男を取り替えたり事業をやりかけてお金を騙し取られたりの様子です。☆君は、大学にも進めないまま寮がある会社に入りました。☆子さんは、時々思い出した様にヒステリックな電話をかけていましたがそれも☆君から切られてしまいました。☆婆「まぁ、元を辿れば年食ってからの一人娘を甘やかしたわしが悪かったんだわ。たった2人の母息子なんだで、このままではいかん」☆婆ちゃんは、死ぬまでにまだ“やるべき事”が残っていた事を痛感しました。
2006年09月18日
(06・5・10から連載中)■君は、携帯電話を手にすぐ○美さんがいるキッチンに戻りました。○美「どうかしたの?」■「☆にかけた電話が、全然通じないんだ。あいつは、普段点けっ放しなのに」○美「様子を見に、あなたが行ってあげたら?」※あなたの愛するヒトが、普段の彼らしくない迷い方をしている時は一度だけ強い口調で示唆してみましょう。さらに、○美さんの様にあなたの彼をお話の中心(主人公)にしながら提案するとより有効度がUPします!!悪い例「ぐずぐずしないで、さっさと行きなさいよ!!」「☆君に何かあったら、あなた責任取れるの?」※「オトコは得だ=オンナは損だ」と提唱する“似非フェミニズム”にどっぷり漬かっているといつの間にか何でもかんでも恋人やご主人の“揚げ足取り”に終始するだけの嫌ぁなオンナになってしまいます。■「そうだな。○美、ありがとう」彼は、再び家の外に駆け出して行きました。※ある女性は「彼と1日中、自宅でべたべたするのが愛だ」と考えました。その事を恋人に強請ると、彼も同意しました。入籍して(彼女の)実家に押しかけた2人は、仕事も辞めただひたすら部屋に籠もりました。1年後、あらゆる友人も社会性も失ったカップルは言い争いを繰り返し離婚してしまいました。この夫婦は、閉塞状況に陥って2人の時間を豊かにする土台を失ったのです。40分後、☆君のコーポの階段を駆け上がった彼は不審感に囚われました。彼が、自宅に帰った気配がまるでありません。■「やっぱり、バイクも駐車場に残してある。鍵だって、いつもの植木鉢の皿の上にそのまんまあるじゃないか」彼は、城跡公園まで走りました。勿論、閉園時間を過ぎた公園の門はすでに閉ざされています。■「☆、☆・・・いったい、何処へ行ったんだよ!!」☆「うわぁ」彼の目の前に、一面の可愛らしい花梨の花々が乱れ飛びました。でも、それは幻影でした。☆婆「こらぁ!!お前、庭先で何やっとるだ!!」☆「はっ!!お、お婆ちゃん・・・」でっかい声を出したちいちゃな老婆が、どんぐり眼を見開きました。☆婆「あらま、☆哉!!何があったのー!!」※☆君は、どうやって実家に辿り着いたのか覚えていません。極度のストレスがかかった時、ふっと瞬間移動した様にある場所に来てしまう“遁走”です。☆婆「まー、上がれ上がれ!!」☆君は、お婆ちゃんに誘導されて畳のお部屋に座りました。☆婆「今頃、何だぁ。腹が減っとるだろ」※明治・大正・昭和のヒトビトは、とにかく相手が“ちゃんと食べて寝て清潔か”を気にします(笑)ものの15分も経った頃には、☆君の前にちゃぶ台が置かれて「ビール・胡瓜の古漬け・ご飯・大根と里芋の煮転がし」が並びました。さらに「お前、こーゆーもんが嬉しいだろ」と真っ黄色の特大オムレツも添えられました。※○美さんの手料理もそうですが、相手に対して精一杯提供する姿勢が100の言葉よりオトコ心を動かすのです。☆「俺は、お酒なんか飲めないよ」☆婆「じゃ、わしが飲むわ!!本当に、嬉しいなぁ。まるまる10年は、逢っとらんかったなー」☆「うん!!」お婆ちゃんの日焼けしたつるつるした丸顔を眺めたら、☆君の内側から元気が沸いてきました。☆「不思議だな・・・この笑顔が、誰かに似ている気がするんだけどな・・・」☆君は、お皿を突付きながらぽつぽつと語りました。★ちゃんと言う、好きな女性が出来た事。デートに失敗して、彼女の父親に罵倒された事。親友、■君の不可解な言動。☆「俺、あんな連中に悩ませれたく無い。あんな連中の考え方なんか、判らない」お婆ちゃんは、彼の頭をお箸で叩きました。☆「い、痛てっ!!何をするんだ!!」☆婆「お前、そのおデブさんにきちんとご挨拶しなかんがや」☆「・・・」☆婆「お前の為に、服は汚れるわ走り会(←マラソン)も中途で終ってまったんだろぉ。ほんなら、ちゃんと謝れ」☆「・・・」お婆ちゃんは、黙って俯いている☆君の頭をもう一度お箸で叩きました。☆「痛てっ!!」☆婆「そのお嬢さんのお父さんも■さんもおデブさんも、それぞれ“お前とは違う考え”があるんだで。それとも、逢う人逢う人お前をちやほやしてくれるばっかだと思うんか」☆「・・・」ふと考えると、☆君はいつの間にか“自分に甘い”ヒトビトばかり相手にしていました。確かに、広い世界には自分と考え方や間合いが違うヒトビトだっていて当たり前なのです。☆「俺が、間違っていた」☆婆「ほうかほうか」
2006年09月17日
(06・5・10から連載中)☆君は、デブ君にぼろ雑巾の様に摘み上げられぶつぶつ言われながら医務室まで連れて来られるとベッドの上に投げ込まれました。デブ「あー、今日は最低だ!!お前のせいで!!」☆「・・・」彼は、お礼も述べずぼんやりと天井を眺めました。何時間、経ったのでしょう。彼は、携帯電話を握り締めました。いつもは、何の躊躇も無く気軽にかけている■君の番号が点滅しています。でも、チビ君とカップルになり自分を黙殺して去っていった彼の姿が暗い雲の向こうに隠れている気がしました。彼は、震える手で勇気を振り絞ってボタンを押しました。留守番電話音声「この電話は、電波が届かないか電源を切られ・・・」☆「くそぉ!!裏切りもの!!」☆君の携帯電話は、空中を舞い壁にぶつかって壊れました。彼が起き上がって見ると、公園には人影も無く皆がとっくに帰っていました。○美さんが帰宅すると、■君がキッチンで“独り飲み”をしています。彼女は、彼の様子がおかしい事に気付いていました。○美「ちゃんと、冷えたの飲んでる?」※男性は、良かれ悪かれ脳内が“一色”に染まり易いのです。正直、この場合■君はお酒の味なんか感じてはいません。でも、○美さんが■君の“状況を知りたい”不安感を解消しようと質問攻めにすれば彼は席を立って彼女がいない場所へ移動しようとするでしょう。そこで、彼女は「(■君が)どう答えたって、取り立てて構わない質問」をしたのです。■「うん。冷えてる」○美さんは、それ以上何も言わずちょっと笑顔を見せて夕食を作り始めました。彼女の背中に、■君の呻く様な小声が微かに聞こえました。■「本当に、俺は・・・最低の人間だ・・・」○美さんは、聞こえない振りをしました。さっぱりしたサラダをまず用意して、彼のテーブルにそっと置いておきました。■「でも、あいつを完全に突き放さないと見えない光があるんだ・・・」○美さんは、■君に意識を集中させながらもただ黙々と調理に集中していました。■君が、突然立って携帯電話をかける気配が伝わって来ました。■「あれ!!」○美さんの側を、血相を変えた■君が風の様にすり抜けて戸外へ駆け出して行きます。○美「・・・」彼女は、急いで煮込んでいたお鍋の火を細めて少しゆっくりめにスローダウンさせました。
2006年09月16日
06・5・10から連載を始めたこのシリーズも、遂に100回を迎えました!!こんなちっぽけなブログにお越し下さる読者の皆様に、改めて感謝申し上げます。☆君&★ちゃんのラブ・ストーリーは、まだまだ続く予定です。不器用な2人ですが、今後共よろしくお願いいたします。azareaなりに、それぞれ“脳内キャスティング”がありますが(爆)皆様もご自分自身や憧れの女優さん&俳優さんを思い浮かべながらお楽しみ下さい。あれからの☆君は、水曜日・土曜日は必ず■君から呼び出されて他の男達と何やら“特訓”めいたものをさせられました。☆君は、■君にこれがいったいどう言う事なのかどんな意味があるのか聞きたい気持ちを何度も飲み込みました。■君は、大男から因縁を付けられては罵倒され通しでした。ある時は、足に捲いたテーピングを皆の前で引き裂かれ笑いものにされました。☆「あいつ、高校時代は陸上部のスターだったじゃん!!何で、あんな姿になっちゃうんだよ」☆君の歯がゆい思いとは裏腹に、■君は無口になって行きました。大男「お前等に、名前なんかいらん!!チビ・デブ・ハゲそれから・・・」大男の独断で、☆君は“サル”■君は“タコ”と命名されました。そんなある日、2人一組で足首を縛られ人気の無いコースを走る事になったのです。☆君は、■君と組むつもりで彼の方に目をやりました。ところが、■君は何故かその視線を避ける様に離れるとチビ君とコンビになってしまったのです。☆「え、えええ~~!!」☆君は、仕方なく余ったデブ君と組む事になりました。☆「◎山です、よろしくお願いします」デブ「ちぇ!!」デブ君は、さも嫌そうにそっぽを向きました。☆君は、嫌な予感に襲われました。自分の身体の奥で、動機が早まり偏頭痛が始まります。それでも、何とか駆け出しました。大男「サル!!きょろきょろ脇なんか見るんじゃない!!」大男は、☆君ばかり罵ります。デブ「はぁはぁ、このヒト(←☆君)協調性が0だよ!!鈍いし、走り難い!!」☆君は、常日頃デブ君の様な横柄なタイプの人間は大嫌いでした。そう思うと、遂にはデブ君から異様な体臭が立ち上る気さえして来ます。やがて、☆君は軽い吐き気を感じました。デブ「ボスぅ!!(←大男)このヒト、何だか震えちゃってますよぉー。変なヒト!!」ゴールは、決まっていません。ただ延々と、いつ果てるとも知れないコースが続きます。デブ「う、うわぁ!!」突然、☆君が倒れました。☆「・・・」彼は、無言でしたが頭部を直撃する様な強烈な痛みに砂地を転げ回りました。呼吸が荒くなり、☆君の口からは泡が溢れました。デブ「う、うわぁ!!汚ったねぇ!!堪んねぇよ、こんなクズ!!」大男「ったく、デブ!!そのまま、お前が医務室に連れて行ってやれ!!」デブ「お、俺がですかぁ」☆君が、救いを求める様に■君を見上げた時彼は無言のまま横を向きチビ君と走って行きました。
2006年09月14日
(06・5・10から連載中)いよいよ、★ちゃんが任されたお店“カフェオレ”の本オープンが近付きました。□滝「やっぱ、店名からお洒落な看板にしてみました」★「生木のお色って、こんなに風合いが豊かで気持ちが良いものなんですねぇ」△崎「いやー、お前みたいな便利な“何でも屋”が親友で助かったよ」□滝「けっ!!こっちは、ちゃんと特別手当だって貰えたし仕事としてやっているんだよ!!」※ふっ。いつもながら、オトコ同士の掛け合いは喧嘩腰です。でも、よーく聞いてみるとちゃんと双方のプライドを守りあっているのです。■坂「○田店長、◎学園の部活動顧問の方々からオファーが入っています」賑やかで活気が溢れる店内で、また○峰さんは溜息を吐いていました。ただ、以前の彼女と違うのはその姿を△崎君が見つめていた事です。△崎君は、さりげなく彼女に近寄りました。※あなたを愛する男性は、あなたの側に“何となく”近付く機会が多くなるものです。△崎「どうした?」○峰さんは、彼が言葉をかけてくれた事を感情では嬉しく思いました。でも、やはり素直になれません。○峰「はぁ?生理でもないし別に何も無いわ!!邪魔だから、どいてよ」※占い師さんをしていると、こんな女性達があまりにも多いのです。せっかく、彼とお話出来る数少ないチャンスが巡って来ても悪態ばかりついているうちに相手を遠ざけて行ってしまいます。良い例まず、彼を見上げ(または、覗き込み)微笑みましょう。「ありがとう(ございます)」これは、相手の“気遣い”に対する“お礼”です。彼は、気分が良くなりこれからもあなたに関心を抱きたいと願うようになります。後は、その時々のあなたの新鮮な話題を軽く添えましょう。「昨日、ちょっと夜更かししちゃった」これによって、彼はあなたとの共通の話題を増やせます。※職場なので、基本的には長々とお喋りせずアイコンタクトや微笑で爽やかに纏めます。あなたも、愛する彼から「また、話したいな」と思われる素敵なシンデレラになりましょう。△崎「今夜も、ビア・ガーデンに連れて行くよ」この囁きには、さすがの○峰さんも抗えませんでした。※女の子をクドく前に、azareaのフリー・ページ「幸せな恋の作り方」のモテるオトコ編にお目を通して下さい。その上で誘う際には、こんな“単刀直入”が案外功を奏します。ぶっちゃけ、驚いて断るタイミングを逸するからですね。悪い例「俺、仕事が終ったら飲みに行くよ」うーん。これで、“誘ったつもり”になる男性がいます。女の子にしてみれば、「はぁ?何で私が、あなたの今晩の予定を奥さんでもないのに聞かされなくっちゃイケナイの」状態なのです。「今夜」「ビア・ガーデン」「(君を)連れて行く」この3枚カードが揃って繋がって、初めてオンナ心が動くのです。「お前さー、酒が好きだっただろー」うーん。これじゃあ、「飲み会のアタマ数を探している」印象しか残りません。女の子にしてみれば、全然ロマンティックじゃありません。オンナをクドくにはどんな時も、オンナを主役にして話しましょう。良い例「あー、ビール飲みてぇ。お前が隣にいたら、ぐんとウマくなるなー」これ位、言いましょう(爆)
2006年09月13日
占い師さんをしていると(主に、不倫・W不倫で)奇妙な事例があるのです。典型的な、お話を書いてみます。ある女性は、順調に交際していたW不倫の男性を自らのBF達を使って突如暴行させました。実行犯は、被害者から見て全く面識の無い彼等です。これは、言わば"完全犯罪"でした。ところが、彼女は大怪我を負った彼をわざわざ呼び出し「あのオトコ達は、実は私の手下なのよ」と言ったのです。この女性は、彼から豪華なマンションに自由に出入り出来る鍵を渡される程愛されていました。さらに、彼女の子供達は彼からお小遣いまで貰っていたのです。※“オドモ”は、公私の区別が付きません。何と、年端も行かぬ我が子達に自らの“愛人生活”を“見せ付け”ます。最悪の事例では、小学生の息子に“(W不倫を告白して)恋愛相談”していたものさえいました。もはや、非常識も極まった感があります。我が子が生涯受ける心の傷にさえ、無頓着なのが実情です。これは、占い師さんにもどうにもならずその子達を思うとただただ涙が零れます。ぶっちゃけ、負傷した彼を素知らぬ振りで献身的に看病でもして"恩を売る"策略ならまだ理解出来ます。それなのに、襲わせてそれを"あえて"相手に"公表"する心理が私にはさっぱり判りません。彼も、中々"信じようとはしなかった"そうです。彼女は、自分が"犯人"だと"証明"する為にこの男性の目の前でBF達と携帯電話で会話までして見せたそうです。当然、事実だと知ると彼は豹変しました。「私の腕を、"汚らわしい、近寄るな"って払ったの。でも、うふふ。そうやって、怒るのは仕方が無いわよねー」と笑っています。???正直、私には彼女の心理がさっぱり掴めませんでした。彼女は、自らの行動の"動機"をこう語り始めたのです。「私のBF達が私の肉体の魅力で、簡単に犯罪まで犯す事を"判らせて"あげたのよ!!これで、彼のあのマンションを私が丸ごと貰えるはずでしょう!!子供達も気に入っているし、是非あそこが欲しいの」???BF達を使い彼を襲う=マンションが貰える、ここに全く脈絡がありません。私が、質問すると彼女はこう答えました。「彼から、鍵を預かってもう半年経ったのよ!!好い加減、私の気持ちに気付かない彼が悪いと思わない?」これでは、質問の応答にすらなっていません。多くの"オドモ"は、この様にまともな会話さえ出来ないのです。通常の感覚とはかけ離れている戦慄を、毎回毎回覚えます。こんな彼等の言動や犯罪の後始末を、高名な法律家だの思想家だのが「理論」のみで畳み掛けるには限界があるのでは無いでしょうか。azareaは、散々彼女にお話しをしました。「彼の愛情を、暴力で裏切ったあなたはもうマンションも愛人生活もありません」ところが、彼女は納得しません。「はぁ?何で、そうなるのよ!!彼は、私を深く愛しているのよ!!だって、彼が自分からあのマンションを自由に使って良いって言ったんだもの!!」その男性の真心への"返答"が、卑劣な闇討ちだったのです。しかし、私がどう"説明"しても彼女たちの様な"オドモ"には通じません。"オドモ"は、ご自分の持論以外を全く受け入れないからです。さらに、他者への痛みの感覚がありません。“オドモ”達は、むしろ相手に対して自らの行為を“正当化”し“納得させよう”と躍起になります。そこで始まるのは、やはり“論理の逆転”を連続させ聞く側を混乱させる“自己弁護”のみなのです。「私がBFを使ってまで、彼に大怪我を負わせたのよ!!他のオンナは、絶対にそこまで出来ないでしょう」とか「私は、ますます彼にとって“大きな存在”になったはずよ!!私だったら、絶対に彼の事が頭から離れなくなるもの!!」等と主張されます。azareaは、こんな時必ずこう答えます。「あなた自身、ご自分を陥れた人間ともう一度デートしたいだの逢いたいだの思いますか」(しかし多くの“オドモ”は、自らに不利な問いかけ自体を受け付けません)彼女は、自信たっぷりに「だってぇ、もう子供達に転校手続きをさせちゃったぁ。あのマンションから、皆で通い易い方が便利でしょーう」と、これからの自分勝手な計画を喋り続けました。(彼女は、現在では男性の弁護士から警告され二度と近付けなくなっています)
2006年09月13日
(06・5・10から連載中)■君を質問攻めにしたい☆君の肩を、大男がぐいと掴みました。大男「能書きは、うざい。皆、時間が無ぇんだ。とっとと、走れ」☆「え、えええ~~」☆君は、何故か嬉しそうな■君に腕を引っ張られ何がなにやら判らんちんなまんま闇雲に公園内を駆け出しました。☆「こ、これは拉致だよ!!」■「うふふ。お前には、まず基礎的な”筋力”が必要なんだ。心にも、身体にもな」男5人、何周も何周も回り続けました。走りながら、大男は“弱った”メンバー達を意地悪く怒鳴り散らし小突きます。■君は、背中を押されて転びました。☆「あっ!!」☆君が気を取られると彼も足払いを食らいました。大男「ったく、のろのろしやがって!!」☆君の意識が朦朧とした頃、突如として大男の大声が響き渡りました。大男「ほいじゃ、今日は解散!!」他の男達も、無言でさっさと帰って行きます。■君は、公園の中央にある噴水に両足を突っ込んで仰向けに倒れたままへたり込みました。■「へぁ~~へぁ~~」☆「だ、大丈夫かよ!!ええかっこしぃのお前が、そんなになるなんてぇ!!」■「明日も、お得意さんを13件回るんだぁ。こんな足じゃ、もう使いものにならんかも」☆「も、もう止めようよ!!俺に一言の相談も無く、こんな事を始めるなんて理不尽だよ!!」☆君が近寄ると■君の眼から、一筋の涙が零れ落ちました。☆「!!」■君は、☆君の一つ上だった亡き兄と何処か面影が似ていました。常識派で優等生で頑張り屋でスポーツも上手く茶目っ気があって女にもモテる、つまり☆君から見て到底敵わないオトコなのです。その彼が、ぼろぼろになっています。■「俺は、お前を“地獄”に落とそうとしている。もし失敗すれば、お前の人格が崩壊するかも知れない“地獄”だ」☆「・・・」■「だが、お前独りではやらん。俺も、一緒に落ちる。だから、許してくれ」長い沈黙が、夕闇になるまで続きました。☆「判った。俺は、お前を信じる」※この物語にはazareaや不特定多数のヒトビトの実体験を礎に描かれております。私自身、17年にも渡るイジメとその恐怖心から来る引きこもりを脱するきっかけになったのはまず何よりも“仲間(友人)”を信じる事でした。それから、理屈じゃなく身体を丈夫にするのも大事なのです。(azareaの場合は、兄から簡易“ルームランナー”を譲り受けてひたすら走りました)人間は、いつまでも同じ場所にはいないのです。必ず、成長します。☆君が滲んだ宵の明星を見上げた頃、★ちゃんは自室で考え事をしていました。お父さんから横暴に電話を切られた直後の☆君の表情が、彼女の脳裏にも焼き付いていたのです。★「顔面が蒼白で全く表情を失った様な、あの顔は・・・」それは、ただ怒られたから怖かったなんてレベルでは無い気がしました。★「◎山さんとお付き合いを始めた以上、私なりにお引き受けしないと前に進めない山場がありそうだわ」★ちゃんは、人生経験豊かなヒトビトを思い起こしました。○部長・◆堂課長・■坂さん。※azareaも、年長の方々からどれだけ恩恵をお受けしたか計り知れません。自分よりも10歳20歳上のヒトビトを“人生の先輩・友人”として得る恵みは大きいのです。
2006年09月12日
またまた、母を連れての珍道中にお出かけします。天気予報はこっちも現地も「洪水注意報」(爆)
2006年09月06日
(06・5・10から連載中)★ちゃんは、帰宅するとまずうがいと手洗いを済ませシャワーを浴びて洋服も内着に着替えます。※TVとかで、子供達が帰宅するなり夕食の揚げ物等を手で摘む場面がありますがazareaは嫌です。外気は、やはり汚れています。それに、うがい・手洗いを面倒でも済ませてから家族と向き合うのがゆとりや落ち着きを齎すと思います。ソファで新聞を読んでいたお父さんが、居間に来た娘に尋ねました。★父「あ、★。あれから、あのオトコは何やっているんだ」★ちゃんは、静かに聞き直します。★「“あのオトコ”とは、何方の事でしょうか」☆君は、“★ちゃんの”お友達です。父親でも、罵倒はいけません。★父「あ、ああ済まん。◎山さんだよ、あれから進展はあったか」★「デートの後、体調を崩されてずっとお休みされていたみたいなの。心配していたら、さっき伝言がありました」★母「私も横で聞いていたけど、あの時のお父さんの怒鳴り声凄かったわ。恐くなっちゃう」※これは、“感想”です。舅・父親または関白亭主に何か言いたい際は、こんな風にあなたが感じた事をそのまま述べると効果があります。★父「お前等の帰りが、遅くなりそうだったからだろ!!俺は、いっつもこーゆー声だしな!!」★「くすっ!!それは、◎山さんにそうお伝えしました」★母「早く、慣れて貰うしかなさそうねぇ」その時、★ちゃんのお父さんはこう言いました。★父「デートは、ウチか近所にしとけ!!お前等は、危なっかしくて心配でならん!!」※最近、増えているのはこんな会話です。「危なっかしいって、どーゆー意味!!お父さん、私をいつまで馬鹿にするの!!」※「自立しろ!!自立しろ!!」と闇雲に万人を責め立てる“似非フェミニズム”は、何でもかんでも反論する子供達を量産しました。でもこれは、“聴き所”を間違えているのです。この場合、お父さんは娘カップルをわざと“子供扱い”する事で自らの保護・監督下に一時だけ置いています。ヒトが長い人生を豊かに生きるには、“信用”が必要です。親がまず、子供を“疑ってみせる”事で、その得難さと大切さを教えようとしているのです。その頃、☆君は■君に呼び出されて城跡公園を歩いていました。■「おぅ!!☆!!こっち、こっち」☆「お前、何やってんの?」■君は、いつもの“営業マン仕様”のビジネススーツではなくラフなランニングに短パン姿です。■「いんやー、俺様も○美様との挙式までに益々イイオトコになろうと思ってな」☆「ってか、俺は嫌だよ!!第一、そんな暇じゃ無ぇーし!!」腕組みをして、斜め見になった☆君を見知らぬ男性の集団が囲みました。☆「え・・・ええっ!!このヒトビトは、いったい!!」■「お前の為に、俺が召還した“秘密結社”だよ」☆「た、助けてぇ!!」※(母から蹴られる様な)母子家庭に育ち複数の持病を抱え長期に渡って出口の無い壮絶なイジメにさらされたazareaは社会に溶け込むまで皆さんの何倍も時間がかかりました。でも、社会とそこで出逢った多くの方々が私を鍛えてくれ解放してくれたのだと思います。今回から、☆君をモデルに“深い心の傷からの立ち直り方”を描きます。
2006年09月06日
(06・5・10から連載中)△崎君は、不機嫌そうに椅子に仰け反りました。※これは、彼なりの自己表現です。オトコの嫉妬は、みっともない。でも、“自分の為に焼いてくれる”オトコが大好きなオンナは沢山います。あなたも、たまには彼女さんの前で“妬いた振り”をしてみましょう。特にマンネリ・カップルには、刺激になります。悪い例「○男と俺と、何処が違うんだ」(←ねちっこい)「お前は、どうせ金(顔or地位or学歴)目当てだろ」(←決め付け)良い例真剣な眼差しで、20秒位相手を見つめて「俺は、駄目なのかな」と呟く。悲しそうに笑った後、「ああ、○男になりたいな」と呟く。え?俺が、○男(ライバル)より下手に出るのは嫌だ?これは、あなたがあえてライバルを立てて見せる事でオンナの保護本能を引き出しているのです。こんな科白は言えないなら、△崎君の様な“表情”で勝負です。△崎「“真っ直ぐなヒト”だなんて、オンナが言う事はどーも抽象的で判り難いんだよなー」※男性があなたに興味がある場合、彼等は“あなたの好みの男性のタイプ”や“あなたがオトコを好きになる状況”等を何かと聞きだそうとします。煩がらず、愉しんで答えましょう。★「くすっ!!だって、私と◎山さんは“出会い系サイト”で知り合ったばかりなの」△崎「え、えええ~!!○田店長が、“出会い系サイト”だなんて!!そ、そんなにオトコに飢えていたんですか!!」※“出会い系サイト”は、真面目なものから売春斡旋すれすれのものまで格差があります。★「私は、○○(←サイト名)だったの。無料で良識的で安全だったから」△崎「へぇ。○田店長に出会えるんだったら、俺も今すぐ入会しますよ!!」※女の子は、物事を自分に引き寄せて思考する癖があります。△崎君の様な言い方は、その“習性”を逆手に取ったものです。大多数の会員から、★ちゃん独りに素早くズームアップする事によって"揺さぶり"をかけるクドき文句ですね。これなら、大抵のオンナゴコロがどきんとします(笑)その頃、☆君は職場の昼休みカフェオレを抱きながら独り言を話していました。☆「俺は、★ちゃんのお父さんが恐い。でも、問題はそれだけじゃないんだ」カフェオレ「くぅーん」☆「俺は、あのヒトが・・・俺の母さんが、もっと恐い」カフェオレ「くぅーん」☆「★ちゃんとあのヒト・・・あのお父さん・・・もう、俺は駄目かもしれない」カフェオレ「くぅーん」☆「馬鹿だよな、俺。結婚ってどうしても家族を通らなきゃならないんだな」カフェオレ「くぅーん」老犬は、☆君の翳りをただじっと見上げていました。
2006年09月05日
(06・5・10から連載中)★ちゃんは、☆君からのメールや電話が途絶えてもそれに対しての不安感や不満等を何もご両親に話しませんでした。普通に自宅と職場を往復しながら、“表面上”何事も無く過ごしていました。彼女自身は、(■君が読み上げた)あの2通のメールを出した後は静観しています。★「☆君が、もし私や私の家族が嫌になったのなら無理に働きかけても無駄だわ」※もし、あなたが将来結婚を予想している男性との間にトラブルが起こった場合それが多少連絡が遅れた程度なら黙認された方が賢明です。悪い例「また、彼から電話が来ないのよ!!」「また、彼ったら私からのメールを無視したのよ!!」こんな不平不満をすぐ友人やご家族にぶつけてばかりいると、誰もがあなたと彼の恋愛に“不安で不愉快”なイメージを持ってしまいます。あなたの親友やご両親は、彼に逢う前から“交際に反対する”スタンスに立ってしまうでしょう。ある日、★ちゃんがお昼休みに携帯を覗くと彼からの着信と短い伝言が残されていました。☆「ご心配をかけて、すみません。遊園地、楽しかったですね。また、是非お逢いしたいです」★ちゃんは、かなりほっとしました。△崎「○田店長、どーしたんですかぁ。携帯電話なんか見つめながら、ニヤニヤしちゃってぇ。◎山さんのオール・ヌードでも、届いたんでしょーう!!」★「嫌だわ。△崎主任、こんなとこでランチを召し上がるんですか?」△崎「それは、こっちの科白ですよ。こんな駐車場の裏側に腰掛けていたって、お水一杯出て来ませんよ。あそこのうどん屋、結構ウマいですよ!!さぁ、行った行った!!」★ちゃんは、△崎君に引っ張られる形で向き合いながら昼食を取りました。△崎「2人で逢うのは、初めてですね」★「何か、私にお話でも?」△崎「えー。仕事方面からプライベート方面まで、あれやこれや」★「良かったら、おっしゃってみて下さい。これでも、店長の端くれですからね」△崎「・・・」彼は、お箸を置くとかなり長い間無言で★ちゃんに熱い視線を送りました。※で、出たぁ!!“オトコの流し目”作戦!!でも、これは容姿・実力共にかなーりご自分に自信があるタイプにしか出来ない技ですね(笑)何も、べちゃくちゃ喋るだけがコミニュケーションでは無いのです。沈黙が、相手を引き寄せる事もあります。オトコだって「自分が彼女からどう見られるか」計算してみましょう。あなたのイロケが、ぐぅんと上昇する可能性がありますよ(爆)
2006年09月03日
(06・5・10から連載中)2日後、■君が寄ってみると☆君は変わり果てていました。顔はむくみ、髪はぼさぼさで髭もまばらに伸びています。■「仕事も、休んでるのか」☆「昨日、リーダーから電話があった。勝手に、会社の方が風邪だって誤解してるんだ。逆に心配されちゃって、“この機会に、お前の溜まってた有給使っとくから”だとさ」■君は、仕方なくベッドの端に腰を下ろしました。日頃は、まーまー片付いている彼の部屋がゴミで散らかっています。※所謂、プチ鬱状態みたいですね。■「飲み慣れない、酒なんか飲んじゃって。第一、これは料理酒じゃないか。馬鹿な奴だ」☆「俺の事は、もう見捨てたんだろ」■「★ちゃんは、何て言ってるんだ?」☆「電話は切ってあるし、パソコンは開けていないもん」■君は、酸っぱい表情をしながら渋々パソコン・デスクの前に座りました。■「2通、届いてるよ。“無事に、帰られましたか。父は、ああ言う言い方が普通なんです。びっくりさせちゃって、ごめんなさい(笑)”それから“この車のお帽子を見る度に、楽しい気持になります。また、お出かけしたいですね。お電話でもメールでも、お待ちしています”」☆「そのうち、来なくなるよ」※メールの内容から、■君はまだこの恋愛が死んでいないと確信しました。デートの失敗が原因で、男性が振られる場合幾つかのパターンがあります。1彼女から、連絡が来ない。(TELやメールは、出ない)2彼女から、やや丁重過ぎる“デートの御礼”が来る。※この挨拶は、別れの前兆か表明です。★ちゃんのメールは、このどれにも当て嵌まりません。■「お前は、それで気が済むのか。★ちゃんは、この世の中に2人といない女性だぞ」☆「・・・」■「愛は、2人の間にあるものだ。お前がもし★ちゃんを棄てたいなら、はっきりと別れの言葉を言え。お前には、それだけの義務と責任がある」その瞬間、ダムが決壊した様な叫び声が上がりました。☆「別れたくなんか、無いよぉぉ。でも、俺は★ちゃんのお父さんから“話にならん”って言われたんだ!!」■「・・・やっぱり、そうだったか・・・」※母子家庭で育ちこぢんまりした家庭で穏やかに暮らしていた☆君は、突然巨大な渦に放り込まれました。彼の兄が、自殺者の巻き添えで事故死したのです。警察・証人・加害者側がお互いに“証言”を二転三転する中、マスコミも押し寄せました。ナイーブな高校生だった☆君は、粗暴な男達にもみくちゃにされ母親は精神を崩壊させました。PTSD。彼は、他人の怒鳴り声や罵倒に耐えられないのです。■「もう一度、★ちゃんの事だけ考えてみろ。“話にならん”って、向こう様がおっしゃったんなら別に話さなくたってイイだろ」☆「★ちゃんの、お父さんなんだぞ!!口を利かない訳にいかないよ!!」■「じゃあ、話せ。納得行くまで、話せ」■君は、☆君の肩をぽんと叩きました。■「ほんの4ヶ月前までは、オンナと会話も出来なかったお前が今じゃ★ちゃんに楽しい思い出を残して“お電話を待っています”って言われているんだよ」ほんの少しだけ、☆君の頬に赤みが差しました。■「それに、お前にはこの守護神・■が付いてるんだぞ!!俺様が全力を傾けりゃ、★ちゃんのお父さんだってお前が好きで好きで堪らなくなるさ」思わず、☆君はぷっと吹き出しました。☆「そ、それも嫌だよぉ」2人は、顔を見合わせながら大笑いをしました。
2006年09月01日
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