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本日のワインは、モンテファルコ・ロッソ・リゼルヴァ2007年、生産者はペルティカイアです。モンテファルコ・ロッソをと聞いて何時も思い浮ぶのは、ウリというか特徴であるサグランティーノの比率の低さです。大体15%位が一般的なのですが、ウンブリア州の一番特徴的な品種であるサグランティーノの比率がたったこれだけでいの?なのです。トスカーナ州の代表的な品種であるサンジョベーゼの比率が7割なのに、です。でも、このワインを飲んでしみじみ思いました。これで充分だと・・・。因みに、このワインのセパージュはサンジョベーゼ70%、サグランティーノ15%、コロリーノ15%です。さて、感想です。密度の濃いそうな深みのあるガーネット色。グラスからは、熟したプラムやサクランボのコンフィチュール、絵の具、バニラというか木の柔らかい香り。口に含むと、やはり赤系果の濃厚な香りに加え、白胡椒などのスパイス香も。味わいで前面に出てくるのはサグランティーノ。オーケストラでいうとメインパートなのですが、サンジョベーゼの下支え、すなわちベースの部分が無いとここまでエレガントにバランスよくまとまらないと思います。15%のサグランティーノを活かす為の70%のサンジョベーゼ(+コロリーノ?)。モンテファルコらしい、素晴らしいワインだと思います。購入価格3千円弱は安すぎです。
2012.09.30
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本日のワインはバローロ2008年、生産者はリヴァ・レオーネです。先日千円台後半のバルバレスコを紹介しました。バルバレスコとしては?だけどネッビオーロを気軽に楽しめるレベルとしては合格!な感じでした。こちらも1980円と王のワインたるバローロにしては超安安で、D.O.C.Gの規定上、大抵のキャンティよりも手間が掛かっている筈のバローロ/バルバレスコとしては寂しい限りの価格となっています。嬉しいけど。さて、感想です。透明度の高い、深みのあるガーネット色。グラスからは、スミレの花、絵の具などの香り。口に含むとシロップ漬けのブラックベリー、熟したプルーンの果実香。ハーブ、甘草のリキュールと強いミネラル、白胡椒にバニラとなかなかしっかり香っています。酸もタンニンも強いのだけど、果実味がとても優しく全体で調和している感じ。ん・・わりと美味しいじゃないか、今飲んで。もちろん高級なバローロと比べると深みや質感、重奏感がぜんぜんないけど、それなりにちゃんとバローロしてると思います。高級バローロの1/3以下の価格で美味しさは1/2以上?
2012.09.25
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本日のワインは、グレケット2011年、生産者はラ・ムローラです。マルケ州の生産者なんですけど、このワインはウンブリア州の土着品種であるグレケット100%で作られています。この生産者、日本で露出が多いのが白なので、白専門かな?と思ってHP覗いたらちゃんと赤も作ってました。結構大規模じゃん!とちょっとビックリです。因みにHPは、主にイタリア(国内)向けと外国向けのHPがあって、外国向けには珍しく日本語ページまであります。開ける前のボトルの中をみると細やかな粉末状のものがうよっています。濾過していないのかな?(そんなに高くはないのだけど)ひょっとしたら濃厚系?そして、コルクを抜くと短いながらもやけに下膨れ。でも、グラスについでみると納得できました。はっきり言って微発泡ワインでした。ガス圧が強かったのね。さて、感想です。キレイなイエロー色。グラスからは、枇杷と酵母のような発酵香がします。ひょっとして自然派なの?決して強い香りではないので、自然派があまり得意でないりりた♂でも大丈夫ですが。口に含むと、グレープフルーツ、りんご(シードルのような感じ)、みかん、パイナップルや黄桃など、まるでフルーツバスケット。ミネラルや熟した種を摩り下ろしたようなスパイスも感じます。味わいはコクがあり濃厚。強めの果実味ではあるけれど、しっかりした酸と微発泡の相乗効果で非常に飲みやすくなっています。購入価格千円ちょっとはお得だと思います。それにしても、何処にもこのワインが微発泡であるとの記述はありません。購入店のレビューみても同様。このボトルだけ特別なんでしょうか、結果オーライなんだけど。
2012.09.21
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本日のワインは、ディンダレッラ2006年、生産者はアルデゲーリです。ディンダレッラとはヴェネト州土着品種の名前で、調べてみると、モンテ・ダッローラのレチョートややマアジのトアール等に混ぜられているようです。他の生産者でも使われているかも知れませんが、バルポリチェッラやアマローネのセパージュから言うと、コルヴィーナ、ロンディネッラ、コルヴィノーネ、モリナーラが殆どを占めているので単純に記入されていないだけかも知れませんが、それだけ殆ど使われていない、ってことなんでしょうね。そんな、ディンダレッラを100%使ったワインは世界でもこのワインだけ(年3,000本)・・・・と言うのがウりのようです。さて、感想です。とても暗い色合いのガーネット。グラスからはブラックベリーやスパイス、すっとするタラゴンなハーブ香とブランデーの様な香りが特徴的です。雑味のないクリーンな香りで、既に開いている状態に思えます。口に含むとやはり黒、そして赤のミックスベリーのニュアンス。結構スパイシーで、複雑さを持っているというより「ガシッ」とした男らしさを感じさせられるワインです。また、ミルクチョコレートを思わせる樽香がいい感じで利いています。個性的で美味しいとは思いますが、価格(6千円位)を考えると再購入はないです。ま、経験と言うことで・・・・・。
2012.09.17
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本日のワインはメルロ1997年、生産者はプラネタです。今更説明するまでもない、シチリアを代表する生産者ですが、現在ネレッロ・マスカレーゼやネロ・ダーヴォラ等の土着品種が脚光を浴びているシチリアにおいては、国際品種が中心のプラネタはちょっと陰が薄くなっているような気がします。さて、感想です。深みのあるガーネット色。グラスからは生のプルーンやクミン等の東洋系スパイスの香りがしますが、あまり強くはありません。口に含むと、煮詰めた(やはり)プルーンやぐみ、石榴のような仄かな野趣。熟成香としては土や枯葉のニュアンス。タンニンは細かく分解されているような感じで渋みというよりはむしろ旨みを感じます。対して酸は非常にしっかりしており、レモンやグレープフルーツ等の時が経っても変わり難い要素を感じます。香りも含めて若さと古さが混じり合わず、二層になったように同居している印象を受けました。
2012.09.13
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本日のワインは、ソエンテ2011年、生産者はファレスコです。ラツィオの州境にほど近いウンブリア州にあるワイナリーで、ラツィオとウンブリア両方の地域でワイン生産しています。このソエンテはラツィオ側の畑のようで、表示を見ると「ラツィオI.G.P.」と表示されています。2009年よりEUによるワイン規制の改定で、D.O.C.G.やD.O.C.は、D.O.P.(プロシュットやパルメジャーノ・レッジャーノと同じ)に統合、I.G.T.はこのI.G.P.に変更されているのですが、イタリア人らしく頑固と言うか人の話を聞かないというか、いまでもD.O.C.クラスは旧表示のワインが非常に多いですね。それに比べて普及ラインのワインは新しい表示に変わって行き易いのかな。さて、感想です。淡いストロー色の色彩。グラスからは白い花の香りが漂ってきます。口に含むと桃や梨の果実のほか、ミネラル、ニッキやねっとりとしたハチミツ等を感じますが、何よりオイリーでスパイシーな所が一番の特徴でしょうか。口当たりは非常にサラッとしているのですが、これらの特徴によりフィニッシュにかけては結構重めに感じられるのです。そういう意味でヴィオニエ主体(+土着品種)なのが分かり易いワインとなっていますね。価格は丁度2千円、パフォーマンスとしては価格相応ではないでしょうか。
2012.09.10
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先日、TVで北大路欣也版の剣客商売を見ました。ちょっと固いイメージで、まぁ3周り以上も若い奥さんを貰う様にはみえず、いかにもすけべ好々爺っぽかった中村又五郎さんと好対照でした。大治郎さんはりりたの好きな渡部篤郎さんっぽい、朴訥で不器用な感じ、おはるさんは・・・貫地谷しほりさんも好きなんでまぁいいや。今までと一番印象が違ったのは三冬さん。杏さんの演じる三冬さんはとても現代風なざっくばらんさが前面に出ていて、折り目正しい生真面目っぽい歴代の三冬さんとは一線を画しています。自分的には大路恵美さんが一番しっくりくるのですが、杏さんもなかなか味があっていいと思いました。ただ、殺陣はもうちょっと頑張って欲しいなぁ。と言うわけで、本日のワインは国産、エステート・ゴイチ・メルロ2008年です。グラスからはムラサキの花、オレンジ、そしてミルクチョコレートの香り。口に含むとクランベリー等の赤い小さな果実味が中心の味わい。少し軽めではありますが温かみのあるタンニンとベリー系のキュートな酸を持っています。香りはそこそこ複雑なのですが味わいが若干平坦なのは少し気になります。価格的には400円程高いですが、スペリオールの方が好みです。
2012.09.04
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