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saluvi2002さんより「川頭さんも来るよ~」と古酒ワイン会のお誘いをうけ、先週のこのこと広島まで行って参りました。01)ジュリオ・フェラーリ200002)モエ・エ・シャンドン グランヴィンテージ2002写真はありません。ジュリオフェラーリは柑橘系果実の塊。複雑さと深みでモエシャンを圧倒しました。落ち着き感以外に熟成は感じられず、もっともっと大丈夫だろうなぁ。03)トッレ・ディ・ジャーノ1985/ルンガロッティ04)ストラーレ2002/グアルド・デル・レ前者は恐らくトレッビアーノとグレケット。ドライなシェリーっぽい香りがメインというか殆どでした(笑)。でも、ワインの飲み頃を終えてきれいに収束していく際な感じで、ワインとしての一生をまっとうしたんだなぁと、ちょっと愛おしかったです。ピノビアンコ100%な後者。すこしのドライフラワー的なニュアンスに熟成を感じるのみで、「今」すごくフルーティで美味しい。2002年侮りがたし、です。05)バルバレスコ・ラパヤ1988/ブルーノ・ロッカ右側に羽根がある最後のラパヤとのこと。こちらも果実味、という面では峠を越したイメージです。でも、キレイに熟成したネッビオーロとしての、緻密で厚みのある質感はさすがでした。06)タウラージ・リゼルヴァ1982/マストロベラルディーノ果実味もしっかり残しつつ、枯れ感もちゃんと存在。どちらも楽しめる状態でした。それにしても、マストロベラルディーノの古酒は外れがなく、老舗の凄さを感じさせられます。07)ヴォース・ダイ・チャンプス1998/ヴィエ・ディ・ロマンスヴィエ・ディ・ロマンスの90年台は初めて頂きます。驚くほどの果実味です。酸とタンニンはこなれ感こそありますがまだまだ若く、これから熟成の要素が入ってくる感じがします。08)ドルチェット・ダルバ・トレ・ヴィーニェ1998/ヴィエッティ先に飲んだのがヴォース・ダイだったからなのか、すこしタイトな感じを受けました。しかし、一般には早飲みと言われているドルチェットですが、きちっと熟成するなぁという印象です。09)ソリ・サン・ロレンツォ1970/ガヤ長い熟成により酸・タンニンと果実味は渾然一体となっていました。何と言ってもその絹よりも細やかなで滑らかなテクスチャは流石の一言でした。10)ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・カンポジョヴァンニ1990/サン・フェリーチェ初めてイタリアに行ったときに自分用お土産に買ってきた思い出の1本(その時は1993でした)。自分的にとても嬉しかったsaluvi2002さんのセレクトです。バルバレスコの後だったので、熟成したブルネッロらしい穏やかさと土っぽさがより感じられました。美味しいです。11)ヴィノ・パッシート・レ・ムラーリェ1988/エツィオ・ボヤート?聞いたこともなかったヴァッレ・ダオスタの作り手。驚きのモスカート。葡萄エキスそのものの柔らかな甘さと、しっとりとした酸味が素晴らしい。イタリアワインの奥深さをまざまざと見せつけられた一本でした。12)チンクエテッレ・シャケトラ1996/ジウミン?こちらも全く知らなかった作り手で、先のパッシートよりも8年若いですが、ちょっとシェリー香が入っていました。でも、とても珍しいワインですので飲めて嬉しかったです。美味しい料理と素晴らしいワインの数々、そして何より気のおけない皆さんとの楽しい会話。大変楽しいワイン会となりました。saluvi2002さん、そしてご一緒させていただいた皆様、どうもありがとうございました。
2012.07.29
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本日のワインはカンポレオーネ2005年、生産者はランボルギーニです。かのカウンタック、いやサーキットの狼世代なのでミウラかな、で有名なランボルギーニの造るワイン。いや、ホントに一世風靡しましたね~、マンガもワインも。スクラップブックをめくってみると99年モノ以来の購入。正直、味わいは覚えていなかったのですが何となくかなり濃厚だったような・・・、そして高かったような記憶。今回は3千円台ギリ前半だったので、久々に購入してみました。メルロ50%、サンジョベーゼ50%。さて、感想です。向こうが全く見えない、濃いルビー色。グラスからは、バニラやブラックベリーの濃厚な香が漂ってきます。口に含むと、ワイルド・ブルーベリーを中心としたミックスベリー。インクや白胡椒等のスパイス感、そして少し華やかなバラ。ポプリっぽい所がすこし熟成を感じるかな。記憶の通り、かなり濃厚なイメージなんだけどメルロ由来?な円やかな果実味と柑橘系の酸がしっかりしているのでとても美味しくいただけました。この価格なら上等ではないでしょうか。さて、名古屋は車社会なのか、だからかどうなのかか良く分かりませんが、フェラーリやランボルギーニ等の高級車を良く見かけます。またディーラーも点在している感、あります。アヴェンタドールも展示されているのかな?4千万円オーバーってことは、余生のワインを全てやめても買えないなぁ・・・。
2012.07.20
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本日のワインは、キャンティ・クラシコ2010年、生産者はポッジョ・スカレッテです。イル・カルボナイオーネというサンジョベーゼ100%のトップキュベが有名ですが、2009年よりこのキャンティ・クラシコがセカンドとして、造られています。イル・カルボナイオーネの選別に漏れた葡萄で造られているとのことなので、純然たるセカンドですね。さて、感想です。全体的に紅紫がかった濃いルビー色、かなり若々しげな色合いです。グラスからは、スミレ、インクそしてバニラな香が零れてきますが、他のキャンティとちょっと違うのはヨード香的なニュアンスが強めに感じられるところでしょうか。口に含むと、ブラックベリーを中心とする黒果実、黒胡椒と東洋系なスパイス、タールなどで、香よりも樽の影響は少なめな印象です。タンニンは中~細系がびっしり感じられますが、味わいで特徴的なのは、ちょっと野性味の入ったヒネりのある酸の方でしょうか。二日目にはそれぞれの密度が増したような重厚感がでて二千円ちょっとの価格は元が取れています。同蔵の2007年からリリースしているカポガットの感想はこちら。あと、エノテカ・ピンキオーリ専用のピアントナイア(メルロ)と白のリキアーリ(シャルドネとゲヴェルツ?)があるのですが、唯一日本で残っている「名古屋」のピンキオーリに行けば飲めるんでしょうね~。(はぁ・・・)
2012.07.13
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本日のワインはモンテファルコ・ロッソ2003年。生産者はアントネッリ、ウンブリア州モンテファルコの生産者です。サグランティーノ種100%のサグランティーノ・ディ・モンテファルコが有名ですが、このワインはそのセカンドに当たります。この地域のどこの生産者もそうですが、「モンテファルコ」・ロッソにおけるサグランティーノ比率は非常に低く、コチラのワインでもわずか15%となります。他のセパージュは、サンジョベーゼ65%、カベルネ・ソーヴィニョン10%、メルロ10%です。さて、感想です。深みのあるガーネット色、僅かに褐色掛かっています。グラスからは、スミレ等花々のドライフラワーな香りと柔らかなバニラ香が漂ってきます。口に含むと、白イチジクや杏、ブラックベリーやオレンジ的な果実香。それに枯れた花のイメージと赤胡椒などのスパイシーさを感じます。既にかなりまろくなってきている細やかなタンニンが「びしっ」と豊富、ワインの全体の基幹をなしており、実際のセパージュ以上にサグランティーノの存在を感じさせます。料理との相性はやはり肉料理全般ですが、レンジは広めのようです。バルサミコを使ったようなアンティパスト、トマトソースのプリモなんかにも良く合うと思います。
2012.07.01
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