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いつか、この日が来るとは思っていたが…。今日は、人生28年の中で、最も悲しい日だ。ショックがあまりに大きすぎて、何かを思考することが出来ない。涙が勝手に出てくるだけ。植木等先生!私の眉毛が濃いのも!私の笑い声が人一倍デカイのも!!私の背広が、派手な色や柄ばかりなのも!!!全て先生の影響です!!!!楽しく元気になる歌声を…。腹抱えて笑わせて貰ったコントを…。味のある演技を…。そして…「わかっちゃいるけどやめられない」…という素晴らしい思想を!!本当に有難うございました。昨年の1月、丸ビルでお姿を拝見できた事を一生忘れる事はありません!心からご冥福をお祈りいたします。
2007年03月27日
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元某モー娘の(某はいらねえか)、某未成年がまたまた喫煙してるところが見つかって、ついに事務所をクビになったという。昨年だったか…未成年で喫煙をしてる写真が写真週刊誌に載ったのは。それから1年以上(だっけ?)謹慎をし、この間「そろそろ芸能界に復帰か?」という記事を、どっかの雑誌で読んだ。その直後に、これねえ…。喫煙自体を、とやかく言うつもりはないが、心底反省してなかったのは事実だろう。クビというのは、決して厳しくはない、正しい処分だと言わざるを得ないんだろう。ファンは、ガッカリしてるのかもしれないが。私なんぞ、タバコ吸わないから、それでも吸いたい人の気が、まるで解らない。何か、自分のこの性格だと、一度タバコを吸って、もし気に入っちゃったとしたら…。絶対、肺が真っ黒けになるまで吸いそうな気がしてならない。だから絶対タバコは吸わん!映画とかで、スターがタバコ吸ってる姿は、カッコイイと思うときは、多々あるが…。
2007年03月26日
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12年前の阪神大震災以降、全国各地で大きい地震が結構起きるようになった。各地で甚大な被害が出て、仮設住宅やら一人暮らしのお年寄りの生活問題など、いろんな問題が起きている。それにしても、12年前もそうだが、「猪年には大きい災害が起きる」とか、何かで読んだことがあった。地震だけとは限らないようだが、結構猪年に大きい事件や災害があるみたい。私は、そういうの信じる性質ではないので「偶然なんだろ」と思っていた…。でも、今日、それが現実になってしまった。地震とは、あまり縁がなさそうな、石川県は能登半島沖を震源に、震度6強の大地震。亡くなられた方もいるようだし、怪我とかされた方も、いっぱいいるようだ。私の友人に、石川県在住の人がおり、ものすごい心配になって、さっき電話をかけて、聞いてみた。その友人は、石川県でも金沢におり、話によれば、石川県の中心地では、さほどの被害は無く、能登半島の方が大変だとのことらしい。でも、かなり揺れた(金沢市内は震度4か5だったらしい)とのことで、食器棚の扉が開いて云々…と言っていた。それにしたって、私も驚いた。東京でも少し揺れたし、そのあと津波の注意報が出て、結構な騒ぎだったから。でも…今日の地震で思ったのだが、地震の予知ってのは、やっぱし実現は難しいのかもしれない。あと、迅速に政府が救済措置を取るべきだろう。いつも自衛隊の派遣の手続き(?)とかで、チンタラして、顰蹙を買うんだから。
2007年03月25日
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ったく、バカみたい!あんな偉そうなこと書いて!前回書いた、某タレントのおネエちゃんが、23歳と公言していたのに、ホントは26歳だったという話。日曜昼の、和田アキ子の番組に生出演した際にさんざん否定しておいて、その後に認めるというのは、和田アキ子が怒るだろう、と書いた。今日、ネットでニュース見たら、その生放送に出た後に、「実は、事務所に言われて年齢をごまかしていた」と、和田アキ子に電話で相談をしてたんだってさ。そりゃ、そうだよなあ。普通に考えりゃ。和田アキ子も…「どうでもいいっちゃどうでもいいけど、正直に言えばよかった」…と言ってるらしい。そりゃそうだ、こんな下らない話。これくらいの話で怒ったら「大物」じゃねえもんな。落語だとか、映画だとか、もうちょっと内容のある芸能の話題を書きたいのに、ホント、どうでもいい話で終わっちゃった。でも…何でいちいち和田アキ子に、みんな芸能関係者は、お伺いたてるんだろうな?的確なアドバイスなんぞ、ほとんど出来ないだろうに…。威張らなきゃ、結構面白いんだけどね…。ああいう目上も目下も、全員見下す態度を取ったり、他の人のテレビにゲストで出た場合に、ワガママを言いまくるのは、ホント嫌だし見苦しい、いい年して。…これ以上書くのは控えるか、いくら何でも当人に悪いから。
2007年03月24日
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1・俳優の船越英二氏死去俳優業を退いて、大分経ってしまっていたから、「息子が船越栄一郎」じゃなく「船越栄一郎の父親」という見出しが多かったのに、時代の流れを強く感じた。個人的に、船越英二で思い出すのは、水谷豊が主演していたドラマ「熱中時代」。優しい校長先生の役で出ていた。その校長の家に、何人かの先生が下宿しているのだが、その家の電話が、家の中なのに「電話ボックス」に入っていたのを覚えてる。それにしてもなあ…先々週、先週と2週連続下北沢で、フランキー堺の映画を観たが、その内の2本に出ていて…鈴木ヒロミツ氏もそうだが、「見たばかり」の人だから、結構ショックだった。日本人なのに何となくバタ臭い感じがして、カッコイイ俳優さんだった。私は大映の映画は好きじゃないが、この人と若尾文子(だったと思う)が出演した映画で「妻の日の愛のかたみに」という作品が、印象に残っている。何でか解らないが。息子の結婚(相手)に最後まで奥さん共々反対だったようだが…それは分かる気がする。あの人、頑張ってはいるんだろうが、掃除とか(マ○イ棒だっけ?)、いろいろテレビ出てきて、うるさいもんなあ…。船越英二氏の、ご冥福をお祈りいたします。2・東京都知事選公示ちょうど上に、若尾文子の名前を書いたが、その若尾文子の亭主が、いちばん東京都民をバカにしてると思う、個人的に。ただ石原都知事を降ろそうとしてるだけで、公約とか、後付けだもの。他の候補も、おふざけとしか思えないし。やっぱり、何だかんだ言いつつ、石原都知事が再選されるだろう。誰が都知事になったって、絶対文句なり批判なり、言われるのが当たり前。宮崎県知事だって、当選してすぐの時はあれだけ持ち上げられて、今は週刊誌にボロクソに書かれてんだから。ワンマンだろうが、右寄りだろうが、身内に甘いとか言われても、石原家のカリスマ性(?)で、もう少しの間、東京都政を牽引してもらったほうがいいと思う。3・年齢詐称って今さら何を…某タレントのおネエちゃんが、公式には23歳だと言っていたそうだが、実際の年齢は26歳だったそうな。ネット上では、どこも「叩き気味」ではない感じの記事に受け取れたが…。大体芸能人ってのは、多少は年齢をごまかしてるという話は、前から結構聞いていた。誰とは言わないが。だから、今さらこうやって自らバラして、どれだけのメリットがあるのか、甚だ疑問だ。ただ、日曜日の昼の和田アキ子の番組で、さんざん否定しておいて、今日になっていきなり…ってのは…、芸能界的にはどうなんだろうか?まあ、私は和田アキ子が嫌いなので、キツイ書き方になるが、和田アキ子は絶対に怒るとは思う(苦笑)。「何でお前、ワシの番組でさんざん隠して、今さら何じゃい、ワレぇ!」…というレベルまで怒るかは分からないが。「日本国に住まわせてもらっている」身分で、和田アキ子はどの番組でもホントに偉そうで、何様のつもりなんだろうか?と思うときが多々ある。ただ今度の事は、早いうちに謝罪しといた方が、絶対身の為だと思う(笑)。
2007年03月22日
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さあ、お待ちかねの月曜日だ、月曜日!BS-2の「蔵出しエンターテインメント・ビッグショー」。本日は先週の続きの、この回。「古賀政男 歌の人生劇場・第2部 雄飛篇」昭和51年2月29日放送。先週は、どちらかと言えば「暗めの歌」を中心に構成した回だった。まあ、コミックソングも少しあったけども、「影を慕いて」とか「人生の並木路」とかが中心だったから…。今週は、古賀政男が作曲家として名を成して以降の作品を中心に構成されていた。歌の密度も濃く、改めて古賀メロディーの物凄さを、見せつけられた。また今週は、その歌のオリジナルシンガーが歌ってるものが多く、非常に良かった。いい意味で、期待を裏切られる選曲があって、そこも素晴らしかったと思う。何曲か、当時の若手歌手による歌唱もあったが、その中では、ちあきなおみの「緑の地平線」が比較的アレンジが良かった。このバンドのアレンジで、ベテランがこの歌を歌ってくれれば、文句なし!だったのだが…、贅沢言っちゃあいけないな。また、驚いたのはフィナーレ近くの村田先生の「人生劇場」の途中で、古賀先生が「本気で」泣いていたところ。マイクはオフになっていたが、どう見たって明らかに「声を出して」泣いていた。いろいろ、あったんだろうな…。いい事ばっかの作曲家人生なわけないしね。来週は休みで、再来週は林伊佐緒先生。これはメチャクチャ楽しみ。その次はコーちゃんこと、越路吹雪!多分見応えあるぞ、越路吹雪の回は!あの日生劇場のリサイタル並みの濃密な番組を期待したい。
2007年03月19日
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今日、ちょうど仕事から帰ってきたとき、テレビで「サザエさん」をやっていた。あらま!というか、驚いた。荒川静香が実名で出てたから(笑)。どうも最近、アニメで有名人やタレントがそのまま実名でアニメに出演をしたり、声優をしたりってのが多い気がする。「クレヨンしんちゃん」なんかは、昔からそれがひとつの売り物みたいなもんだから、別にいいのだが…。とうとう「サザエさん」まで、こうなってしまったか…という気持ちが強い。何年か前の夏の「27時間テレビ」内の「サザエさん」で、ナイナイの2人と、SMAPの中居が出たことはあった。でもその時は、あくまで本人役ではなく、声の出演だけだった。だから、実在の人が、実名で出たってのはこれが初めてだろう。何か…「ドラえもん」とかも最近そういったことをするようになっちゃったが、伝統ある「サザエさん」は、こういう、他のアニメと同じようなことをして欲しくなかった。あくまで、個人的な意見だけども…。世間の人は、「すげえ!」と素直に楽しんで見たのだろうが、私は妙に心に引っかかった。
2007年03月18日
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今日は、下北沢に映画に観に行く前に、友人と2人で東京駅の八重洲口に行った。八重洲口から、少し歩いたところにある、大和証券本社ビル。このビルは、東宝マニアにゃお馴染みのビルとして有名である。「社長シリーズ」でも数本、会社の外観として使用され、また「ニッポン無責任時代」以降、数多のクレージー作品に登場しているビル。近いうちに、このビルが取り壊しになるという話も聞き、一度生で見ておこう!ということになって、その友人と2人で行ってきた。…外見も雰囲気も、昭和30年代のまま!涙が出るほど、感激してしまった。これを取り壊すなんて…ホント勿体無いし許せない事だと思う。しかしながら!私がカメラを忘れるという大失態をやらかしてしまった…ああ、私のバカ!…こんなときに頼りになるのは友人である。代わりに、その友人が見事に撮影した写真を載せようと思う(苦笑)。そしてその後、下北沢に行き、フランキー堺の映画を3本(!)見て、さすがにくたびれた。「フランキーの僕は三人前」(昭和33年・東宝)「六人の女を殺した男」(昭和40年・大映)「喜劇・日本列島震度0」(昭和48年・松竹)1本目は「僕は三人前」、昭和33年公開。3つの会社に同時に採用されたフランキーが、3つの会社を掛け持ちして仕事をするという話。それ以上でも、それ以下でもない内容。こんな事を書くのも非常に気が引けるが、本当につまらない映画だった…。脇役も、香川京子・河内桃子・中田康子・左ト全・藤木悠など、東宝にしては若干弱い配役だったからかもしれない。ただ、他の東宝映画に比べると、当時の一般人の生活が細かく描かれていた感じがあった。夏のロケ(?)だったらしく、「三丁目の夕日」以上に、リアルに描かれていた…って当たり前か(苦笑)。2本目は「六人の女を殺した男」。この映画、私は知らなかった。昭和40年公開の、スリラー色の強いブラック・コメディとでもいう感じの作品。フランキーは売れっ子の抽象画家の役。そのフランキーに、いろんな女が次々に群がってくる。ところが、全員が金目当てのロクでもない女ばっかし。前半の3人が偶然…というか、呪われたように死んでいくのに、後半3人はフランキーが自ら手をかけて殺した、というのが何となく中途半端で、ホントに惜しかった。もし6人が全員、偶然に死んだとしたら、結構面白かったと思う。またエンディングがやや長くて、観ててダレてしまい、そこも惜しかった感じ。また、女中役の岸田今日子が無表情で、黒電話を回して、110番するところが面白かっただけに、惜しい作品だった。岸田今日子だけでなく、他の出演女優も(3人目の奥さん役の人は知らなかった)いい味を出していただけに…。3本目は「喜劇・日本列島震度0」。日色ともゑ演じる占い師が、東京に大地震が起こる日を、予言した事から起きる騒動を描いた喜劇。これもまた、消化不良の作品だった…。脇の出演者は結構豪華だったんだが…。若き石橋正次に、財津一郎、南利明、三遊亭圓右(!)、何故か灰田勝彦(!!)まで出てきた。しかし何というか…、作品全体に、当時の邦画の斜陽ムードが漂っていて、どうにもこうにも、見所が薄い感じがした。しかし、こうして滅多に観るチャンスのない作品を観ることが出来て、良かったと思う。こうして考えると…「駅前」とかってのは凄い映画だったんだな(笑)。
2007年03月16日
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鈴木ヒロミツ氏が、60歳の若さで亡くなった。1週間前に、下北沢で観たフランキー堺の映画「こわしや甚六」にモップスが出てた、という話をここに書いた直後だけに、ショックが大きい。1月に肝臓にガンが見つかり、余命3ヶ月とか言われていたらしい。しかし、3ヶ月待たずに、逝ってしまった。ネットの訃報の見出しを見ると、どこも「俳優の~」と書かれていた。でも、一部では「GS『モップス』の~」と書いてあった。分かってるねえ、その記者!私も、モップス(というかGSの)全盛時代は、生まれてないから分からない。親が大学生だったときなんだから、当たり前。でも、モップスいちばんのヒット曲である「たどりついたらいつも雨降り」は、何故か分からないが知っていた。多分、両親のどっちかが歌っていたんだろう。何年か前のNHK「思い出のメロディー」で、鈴木氏がこの歌を歌っていたとき、すでに知っていたから、おそらくそうだろうな。GSの頃の歌は、私にはやや「新しい」歌になってしまうのだが、今回の訃報を聞いて、改めてさっき聴いてみた。この「たどりついたら~」、かなり音楽的にレベルの高い歌だと思った。あくまで個人的な意見だが、外国曲と同格に扱っていいくらいのレベル。今聴いても、ちっとも古臭くない気がする。私は鈴木ヒロミツというと、2時間ドラマのサスペンスもので、刑事役とか犯人役で、よく出てきたという印象がある。あと、確か「なるほど・ザ・ワールド」のレギュラー回答者もやっていたような…。とにもかくにも、「手堅い脇役」という感じで、素晴らしい存在感があったと思う。ミュージシャン…特にGSやフォーク出身の人は、役者として、いい味出す人多いから。とにかく「これから」だったのに…この人の若すぎる死は、ホント痛い。ウチの父親と同い年だもの、いくらなんでも早すぎる。歌手としても、役者としても良かったから、本当に残念だ。明後日の晩に放送される、フジテレビの2時間ドラマに出ているようだが、それが遺作になるのかもしれない。心よりご冥福をお祈りいたします。
2007年03月14日
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お待ちかねの月曜日がやってきた(苦笑)。毎週のお楽しみ、BS2「ビッグショー」。本日の放送は、これまた楽しみの、この回。「古賀政男 歌の人生劇場・第1部 青春篇」昭和51年2月22日放送。亡くなる2年前の古賀先生を中心に、大御所から若手までの歌手が、古賀メロディーを歌いまくる。普通は、どんな歌手でも作家でも1回のみなのに、2回連続という所が、さすがは古賀政男!という感じがする(笑)。NHKはテレビ東京と違い、昔から、現役の若い歌手に、懐メロを歌わせる傾向が強い。この「ビッグショー」は、特にその傾向が強い回だと感じた。オリジナルシンガーは、藤山・霧島の2人のみ。あとは当時の若手が大半の出演者だった。そういう点では、消化不良という感じもあるが、かなり貴重な場面が多く、興味深い場面なども多々あった。大半の出演者は「若けえな~!」と感じたが、五月みどりだけが、今と何も変わってなくて、そっちに結構驚いたり(笑)。もうちょっと、オリジナル歌手が歌ってくれれば、良かったんだが…30年前の番組に、今さら文句言っても、どうしようもない(苦笑)。来週は、今回よりはオリジナル歌手の出演が多そうだから、そっちに期待しよう。
2007年03月12日
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思い出したように、好きな邦画の話を、予告無しにいきなり復活。ホント、気まぐれな奴だと、顰蹙買うに違いない…。まあ、我慢してください。私は「ゴジラ」が好きだ。どんなに特撮が勝っていても、「ガメラ」にはあんまり興味が無い。ゴジラが好きだ。それはさておき(笑)、だいぶ前に「空の大怪獣ラドン」について、このコラムで書いた。「ラドン」は特撮の細かさ、アングルの良さ、全てにおいて一級品だと思う。だが「ラドン」から8年経った、昭和39年に公開された「モスラ対ゴジラ」。この映画の特撮は、超一流だと本気で思う。ストーリー書いてると、結構時間もかかるし、見てない方に悪いので、あえて書かない。だから個人的な、この映画(というかゴジラ)に対する思い入れを書こう。…えっ?「映画を見てない人は、余計に、読んでも意味無いんじゃないか?」って?まあ、確かにそうなんだけど…でも、この映画は私がゴジラ好きになったキッカケの映画なので、熱く語らずにはいられない!勘弁して!マニアの間じゃお馴染みだが、この映画のゴジラは「モスゴジ」として有名。その造形美、登場シーンの迫力、暴れぶり。ホントに素晴らしい。特に倉田浜干拓地の地中から、砂まみれで出現し、名古屋城を壊すまでの流れ。これは全ての日本の怪獣映画の中で、ダントツに素晴らしい場面だと思う。正直、ストーリーは単純だし、一部の特撮はチャチなところもあった、今の目で観ると。しかし!ゴジラやモスラの造形美もそうだが、「どう撮れば、いちばん怪獣がキレイに映るか」ということを考えて、円谷監督や特技スタッフは撮影していたのではないか?…ということを考えるくらい、この映画のゴジラとモスラは美しい。「ゴジラの魅力」を知るには、この映画がいちばんオススメできると思う。平成のゴジラシリーズは、贔屓目に見ても面白くないからねえ…。懐古趣味だと言われてもしょうがないが、やはり昭和のゴジラ(特に最初の4作)が、素晴らしいのではないだろうか?
2007年03月11日
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先週に続いて、行ってきました下北沢!「フランキー堺」特集の第3週。今日も本当は3本立てだったのだが、またまた時間の都合で2本のみ。「ラーメン大使」(昭和42年2月公開・大映)「こわしや甚六」(昭和43年6月公開・松竹)…の2本。私は、どちらかというと、映画は「東宝」が贔屓の会社なので、今日の2本は、あんまり気乗りして観た訳ではない(苦笑)。…案の定、というか、両作品とも喜劇映画としてイマイチだった…。「ラーメン大使」は、フランキーが中国人役。東宝の「喜劇・駅前飯店」や「社長もの」でもお馴染みの、例のカタコトの日本語で喋る。自分の母親が、支那事変時にお世話になった「山川伍長」を探しに、倅のフランキーが日本にやってきて一騒動…というのが大体のストーリー。麻雀が異常に強いとか、アクション場面とかそれなりに面白い場面もあったが、それ以外に…あんまり見所はなかったなあ。脇も船越英二や、三角八郎、渚まゆみ(ハマクラ先生の奥さん)、人見きよしなど、役者が薄くて…。市村俊幸、中村是好、杉狂児(!)など、珍しい顔もあったが、その人の持ち味が全体的に、あんまり生かされていなかった。あと、大映だからだろうと思うが、全体的に喜劇なのに、雰囲気が暗い。こういう空気、「座頭市」とかメロドラマならいいんだろうけど…。凡作ではあったが、まあまあ喜劇としては及第点…といった感じだったと思う。もう一本は、松竹の「こわしや甚六」「甚六」は、「ジンロック」とタイトルにルビがふってあった。そして、いきなりフランキー堺自ら歌う、サイケ風の主題歌で始まる。こちらは脇の出演者が、豪華絢爛で、ホント贅沢なキャストだった。伴淳三郎、小沢昭一、生田悦子、松岡きっこ、石川進、十朱久雄、金子信雄…。主役のフランキーは、会社では能無しのグータラ社員だが、裏の顔は伴淳三郎、石川進と「壊し屋」を営む。フランキーが触ったり、関わったりしたものは、人間関係からダンプトラックまで、何でもかんでも壊れてしまう。だから「壊し屋」なのだが…しかし何なんだ、この設定は。これも「ラーメン大使」同様、喜劇としては凡作だったが、見所は結構あった。特に、ダンスパーティーに逃げ込むシーンが貴重なものだった。演奏していたGS「モップス」に乱入し、当時すでに披露しなくなっていたと思しきドラムソロを、存分に魅せていた。鈴木ヒロミツも、メチャクチャ若くて、パッと見、誰だか分からなかった(苦笑)。その場面で、フランキーと追いかけっこする、ビルの守衛が「ナンセンストリオ」なのがお笑いファンには嬉しい。また、物凄い脇役(ヤクザ役)で、なんと菅原文太が出てたのも、すんごい驚いた。まだ東映で「仁義なき戦い」や「まむしの兄弟」を撮る前の、俳優として、いちばん苦しかったときだと思われる。今じゃ、こんないい加減な役、ぜ~ったいに引き受けないだろうな(笑)。それにしても…2本ともイマイチだった。来週の3本に期待しようっと。
2007年03月09日
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何も月曜夜の「ビッグショー」だけが、BS2の「蔵出しエンターテインメント」ではない!1月・2月の水曜日の特集は、さして興味もなかったので見ていなかったが、今月は渥美清の特集が組まれている。それも今日は、日本のテレビ史に残る伝説の名番組「夢であいましょう」!!これがノーカットで観られるのは、考えてみれば「ビッグショー」以上に凄いことかもしれん。今日放送されたのは、昭和40年7月17日放送の「テレビ以前」という回。この時は、すでに中島弘子が司会を降板していて、黒柳徹子が司会で出演していた。懐かしいラジオ番組がテーマで、コントと歌で構成されており、非常に濃密な30分だった。「シャボン玉ホリデー」や「てなもんや三度笠」も30分番組だが、この頃の番組は、30分でも内容が物凄く、密度が濃い。歌あり、ダンスあり、コントあり、トークあり。今の、トーク主流の薄~い、ゆる~い番組とは、月とスッポン。比べ物にならない。例え、内容がつまらなくとも、密度があるから。濃いもんね、内容が。それにしても、この回は凄い回だった。渥美清の、「宮本武蔵」を朗読する徳川夢声の声色が、あまりに巧いのにまず驚いた。そして、戦後のラジオ番組「陽気な喫茶店」のコンビ、松井翠声(!)と内海突破(!!)の動く姿を初めて見て、ホントにぶったまげた!荒井恵子まで出てきたしね…!!渥美清も勿論の事、黒柳徹子、坂本九、谷幹一、E・H・エリックも、コントを見事にそつなくこなし、見事であった。勢いがかなり無くなってきた頃のVTRではあったが、それでも、これだけ見応えがあるのだから、全盛期は、もっともっと凄い番組だったんだろう。もっと残ってる「夢であいましょう」が見てみたい。あと10本くらいはあるだろうから…。前に「アーカイブス」で放送したやつ、録画を失敗しちゃったんだよなあ(苦笑)。ホントに今の番組、見なくなっちゃった。まずいな、ますます時代の波に乗れない(苦笑)。
2007年03月07日
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いや~、やっと放送に感想が追いついた(笑)。そんなわけで、これから毎週月曜日は、BS2の「ビッグショー」の感想ということになります。乞うご期待!他のことも少しは書かないと、内容がかなり偏ってしまうからなあ…。さて、今晩の「ビッグショー」はお待ちかね!「ディック・ミネ 永遠の青春」昭和51年1月4日放送。前に放送した藤山先生の回は、昭和50年の新春1発目の回だったが、翌51年の1発目はミネ御大。新春は、大物のビッグショーで幕を開けるのが恒例だったんだろうか?ゲストも豪華、選曲も最高。バンドの音も、いい音出してた。文句のつけようの無い、素晴らしい番組だった。何故か、フィナーレの「ダイナ」で、少しだけ走って歌っていたのが疑問だったが、それ以外はホント、ゾクゾクするほど、興奮して見ていた。ゲストも藤田まこと(若い!)に水森亜土(この人は変わらない)に和田肇(!)、バッキー・白片に鈴木章治!!おまけに今は亡き俳優の水島道太郎!!それも御大と一緒に「夜霧のブルース」を歌ってた。演奏は、薗田憲一とデキシーキングス!!この面々で番組がつまらない訳が無い!!ジャズと昭和歌謡を、本当に心から堪能することが出来た。有難い番組だ、ホントにこれは!来週・再来週は「古賀政男・歌の人生劇場」そして1週休んで、4月アタマは林伊佐緒!今から楽しみで仕方がない。
2007年03月05日
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宇多田の離婚は、驚くことなく「そうか」と納得したが、飯島愛の芸能界引退は驚いた。何か、体調不良だけが引退の原因ではないような感じがするが…。さて、NHKの「ビッグショー」再放送。書くのが1日につき1回分だと、だんだん追いつかなくなってきた。明日も「ディック・ミネ」の回があるから、残り4回分を箇条書きっぽく書いてみる。楽しみにしてらっしゃる方、いきなり文章がいい加減になって、大変申し訳ありません!まず5回目の「吉田正・異国の丘から30年」昭和50年5月18日放送。吉田先生もさることながら、出演歌手全員が若くて、まず驚き。渋めの選曲も多くあったが、時間が45分しかないのか、ワンコーラスの歌唱が多かったのは仕方ないのだろうが、残念だった。裏を返せば、それだけヒット曲が多いということにもなるのだが…。フィナーレで、シベリヤに抑留されてた仲間と涙ながらに歌った「異国の丘」は感動した。吉田先生、戦友の一人とと話してる時は、握手なんかしながら「あれっ?わざわざ出てきたの?」とか笑っていた。それが抑留の思い出話になり、「異国の丘」のイントロが聞こえてきた時には、もう涙目になっていた…。亡くなった友のことを思い出したからだろう。6回目は「藤田まさと・詩は心のドラマ」昭和50年8月10日放送。作詞の大名人、藤田まさとの大ヒット曲集。オリジナルシンガーの歌唱が少なかったのが残念だったが、その不満をぶっ飛ばすほど、素晴らしく見応えある回だった。「詩は心のドラマ」のサブタイトル通り、日本人の心に響く、名文句の数々を心から堪能することが出来た。やっぱし、いいなあ。藤田先生の詩は。特に股旅ものが…。7回目は「淡谷のり子・歌ありて…」昭和50年9月21日放送。ものまねの審査員でもお馴染みだった、我らが淡谷先生のワンマンショー!お馴染みの名曲「別れのブルース」に始まり、外国曲を中心に、歌いまくる45分!いや~、感動したなあ。淡谷先生が、もうこの世にいないというのを忘れてしまうくらい、見入ってしまった。特に「夜のプラットホーム」と、フィナーレの「枯葉」、この2曲は本当に見事な歌唱だったと言い切っていい。凄かった。ゲストで出てた藤山先生の、異常過ぎる記憶力(笑)にも、かなり驚いたが…。そして先週の8回目。「藤浦洸作品集・優しさと哀しみと…」昭和50年12月21日放送。これまた淡谷先生の「別れのブルース」がオープニングナンバーだった(苦笑)。当たり前といえば当たり前だが、この日の「別れのブルース」の方が、重厚感のあるアレンジで良かった。藤山・二葉・渡辺・近江といったベテラン勢の歌唱は、どれも素晴らしいものだった。オリジナル歌手ではないが、荒井恵子の歌う「南の花嫁さん」も、とても感動的だった。また、藤浦先生がレギュラー回答者だった「私の秘密」の再現もあったりと、とても見所満点の45分。最高だった。出演者の中には、若手の藤圭子や今陽子もいた。面白かったのは、今陽子が歌っているとき、大先輩の歌手が、こわ~い顔して聞いていたところ。笑っちゃ悪いが、思わず噴き出した。さて、明日はディック・ミネ。そして来週と再来週は古賀政男!いやいや、ホント楽しみ。
2007年03月04日
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続きもんで、書くテーマがあるってのはいい。毎日更新できるから(笑)。月曜夜のBS2・「ビッグショー」の再放送。第4回目は「古関裕而・青春!!涙!!哀愁!!」昭和50年2月16日放送。個人的には、今まで見てきた中で、かなり上位に入る、素晴らしい回だった。行進曲で始まり、ラジオドラマに歌謡曲と、番組の流れも構成も良く、とても感動した。特に昭和39年、東京五輪の開会式で流れた「オリンピックマーチ」を、東京消防庁音楽隊が演奏している時、楽譜を見ながら、ものすごい厳しい顔をしていたのが、印象に残った。穏やかな性格の先生でも、音楽に賭ける姿勢は厳しかったんだなあ…という、凄く思いっきり当たり前のことを(苦笑)。後半の「ヒット曲メドレー」も、4曲ながら流れがよかった。古関先生自らタクトを振って、藤山・伊藤・二葉・岡本の4人が歌いまくる。お馴染みの歌なのに、ピカピカと音が光って聴こえてきたような感じもした。音楽に「正しい」「間違ってる」という括りはないとは思うが、何か「正しい音楽」を聴いたような気が強くした(笑)。
2007年03月02日
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今日は、「ビッグショー」の感想はお休み。久しぶりに喜劇映画の感想文をいこうと思う。1年ぶりに下北に、喜劇映画を観に行った。今、シネマアートン下北沢で催されているのは「フランキー堺」特集。この特集のプログラムを観ると、名作から珍作まで、なかなか面白い番組が組まれており、早速行ってきた。今週、上映されていたのは…「雲の上団五郎一座」(昭和37年・宝塚映画)「君も出世ができる」(昭和39年・東宝)「花のお江戸の法界坊」(昭和40年・東京映画)…の3本。ホントは3本立ての全部を観たかったのだが、時間も無いので、アタマの2本で抑えといた。「雲の上団五郎一座」は、昭和35年12月に、東京宝塚劇場で上演された舞台の映画化。だから勿論、原作クレジットは菊田一夫。様々な本を読むと、オリジナル舞台から比べると、「かなりつまらない作品だ」という評判だったが、そんなに言うほどじゃなかったと思う。…まあ、そのオリジナルの舞台を観てないから、そう感じたのかもしれないが。それにしても、当時の東京・大阪の一流喜劇人が総出演という感じで、とにかく豪華だった。主役が映画はフランキー堺なのが「?」だったが、舞台の主役だった榎本健一を筆頭に、三木のり平、八波むと志、由利徹、南利明、佐山俊二、森川信が関東勢。関西勢は花菱アチャコ、茶川一郎、藤田まこと。女優陣は水谷良重(現・八重子)がいい味出してた。客席も大笑いで、昔の映画館にタイムスリップをしたような、いい雰囲気で良かった。関東勢の面々、全員が腕のある喜劇人ばっかし!「劇中劇」として演じられる、歌舞伎や西部劇のパロディーは素晴らしいものだった。特にフランキーと森川信の「勧進帳」は絶品!「芸の基本が体に入っている」人たちの演じるパロディーだから、素晴らしいに決まってる。ただねえ、舞台から比べたら、3割引くらいの面白さなんだろうけども…。もう一本は「君も出世ができる」本格的ミュージカル映画の金字塔!フランキー堺と高島忠夫の両主演という形で、脇を雪村いづみ、浜美枝、中尾ミエ、益田喜頓、有島一郎、藤村有弘、十朱久雄、ジェリー伊藤らが固めるという、これまた豪華な布陣。感想…「ミュージカル」としては良かったが、「喜劇映画」としては、そんなにいい出来ではない作品だったような気がする。ただ、素晴らしいシーンはかなりあった。個人的には、冒頭の羽田空港で、社長役の益田喜頓を、社員一同で歌って踊りながら見送るシーンが、曲のノリも、カット割りもカッコよくて、非常に素晴らしかったと思う。歌って踊る有島一郎や十朱久雄は、かなりレアな映像だろうと思うし(笑)。有島一郎も、「キングコング対ゴジラ」を思わせるテンションの芝居で良かった。「キンゴジ」の主役でもある高島忠夫とのやり取りもあって、思わずニヤッとしたり。考えてみれば、フランキー堺とジェリー伊藤も「モスラ」のコンビだな(笑)。後半には、ノンクレジットの特別出演で、我らが植木等大先生まで登場!!「これが男の生きる道」をワンコーラス歌ってくれちゃうサービスぶり!!この場面は、客席も結構ウケていた。また、これもノンクレジットだが、オフィスで雪村いづみを中心に「♪アメリカでは~」と歌い踊る場面で写っていた、ペンキ屋の背の高い方の人は、何と「できるかな」のノッポさん(高見映氏)でもある!ただ、当時この作品は、興行的に大コケして、東宝の藤本真澄プロデューサーが…「これを、植木でやれば当たったんだがなあ」…と思わず言ってしまった作品でもある。時代が早すぎたのかな?この作品以降、フランキー堺は、東宝では「駅前もの」や「社長もの」に顔を出す以外は、松竹や大映で主演作を撮る事になっていく。来週以降は、その大映や松竹作品がいっぱいラインナップされている。これも私は未見の作品が多く、楽しみにしている。これから2週間は、下北沢に通うことになりそうだ。
2007年03月01日
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