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野球の話じゃなくてオルガンレッスンです。三代目が代理オルガン弾きを始めたのは昨年の夏。暮れころから地域の偉い?Kantorに習っています。レッスン代の補助が出るので自己負担は半額ほど。10回のコースが終わったら試験、ということになっていました。あと2回で試験はキツイなあ、と思って先生に相談したら、もう10回延長を勧められました。教会が補助を続けてくれるらしいので、がんばって続けます。(お金より才能がある貧乏学生、と誰か突っ込んで。←同志以外には意味不明。)試験に通ったら時給?があがるとはいえ、謝礼は本当に安いです。楽譜代、交通費、レッスン代で赤字かもしれないくらい。でも歌手はいつか声が出なくなる日が来るから、ささやかなりとも鍵盤楽器で仕事ができるようになっておきたいと思います。人前で凄いソロを弾きたいとは思わないけど、小編成のオケで通奏低音を弾けたら幸せだなー。ピアノだとロマン派の作品の厚い和音を掴んだりするのは苦手だけど、バロックだと技術的にはどうにかなります。むしろそのほかの要素の方が難しいような。それが私のオタク心を刺激する・・・・・。オルガンに慣れたら今度こそチェンバロを正式に習いたいです。この楽器、新品で納入され演奏会で1回弾かれた後、補助金を切られて解散したオケの財産整理で売りに出されたもの、オケ関係者にとっては縁起の悪い楽器と言えるかもしれません。おフランス人の指揮者の趣味で阪急電車色です。きれいな絵を描いてもらう前にオケが解散したので、とても地味。だから三代目が試弾するまで売れなかったらしい・・・・・。
2006.04.30
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ベアラオホ(行者ニンニク)でペストを作りました。作り方はジェノヴェーゼの場合と同じ。ニンニク1-2片 (入れすぎると辛くなります。)オーブントースターなどで炒った松の実 大匙2パルメザンチーズ (Gran Padano)できれば塊のまま スーパーで売っている塊の半分くらい70g? 粉チーズだとコクが出ません。塩(自然塩 うちはアトランティック、日本だと荒塩?)適宜オリーブ油Extra virgin 半カップ(多いですか?)をまずミキサーに入れてガランガラン回します。ベアラオホ一束(ジェノヴェーゼの場合はバジリコを一鉢?ドイツでは鉢植えでスーパーの食品売り場に置いてあります。)洗って水を切っておく。バジリコの場合、布で拭きすぎると香りが飛ぶので注意。適当な大きさに切った葉っぱ(バジリコの場合は茎から葉っぱをはずす)を投入してミキサーを回す。できあがり。茹で立てのパスタに掛けていただきます。パスタの湯を沸かす間にペストの準備を始めると、いいタイミングですよ。清潔なビンに入れ、上からオリーブ油を張り、冷蔵庫で1週間保管可能。市販品は松の実をケチってカシューナッツを混ぜてあったり、葉っぱの鮮やかな色が暗くなっていたりします。出来立てを食べると市販品には戻れません。写真は数日前、住み込み弟子ガルーダちゃんの誕生日に。彼女の焼いたケーキと、出来合いのピナ コラーダ カクテルと。
2006.04.29
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三代目がベルリンで住んでいたアパートの真上の隣人だった金髪のドイツ人女医。時々一緒にいる黒髪のノッポの無口ぃーな男が彼氏なんだか、うまく使われている友達なんだか、よーくわからない関係。外科医の彼女は北海沿岸の田舎だの、フィリピンだの、ぴょんやん、ギアナだの、すごい場所を転々と仕事して、アルザスのフランス側にここ数年落ち着いていました。数年前、三代目の敬愛する姉御が彼らにピッタリの名前を付けてくれましたので、今後それをHNとします。金髪の外科医オスカル黒髪の尽くす男アンドレピンとこない方は名作『べるばら』を御参照ください。漫画と違うのは我がオスカルはチビであること。彼女が駆るのは白馬でなくハーレイ・ダビットソン。馬も一頭所有していますが、ポニー。(チビだし。)アンドレ命名の由来は、ここまでやるか、というくらい尽くすから。本が一冊書けるほどイロイロな事があったオスカル。フランス語圏で働きたい、とアルザスに行きました。アンドレはベルリンで働き、彼女の借りっ放しのベルリンの部屋へ植物の水遣りに往復1時間以上かけて行ったり、いつもうまく使われていました。喧嘩ばかりしているくせに、結局はオスカルに尽くしてしまうアンドレ。もう若くないんだし、お互いコレしかいないのに、何年もこういう状態でいるのはなぜ。それはオスカルの昔の彼は、彼氏の鏡みたいな人だったうえ、病気で亡くなった彼を生身の人間が超えるのは不可能だから。ところがオスカル、フランス男に恋をした。女医と看護士、院内不倫。オスカルは独身だけど彼は妻子持ち。三代目が双子妊婦だった頃、電話していてオスカルの様子が変。なんとオスカル、夜中にこっそり自分の勤務する病院の診察室に忍び込み、自分の腹に超音波を当てて胎児を発見したのだった。(医者ならではである。)相手の男はビビッて雲隠れ。彼女は流産の経験があり、不妊症だと思って無防備であった。そこで三代目とタヌキはどう言ったか。『がんばれ、産むんだ。最後のチャンスやぞ。応援するぞ。』励ました後に気になった。アンドレはどう思うんだろう。はい、アンドレ、喜びました。なぜなら、オスカルが彼の助けを必要とするから。赤ん坊の戸籍上の父親になりたいとまで言いました。オスカルは却下。おい、嫉妬しないのかアンドレ。小柄で鼻だけはデカイ男の子が誕生。鼻だから花くんと読み替えましょう。オスカルは父親になりたいアンドレを牽制、世話になっているのに言いたい放題。アンドレの方は平然と『花の父親に会ったけど鼻でかいのがソックリだぜー。』などとぬかします。オスカルさまがベルリンに来る時はアンドレが電車に6時間乗って国境近くまで花を迎えに来てUターンしてみたり、車で送り迎えしたり。前置きが長くなりました。今、花くんはベルリンでアンドレの家に住んで幼稚園に通っています。え・・・・オスカルはどこ?パキスタンで赤十字人道援助やってます。きのう花くんが風疹にかかりました。幼稚園に行けないし、アンドレには仕事が・・・・どうする!アンドレ、パキスタンに電話しました。オスカルさま、平然と言いました。『そう、今フランスで流行ってるんだ。』確信犯か!?病気になりそうな子を預けて国外逃亡。どうせなら同じくらいの歳の子がいる三代目ん家に預けりゃいいのに、アンドレに押し付けるとはー。
2006.04.27
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R.シュトラウスの『アラベラ』。ベルリン・ドイツオペラ、本年2月鑑賞。今シーズンの新演出なんで、混んでました。没落貴族の一家が美人の姉娘アラベラの玉の輿に命を掛けていて、妹娘は金がかかるので男の格好をさせてウィーンで花婿探し、という話。普通の演出だと一家が滞在しているホテルが舞台なんですが、普通じゃない演出が面白いこの劇場、舞台は駐車場です。アラベラのパパの車は1980年代の日産プレーリー。アラベラにアタックするお坊ちゃまくんたちの車は赤いスポーツカー、野性的な金持ちのマンドリカは黒塗り。すごく判りやすいですね。アラベラに片思い中の士官は警官です。どう見てもさえないオッサン、どうして少年の格好をした妹娘が惚れるのか、納得いかない。駐車場が舞台、ということは、話の中に出てくる舞踏会はどうなる・・・・。踊るかわりに坊ちゃんがたとドライブして、これで最後よサヨーなら、と車を降りるんです。妹娘が姉のふりをして片思いの彼と密会のシーンは、日産プレーリーの中。この車、スライドドアです。ドアをバーンと開けたらアラベラのふりをした妹が・・・とバレるシーンが効果的。誤解が解けてメデタシ、というラストシーン。妹の方はメデタシといかないことを暗示しています。そりゃそーだ。この上演、ドイツ語なのにドイツ語字幕が付きます。普段はフランス語やイタリア語の時にしか付かない字幕。でも、すごく助かりました。だって重唱なんて絶対読まないと何を歌っているかわからないし、台本読んでから来る客なんて少数派。ウィーン国立歌劇場や、ベルリンドイツオペラの前の演出でキリ・テ・カナワが歌った時にも観てますが、アラベラってよくわからない性格の人、という誤解が解けました。アラベラと妹との姉妹愛、かなり感動的な台詞がありました。でも、字幕ってそちらにばかり注意が行って、舞台でいろいろ起こる事を見逃すのが困るんですよね。この日のアラベラ、ミヒャエラ カウネ。キリ・テ・カナワのようなプリマという存在感はないけど、丁寧に綺麗に歌う歌手です。マンドリカ役の歌手は凄くやばかった。聞けば急な代役だったとか。それにしても・・・・・。アラベラパパは、博打にはまってどーしよーもない男をこの上なく表現。ママもすさんだ生活が滲みでて、妹は野球帽にトレーナー。歌も演技も揃っていました、マンドリカ以外は。フィアカーミリ、細かい音符が落ちてました。あとで舞台掃除しておくように。(びおら奏者か?!)写真はフィアカーミリ。
2006.04.24
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ドイツにはジャム用砂糖という便利な商品があります。要するにペクチン入りの砂糖。愛用の2対1タイプだと果物1キロに500g入りの砂糖一袋を混ぜて煮る訳です。(普通のは1対1)地下室に蜂蜜や市販品のジャムのビンを集めておいて、夏から秋にかけてジャムを大量に煮ます。自家消費でもかなり減るし、3日で1ビン空けるペースのジャム愛好家の義理父へのお土産にも使えるし。というわけで特売の砂糖を地下室に貯蔵し、ラベルは手書きだとダルイ量になってきたので印刷しています。『商売してるの?』と聞かれることもありますが、いえいえとんでもない、お友達にあげるだけ。ジャム向きの果物が出回る前のこの時期、絶対地元産は出ない果物でジャムを作りました。アナナス=パイナップルで作るピナコラーダ ジャムでございます。大胆に酒1本入れるジャムです。パイナップル1個を割り、中央の筋と皮を取り、身を細かく切ります。ココナツミルク1缶ホワイトラム1本と合わせて重量を計ります。パイナップルの大きさにもよりますが、だいたいこれで1800-2000gになるはず。それに対応する量のジャム砂糖(2対1なら2袋1000g、1対1なら2キロ)を入れます。よく混ぜて煮て、沸騰後2分かき混ぜ続けて火を止める。レモン汁を入れるとジャムがシッカリ固まります。ユルユルになる失敗が多かったので、最近は必ずレモン汁を入れています。熱いうちに清潔なビンに入れ、逆さまに立てて5分以上置きます。これで蓋の消毒にもなるわけ。事前の煮沸消毒はしなくても大丈夫。戻すのを忘れると底に空気、蓋にジャムが張り付くので気をつけましょう。よく熟れた甘いパイナップルを使うと気分は南国。ママ友・びおらちゃんに貰ったレシピにはココナツミルクは入っていませんでした。ココナツミルク抜きでも美味しいので、好みで加減してくださいね。
2006.04.23
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演奏後の打ち上げや移動の車内で、知っている音楽ジョークの交換をするのも楽しみのひとつ。ドイツのジョークには日本だと顰蹙を買いそうなブラックなものや、ある国を茶化したりするカテゴリーもあり、笑いのセンスの違いに最初は戸惑ったものでした。ジョークの世界では金髪美人=馬鹿、東フリースラント人=田舎者もしくは馬鹿、というお約束が出来上がっております。(例・『金髪美人の秘書が使った後のモニターには、修正液がいっぱい塗られている。』)これに差別だ!!とか声を上げるのは野暮。『ミノフスキ粒子』がガンダムの世界の前提なのと同じように、ジョークの世界の構成要素なのであります。音楽ジョークの世界で金髪美人もしくは東フリースラント人の役割を受け持つのはびおら奏者でございます。日本では『貴重な存在』と持ち上げられることの多いビオラ奏者。(ビオラを見たことの無い方は、ヴァイオリンより少し大きい楽器と思ってください。)東宮殿下が演奏されるということもあって、『温厚誠実で紳士』なイメージも重なります。ところがっ、ドイツでは不当なまでに笑いものにされています。『ヴァイオリンをやっていて、ちょっとトロイのをビオラにする。』と思われているんだそうです。そこまで言われてビオラの組合(あるのか?)が立ち上がったりしないで、にこにこと笑われている、人の良いビオラ奏者。上からはヴァイオリン、下にはチェロ、コントラバス(ドイツ語でバスガイゲというのには笑えます。)に挟まれる中間管理職的ポジション、苦労も多いでしょう。(ビオラ奏者を持ち上げる三代目、何かあるのか、と思った皆さん、当りです。ママ友がビオラ奏者なのよん。)では実例をフランスに演奏旅行に行ったオケの連中、せっかくフランスに来たんだからエスカルゴを食べようということになって森へカタツムリを探しに行った。約束の7時になってもビオラ奏者は帰ってこない。夜中に戻ってきたビオラ奏者を心配していた仲間は『おい、おめえ、どこに行ってたんだ?』と聞いた。『いやーエスカルゴを探したんだが、あいつらすばしっこいのなんの、捕まえようとしたらふっしゅ、ふっしゅ、逃げ足の速いのなんのって。』・・・・・・・・・・・・こんなん笑えますか?三代目は笑えませんでした。ではビオラ奏者本人に教えてもらったジョークを。オケの練習の後、ビオラ奏者は自分の席の周りを掃除しなくてはならない。せっかくだからオチをクイズにします。ビオラ奏者はなぜ練習の後に自分の席の周りを掃除しなければならないのでしょうか。 賞品は特にありません。 娘に捕まったエスカルゴ君の写真をUPします。我が家の庭に住んでいるカタツムリ、時々トッ捕まってますが食べられるには至っておりません。
2006.04.21
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貰って困るもの。クリスマスのサンタチョコと復活祭のウサギチョコ。・・・子供が喜ぶからと持ってきてくださる人には悪いのですが、チョコケーキは焼くけどチョコレートそのものは双子に基本的に与えてないんですのよ。それに没収して親が食べるほど美味しくもないので、ケーキやブラウニーの材料として使います。季節商品のチョコはカカオ分が少ないから、ALDIの安いクーベルチュールの方が余程美味しくできるけど・・・。秋、幼稚園の帰り道で拾ったクルミをむいてブラウニーを焼きました。)正統派の復活祭のお菓子?羊型ケーキ(息子がねだったので購入)とウサギパン(知り合いのオバアチャンの作品。
2006.04.21
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ぐりゅんさんのウルム大聖堂での『神様にお願い』のお話で思い出したことを書きます。先日オルガンのレッスンに行く途上のT字交差点、かなりの交通量のある場所に白い布に手書きの横断幕が張ってありました。迂回のお知らせにしては殴り書きすぎ・・・。"Patricia, ich liebe dich!"パトリツィア 愛してる!若い子の告白でした。(下手人は18歳以下に決まっておる。大人はこういう行動に走らないし、この国では18歳で大人なのだ。)うーーん、これを見たパトリツィアはどう思ったんだろう。第一、誰からか判ったんだろうか。字の汚さで誰か判ったとしても、『横断幕見たわ。』と返事しに行く訳がない、つまり上手くいく筈がないと思うんですけどぉ?自分の気持ちを書いて張る、それで気持ちをすっきりさせるだけで、相手がどう思うかの対策が足りないね。一人で暮らしていた頃、留守電に知らない若い女の子がボソボソと愛の告白をしゃべってたり、男の子が『ボクの妹と付き合わない?』、はたまた『誕生日おめでとう。』などのメッセージを残していた事がありました。どうやら若い男の子の番号と間違われたらしい。複数の間違いがあったということは、本人がまちがって教えたのか?!しかし、間違い電話に気づかないのか、君たち!?私の留守電ではチャンとフルネーム名乗ってたし、ドイツ語につづいて日本語でもしゃべってたぞ。理解不可能な言語を聞いて、変だと思わんのか。・・・・きっと緊張して何も耳に入ってなかったのね。ボソボソの彼女は、愛の告白に反応が無かったことに悩んだのだろうか。面と向かって言えないって、ドイツ人にもいるのね。でも留守電や横断幕で相手に向かわず済まそうという根性がイカンのよ。勇気を振り絞って向かい合う勇気に人は感動するのじゃー。若いってドイツ語でいうpeinlich 痛い 失敗と切っても切れない関係にあるのだわね。
2006.04.20
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今年から週2回オルガンの練習をさせてもらっている『ぺてるすさん』(ペテルス教会)の礼拝で、お世話になってるお礼にテレマンのソロカンタータ『歓喜せよキリスト教徒』をヴァイオリンとオルガン伴奏で歌ってきました。実は昔は歌う方としてはバロック音楽にそれほど関心がなかったのですが、チェンバロへの興味はありました。バロックオペラのソロが続いた頃、偶然出物があったのでチェンバロを購入、でも調律に異常に時間がかかるので・・・・放置。(そのうち習おうと思いつつ。)ところが年とともにバロック音楽が面白くなってきました。バロックは音符に書いてある通りに演奏するだけじゃツマンナイ演奏になるような気がします。若い頃は様式感という言葉にビビッてましたが、時代考証を精密に考えすぎると私が歌うのすら間違いになりますからね。(当時は男声ソプラノが歌っていたであろうし、私はノンビブラート唱法という特殊な歌い方はやってません。)『絶対この時代にこれはないやろう!』というような和音や装飾を付けなければOKと思って、繰り返しの部分は自由に即興しています。この自由な感覚が楽しいんです。バロック時代の音楽家は基礎教育が徹底していたので、ダカーポの装飾は歌手に任されていたんです。今の歌手には当時のような素養がないので、装飾ができない、だから反復が退屈。なーんて言ったら生意気でしょうか。バロックの専門家だけに演奏させておくのは勿体無い宝の山、だと思っています。ロマン派も現代もやる人間なりのバロックを目指したいです。バッハもテレマンも歌がまるでヴァイオリンみたいな扱いなので、嫌だって人は多いんですが・・・。それはさておき、今回久しぶりに家族が聴きに来ました。双子1歳代のころは楽勝でした。おとなしく座ってオルガンの方を見上げて聴いてきました。2歳代、完敗。私が『キリエ』とか歌っているのに、『ぞうさん』を大声で歌い始めて退場。3歳半の現在、ちょっとどきどきしました。他にも子供連れがミサに来ていて、子供の声が聞こえる度にギクッ!!うちじゃない、よかった。時々私の方に手を振ってました。最初と真ん中と最後にカンタータの3つの部分を配分したのが良かったのか、合計1時間を少し超えましたが、二人とも大人しく良い子にしてくれました。ミサの後は復活祭の朝食。教会にテーブルが用意されて、教区の人間でない私たちも一緒に朝ごはんをいただきました。ここのオルガニストも牧師さんも感じの良い人です。教区の人たちとお話しながらドイツの定番の朝食、復活祭には欠かせない色とりどりのゆで卵も。復活祭にはウサギが卵をくれるという言い伝え?から、復活祭の日曜日に庭に卵やプレゼントを隠して子供たちが探します。ゆで卵より子供がもらって嬉しいもの、チョコ卵が主流だったりしますが。(なんでウサギが鶏から卵盗んできて煮抜きにして人間にくれるねん?)とズレた疑問を持っておりました三代目。ウサギは多産なので繁栄のシンボル、卵の楕円形は復活の象徴だから、ということだそうです。
2006.04.17
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10数年ぶりというより、人生二度目の手作り薩摩揚げと言った方が正確かも・・・。独身時代、ベルリン『麗し山』区『赤ひげ』通りに住んでいた時代に、イワシを使って薩摩揚げを作ったことがあります。それは美味しかったのですが匂いが強烈で、二度としないと大家に、いえ心に誓ったほどだったのです。人生二度目の薩摩揚げ。今回は近所のスーパーで今日明日の復活祭二連休を前に早々と値引きした魚を買い込んのがキッカケ。ちなみにドイツでは祝日に店が閉まります。白身魚Victoriabarschの骨無しフィレ2パック。4人分のメインには少ないかもという量です。適当に切ってフードプロセッサーで細かくします。荒塩、酒、ミリン、ショウガ、ダシしょうゆ少量、コーンスターチ、卵白4個分(2日前のスパゲッティ カルボナーラの副産物)を入れて更に練り練り。練り物完成。中華なべにマンハイムのトルコスーパーで買ったクレタ島のオリーブ油を熱し、練り物を揚げます。おお、シルクロードを縦断する薩摩揚げ。(大げさ)お碗に具を入れて練り物と混ぜて1グリーンピース入り2キクラゲ入り(もどして刻む)3刻みネギ入りの三種類を。出来上がり。感動。思いつきでキノコAusternpilz(日本名不明。牡蠣殻みたいな形をしているので『牡蠣キノコ』というドイツ名。)のヒダ部分に練り物を塗りつけて揚げたものも美味しかったです。外国暮らしだと日本に住んでいたら一生手作りしないだろうというものを自分で作ることになるものです。実は私は練り製品がどちらかというと好きではありません。市販品は人工的な味がして・・・・。でも自分で作ると美味しいですよ。
2006.04.16
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先日作ったピッツァの生地の残りを冷蔵庫に突っ込んであったので、昼御飯に焼きました。今日のピッツァ職人は3歳6ヶ月の百合。くまさんエプロンを着けてやる気まんまんです。ああ、どうせ穴開けたりイロイロやってくれるんでしょ、と思いきや、ハシゴに昇って上から体重をかけてノシノシ。パリっと薄い、かなり丸い生地を延ばしてくれました。やるな、おぬし。卒論を書いたときに、3歳児の言語能力その他が爆発的に発達することについて、かなり調べたのですが、まったくその通り。『えっ、なんでそんな歌知っているの?』というような歌を、かなり正確な音程で歌っています。(鉄腕アトム、ヘンゼルとグレーテルEinmal hin,einmal her・・・、童謡イントロ付き、バレエ音楽・眠りの森の美女の冒頭シーンや『カラボス』登場のテーマ・・・おいおい君はテレプシコーラのユキちゃんか。)息子・蔵 は、中国語の数の数え方を指サイン付きで覚えました。恥ずかしながら私は全然だめ。そうそう、うちに『しゅお二世』が来ました。隣町の大企業で研修中のベルリンの学生で『しゅお一世』の学友、しかも名前が同じ。でも先代はオタクでしたが、今度のしゅおは彼氏付きです。彼氏つきがオタクのはずありません。(暴言)『はおちゅ』と『ばおら』以外の中国語も覚えたいと思います。(美味しい、と満腹)
2006.04.10
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春の訪れを感じるとき、それは隣人『友人』氏が半袖で庭の手入れに精を出す姿を見るとき、そして反対側の隣人のマメダンプ母ちゃん(金髪・身長約150cm・服のサイズ推定46・喫煙者・酒飲み)がグリルの炭に火を付ける時。マメダンプ母ちゃんは確信犯シングルマザー。つまり正式に離婚してから元夫とのあいだに年子を作りました。一緒に住んでいませんが、仲良くしているみたいです。子供たちはうちの双子より1-2歳上ですが、体格はうちのが大きいかも。特に女の子どうしは仲良く遊んでいます。弟のダー君は3歳にして女の子に異様に優しい心遣いを見せたツワモノ。でも女の子たちは嫌がって逃げていく・・・・。陽気なマメダンプ家には友達が入れ替わり立ち代り出入りしていて、外に座れる気温になると毎日のようにグリルパーティー。そんなに毎日肉ばっかり食べて嫌にならないあたりに人種の違いを感じます。肉はいいけど野菜も欲しくなるよー。昼間は陽がポカポカしても風がきつくて肌寒いし、2-3日まえには朝に霜が降りたくらい。桜に似たアーモンドの花も、リンゴの花も、あと1週間かかるかな、という気候は、例年よりかなり寒いそうです。・・・そうです、というのは昨年の今頃は異様に寒かった日本にいて、その頃ここは暖かかったらしいのです。その前の年にはまだベルリンにいましたから、ドイツで一番暖かい地方の春をチャンと体験したことがないのです。そんな寒さ?の中、ヤッケを着込んで今シーズン初めてのグリルがマメダンプ家で強行されました。ビールよりグリューヴァイン(クリスマスの頃、野外で暖を取るための熱い甘いワイン)を飲んだほうがいいんじゃないかという冗談も出るほどの肌寒さ。そこまでして外で御飯食べたいですか?よく考えると日本の夜桜もかなり冷えますね。うちのタヌキとマメダンプ母ちゃんが一緒に飲んだら負けました。コーラにウィスキー入れてがんがん飲む彼女についていけないそうです。その結果が彼女の体型という気がする・・・・。(あっ、私ですか、これは『歌手の腹 ゼンガーバオホ』と呼ばれる職業病です、ほほほほ。)
2006.04.09
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土曜の市場で行者ニンニク(Baerlauch ベアラオホ クマちゃんねぎ)を発見。ベアラオホ関連商品(ペスト、パスタ等)が流行の昨今、我が農園にも欲しいと思っていましたが、種を蒔いても出てこなかったのです。鉢植えを見つけたら絶対買うぞと決心していたので、花の咲いているものを購入。うまくいったらコボレ種で増えるかもという期待をこめて・・・・。市場のオバちゃんが言うには種から生えるには時間がかかる、蒔いた2年後に出たという話も聞いたとのこと。森の中に自生しているらしいですが、やはり自生しているスズラン(有毒)と間違うとエライ目に遭うから気をつけましょう、と言われています。けど、スズランの実物を知っていたら、まず間違わないと思いますよー。一番いいのはスズランが芽をのばす前に採集することでしょうね。日陰を好む植物だそうです。ですから農園ではなく、マグノリアの木陰に植えました。
2006.04.08
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Aクラスのフロントガラスは無事修理されました。復帰!!ドイツ滞在が一年になる前に日本の免許から書き換えた三代目、しばらくペーパードライバーでした。真夜中でも地下鉄や夜の路線バスが走っているベルリンの街中に住んでいたら、免許がなくても生きていけます。まあ保険みたいなものです。ところが、その保険を使う日がやってきたのです。ベルリン芸大で高齢学生やっていた頃、構内に手書きのメモが張り出されました。歌手オーディション 『妖精の女王』シェイクスピアの『真夏の夜の夢』を長編オペラ化したイギリスの作曲家パーセルの傑作です。ドイツ5都市を回る公演、稽古と公演で3ヶ月の仕事で貧乏な学生には大金のギャラが出ます。色めき立つ学生。で、私もオーディションに参加しました。バロックのアリアが課題だったのでヘンデルの『ジュリアス シーザー』からクレオパトラのアリアを歌いました。緊張して窓の外の木を見つめて歌ったのに、後で『すごい集中力だった。』と言われ、赤面。ちゃうちゃう、木を睨んでただけ。そしたら電話が掛かってきて、2次オーディションに呼ばれました。ソプラノ メゾ バリトンは2名ずつ、テノールは一人。おいおい、それってテノールは他に候補が居ないってことかい?この2次が『ガラスの仮面』でした。演出家の出す『お題』にそって即興をする。『愛とは』などなど延々と続く課題。はっきり言って歌は関係ありません。これは俳優のオーディションか!?連載開始当時から愛読してきた『ガラスの仮面』が役に立つ時がきました。持久力忍耐力に欠ける、もう一人のソプラノは『やってらんないわ。』と自ら脱落。(後で知ったのだけど、有名なオケ奏者の娘であった。)はい、どうもありがとう。三代目ソプラノ役ゲット。本題の免許から延々と関係ない話をしましたが、やっと戻ります。その仕事、『妖精の女王』の旅回りの最終公演の後、3ヶ月ほとんど毎日顔をあわせ、明日は5都市に散らばる共演者と別れを惜しんで打ち上げが徹夜状態。それでなくても面子は、クラリネットのFが新しい公演地に着くとまず最初にビールを1ケース買出しに行ったほどの呑み助揃い。結果、ベルリンに帰る車に乗る免許持ちのオトコは全員つぶれました。翌朝クラのFが三代目に聞きました。『免許持ってる?』『持ってるよ。でもドイツで運転したことない。』『それでもいいから運転して。』『右側通行初めてなんだけど。』『それでもいいから。』『久しぶりだから私が運転すると遅いよ。』『いいから。』『ミニバス運転するのも初めて。』『頼む!』・・・・・・初心者丸出しの私の方がこいつらよりまだ安全と判断し、アウトバーンだけ、という条件でハンドルを握りました。だってまっすぐ走るだけだもん。街中は曲がったり信号があったりするから嫌。(おいおい)助手席に座る可愛いチェロの姉ちゃんKは顔色が真っ青。実は公演中に彼女はクラのFとデキていたのに今日でお別れ。相当ナーバスになっております。給油中にタバコの火を付ける暴挙にも出ました。しかし三代目の隣で真っ青になっているのは運転に不安を持っているからでもあるに違いない。今思うと初心者にはハードルが高いとされている一桁アウトバーン(幹線)で三代目のドイツ運転デビュー。・・・・で、30分後には追い抜きに燃えてました。真っ青なチェロ、後ろで寝る美男で変人のバリトン、19歳の打楽器奏者、疲れた顔のメゾ、つぶれていないけど免許を書き換えていなかった真面目な韓国人のテノールと高価な楽器を載せて暴走するミニバス。いやーバスとはいえメルセデス、加速がいいわ。あっ、そろそろ交代する約束のサービスエリア。追い越し車線を疾走中気づき、ひょいひょいと右側に寄り、時速160kmから急ブレーキで減速。ひきつるチェロ。さすがにマズイと冷や汗をかく三代目。これが三代目のアウトバーン&ドイツデビューでございました。良い子は真似をしないように。
2006.04.03
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今日は金婚式のミサで弾いてきました。結婚50周年を元気で迎えることができるって、なかなか簡単に実現できない人生の目標の一つです。特にうちの場合、結婚した年齢が高かったしな・・・。今日の主人公の御夫婦の場合、スタートした年齢が若かった、とはいえ70台半ば。子供や孫に囲まれて素敵な家族です。金婚式は普通のミサより簡略化した式次第?なので、日曜のミサほどは緊張しません。とはいえ、練習の時に間違わないところで間違うのはなぜ。孫がトランペットやフルートの演奏を披露。私もシューベルトの『君こそ憩い』を自己伴奏で歌います。さて、賛美歌。会衆が使う歌の本には伴奏が書いてないので、オルガニスト用の伴奏集があります。Peters社から出ている重い本です。個人で所有するには高くて重いので、教会に備え付けてあるものを見て練習します。歌についている番号順に1巻から3巻まであって、3巻は地域によって内容が違います。私がお仕事をいただく教会はヘッセン州の南端にあり、葡萄酒村はバーデンの北端にあります。(ちなみにドイツは地方分権なので、州が違うと祝日も違うのです。東京人が働いている日に大阪は休み、なんて考えられますか!?)問題の第3巻はヘッセン版とバーデン・アルザスその他版と内容が違い、近所の教会で練習されてもらう時に困るのです。今日の賛美歌も地域限定曲が入っていたため、練習の時にはヘッセン版の伴奏無しの本を見て、自分で和音を付けて弾いていました。自分で和声をつけた後で伴奏集を見ると、アレレと思うことがあります。伴奏集を書いた人と私の趣味が合わないみたいで、気に入らない和声だとすごーーーく弾きにくいのです。ルネッサンスの素敵な旋律に無理やりバッハのスタイルの和声が付いていたり。時代のスタイルが違うと残念だと思います。逆に新しい曲でポップな感じの旋律にも無理やり古典的な伴奏をつけてあったり。そういえばベルリンの大きい教会で仕事させてもらっていた頃、オルガニストを観察していましたが、伴奏集を見て弾いている様子をあまり見ませんでした。覚えているのか、自分で即興で弾いているのか。オルガンのレッスンの時には真面目に本の通りに弾きますが、今日は伴奏集を無視してノビノビやらせていただきました。会衆は高い声で歌えないので、d2を越える曲は低く移調するようオルガンの師匠に指導されたので、ハ短調の楽譜を見てイ短調で弾きました。そうしたら、皆が歌いだしてくれない。会衆は絶対音感の持ち主か!?私も見ている楽譜と違う調が聴こえたらスグには歌えないもんな。焦って私も歌ったら皆が着いてきてくれました。後で聞いたら、私が前奏の後に充分間を取らなかったから、いつ歌い始めるか戸惑っていたと判明。最後に『金婚式』という子供の発表会で日本では有名な曲を即興でアレンジして演奏。結構単純な曲なんですが、長い年月いろいろあったね、という感じがするので、ドイツでは知られていないらしいにもかかわらず好評でした。ミサの後は隣の『出会いの家』という、出会い系みたいな名前の教会の集会所で乾杯。老夫婦の子供もけっこういい歳の大人、孫たちは素直そうで音楽の素養があります。狭い会場一杯にあふれる親族。50年前に結ばれた男女から、これだけの子孫が増えたのかと感動。老夫婦の子供たちが金婚式の段取りをつけたそうで、幸せな一族に心からおめでとうを申し上げました。
2006.04.01
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