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第16回松本清張賞受賞作『アダマースの饗宴』を改題した文庫版です。男が原因で人を殺し、8年を務めて出所した笙子が主人公。その男が仕掛ける最後の「ゲーム」が、アブナイ奴らといっしょくたに彼女を巻き込んでいく・・・「ヒロイン型のハードボイルド」と位置付けられているけど、そうなのかなぁ。(ノワールではあると思うけど)何を主軸に捉えればよいのかわかりにくいまま、派手な展開だけは刻々と進んでいく印象で、その中で現実感無くアンニュイな振舞を崩さない感じがハードボイルド的、ってことかな。「女の子の遊びに、勝ち負けはないのよ」という台詞は、終盤のまとめとしてナルホドではある。だけどこころなんてお天気で変わるのさ度★★▲〇〇
2021/06/27
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地名は四谷なのに駅名は四ツ谷駅(ちなみに隣は四谷三丁目駅だったりする)問題に続き、地名は千駄ヶ谷なのにJRの駅名は千駄ケ谷なのは知る人ぞ知る、その千駄ケ谷駅からスタートしたのが富士塚ウォーキング5月度第三弾です。(長い)まずは腹ごしらえ、ランチは東京厨房さんでボルガライス。今回の富士塚は鳩森八幡神社の「千駄ケ谷の富士塚」東京都の有形民俗文化財だそうです。ちゃんと何合目の表示があって、登り専用道と下り専用道が用意されている本格派です。頂上下山道神社のすぐ前の交差点に漫画のマンホールを二つ見つけましたが、あといくつか周辺にあるようです。千駄ヶ谷は将棋の聖地。神社のすぐ南には将棋会館があり、神社内には将棋堂という特大王将駒が鎮座したお堂もあります。***帰路をまた千駄ケ谷駅に戻ると全然歩いたことにならないので、外苑橋から新しい国立競技場を横目に見ながら外苑出口のあたりで北へ折れ、首都高を跨ぎます。そうするとすぐに慶応の大学病院と、医学系の古い施設が並ぶゾーンになります。なかなかに歴史を感じさせる二つの建物。北里記念医学図書館旧字体がものものしいですが慶応義塾大学医学部予防医学教室、ですねこの日のゴールは四谷三丁目駅。後で地図を見てみると、たいした距離ではなかったw
2021/06/20
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半休をとって公開日に映画を見るという、自分らしからぬ振舞いではありました。一作目は見ていなかったのですが、有吉反省会きっかけでこれは良さそうという直観に従ったわけです。さすがに昼の部は人も少なくて、比較的前の方(5列目か6列目あたり)の席だと自分の視野の範囲に他の観客の姿は無く、背後の気配も感じない。まるで、劇場を丸ごと貸し切った気分。これはクセになるかも。〇 ザ・ファブル 殺さない殺し屋 ★★★▲☆岡田准一の殺し屋、一見無理のある役に見えるけど、このファブルのキャラクターには実にうまく嵌まる。ドラマとしても良く出来ていて、アクションも見せどころ満載。周囲を固める俳優陣もそれぞれの味を出していて、ストーリーの鍵を握るヒナコ役、平手友梨奈もよかった。終わった後、出口に向かいながらカップルの声が聞こえてきて、「ジャッカル富岡は前作の方がよかったよねぇ」という一言で、夜の地上波放送も見る事が確定したわけですwで、結論。ジャッカル富岡の評価はとりあえず保留するけど、「アクション、笑い、ドラマ、そのすべてがバージョンアップ・・・」という宣伝文句に嘘はないです!
2021/06/18
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「人々がスター・ウォーズの新作を待ち望むように、私はシュミルの新作を待つ」とビル・ゲイツが信頼を置く著者の最新作は、数字で分析する世界の歴史と現状。人・国・食・環境・エネルギー・移動・機械の7つの章に仕分けされた全71項目は、いずれも数字をベースにした客観的な事実と、著者らしいユーモアを交えた洞察が交差しつつとても軽快に読める。時に俯瞰的に、時に身近な生活に根差しての文明批評が面白い。その分析の全てに同意できるわけではないが、最終盤に語られる『データ』と『イノベーション』に関する記述は本書における白眉と言える。センセーショナルな喧伝に惑わされずに、人類にとってどのような選択が賢明と言えるのか。もう一度、考え直す必要があることは、間違いはない。Numbers Don't Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ! [ バーツラフ・シュミル ]欧州出身で、カナダ在住の著者は、どうやらアメリカに対してはやや批判的だ。一方、日本に対してはかなりの好感を持っているであろうことが文面から読み取れる。(この本の中で、『腹八分目』等の言葉が原著でも日本語のまま書かれているらしい)その著者が、日本語版に寄せての前文において、近年の日本の政治的状況には「懸念」を抱いている旨述べている。まあ言われるまでもなく、我々もそう思ってるんですけどね・・・
2021/06/14
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新宿の富士塚、その2新宿三丁目駅から明治通り沿いを少し歩けば花園稲荷神社。実はここにも富士塚があるのを後で気がついたんだけど、この日の目的地ではなかったのでスルー。新宿6丁目の交差点を右折して文化センター通りへ。新宿小学校のところからひとつ内の通りに入ってすぐのあたり、新宿中学校の横を上がる階段があります。中学校側の紫陽花を愛でながら、少し登れば東大久保富士と呼ばれる小山が左側に見ることができます。坂を登り切れば、近隣の人の憩いの場、って感じの小さな公園があって、その一角に富士塚が静かに佇みます。(上の写真の頂上の反対側になります)お山に入ることはできません。前週の成子の富士塚が大正時代の築造なのに対して、こちらは天保13年(1842年)。ただし、関東大震災後に改修・再築されていて、その時の碑がこちら。この公園のすぐ横に神社があって、そのままお参りすることもできます。ちゃんと参道から鳥居を通ってお参りしたければ、先ほどの坂を登らずにまっすぐ進めば、西向天神社に登る正面側の坂があります。近所の人が、きっと普通に毎日来ているんだろうなぁ、という感じでナチュラルにお参りしていて、地元に溶け込んでいるのがちょっといい。なお、スルーした花園神社は、実は別の見どころがあるっぽいので、後日もう一度行ってみようと思います。
2021/06/10
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5月って、緊急事態宣言下でエンタテイメント系の施設は休みになって、映画館や博物館・美術館まで閉館のところが多かった。それでも土・日のどちらかは街歩きを継続したくて、思いついたのが「富士塚めぐりをしよう」でした。古くは江戸時代に築造された人工の山。実際の富士山まで行くのはたいへんってことで、近くにミニチュア版を作って信仰の対象にしたわけですね。そもそもは、4月に行った新宿歴史博物館で「新宿の富士塚分布図」というパネルがあって、「へぇ~」って思ったのがきっかけ。調べてみると、新宿以外にも東京には随分とたくさん富士塚があるのがわかった。というわけで、これまでに既に5つの富士塚を見てきて、これからも週一のペースで新たな場所を開拓するつもりなので、ぼちぼち紹介していきたいと思います。最初に行ったのは新宿の成子天神社。上が本殿で、この左側に富士塚があります。高さは10m以上あって、数ある富士塚の中では高い方です。ぐるっと回るタイプの道がついていて、ごつごつした石は本物の富士山の溶岩を持ってきたものとのこと。普段は登れないのですが、正月の七福神巡りにあわせて、解禁になるようですよ。実は境内に七福神の像が全て祀られていて、20mほどぐるっと回ると全部お参りができてしまう省エネ仕様。10分かそこらで七福神めぐりができて、富士山に登れる。こんなお手軽でいいんでしょうか(いいんです!)。というわけで、来年正月の期間中に行けそうなら行ってみようと思います。***なお、翌週にもう1つ別の新宿の富士塚を訪ねたのですが、その気になれば両方を同じ日に巡ることもそれほど難しい話ではありません。ただ、”本来日本に一つであるはずの富士山”に同日二つ巡るのはなんとなく禁忌っぽい気がして避けてます。それが正しいお作法なのかどうかは知らないので、あくまで自分ルール。***まあ、それほど楽しいイベントというわけではない。だけど、都会の街の中に突然別世界が現れる感じはなかなか悪くないのです。
2021/06/07
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