全9件 (9件中 1-9件目)
1
ああ、喉が痛い! 痰が切れないまま、咳が出て、喉が切れそうになる。 おまけに、なんだか扁桃腺が腫れてきた。 これまでも扁桃腺が腫れることは毎年1回あったけど、 帰国する日が近づいてきたこの時期に、こんなことになるとは。 それでも中国に来てからは、扁桃腺が腫れても熱は出たことがないので、 今回もきっと大丈夫だろうとたかをくくっているが。 今年は冬休みに日本に帰ったので、 例年ほど「早く帰りたい!」という気持ちは強くないし、 学生たちと話をしていると楽しいのだけど、 とりあえずは薬を飲んで、会話の練習はちょっと控えめにしようかな。。。
2010年05月30日
コメント(6)

昨日は父の命日だった。 1年前の昨日、朝早く、日本から電話があって、父の死を知らされた。 その日は丁度、2年生たちの日本語ドラマ発表会の日で、 ずっと学生たちと一緒に練習を重ねていたのだが、 結局、その舞台を見ることなく、日本に帰ったのだった。 海外で生活をしていると、そういうことは覚悟しておかなければならないが、 やはり、あってはほしくないことだ。 今日、楽天ブログで写真を掲載できるようになったので、 今年の『日本語大好き』の写真を掲載します。 まず、オープニングはダンス・クラブの学生によるダンス。 パーティの司会者たち。 以下は日本語ドラマの様子です。 こちらはマジック。 固く縛られた状態からするりとすり抜けます。 中国で人気のドラマ『上海灘』を日本語で演じた。 日本語ドラマの一場面。 刑務所から出てきた姉が、母の墓の前で義理の妹と会うシーン。 この後、場内を感涙で包んだ。 まだまだいろいろな出し物がありましたが、 最後は2年生3班による合唱。 以上、最初から最後まですべて日本語で構成された『日本語大好き』の一場面でした。。
2010年05月26日
コメント(4)
お腹が苦しいっ! 学年末が近いせいか、最近はずっと、学生たちから食事の誘いがあって、 ほとんど毎日、昼ごはんと晩ご飯は、学生と一緒に食べている。 しかも1年生から4年生まで、まさに日替わりだ。 普段は学生食堂で、「味より量」「味より値段」を重視している学生たちも、 私と一緒の時は、この時とばかりに豪勢な料理を、しかも品数も多く注文するから、 いつもお腹が一杯の状態が続いている。 更に、ビールを飲みたがる学生が多いので、つい付き合ってしまう。 今晩は、2年生の男たちと一緒に食べて、飲んで、大いに喋った。 女子学生との食事も、楽しいのだが、 男同士というのは、妙な連帯感のようなものがあって、 女子学生相手では言えないような話題で盛り上がることができる。 今年の2年生たちは、去年と今年の2年間続けて教えた学生たちだ。 彼らは来年、ある者は日本への留学に旅立ち、 またある者は、来年、他の日本人教師の授業を受ける。 私は自分で、どういう教師かよくわからないが、 彼ら(或いは彼女ら)がよく言うのは、 私は友達のような先生なのだそうだ。 悩みを相談したり、バカ話に興じたり、からかったり、からかわれたり、 励ましたり、自信を持たせたり……そして、たくさんの日本語を教えてきた。 学生と教師が友達のような(或いは兄と弟・妹)のような関係になることが いいのか悪いのか、よくわからないが、 こういう付き合い方しか、私にはできないし、 こういう教師が一人ぐらいいてもいいのではないか、と思っている。 明日は昼ごはんは2年生と、晩ご飯は1年生と、 そして月曜日は、昼ごはんが4年生で、晩ご飯が1年生……。 学生たちからの誘いがずっと続く。 これは絶対に太る!
2010年05月22日
コメント(2)
昨夜、2年生たちの『日本語ドラマ発表会―日本語大好き』が開かれた。 私が脚本を書いた30分ぐらいの長いドラマが2本、 その他に学生たちの自作によるミニ・ドラマや マジック、歌、踊り、日本の詩の朗読など、 様々な出し物による3時間のパーティだった。 楽天ブログの調子がずっと悪くて、写真を載せることができないが、 一緒に見ていた4年生は、「過去最高の素晴しさです」と絶賛してくれました。 それぐらい一つ一つの出し物のレベルが高く、見る人を飽きさせませんでした。 実は、今年の2年生は、去年に比べて地味な学年だと思われていました。 引っ込み思案の学生が多く、日本人教師との交流も去年ほどではありません。 それでも内に秘めたやる気や可能性は、例年以上かもしれません。 それはスピーチコンテストに参加した学生の数からもわかりますし、 今回の発表会に向けた練習や、素晴しいステージを見てもわかります。 この日本語ドラマ発表会も今年で4回目。 昨日、2年生たちの熱演を見ていた、たくさんの1年生たちは、 先輩の素晴しいステージに感心しながらも、 「来年は自分たちが、先輩よりもっと上手に演じたい」と やる気を高めていた。 こうやって、伝統が作られていく。 先輩の背中を見て、後輩は育つ。 教師の仕事は、その背中をちょっと押してやることだ。。
2010年05月20日
コメント(2)
春眠、暁を覚えずというが、間もなく夏だというのに、 何故か毎日、とても眠くなる。 特に昼ご飯を食べた後と、晩ご飯を食べた後は、眠くてしょうがない。 中国、特に内陸部では昼寝の習慣があって、 12時から3時までは昼休みで、大半の学生はこの時間に昼寝をする。 その習慣に体が慣れたせいかもしれないが、 そもそもの理由は、単に就寝時間が遅いというだけだろう。 以前から、寝る時間はだいたい12時半から1時頃と決めていた。 毎晩、必ず学生が部屋にやって来て、彼らが帰るのが10時から10時半ごろ。 それからシャワーを浴びたり、翌日の授業の準備をし、 ネットでニュースを読んだり、家族にメールを書いているうちに12時になり、 ベッドで30分から1時間ほど本を読んでから寝るというのが習慣だからだ。 学生たちは朝、午前、昼、午後、夜と、1日に何組もやって来て、 それは嬉しいことだし、むしろ学生が寄らなくなれば、とても寂しいだろうと思うのだが、 困るのは、1日の中で、学生が来ない時間が時々あるのだが、 そういう自由な時間にきまって眠くなること。 最近は、1年生たちの進歩が著しくて、そういう学生たちの進歩を見るのが嬉しいし、 学生たちも、私との交流を楽しんでくれているので、 それだけ頑張りがいもある。 一昨年、私が初めて担当した時の1年生は、たくさんの学生たちが毎日やって来た。 ほとんどは仲間と何人かで一緒にやって来たが、 中に1人で私の部屋にやって来る学生が2人いた。 その2人は、スピーチ・コンテストで1位と2位になり、 ともに来学期、日本へ留学することが決まった。 去年の1年生で、私の部屋に1人でやって来た学生も、 来学期、日本の他の大学に留学することになりそうだ。 そういう意味では、私の部屋は『出世部屋』と言ってもいいかもしれない。 今年の1年生たちは、過去2年間より、随分と積極的で、 1人でやって来る学生が後を絶たない。 しかも誰もが、私と日本語で2時間以上、話をする。 1年後が本当に楽しみだ。。
2010年05月17日
コメント(4)
冬休みに突然思いついたアイディアを、今週の『作文』の授業でやってみた。 そのアイディアとは、学生たちに短い推理小説を読ませてから、 犯人、或いは犯行方法を考えさせ、 その考えたことを原稿用紙に書かせるということ。 今週、使った資料は、密室放火事件を扱ったショート・ミステリーで、 犯人はわかっているが、犯行方法がわからないというもの。 授業をする前は、このアイディアに乗ってくれるかどうか心配していたが、 みんなが、一生懸命に知恵を絞っている様子を見て、なんだか嬉しくなった。 書き上げた作文は、ほとんどが推理とも言えない、破綻が多いものだったが、 それでも、ゼロから何かを考え出すという作業をしたことは読み取れた。 そして、推理を楽しんでいる様子もうかがえた。 それが何よりの収穫だと思う。 中には、爆笑ものの推理もあった。 動機やアリバイについて書いてきた後で、最後にこう書いてあった。 「問題は、どうやって社長を殺したか、その方法がわからない。残念だ」 また今週も、110人の作文の添削に追われている。 全員の原稿の中の間違いを赤いペンで直し、 それを構成を考えながら、日本語らしい日本語で書き換え、 更に私の模範作文を添えて、学生たちに返却する。 来週の授業で、正解のトリックを紹介した時、 学生たちがどういう反応を示すか、楽しみだ。。。
2010年05月12日
コメント(2)
先週はとても忙しかった。 体がいくつあっても足りないとはこのことか、と思ったほどで、 そのせいか、自分でも気持ちが刺々しくなっていくのがわかった。 4年生の卒業論文の添削から始まって、 3年生たちとのお喋り、 2年生たちとの会話の練習、110人の作文の添削とリライト、 そして日本語ドラマ発表会の発音と演技指導、 また日本への留学希望を出している学生たちとの面接の練習や書類作成の指導。 そして、最近、最も重要視している、1年生たちとの会話練習。 寝ている時以外は、ずっと学生と一緒にいた、という感じだった。 その間に授業のための資料作りをして、それを人数分(1年生90人、2年生110人) コピーしたり、教科書のチェックや、話すべき話題を探したりで、 そうやっている間にも、たくさんの学生たちから、 メールや電話で「いつ時間がありますか?」という質問攻めにあっていた。 私の体を心配してくれる学生もたくさんいて、 「ゆっくり休んでください」とか 「先生が忙しい時は無理しないで、断ってもいいですよ」などと言ってくれる。 困るのは、そんなふうに気遣いを見せてくれると、 その学生と会いたくなってしまうことだ。 今学期もあと1か月ほどだから、できるだけ学生たちの相手をしてあげたい。 そして、授業が全部、終わったら、日本に帰る前に、 一人でぶらっと、どこかに旅に出て、のんびりしようかと思っている。。
2010年05月11日
コメント(4)
連休が終わって、学生たちが学校に帰ってきた。 連休の間は最高気温が34度にもなって、何もしなくても汗が流れるほどだった。 今日は28度だが、昨日の雨のせいで、随分蒸し暑い。 そろそろ学期末が近づいて、そこから逆算しながら授業をするようになった。 そんな中、今日、日本から荷物が届いた。 中にはどら焼きやもみじ饅頭、栗まんなどの和菓子が入っていた。 これは1年生のスピーチ・コンテストで上位に入賞した学生にプレゼントをするためのもの。 他には『名探偵コナン』などのコミック本や日本の民芸品なども用意した。 優勝した人には、日本人形をあげることにした。 豪華できれいな人形なので、きっとモチベーションが高まるだろう。 餌で釣るというのではなく、食べ物にしろ人形、玩具などにしろ、 いろいろなものを見せてあげたいという気持ちはある。 特に食べ物は、言葉で説明することが難しいから、尚更そう思う。。。
2010年05月05日
コメント(6)
中国でもゴールデン・ウィークです。 多くの学生たちが故郷に帰り、校内を歩いている学生の数は少なくなっています。 それでも、私の部屋には朝から夜まで、学生たちがやってきます。 2年生たちは、この休み明けに、日本の提携大学に留学する者を決める面接試験があります。 4人という枠に10人以上が申し込んでいるので、 今、彼女らは面接に備えて、練習するために、私の部屋にやってきます。 先月までの4年生たちもそうでした。 面接でどういうことが問われるかを心配して、その練習をしたくて、やってきました。 3年生たちは、会話の練習ではなく、ただお喋りをしたいとか、 勉強に疲れて、その気分転換をしたいとか、 或いは日本について、教科書に書いてないことを知りたいなどの理由で、話をしたがります。 2年生は、会話が上手になりたい、先生と親しくなりたい、そういう理由が多いです。 悩みを相談したいという学生も少なくありません。 先週はある男の学生が、悩みがあるから相談したい、とビールを持ってやってきました。 2週間前のある日の夜は、「友達と喧嘩をして、今、気分が落ち込んでいます」という、 メールが届いて、彼女と、2時間ほど散歩をしながら、お喋りをしていました。 私の前で人目もはばからず泣いた学生も何人かいます。 1年生たちは……。 会話をしたいという気持ちは尊いので、相手をしてあげたいと思うのですが、 困るのはこんな電話です。 電話を掛けて、私が出ると、まず名前を名乗り、すぐに、「先生、いつ時間がありますか?」 今日は忙しいから時間がない、と答えると、「明日はどうですか?」「明後日は、どうですか?」「週末はどうですか?」「来週はどうですか?」 話せる日本語が少ないからという理由もあるのでしょうが、 何か、自分の都合だけしか考えていないのではないか、という感じもします。 こういう学生もいました。「私は明日、朝8時と夜8時、時間があります。先生はどちらがいいですか?」 中国では「90年代」という言葉があるそうで、 90年代に生まれた若者は、それ以前の年代の人とは、考え方が違うそうです。 それでも、中には私の体を心配してくれる者もいますし、 話をしていて、こちらの気持ちを楽にしてくれる学生もいます。 「年代」と一括りにしないほうがいいかもしれません。。
2010年05月02日
コメント(2)
全9件 (9件中 1-9件目)
1