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毎年の恒例ですが、今年も年末の12月25日に、 この大学の外国語学部の合同忘年会があるそうです。 例年はただ食べたり飲んだりするだけですが、 今年は英語学部、日本語学部、旅行管理学部などが、 それぞれ出し物を二つしなければならないそうで、 今日、その出し物を決める会議がありました。 他の学部がどれも、歌を二曲歌うことでお茶を濁すそうなので、 わが日本語学部は中国人教師と日本人教師全員による日本の歌の披露と、 もう一つは10分程度のミニドラマをすることにしました。 脚本を書くのは私で、 日本語、英語、中国語、韓国語が入り乱れる(それでいながら整合性のある)、 喜劇を書くことにしました。 今までは学生たちのために脚本を書いたのですが、 日本語を教えている教師たちのために書くのは勿論、初めてです。 アイディアは以前から温めていましたから、 多分、明日にでも書き終わることができるでしょう。 忘年会に相応しい賑やかで、面白いミニ・ドラマになるはずです。 後は先生方の演技に期待するだけです。。。
2010年11月30日
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中国で仕事をするようになってから、これまで2回、テレビに出演しました。 一回目は『教師節』の時で、中国の学生に対する印象を聞かれました。 二回目は四川省で大地震が起きた時、 外国人としてどう思うかというインタビューを受けました。 そしてそのことが地元の新聞にも載りました。 人前に出ることは好きではないのですが、 外事弁から指名されて、何度も断わったのですが、 断わりきれずに出演させられたのでした。 先日、テレビ出演の依頼が来ました。 今回は中国でではなく、日本でです。 そして、私ではなく、奥さんに対してです。 私の奥さんは以前、その仕事が地元テレビ局のニュースで 報じられたことがあり、 今回、出演すれば2回目になります。 実はこの夏、テレビの通販で健康器具を買いました。 『レッグ・マジック・サークル』という商品で、 足を開いたり、閉じたり、或いは腰を回転させるという器具です。 その会社から、その器具の効果を、テレビで話してもらいたいという依頼が来たそうです。 そういえば、テレビショッピングでは、 いろいろな人が、それぞれの器具や製品などについての感想を語っています。 こうやって出演者を募っているのですね。 まあ、私の奥さんのことですから、出演しないに決まっていますが。 勿論、私がそういう依頼を受けても、やはり出演することはないでしょう。。。
2010年11月28日
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やばいっ! とても疲れて、体が重い! 今週はずっと二年生80人の作文を直して(赤ペンで添削、全文入力して書き直し)、 四年生の小論文を23人添削して、書き直し、 2年生の「会話」授業の資料作りと、 1年生の「発音」授業の資料作り、 1年生の「課外授業」も資料も作って、 それ以外に、毎日、学生たちとの会話練習の相手をして、 その合間に授業をするという状態が続いた。 学生たちと会話の練習をすることは楽しいのだが、 2時間、会話の練習をした後、すぐにまた別の学生と会話の練習というのは、 けっこうな重荷になる時がある。 それが毎日、続くと、 やはり気分がどんよりしてくる。 これでも、会話の練習をしたいという学生を何人か断わっているのだけど、 同じ学生を続けて断わるわけにはいかないし……。 やばいなあ。 明日も明後日も、週末はいつも朝から夜まで、学生との約束がぎっしりだ。 はやく冬休みにならないかなあ。。。
2010年11月26日
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風邪を引きました。 と言ってもごく軽いもので、鼻かぜ程度です。 11月15日から全校に暖房が入ったのですが、 それが余りにも暖かくて、夜、寝ている時に布団を跳ね飛ばしていたことが原因です。 それでも鼻水が出て、困っていたのですが、 それを見た学生が、薬を買って来てくれました。 以前から、会話の練習をしたいと言っていた学生ですが、 昨日は薬を持ってきただけで、 「先生、すぐに飲んでゆっくり休んで」と言って、帰って行きました。 おかげさまで、学生からもらった薬ではなく、 日本から持ってきていた市販の風邪薬を飲んで、 今ではすっかり治ったのですが、 異国で暮らしている時に、学生たちに心配してもらえるというのは 本当に嬉しいことです。 気温が下がって冷えると言っては、心配するメールが来ますし、 風邪を引いたと言っては、それを聞きつけてまたメールが来ますし、 校内を歩いている時、ちょっとでも咳をすると、 どこで見ていたのか、またメールが来ます。 落ち着いてくしゃみもできない、という感じですが、 私の体を案じてくれるそういうメールを読むことも、 また異国での寂しさを忘れさせてくれます。。。
2010年11月24日
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昨日の夜遅く、家族からメールが届いた。 開けてみると、隣家の訃報だった。 二か月ほど前、反対側の隣家の主人が亡くなったが、 その人は子供の頃から札付きの嫌われ者で、私も何度も苛められたことがある。 更には今では、その家の息子が毎晩のように夜中まで傍若無人に大騒ぎをして、 警察を呼ぼうかというほどの迷惑を蒙っている。 それでも、亡くなったと聞いた時は、やはり寂しさは感じたものだ。 昨日、亡くなったのは反対側の隣家のおばさんで、 私を子供の頃から知ってくれている人。 以前から体の調子が良くないとは聞いていたが、 それでもまだ何年かは大丈夫だろうと思っていた。 こんなふうに、幼い頃の私を知る人が次々に亡くなっていくのは、 仕方がないこととはいえ、気持ちが沈む。 遠く中国で暮らしているために、葬儀には参列できないが、 ご冥福をお祈り致します。。。
2010年11月23日
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私が住んでいるのは河南省の新郷市。 黄河文明発祥の地で、母なる黄河が市内を流れている。 この街に住むようになってから、今年で5年目。 この街には『紅■羊肉』(■は火へんに悶)という料理がある。 昨日は学生たちと一緒にこの料理を食べに行った。 というのは、学生たちとお喋りをしていた時に、彼女らが、 この料理を食べたことがない、言ったので一度、味見をさせてあげたいと思ったからだ。 これが『紅■羊肉』。 火鍋の一種だが、この熱くて辛味があるスープの中に、 ゴロンとした羊肉がたくさん入っている。 赤ん坊のこぶしよりも大きい肉ばかりだが、 食べると柔らかくほぐれて、しかもスープの味がしっかりと染み込んでいるから、 羊肉特有の臭みもなく、文句なく美味しい。 後は普通の火鍋を同じように、野菜や豆腐、昆布などお好みの食材を入れて、食べる。 学生たちから、「先生は中華料理で何が一番好きですか?」と質問を受けることがある。 中華料理は何でも美味しく、中国にいる間は日本料理を恋しいと思うことはないが、 それでも何か一つ答えるなら、この『紅■羊肉』の名前を挙げることにしている。 値段も5人でお腹一杯になるまで食べても120元(1600円ぐらい)と、安い。 河南省新郷市にいらっしゃる機会があれば、是非一度、お召し上がりください。。
2010年11月21日
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中国にいるので、日本のニュースはネットだけが頼りになる。 現在の民主党政権に対して言いたいことは山ほどあるが、 今の政権を見ていて、今から10年前、日本で記者をしていた当時、 石破(現自民党政調会長)議員にインタビューをした時のことを思い出した。 石破議員の自宅に招かれて行なったインタビューは 当初、1時間という約束だったが、話をしているうちに、 妙に気に入ってもらったようで、話がどんどん弾み、 「あなた、そろそろ次の予定が……」と応接室に顔を見せておられた奥様に、 「いいから、もう少し待っていなさい」と、石破議員はおしゃって、 予定を30分も延長して、話を聞かせていただいた。 その時のに話題になったことの一つが、大臣の任命についてだった。 石破議員は、大臣はその分野の専門的で深い知識を持っている者が担当すべきだ というのが持論で、次のようにおっしゃった。 「大臣は総理大臣が任命するものだけど、 いっそ、政権与党の中から、専門的知識を持ち、国を引っ張って行こうという、 気概を持つ者がまず手を挙げ、その者たちに専門知識の試験と、 大臣としての適性試験を行い、成績が優秀な者を大臣に任命するという方法もある」 そうなれば、官僚とも堂々とわたりあえるだろうし、 政治主導が、題目ではなく、実行されることにもなる。 だが、この案は、誰が問題を作り、だれが採点するのかということと、 そのような方法を取れば、大臣の椅子が軽くなってしまうというマイナス点があるが、 ともおっしゃっていた。 今回の法務大臣の発言を見る限り、 大臣としてというより、国会議員でいることさえ許しがたいものに思える。 それ以上に重要なことは、 法務の分野に精通していない(ほとんど経験がない)者を大臣として任命した 総理大臣の意図が理解できないということだ。 昨今の内閣の体たらくを見ながら、 10年前、石破議員が語った言葉を思い出していた。。
2010年11月18日
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先週のある授業は、担当の中国人の先生が所要で休講になり、 その代わりに、学生たちに映画を見せたという。 その映画は『火垂るの墓』で、 教室を暗くして大スクリーンで見せていたところ、 佳境に近づくにつれて、教室のあちこちからすすり泣きの声が聞こえ始めたという。 そのうち、しゃくりあげるような泣き声が混じり始め、 やがて教室中が嗚咽に包まれたという。 映画が終わって、教室が明るくなった時も、 学生たち全員が目を赤くして、まだ泣き続けていたそうだ。 普段は私とバカ話をして笑い転げている学生たち、しかも男の学生まで、 映画の最中は嗚咽を洩らしていたそうだ。 その話を聞きながら、何故だかおかしくなって笑ってしまった。 そして、その場にいなくて良かったと思った。 今でもスーパーでサクマのドロップ缶を見れば、胸がせつなくなるし、 あの映画を見れば泣くにきまっているからだ。 学生たちの前ですすり泣いている姿を見られたら あとで何と言ってからかわれるかたまったものではないから(笑)。。
2010年11月15日
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昨日は土曜日。 授業はなかったが、朝から夜まで学生と一緒にいた。 2年生たちも部屋にやってきたが、昨日、一番重要だったのは1年生たちとの練習。 授業で発音の練習を終えた1年生たちを、6人ずつ部屋に呼んで、 1グループ1時間かけて、発音の矯正と会話の練習をした。 私が担当する1年生は、今年は24人だけだから、 6人(1時間)ずつ4回やれば、全員と親しく交流できる。 去年は1年生の担当は私一人だったので、 10人(1時間)との練習を、1週間に9回繰り返していた。 同じことを9回繰り返すことも疲れたが、 それを毎週続けることと、 それ以外に2年生や3年生、時には4年生たちとの会話の練習も頻繁にやっていたし、 授業の準備や110人の作文の添削などもやらねばならず、 いつも何かに追いかけられているようで、 精神的にリラックスすることがなく、 頭が爆発しそうになった。 今年はそれに比べれば楽。 しかも活発で積極的な学生が多いので、こちらも楽しくなる。 今年の1年生たちは彼女たちのやる気と、少人数というクラス編成、 そして私との交流を繰り返しながら、きっと上手になっていくだろう。。
2010年11月14日
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あ~! 消しちゃったよお! 私は2年生の作文を担当しているが、 単語や文法の間違いだけでなく、他の言い方やついでに構成なども覚えてもらうために、 赤ペンで添削をした後、全面的に書き直してから、添削作文と一緒に学生に返している。 この「全面的に書き直す」というのが、書き足したり、前後を入れ替えたりで、 1人当たり15分ぐらい時間がかかる。 その書き直した作文30人分を、なんと不注意で、 消してしまったあ! 去年は110人の作文を毎週書き直していたので、 それに比べれば、今年の2年生は80人だから、30人分をもう一度書き直すとしても、 去年と同じ110人ぶんなわけで、労力は耐えられるとしても、 精神的なショックが大きいですう! 明日は授業の空き時間は、学生との会話の練習が詰まっているし、 土曜日、日曜日も朝から夜まで、学生との約束がぎっしりだから、 今日はまだ寝られないなあ。 30人分で7時間かあ。 ああああああああああっ!
2010年11月11日
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海外でクラスに当たって、いろいろな不安があったが、 食べ物もその一つ。 それでも、中国に来てからは、食べ物が口に合わないということもなく、 何を食べても美味しいと思うし、日本料理を恋しいと思ったこともない。 その意味では、海外生活に対する適応性があるのだと思う。 この大学の中で暮らしている外国人は、大抵の場合、 外事弁の食堂で食事をする。 外事弁の食堂は、我々の部屋の向かいにあって、歩いて30秒ほど。 そして食事は油が少なく、味も濃くない。 外国人向けの食事が毎日、朝、昼、夜と準備される。 こんな感じ。 この日はたまたま、ここで食事をしたのは私ともう一人の先生という二人だけだったので、 料理の数も量も多くないが、普段はもう少し多い。 外事弁で食べた回数に応じて、月末にお金を払う。 私は外事弁で食べることはあまり多くなく、 外の破街に行ったり、学生食堂で食べたりしている。 そちらはまさに中華料理で、油も味も濃いのだが、 私の口にはそういう本場の料理のほうが口に合う。 これは先週、学生と一緒に破街の食堂で食べたもの。 上が水餃子で、下の写真は涼菜。 こんなことを書いているうちに、またお腹が空いてきた。。
2010年11月10日
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子どもの頃から吉本新喜劇を見て育ったので、 オチのない話はどうも居心地が悪い。 自分が話す時でもいつもオチを考えてしまうし、 他の人の話を聞いている時も、オチがなければ、 「それで終わりかい!」と突っ込みを入れたくなる。 というわけで、気持ちよくオチを決められた時は、 吉本新喜劇よろしく、ずっこけたくなる。 学生と話をしている時、オチというわけではないが、 学生がバカな間違いをした時、つい癖で、ずっこけることがあるが、 それを見て、学生曰く、 「先生、危ないですよ。気をつけてください!」 そして腕を持って、支えようとさえしてくれる。 支えてくれなくてもいいっちゅーの。。。
2010年11月08日
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昨日は朝8時半から夜7時まで、次から次へと、 全部で5組の学生たちと、散歩をしながら会話の練習をした。 それぞれレベルは違うが、基本は学生たちにたくさん話をさせ、 間違いを直して、他の例文を教え、何度も繰り返させるというやり方だった。 大半は2年生だから、こうやって会話の能力を伸ばしていこうと思っている。 とはいっても6時間ぐらい、ずっと校内を歩いていたので、 健康にはいいのだが、実はすっかり疲れてしまった。 夜は久し振りに、学生との約束がなかったので、 少しのんびりしようと思っていたところに、 階下から「○○先生!」というたどたどしい日本語が聞こえて来た。 部屋の下を覗いてみると、 1年生たち3人が、私の部屋を見上げている。 私とお喋りをしに来たのだという。 というわけで、部屋に上げて、1時間半ほどお喋りをした。 それが爆笑の連続! 単語や発音を間違えたと言っては、学生同士で笑い合い、 みんなで一緒に、繰り返し話して覚え、新しい単語を知りたがる。 1年生だから、まだ覚えている単語は僅かでしかないが、 それでも何度も繰り返しているうちに、 簡単な自己紹介ができるようになっていた。 私が「自己紹介をしなさい」と言うと、 すっくと立って、覚えたばかりの単語を使って次々に自己紹介をし始めた。 話をさせては、発音を直し、また話をさせて、発音を直しの繰り返しだったが、 誰もが楽しそうに日本語を話していた。 約束もなしで、突然、部屋にやってくるというのは、 今後、約束の仕方を教えて、礼儀を身に付けさせなくてはならないが、 彼女たちのおかげで、感心したり、笑ったりで、楽しい夜を過ごすことができた。 私も楽しかったが、学生たちも、私と話すことがとても楽しそうで、 そのことが何よりも嬉しい。 去年の1年生は、担当している日本人教師が私一人だったので、 全員に目が届きにくく、限られた学生としか、入念な練習ができなかったが、 今年の1年生は、私の担当は24人だけなので、 全員が秘蔵っ子になって、この大学を背負って立つようになるかもしれないし、 是非、そうしたいと思っている。 10時なったので、会話の練習を終えて、 彼女らの寮まで送って行きがてら、お喋りをしたが、 私の部屋から寮までの往復が20分で、 部屋に帰ってきた後は、一日の疲れのおかげで、 ぐっすりと熟睡できた。。。
2010年11月07日
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3年生のある学生からメールが届いた。 彼女は2年生の時に既に日本語1級試験に合格したくらい優秀な学生だ。 しかし彼女自身自分の会話能力に劣等感を感じていて、 私に助けを求めて来たのだった。 私は彼女の会話能力は下手だとは思わない。 単語や文法の使い方は適切だし、発音もきれいだと言えるレベルにある。 気になるのは会話の往復が続かないことと、 彼女の話が短いために、胸の中にある考えを上手く表現仕切れていないということ。 というわけで、来週から週に3回、昼ご飯を食べた後の昼休憩の時間に、 私と彼女と1対1で、会話の練習をすることにした。 高度な文法を使った例文作りや、 私が悩みを持っている患者で、彼女をカウンセラーにして『悩み相談室』や、 私と1対1のディベート、 或いはテーマを次々に出して即席の3分間スピーチをさせたりなど、 いろいろな方法を使って、彼女の会話能力をアップさせてあげたいと思っている。 「厳しく鍛えてください。 先生との会話の練習を楽しみにしています」 これが、私の提案に対する彼女の答だった。
2010年11月05日
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1年生の授業は、去年は担当が私一人だったので、 30人ずつを相手に授業をしていました。 今年は少人数クラスなので、1回の授業で担当する学生は12人です。 しかし、最近は他の先生のクラスの学生もたくさん、 私の授業を聞きにくるようになりました。 そういうことはこれまでの4年間でよくありましたし、 1週間に何度も聞きに来る学生も少なくありませんでした。 私が担当しているクラスで欠席する学生はほとんどいなくて、 欠席する場合も、病気や家庭の都合など、理由を必ず事前に連絡してくれます。 しかし、去年のある1年生の学生(1人だけ)は、私の授業にまったく来ませんでした。 1年生の初めての授業に来て、それ以外は期末試験に来ただけです。 今年、その学生が2年生になってからも、 私の授業には一度も顔を見せません。 私自身も学生の時はアルバイトをしながら毎日、本を読んでいて、 授業はほとんどサボっていました。 ですから授業をサボることに対しては、その気持ちはわかりますし、 別に来ても、来なくても、私はかまわないのですが、 彼女の日本語の会話は、他の学生と比べて、やはり大きな差があります。 去年の期末試験の時に、初めて彼女が話す日本語を聞きましたが、 ほとんど話せないといってもいいほどです。 しかし、何故か試験の成績は学年でもトップクラスだそうで、 クラスメートたちは、とても不思議がっています。 寮で勉強しているわけでもなく、自習室にこもって自習をしているわけでもありません。 とんでもない大天才かなのかな、とも思いますが、 学生の話によると、試験の成績がいい、何か他の理由があるようです。 事実かどうかわからないので、ここに書くことはできませんが、 その理由を聞いた時、なるほどな、と思ったものです。。。
2010年11月04日
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1年生の授業は今週が4回目。 今週までは先輩が通訳として、授業に来てくれるが、 来週からは、通訳はいなくなり、日本人の教師が一人で授業をするようになる。 まだ発音の指導が終わったばかりだから、1年生たちが理解できる日本語は少ない。 これまで1年生を担当した日本人教師は、このことで戸惑い、 学生と交流することができず、学生も日本人教師との交流に消極的になってしまっていた。 そして、日本人教師に対する距離感を克服できないまま、 会話を楽しむことなく、たどたどしい会話能力のまま卒業していった。 実は私は、1年生の授業をほとんど日本語でやることにしている。 理解できる日本語が少ない1年生たちに、媒介語(私の場合は中国語)を使わず、 学生たちに理解させながら、日本語で授業をするというのは、 簡単ではないが、不可能というわけでもない。 そして日本語で授業をするほうが、言うまでもないことだが、 学生たちの日本語能力は格段に高まり、授業も賑やかになる。 どうすれば1年生たちと日本語で交流できるのか、というのは企業秘密だが、 1年生たちも日本語で私と交流することを楽しんでくれている。 基本は、「日本語をたくさん聞き、話す」そして「楽しく賑やかに」ということで、 授業の賑やかさ、発言の多さという点では、私は密かに自信を持っている。 今年は私の他にもう一人、若い日本人の男性が1年生を担当している。 過去に経験がないことと、学生たちに私の授業と比べられることで、 大きなストレスを感じているようだ。 授業が終わるたびに「失敗しました」という言葉もよく聞く。 そして、彼は私の授業を見学に来るようになった。 他の教師の授業を見ることは、私もよくやっていたし、今でもそれは続けている。 だが、私の授業を真似しようとする必要はないと思う。 個性が違うから、同じようにはできないだろうし、 同じような授業をする必要もないからだ。 むしろ違うやり方で授業をしたほうが学生のためになる。 私の授業には他のクラスの学生がよくやってくる。 違う教師の授業を聞いて、同じ内容を違うやり方で教われば、2倍の効果が得られる。 だから、新しい先生には、むしろ自分なりのやり方で授業をしてもらい、 学生たちに、二人の教師から学べるチャンスを与えてあげればいいと思っている。 私の授業と比べられることを気にして、同じ授業をしようとするより、 学生たちの学ぶチャンスを増やしてあげるほうが、学生たちの日本語の進歩につながる。 それに彼も自分のことを卑下する必要は何もない。 彼は学生たちと年代が同じで、学生たちも彼に親近感を感じているようだし、 何よりも彼の方も、学生たちと親しくなりたいという気持ちを持っているからだ。 1年生の教師として、大きな可能性を秘めている、素晴らしい人材だと思う。 私と彼と、それぞれ違う授業をして、学生たちにチャンスを与えてあげる。 そう考えれば、彼の気持ちも、多少は楽になるのではないか、と思っている。。。
2010年11月02日
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先週、2年生と一緒にお喋りをしながら校内を散歩していた時のこと。 運動場で運動をしていた1年生たちが、私を見つけて、 一斉に(といっても10人ぐらいですが)駆け寄ってきました。 まだ発音の練習が終わったばかりなので、日本語はほとんど話すことができませんが、 それでもみんなが笑いながら、口々に、 「先生、こんにちは」 と声を掛けてくれました。 外国人に会った時に緊張したり、気後れしたりしないことが、 会話を上手にする第一歩だと思っているので、 その点では、今年の1年生は合格です! ただ問題は、毎年、私に対しては、笑顔でよく話す学生でも、 他の日本人教師に対しては、緊張して口数が少なくなったり、 会話をしようとしない学生がいるということです。 他の日本人教師からの、 「今年の3年生は静かで、あまり話をしようとしない」 という評価を耳にするたびに、 去年までは、賑やかに話していたのに、どうしたんだろう? と思うことがよくあります。 他の先生との会話も、徐々に慣れていけばいいのですが。 やはり習うより慣れろ! ですね。。。
2010年11月01日
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