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一昨日、ふたりの子供を連れて、無事日本から北京に戻ってきました。日本から中国への3時間の空の旅をなんとか無事に過ごしたつばめ親子。中国への入国審査も、列に並んでいる途中で上の子がおしっこと言い出し、おもらししてしまったことはハプニングでしたが、それ以外は順調。上の子は中国パスポートで日本出国、中国入国ともに問題なく、下の子は、日本入国・出国時は日本パスポートのみでよく、中国出入国時は中国の通行証のみでOKで、外国人用のカードも必要ありませんでした。下の子は、前回通行証のみで中国に入国したまま、ビザを取得せずに中国に滞在していており、もしかしたら、今回の日本帰省で何か問題が起こるかも?と思っていたのですが、全く何もありませんでした。やはり下の子は、中国戸籍はなくても、中国国籍は認められており、通行証で中国を出入国する限りは中国に戻って来てからも中国人扱いであり、外国人として中国ビザを取得する必要はないようです。空港で1か月ぶりにパパと再会した子供たちは、「パーパ、パーパ!」とおおはしゃぎ。上の子は予想できたのですが、1歳9カ月の下の子は、もう中国の記憶などうろ覚えになっているのかと思いきや、「パーパ、だっこ!パーパ、だっこ!」と連呼して、父親から離れません。どうやらしっかり覚えていたようです。空港を出たとたん、重度汚染でどんよりと曇った北京の空に、思わず、もう一度日本に戻りたくなりました。空港からの帰り道、上の子が、「中国のおばあちゃん、病気大丈夫かな。 それが一番心配やねん」とぽつり。4歳の子供でも、思いやりの気持ちというのはしっかり持っているものなのだなぁ、と子供から教えられたような気持ちです。子供たちにとっては、中国は、大好きなパパや祖父母、やさしい親戚がいるところであり、そういう、自分にとって大切な人がいるところが故郷なんだなぁ、と思いを新たにした次第。中国はつばめたちにとって仮住まいではなく、帰るべき家であり、故郷なのだと、子供たちの様子を見ながら思ったつばめなのでした。
2013/01/30
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日本の母は、公民館の中国語講座に通っています。父は、毎日福祉センターに囲碁を打ちに行きます。先日、実妹の子供たちが市民体育館でレスリングを習っているのを見学に行き、わが上の子も飛び入りで体験参加。今まで中国でスポーツ教室などに通わせたことがなかったのですが、わが子がものすごく楽しそうにしているのを見て、「中国でも、家の近くに、ごく気軽に通えるような こういう公民館のような場所があればいいのになぁ」と思いました。友人宅の子供さんも、公民館でバレーを習っているとのこと、公民館や市民体育館などの福祉施設は、ごく普通に日本国民の生活の中に浸透しているのを感じました。日本人はそういう施設の存在を当たり前だと思っているかもしれませんが、中国から戻ったつばめにしてみれば、それはすごく恵まれたことに感じられます。日本に戻ってくるといつも利用するのが市民図書館。ネットや情報誌などで調べた子供の本などを図書館で借りてきて子供に読んでやります。自分で図書館に行って探さなくても、電話一本で、ほしい本を取り置きしておいてもらえるし、本の予約やリクエストも可能。しかも利用料はタダ!市民ならだれでも利用できるのです。中国でも、スポーツや文化クラブなどに子供を通わせることも可能ではありますが、場所が遠かったり、費用が高かったり、日本のように、国民みんながごく普通に利用しているという状況ではないように思います。それぞれ自分の住む地域内に、そうしたスポーツや文化施設があり、だれでも利用できる日本は、国民全体の生活が豊かで恵まれていると感じます。最近は、「貧困」などという言葉が社会現象として取り上げられるようになっている日本ですが、頑張らなくても、ごく「普通」に、高い文化レベルの生活が送れる日本という国は、やっぱり恵まれているよなぁ、と思うつばめです。
2013/01/23
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日本に帰省して2週間あまりが経ちました。子供二人が風邪を引き、どこにも外出できませんでしたが、ここ数日、やっと回復したところです。さて、つばめの感じる日本の魅力。それは、澄んだ空気と、やさしい自然。いつもお正月に日本に帰ってくるたび、日本のひんやりと澄んだ空気と、塵一つない(と感じられる)整った街並みに、心洗われる気がします。冬といっても、最高気温が零下の北京から戻ったつばめたちにとっては、故郷の冬は、ぽかぽかとやさしい日差しが降り注ぎ、まるで春のよう。冬に雨が降ることも、まるで春雨のよう。「今日はすごく寒い」と言われてもあまり実感がわきません。北京の冬は、もっと殺伐として厳しいのです。さらに、食品はじめ販売されている商品を安心して購入できるというのは、何にも代えがたい魅力です。働く人々はプロ意識をもって商品とサービスを提供してくれるのも、つばめに「安心感」をもたらします。こういう、日本にいるとごく普通に思えることが、中国から帰省したつばめにとっては、とても貴重なものに思えます。日本人の信用を重んじるまじめさや几帳面さは、本当に素晴らしいと思います。日本でだましのような商品に出くわしたり、客を客とも思わない粗悪な扱いを受けることはめったにありません。そういうことに、心底ほっとします。今まで食べ物の安全ということに、そう関心があったわけではないつばめですが、子供を持つようになって、野菜にしろ肉にしろ、乳製品や加工食品にしろ、子供の口に入るものが本当に安全なのかどうか、ということを考えるようになりました。食品のみならず、調理する鍋だってフライパンだって、もし有害物質が溶け出してくるようなことがあったら・・・、と不安に思います。そういう目で見た時、やはり日本の食品や製品は相対的に見て、中国よりはずっと厳しい基準でチェックされていると思われ、そういうものを普通に享受して暮らせる日本住まいをちょっぴりうらやましく思ったり。。。日本のチェック基準の厳しさがあるからこそ、野菜であれ他のどんな商品であれ、「日本製」ということ自体がブランドになるのです。いえ、たとえ中国製であっても、日本で販売されている商品は「日本レベルのチェックをクリアした商品」ということで、中国で売られている商品より安心できる気がします。かくして日本に帰省して、鍋やら何やらまであれこれ買い込みたくなるつばめは、日本に買い物ツアーに来た中国人の購買行動と類似してくるわけです(笑)。大量のお土産も買わないといけないですし!先日、お土産として資生堂の化粧品を大量に購入した際、販売員の方が、「前にいた店舗でも、よく中国からいらしたお客様に大量に購入していただきました」とおっしゃってました。そういえば、うちの近くの大型ショッピングセンターやアウトレットモールでは中国語案内も聞かれるようになりましたね。日本の物は、品質に比べて安いんです。日本に買い物ツアーに来る中国人の気持ちが分かる気がします。日本の魅力は進んだ医療や保険制度、ファッションやアニメ文化はじめ、もっとたくさんあると思いますが、日本に住んでいると、当たり前すぎてなんとも思わないようなことの中に、他国にはない日本の魅力が隠れている気がするつばめです。
2013/01/16
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日本帰省を翌々日に控えた12月26日は、チビちゃんの幼稚園の参観日で、つばめは久しぶりに幼稚園に顔を出し、先生方とも言葉を交わしました。さて、その晩。チビちゃんの幼稚園のクラスの4人の先生のうち、一人の先生から電話が。つばめの携帯番号も教えたことがないのに、何事かと思いきや…、「今回、日本に帰省されるんですよね、 あの、ワコールのブラジャーを2枚ほど、 買ってきてもらいたいんですが。」というのです。ワコールという中国語が分からずに何度も聞き直し、とにかく、後で調べてそのブランドのブラジャーを買ってきます、と返事すると、「お金は払いますんで」と付け足すようにおっしゃる先生。「いえいえ、そんな大した金額じゃないんで、 いいですよ」とつばめ。どうせ先生方にはお土産を買っていかなければならないと思っていたので、変に期待だけされるより、ほしいものを直接言ってもらったほうがむしろ楽、とその時のつばめは思いました。家族で夕食を食べながら、その話をすると、「それじゃあこの際、その先生に、他の先生は どんなものがほしいか、聞いてもらったら?」と義母。「いやいや、その先生は、こっそり電話をかけて お土産を要求したのを、他の先生に知られるのは ちょっと抵抗があるかもしれないから、 言わないほうがいいんじゃないか」と夫。結局、もう一度その先生に電話して、他の先生のほしいものを聞いてもらえるかどうか、一度聞いてみようか、ということに。夕食後、さて電話をかけようと携帯を手に取ると、なんと、その先生から着信履歴が入っています。「もしもし、先ほど電話をいただいたようですが、 どういう御用件だったのでしょうか」と電話してみると、その先生、「あの~、プリンスのライターと、日本酒を、 買ってきてもらうというのは、 税関とかで難しいでしょうかね~」と言うのです。プリンスという中国語が分からなかったのですが、ブランドまで指定して、お土産を追加要求するその先生に、正直ちょっと不愉快に思いました。お土産に対する感覚は、日本と中国とでは全然違って、中国では、菓子折り一つを開けてみんなに一つずつ、などというのではすまないのは知っていましたが、それにしても、この幼稚園の先生の要求は、お土産の域を超えている気がします。しかし、朝8時前から夕方5時過ぎまで子供を預けている身としては、先生の気分を害して子供にひどい対応をされては困る、という、子供を人質に取られているような思いが親には共通にあって、それだからこそ、教師デーや旧正月などの祝日には、現金はじめ、まるで賄賂と見孫うような贈り物が先生の元に届けられるのです。そういう贈り物や現金をもらい慣れている先生にとっては、子供の親が日本人で、近々日本に帰省すると知れば、当然それなりのお土産が届けられるであろうと、期待するのは当然かもしれません。そういう事情を考え合わせても、2度も電話してきたその先生の態度には、ちょっと納得できないものがありました。だからといって、言われたものを買わないということができないところが歯がゆいです。少し前、チビちゃんが、「お友達はおやつに出るメロンを3つ食べる子もいるのに、 ボクは『チビちゃんは体が小さいから1つしかダメ』と 先生に言われた」と言ってきたことがあり、それはおかしいと主任の先生にでも相談しようかと思ったのですが、夫が、「それは先生にしてみれば、上司に告げ口された、ということになり、 メロンはチビちゃんに3個くれるようになったとしても、 そのほかの時間に、チビちゃんにものすごく冷たい態度を 取られたら元も子もない。 やはり先生の気分を害する可能性のあることはすべきでない」と言うので、踏みとどまりました。多くの親が、幼稚園からはじまって先生方に付け届けをなんとか受け取ってもらって、わが子を特別扱いしてもらおうとするのは、そういうことをするのが一般的でしないと子供が先生から冷遇される可能性があるからです。文化の違いといえばそれまでですが、はっきり言ってとても疲れます。とにかく、毎回、先生方はじめ、だれにどういうお土産を買って帰るかということで頭が痛いつばめです。(結局その先生は、気まずかったのか、 他の先生に何がほしいか聞いてくれなかったので、 残り5人の先生には、資生堂の化粧品セットを それぞれ購入しました)
2013/01/07
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謹賀新年☆2013新年あけましておめでとうございます皆様はどんな新年をお迎えでしょうか。つばめは、12月28日に4歳2カ月の長男と1歳8カ月の長女を連れて日本に帰省し、今大阪の実家でお正月を迎えています。1年ぶりの日本は、相変わらず、きれいで、その変わりのない快適さにほっとしました。もう平成も25年を数えましたが、つばめが故郷の街並みから受ける印象は、ずばり「昭和」。きれいで近代的に整った街並みの中に、たばこ屋や古い美容院、酒屋などの看板や、伝統的な日本式住宅の門構えなどが違和感なく溶け込んで存在している、そして、そういう小さいお店などが、ごく普通に、高い品質とサービスを提供している、そういうところが、とても不思議に思えます。そういう、市井に至るまで浸透した高い生活水準を感じるにつけ、中国がいくら千変万化しても日本はいつまでもそのずーっと先に静かに存在している、なんだか、そういう印象を受けました。日本という国の素晴らしさと変わらなさ。毎回の帰省ごとにいつもそれを再認識させられます。帰省時から上の子が高熱を出しているので、まだ帰省してから外出していませんが、回復したら、また家族でお参りにでも出かけようと思います。最後になりましたが、昨年はニーハオ中国をご愛読下さり、ありがとうございました。今年も中国は北京から、つばめが肌で感じる生の中国生活を、皆様にお届けしていきたいと思います。本年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。今年が、皆様にとって、光り輝く一年となりますことをお祈り申し上げます。2013年(蛇年) 元旦
2013/01/01
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