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うちで晩ご飯を食べるとき、お義母さんは決まって汁物を作る。ある時はトウモロコシ粉のおかゆ。またある時は米のおかゆ。スープ麺の時もあるし、ガーダ湯の時もある。今日の汁物は、ほうれん草と豆腐のスープ。《ほうれん草と豆腐のスープ》1.油を熱し、長ネギの薄切りを4,5枚入れる。2.ほうれん草をいれ、軽く炒める。3.水を注ぎ入れる。4.塩、しょうゆを適量入れる。桜えびも入れる。5.豆腐を入れる。6.肉を煮た時の汁があれば、少し入れる。 (お母さんは肉を作った時の肉汁を保存していて、 料理の時に使っている)7.鶏ガラスープの素を少し入れ、 ごま油で味を調えて、出来上がり。おかゆやスープや麺などをすすりながら、おかずを食べる。なんか、日本人の味噌汁のような存在なのかな。あと、お母さんは残り物を上手に再加工して、食卓に並べる。例えば、余ったマントウ(餡なしの中華まん)があったら、1cmぐらいの薄切りにして、両面に軽く塩水をつけて、フライパンでこんがりと焼く。これがまた、おいしいのだ。塩じゃなくて、塩水にすると、油を吸う量が減るからなんだって。へー、主婦の知恵ですね。主食(マントウor餅orご飯など)と、汁物と、おかず。中国の家庭の食卓は、外での中華料理とずいぶん違う。そとの中華は、毎日食べると飽きるけど、うちの中華は飽きません。
2008/01/27
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CCTV8で毎晩10時から「冷暖人間」という日本ドラマをやっているそうだ。北京のお義母さんに教えてもらった。お義母さん、これ見て日本人の生活様式なんかを勉強しているんだって。それで「息子夫婦としゅうとめが一緒に住んでいて、 嫁が息子にお酒をつがなかったら、 しゅうとめが嫁を責めてたよ。 今はよくなってきているとは聞くけど、 日本はやっぱり女性のほうが弱いんだねえ」とか、「日本はなぜ家の中があんなにきれいなのか分かった! 野菜もきれいに洗ってある、 肉や魚も切ってある半製品を買って帰って 簡単に調理するだけだから、汚れないんだよ。 それに料理もあんなちょこっと食べるだけだしねえ!」とか、つばめに話しかけてくる。うーん、ちょっとそうともいえないんじゃない、と思うこともあるが、日本人の嫁と交流するためにわざわざ日本ドラマを見てる義母の努力が涙ぐましい。こんなこと言ったら失礼だが、そういうお義母さんが、なんとなくかわいく見えてくる。ほんとはわたしが、かわいい嫁にならないといけないのになぁ。
2008/01/25
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《もやしニラ炒めの作り方》1.油を熱し、花椒を5,6粒入れる2.もやしを入れて軽く炒める3.しょうゆを適当に回し入れる4.塩を適量入れる5.黒酢を入れる6.最後にニラを入れ、ニラに火が通るか通らないか ぐらいで火を止めて、出来上がり。簡単だけど、自分でやるとお母さんのようにおいしくできない。ニラは最後に入れるんだね。
2008/01/25
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去年の6月にネットでオリンピックチケットの申し込みをしたが、その後一向に音沙汰なし。きっと外れたのだろうと思っていたが、2008年1月中旬のある日、突然封書のお手紙が来た。中にはオリンピック開・閉幕式の申請表。これを記入し、写真を貼って、中国銀行に持参し1月末までに窓口に提出せよという。そんなこと急に言われても、だいたい、私が当たったのは開幕式なのか、閉幕式なのかも分からない。問い合わせホットラインに電話してみると、お姉ちゃんに「ネットで申し込んだ人は、ネットで調べられるから 自分で何に当たったのか調べてから、 申請表を記入して提出してください」と言われた。で、ネットを開けて自分の申し込み画面を見てみるが、「第2期チケット申し込み処理期間で、 チケット検索はしばらく使えません」となっている。し、しばらくっていつまでよ~。こっちは月末までに自分が当たったチケット調べて申請表を提出しなきゃいけないのに。数日間、毎日ネットで調べようとしてみたが、らちが明かない。仕方なくもう一度ホットラインに電話すると、お姉ちゃんが前と同じようにネットで調べるように案内するので、「ネットで調べろと言うから、毎日調べてるけど、 いつまでもしばらく使えません、じゃないですか。 一体いつになったらネットで調べられるようになるんですか」と半分切れ気味のつばめ。するとお姉ちゃん、「実は今第二期チケット申し込み処理期間になっていて、 1月末までネットでは調べられません」という。ならどうしてネットで調べろなんて案内するんだ!「じゃあどうしたらいいのですか」と聞くと、開会式か閉会式か分からない人は、申込書をEMSで特別処理センターへ送るようにとのこと。それならそうと、早く言ってほしかった。。。やっぱり中国、仕事が粗い。電話のお姉ちゃん、声はやさしいけど、サービスはなってないぜ。格安チケット会社「携程」の電話サービスを見習ってほしいわ。EMSで郵送した後は、ちゃんと授受した旨、通知してくれるんだろうか。・・・くれない気がするな。
2008/01/24
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今日は午後から、国際交流基金北京事務所の日本語図書館に行ってみた。最初は歩いて行くつもりだったのだが、北風の寒さにめげ、地下鉄で。国貿駅を降りてすぐのビルでした。中に入ると、うわ~、きれ~い!明るくて、静かで、落ち着いてて、本を読むには最高の環境。日本語の新聞、雑誌などもいろいろ揃ってて、いずれも本国オリジナルだ。やったー!日本語の外国旅行ガイドブックがないかなー、と思って図書館にやってきたつばめ、でも、つい足が向くのは日本語教材コーナー。うわー、すごい。ほしい教材がなんでも揃ってる。教材がずらーっと並ぶ本棚を目で追いながら、「北京の日本語教師はなんて恵まれてるんだー!!」と心の中で10回以上叫んでしまった。その後、「うわー、なんでもあるー!」を心の中で10回叫ぶ。やっぱり北京は都会だった。こんなに恵まれた環境で、いろんな日本の本がどれでも見放題だなんて!地方にいると考えられないことだ。北京に戻って、しばらく休んだ後は、中国語でも勉強しようかなー、なんて思っていたが、こんなに本が揃っているのを見て、やっぱり日本語教師の仕事しようか、なんてちょっと心揺れるつばめ。ま、そういうことはまた春節明けたら考えよう。旅行ガイドブックはなかったけど、雑誌などを読んで、5時までゆっくりすごしました。あと、漫画があったらもっといいかも!中国人に日本を理解してもらうための図書館だったら、漫画があるほうが、中国の若者が通ってくる確率が高い気がする。日本オリジナル判の漫画や、中国語に翻訳されている日本の漫画家の作品などを集めてコーナーを作ると、絶対人気が出ると思うけどなあ。そういうサブカルチャーは図書館の品格を下げるから扱わないのかな。ま、予算の関係もあるだろうし。とにもかくにも、また度々訪れたい場所ですね。↓日本語図書がいっぱい!感動しました。
2008/01/23
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ここ1年、北京に戻るたびに街がきれいになっていくのを実感していたが、今回、北京に戻ってきて感じたのは街が汚くなっているということ。どうやら、オリンピックに向けて最終追い込みに入っているようなのです。あちこちのビルやホテルが改装工事に入ったり、小さい店が立ち退きにあってもぬけの殻になっていたり、古いビルをつぶして何かを作りかけていたり。おかげで町並みはボロボロ。王府井もこのとおりです(笑)。これもオリンピックまでにはピカピカになってお目見えするのでしょうか。↓王府井の新東安市場の辺りも ドッタンバッタンやってます。 教会の脇にあった、偽物ブランドを並べてるような ちっちゃい店は、みんな撤去です。
2008/01/22
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北京に戻ってから、アパートの6階に住んでいる。内装をしていない部屋だ。中国では部屋を販売するとき、内装をしていない状態で売ることが多い。6階の部屋は買ったわけじゃないけど、とにかく、内装をしておらず、床もコンクリート打ちっぱなしのまま。探偵ごっこで廃墟にもぐりこんで住んでいるような気分だ。ところで、北京の冬は乾燥する。手や顔から水分が飛んで、しわくちゃになってしまいそうな感じ。いちおう加湿器をつけているが、まったくもって焼け石に水。気休め程度にしかならない。それで思いついたのが、打ち水。部屋に水を撒くと、湿度が一気に10%ぐらいUPする。これはいい。やみつきになって、毎晩寝る前に水を撒いている。でも、内装したら、こんなこともできないな。↓水を撒いた部屋。早く内装して落ち着きたいです。
2008/01/21
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今日はTさんのうちに遊びに行った。Tさんは旦那さんが中国人で、男の子と女の子、ふたりのお子さんのお母さんだ。3年前に2ヶ月だけ北京に住んでいたときに知り合い、日本の故郷が同じということで以来仲良くさせていただいている。さて、Tさんのうちに着いてみると、すでに日中カップルのお二人がいらっしゃっていた。それから日本人の駐在員ご夫妻がお子さん二人を連れていらっしゃり、Tさんの職場の同僚の方も交えて、総勢大人8人、子供4人のにぎやかなパーティーとなった。Tさんのご主人とは、今回が初対面。どんな方かなーとドキドキしていたが、気取らない気さくな方でした。ご主人は会社を経営されているのですが、経営を決断するにあたって、「奥さんがいいよ、って言ってくれたから」とおっしゃっていて、そこここに夫婦の絆が垣間見える。結婚10年経って、こういう信頼関係が築けているってなんだか素敵。私のあこがれの夫婦だなあ。それに、ここのお子さん元気で生き生きしている。子育てがうまいなぁって思う。さて、隣の日中カップルは、というと・・・、奥さんが妊娠4ヶ月で幸せいっぱい。ご主人は奥さんが愛しくてならないらしく、しきりに肩に手を回したりして、スキンシップ。「彼が職場のそばに家を借りてくれて、 一人で外には出るな、何々するな、って すごく心配してて・・・」なんていう奥さんの言葉を聞きながら、ああ、私たちにもそういう時代があったな、なんて思ったり。もう一組の日本人カップルのほうも、旦那さんがお子さん好きで、よく世話をしてくれるとのこと、こちらも夫婦の絆がしっかり感じられるご夫婦でした。こんな皆さんと、おでん片手にビールに日本酒。夜中まで楽しく過ごさせていただきました。Tさんの職場の同僚の方が作ってきてくれたプリンもとってもおいしかった!それにしても元気なTさん、子供たちの相手をしながら、食べる食べる、話す話す・・・!それに北京事情にとっても詳しい。お友達も多いし、自転車であちこち走り回った実体験を楽しく話してくださったりするので、感心してしまう。いや、このパワーは素晴らしい。しかも人を分け隔てせず誰にでもやさしい人なのだ。こういうところにご主人も惚れてらっしゃるのだろうなあ。Tさんちで元気をもらった一日でした。
2008/01/19
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今日のお昼ご飯は、「インゲン豆の蒸し焼きそば」。お義母さんが作る蒸し焼きそばはとてもおいしいので、どうやって作るのだろうと思っていたが、今日は作り方を見学することができた。《インゲン豆の蒸し焼きそば》1.油を熱し、刻んだ長ネギを入れて香りを出す。2.3センチ長さに切ったインゲンを入れて軽く混ぜ、 塩としょうゆで味付けする。3.お玉2,3杯分の水を入れ、インゲンの上に 麺を広げて乗せ、ふたをして蒸し焼きにする。 (ゆでた麺のほうがよいが、今回は略式で 粉がついたままの面を乗せた)4.ふたの間から漏れる水蒸気が少なくなり、 中からパラパラと乾いた音が聞こえてきたら ふたを開け、麺をほぐしながら、全体を混ぜる。5.いったん火を止め、しょうゆと黒酢で味付けした後、 再び火をつけてひと混ぜして、出来上がり。 (麺が固めの場合は、水を少し足して調節する)おおー、ただ炒めるのではなくて、こうやって蒸し焼きにしていたんだ。それで、かすかに香ばしい焦げ目がついて、こんなにおいしくなるのか。外は雪のため、今日は一日おうちモード。昼に引き続き夜もお母さんと一緒にミニ肉まんとニラまんを作った。・・・っていっても、私は肉まんの皮を延べ棒で延ばしただけだけどね。晩御飯は、肉まんと、8種の豆穀物が入ったお粥、そして味付け鶏肉やキャベツの浅漬けなど。おうちで作った肉まんは、噛むと肉汁がジュワーッと出てきて、とってもおいしかったよ。写真撮ったらよかったな。
2008/01/17
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北京に戻って数日。暇にまかせて毎日午前中、お散歩することにした。おとといは故宮そばの皇城遺跡公園を北にまっすぐ上がり、五四大街、東単と、家の周りをぐるりと1時間あまり歩いて、新しく開通した地下鉄五号線に乗っておうちに帰った。きのうは調子に乗って、東単から西直門まで歩いてしまった。いったい何キロあったのだろう。「雍和宮」まで歩いたところで45分、左折してもうちょっと行ったら「西直門」まで行けるかも、と思ったのが大きな見当違い。結局2時間以上歩き続けて、やっと到着。かなり運動させてもらいました。さて今日もお散歩に出ようとしたら、雪。北京は辺り一面の銀世界。滑って転ぶと困るので、今日はお散歩は見合わせ、うちのカーテンを取り外して洗うことにしました。カーテンがきれいになって、気分もすっきり。春節(旧正月)まで毎日場所を決めて、ちょっとずつお掃除していこう。こんなのんびりモードの最近のつばめです。
2008/01/17
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ついに中国へ戻る日が来た。午前中、スーツケースに荷物を詰め込んで、お風呂につかって、お母さんのカレーを食べて、いざ出発。両親が空港まで送ってくれる道中、なんだか気分は沈みがち。飛行機の中国人スチュワーデスさんのやる気いまいちな笑顔を見て、中国に戻る心構えをする。中国のサービスもずいぶんよくなってきているが、日本のソフトなやさしいサービスに触れた後なので、やっぱり比べてしまうつばめ。客がいじめられたり、理不尽な目に遭わされる不安がないのが日本だよなあ。身構える必要がないので、楽。飛行機に乗ってからは、ますます感傷的な気分が押し寄せてくる。日本生活の快適さにちょっと慣れてきたころに中国生活を思い描くと、ちょっぴり殺伐とした気分になる。窓から外を見ると、日本の国がだんだん遠くなっていく。この国に降りそそぐ明るい日光、白く湧き上がる入道雲さえ、美しく見える。しかし日本が雲に隠れて見えなくなるとともに、感傷的な気分もなくなった。現実に立ち返り、機内食を食べ、食後のコーヒーを飲み、時計を合わせたりしているうちに3時間が過ぎた。さて中国。北京の空港に到着し、入国手続きのところに乗客が差し掛かると、10人ぐらいの職員が一列になって行進してきて、兵隊のように一斉に回れ右して、ブースに入った。おかげで入国手続きは非常にスムーズ、ほとんど待たずに済んだ。きっと、北京オリンピックに向けて準備しているんだろうな。荷物を受け取って出口を出ると、久しぶりに見る夫の顔。なんか、より丸くなってるような。。。空港を出ると、外はマイナスの気温。北京はやっぱりそれなりに寒い。なんだかスキー場に来たような感じだな。夫とともに北京のうちに帰る。うちといっても、済南のうちを引き払って移ってきたばかりだから、ぜんぜん落ち着かないけど、明日からちょっとずつお片づけしていこうと思う。
2008/01/13
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今日は高校の友達と集まった。高校入学以来といえば、16で出会ってるわけで、それからもう、人生の半分以上の時が過ぎ去った計算になる。あの時は16だったのに、もうその倍以上の年齢になったわたしたち。1年ぶりに会って、「変わってないね」とは言いつつも、毎年少しずつ年を重ねていることを感じないわけにはいかない。気分は16の頃とたいして変わっていない気もするのだが、そりゃ16のままとはいかないよね。みんなそれぞれ年齢を重ねていっているのだ。友達と会って、自分も年を重ねていることをと再確認する。電車の中で、女子高生集団がペチャクチャ話しているのが耳に入って、「子供っぽいなー、こんな話が楽しい時期なのか」などと思うつばめ、そういう高校生たちから見ると、「うるさいおばさん達が、何つまらない話してるんだ」って思われるのかもねー。いやはや、時がたつのは早いものです。年を取るにつれて、関心事も移っていく。クラスのだれそれ君がかっこいい、とかいう話に夢中だった頃が懐かしいな。
2008/01/10
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今週は前の職場の人に会ったり、高校時代の友人に会ったり。こういう気の置けない友人たちと話をしていると、なんだかどんどん元気が出てくる気がする。本音で気を使わずに話すって、こんなに気持ちよかったんだ、って再発見した気分。そうそう、つばめはもともとかなりおしゃべりタイプ。調子に乗ってくると、どんどんしゃべる。(みんな、ゴメン)こういう長いおつきあいの友達はほんとに大切にしたい。それとともに、中国でもこんなふうに家族のように本音でなんでも話せる友達を作っていけたらいいなあ、と思う。
2008/01/10
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今回、実家に戻ってきたら父が「やたらに」やさしくなっていた。あんなに亭主関白で自分中心だった父、子供にも命令口調だったのに、その父が娘のつばめにやけにやさしい。買い物に行くといえば、車で送り迎えまでしてくれるという。いや、送り迎えは以前もしてくれたことがあったかもしれないが、あくまで父の都合にこちらが合わせなければならず、父が「出かける」という時に合わせて父の顔色を見ながら支度をしたものだ。それが今回は違った。父が娘であるつばめの都合に合わせて動くなんて、今までなかったことで、なんだか拍子抜けしてしまった。仕事を辞めたというのもあるだろうが、お父さんちょっと気弱になっているのかな、と逆に心配にもなる。いばられるのも嫌なものだが、こう言いなりになられるとねえ。母によると、孫(妹の子供)にはもっとメロメロらしい。孫に「これ買って」と言われると「はいッ!」と言って買いに行っているとか。どこのお父さんも、そんな感じなのかな。父に比して母はますますパワフルに。乗馬に行ったり、旅行に行ったり、生活を楽しんでいる様子。かつては父に仕えていた母、今は完全に立場逆転している模様。母のほうが強いのだ。父がお風呂から上がっても母が食事の準備をしないので、つばめが父のためにご飯ぐらいよそおうかと立ち上がったら、母がピシッと一言。「そういうことは自分でやることになってるから!」・・・びっくりした。かつてはそんなこと言えるような雰囲気じゃなかったのに。まあ、長年母が父に仕える形だったのが、「普通の関係」に戻っただけなのかもしれないけど、つばめにとってはビックリの出来事だ。ま、人生こうやって帳尻が合うものなのかな。今だけ見ると、つい父がかわいそうと思ってしまうのだが、これまでずーっと父に仕えてきた母のほうが大変だったといえば、そうなのかもしれないし。とにもかくにも人生80年の時代、まだ先は長い。共に人生の伴侶として健康で仲良く暮らしていってほしいというのが娘の願いだ。
2008/01/09
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日本に来て1週間、お正月は家族とおせちを食べたり、親戚のうちへ行ったりして過ごしていたが、今日はじめて街に出た。電車に乗ること約1時間、久しぶりの日本の都会だ。なんだかドキドキするなあ。電車の中でも、ものめずらしくキョロキョロしてしまう。窓から見える景色、つり革広告でさえ、新鮮で面白い。完全に観光に来たおのぼりさん気分。街に出ても、中国ゆっくりモード&田舎モードを抜け出せず、せかせかと足早に歩く人並みの中、なんだかぼんやりしているつばめ。みんなの雰囲気についていってないよ~。さて、街に出てわかったこと。女性の髪形。長いまっすぐな髪に、毛先だけ大きくゆるいパーマで動きをつけている。前髪はおでこに沿わせて斜めにおろしている。まっすぐぷっつりそろえた前髪、または長く伸ばした前髪を両側に流しているというパターンも。そして、黒髪が流行っている?ここ一年で茶髪率がぐっと下がってる感じ。そういうちょっとだけ重めの髪形に、服はレトロエレガント系。(勝手に名前付けた、日本の皆様ごめんなさい)あっちでもこっちでもリボンがついた服が並んでいる。かわいい系が流行ってるのね。そして、タートルネックみたいな上から、七分袖の服を重ね着して、腕から下の服を見せて着るのが今年のスタイルらしい。あっちでもこっちでもそんな服の人がいっぱい。そんな着方が今、日本では流行っているとは・・・!・・・全然知らなかった。それにしても、日本の流行ってほんと、分かりやすい。道行く女性の半分ぐらい、上のような格好をして歩いてるし、ショップを覗くと、どこもかしこもそんな感じ。この中にいると、自分もそんな格好をしないといけない気がしてくる。七分袖から腕をニョキっと覗かせてるなんて変だと思ったけど、ずーっと見てるとそれがいいような気がしてくるから不思議だ。ここはひとつ、日本の記念に七分袖の上着のひとつでも買って帰るか。なーんて思ったりして。あと、ん?と思ったのが携帯。1年見ないうちに何だかおっきくなってるような・・・、と思ったら、日本ではもう、携帯で普通にテレビを見る時代なんですね。おおー、日本って進んでる!最後に、日本の都会はキラキラしてて、きれいでした。思わず「ほしい!」って思うような魅力的なものがいっぱいあふれてるところなんて、中国ではあんまりない。向こうでは、探して探して、やっと何とか妥協できるものを見つけるという感じに近いので、日本でお買い物に出ると、クラクラします。春節に日本に帰ろうと思っている中国の皆様、あと少しですね。指折り数えて待ってる皆さんの様子が目に浮かぶようです(笑)。
2008/01/08
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今日は高校時代からのお友達のうちへ遊びに行った。1年ぶりの再会。去年は新婚ほやほやだったMちゃん、今年は・・・子供を抱いていた。もう6ヶ月だ。1年という時のあまりの早さに愕然とする。そうねー、1年っていうのは、そのぐらいの変化があってもいいぐらいの時間なのだ。でもほんと、去年は何もなかったものがこうして存在していることの不思議。Mちゃんは相変わらずほわーっとした感じなのに、お母さんだというのが不思議。赤ちゃんは女の子で、人見知りもせず、お人形さんみたいにかわいい。旦那さんもほんといい人で、家庭の穏やかな幸せがあふれていた。これはいいなあ。友人のほのぼの幸せオーラにあてらてて、つばめもほのぼのした気分になる。来年は、この子はもう歩いたりしゃべったりしているんだろうな。1年という時間の長さと短さを感じる日であった。
2008/01/07
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正月4日目、親戚の叔父さんのところへ新年の挨拶に行った後、父方の祖父母のお墓参りに行った。冬の空気の中、お墓に花と水をあげ、手を合わせると、心が清まる気がする。そこでふと思う。つばめが死んだら、どこに眠るのだろうか。中国人の夫に嫁いだんだから、そりゃ中国か。けど、うちの両親はそのことについてどう思っているのだろう。「ねぇー、つばめが死んだら、中国のお墓に入るのかな。」そう言ったら、母がすかさず、「あんたは長江かどっかに流してもらったらいいんじゃない」と一言。はは、私が中国に眠ろうとどうなろうと、どうってことなかったらしい。考えてみれば、このぐらいの親でないと、娘を中国に嫁にやったりしないか。長江かー、それもいいなあ、と思いをめぐらすつばめ。「ねぇー、長江と黄河とどっちがいいかなぁ」今度は父に話しかけてみる。「そりゃあ、長江のほうがいいに決まってるだろう」と父。父もこれか。じゃあ、まあ、心置きなく中国の河にでも撒かれてやろう。ほんと、つばめは山の奥の墓石の下に入ってるより中国の大河に流してもらったほうが気持ちがいい気がする。「で、お前、灰になって河から海に流れていって、 日本に戻ってくる気か。」という父。おお、それはますますいいなあ。だって、一石二鳥じゃない?そこで再び母が一言。「で、その灰になって帰ったきたあんたを食べた鮭を お母さんが食べるわ」・・・うーん、愛情深いんだか、何なんだか。だけどね、つばめが灰になる頃には、お母さん、あなたはとっくにこの世界にいないのでは?こんな明るい家族のおかげで、つばめは長江に流されようが黄河に撒かれようが大丈夫だということが分かりました。だけど、灰となって河に流れていったら、再び夫に出会えるのだろうか。それがちょっと心配だ。
2008/01/04
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今日は、両親と上の弟とともに、親戚の叔父さんのところへ新年の挨拶に。車中、久しぶりの家族団らん、よもやま話に花が咲く。・・・といっても、つばめが7割ぐらいしゃべる。そう、つばめ、実はかなりおしゃべりなのだ。ははは。最近はつばめの影響を受け、両親も弟も中国株を始めたので、今年の中国株の行方などで盛り上がる。と、それまで黙っていた弟が、突如口を開く。「ところで、姉ちゃんは今まだ日本国籍なの?」思わずズッコけるつばめ。そんな質問を、結婚4年目に入って実の弟に聞かれるとは思わなかった。姉はもう、中国人になってしまったとでも思っていたのだろうか。この間は、下の弟に「まだ日本語話してる」と言われ、今日は上の弟がこれだ。うちの弟どもはどっちもかなりずれている。つばめ、今も正真正銘の日本人ですよー。結婚と国籍は別なんです。中国人と結婚しようが、日本人は日本人。それだけで国籍が変わることはありません。じゃあ、戸籍上はどうなっているのかって?つばめは日本人なので、中国の戸籍謄本には登録されていません。日本の戸籍では、つばめは両親の戸籍から抜け、つばめが戸主となる新しい戸籍が作成されました。ちなみに夫欄は空欄。夫は中国人なので、日本の戸籍には組み入れられないんです。夫の名前は、私の戸籍の「備考」欄に載ってます。そんな程度の関係です(笑)。・・・と弟に説明していたら、両親もなんかあんまりよく分かっていなかったらしい。みんな、その程度の理解だったのね。こんなちょっと抜けた家族とともに育ったつばめ、久しぶりに日本の家族の雰囲気を思い出した一日でした。↓親戚のとこに行った帰りに、お寺へ。 日本の田舎ののどかさは心落ち着きます。
2008/01/04
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今回帰国して、変わらないな、というのが日本の印象。町は相変わらずきれいで、店員は相変わらず丁寧。日本の様々なところで受けるサービスの良さは、本当に気持ちいい。肌触りがよくって、ストレスがない。日本って、やさしい国だ。その変わらなさの中に、翳りを感じる今回の帰国。まず日本に到着して、空港の駐車場へ向かったが、その駐車場に立っていた係員がみんなシルバー世代のご老人。ああ、本当に老齢化社会になってきているんだなーって、ひしひしと感じた。もうひとつ感じた変化。今日は、家族と出かけたが、車窓から見えるガソリンスタンドにひとけがない。聞くと、最近は「セルフ」式のガソリンスタンドがどんどん増えてきているらしい。前日本に帰った時は気がつかなかったけど、人件費を削らないと、ガソリンスタンドも経営が成り立たなくなってきているらしい。ふーむ、知らなかった。。。やっぱり日本を離れてると、もう分からないことがたくさん。変わらない故郷の町並み。そんな中での小さな変化と言えば、どこそこの店がつぶれたとか、そんな話ばかり。店でに流れる音楽までも、だいぶん前に流行った懐メロが多い気がする。なんだか過去にタイムスリップしたような気分。日本についたばかりの時には、未来にタイムスリップしたような気分を味わい、今、過去にタイムスリップした気分を味わっている。どちらも、本当なのだろう。中国から見ると、日本は近未来的な国。でも、日本それ自体は、私の学生時代からさほど大きくは変わっていない気がする。昔から、いい国だったのだ。ちょっと感傷的になってしまった。明日から、「やっぱり日本はこんなにいい!」をもっともっと満喫して中国に戻ろうと思う。
2008/01/03
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1年ぶりに日本に帰ってきたつばめ、こたつを囲んで家族団らん。久しぶりに会った弟、つばめと会って一言目が、「おー、普通に日本語話してるじゃん」さすがわが弟、ずれ具合も変わっていない。私だって日本人だよ、日本語ぐらい、ペラペラペラ~、っと話しますわよ、当たり前に。変なのは弟のほうなのです。変わってます、あの人は。
2008/01/02
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新年、あけましておめでとうございます。皆様はどんなお正月をお過ごしでしょうか。つばめは今、日本でお正月を迎えています。こたつで年越しそばを食べながら紅白歌合戦を見て、無事2008年を迎えることができました。し・あ・わ・せ~実はつばめ、年末最後の一週間はとても慌しくバタバタしていました。夫に済南から北京に異動が出て、年明けから北京で暮らすことになったのです。さあ大変。12月28日まで仕事をしていたつばめ、29日に急いで家の引越し荷物をまとめ、その日の晩8時に夫と共に車で済南を出発、高速道路を6時間走り続けて、翌30日の午前2時に北京に到着。昨日まで済南に住んでいたのに、生活用品等全部まとめて夜に家を出たので、まるで夜逃げのようでした(笑)。なんか、感慨に浸る間もなく、あっという間に済南にお別れしちゃったなあ。そして30日、北京に荷物を降ろして、夫を北京に置いて、私だけ日本に戻ってきました。はー、忙しかった。日本はやっぱりきれいですね。飛行機の窓から日本の空港が見えてきた時、なんだか感動してしまいました。いろんな色のライトがキラキラ輝いて、明るいのです。ああ、いい国に戻ってきた、と思いました。つばめにとって1年ぶりの日本です。道にも空気にも、塵ひとつない感じで、まるで未来の街にタイムスリップしてきたみたいな錯覚に陥ります。私の中では、中国のほうに現実感があって、日本のほうに現実味がないのです。車なんて、ピッカピカ。みんな新車みたいじゃないですか。日本って、やっぱり文化文明の進んだ国なんだなーって、感心してしまいます。まだ混沌とした中にある国から戻ってくると、日本の整然とした空気感に、安心と感動を覚えます。中国は色んな意味でまだまだ発展途上国。日本のほうが進んでいるのは自明の事実。でも、中国には夢があります。今はまだ泥くさくても、これからよくなっていくはずです。・・・いや、そう信じたい(笑)。嫌なことや大変だなーって思うことがあっても、私はやっぱり中国が好き。家の前に地下鉄5号線ができ、オリンピックに向けて街がどんどんきれいになっているのを見ると、素直にうれしく思います。2008年のこの時期に北京に戻ってくることになったのも、神様のお計らいなのかも!?急に済南を去ることになり、正直ちょっと複雑な気分でしたが、新年に新しい場所へ移って、新しい生活を始める、というのはいいことなのかも、と思えてきました。さて、2008年が皆様にとって素敵な1年となりますように。↓おせち。今年も日本でお正月を過ごせました。
2008/01/01
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