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小正月も過ぎたある日、妹のうちへ遊びに行った。妹夫婦は数年前に中古物件を購入し、部屋の中をリフォーム。物件自体は古いのだが、リフォームのおかげで中は住みやすく整っている。最近中国でリフォームをしているつばめは、妹の家の間取りや収納に興味津津。きょろきょろとあちこちを見学して気付いたのは、日本の和室がどんどん洋室化しているということ。壁色もクリーム色で明るく、柱も少ない。電灯はフラットタイプの洋室と同じ形のもの。ふすまは壁と同色のクリーム色で柄は入っていない。そして押入れは中を開けるとクローゼット状に使いやすくなっている。今の日本の和室ってこんな風なんだー。それと比べ、つばめが中国で作った和室は、より伝統的な和室に近い。ふすまには山水画模様が入っているし、電灯も直付けタイプではあるが、障子紙と格子柄を使って和風の雰囲気たっぷり。そして壁は明るめのウグイス色だ。中国に住んでいると、なんだかそんないかにも和室、みたいな雰囲気が恋しくなるのだ。それにしても。中国で和室を作るとオリジナルになりようはないが、それゆえにオリジナルに近づけようという努力が逆に和室っぽい雰囲気を盛り上げているんじゃないかと気付いて苦笑。(あくまで「雰囲気」なんだけどね!)そうやって外国では一生懸命、純日本を追求しているというのに、日本の和室はあっさり伝統を離れて洋室化してるっていうその逆転状況に、さらに苦笑してしまうつばめなのでした。↓アンパンマンの車におおはしゃぎ!
2010/01/20
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お正月が明けた週末、チビちゃんを連れて大学時代の友人宅におじゃましました。友人の家まで電車で乗り換え含めて1時間半、チビちゃんにとっては初電車です。チビちゃんはもうしっかり歩けますが、歩かせるとどこに歩いていくか分からないので、ベビーカーに乗せて、いざ出発。電車でぐずりださないか、途中で寝てしまわないか、それよりベビーカーに乗らないとだだをこねだしたらどうしよう。。。片手でベビーカーかついで、もう片手で9kgのチビを抱っこして、チビの荷物が入ったかばんを持って、駅の階段を上り下りなんて考えただけで疲れるな~。日本のお母さんにとってはそんなの当たり前なのかもしれませんが、中国でそんなお出かけをしたことのなかったつばめは、チビ連れの初電車にドキドキ。中国でチビを連れてバスに乗ると、100%絶対に席を譲ってもらえるから安心だけど、日本で電車に乗るのはなんだか不安です。まずは最寄駅の階段。ベビーカーにチビちゃんと荷物を乗せたまま上がって上がって、また下りて。こうして無事に電車に乗り込み、乗り換え駅へ。地下鉄に乗り換えるのですが、地下に下りるエレベーターが見当たりません。階段が目の前にあったので、まぁ、さっきのようにベビーカー抱えて階段を降りようとした時、中年のおじさんがつばめに声をかけてきました。おっ、一緒にベビーカー持ってくれるのかな、と淡い期待を持っておじさんのほうを振り向くと、おじさん、こう言いました。「こんな階段、ベビーカーで下りるなんて危ない危ない。向こうに回ったらエレベーターがあるので、そっちへ行ったら?」おじさん、親切でエレベーターがあることを教えてくれたのでしょうが、つばめは「慣れない駅で子供連れてエレベーター探すのも大変だし、おじさんが手伝ってくれたら危なくないのになぁ・・・」と心の中でつぶやいていました。でもせっかくのおじさんが親切に言ってくれたので、ありがとうございます、と返事をしてエレベーターを探すことに。向こう側に回って、かなり向こうまであちこち探し回り、人にも聞きましたが、結局エレベーターを探しあてられず、やっぱり階段をかついで下りようと決意して再びさっきの階段に戻ってきました。手伝ってくれそうな人はいないかとちょっと周りを見回してみましたが、みんな忙しそうに足早につばめを追い抜いていきます。そっかー、手伝ってもらおうなんて甘い考えはやっぱり持つべきではないのだ、自分で抱えて下ろそうとベビーカーに手をかけた時、さっき足早につばめを追い抜いて行った女性が引き返して戻ってきて、「お手伝いしましょうか」と言ってくれたのです。ブランドの紙袋を提げ、真っ白なコートに美容院で結いあげたばかりの髪。きれいに着飾った女性はどこかにお出かけする予定があるのだろうに、わざわざ戻ってきてくれるとは感動。こうして無事地下まで下り、地下鉄に乗り換えて、友人宅までたどり着きました。友人宅で大学の友人たちと久しぶりの再会を楽しんだ後は再び1時間半の道のりを戻ります。途中でぐずりましたが、おっぱい&おやつで乗り切り、なんとかうちに到着。それにしても、自分が子供を持つまで、子連れでのお出かけがこんなに大変だとは思いもしませんでした。子供がいない時は、子供を連れた人を見ても、何も思わないか、子供が泣いたりしたらうるさいなぁ、とか思ったりしていましたが、実際自分がその身になってみて、やっとそういう人たちの気持ちがわかるようになりました。子供を持って、いろいろ人生勉強させてもらっていると実感するこの頃です。
2010/01/19
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皆様、長いこと日記をお休みしてしまってごめんなさい。中国ではチビちゃんが寝ているひと時はもっぱらブログの更新をしていたのですが、日本にいると、新聞や雑誌を読んだり、テレビを見たり、ネットや通信販売でお買い物をしたり、ということに忙しく、なかなかブログまでたどり着きませんでした。日本のテレビや新聞雑誌なんて、日本にいる人からするとあまりに当たり前ですが、つばめにとっては、「日本にいるときしか見られない、読めない」という思いがあって、この時間が捨てがたいのです。夜チビが寝た後に書く、ということもできますが、チビちゃんを2階に寝かせ、1階のパソコンに向かうのもなんとなく心配で、チビちゃんと一緒に就寝する毎日。そうこうするうちに、あっというまに時はたち、そろそろ帰国準備をしないといけない時期になりました。北京帰国予定は今月の26日です。チビちゃんが生まれる前は日本に戻ってくるとあちこち出かけ回ってほどんどうちにいなかったつばめですが、チビがいるとそんな風にスケジュールをつめてあちこち出かけることもできず、うちでゆっくり過ごしています。うちの隣が公園なので、よくチビちゃんを連れて行っています。チビ、生まれてはじめての滑り台やブランコに大喜びで、何度でもやりたがります。今まで本でしか見たことがなかったので、今回、実物を体験させてあげることができてよかったです。あと1週間ちょっとの日本生活、ゆっくり楽しもうと思います。
2010/01/18
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中国にいると、中国人になりきれない「私はやっぱり日本人」なつばめなのですが、日本に戻ってくると、「私ってかなり中国人化してる?」としばしば気付かされます。例えばおせち。「チビちゃんにおせち食べさせるので、取り分けて温めるわ」というつばめに母、目が点。「おせちを温めるなんて、聞いたことない」というのです。そういえばそうだったっけ~、とすでに日本人の感覚を失いつつあるつばめ。中国人は冷たい食事を食べることはとても少ないのです。食事だけではなく、飲み物もそう。うちの義父母は冷たい飲み物は体を冷やすと言って夏でも冷蔵庫に冷たい飲み物を常備することは皆無。つばめもそれに慣れてしまって、日本でお水を飲む時も、水道水にお湯をちょっと足して温水にして飲んでいます。そのほうがなんだかホッとするのです。冷たい水を飲んだりすると、体の奥がキーンと冷えるような気がして、飲む気になれません。チビちゃんにリンゴジュースをやる時も、お湯で薄めて少し温かめのをやっています。日本のお母さんはそういう風にはしないのでしょうね。以前は、日本に戻るたびに、しょうゆやみそ、だしの素にポン酢など、日本の調味料をごっそり買い込んで中国に持ち込んでいたつばめですが、最近そういうものを購入しなくなりました。以前はすぐなくなっていた日本の食品たちですが、最近は在庫の山。どうも中国に行くと、日本の物を食べたくなくなるのです。毎日中華がすっかり当たり前になってしまい、日本の味が恋しくなることもありません。日本から持ってきた調味料やカレー、シチューのルー、丼や炊き込みご飯の素、すしの子など賞味期限切れのストックがいっぱい。いつの間にかそういうものを食べたくならなくなったのですね。お茶もそう。日本茶、飲みたくならないんですよ。お茶づけも思い出しもしません。中国に来た当時は、しょっちゅうこういうものが恋しくなったものですが、約5年という中国での時間がつばめの食生活をも次第に変えて行ったのです。それでも日本に戻っておせちを食べ、お酒を飲むと、やっぱり日本っていいなぁ、と思います。しゃぶしゃぶも最高!日本の肉ってジューシーでやわらか~い!日本での一カ月、おいしいものをたくさん食べて帰りたいと思います。↓神社の砂利道を走るチビちゃん
2010/01/04
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皆様、新年あけましておめでとうございます。2010年の第1日目をいかがお過ごしでしょうか。つばめ、大みそかはチビちゃんをリビングで寝させて、家族と紅白歌合戦を観戦。知らない歌手がいっぱいでまさに浦島太郎気分でした。中でも印象に残ったのが木村キエラさんという歌手。よく通る素直で明るい歌声とうるんで輝く瞳に透明でやさしいオーラを感じました。この「Buttafly」という曲は若い人の間ではすでに結婚式の定番ソングとなっているそう。へぇ~、知らなかった。もうひとつ感動したのがゆずの「逢いたい」という曲。これは亡くなったお父さんを思って作った曲で、生前言えなかった思いを歌に託しているそう。そう聞いただけですでに涙が出そうになったつばめ。曲を聞きながら涙があふれてきました。つばめ、チビちゃんを産んでから以前にもまして涙もろくなったなぁ、と実感。この曲、歌詞がとってもいい。つばめは完全にお父さんの立場になって聞いていました。おかしいものですね。歌詞がいいといえばアンジェラ・アキさんの「手紙~拝啓 十五の君へ」も心にしみました。歌詞に感動して泣けるというのはやっぱり母語の日本語だからだろうなぁ、と思います。中国語でも好きな曲はたくさんありますが、歌詞を聞いて涙が出たことはないですものね。紅白歌合戦鑑賞の後は、年越しそばを食べながら除夜の鐘を聞き、無事新しい年を迎えることができました。一日の朝はお雑煮におせちとお酒をいただき日本らしいお正月を満喫しています。どうぞ皆様にとって今年が光り輝くよき一年となりますように!
2010/01/01
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