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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.03.01
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 その少女の顔はまさに”アリス”そのものでした。

 その表情は”ずいぶん怒っている”ような感じでしたが、基本的な顔の造形は自分とまったく同じでした。
でも”もう一人”の顔は、やっぱり”ムスッとしており、目付きが悪く”見えました。
「(自分とよく似てるけど……、私は絶対こんな”目付き”じゃない!)」とアリスは思いました。

 するとこちらを睨んでいた”もう一人”の口が開きました。





「アンタのせいで”スティック”壊しちゃったじゃない!!!!」





 その声は怒ったドスの効いたものでしたが、紛れもなく人間の少女の声でした。

「アンタのをよこしなさいよ!」
アリスは急に乱暴に言われたので、驚いて呆然としていました。


 そうして少し離れた所に行き、そのスティックをかざしてアニメのヒロインの変身ポーズを決め、喜んで踊っていました。



アリス「(……この人は”人間”の女の子よ…。絶対そうよ……。そうであってね……」


 一応魔物の姿や顔ではなく、”人間”……それもアリスそっくりの女の子です。
アリスの特徴である母親譲りのやわらかでふさふさとしたロングのストレートへアー、そして、ぷくっとふくれた肌の張りの感じなどそっくりです。

 似てないと言えば、”声”です。
その”もう一人”は、押しの効くような幾分濁った低い声です。
逆にアリスは高いかわいらしい小鳥のような声です。
でも、アリスにもその声は出そうと思えば出せなくはなさそうでした。
それに、もともと声というものは、”自分が喋普段喋っている時に聞いている声”と、”録音した自分の声を聞いた時”では、まったく声質が違って聞こえるものです。

 「(…だとしたら、自分ではあまり似ていないと思っているだけで……、本当はあんな声なのかしら?)」とアリスは考えてしまいました。


 そうすると必然的に”目付き”の方も……。

もしかすると普段あんな目付きなのかも知れないわ……)」

 それが事実だとすると大変なショックです。

 でも今は確かめる方法が思いつきません。
しかしとりあえず、”もう一人”の女の子が限りなく自分に”そっくり”であるという事だけは分かりました。 





 そう考えると、恐ろしさが少し引いていきました。


ズンズンズン!(アリスの靴音)




「すいません!”私の”スティックを返してください!」






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Last updated  2005.12.06 04:51:11
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