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番外編4 「連れ去られたミルキー」P50-P56


番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


小話  屋台その2  VOL.155


小話  屋台その2  VOL.162


小話  屋台その2  VOL.169


特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.30


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.40


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.42


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.50


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.60


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.70


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.80


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.90


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『アリスの大豪邸』第3部 ACT.115


『アリスの大豪邸』第3部 ACT.120


『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.03.06
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 激しいドタバタアクションシーンはすでに終わっていました。


 背中の毛並みがボロボロになったウサギさん。
アリスは背中の毛並みを手ぐしで直してあげました。
ウサギさんは、片腕に顔をうずめて泣いていました。

 毛並みがもとどうりになってからアリスはウサギさんに言いました。
「そう言えば、ウサギさん、私を覚えていますか?」

 そう言われて、ウサギさんは”じーーーーーと”アリスの顔を見ていましたが、アリスの顔があまりにもかわいかったので恥ずかしくなり、その後何も言わずに、そそくさと自分も胸とかお腹の毛づくろいをし始めました。
結局、質問には答えてくれませんでした。

アリスはキョトンとしましたが、もう一度同じ事を聞いてみました。

「いえ、知りませんね」と答えてくれました。

 アリスは少しびっくりしました。
「ウサギさんは私の部屋で、穴に落っこちたのではないですか?」
ウサギさんはそう言われて、少し考えてから、「さあ?あの時はとても急いでいたので、周りが見えていませんでした……」
と答えました。

 アリスは少しガックリしました。
お礼を言われたかったのではありませんが、自分がウサギさんを助けた事まで知らないと言われて、少しショックでした。

アリス「ところで、あの時、何をそんなに急いでいたんですか?」
ウサギ「うっ!」
またもウサギさんは毛づくろいをし始めて、何も答えてくれませんでした。





 しかたなくアリスは別の事を聞いてみる事にしました。

ウサギ「うっ!」
アリス「私たち、その大会に出たいんです。でも開催場所が分からなくて……」
アリスは自分の胸の前で、手をギュッと組んで、ウサギさんを見つめました。
アリス「私、その大会に出て優勝したいんです。優勝して”お家に帰る”という願いをかなえてもらいたいんです……。
私はこの世界の人間じゃありませんから……」


そして腕を後手に組んでからこう言いました。

ウサギ「すいません。いくら”お嬢さん”の頼みでも……。それは教えられないんです……」

 すると後から
「はぁーーーーーーー」と言うアリスの小さなため息が聞こえました。





  そして次にアリスが近づいてくる足音が聞こえました。

 トコ、トコ、トコ……。

 その後、ウサギさんは不意に後から抱きつかれました。

 ガバッ!

「お願いウサギさん!教えてくれないと私、とっても困っちゃうんです……」
と、ものすごく少女っぽい愛らしい声でささやきました……。
ウサギ「うっ!」
でも、ウサギさんは首を2・3回振っただけで答えませんでした。

 すると、今度はウサギさんに深く抱きつきました。スカートの裾が少し上がり過ぎて、アリスの綺麗な足が見えました。
ウサギ「ドキッ!」

「ウサギさん。こっち向いて……」とアリスは言い、
ウサギさんが振り向くと、細くて金の糸のようなアリスの金髪が頬を撫でました。
アリスの真っ白いエプロンドレスがウサギさんの顔いっぱいに当たりました。
とてもいい臭いがしました。

「ねえ……、教えて……お・ね・が・い」
そう言って、アリスはウサギさんのあごにそっと手を当てました。
ウサギ「いや、その……」

アリスは今度はウインクして見せました。



 パチッ!



 かわいいアリスのウインク。
ウサギさんはくらくらしましたが、
ウサギ「す、すいません!やはり教えられないんです。」と言いました。
アリスはピンク色の小さな唇に人指し指を当ててこう言いました。
アリス「教えてくれたら……
私、あなたの、”こ・い・び・と”になってあげる」




 ウサギさんは結婚するなら、”ウサギ族の女”と決めていましたが……、ついにアリスのかわいらしさに負けました。

ウサギ「”ぽっかり山”の山頂付近に公園があるんです!斜面を切り開いて作られた公園ですが……。
今夜そこで、『そっくりさん大会』があるんです!もうこの街の人達は今朝からその山に登ってます。
場所を市民広場からそこに変更したのは、この街に住んでいる者達が”あなた方”を発見したからです……。
あなた方が、あまりにも”そっくりさん”なので優勝をさらわれてしまい、”大会”にならなくなる恐れがあるから、あなたがたを外すことに決めたのです。
それで朝から、場所を変更して皆そこに行ったのです」


 アリスはニコッと小さく笑いました。そして急に怖い目付きの悪い顔になって、後にいた”アリス”にこう言いました。

ニセアリス「聞いたか?!”ぽっかり山の山頂付近の公園”だとよ!」

 そう!さっきまで、”アリス”だと思っていたのは実は”ニセアリス”の方だったのです。
ウサギさんが向こうを向いた時に、近づいて来たのは”アリス”ではなかったのです。



 ウサギさんはショックで床に倒れこみました。





 ドサッ!






ニセアリス「見ろよ、ウサギなんざ、すぐに騙せたぜ!ワタシラが、よっぽど”似ている”って証拠だ!
これで優勝はいただきだなあ!!!」


 ウサギさんは、ニセアリスの色気にちょっとでも負けた自分が悔しかったので、いつまでも泣いていました。







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Last updated  2005.12.06 04:56:52
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