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小話  屋台その2  VOL.141


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小話  屋台その2  VOL.162


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特別編 『アリスの大豪邸』 


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.03.09
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 ニセアリスは急にかわいい声に変えて、
「”公平”に飛び入り参加します!」と言って、スカートの端を両手でちょこんと持ち上げ、正式な感じのお辞儀をしました。

 インコは放心状態で、その表情はそうとうガックリきていましたが、やがて一度ブルブルブルと首を振ってから、ステージ後方に向かって手招きをしました。ステージ後の垂れ幕の中から、そのインコに”そっくりな”もう一匹のインコが分が悪そうな顔で現れました。
そして羽で自分の頭を何度もかきながら近寄って来ました。

 ステージ上のインコは、やって来たインコに小声で、他に聞こえないように羽で囲いながら話かけました。

インコ「おい!これはどういうことだ?!ちゃんと手を回しておいたハズじゃなかったか?!」
「はい、確かに……。すべてのビラに”場所は変更になりました”と張り紙をしましたけど……、”場所”はどこにも書いてないハズです。
街には誰も残っていなかったし……。誰にも聞けないから、この場所が分かるハズ無いんですけど……」
インコ「”誰か”が街に残っていたんじゃないか?」

「もう一匹、”よそ者”がいたんじゃないか?」
「さあ……?」
そう言って、腕を組み、いや羽を組んで、目を閉じ、じっと考えました。

「そういえば、”女王様のお城の御用達(ごようたし)”ウサギの”ウイリアム”の姿が見えません!!」
インコ「な?!!!!…………」
インコは青ざめました。
インコ「そうか?!ヤツか!」

 そしてクルッと首だけ振り向き、くやしそうにニセアリスを睨みました。
そして小声でひとり言を言いました。
インコ「(あいつめ!何て事してくれたんだ!これじゃワシの計画も”パーーーー”だ!!)」

 どうやら自分も大会に出場して、優勝を狙う気だったのかも知れません。



 インコは今しがた皆の前で”飛び込み参加OK”と言ってしまったので、もう後には引けなくなりました。
今度は顔を真っ赤にしながらも、感情を押さえ「……いいでしょう」と言いました。
さらに「ウホン!

……他には”飛び入り参加”の方いらっしゃいませんか?

おられないなら、ここでエントリーを打ち切ります。



 誘導係のダチョウ達がお尻を振り振りステージ後方から何匹も現れました。どうやら、このダチョウ達が誘導係りのようです。
2匹だけくちばしに目印の小旗をくわえていました。

 それぞれペアになっていた参加者の”そっくりさん”達は、ここで別々なって、それぞれその背の高いダチョウ達について行きました。



 アリスとニセアリスも別々に別れました。






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Last updated  2005.12.06 04:59:59
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