BLUE ODYSSEY

BLUE ODYSSEY

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Freepage List

小説原案(1)


登場人物紹介


【ピュアプリンセスシリーズ】登場人物紹介


これまでのお話


登場人物紹介 改訂版


【劇中の名称紹介】


小説目次 第1話~第14話


小説目次 第15話・第16話


番外編


小説目次 第17話


小説目次 第18話


番外編 『桃ニセアリス』


第19話 家出したミルキー


『桃ニセアリス』 前半のあらすじ


『桃ニセアリス』 登場人物等の紹介


CG集 番外編1・2


番外編3 「ミルキーとブランコ」


番外編4 連れ去られたミルキー P1-P7


番外編4 「連れ去られたミルキー」P8-P14


番外編4 「連れ去られたミルキー」P15-P21


番外編4 「連れ去られたミルキー」P22-P28


番外編4 「連れ去られたミルキー」P29-P35


番外編4 「連れ去られたミルキー」P36-P42


番外編4 「連れ去られたミルキー」P43-P49


番外編4 「連れ去られたミルキー」P50-P56


番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


小話  屋台その2  VOL.155


小話  屋台その2  VOL.162


小話  屋台その2  VOL.169


特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.30


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.40


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.42


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.50


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.60


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.70


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.80


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.90


『アリスの大豪邸』第2部 ACT.100


『アリスの大豪邸』第2部 ACT.110


『アリスの大豪邸』第3部 ACT.115


『アリスの大豪邸』第3部 ACT.120


『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.03.17
XML
 さてさて、一行はどんどん城の奥へと進んで行きました。


 そして何度もサイコロを振りました。
城の通路はその建物の外観の巨大さと比べて、非常に狭い物で、主要な部分は幅3メートルと言ったところでしょうか?
そしてどこも似たような装飾が施してあります。それはバロック時代の装飾品のようで、アーチ型の木製の飾りが通路をまたぐように造られてあります。
ところどころの壁には豪華なキャビネットが置いてあり、その上に白地に青い模様の入った陶器が飾ってあります。中国製みたいなデザインの壷です。





 アリスとニセアリスは交互にサイコロを振り続けました。そして通路を歩きます。この作業が延々2時間以上続き、ついにニセアリスは床にしゃがみ込みました。
 ニセアリスは、誰に言うのでも無しに文句を言いました。
「もう!いいかげんにしてよ!いったい、いつまでこの作業が繰り返されるのよ!」
ニセアリスはご機嫌斜めですが、アリスはそれを聞いて嬉しくなりました。



 突然ニセアリスはウサギさんの胸ぐらを鷲掴みにしました。
「おい!ウサ公!こりゃ、いったいどういう事なんだ?いつまでたっても廊下をぐるぐる回っているだけじゃないか?!」
するとウサギさんは多少なぐさめるように言いました。
「……ほら、すぐ先、そこが1階の終了部分ですよ。うまくサイの目を出せば、2階への階段の分岐に入る事ができます。」

 見ると、ちょっと先のマス目は鉄道のポイントレールのように別れていました。
そして片側は階段方向に続くルートが描かれています。

ニセアリス「早く言えよ」

 ウサギさんは、やれやれという感じのポーズをしました。

ニセアリス「えい!」





 ゴロッ!




 丁度、分岐位置に来る事が出来ました。


ニセアリス「ここで”奇数”が出るとどうなるんだ?」

ウサギ「そ、それは…………、この階を”もう1周”する事になりますね……」




 ガガーーーーン!!!!




ニセアリス「もう一周?!!!」
ウサギ  「はい……」

ウサギ  「そういう”ルール”ですから……」
ニセアリス「ただ、女王様に会いに来ただけなのに……、なんでこんな手のかかる事しなくちゃならないんだ?!!!」
「それは……、このお城の”セキュリティー・ガードシステム”なんですよ。外部の者が、おいそれとお城の中に入り込めないようになっているんです。」
ニセアリス「オマエはいつもここに来ているらしいじゃないか?いつもこんな事してるのか?」
ウサギ  「はい」




 今度はニセアリスが”やれやれ……”といった表情をする番です。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.12.06 05:09:34
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: