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番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


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小話  屋台その2  VOL.141


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特別編 『アリスの大豪邸』 


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.04.19
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 昨日のご飯(馬の餌)を入れた金属バケツが、まだ元の位置にあったので、ニセアリスはそれを1口味見してみました。

「マズぅーーーーーー!!!」

食べるのを止めて水を飲みに行きました。



 お腹が空いていたので、ウサギさんはそれを食べ始めました。
何か悲しそうな顔をしながらモグモグしています。
でも何とか食べられるようです。ハムスターみたいに口を動かし続けています。


 アリスもお腹が空いていたので、片手ですくって一口食べてみました。

アリス  「…」

アリスは思わず、目をつぶってしまいました。





アリス達のマネをして、自分も食べてみようと小さな手をバケツの中に突っ込みました。
ですが、昨日ニセアリスが混ぜた豚の餌の方をすくってしまいました。
それは粉状だったので、それを口に持っていったお人形は
「ゴホン!ゴホン!」と咳をしてしまいました。
それで粉はたちまち煙のように舞い上がりました。

 ウサギさんとアリスもたまらず「ゴホン!ゴホン!」となりました。
煙が雲状になり、その場に留まっていたので、皆バケツから離れました。






 その時です!





 突然、ランプの光が室内を照らしました。






 見ると、片手にランプを持ったメイドさんが、ものすごい剣幕で立っていました。

メイド  「あんたたち!いったいここで何してるんだい!勝手に入って来て!」

アリス  「ごめんなさい!今夜泊めてもらおうと思いまして……。カウンターに誰もいないし、それで勝手にお邪魔しました……」

メイド  「誰もいなけば、”呼べば”いいじゃない!だいだい今、何時だと思ってるの!もう夜中の12時だよ!カウンターに人がいなくてあたり前じゃないか!!」


今日はもっと上の階に上がろうとしたんですけど……、うまく上がれなかったので、こんな時間にチェックインを……」

メイド  「上がれないって?それはあんた達の勝手だろ!こっちはこんな時間にチェックインされて迷惑なんだよ!
支配人に言いつけてやるわ!今日泊まれなくしてやる!」


 そう言って扉から出て行きました。大変怒っているようです。扉を閉めて行かなかったので、遠くの方に歩いて行くメイドさんの後ろ姿がずっと見えてました。
アリスはニセアリスに言いました。
「どうしよう……。外へ追い出されちゃうわ。こんな寒い通路に出されたら……凍死しちゃうわ。
それに、この階の通路には……」





 ゴト!





ニセアリス「ん?」

その音は開けっ放しになっていた扉の向こう側からしました。







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Last updated  2005.12.13 04:45:32
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