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番外編4 連れ去られたミルキー P1-P7


番外編4 「連れ去られたミルキー」P8-P14


番外編4 「連れ去られたミルキー」P15-P21


番外編4 「連れ去られたミルキー」P22-P28


番外編4 「連れ去られたミルキー」P29-P35


番外編4 「連れ去られたミルキー」P36-P42


番外編4 「連れ去られたミルキー」P43-P49


番外編4 「連れ去られたミルキー」P50-P56


番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


番外編4 「連れ去られたミルキー」おまけ


小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


小話  屋台その2  VOL.155


小話  屋台その2  VOL.162


小話  屋台その2  VOL.169


特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.30


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.40


『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.42


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『アリスの大豪邸』 第2部 ACT.80


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『アリスの大豪邸』第3部 ACT.120


『アリスの大豪邸』第3部 ACT.130


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.04.26
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ニセアリス「無理無理無理……。あんな安物のスティックに何が出来るの?
”かに鍋”1つ出ないじゃないのさ!」

アリス  「”かに鍋”……」
「(なんでニセアリスさんはそんな細かい事をハッキリ覚えているのかしら?)」と、アリスは思いました。でもそれがニセアリスらしい事なので、アリスは心の中でクスッと笑いました。

 思い出して見ると……、アリスが最初にこの世界に来た時、黒い空間の一方通行の標識がある地点で、「どうか願いをかなえてください。ここから出してください……」とお願いしても、アリスの体が「一方通行の空間の中に侵入できる」事はありませんでした。代わりに別の出口が見つかっただけです。このスティックはどうやら複雑な物をイメージしようとしても、それをイメージする者が疲れてしまって、結局”お願い”が具体化できないという事があるようです。それは分かっていました。

アリス  「そうね……。確かに、あのスティックだけで、”現実の世界”に戻るのは無理だと思うわ……。力が弱すぎる……」

ニセアリス「だろう!あんなの忘れて、まずは女王様の所を目指そうや!あんなスティック、帰り際についでに引き取りに行けばいいジャン!」

 ニセアリスがスティックの事を、まるで駅に預けた手荷物みたいに言うので、アリスはまた心の中で笑いました。でもあれはこの世界では貴重なスティックですし、そんな安請け合いしていいものかとも思いましたが……。




 ……するとお人形のミルキーがこう言ったのです。



アリスとニセアリス「えーーーーーーーーーーーーー!」

ニセアリス「チミの言葉は信用できない」

ミルキー「そんなことないもん!信用できるもん!わたしそこで作られたんだもん!」

ニセアリス「うそつけ!オマエの出所はそこじゃない!
オマエが祭の屋台の景品として”のれん”の下に吊られていたのを目撃した事がある」

ミルキー  「うそじゃないもん!わたしそこで作られたんだもん!」

ニセアリス「じゃなんで”作られたのか”、その理由を言ってみろ!」

ミルキー 「理由?!わたしが作られた理由ですかぁ?
ミルキータンはね、”世界を楽しくする為”に生まれてきましたぁ!」

ニセアリス「うそつけ!世界を楽しくするのはインターネットショッピングだけで充分だ!」

ミルキー 「わたし芸術品だもん。その辺のお人形とはワケ違うもん!


ニセアリス「キミは単なる大量生産品だ!」

ミルキー 「違うもん!!!世界限定1体!完全オリジナル!作家名入り!将来プレミア間違いなしのお宝です!」

ニセアリス「やれやれ口のへらねえガキだ……。”世界限定1体”だとぉ?!
地下にチミの”スーパーコピー”がもう1体いただろうがあ?」

ミルキー 「……だからぁ、あのお人形は私は知りませんってばぁ!」



ミルキー 「違うもん!あたし、うそつきじゃないもん!
ウエーーーーーーン!ウエーーーーーーン!
ウエーーーーーーン!ウエーーーーーーン!」

 またです!





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Last updated  2005.12.13 04:51:59
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