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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.05.15
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ミルキー

ジョセフ少年は水面のすぐ近くまで下りて行って、そこで水中メガネを着けました。

 それから水に入りました。幸い、水は胸の辺りまでしかありませんでした。ここで酸素ボンベから出てるマウスピース(口当て)を口に含みました。
頭を水に着け、水中で横穴を見てみました。間近で見る横穴は結構広く、そこへは傾斜路が1メートルほど伸びていて、今立っている所より横穴の部分だけ少し深くなっていました。潜ってその中に入ると、そこは充分な高さがありジョセフ少年は立って泳ぐ事が出来ました。

 一度戻って来て、その横穴の入り口の上部にロープを張るための”くさび”を打ち込み、そこからロープを固定しました。これは、念の為の命綱の意味と、後からアリス達が来る事になった場合これをつかんで泳ぎの助けにしてもらう為です。
 ジョセフ少年はロープを自分のベルトのフックに通しました。そしてロープの端を持って横穴に入りました。横穴は少し進むとすぐに明るくなりました。周りは光を通す石材のようで、水路は明るく照らされていました。まるでプールの中にいるようです。淡いブルーに満たされた世界です。
そう、ここはあの写真にあった空中の通路部分なのでしょう。


 ジョセフ少年がそのまま進むと……。






 井戸の外で待っているアリス達は、ずっと井戸の中を覗き込んでいました。少し時間が経って心配になって来た頃、底の水面にジョセフ少年の姿が見えました。戻って来たようです。安心するアリス。


 それからジョセフ少年は上にいるアリス達にバッグを下ろすように言い、その後、アリス達に井戸の底まで下りて来るように言いました。

ジョセフ 「バッグを下ろす前に、そこから皮手袋を取り出して手にはめてください。それを着けていないと、ロープで手の平を擦って火傷する恐れがあります」


 了解した事を伝えるアリス。手袋をはめ、その後ミルキーを連れて行こうとしましたが、ミルキーは震えていました。アリスがその事をジョセフ少年に伝えると、こう返答しました。

ジョセフ 「ミルキーはきっと貴方達を助けてくれます。僕は”女王の間”に入れませんが、ミルキーなら入れます。ぜひ連れて行ってください」

アリス  「でもミルキーさん、震えているんです。」

ジョセフ 「ミルキー!下りて来て!この人達について行ってあげて。君ならきっと役に立てる。」

ミルキー 「ホント?……でも、水、怖い……」

ジョセフ 「大丈夫。ゆっくり下りて来て」

 ミルキーはアリスの髪の毛につかまりました。アリスも恐々縄はしごを下りて行きました。
アリスはやっと水面まで下りて、恐る恐る水に入りました。水は冷たくありませんでした。






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Last updated  2005.12.13 05:29:39
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